JP2013168719A - 受信機及び受信信号の復号方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1受信シンボル及び事前情報を用いて第1外部情報を出力するシンボルデマッパと、第1外部情報及び事前情報を用いて第2外部情報を出力するチェックノードデコーダと、第2外部情報をインターリーブ処理の逆処理するデインターリーバと、デインターリーバから出力される第2外部情報を事前情報として用いて第3外部情報を出力する変数ノードデコーダと、変数ノードデコーダから出力される第3外部情報をインターリーブ処理するインターリーバとを有し、チェックノードデコーダは、インターリーバから出力される第3外部情報を事前情報として用いて第4外部情報を出力し、第4外部情報はシンボルデマッパの事前情報として用いられる受信機であって、デインターリーバとインターリーバとが、それぞれ並列処理を行うように、複数設けられたことを特徴とする受信機。
【選択図】 図5
Description
近年、EXIT(Extrinsic Information Transfer)解析と呼ばれる、繰り返し復号処理の収束性を解析する手法が提案され、次のことが明らかになっている。すなわち、BICM−IDにおける符号化方式と変調方式は、それぞれ単体の特性が優れていない場合でも、両者の整合を適切に取ることにより、全体として優れた復号特性を示す。
gビットの所定ビットから変換されたシンボル列を受信する受信機であって、
前記シンボル列は、前記所定ビットを符号化したのちインターリーブ処理によりビット順序を入れ替えた情報ビットを、l(エル)ビットにつきmビット(m<l)に削減し、mビットに対して1シンボルを割り当てることで生成されたものであって、
受信された1受信シンボル及び(m−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第1外部情報を出力するシンボルデマッパと、
前記1受信シンボルに対応するmビットのそれぞれについて前記シンボルデマッパが出力したmビットの前記第1外部情報及び(l−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第2外部情報を出力するチェックノードデコーダと、
前記シンボル列に対応する複数ビットの第2外部情報を、前記インターリーブ処理の逆処理となるデインターリーブ処理するデインターリーバと、
前記デインターリーバから出力される複数ビットの第2外部情報を事前情報として用いて1ビットの第3外部情報を出力する変数ノードデコーダと、
前記変数ノードデコーダから出力される第3外部情報を、前記デインターリーブ処理の逆処理となるインターリーブ処理するインターリーバとを有し、
前記チェックノードデコーダは、前記インターリーバから出力されるl(エル)ビットの前記第3外部情報を事前情報として用いてmビットの第4外部情報を出力し、
前記第4外部情報は前記シンボルデマッパの事前情報として用いられ、
前記デインターリーバとインターリーバとが、それぞれ並列処理を行うように、複数設けられたことを特徴とする。
以下、第1の実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。第1の実施形態では、受信側のインターリーバ/デインターリーバを並列化する事により、インターリーバ/デインターリーバの実装コスト低減やスループット向上を実現する手法を示す。なお、送信側のインターリーバは、必ずしも並列化する必要はない。
図1は、第1の実施形態におけるBICM−IDを用いた送信装置及び受信装置の基本構成を示す図であり、これは従来のBICM−IDの基本構成と同じ構成である。エンコーダ10とインターリーバ11と変調器12とが、送信装置に備えられ、復調器14とデインターリーバ15とデコーダ17とインターリーバ16とが、受信装置に備えられている。送信装置から無線送信された信号は、無線チャネルである伝搬路13を介して受信装置で受信される。
図2の例では、図1のエンコーダ10として、任意の次数dvの反復符号、もしくは、複数の次数の反復符号を組み合わせて符号化する反復符号器20を用いる。例えば、(a1,a2,a3)の3ビットで構成されるひとまとまりの情報ビット(第1の情報ビット)を、2次(dv=2)の符号語ビット(a1,a1,a2,a2,a3,a3)に符号化して第2の情報ビットを生成する。インターリーバ11では、全符号語ビット(a1,a1,a2,a2,a3,a3)のビット順序を乱数的に入れ替えて、第3の情報ビットを生成する。
このように、送信装置から送信されるシンボル列は、例えばgビットの所定ビット(第1の情報ビット)から変換されたものであり、gビットの所定ビットを符号化したのちインターリーブ処理によりビット順序を入れ替えた情報ビット(第3の情報ビット)を、l(エル)ビットにつきmビット(m<l)に削減し、mビットに対して1シンボルを割り当てることで生成されたものである。
(1)符号語ビット(b0〜b5)の少なくとも1ビットは、ビット数を削減するための他のビットと演算することなくそのまま変調を行う。図3(a)の例では、ビットb5がこれに該当する。
(2)削減ビット(m0〜m2)は、それぞれ異なるインターリーブされた符号語(b0〜b5)の演算によって得る。図3(a)の例では、b0〜b2のビットはm0にのみ、b3〜b4のビットはm1にのみ、b5のビットはm2にのみ用いられ、各インターリーブされた符号語の同じビットが、削減ビットを得るための複数の演算に用いられることはない。
複数の種類のマッパを用いて反復符号と整合の良い変調器を構成する場合には、1シンボルに用いられる全ての符号語ビット(b0〜b5)が他のビットと演算されるマッパを一部用いても良い。このような事前情報が全く無い場合に出力される情報量が0になるマッパを一部組み合わせる事により、BICM−IDの繰り返し処理の開始点の相互情報量を調整する事も復調器のEXITチャートの形状を調整する上で有効である。
複数の種類のマッパを用いて反復符号と整合の良い変調器を構成する場合には、Grayマッピングを一部用いても良い。Grayマッピングのような事前情報が全く無い場合に出力される情報量が大きいマッピングを一部組み合わせる事により、BICM−IDの繰り返し処理の開始点の相互情報量を調整する事も復調器のEXITチャートの形状を調整する上で有効である。
図4において、デマッパ44は、1符号語分のうち第1番目の受信シンボルの受信信号44a(1)をデマッピングするデマッパ44(1)、1符号語分のうち第2番目の受信シンボルの受信信号44a(2)をデマッピングするデマッパ44(2)、・・・1符号語分のうち第n番目の受信シンボルの受信信号44a(n)をデマッピングするデマッパ44(n)から構成される。デマッパ44(1)・・・デマッパ44(n)をデマッパ44と総称する。
受信された1シンボル分の信号は、まず、QAMデマッパ44(1)において、受信信号44a(1)、及び、チェックノードデコーダ45からの事前(アプリオリ)情報を用いて、QAM復調処理を行い、mビットの第1外部情報を出力する。この際、あるビットの外部情報を算出する場合には、同一シンボルの当該ビット以外のビット(m-1ビット)の事前情報と受信信号とを用いて、第1外部情報を算出する。第1外部情報は、LLRの形式で出力するのが一般的である。LLRは、当該ビットが0である確率と1である確率の比の対数表現であり、(数1)で表すことができる。
尚、全ての事前情報を用いて事後情報を算出し、事後情報から算出対象とするビットの事前情報を差し引く事により外部情報を得る手法も一般的に用いられる。
図5は、第1の実施形態における繰り返し復号部の構成の一例を示す図であり、例えば、図2における繰り返し復号部28の構成の一例を示す図である。図5の繰り返し復号部において、インターリーバ/デインターリーバ56は、複数個の並列に動作するインターリーバ/デインターリーバに分割されている。このように、インターリーバ/デインターリーバ56を、複数個の並列に動作するインターリーバ/デインターリーバから構成することが、本発明の特徴の1つである。
なお、インターリーバ/デインターリーバ56は、図4のインターリーバ/デインターリーバ46と同様に、デインターリーバ56aとインターリーバ56bから構成され、チェックノードデコーダ55からの信号をデインターリーバ56aでデインターリーブして反復符号復号器57へ出力し、また、反復符号復号器57からの信号をインターリーバ56bでインターリーブしてチェックノードデコーダ55へ出力する。
チェックノードデコーダ55は、8ASKデマッパ54からの出力(m´0〜m´2)と、インターリーバ56bからの事前情報とに基づいて、出力数l(エル)=6の符号語のビット尤度信号(b´0〜b´5)を算出し、第2外部情報としてデインターリーバ56aへ出力する。デインターリーバ56aでは全体として、1符号語を構成する全hビット(全受信シンボル分のビット)のビット尤度信号を蓄え、インターリーブされた上記hビットのビット尤度信号の順序を元に戻し、6ビットずつデコーダ57へ出力する。例えば、デインターリーバ56a(1)では、ビット尤度信号(b´0、b´6、b´12、・・・)を蓄え、デインターリーバ56a(2)では、ビット尤度信号(b´1、b´7、b´13、・・・)を蓄え、該蓄えたビット尤度信号の順序を元に戻し、デインターリーバ56a全体で6ビットずつデコーダ57へ出力する。
デコーダ57は、図5の例では次数3の反復符号復号器であり、その復号結果から、チェックノードデコーダ55に事前情報として入力する第3外部情報を算出して、6ビットずつインターリーバ56bに出力する。インターリーバ56bでは全体として、全hビット分のビット尤度信号を蓄え、該蓄えたビット尤度信号の順序を元に戻し、チェックノードデコーダ55に6ビットずつ出力する。チェックノードデコーダ55は、インターリーバ56bからのインターリーブされた第3外部情報を用いて、第4外部情報を作成して8ASKデマッパ54に事前情報として出力する。このようにして繰り返し復号を行う。この繰り返し復号の結果、デコーダ57から、1シンボル当たり2ビットの最終的なデコーダ出力57aを得る。こうして、全受信シンボルについては、前記第1の情報ビット(ビット数g)を得る。
第2の実施形態について、図6を用いて説明する。第2の実施形態は、BICM−IDの収束性を改善するために、チェックノードデコーダとインターリーバ/デインターリーバとの間に、チェックノードデコーダから出力される符号語ビット、例えば6ビットの符号語ビットb´0〜b´5の順序入れ替えを行う置換器を用いる。図6は、図5において置換器61を用いた場合の、繰り返し復号部の構成を示す図である。図5と同じ構成には、同じ符号を用いている。
次に、第3の実施形態について、図7を用いて説明する。第3の実施形態では、インターリーバ/デインターリーバに入力される符号語ビットの特性に偏りを持たせた上で、インターリーバ/デインターリーバと反復符号復号器の接続を適切に設定する事により、インターリーバ/デインターリーバを分割した際におけるBICM−IDの収束特性劣化を抑える手法を示す。
このように接続することにより、異なるチェックノードデコーダ75の出力間の相関は低いため、デコーダ77の演算で用いられる符号語ビット間の相関が低くなり、インターリーバ/デインターリーバ76を分割した際の符号語のビット入れ替えにおいて規則性が表れ易くなる事に起因する、BICM−IDの収束特性劣化を抑える事が可能となる。
したがって、第3の実施形態によれば、複数のデマッパに入力される受信信号の歪や雑音の相関が低い場合に、インターリーバ/デインターリーバの構成を簡素化でき、また、処理速度を向上できるとともに、インターリーバ/デインターリーバを分割した際におけるBICM−IDの収束特性劣化を抑えることができる。
次に、第4の実施形態について、図8を用いて説明する。第4の実施形態では、伝搬路の相関に基づいて置換器を操作する。
図8は、図7の繰り返し復号部(第3の実施形態)において、相関推定部72に代えて、相関推定部82と伝搬路情報推定部83とを設けたものであり、相関推定部82が、伝搬路情報推定部83からの伝搬路情報を受け取れる場合の構成を示した図である。図8の繰り返し復号部では、複数の伝搬路の歪や雑音の相関を推定する伝搬路情報推定部83を有しており、シンボルデマッパ74は、複数の伝搬路の受信シンボルをそれぞれ復調処理する複数のシンボルデマッパで構成されている。図7と同じ構成には、同じ符号を用いている。また、図7と同様に、インターリーバ/デインターリーバ76とデコーダ77とを接続するようにしている。
さらに、反復符号復号器77に接続される各インターリーバ/デインターリーバの内、少なくとも2つは、異なるチェックノードデコーダ75の出力からの符号語ビットを含むように、インターリーバ/デインターリーバと反復符号復号器77とを接続する。
次に、第5の実施形態について、図9を用いて説明する。第5の実施形態では、事前に相関が低い事が期待される受信信号を処理する場合に、置換器を分離して設けるものである。
図9は、第5の実施形態の繰り返し復号部であり、図7の繰り返し復号部(第3の実施形態)において、2つの規則拡張デマッパで処理される受信信号が、直交変調のI軸、Q軸である場合の構成を示した図である。I軸のI信号とQ軸のQ信号は、歪や雑音の相関が互いに低いことが分かっている。図7と同じ構成には、同じ符号を用いている。また、図7と同様に、インターリーバ/デインターリーバ76とデコーダ77とを接続するようにしている。
さらに、反復符号復号器77に接続される各インターリーバ/デインターリーバの内、少なくとも2つは、異なるチェックノードデコーダ75の出力からの符号語ビットを含むように、インターリーバ/デインターリーバと反復符号復号器77とを接続する。
次に、第6の実施形態について、図10を用いて説明する。第6の実施形態では、BICM−IDとMIMO(Multiple Input Multiple Output)を組み合わせた場合の繰り返し復号部の構成を説明する。図10は、送信側から、規則的拡張8ASKマッピングの4シンボルを、MIMOで並列に伝送された場合の、受信側の繰り返し復号部の構成を示した図である。8ASKデマッパ104、チェックノードデコーダ105、インターリーバ/デインターリーバ106、反復符号復号器107のそれぞれの機能は、図7(第3の実施形態)の8ASKデマッパ74、チェックノードデコーダ75、インターリーバ/デインターリーバ76、反復符号復号器77の機能と同じである。
その上で、チャネル相関の低い通信路の出力同士、つまり、異なるチェックノードデコーダ105の出力同士が、異なるインターリーバ/デインターリーバに入るように調整し、それらの異なるインターリーバ/デインターリーバの出力が、可能な限り同じ反復符号復号器の処理に用いられるように、インターリーバ/デインターリーバの出力先を変更する、つまり、インターリーバ/デインターリーバ106とデコーダ107との接続を変更する。
上述の第2〜第6実施形態では、置換器をインターリーバ/デインターリーバの前段に配置したが、後段に配置するよう構成することも可能である。
Claims (8)
- gビットの所定ビットから変換されたシンボル列を受信する受信機であって、
前記シンボル列は、前記所定ビットを符号化したのちインターリーブ処理によりビット順序を入れ替えた情報ビットを、l(エル)ビットにつきmビット(m<l)に削減し、mビットに対して1シンボルを割り当てることで生成されたものであって、
受信された1受信シンボル及び(m−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第1外部情報を出力するシンボルデマッパと、
前記1受信シンボルに対応するmビットのそれぞれについて前記シンボルデマッパが出力したmビットの前記第1外部情報及び(l−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第2外部情報を出力するチェックノードデコーダと、
前記シンボル列に対応する複数ビットの第2外部情報を、前記インターリーブ処理の逆処理となるデインターリーブ処理するデインターリーバと、
前記デインターリーバから出力される複数ビットの第2外部情報を事前情報として用いて1ビットの第3外部情報を出力する変数ノードデコーダと、
前記変数ノードデコーダから出力される第3外部情報を、前記デインターリーブ処理の逆処理となるインターリーブ処理するインターリーバとを有し、
前記チェックノードデコーダは、前記インターリーバから出力されるl(エル)ビットの前記第3外部情報を事前情報として用いてmビットの第4外部情報を出力し、
前記第4外部情報は前記シンボルデマッパの事前情報として用いられ、
前記デインターリーバとインターリーバとが、それぞれ並列処理を行うように、複数設けられたことを特徴とする受信機。 - 請求項1に記載された受信機であって、
前記インターリーバと前記デインターリーバの、前段又は後段の少なくとも一方に配置される置換器を有し、
前記置換器は、前記前段に配置された場合は、前記デインターリーバに入力される前記第2外部情報のビット順序入れ替え及び前記インターリーバから出力される前記第3外部情報のビット順序入れ替えを行い、前記後段に配置された場合は、前記デインターリーバから出力される前記第2外部情報のビット順序入れ替え及び前記インターリーバに入力される前記第3外部情報のビット順序入れ替えを行うことを特徴とする受信機。 - 請求項2に記載された受信機であって、
前記シンボルデマッパに入力される複数の受信シンボル間の歪又は雑音の相関を推定する相関推定部を有し、
前記変数ノードデコーダはg個の変数ノードデコーダから構成され、
前記相関推定部が、複数の受信シンボル間の歪又は雑音の相関が所定の基準よりも低いと判断すると、前記置換器が、同一の受信シンボルに対する前記チェックノードデコーダの出力が同一の前記デインターリーバに入力されるように置換制御し、さらに、前記g個の変数ノードデコーダの1つと接続される前記デインターリーバのうち、少なくとも2つは、異なる受信シンボルに対応するチェックノードデコーダの出力を含むように、前記デインターリーバと前記変数ノードデコーダとが接続されることを特徴とする受信機。 - 請求項3に記載された受信機であって、
複数の伝搬路の歪又は雑音の相関を推定する伝搬路情報推定部を有し、
前記シンボルデマッパは、前記複数の伝搬路の受信シンボルをそれぞれ復調処理する複数のシンボルデマッパで構成され、
前記相関推定部が、前記伝搬路情報推定部が推定した伝搬路の情報に基づき、前記複数の伝搬路の受信シンボル間の歪又は雑音の相関が所定の基準よりも低いと判断すると、前記置換器が前記置換制御を行うとともに、前記g個の変数ノードデコーダの1つと接続される前記デインターリーバのうち、少なくとも2つは、異なる受信シンボルに対応するチェックノードデコーダの出力を含むように、前記デインターリーバと前記変数ノードデコーダとが接続されることを特徴とする受信機。 - 請求項2に記載された受信機であって、
前記シンボル列を受信して互いに直交するI信号とQ信号とを出力する直交復調器を有し、
前記シンボルデマッパは、I信号を処理して第1外部情報(I)を出力するシンボルデマッパ(I)と、Q信号を処理して第1外部情報(Q)を出力するシンボルデマッパ(Q)とから構成され、
前記チェックノードデコーダは、第1外部情報(I)に基づいて第2外部情報(I)を出力するチェックノードデコーダ(I)と、第1外部情報(Q)に基づいて第2外部情報(Q)を出力するチェックノードデコーダ(Q)とから構成され、
前記インターリーバ及び前記デインターリーバの前段に、前記デインターリーバに入力される前記第2外部情報(I)のビット順序入れ替え、及び前記インターリーバから出力される前記第3外部情報のビット順序入れ替えを行う置換器(I)を配置し、かつ、前記インターリーバ及び前記デインターリーバの前段に、前記デインターリーバに入力される前記第2外部情報(Q)のビット順序入れ替え、及び前記インターリーバから出力される前記第3外部情報のビット順序入れ替えを行う置換器(Q)を配置したことを特徴とする受信機。 - 請求項4に記載された受信機であって、
少なくとも信号を受信する1本以上のアンテナと、受信した信号を複数のSISO等価通信路に分離するMIMO信号処理部とを有し、
前記シンボルデマッパは、前記複数のSISO等価通信路にそれぞれ対応するように複数設けられ、それぞれのシンボルデマッパは、前記MIMO信号処理部からの受信信号を処理して各SISO等価通信路に対応する第1外部情報を出力し、
前記チェックノードデコーダは、前記複数のシンボルデマッパに対応するように複数設けられ、それぞれのチェックノードデコーダは、それぞれ、前記第1外部情報に基づいて第2外部情報を出力し、
前記伝搬路情報推定部が、前記複数のSISO等価通信路間の歪又は雑音の相関を推定し、
前記相関推定部が、前記伝搬路情報推定部が推定した前記複数のSISO等価通信路間の相関情報に基づき、前記複数のSISO等価通信路間の歪又は雑音の相関が所定の基準よりも低いと判断すると、前記置換器が前記置換制御を行うとともに、前記g個の変数ノードデコーダの1つと接続される前記デインターリーバのうち、少なくとも2つは、異なる受信シンボルに対応するチェックノードデコーダの出力を含むように、前記デインターリーバと前記変数ノードデコーダとが接続されることを特徴とする受信機。 - gビットの所定ビットから変換されたシンボル列を受信する受信機であって、
前記シンボル列は、前記所定ビットをdv回の繰り返し数で繰り返し符号化した複製ビットを、インターリーブ処理によりビット順序を入れ替えた後、l(エル)ビットにつきmビット(m<l)に削減し、mビットに対して1シンボルを割り当てることで生成されたものであって、
受信された1受信シンボル及び(m−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第1外部情報を出力するシンボルデマッパと、
前記1受信シンボルに対応するmビットのそれぞれについて前記シンボルデマッパが出力したmビットの前記第1外部情報及び(l−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第2外部情報を出力するチェックノードデコーダと、
前記シンボル列に対応する複数ビットの第2外部情報を、前記インターリーブ処理の逆処理となるデインターリーブ処理するデインターリーバと、
前記デインターリーバから出力される(dv-1)ビットの第2外部情報を事前情報として用いて1ビットの第3外部情報を出力する変数ノードデコーダと、
前記変数ノードデコーダから出力される各複製ビットの第3外部情報を、前記デインターリーブの逆処理となるインターリーブ処理するインターリーバとを有し、
前記チェックノードデコーダは、前記インターリーバから出力されるl(エル)ビットの前記第3外部情報を事前情報として用いてmビットの第4外部情報を出力し、
前記第4外部情報は前記シンボルデマッパの事前情報として用いられる受信機であって、
前記デインターリーバとインターリーバとが、それぞれ並列処理を行うように、複数設けられたことを特徴とする受信機。 - gビットの所定ビットを符号化したのちインターリーブ処理によりビット順序を入れ替えた情報ビットを、l(エル)ビットにつきmビット(m<l)に削減し、該mビットに対して1シンボルを割り当てて生成されたシンボル列を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信された1受信シンボル及び(m−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第1外部情報を生成するシンボルデマップステップと、
前記1受信シンボルに対応するmビットのそれぞれについて出力されたmビットの前記第1外部情報及び(l−1)ビットの事前情報を用いて1ビットの第2外部情報を生成する第1のチェックノードデコードステップと、
前記シンボル列に対応する複数ビットの第2外部情報に対し、前記インターリーブ処理の逆処理となるデインターリーブ処理を並列に行うデインターリーブステップと、
前記デインターリーブ処理された複数ビットの第2外部情報を事前情報として用いて1ビットの第3外部情報を生成する変数ノードデコードステップと、
前記生成された第3外部情報に対し、前記デインターリーブ処理の逆処理となるインターリーブ処理を並列に行うインターリーブステップと、
前記インターリーブ処理されたl(エル)ビットの前記第3外部情報を事前情報として用いてmビットの第4外部情報を生成する第2のチェックノードデコードステップとを備え、
前記第4外部情報は前記シンボルデマップステップの事前情報として用いられることを特徴とする受信信号の復号方法。
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