JP2013170858A - マイクロ流路チップの製造方法およびマイクロ流路チップ - Google Patents
マイクロ流路チップの製造方法およびマイクロ流路チップ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明のマイクロ流路チップの製造方法は、流路溝が形成された第1接合面を有する第1基板と、厚さ方向に貫通孔を有し、貫通孔の一端の開口が形成された第2接合面を有する第2基板とを用意する第1の工程と、第1接合面と第2接合面を、流路溝と貫通孔とが連通するように接合し圧着する第2の工程とを含む。貫通孔は内部に係合部を有し、第2の工程において貫通孔の他端の開口から押圧冶具を挿入し、押圧冶具を係合部に係合させ押圧することにより圧着する。
【選択図】図7
Description
(1)流路溝が形成された第1接合面を有する第1基板と、厚さ方向に貫通孔を有し、前記貫通孔の一端の開口が形成された第2接合面を有する第2基板とを用意する第1の工程と、前記第1接合面と前記第2接合面を、前記流路溝と前記貫通孔とが連通するように接合し圧着する第2の工程とを含むマイクロ流路チップの製造方法であって、前記貫通孔は内部に係合部を有し、前記第2の工程において前記貫通孔の他端の開口から押圧冶具を挿入し、前記押圧冶具を前記係合部に係合させ押圧することにより圧着することを特徴とするマイクロ流路チップの製造方法。
(2)前記押圧冶具の先端部分は、弾性体により構成されている(1)に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(3)前記貫通孔の前記第2接合面側の部分は、横断面の面積が前記第2接合面に向かって漸減する形状をなしており、前記漸減する形状をなす部分が前記係合部である(1)または(2)に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(4)前記押圧冶具の先端部分は、前記漸減する形状をなす部分と面接触するように形成されている(3)に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(5)前記第2の工程において、前記第2基板の前記係合部以外の部分を押圧する圧着冶具により前記第1基板と前記第2基板を圧着する(1)ないし(4)のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(6)前記第2の工程は、加熱および加圧により前記第1基板と前記第2基板を圧着する(1)ないし(5)のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(7)前記第1基板および前記第2基板は、軟化点またはガラス転移温度が70℃〜200℃の熱可塑性樹脂で構成される(1)ないし(6)のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(8)前記第2基板は、前記第2接合面と反対の面に突設部を有し、前記圧着冶具は、前記突設部に対応する位置に前記突設部を収納可能な凹部または孔部を有している(5)ないし(7)のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
(9)(1)ないし(8)のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法により製造されるマイクロ流路チップ。
図1は、本発明の実施形態に係るマイクロ流路チップにおいて一部切り欠いた状態を示した図である。また、図2は、図1のII−II断面図である。ただし、図2では、図1において切り欠いて図示を省略した部分についても表している。
まず、第1基板2および第2基板3を用意する。それぞれの基板は例えば射出成型により作製すればよい。このときあらかじめ流路溝23や排出ポート24、注入ポート33や突設部34に対応する部分を成形型に形成しておくことにより、これらを同時に一体成型することができるので、大量生産に適しする。なお、流路溝23を後加工する場合は、ドリル等の機械加工、ホットエンボスによる加工、レーザーによる加工、ドライエッチングパターン加工、ウェットエッチングパターン加工等の加工方法を選択すればよい。
次いで、第1基板2と第2基板3とを圧着する。まず、第1基板2の第1接合面21と第2基板3の第2接合面31を向かい合わせて接合する。このとき、流路溝23が注入ポート33の第2接合面31側の開口331と連通するように位置合わせをする。特に流路溝23の上流側の端部が開口331と連通するように位置合わせをすると流路溝23を最大限に利用でき好ましい。さらに注入ポート33の開口331が流路溝23に包含されていると試料の導入が円滑となり好ましい。この状態で圧着を行い、第1基板2と第2基板3を一体化してマイクロ流路チップ1を作製する。
圧着冶具4は、第2基板3の第2接合面と反対の面32を押圧する冶具である。図4に示すように、本実施形態では、圧着冶具4は平板状をなしている。そして、厚さ方向に貫通した孔部41が設けられている。孔部41は、本実施形態では円形をなしており、第2基板3に圧着冶具4を積層したときに、突設部34に対応する位置に、突設部34の外径より大きい径で形成されている。したがって、積層時に突設部34は孔部41に挿入されることとなり、押圧を妨げることはない。このような圧着冶具4を用いることで第1基板2と第2基板3の接合に際し、第2接合面と反対の面32全面を均一に加圧することができる。なお、孔部41は突設部34が挿入可能な大きさであれば円形に限らず多角形等任意の形状としてもよい。
圧着冶具4の孔部41の径は上述のように突設部34の外径より大きければよい。特に突設部34の外径より1mm以上2mm以下大きくすれば、突設部34の近傍部でも十分な加圧を行うことができるため好ましい。
図6に示すように、第1基板2の第1接合面21と第2基板3の第2接合面31を向かい合わせて積層する。そして、第2基板3の第2接合面と反対の面32に、圧着冶具4を当接面42を第2基板側に向けて配置する。
以上により、本実施形態のマイクロ流路チップ1を製造することができる。
2 第1基板
21 第1接合面
22 第1接合面と反対の面
23 流路溝
24 排出ポート
3 第2基板
31 第2接合面
32 第2接合面と反対の面
33 注入ポート
331 開口
332 開口
333 係合部
34 突設部
4 圧着冶具
41 孔部
42 当接面
43 当接面と反対の面
5 押圧冶具
51 当接部
52 本体部
Claims (9)
- 流路溝が形成された第1接合面を有する第1基板と、厚さ方向に貫通孔を有し、前記貫通孔の一端の開口が形成された第2接合面を有する第2基板とを用意する第1の工程と、
前記第1接合面と前記第2接合面を、前記流路溝と前記貫通孔とが連通するように接合し圧着する第2の工程とを含むマイクロ流路チップの製造方法であって、
前記貫通孔は内部に係合部を有し、前記第2の工程において前記貫通孔の他端の開口から押圧冶具を挿入し、前記押圧冶具を前記係合部に係合させ押圧することにより圧着することを特徴とするマイクロ流路チップの製造方法。 - 前記押圧冶具の先端部分は、弾性体により構成されている請求項1に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記貫通孔の前記第2接合面側の部分は、横断面の面積が前記第2接合面に向かって漸減する形状をなしており、前記漸減する形状をなす部分が前記係合部である請求項1または2に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記押圧冶具の先端部分は、前記漸減する形状をなす部分と面接触するように形成されている請求項3に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第2の工程において、前記第2基板の前記係合部以外の部分を押圧する圧着冶具により前記第1基板と前記第2基板を圧着する請求項1ないし4のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第2の工程は、加熱および加圧により前記第1基板と前記第2基板を圧着する請求項1ないし5のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第1基板および前記第2基板は、軟化点またはガラス転移温度が70℃〜200℃の熱可塑性樹脂で構成される請求項1ないし6のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第2基板は、前記第2接合面と反対の面に突設部を有し、
前記圧着冶具は、前記突設部に対応する位置に前記突設部を収納可能な凹部または孔部を有している請求項5ないし7のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法により製造されるマイクロ流路チップ。
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