JP2013169508A - 塗膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
各種工業製品、特に自動車の外板に適用できるハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に明度が変化し、ハイライトにおいては干渉色が発現する塗色を形成可能な塗膜形成方法を提供することである。
【解決手段】本発明は、被塗物に、鱗片状アルミニウム顔料及び金属酸化物顔料を含む第1ベース塗料を塗装して第1ベース塗膜を形成し、第1ベース塗膜上に光干渉性顔料を含む第2ベース塗料を塗装して第2ベース塗膜を形成する複層塗膜形成方法であって、第1ベース塗料による塗膜に対して45度の角度から光を照射して正反射光に対して25度の角度で受光した場合の明度L*が70〜100の範囲内であって且つ45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度で受光した場合のL*45を、110度の角度で受光した場合のL*110で除した数値L*45/L*110が1.0〜1.8の範囲内である塗膜形成方法に関するものである。
【選択図】なし
Description
観察角度によって明度が変化する塗色において、ハイライトで干渉色を発現しようとする場合、鱗片状アルミニウム顔料と干渉性の光輝性顔料を含む塗料を塗装する方法が知られている(特許文献1)。この方法では、鱗片状アルミニウム顔料のハイライトにおける輝度が高くなって、干渉性の光輝性顔料による干渉色の発現が目立たなくなる場合がある。干渉性の光輝性顔料の効果を上げるためには、鱗片状アルミニウム顔料の量を減らすことができるが、そうすると塗膜の隠ぺい力が低下して、中塗り塗膜や下塗り塗膜等の色が透けてしまう問題点があった。
また、鱗片状アルミニウム顔料を含む塗料による塗膜上にさらに干渉性の光輝性顔料を含む塗料を塗装する2層の塗膜を積層する方法も知られている(特許文献2)。この場合、素材の隠蔽性は十分であるが、1層目の塗料に配合される鱗片状アルミニウム顔料の種類によっては、前記と同様にハイライトの輝度が高くなって、2層目の塗料に配合される干渉性の光輝性顔料による干渉色の発現が不十分となる問題点があった。
1.被塗物に、鱗片状アルミニウム顔料及び金属酸化物顔料を含む第1ベース塗料を塗装して第1ベース塗膜を形成し、第1ベース塗膜上に光干渉性顔料を含む第2ベース塗料を塗装して第2ベース塗膜を形成する複層塗膜形成方法であって、第1ベース塗料による塗膜に対して45度の角度から光を照射して正反射光に対して25度の角度で受光した場合の明度L*25が70〜100範囲内であって且つ45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度で受光した場合のL*45を、110度の角度で受光した場合のL*110で除した数値L*45/L*110が1.0〜1.8の範囲内である塗膜形成方法、
2.第1ベース塗料における鱗片状アルミニウム顔料の粒子径が5〜25μmの範囲内且つ厚さが0.05〜1.0μmの範囲内である1項に記載の塗膜形成方法、
3.第1ベース塗料における金属酸化物顔料が、酸化チタン顔料、酸化鉄顔料及び複合金属酸化物顔料から選択される1種以上である1項又は2項に記載の塗膜形成方法、
4.第1ベース塗料におけるビヒクル形成成分である樹脂成分の固形分100質量部に対して、鱗片状アルミニウム顔料の含有量が1〜25質量部の範囲内であって且つ金属酸化物顔料の含有量が酸化チタン顔料の場合は0.1〜150質量部、酸化鉄顔料及び/又は複合金属酸化物顔料の場合は0.1〜70質量部の範囲内である1項〜3項のいずれか1項に記載の塗膜形成方法、
5.第2ベース塗料における光干渉性顔料が、半透明の鱗片状基材を酸化チタンで被覆したものであって、第2ベース塗料におけるビヒクル形成成分である樹脂成分の固形分100質量部に対して、光干渉性顔料の含有量が0.01〜25質量部の範囲内である1項〜4項のいずれか1項に記載の塗膜形成方法、
6.第2ベース塗料による塗膜上に、さらにクリヤー塗料を塗装する1項〜5項のいずれか1項に記載の塗膜形成方法
に関する。
グ性などを付与するために形成されるものであり、素材表面や下塗り塗膜上に、中塗り塗
料を塗装し、乾燥、硬化することによって得ることができる。中塗り塗料種は、特に限定
されるものではなく、既知のものを使用でき、例えば、熱硬化性樹脂組成物及び着色顔料
を必須成分とする有機溶剤系又は水系の中塗り塗料を好ましく使用できる。
磁性が発現するものであるが、着色顔料としての酸化鉄顔料としては、オーカー又は黄色酸化鉄と称されるオキシ含水酸化鉄を成分とするものや、べんがらと呼ばれるαFe2O3を成分とするものを使用することができる。本発明の第1ベース塗料に酸化鉄顔料を使用する場合は、複層塗膜のシェードにおける彩度の点から平均粒子径が100nm以上、好ましくは120〜800nmの範囲内、特に好ましくは150〜600nmの範囲内である酸化鉄顔料を使用することができる
複合金属酸化物顔料は、2種以上の元素の金属酸化物の複合体から成る焼成顔料で、色を発現する金属元素として、(a)Co、Ni、Fe、Mn、Cu、Cr等を必須とし、(b)Ti、Sb、As、Bi等を条件により色を発現する金属元素として、(c)Al、Si、Ca、Mg、Ba等を補助金属元素として用い、これらの金属元素の酸化物の組み合わせと配合比率を変えることにより所望の焼成顔料を得ることができる。これらの複合金属酸化物顔料は、上記の金属元素から成る金属酸化物を金属塩に沈殿剤としてアルカリ水溶液を過剰に加えて、共沈物を生成せしめ、この生成物を析出と同時又は析出後に液相中で酸化処理し、微粒子顔料の前駆体を得た後、水洗、ろ過及び乾燥後、焼成することで得られたものである。本発明の第1ベース塗料に複合金属酸化物顔料を使用する場合は、平均粒子径が30〜3000nmの範囲内、特に好ましくは50〜2000nmの範囲内である複合金属酸化物顔料を使用することができる。
第1ベース塗料における金属酸化物顔料の含有量は、複層塗膜の仕上がりや彩度の点から、塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対し固形分として酸化チタン顔料の場合は0.1〜150質量部、好ましくは0.5〜120質量部、特に好ましくは1〜100質量部の範囲内、酸化鉄顔料及び/又は複合金属酸化物顔料の場合は0.1〜70質量部の範囲内、好ましくは0.5〜60質量部、特に好ましくは1〜50質量部の範囲内である。
第1ベース塗料には、複層塗膜の色相を微調整することを目的として、上記金属酸化物顔料以外の着色顔料を配合することができる。該着色顔料としては、特に制限されるものではないが、具体的には、例えば、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、インジゴ系顔料等の有機顔料、カーボンブラック顔料等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種もしくはそれ以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、第1ベース塗料に金属酸化物顔料以外の着色顔料を配合せしめる場合、その配合量は、複層塗膜の明度等の観点から、塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対し固形分として、通常0.01〜15質量部、特に0.05〜10質量部の範囲内であることが好ましい。
明度L*とは、1976年に国際照明委員会で規定され、JIS Z 8729にも採用されているL*a*b*表色系における明度を表す数値を意味する。具体的な測定方法は、下地として予めグレー色(N−6)の塗膜を形成した塗板上に第1ベース塗料を硬化塗膜として20μmの膜厚となるように塗装して得られた塗膜をX−Rite社製のMA−68II(商品名、多角度分光光度計)を使用して測定することができる。
樹脂成分としては、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂を、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤と併用したものが挙げ
られ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解または分散して使用される。
樹脂成分としては、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂を、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤と併用したものが挙げ
られ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解または分散して使用される。
る塗面に塗装する塗料であり、樹脂成分および溶剤を主成分とし、さらに必要に応じてそ
の他の塗料用添加剤などを配合してなる無色もしくは有色の透明塗膜を形成する液状塗料
である。
えば、基体樹脂及び架橋剤を含有する液状もしくは粉体状の塗料組成物が適用できる。基
体樹脂の例としては、水酸基、カルボキシル基、シラノール基、エポキシ基などの架橋性
官能基を含有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレ
タン樹脂、シリコン含有樹脂などが挙げられる。架橋剤としては、前記基体樹脂の官能基
と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート化合物、ブロックポリイソシ
アネート化合物、エポキシ化合物又は樹脂、カルボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水
物、アルコキシシラン基含有化合物又は樹脂等が挙げられる。また、必要に応じて、水や
有機溶剤等の溶媒、硬化触媒、消泡剤、紫外線吸収剤、レオロジーコントロール剤、酸化
防止剤、表面調整剤等の添加剤を適宜配合することができる。
を適時配合することができる。着色顔料としては、インク用、塗料用として従来公知の顔
料を1種あるいは2種以上を組み合わせて配合することができる。その添加量は、適宜決
定されて良いが、クリヤー塗膜中の樹脂固形分100質量部に対して、固形分として30
質量部以下、好ましくは0.01〜15質量部、特に好ましくは0.01〜10質量部の範
囲内である。
方法で塗装することができ、その膜厚は硬化塗膜に基づいて15〜70μmの範囲内とす
るのが好ましい。クリヤー塗料の塗膜それ自体は、焼き付け乾燥型の場合、通常、約50〜約150℃の温度で架橋硬化させることができ、常温乾燥型又は強制乾燥型の場合には、常温乾燥〜約80℃の温度で架橋硬化させることができる。
次に、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。
(製造例1)水酸基含有アクリル樹脂の製造
温度計、サーモスタット、撹拌器、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート50部を仕込み、撹拌混合し、135℃に昇温した。次いで下記のモノマー/重合開始剤の混合物を3時間かけて、同温度に保持した反応容器内に滴下し、滴下終了後1時間熟成を行なった。その後、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート10部、2,2‘−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)0.6部からなる混合物を同温度に保持した1時間30分かけて滴下し、さらに2時間熟成した。次にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを減圧下で留去し、水酸基価54mgKOH/g、数平均分子量20,000、樹脂固形分65質量%の水酸基含有アクリル樹脂を得た。ここで数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものを意味する。
モノマー/重合開始剤の混合物:
メチルメタクリレート38部、エチルアクリレ−ト17部、n−ブチルアクリレート17部、ヒドロキシエチルメタクリレート7部、ラウリルメタクリレート20部及びアクリル酸1部及び2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)2部からなる混合物。
(実施例1)
1)被塗物
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロンGT−10HT」(商品名:関西ペイント株式会社製、エポキシ樹脂ポリアミン系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネート化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて電着塗膜を得た。
2)塗装
上記被塗物に、製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、表1に示す比率で鱗片状アルミニウム顔料及び金属酸化物顔料を配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製した第1ベース塗料を、エアスプレーを用いて、硬化塗膜として20μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、その後に、製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、表1に示す比率光干渉性顔料を配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製した第2ベース塗料を、エアスプレーを用いて、硬化塗膜として20μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、その後にクリヤー塗料(ルーガベーククリヤー、関西ペイント製、商品名、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。
3)第1ベース塗料による塗膜の明度
第1ベース塗料による塗膜に対して45度の角度から光を照射して正反射光に対して25度の角度で受光した場合の明度L*25と、正反射光に対して45度で受光した場合のL*45を、110度の角度で受光した場合のL*110で除したL*45/L*110を表1に示した。
測定に供した塗板は、次のように調製した。上記中塗り塗膜に、上記第1ベース塗料を硬化塗膜として20μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、その後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、乾燥硬化せしめて試験板を得た。測定には、X−Rite社製のMA−68II(商品名、多角度分光光度計)を使用した。
第1ベース塗料及び第2ベース塗料における着色材の比率を表1に示したものとする以外は実施例1と同様にして試験板を調製した。
(比較例6)
上記被塗物に、製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、表1に示す比率で鱗片状アルミニウム顔料、光干渉性顔料を配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製した第1ベース塗料を、エアスプレーを用いて、硬化塗膜として20μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、その後に、クリヤー塗料(ルーガベーククリヤー、関西ペイント製、商品名、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。
(試験板の評価)
得られた試験板を以下の要領にて評価し、結果を表1に示した。
作成した試験板を、人工太陽灯(セリック社製、色温度6500K)で照明し、試験板の照明に対する角度を変えて観察して、ハイライトの干渉効果を、表1に示す基準で評価し、結果を表1に示した。評価は、色彩開発に3年以上従事するデザイナー2名と技術者3名の計5名が行ない、平均点を採用した。
Claims (6)
- 被塗物に、鱗片状アルミニウム顔料及び金属酸化物顔料を含む第1ベース塗料を塗装して第1ベース塗膜を形成し、第1ベース塗膜上に光干渉性顔料を含む第2ベース塗料を塗装して第2ベース塗膜を形成する複層塗膜形成方法であって、第1ベース塗料による塗膜に対して45度の角度から光を照射して正反射光に対して25度の角度で受光した場合の明度L*25が70〜100範囲内であって且つ45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度で受光した場合のL*45を、110度の角度で受光した場合のL*110で除した数値L*45/L*110が1.0〜1.8の範囲内である塗膜形成方法。
- 第1ベース塗料における鱗片状アルミニウム顔料の粒子径が5〜20μmの範囲内且つ厚さが0.05〜1.0μmの範囲内である請求項1に記載の塗膜形成方法。
- 第1ベース塗料における金属酸化物顔料が、酸化チタン顔料、酸化鉄顔料及び複合金属酸化物顔料から選択される1種以上である請求項1又は2に記載の塗膜形成方法。
- 第1ベース塗料におけるビヒクル形成成分である樹脂成分の固形分100質量部に対して、鱗片状アルミニウム顔料の含有量が1〜25質量部の範囲内であって且つ金属酸化物顔料の含有量が酸化チタン顔料の場合は0.1〜150質量部、酸化鉄顔料及び/又は複合金属酸化物顔料の場合は0.1〜70質量部の範囲内である請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗膜形成方法。
- 第2ベース塗料における光干渉性顔料が、半透明の鱗片状基材を酸化チタンで被覆したものであって、第2ベース塗料におけるビヒクル形成成分である樹脂成分の固形分100質量部に対して、光干渉性顔料の含有量が0.01〜25質量部の範囲内である請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗膜形成方法。
- 第2ベース塗料による塗膜上に、さらにクリヤー塗料を塗装する請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗膜形成方法。
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- 2012-02-21 JP JP2012034607A patent/JP2013169508A/ja active Pending
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