JP2013169898A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ残量低下時に車両の走行距離を長くしようとする際にも、走行安全性を確保する、あるいは乗員の温感悪化の抑制を図ることのできる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】走行用モータ11に電力を供給するバッテリ13を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット100Aと、空調ユニット100Aの作動を制御する制御手段180とを備える車両用空調装置において、制御手段180は、バッテリ13の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット100Aによる空調作動を停止すると共に、空調ユニット100Aの空調風を吹出す吹出口モードのうち、車両のフロントウインドウ側へ空調風を吹出すデフロスタモードのみを作動可能とする。
【選択図】図13

Description

本発明は、車室内の空調を行う車両用空調装置に関するものである。
従来の車両用空調装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の空調装置は、走行用モータを搭載する車両に用いられるものであり、走行用モータに電力を供給するバッテリの残容量が低下するほど、空調装置の消費電力を低下させる、あるいは空調装置を停止するようになっている。特許文献1では、空調装置の消費電力低下のために、電動コンプレッサの回転数を低下させると共に、室外ファンモータの回転数を増加させるようにしており、これにより、空調による快適性をできるだけ損なわないようにしつつ、目的地までに車両が停止し動かなくなることを防止するようにしている。
特許第3493238号公報
しかしながら、外気温度が低い環境であると、上記の空調装置の消費電力低下、つまり空調装置の能力低下によって、フロントウインドウ等の窓曇りが発生し、走行の安全性確保に支障をきたす、あるいは乗員の温感悪化に繋がるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、バッテリ残量低下時に車両の走行距離を長くしようとする際にも、走行安全性を確保する、あるいは乗員の温感悪化の抑制を図ることのできる車両用空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、空調ユニット(100A)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
制御手段(180)は、バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、空調ユニット(100A)の空調風を吹出す吹出口モードのうち、車両のフロントウインドウ側へ空調風を吹出すデフロスタモードのみを作動可能とすることを特徴としている。
この発明によれば、空調ユニット(100A)による空調作動を停止することにより、空調ユニット(100A)による電力の消費を減らして、バッテリ(13)の残量が低下するのを抑制できるので、走行用モータ(11)による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、デフロスタモードのみを作動可能とすることで、ウインドウの防曇性を確保して走行安全性を確保することができる。
また、本発明では、走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、車両のシートの温度を調節するシート空調ユニット(100B)と、空調ユニット(100A)およびシート空調ユニット(100B)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
制御手段(180)は、バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、シート空調ユニット(100B)を作動させることを特徴としている。
この発明によれば、消費電力の大きい空調ユニット(100A)を停止し、消費電力の少ないシート空調ユニット(100B)のみを作動させることで、バッテリ(13)の残量が低下するのを抑制して、走行用モータ(11)による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、シート空調ユニット(100B)を作動させることで、乗員の温感悪化を最小限に抑えることができる。
また、本発明では、走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、車両のシートの温度を調節するシート空調ユニット(100B)と、空調ユニット(100A)およびシート空調ユニット(100B)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
制御手段(180)は、バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、シート空調ユニット(100B)によるシート温度調節を作動可能とすることを特徴としている。
この発明によれば、消費電力の大きい空調ユニット(100A)を停止し、消費電力の少ないシート空調ユニット(100B)のみを作動可能とすることで、バッテリ(13)の残量が低下するのを抑制して、走行用モータ(11)による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、シート空調ユニット(100B)を作動可能とすることで、乗員の温感悪化を最小限に抑えることができる。
また、本発明では、走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、空調ユニット(100A)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
制御手段(180)は、バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、空調ユニット(100A)の内気あるいは外気を吸込む吸込口モードのうち、外気を導入する外気導入モードに切替えることを特徴としている。
この発明によれば、空調ユニット(100A)による空調作動を停止することにより、空調ユニット(100A)による電力の消費を減らして、バッテリ(13)の残量が低下するのを抑制できるので、走行用モータ(11)による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、吸込口モードを外気導入モードに切替えることで、車室内の湿度の上昇を抑制して、ウインドウの曇りの可能性を最小限に抑えることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。 電気ヒータの構成を示す模式図である。 第1実施形態における車両用空調装置の電気的構成を示す模式図である。 第1実施形態におけるエアコンECUが行う制御処理を示す全体フローチャートである。 ステップS5の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS6の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS7の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS9の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS10の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS11の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS12の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS13の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS14の処理の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態における車両用空調装置の全体構成を示す模式図である。 第2実施形態における車両用空調装置の電気的構成を示す模式図である。 第2実施形態におけるエアコンECUが行う制御処理を示す全体フローチャートである。 ステップS14Aの処理の詳細を示すフローチャートである。 シート空調装置のシート温度調整強度を決定するためのマップである。 シート空調装置の作動条件を示すマップである。 シート空調装置のシート温度調整強度の遷移順を示す説明図である。 第3実施形態におけるエアコンECUが行う制御処理を示す全体フローチャートである。 ステップS14Bの処理の詳細を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるエアコンECUが行う制御処理を示す全体フローチャートである。 ステップS14Cの処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本実施形態の車両用空調装置100は、図1、図3に示すように、例えば走行用エンジ10、および電動発電機により構成された走行用モータ11の少なくとも一方を走行用駆動源とするハイブリッド自動車に用いられるものである。
ハイブリッド自動車には、走行用エンジン10と走行用モータ11の作動を制御するエンジンECU12、および走行用エンジン10(エンジン始動装置)、走行用モータ11、後述する車両用空調装置100の各種機器等に電力を供給するバッテリ13が設けられている。また、ハイブリッド自動車のシートには、シートの温度を調節するシート空調装置が設けられている。エンジンECU12は、バッテリ13における初期の充電量、各種機器の消費電力、および各種機器の消費電力の積算値等から、バッテリ13の残量を把握できるようになっている。また、エンジンECU12は、後述する車両用空調装置100のエアコンECU180と配線、あるいは通信手段等によって互いに接続されており、それぞれのECU12、180において入力された各種信号や、算出された結果等が互いに授受できるようになっている。
車両用空調装置(以下、空調装置)100は、車室内の空調を行う空調ユニット100Aと、空調ユニットの作動を制御するエアコンECU180とを備えている。更に、空調ユニット100Aは、図1〜図3に示すように、空調ダクト110、送風機120、冷凍サイクル130、冷却水回路140、エアミックスドア145、電気ヒータ150、エアコン操作パネル160、および各種センサ群171〜176等を備えている。
空調ダクト110は、ハイブリッド自動車の車室内の前方側に配設されている。空調ダクト110の最も上流側(風上側)は、内外気切替箱を構成する部分となっており、車室内空気(以下、内気)を取り入れる内気吸込口111、および車室外空気(以下、外気)を取り入れる外気吸込口112を有している。
内気吸込口111および外気吸込口112の内側には、内外気切替ドア113が回動自在に取り付けられている。この内外気切替ドア113は、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、吸込口モードを内気循環(REC)モード、内気循環外気導入(REC/FRS)モード、外気導入(FRS)モード等に切替える。内外気切替ドア113のアクチュエータは、後述するエアコンECU180によって制御される。
空調ダクト110の最も下流側(風下側)は、吹出口切替箱を構成する部分となっており、デフロスタ(DEF)開口部、フェイス(FACE)開口部、およびフット(FOOT)開口部が形成されている。そして、DEF開口部には、デフロスタダクト114が接続されて、このデフロスタダク114の最下流端には、ハイブリッド自動車のフロント窓ガラス114bの内面に向かって空調風として主に温風を吹出すデフロスタ(DEF)吹出口114aが開口している。また、FACE開口部には、フェイスダクト115が接続されて、このフェイスダクト115の最下流端には、乗員の頭胸部に向かって空調風として主に冷風を吹出すフェイス(FACE)吹出口115aが開口している。更に、FOOT開口部には、フットダクト116が接続されて、このフットダクト116の最下流端には、乗員の足元部に向かって空調風として主に温風を吹出すフット(FOOT)吹出口116aが開口している。
そして、各吹出口114a〜116aの内側には、例えば2個の吹出口切替ドア117、118が回動自在に取り付けられている。2個の吹出口切替ドア117、118は、サーボモータ等のアクチュエータによりそれぞれ駆動されて、吹出口モードをフェイス(FACE)モード、バイレベル(B/L)モード、フット(FOOT)モード、フットデフ(F/D)モード、またはデフロスタ(DEF)モードのいずれかに切替える。吹出口切替ドア117、118のアクチュエータは、後述するエアコンECU180によって制御される。
送風機120は、内外気切替箱の下流側に設けられており、空調ダクト110と一体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収容された遠心式ファン121、およびこの遠心式ファン121を回転駆動するブロワモータ122を有している。そして、ブロワモータ122は、後述するエアコンECU180によって制御されるようになっており、ブロワ駆動回路を介して印加されるブロワ端子電圧(以下、ブロワ電圧)に基づいて、ブロワ風量(遠心式ファン121の回転速度)が制御される。
冷凍サイクル130は、冷媒を圧縮する圧縮機131、圧縮された冷媒を凝縮液化させる凝縮器132、凝縮液化された冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシーバ(気液分離器、受液器)133、液冷媒を減圧膨張させる膨張弁134、減圧膨張された冷媒を蒸発気化させる蒸発器135、およびこれらを環状に接続する冷媒配管等から構成されている。
上記各機器131〜135のうち、圧縮機131は、モータ131aによって駆動される電動圧縮機となっている。モータ131aは、インバータ131bによって作動回転数が制御されるようになっている。また、凝縮器132は、内部を流れる冷媒と冷却ファン132aにより送風される外気および走行風との間で熱交換する室外熱交換器であり、ハイブリッド自動車が走行する際に生じる走行風を受け易い場所に配設されている。また、蒸発器135は、自身を通過する空気(空調空気)を冷却する空気冷却作用および自身を通過する空気を除湿する空気除湿作用を行う室内熱交換器であり、空調ダクト110の空気通路の全面塞ぐようにして送風機120の下流側に配設されている。インバータ131b、および冷却ファン132aの作動は、後述するエアコンECU180によって制御される。
冷却水回路140は、ウォータポンプ142によって、走行用エンジン10のウォータジャケットで暖められた冷却水を循環させる回路であり、ラジエータ、サーモスタット(いずれも図示せず)およびヒータコア141を有している。
ヒータコア141は、内部に走行用エンジン10を冷却した冷却水(温水)が流れ、この冷却水を暖房用熱源として空調空気を加熱する加熱用熱交換器であり、空調ダクト110の空気通路を部分的に塞ぐようにして蒸発器135の下流側に配設されている。ヒータコア141は、蒸発器135で冷却された冷風を再加熱する。このヒータコア141自身の最大暖房能力は冷却水温度に比例し、冷却水温度が高い程、高くなる。ウォータポンプ142は、モータによって駆動される電動ポンプとなっており、モータ(ウォータポンプ142)の作動は、後述するエアコンECU180によって制御される。
エアミックスドア145は、ヒータコア141の上流側で回動自在に設けられたドアであり、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、その停止位置(開度SW)によって、ヒータコア141を通過する空気量とヒータコア141を迂回する空気量との割合を調節して、車室内へ吹出す空気の吹出温度を調整する。エアミックスドア145の開度SWは、ヒータコア141の前面を完全に塞ぐ開度SW=0%から、空調空気がヒータコア141を迂回する側を完全に塞ぐ開度SW=100%の間で、後述するエアコンECU180によって制御される。
電気ヒータ150は、ヒータコア141を通過した温風を加熱する補助暖房装置であり、ヒータコア141の下流側に配置されている。電気ヒータ150は、例えばPTCヒータであり、図2に示すように、ニクロム線等からなるヒータ線151、152、153から成り、ヒータ線151〜153は、電源Baおよびグランドの間に並列に接続されている。ヒータ線151〜153のそれぞれに対して、スイッチ素子SW1、SW2、SW3が設けられ、スイッチ素子SW1〜SW3は、そのオン、オフにより電源Baからヒータ線151〜153への通電、および通電停止を行う。スイッチ素子SW1、SW2、SW3のオン、オフは、後述するエアコンECU180により制御される。
エアコン操作パネル160は、空調ユニット100Aを乗員の希望の条件で作動させるための各種スイッチが設けられたパネルである。エアコン操作パネル160上の各種スイッチとは、冷凍サイクル130(圧縮機131)の起動および停止を指令するためのエアコン(A/C)スイッチ、吸込口モードを切り替えるための吸込口切替スイッチ、車室内の温度を所望の温度に設定するための温度設定スイッチ、送風機120の送風量(オフ、オート、Lo、Me、Hi)を切り替えるための風量切替スイッチ、吹出口モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ、および空調ユニット100Aのエコ運転を選択するためのエコモードスイッチ等である。エアコン操作パネル160の各スイッチから入力されたスイッチ信号は、後述するエアコンECU180に出力される。
各種センサ群171〜176は、車室内の空気温度(内気温度)に相当する内気温度信号を生成する内気温センサ171、車室外の空気温度(外気温度)に相当する外気温度信号を生成する外気温センサ172、車室内に照射される日射量に相当する日射量信号を生成する日射センサ173、冷凍サイクル130の高圧側圧力に相当する圧力信号を生成する冷媒圧力センサ174、蒸発器135の下流側における空気温度に相当するエバ後温度信号を生成するエバ後温度センサ175、およびヒータコア141に流入する冷却水の温度(冷却水温)に相当する冷却水温度信号を生成する水温センサ176等である。各種センサ群171〜176によって生成された各センサ信号は、後述するエアコンECU180に出力されるようになっている。
エアコンECU180は、本発明の制御手段に対応するものであり、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを備えている。図3に示すように、エアコン操作パネル160から出力されるスイッチ信号、および各種センサ群171〜176から出力されるセンサ信号は、エアコンECU180内の図示しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。エアコンECU180は、A/D変換された各種信号に基づいて、空調ユニット100Aの作動を制御すると共に、エンジンECU12(走行用エンジン10)に対してエンジンオン要求信号を出力する。また、エアコンECU180は、エンジンECU12から、バッテリ13の充電量(残量)情報を取得する。また、エアコンECU180は、シート空調装置の作動状態を示す情報を取得できるようになっている。そして、エアコンECU180は、ハイブリッド自動車のイグニッションスイッチが投入(オン)されたときに、車両用バッテリから直流電源が供給されて作動する。
次に、本実施形態のエアコンECU180の制御処理を図4〜図13に基づいて説明する。ここで、図4はエアコンECU180による第1実施形態の基本的な制御処理を示すフローチャートであり、図5〜図13は図4の各ステップにおける詳細を示すサブルーチンである。
先ず、イグニッションスイッチがオンされてエアコンECU180に直流電源が供給されると、図4(図5〜図13)のルーチンが起動され、エアコンECU180は、ステップS1で、各イニシャライズおよび初期設定を行う。続いて、ステップS2で、エアコン操作パネル160の各スイッチから入力されたスイッチ信号を読み込む。続いて、ステップS3で、各種センサ群171〜176から得られたセンサ信号をA/D変換した信号として読み込む。
続いて、ステップS4で、予めROMに記憶された下記の数式1に基づいて車室内に吹出す空気の目標吹出温度TAOを算出する。
(数1)
TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C
尚、Tsetは温度設定スイッチにて設定された設定温度、Trは内気温センサ171の内気温度信号から検出された内気温度、Tamは外気温センサ172の外気温度信号から検出された外気温度、Tsは日射センサ173の日射量信号から検出された日射量である。また、Kset、Kr、KamおよびKsはゲインで、Cは補正用の定数である。
続いて、ステップS5で、送風機120のブロワ電圧(ブロワ風量)を決定する処理を実施する。このブロワ電圧決定処理は、図5に示すサブルーチン(ステップS51〜ステップS58)に基づいて実施されるようにしており、以下その詳細を説明する。
まず、ステップS51にて、風量設定がオート(自動)であるか否かを判定する。ステップS51の判定がオートである場合、ステップS52にて、ベースとなる仮のブロワレベルf(TAO)を予めROMに記憶されたマップから演算する。ここでは、目標吹出温度TAOが低い側、および高い側においてブロワレベルf(TAO)を高く設定し、中間領域においてブロワレベルf(TAO)を低く設定する。エコモードスイッチが入力されている場合では、エコモード以外の時(非エコモード時)に比べてブロワレベルf(TAO)を低く設定する。これにより、ブロワ消費電力が抑制されると共に、冷房時は蒸発器135の温度上昇が遅くなる。また、暖房時はエンジン水温の低下が遅くなるので、空調装置101の省動力運転が可能になる。
次に、ステップS53にて、ヒータコア141の水温TW、および電気ヒータ150のPTC作動本数(後述するステップS11、図10)に応じてウォームアップ風量f(TW)を算出する。次に、ステップS54にて、吹出口モードがフット(FOOT)モード、バイレベル(B/L)モード、およびフットデフ(F/D)モードのいずれかであるかを判定する。
ステップS54で吹出口モードが上記のいずれかであると判定した時は、ステップS55に進む。ステップS55では、上記ブロワレベルf(TAO)の最小値、およびウォームアップ風量f(TW)の値のいずれか大きい方をブロワレベルとして選択する。そして、ステップS56では、予めROMに記憶されたマップに基づいて、ステップS55で選択されたブロワレベルをブロワ電圧に変換する。
一方、ステップS54で否と判定した時、つまり、吹出口モードが例えばフェイス(FACE)モードの場合は、ステップS57に進み、ブロワレベルとして上記ブロワレベルf(TAO)を選択する。そして、ステップS58では、予めROMに記憶されたマップに基づいて、選択されたブロワレベルf(TAO)をブロワ電圧に変換する。
尚、ステップS51の判定において、風量設定がオート(自動)でなくマニュアルである場合、ステップS59において、それぞれ、予めROMに記憶されたマップにて指定された電圧(4ボルト〜12ボルト)をブロワ電圧として設定する。
次に、ステップS6では、吸込口モード決定処理を実行し、目標吹出温度TAOに基づき、空調ケース110内に空気を取り込む吸込口を決定する。この吸込口モード決定処理は、図6に示すサブルーチン(ステップS61〜ステップS63)に基づいて実施されるようにしており、以下その詳細を説明する。
まず、ステップS61にて、吸込口制御がオートか否かを判定する。ステップS61の判定がオートの場合、ステップS62にて、目標吹出温度TAOに応じた吸込口モードを決定する。ここでは、目標吹出温度TAOが低い温度から高い温度にかけて、内気循環モード、内気循環外気導入モード、外気導入モードとなるように決定する。また、ステップS61の判定がオートで無くマニュアルの場合、ステップS63にて、マニュアル設定に応じた吹出口モードが決定される。つまり、内気循環モード(REC)設定の時は、外気導入率を0%とする。また、外気導入モード(FRS)設定の時は、外気導入率を100%に設定する。
次に、ステップS7では、吹出口モード決定処理を実施し、図7に示すように、目標吹出温度TAOに基づき、車室内に空調風を吹出す吹出口モードを決定する。ここでは、目標吹出温度TAOが低い温度から高い温度にかけて、FACEモード、B/Lモード、FOOTモードとなるように決定する。
次に、ステップS8では、エアミックスドア145の開度SWの決定処理を実施する。エアミックスドア開度SWの決定処理では、エアミックスドア145の開度SWを、予めROMに記憶された下記の数式2に基づいて算出する。
(数2)
開度SW=(TAO−TE)/(TW−TE)×100%
尚、TAOはステップS4で算出された目標吹出温度、TEはエバ後温度センサ175から得られたエバ後温度、TWは水温センサ176から得られた冷却水温度である。
次に、ステップS9では、目標エバ後温度TEOの決定処理を実施し、図8に示すように、目標吹出温度TAOに基づき、目標とするエバ後温度TEOを決定する。ここでは、目標吹出温度TAOが低い温度から高い温度(4℃〜12℃)にかけて、目標エバ後温度TEOが大きくなるように(2℃〜10℃)決定する。
次に、ステップS10では、圧縮機131(モータ131a)の回転数決定処理を実施し、圧縮機131の回転数を決定する。この圧縮機回転数決定処理は、図9に示すサブルーチン(ステップS101〜ステップS105)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS101にて、予めROMに記憶された下記の数式3、および数式4に基づいて温度偏差En、および偏差変化率EDOTを算出する。
(数3)
En=TEO−TE
尚、TEOは上記ステップS9で決定した目標エバ後温度、TEはエバ後温度である。
(数4)
EDOT=En−En−1
尚、En−1は温度偏差Enの先回の値であり、nは自然数である。ここで、Enは1秒に1回更新されるため、En−1は、Enに対して1秒前の値となる。
図9のステップS101には、上記温度偏差Enと、偏差変化率EDOTと、圧縮機131の回転数変化量Δfとの関係を示すマップの一例(冷房運転時の例)を示している。上記のように、温度偏差Enと偏差変化率EDOTとを用いて、回転数変化量Δfを求める。そして、1秒前の圧縮機回転数fn−1に対して、回転数変化量Δfを加えて、1秒後(今回)の圧縮機回転数fを求める。
尚、この温度偏差Enおよび偏差変化率EDOTにおける回転数変化量Δfは、予めROMに記憶された所定のメンバーシップ関数、およびルールに基づいて、ファジー制御にて求めることも出来る。
次に、ステップS102にて、エコモードスイッチがオンされてエコモードになっているか否かを判定する。ステップS102でエコモード以外であると判定した場合は、ステップS103にて、最大回転数を10000rpmに設定する。また、ステップS102でエコモードであると判定した場合は、ステップS104にて、最大回転数を7000rpmに設定する。そして、ステップS105で、前回の圧縮機回転数+回転数変化量Δfと、ステップS103あるいはステップS104で設定した最大回転数(10000rpm、あるいは7000rpm)とのうち、小さい方の値を求め、この小さい方の値を、今回の圧縮機回転数とする。
尚、上記の場合、エコモードにおいては、最大回転数は、非エコモード時の10000rpmよりも低い7000rpmに設定されるから、エコモードにおいて最大回転数を低減することで、圧縮機131での消費電力を抑制できる。
次に、ステップS11では、電気ヒータ150を構成するPTCヒータ(ヒータ線151〜153)の作動本数の決定処理を実施し、電気ヒータ150の作動本数を決定する。この電気ヒータ150の作動本数決定処理は、図10に示すサブルーチン(ステップS111〜ステップS113)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS111にて、ブロワスイッチ(風量切替スイッチ)がオンになっているか否か、即ち、オフ以外のオート、Lo、Me、Hiのいずれかに設定されているか否かを判定する。ステップS111の判定がブロワスイッチオンの場合、ステップS112にて、予めROMに記憶されたマップに基づいて、水温センサ176から得られる冷却水温度TWに対応する電気ヒータ150の作動本数を決定する。ここでは、冷却水温度TWが低い温度から高い温度にかけて、電気ヒータ150の作動本数を減少させる(3本〜1本に減少させる)ように決定する。
尚、ステップS111の判定において、ブロワスイッチ(風量切替スイッチ)がオンになっていない場合(オフの場合)、ステップS113において、電気ヒータ150をオフにする。
このようにして、電気ヒータ150の作動本数を決定し、この決定本数に対応して、図2のスイッチ素子SW1〜SW3のオン、オフを実行する。これにより、電気ヒータ150の作動本数に対応して、ヒータコア141の通過温風に付与する熱量が変わることになる。
次に、ステップS12では、要求水温決定処理を実施する。要求水温決定処理は、エンジン冷却水を暖房および防曇等の熱源にするため、目標吹出温度TAO等に基づきエンジン冷却水の要求水温を決定するものである。要求水温決定処理は、図11に示すサブルーチン(ステップS121〜ステップS127)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS121にて、冷却水温度TWに基づくエンジンオン要求の要否判定に用いる判定閾値としてのエンジンオフ水温と、エンジンオン水温とを算出する。エンジンオフ水温は、走行用エンジン10を停止させる時の判定基準となる冷却水温度TWであり、エンジンオン水温は、走行用エンジン10を作動させる時の判定基準となる冷却水温度TWである。
エンジンオフ水温は、予めROMに記憶された下記の数式5に基づいて算出される基準冷却水温度TWOと、70℃との小さい方の値として、下記の数式6に基づいて決定される。
(数5)
TWO={(TAO−ΔTpct)−(TE×0.2)}/0.8
(数6)
エンジンオフ水温=MIN(TWO、70)
尚、基準冷却水温度TWOは、エアミックス前の温風温度が目標吹出温度TAOになるものと仮定した時に必要とされる冷却水温度TWである。TAOは目標吹出温度、TEはエバ後温度である。また、ΔTpctは電気ヒータ150による吹出温度の上昇分の推定値であり、電気ヒータ150の作動本数に応じてマップにて演算される。
一方、エンジンオン水温は、頻繁に走行用エンジン10がオン、オフするのを防止するため、下記の数式7に示すように、エンジンオフ水温よりも所定温度(本例では5℃)低く設定される。
(数7)
エンジンオン水温=エンジンオフ水温−5
次に、ステップS122では、冷却水温度TWに基づくエンジンオン要求の要否決定を行う。このステップS122では、仮のエンジンオン要求の要否を決定する。具体的には、実際の冷却水温度TWを、ステップS121で求めたエンジンオフ水温およびエンジンオン水温と比較する。そして、エンジン冷却水温度TWが、エンジンオン水温より低温側からエンジンオフ水温に至るまでは、f(TW)=オンとして走行用エンジン10の稼動を仮決定し、逆に、エンジン冷却水温度TWが、エンジンオフ水温より高い側からエンジンオン水温に至るまでは、f(TW)=オフとして走行用エンジン10の停止を仮決定する。
次に、ステップS123にて、乗員のシートを温めるシート空調装置がオンしているか否かを判定する。ステップS123にて、シート空調装置がオンしていない場合は、ステップS124にて、日射量に応じてf(日射量)を演算する。また、ステップS123にて、シート空調装置がオンの場合は、ステップS125にて、ステップS124よりも低いf(日射量)の値を演算する。
次に、ステップS126にて、ステップS124あるいはステップS125にて演算したf(日射量)の値に応じて、f(外気温)のオンまたはオフを選択する。ステップS126において制御当初は、f(外気温)オフを選択する。
次に、ステップS127にて、走行用エンジン10に対する最終のエンジンオン要求の有無を演算する。エコモード設定がない場合であると、目標吹出温度TAO=20℃以上で、かつf(TW)=オンのときに、エンジンオン要求を出力するが、それ以外では、エンジンオン要求を出力しない。
また、エコモード設定がある場合であると、目標吹出温度TAO=20℃以上で、かつf(TW)=オンで、かつ設定温度Tsetが28℃未満で、かつf(外気温)=オンのとき、および目標吹出温度TAO=20℃以上で、かつf(TW)=オンで、かつ設定温度Tsetが28℃以上のとき、エンジンオン要求を出力するが、それ以外では、エンジンオン要求を出力しない。
尚、ステップS123で、シート空調装置がオンの時は、乗員の温感が高くなるので、f(日射量)の値を小さくして、シート空調装置オン時にエンジンオン要求を出力しにくくすることで、最低限の温感確保を達成しつつ、燃費を向上させることができる。更に、車両周辺の騒音である車外音が低減し、また、車両電池に充電した電力の有効利用が達成できる。また、日射量が多い程、乗員の温感は高くなるので、日射量が多い程、エンジンオン要求を出力しにくくすることで、最低限の温感確保と燃費向上・車外音低減・充電電力の有効利用ができる。
次に、ステップS13では、ウォータポンプ142の作動決定処理を実施する。ウォータポンプ142の作動決定処理は、冷却水温度TW等に基づいて、ウォータポンプ142のオンオフを決定する処理である。ウォータポンプ142の作動決定処理は、図12に示すサブルーチン(ステップS131〜ステップS134)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS131にて、冷却水温度TWが、エバ後温度TEより高いか否かを判定する。ステップS131にて、冷却水温度TWが、エバ後温度TEよりも高いと判定すると、ステップS132で、送風機120をオンした状態であるか否かを判定する。送風機120をオンした状態であると判定すると、ステップS133に進み、ウォータポンプをオンする要求を出力する。一方、ステップS131、ステップS132で否と判定すると、ステップS134に進み、ウォータポンプをオフする要求を出力する。
ウォータポンプ142の作動決定処理においては、冷却水温度TWが比較的低く、冷却水温度TWがエバ後温度TE以下であると判定すると、エンジン冷却水をヒータコア141に流した時、かえって吹出温度を低くしてしまうため、ステップS134でウォータポンプ142をオフするのである。
また、冷却水温度TWが比較的高い時であっても、送風機120がオフの時は、省動力のため、ウォータポンプ142をオフするのである。尚、送風機120がオンの時は、ウォータポンプ142のオン要求を行う。これにより、走行用エンジン10がオフの時でも、エンジン冷却水が持っている熱量を空調に利用することができる。従って、吹出温度が上がり、吹出温度を目標吹出温度TAOに近づけることができるので、エンジンオフの状態でも室温が下がるのを緩和できる。
次に、ステップS14では、空調停止決定、およびデフロスタモードの作動許可の処理を実施する。ステップS14における処理は、バッテリ13の残量に基づいて実施する処理であり、図13に示すサブルーチン(ステップS141〜ステップS148)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS141にて、バッテリ13の残量が所定残量以下か否かを判定する。所定残量は、ここでは、フル充電時の20%レベルとしている。所定残量は、例えば、バッテリ13の充電量が減少していくなかでも、次回の充電に備えてある程度の走行用モータ11による走行が確保できる量として定めたものである。ステップS141で、否、即ちバッテリ残量は20%よりも多い状態にあると判定した場合は、ステップS142で、空調ユニット100Aに対して通常の作動となるように制御する。つまり、上記ステップS2〜ステップS13での決定内容に基づいて後述するステップS16を実行していく。
一方、ステップS141にて、バッテリ残量が20%以下となっていると判定した場合は、ステップS143で、空調ユニット100Aの吹出口モードがデフロスタモードの設定となっているか否かを判定する。ステップS143で、デフロスタモードであると判定すると、ステップS144で、後述するステップS145における空調ユニット100Aの作動停止を行うことなく、このデフロスタモードによる空調ユニット100Aの作動を継続させる。
しかしながら、ステップS143で、否、即ち、デフロスタモードではないと判定すると、ステップS145で、空調ユニット100Aによる電力消費分を抑えるために空調ユニット100Aの作動を停止する。そして、空調ユニット100Aを作動停止した後に、ステップS146で、吹出口モードの切替え入力としてデフロスタモードへの入力があったか否かを判定し、デフロスタモードへの入力があると、ステップS147で、デフロスタモードでの作動を許可する。つまり、ステップS145、S146の後にデフロスタモードの要求がある場合のみ、空調ユニット100Aを作動させる。一方、ステップS146で、否、即ち、デフロスタモードへの入力がないと判定すれば、ステップS148で、ステップS145における空調ユニット100Aの停止状態をそのまま継続する。
以上のように、本実施形態では、バッテリ13の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット100Aによる空調作動を停止すると共に(ステップS145)、空調作動停止した後に吹出口モードのうち、デフロスタモードのみを作動可能とする(ステップS147)ようにしている。このように、空調ユニット100Aによる空調作動を停止することにより、空調ユニット100Aによる電力の消費を減らして、バッテリ13の残量が低下するのを抑制できるので、走行用モータ11による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、デフロスタモードのみを作動可能とすることで、ウインドウ(フロント窓ガラス114b)の防曇性を確保して走行安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、バッテリ13の残量が所定残量以下となったときに、吹出口モードがデフロスタモードの場合であると、空調ユニット100Aの作動を停止させることなく、デフロストモードによる空調ユニット100Aの作動を継続するようにしている(ステップS143、S144)。これにより、フロンド窓ガラス114bの曇り除去を確実に行うことができ、充分な走行安全性を確保することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の空調装置101を図14、図15に示す。第2実施形態の空調装置101は、車両のシートの温度を調節するシート空調ユニット100Bを備えており、エアコンECU180は、空調ユニット100Aの作動に加えて、シート空調ユニット100Bの作動も制御するようになっている。
シート空調ユニット100Bは、シートの座面および背もたれ面の表面に形成された複数の細孔から乗員に向けて温風、あるいは冷風を吹き出すシート用空調機であって、シート用送風機と、シート用送風機からの送風空気を加熱、あるいは冷却するペルチェ素子と、乗員の操作によりシート空調ユニット100Bの冷暖房の切替え、暖房レベル(Lo、Me、Hi)の調整、および冷房レベル(Lo、Me、Hi)の調整に関する入力を可能とするシート空調スイッチ191とを備えている。シート空調スイッチ191は、例えば、エアコン操作パネル160内、あるいはエアコン操作パネル160に近接した位置に配設されている。
図15に示すように、シート空調スイッチ191から出力されるシートスイッチ信号は、エアコンECU180内の図示しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。エアコンECU180は、空調ユニット100Aの場合と同様に、A/D変換されたシートスイッチ信号に基づいて、シート空調ユニット100Bの作動を制御する。
具体的には、エアコンECU180は、シートスイッチ信号に基づいて、ペルチェ素子(シート空調ユニット100B)に印加する電圧の極性を切り替えることにより、送風空気に対して加熱するか冷却するかを切り替える。更に、エアコンECU180は、ペルチェ素子に印加する電圧レベルを調整して、送風空気に対する加熱量、あるいは吸熱量を調整する。尚、イグニッションスイッチのオンに伴って、エアコンECU180に直流電源が供給されると、シート空調スイッチ191からのシートスイッチ信号に基づいてシート空調ユニット100Bの制御が開始される。
次に、本実施形態のエアコンECU180の制御処理を図16〜図20に基づいて説明する。ここで、図16はエアコンECU180による第2実施形態の基本的な制御処理を示すフローチャートであり、図17(図18〜図20)は、図16のステップS14Aにおける詳細を示すサブルーチンである。尚、図16のフローチャートは、上記第1実施形態の図4で説明したフローチャートに対して、ステップS14をステップS14Aに変更したものである。
エアコンECU180は、上記第1実施形態と同様に、ステップS1〜ステップS13を実施した後に、ステップS14Aを実行する。ステップS14Aでは、空調停止決定、およびシート空調ユニット100Bの作動の処理を実施する。ステップS14Aにおける処理は、バッテリ13の残量に基づいて実施する処理であり、図17に示すサブルーチン(ステップS141A〜ステップS146A)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS141Aにて、バッテリ13の残量が所定残量未満か否かを判定する。所定残量は、上記第1実施形態と同様に、フル充電時の20%レベルとしている。ステップS141Aで、否、即ちバッテリ残量は20%以上の状態にあると判定した場合は、ステップS142Aで、空調ユニット100Aに対して通常の作動となるように制御する。つまり、上記ステップS2〜ステップS13での決定内容に基づいてステップS16を実行していく。
一方、ステップS141Aにて、バッテリ残量が20%未満となっていると判定した場合は、ステップS143Aで、空調ユニット100Aによる電力消費分を抑えるために空調ユニット100Aの作動を停止する。
次に、ステップS144Aで、シート空調ユニット100Bが停止状態にあるか否かを判定し、否、即ち、シート空調ユニット100Bは作動状態にあると判定すると、ステップS145Aで、シート空調ユニット100Bの作動を継続させる。
シート空調ユニット100Bの作動制御にあたっては、図18に示すように、目標吹出温度TAOに対応するシート温度調整強度を決定する。シート温度調整強度は、例えば、暖房レベルのオフ、Lo、Me、Hiに対応、あるいは冷房レベルのオフ、Lo、Me、Hiに対応する。ここでは、暖房モード時を想定して以下、説明する。暖房レベル(オフ、Lo、Me、Hi)の決定にあたっては、基本的に、目標吹出温度TAOが大きくなるほど、オフ、Lo、Me、Hiの順に暖房レベルが大きくなるように設定される。
次に、図19に示すように、設定された暖房レベル(Hi、Me、Lo)に応じたペルチェ素子の加熱強度(加熱温度)が得られるように、ペルチェ素子に印加する電圧の調節を行う。例えば、上記で設定された暖房レベルがHiの場合であると、ペルチェ素子の加熱温度が低温側から上昇して47.5℃に至るまでは電圧が印加(オン)され、また、高温側から低下して47℃に至るまでは電圧の印加が停止(オフ)され、Hiモードに応じた加熱温度が得られるようにしている。以下、Me、Loの場合もHiの場合と同様である。
図17に戻って、一方、ステップS144Aで、シート空調ユニット100Bが停止状態にあると判定すると、ステップS146Aで、シート空調ユニット100Bをオート制御によって作動させる。
図20に示すように、シート空調ユニット100Bのマニュアル制御においては、乗員がシート空調スイッチ191を入力する毎に、暖房レベルは、マニュアルオフ→マニュアルLo→マニュアルMe→マニュアルHi→マニュアルオフの順に切替えられて、設定された暖房レベルとなるように、シート空調ユニット100Bが作動される。
一方、今回のバッテリ残量が20%未満の場合で、シート空調ユニット100Bが停止状態のときに実施されるオート制御においては、各暖房レベル(オフ、Lo、Me、Hi)は、図18で説明したように、目標吹出温度TAOによって決定され、設定された暖房レベルとなるようにシート空調ユニット100Bが作動される。
以上のように、本実施形態では、バッテリ13の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット100Aによる空調作動を停止すると共に(ステップS143A)、シート空調ユニット100Bが停止状態であれば、シート空調ユニット100Bを作動させる(ステップS144A、S146A)ようにしている。このように、消費電力の大きい空調ユニット100Aを停止し、消費電力の少ないシート空調ユニット100Bのみを作動させることで、バッテリ13の残量が低下するのを抑制して、走行用モータ11による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、シート空調ユニット100Bを作動させることで、乗員の温感悪化を最小限に抑えることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図21、図22に示す。第3実施形態は、上記第2実施形態の空調装置101における制御内容を変更したものである。
本実施形態のエアコンECU180の制御処理を図21、図22に基づいて説明する。ここで、図21はエアコンECU180による第3実施形態の基本的な制御処理を示すフローチャートであり、図22は図21のステップS14Bにおける詳細を示すサブルーチンである。尚、図21のフローチャートは、上記第2実施形態の図16で説明したフローチャートに対して、ステップS14AをステップS14Bに変更したものである。
エアコンECU180は、上記第1、第2実施形態と同様に、ステップS1〜ステップS13を実施した後に、ステップS14Bを実行する。ステップS14Bでは、空調停止決定、およびシート空調ユニット100Bの作動許可の処理を実施する。ステップS14Bにおける処理は、バッテリ13の残量に基づいて実施する処理であり、図22に示すサブルーチン(ステップS141B〜ステップS148B)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS141Bにて、バッテリ13の残量が所定残量以下か否かを判定する。所定残量は、上記第1実施形態と同様に、フル充電時の20%レベルとしている。ステップS141Bで、否、即ちバッテリ残量は20%よりも多い状態にあると判定した場合は、ステップS142Bで、空調ユニット100Aに対して通常の作動となるように制御する。つまり、上記ステップS2〜ステップS13での決定内容に基づいてステップS16を実行していく。
一方、ステップS141Bにて、バッテリ残量が20%以下となっていると判定した場合は、ステップS143Bで、シート空調ユニット100Bが作動状態にあるか否かを判定し、作動状態にあると判定すると、ステップS144Bで、シート空調ユニット100Bの作動を継続させる。併せて、シート空調ユニット100B以外の空調機器(空調ユニット100A)の作動を停止させる。
また、ステップS143Bで、否、即ち、シート空調ユニット100Bが停止状態にあると判定した場合は、ステップS145Bで、空調ユニット100Aの作動を停止させる。
そして、ステップS145Bの後に、ステップS146Bで、シート空調スイッチ191の入力があったか否かを判定し、入力があった場合は、ステップS147Bで、シート空調ユニット100Bを作動させ、また、シート空調スイッチ191の入力が無いと判定した場合は、ステップS148Bで、空調ユニット100Aの停止状態を継続させる。
以上のように、本実施形態では、バッテリ13の残量が所定残量以下となったときに、空調ユニット100Aによる空調作動を停止すると共に(ステップS145B)、シート空調スイッチ191の入力に応じて、シート空調ユニット100Bによるシート温度調節の作動可能としている(ステップS146B、S147B)。このように、消費電力の大きい空調ユニット100Aを停止し、消費電力の少ないシート空調ユニット100Bのみを作動可能とすることで、バッテリ13の残量が低下するのを抑制して、走行用モータ11による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、シート空調ユニット100Bを作動可能とすることで、乗員の温感悪化を最小限に抑えることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態を図23、図24に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態の空調装置100における制御内容を変更したものである。
本実施形態のエアコンECU180の制御処理を図23、図24に基づいて説明する。ここで、図23はエアコンECU180による第4実施形態の基本的な制御処理を示すフローチャートであり、図24は図23のステップS14Cにおける詳細を示すサブルーチンである。尚、図23のフローチャートは、上記第1実施形態の図4で説明したフローチャートに対して、ステップS14をステップS14Cに変更したものである。
エアコンECU180は、上記第1〜第3実施形態と同様に、ステップS1〜ステップS13を実施した後に、ステップS14Cを実行する。ステップS14Cでは、空調停止決定、および外気導入の処理を実施する。ステップS14Cにおける処理は、バッテリ13の残量に基づいて実施する処理であり、図24に示すサブルーチン(ステップS141C〜ステップS146C)に基づいて実施されるようにしており、以下、その詳細を説明する。
まず、ステップS141Cにて、バッテリ13の残量が所定残量未満か否かを判定する。所定残量は、上記第1実施形態と同様に、フル充電時の20%レベルとしている。ステップS141Cで、否、即ちバッテリ残量は20%以上あると判定した場合は、ステップS142C〜ステップS144Cで、空調ユニット100Aに対して吸込口モードの切替えについて通常作動を継続するように制御する。ステップS142C〜ステップS144Cの制御内容は、上記第1実施形態の図6で説明したステップS61〜ステップS63の制御内容と同一である。
一方、ステップS141Cで、バッテリ残量は20%未満であると判定すると、ステップS145Cで、空調ユニット100Aによる電力消費分を抑えるために空調ユニット100Aの作動を停止する。更に、ステップS146Cで、吸込口モードを外気導入モード(FRS)にして、外気導入率を100%に設定する。
以上のように、本実施形態では、バッテリ13の残量が所定残量未満となったときに、空調ユニット100Aによる空調作動を停止すると共に(ステップS145C)、空調ユニット100Aの吸込口モードを外気導入モードに切替える(ステップS146C)ようにしている。このように、空調ユニット100Aによる空調作動を停止することにより、空調ユニット100Aによる電力の消費を減らして、バッテリ13の残量が低下するのを抑制できるので、走行用モータ11による車両の走行距離を長くすることができる。加えて、吸込口モードを外気導入モードに切替えることで、車室内の湿度の上昇を抑制して、ウインドウの曇りの可能性を最小限に抑えることができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、シート空調ユニット100Bにおけるシート空調制御は、主に暖房の場合について説明したが、夏場の冷房の場合に適用することもできる。
また、本実施形態では、空調装置101において、エアコンECU180によって、空調ユニット100Aとシート空調ユニット100Bの両者が制御されるものとして説明したが、専用のシートECUを設けて、且つ、エアコンECU180とシートECUとの間で各種信号や、算出された結果等の授受ができるようし、エアコンECU180によって空調ユニット100Aが制御され、またシートECUによってシート空調ユニット100Bが制御されるものとしても良い。
また、空調装置100、101は、ハイブリッド自動車に適用されるものとして説明したが、これに限らず、走行用エンジン10を備えず、走行用モータ11のみを備える電気自動車に適用されるものとしても良い。
11 走行用モータ
13 バッテリ
100、101 車両用空調装置
100A 空調ユニット
100B シート空調ユニット
180 エアコンECU(制御手段)

Claims (5)

  1. 走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、前記空調ユニット(100A)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
    前記制御手段(180)は、前記バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、前記空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、前記空調ユニット(100A)の空調風を吹出す吹出口モードのうち、前記車両のフロントウインドウ側へ空調風を吹出すデフロスタモードのみを作動可能とすることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記制御手段(180)は、前記バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、前記吹出口モードが、前記デフロスタモードの場合は、前記空調作動の停止を禁止して、前記デフロスタモードによる前記空調を継続することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、前記車両のシートの温度を調節するシート空調ユニット(100B)と、前記空調ユニット(100A)および前記シート空調ユニット(100B)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
    前記制御手段(180)は、前記バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、前記空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、前記シート空調ユニット(100B)を作動させることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、前記車両のシートの温度を調節するシート空調ユニット(100B)と、前記空調ユニット(100A)および前記シート空調ユニット(100B)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
    前記制御手段(180)は、前記バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、前記空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、前記シート空調ユニット(100B)による前記シート温度調節を作動可能とすることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 走行用モータ(11)に電力を供給するバッテリ(13)を備える車両に搭載されて、車室内の空調を行う空調ユニット(100A)と、前記空調ユニット(100A)の作動を制御する制御手段(180)とを備える車両用空調装置において、
    前記制御手段(180)は、前記バッテリ(13)の残量が所定残量以下となったときに、前記空調ユニット(100A)による空調作動を停止すると共に、前記空調ユニット(100A)の内気あるいは外気を吸込む吸込口モードのうち、外気を導入する外気導入モードに切替えることを特徴とする車両用空調装置。
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