JP2013168707A - 通話システムおよび通話方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被転送電話機の待機時間を低減する。
【解決手段】
送信元電話機100は、ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受ける内線電話機操作インタフェース103と、転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む統合信号データを、生成する統合信号生成部106と、統合信号データを、制御パス412を介して主装置1に送信する電話機側制御送受部107とを備える。主装置1は、統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、通話状況データ31aにおいて、統合信号データに含まれる処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、送信元電話機から処理対象電話機への通話切替指示を送信する転送制御部43と、通話切替指示に従って、当該主装置1が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、通話状況データを更新する通話路制御部30と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機への処理を制御する通話システムおよび通話方法に関する。
一般的に、社内等の内線電話を使った電話システムにおいて、通話中の呼を転送する技術が知られている。
転送の手順は、まず、送信元電話機と被転送電話機とが通話中に、送信元電話機が、被転送電話機との通話を保留にするとともに、転送先電話機にダイヤルする。送信元電話機と転送先電話機とが通話状態となった後、送信元電話機において終話することにより、転送先電話機と、被転送電話機とが通話状態となる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−306045号公報
ここで、送信元電話機によって保留された後、送信元電話機が終話するまでの間、被転送電話機は保留状態である。従って被転送電話機の話者は、例えば、保留音を聴取した状態のまま、待機する必要があり、被転送電話の話者に不便を強いてしまっていた。
さらに、例えば、ビジネスシーンにおいて、被転送電話機の話者を待機させることは、被転送電話機の話者が新規顧客の場合、被転送電話機の話者にとってビジネスチャンスを逃す可能性も含む。また、被転送電話の話者に不便を強いる結果、ユーザ満足度の低下などを招くおそれがある。
従って本発明の目的は、被転送電話機の待機時間を低減可能な通話システムおよび通話方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機への処理を制御する主装置を備える通話システムに関する。本発明の第1の特徴に係る通話システムは、電話機および主装置は、通話データを送受信する通話パスと、通話に関する統合信号データを送受信する制御パスとで接続される。送信元電話機は、ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受ける内線電話機操作インタフェースと、転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む統合信号データを、生成する統合信号生成部と、
統合信号データを、制御パスを介して主装置に送信する電話機側制御送受部と、を備える。主装置は、当該主装置が収容する電話機の識別子と、当該電話機の空き状態を示す通話状況とを対応づけた通話状況データを記憶する通話状況記録部と、統合信号データを、制御パスを介して受信する主装置側制御送受部と、統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、通話状況データにおいて、統合信号データに含まれる処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、送信元電話機から処理対象電話機への通話切替指示を送信する転送制御部と、通話切替指示に従って、当該主装置が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、通話状況データを更新する通話路制御部と、を備える。
主装置において、転送制御部は、通話切替指示の結果を、統合信号データの送信元電話機の識別子および処理対象電話機の識別子に対応づけて実施結果管理データに記憶するとともに、送信元電話機に結果を通知する実施結果管理データを、主装置側制御送受部に入力し、主装置側制御送受部は、制御パスを介して実施結果管理データを送信元電話機に送信しても良い。この場合送信元電話機において、電話機側制御送受部は、制御パスを介して実施結果管理データを受信し、内線電話機操作インタフェースが、実施結果管理データを表示する。
また、送信元電話機において、内線電話機操作インタフェースは、さらに、ユーザから、コメント送信指示と、コメント送信先の処理対象電話機の識別子と、コメントデータの入力を受け、統合信号生成部は、コメント送信指示に対応する制御データ、当該処理対象電話機の識別子および当該コメントデータを含む統合信号データを、生成しても良い。この場合、主装置において、統合信号データがコメント送信指示に対応する制御データを含む場合、主装置側制御送受部に、処理対象電話機の識別子とコメントデータとを入力するコメント送信制御部をさらに備え、主装置側制御送受部は、制御パスを介してコメントデータを処理対象電話機に送信する。また、処理対象電話機は、制御パスを介してコメントデータを受信する電話機側制御送受部と、コメントデータを表示する内線電話機操作インタフェースと、を備える。
本発明の第2の特徴は、送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機への処理を制御する主装置を備える通話システムにおける通話方法に関する。本発明の第2の特徴に係る通話方法において、電話機および主装置は、通話データを送受信する通話パスと、通話に関する統合信号データを送受信する制御パスとで接続される。通話方法は、送信元電話機の内線電話機操作インタフェースが、ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受けるステップと、送信元電話機の統合信号生成部が、転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む統合信号データを、生成するステップと、送信元電話機の電話機側制御送受部が、統合信号データを、制御パスを介して主装置に送信するステップと、主装置の主装置側制御送受部が、統合信号データを、制御パスを介して受信するステップと、主装置の転送制御部が、統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、当該主装置が収容する電話機の識別子と、当該電話機の空き状態を示す通話状況とを対応づけた通話状況データにおいて、統合信号データに含まれる処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、送信元電話機から処理対象電話機への通話切替指示を送信するステップと、主装置の通話路制御部が、通話切替指示に従って当該主装置が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、通話状況データを更新するステップを備える。
また、主装置の転送制御部が、通話切替指示の結果を、統合信号データの送信元電話機の識別子および処理対象電話機の識別子に対応づけて実施結果管理データに記憶するステップと、主装置の転送制御部が、送信元電話機に結果を通知する実施結果管理データを出力するステップと、主装置の主装置側制御送受部が、制御パスを介して実施結果管理データを送信元電話機に送信するステップと、送信元電話機の電話機側制御送受部が、制御パスを介して実施結果管理データを受信するステップと、送信元電話機の内線電話機操作インタフェースが、実施結果管理データを表示するステップをさらに備えても良い。
また、送信元電話機の内線電話機操作インタフェースが、ユーザから、コメント送信指示と、コメント送信先の処理対象電話機の識別子と、コメントデータの入力を受けるステップと、送信元電話機の統合信号生成部が、コメント送信指示に対応する制御データ、当該処理対象電話機の識別子および当該コメントデータを含む統合信号データを、生成するステップと、主装置のコメント送信制御部が、統合信号データがコメント送信指示に対応する制御データを含む場合、主装置側制御送受部に、処理対象電話機の識別子とコメントデータとを入力するステップ、主装置の主装置側制御送受部が、制御パスを介してコメントデータを処理対象電話機に送信するステップと、処理対象電話機の電話機側制御送受部が、制御パスを介してコメントデータを受信するステップと、処理対象電話機の内線電話機操作インタフェースが、コメントデータを表示するステップをさらに備えても良い。
本発明によれば、被転送電話機の待機時間を低減可能な通話システムおよび通話方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る通話システムのシステム構成と、主装置および電話機の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る統合信号データを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る通話状況データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態に係る電話機管理データのデータ構造とデータの一例を説明する図であって、図4(b)は、本発明の実施の形態に係るコマンド対応データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る実施結果管理データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る動作信号データを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る通話システムにおいて、転送処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る通話システムにおいて、コメント送信処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る主装置の統合信号処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る主装置の動作信号生成処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る主装置の転送制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る主装置の結果通知処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る主装置のコメント送信処理を説明するフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(通話システム)
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る通話システム400は、主装置1と、複数の電話端末を備える。図1に示す例では、通話システム400は、A電話機100、B電話機200およびC電話機300の3つの電話機を備える場合を説明するが、電話端末の数は問わない。
主装置1と電話端末とは、回線410によって相互に通信可能に接続される。この回線410は、通話パス411と制御パス412を備える。通話パス411は、主装置1および電話端末間で、通話データを送受信するパスである。制御パス412は、通話に関する統合信号データなどを送受信するパスである。
ここで図2を参照して、本発明の実施の形態に係る統合信号データを説明する。統合信号データは、制御パス412を介して、電話機から主装置1に送信されるデータである。統合信号データは、図2に示すように、制御データ、処理データ有無、処理対象電話機番号、送信元電話機IDおよびデータ部の各データを備える。
ここで、処理対象電話機番号、送信元電話機IDおよびデータ部の各データをまとめて、処理データ部と称する。統合信号データに、処理データ部を設けることにより、通話パスに関係のない制御に関するデータを送受信することができる。
「制御データ」項目に、主装置1において実施する制御処理の内容を示す値が設定される。主装置1において実施する制御処理の内容は、例えば転送指示、コメント送信指示である。「処理データ有無」項目に、処理データ部の有無を示す値が設定される。処理データ部がある場合は「有」、処理データ部がない場合は「無」の2値のいずれかが設定される。
処理データ部は、処理対象電話機番号、送信元電話機IDおよびデータ部の各データ項目を備える。「処理対象電話機番号」項目に、制御データにおいて設定される、主装置1が実施する制御処理の対象となる電話機番号が設定される。「送信元電話機ID」項目に、この統合信号データを送信した送信元電話機IDが設定される。「データ部」項目に、制御データがコメント送信指示の場合、その送信するべきコメントデータが設定される。
ここで、コメント送信指示は、処理対象電話機に、呼を転送して良いか否かを予め問い合わせるために用いることができる。本発明の実施の形態においては、転送先電話機では、転送元電話機から突然通話呼が転送される。そこで、転送元電話機から、転送先電話機に、転送して良いか否かを伺うコメントデータを送信することにより、予め通知することができる。
(主装置)
主装置1は、送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機に通話を転送する処理を制御する。
主装置1は、回線制御終端10、内線電話機制御終端20、通話路制御部30、通話状況記録部31および呼制御部40を備える。
回線制御終端10は、外線の電話ネットワークの終端である。内線電話機制御終端20は、内線の電話ネットワークの終端である。内線電話機制御終端20は、通話路制御部30の指示に従って、通話パス411を介して通話データを送受信するとともに、呼制御部40の指示に従って、制御パス412を介して統合信号データを送受信する。
通話路制御部30は、転送制御部43からの通話切替指示またはコメント送信制御部44からのコメント送信指示に従って、主装置1が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、通話状況データ31aを更新する。通話路制御部30は、例えば、外線からの通話データを、内線に中継したり、内線からの通話データを、外線に中継する。また通話路制御部30は、外線からの通話や電話端末間の通話を制御する。通話路制御部30は、通話の制御に伴って、通話状況データ31aを更新する。本発明の実施の形態においては通話路制御部30は、さらに、呼制御部40からの指示に従って、通話を切り替え、その切替結果を、呼制御部40に返す。
通話状況記録部31は、通話状況データ31aを記憶する記憶装置である。通話状況データ31aは、主装置が収容する電話機の識別子と、当該電話機の空き状態を示す通話状況とを対応づけたデータである。具体的には通話状況データ31aは図3に示すように、電話機IDをキーに、その電話機の通話状況、その電話機の通話先の電話機ID、保留有無および保留実施先の電話機IDを対応づけたデータである。図3に示す例で、「通話状況」項目には、空き状態、オンフック中、通話中、保留中などの各種状況が設定される。「空き状態」は、通話可能な状態である。「オンフック中」は、受話器を持ち上げた状態である。「通話中」は、いずれかの電話機と通話している状態である。「保留中」は、いずれかの電話機によって保留にされている状態である。
ここで、通話先の電話機IDと、電話機IDとは、補間関係を有する。具体的には、電話機ID「ID−1」について、通話先の電話機ID「ID−5」が対応づけられているので、電話機ID「ID−5」について、通話先の電話機ID「ID−1」が対応づけられている。また、電話機ID「ID−2」について、通話先の電話機ID「ID−4」が対応づけられているので、電話機ID「ID−4」について、通話先の電話機ID「ID−2」が対応づけられている。図3に示す例で、電話機ID「ID−2」について、通話先の電話機ID「ID−4」および保留実施先電話機ID「ID−3」が対応づけられている。これは、電話機ID「ID−2」の電話機が、電話機ID「ID−3」の電話機を保留にした状態で、電話機ID「ID−4」の電話機と通話していることを示す。
呼制御部40は、内線電話機制御終端20との間で、統合信号データを送受信する。この統合信号データは、電話端末と主装置1との間で、制御パス412を介して送受信されるデータである。
呼制御部40は、主装置側制御送受部41、統合信号処理部42、転送制御部43、コメント送信制御部44、設定データ管理部51および実施結果記録部52を備える。
設定データ管理部51は、電話機管理データ51aおよびコマンド対応データ51bなどの設定データを記憶する記憶装置である。電話機管理データ51aは、図4(a)に示すように、電話機番号と、その電話機IDとを対応づけるデータである。図4(a)は、「A電話機」の電話機IDが「ID−1」であることを示す。「処理対象電話機番号」は、例えば内線電話番号であって、ユーザが指定する電話機の識別子である。「電話機ID」は、主装置1の転送制御部43またはコメント送信制御部44が指定する電話機の識別子である。このような電話機管理データ51aにより、電話機番号と電話機IDとを相互に変換することができる。従って、実施の形態において、電話機の識別子は、電話機番号であっても良いし、電話機IDであっても良い。
コマンド対応データ51bは、図4(b)に示すように、呼制御部40が実施可能な制御処理に関する制御データと、その処理コマンドとを対応づけたデータである。ここで「制御データ」は、主装置1が実施する処理について、電話機が指定する指示内容である。「処理コマンド」は、呼制御部40において、転送制御部43またはコメント送信制御部44が読み取り可能な動作コマンドである。これにより、制御データと処理コマンドとを相互に変換することができる。
実施結果記録部52は、実施結果管理データ52aを記憶する記憶装置である。実施結果管理データ52aは、図5に示すように、処理要求の送信元電話機IDと、処理対象の電話機IDと、その実施結果とを対応づけたデータである。図5に示す例では、電話機ID「ID−1」が、電話機ID「ID−3」に対する処理要求が、「実施中」であることを示す。この実施結果は、処理経過に応じて適宜更新される。例えば、転送制御部43やコメント送信制御部44が、通話路制御部30に処理リクエストを送信した後、実施結果の項目に、「実施中」と設定され、その後、実施結果が帰ってくると、その実施結果が設定される。また、その実施結果を送信元の電話機に送信した後、実施結果の項目にnull値が設定される。
主装置側制御送受部41は、電話端末が通話している相手以外を対象とした処理を要求した場合、その要求を受信するためのインタフェースである。主装置側制御送受部41は、内線電話機制御終端20から送信される統合信号データを、制御パスを介して受信するとともに、受信した統合信号データを、統合信号処理部42に入力する。また主装置側制御送受部41は、統合信号処理部42から統合信号データの応答データを制御パスを介して受信するとともに、電話機宛に送信するために、内線電話機制御終端20に入力する。統合信号データが転送指示に関するデータの場合、応答データは、その転送の結果データである。また、統合信号データがコメント送信指示に関するデータの場合、応答データは、そのコメントデータである。
統合信号処理部42は、主装置側制御送受部41から入力された統合信号データを動作信号データに変換して、転送制御部43またはコメント送信制御部44に動作信号データを入力する。動作信号データは、転送制御部43またはコメント送信制御部44が処理可能なデータである。
統合信号処理部42は、図4(a)に示す電話機管理データ51aに基づいて、統合信号データに含まれる処理対象電話機番号を、電話機IDに変換して、処理対象電話機IDを取得する。さらに、図4(b)に示すコマンド対応データ51bに基づいて、統合信号データに含まれる制御データを、処理コマンドに変換する。統合信号処理部42は、取得した処理対象電話機IDおよび処理コマンドとともに、統合信号データに含まれる処理データの有無、送信元電話機IDおよびデータ部から、図6に示す動作信号データを生成する。
ここで図6を参照して、本発明の実施の形態に係る動作信号データを説明する。動作信号データは、図6に示すように、処理コマンド、処理データ有無、送信元電話機ID、動作処理先の電話機IDおよびデータ部の各データを備える。
「処理コマンド」項目に、主装置1において実施する処理コマンドが設定される。「処理データ有無」項目に、処理対象の電話機IDの有無を示す値が設定される。処理対象の電話機IDがある場合は「有」、処理対象の電話機IDがない場合は「無」の2値のいずれかが設定される。
「送信元電話機ID」項目に、この処理依頼の統合信号データを送信した送信元電話機の電話機IDが設定される。「処理対象電話機ID」項目に、処理対象電話機番号に対応する処理対象電話機の電話機IDが設定される。「データ部」項目に、処理コマンドがコメント送信の場合、その送信するべきコメントデータが設定される。
統合信号処理部42は、動作信号データを生成すると、転送指示に関する動作信号データを転送制御部43に入力し、コメント送信指示に関する動作信号データをコメント送信制御部44に入力する。また統合信号処理部42は、転送制御部43やコメント送信制御部44から入力されるデータを主装置側制御送受部41に入力する。このとき統合信号処理部42は、必要に応じて、図4に示す電話機管理データ51aおよびコマンド対応データ51bを参照して、電話機IDを電話機番号に変換したり、処理コマンドを制御データに変換しても良い。
転送制御部43は、統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、その統合信号に基づいて生成された動作信号データに基づいて処理する。転送制御部43は、通話状況データ31aにおいて、処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、通話路制御部30に、送信元電話機から処理対象電話機への通話切替指示を送信する。
さらに転送制御部43は、通話切替指示の結果を、統合信号データの送信元電話機の識別子および処理対象電話機の識別子に対応づけて実施結果管理データ52aに記憶する。転送制御部43は、送信元電話機に結果を通知する実施結果データを、主装置側制御送受部41に入力する。
転送制御部43において、「処理対象電話機の識別子」は、電話機管理データ51aの電話機IDに対応し、統合信号処理部42によって電話機番号から変換された識別子である。
コメント送信制御部44は、統合信号データがコメント送信指示に対応する制御データを含む場合、その統合信号データに基づいて生成された動作信号データに基づいて処理する。コメント送信制御部44は、主装置側制御送受部41に、処理対象電話機の識別子とコメントデータとを入力する。
コメント送信制御部44において、「処理対象電話機の識別子」は、電話機管理データ51aの電話機IDに対応し、統合信号処理部42によって電話機番号から変換された識別子である。
(電話端末)
図1を参照して、電話端末100を説明する。電話端末100、200および300は、通話のための端末である。図1には、電話端末100について構成を示しているが、電話端末200および300も、電話端末100と同様の構成を有する。
電話端末100は、内線電話機終端101、通話インタフェース102、内線電話機操作インタフェース、入出力データ変換部104、表示データ記録部105、統合信号生成部106および電話機側制御送受部107を備える。
内線電話機終端101は、内線の電話ネットワークの終端である。内線電話機終端101は、通話インタフェース102の指示に従って、通話パス411を介して通話データを送受信するとともに、電話機側制御送受部107の指示に従って、制御パス412を介して統合信号データなどを送受信する。
通話インタフェース102は、通話のためのインタフェースであって、具体的には、マイク、スピーカー等である。内線電話機操作インタフェース103は、主装置1に処理をリクエストしたり、処理結果を表示するインタフェースであって、具体的には、タッチパネル、ディスプレイ、ボタンなどである。内線電話機操作インタフェース103は、被転送電話機と通話中に転送先電話機への転送を試みる際、ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受ける。また、内線電話機操作インタフェース103は、送信先電話機にコメントを送信する際、ユーザから、コメント送信指示と、コメント送信先の処理対象電話機の識別子と、コメントデータの入力を受け、当該電話機に表示するべきコメントデータを表示する。内線電話機操作インタフェース103は、主装置1に処理要求した結果を受信すると、その実施結果データを表示する。
入出力データ変換部104は、統合信号生成部106から入力されたデータを、内線電話機操作インタフェース103に出力可能なデータに変換する。入出力データ変換部104は、内線電話機操作インタフェース103から入力されたデータを、統合信号生成部106に出力可能なデータに変換する。このとき、入出力データ変換部104は、表示データ記録部105に、内線電話機操作インタフェースに表示した内容をログデータとして記録する。
統合信号生成部106は、入出力データ変換部104から入力されたデータから、主装置1で処理可能な統合信号データを生成する。転送指示が入力された場合、統合信号データは、転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む。また、コメント送信指示が入力された場合、統合信号データは、コメント送信指示に対応する制御データ、当該処理対象電話機の識別子および当該コメントデータを含む。
電話機側制御送受部107は、統合信号データを、制御パス412を介して主装置1に送信する。電話機側制御送受部107は、統合信号データに基づいて主装置1において処理された後、制御パスを介して実施結果データを受信し、統合信号生成部106に入力する。また電話機側制御送受部107は、制御パス412を介して、当該電話機で表示するコメントデータを受信し、統合信号生成部106に入力する。
(通話方法)
図7を参照して、本発明の実施の形態において、通話を転送する際の処理を説明する。ここで、A電話機100がB電話機200と通話中に、B電話機200が、A電話機100とC電話機300との通話に転送する場合を説明する。ここで、A電話機100は、被転送電話機である。B電話機200は、送信元電話機である。C電話機300は、処理対象電話機である。なお、図7に示す例では、A電話機が、主装置1が収容する電話機である場合を説明するが、これに限られない。例えばA電話機は、主装置1が外線から受信した電話機であっても良い。
まずB電話機200において、ユーザが、転送指示と、その転送先の電話番号として、C電話機300の電話番号を入力する。ステップS101において、B電話機200のユーザの操作によって、内線電話機操作インタフェース103からデータが入力される。ステップS102において入出力データ変換部104は、入力されたデータを、C電話機300を示す処理対象電話機番号と、転送指示を示す制御データに変換する。入出力データ変換部104は、ステップS102で変換された処理対象電話機番号および制御データを、ステップS103において統合信号生成部106に入力する。統合信号生成部106は、ステップS104において統合信号データを生成し、ステップS105において、電話機側制御送受部107に送信する。電話機側制御送受部107は、ステップS106およびステップS107において、統合信号データを主装置1に送信する。
主装置1の主装置側制御送受部41は、ステップS108において統合信号データを受信すると、ステップS109において統合信号処理部42に入力する。ステップS110において統合信号処理部42は、入力された統合信号データの制御データに基づいて、処理を振り分ける。ここでは、転送指示のための統合信号データであるので、ステップS111において統合信号処理部42は、統合信号データから生成した動作信号データを、転送制御部43に送信する。
ステップS112において転送制御部43は、入力された動作信号に基づいて、転送するか否かを判定する。具体的には転送制御部43は、通話状況データ31aを読みだして、処理対象電話機であるB電話機200が空き状態であるか否かを判定する。空き状態でない場合、転送不可と判断し、送信元電話機であるA電話機100に、エラーメッセージを送信する。一方、空き状態の場合、転送可と判断し、ステップS113において通話路制御部30に通話切替指示を送信する。
通話路制御部30は、通話切替指示を受信すると、ステップS114において、A電話機100およびB電話機200間の通話から、A電話機100およびC電話機300の通話に切り替える。切替が正常に終了すると、ステップS115において通話路制御部30は、通話切替完了のメッセージを転送制御部43に返す。転送制御部43は、ステップS116において、通話切替が正常に終了した旨を、送信元の電話機であるB電話機向けに送信する。
このとき、転送制御部43は、ステップS117において、実施結果データを統合信号処理部42に入力する。統合信号処理部42は、ステップS118において、主装置側制御送受部41に実施結果データを送信する。ステップS119およびステップS120において主装置側制御送受部41は、実施結果データを制御パス412を介してB電話機200に送信する。
ステップS121において、B電話機200の電話機側制御送受部207が実施結果データを受信すると、ステップS122において入出力データ変換部204に入力する。入出力データ変換部204は、ステップS123において受信した実施結果データを、内線電話機操作インタフェース203が処理可能な形式に変換して、ステップS124において内線電話機操作インタフェース203に出力する。内線電話機操作インタフェース203は、受信した実施結果データを表示する。
図8を参照して、本発明の実施の形態において、コメントを送信する際の処理を説明する。ここで、A電話機100がB電話機200と通話中に、B電話機200が、C電話機300にコメントを送信する場合を説明する。ここで、B電話機200は、送信元電話機である。C電話機300は、処理対象電話機である。
まずB電話機200において、ユーザが、コメント送信指示と、その送信先の電話番号としてC電話機300の電話番号と、コメントを入力する。ステップS201において、B電話機200のユーザの操作によって、内線電話機操作インタフェース103からデータが入力される。ステップS202において入出力データ変換部104は、入力されたデータを、C電話機300を示す処理対象電話機番号と、コメント指示を示す制御データと、コメントデータに変換する。入出力データ変換部104は、ステップS202で変換された処理対象電話機番号、制御データおよびコメントデータを、ステップS203において統合信号生成部106に入力する。統合信号生成部106は、ステップS204において統合信号データを生成し、ステップS205において、電話機側制御送受部107に送信する。電話機側制御送受部107は、ステップS206およびステップS207において、統合信号データを主装置1に送信する。
主装置1の主装置側制御送受部41は、ステップS208において統合信号データを受信すると、ステップS209において統合信号処理部42に入力する。ステップS210において統合信号処理部42は、入力された統合信号データの制御データに基づいて、処理を振り分ける。ここでは、コメント送信指示のための統合信号データであるので、ステップS211において統合信号処理部42は、統合信号データから生成した動作信号データを、コメント送信制御部44に送信する。
ステップS212においてコメント転送制御部43は、入力された動作信号に基づいて、ステップS213において処理対象電話機宛のコメントデータを、主装置側制御送受部41に送信する。
主装置側制御送受部41は、コメントデータを受信すると、ステップS214およびステップS215において主装置側制御送受部41は、コメントデータを制御パス412を介してC電話機300に送信する。
ステップS216において、C電話機300の電話機側制御送受部307が実施結果データを受信すると、ステップS217において入出力データ変換部304に入力する。入出力データ変換部304は、ステップS218において受信したコメントデータを、内線電話機操作インタフェース303が処理可能な形式に変換して、ステップS219において内線電話機操作インタフェース303に出力する。内線電話機操作インタフェース303は、受信したコメントデータを表示する。
(主装置の処理)
図9ないし図13を参照して、主装置1内の処理を詳述する。まず、図9を参照して、統合信号処理部42による処理を説明する。
ステップS301において統合信号処理部42は、統合信号データを受信する。ステップS302において、統合信号処理部42は、受信した統合信号データから、動作信号データを生成する。ステップS303において統合信号処理部42は、統合信号データに含まれる制御データの種別に応じて処理を振り分ける。制御データが、転送指示を示す場合、ステップS304に進み、転送制御部43による転送制御処理を実行する。制御データが、コメント送信指示を示す場合、ステップS305に進み、コメント送信制御処理を実行する。
図10を参照して、統合信号処理部42における動作信号生成処理を説明する。動作信号生成処理は、統合信号データから、動作信号データを生成する処理である。図10に示す処理は、図9のステップS302の処理に相当する。
まずステップS320において統合信号処理部42は、統合信号データの「処理データ有無」項目が、「有」であるか否かを判定する。「有」の場合、ステップS321に進み、「有」でない場合、ステップS331に進む。
ステップS321において統合信号処理部42は、設定データ管理部51に問い合わせ、電話機管理データ51aに基づいて、処理対象電話機番号の電話機IDを取得する。統合信号処理部42は、取得した電話機IDを、処理対象電話機IDとして、動作信号データの「処理対象電話機ID」に設定する。
ステップS322において統合信号処理部42は、設定データ管理部51に問い合わせ、コマンド対応データ51bを元に、制御データに対応する処理コマンドを取得する。統合信号処理部42は、取得した処理コマンドを、動作信号データの「処理コマンド」に設定する。
ステップS323において、統合信号処理部42は、動作信号データの「処理データ有無」に「有」をセットする。ステップS324において、統合信号処理部42は、動作信号データの「送信元電話機ID」に、統合信号データの「送信元電話機ID」のデータをセットする。ステップS325において、統合信号処理部42は、動作信号データの「データ部」に、統合信号データの「データ部」のデータをセットする。
一方ステップS331ないしステップS333において、処理データが「無」の場合、動作信号データを生成する処理を説明する。ここで、処理データが「無」の場合とは、本願の実施の形態の様に、通話状況データ31aを参照して空き状態の場合に転送を決定するのではなく、従来の様に、処理対象電話機の通話状況にかかわらず、通話を転送する処理を実行する場合である。
ステップS331において統合信号処理部42は、設定データ管理部51に問い合わせ、コマンド対応データ51bを元に、制御データに対応する処理コマンドを取得する。ステップS332において、統合信号処理部42は、動作信号データの「処理データ有無」に「無」をセットする。ステップS333において、統合信号処理部42は、動作信号データの「送信元電話機ID」に、統合信号データの「送信元電話機ID」のデータをセットする。
このようにステップS321ないしステップS325の処理、あるいはステップS331ないしステップS333に基づいて、動作信号データの項目にデータがセットされると、動作信号生成処理は終了する。
図11を参照して、転送制御部43による転送制御処理を説明する。図11に示す処理は、図9のステップS304の処理に相当する。
まずステップS401において転送制御部43は、動作信号データの「処理データ有無」項目が、「有」であるか否かを判定する。「有」の場合、ステップS402に進み、「有」でない場合、ステップS421に進む。
ステップS402において転送制御部43は、動作信号データから、「処理対象電話機ID」を取得し、ステップS403において「送信元電話機ID」を取得する。
ステップS404において転送制御部43は、通話状況記録部31の通話状況データ31aに基づいて、ステップS402で取得した処理対象電話機IDに基づいて処理対象電話機の通話状況を取得する。ステップS405において転送制御部43は、処理対象電話機の通話状況が、「空き状態」であるか否かを判断する。「空き状態」でない場合、ステップS408において転送制御部43は、実施結果を「実施結果(失敗)」として、実施結果管理データ52aに記録する。
一方、「空き状態」の場合、ステップS406において、通話路制御部30に、ステップS403で取得した「送信元電話機ID」が通話中の呼を、「処理対象電話機」に転送する指示を送信する。具体的には、B電話機200は、A電話機100と通話中に、C電話機300に転送するので、転送制御部43は、B電話機200が通話中のA電話機100との呼を、C電話機300に転送する指示を、通話路制御部30に入力する。その後、ステップS407において転送制御部43は、実施結果を「実施結果(実施中)」として、実施結果管理データ52aに記録する。
一方ステップS421において転送制御部43は、動作信号データから「送信元電話機ID」を取得する。さらにステップS422において転送制御部43は、通話状況データ31aを読みだして、「送信元電話機ID」を元に、「送信元電話機ID」の電話機によって「保留中の電話機ID」と、「送信元電話機ID」の電話機と通話中の「電話機ID」を取得する。例えば、図3に示す例において、電話機ID「ID−2」の電話機は、電話機ID「ID−4」の電話機と通話中であるとともに、電話機ID「ID−3」の電話機を保留にしている。この場合、転送制御部43は、送信元電話機ID「ID−2」の電話機によって保留中の電話機ID「ID−3」と、通話中の電話機ID「ID−4」を取得する。
さらにステップS423において転送制御部43は、通話路制御部30へ、「通話中の電話機ID」の通話中の呼を、「保留中の電話機の電話機ID」へ転送するように指示する。具体的には転送制御部43は、通話中の電話機ID「ID−4」の通話中の呼を、保留中の電話機の電話機ID「ID−3」へ転送するように、通話路制御部30に指示する。その後、ステップS424において転送制御部43は、実施結果を「実施結果(実施中)」として、実施結果管理データ52aに記録する。
その後ステップS409において、送信元電話機に、転送結果を通知する。具体的には、図12に示す処理を実行すする。
転送制御部43は、まずステップS451において、実施結果が、「実施結果(失敗)」であるか否かを判定する。これは、図11のステップS408の処理を実行した場合である。実施結果が、「実施結果(失敗)」の場合、ステップS457に進む。ステップS457において転送制御部43は、「実施結果(失敗)」を、統合信号処理部42に送信し、ステップS458に進む。
ステップS451において実施結果が、「実施結果(失敗)」でない場合、ステップS452に進む。ステップS452において転送制御部43は、通話路制御部30へ転送指示を実施後、所定時間Tが経過しているか否かを判断する。所定時間Tを経過していない場合、ステップS452に戻り、所定時間Tの経過を待機する。所定時間Tが経過するとステップS453に進む。
ステップS453において転送制御部43は、通話路制御部30から転送実施結果を受信したか否かを判定する。受信していない場合、ステップS457に進む。受信している場合、ステップS454に進む。
ステップS454において転送制御部43は、通話路制御部より取得した結果が成功であるか否かを判定する。成功でない場合、ステップS457に進む。成功の場合、ステップS455に進む。
ステップS455において転送制御部43は、実施結果管理データ52aにおいて、実施結果を「実施結果(実施中)」から「実施結果(成功)」に更新する。ステップS456において転送制御部43は、「実施結果(成功)」を、統合信号処理部42に送信し、ステップS458に進む。
ステップS458において転送制御部43は、実施結果管理データ52aの実施結果に「null」を設定し、処理を終了する。
図13を参照して、コメント送信制御部44の処理を説明する。図13に示す処理は、図9のステップS305の処理に相当する。
まずステップS501においてコメント送信制御部44は、動作信号データの「処理データ有無」項目が、「有」であるか否かを判定する。「有」の場合、ステップS502に進み、「有」でない場合、ステップS505に進む。ステップS505においてコメント送信制御部44は、コメント送信エラーを統合信号処理部42に送信する。
ステップS502においてコメント送信制御部44は、動作信号データから、「処理対象電話機ID」を取得し、ステップS503において「送信元電話機ID」を取得する。
ステップS504において転送制御部43は、通話路制御部30に、ステップS502で取得した「処理対象電話機ID」の電話機に、動作信号データのデータ部に設定されたデータを送信する指示を送信する。具体的には、B電話機200は、A電話機100と通話中に、C電話機300にコメントデータを送信するので、転送制御部43は、C電話機300にコメントデータを送信する指示を、通話路制御部30に入力する。
本発明の実施の形態に係る通話方法は、保留音を聴取させる等の被転送者を待たせることなく、通話中の呼を転送先へ転送させることができる。また、電話端末上で、通話中に、通話中の相手以外を対象とした機能操作を選択可能とし、機能操作を主装置1へ送信する際に操作対象を明確に伝達する。さらに、主装置1上で、通話状態を管理しつつ、電話端末が通話している相手以外を対象とした機能操作を受信し、その対象を機能操作するための統合信号を管理し、実施する。また、主装置1上で、転送指示またはコメント送信指示などの指示や、処理対象を明確化する統合信号データについて、コマンド種別や処理対象を判別することにより、転送等の多種多様な機能操作を実現する。
このような本発明の実施の形態に係る通話方法は、被転送者を待たせることなく、転送を実施完了することができ、被転送者と転送先とが早急に通話することができる。例えば、ビジネスシーンにおいて、新規お客様からの電話を、早期に担当者へ転送できることにより、ビジネスチャンスの創出につながる。また、被転送者を待たせずに転送可能となることにより、お得意様や何度かご連絡いただいているお客様の場合には、ユーザ満足度の低下を防止することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、フローチャート等を用いて説明した処理は、矛盾が生じないかぎりいかなる順序で実行されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 主装置
10 回線制御終端
20 内線電話機制御終端
30 通話路制御部
31 通話状況記録部
31a 通話状況データ
40 呼制御部
41 主装置側制御送受部
42 統合信号処理部
43 転送制御部
44 コメント送信制御部
51 設定データ管理部
51a 電話機管理データ
51b コマンド対応データ
52 実施結果記録部
52a 実施結果管理データ
101 内線電話機終端
102 通話インタフェース
103 内線電話機操作インタフェース
104 入出力データ変換部
105 表示データ記録部
106 統合信号生成部
107 電話機側制御送受部
100、200、300 電話端末(電話機)
400 通話システム
410 回線
411 通話パス
412 制御パス

Claims (6)

  1. 送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機への処理を制御する主装置を備える通話システムにおいて、
    電話機および主装置は、通話データを送受信する通話パスと、通話に関する統合信号データを送受信する制御パスとで接続され、
    前記送信元電話機は、
    ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受ける内線電話機操作インタフェースと、
    前記転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む統合信号データを、生成する統合信号生成部と、
    前記統合信号データを、前記制御パスを介して前記主装置に送信する電話機側制御送受部と、を備え、
    前記主装置は、
    当該主装置が収容する電話機の識別子と、当該電話機の空き状態を示す通話状況とを対応づけた通話状況データを記憶する通話状況記録部と、
    前記統合信号データを、前記制御パスを介して受信する主装置側制御送受部と、
    前記統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、前記通話状況データにおいて、前記統合信号データに含まれる前記処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、前記送信元電話機から前記処理対象電話機への通話切替指示を送信する転送制御部と、
    前記通話切替指示に従って、当該主装置が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、前記通話状況データを更新する通話路制御部と、を備える
    ことを特徴とする通話システム。
  2. 前記主装置において、
    前記転送制御部は、
    前記通話切替指示の結果を、前記統合信号データの送信元電話機の識別子および処理対象電話機の識別子に対応づけて実施結果管理データに記憶するとともに、
    前記送信元電話機に前記結果を通知する実施結果データを、前記主装置側制御送受部に入力し、
    前記主装置側制御送受部は、前記制御パスを介して前記実施結果データを前記送信元電話機に送信し、
    前記送信元電話機において、
    前記電話機側制御送受部は、前記制御パスを介して前記実施結果データを受信し、
    前記内線電話機操作インタフェースが、前記実施結果データを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通話システム。
  3. 前記送信元電話機において、
    前記内線電話機操作インタフェースは、さらに、ユーザから、コメント送信指示と、コメント送信先の処理対象電話機の識別子と、コメントデータの入力を受け、
    前記統合信号生成部は、前記コメント送信指示に対応する制御データ、当該処理対象電話機の識別子および当該コメントデータを含む統合信号データを、生成し、
    前記主装置において、
    前記統合信号データがコメント送信指示に対応する制御データを含む場合、前記主装置側制御送受部に、前記処理対象電話機の識別子と前記コメントデータとを入力するコメント送信制御部をさらに備え、
    前記主装置側制御送受部は、前記制御パスを介して前記コメントデータを前記処理対象電話機に送信し、
    前記処理対象電話機は、
    前記制御パスを介して前記コメントデータを受信する電話機側制御送受部と、
    前記コメントデータを表示する内線電話機操作インタフェースと、を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通話システム。
  4. 送信元電話機および被転送電話機間の通話中に、送信元電話機から処理対象電話機への処理を制御する主装置を備える通話システムにおける通話方法おいて、
    電話機および主装置は、通話データを送受信する通話パスと、通話に関する統合信号データを送受信する制御パスとで接続され、
    前記送信元電話機の内線電話機操作インタフェースが、ユーザから、転送指示と、転送先の処理対象電話機の識別子の入力を受けるステップと、
    前記送信元電話機の統合信号生成部が、前記転送指示に対応する制御データおよび当該処理対象電話機の識別子を含む統合信号データを、生成するステップと、
    前記送信元電話機の電話機側制御送受部が、前記統合信号データを、前記制御パスを介して前記主装置に送信するステップと、
    前記主装置の主装置側制御送受部が、前記統合信号データを、前記制御パスを介して受信するステップと、
    前記主装置の転送制御部が、前記統合信号データが転送指示に対応する制御データを含む場合、当該主装置が収容する電話機の識別子と、当該電話機の空き状態を示す通話状況とを対応づけた通話状況データにおいて、前記統合信号データに含まれる前記処理対象電話機の識別子が空き状態である場合、前記送信元電話機から前記処理対象電話機への通話切替指示を送信するステップと、
    前記主装置の通話路制御部が、前記通話切替指示に従って当該主装置が収容する電話機間の通話パスを制御するとともに、前記通話状況データを更新するステップ
    を備えることを特徴とする通話方法。
  5. 前記主装置の前記転送制御部が、前記通話切替指示の結果を、前記統合信号データの送信元電話機の識別子および処理対象電話機の識別子に対応づけて実施結果管理データに記憶するステップと、
    前記主装置の前記転送制御部が、前記送信元電話機に前記結果を通知する実施結果データを出力するステップと、
    前記主装置の前記主装置側制御送受部が、前記制御パスを介して前記実施結果データを前記送信元電話機に送信するステップと、
    前記送信元電話機の前記電話機側制御送受部が、前記制御パスを介して前記実施結果データを受信するステップと、
    前記送信元電話機の前記内線電話機操作インタフェースが、前記実施結果データを表示するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の通話方法。
  6. 前記送信元電話機の前記内線電話機操作インタフェースが、ユーザから、コメント送信指示と、コメント送信先の処理対象電話機の識別子と、コメントデータの入力を受けるステップと、
    前記送信元電話機の前記統合信号生成部が、前記コメント送信指示に対応する制御データ、当該処理対象電話機の識別子および当該コメントデータを含む統合信号データを、生成するステップと、
    前記主装置のコメント送信制御部が、前記統合信号データがコメント送信指示に対応する制御データを含む場合、前記主装置側制御送受部に、前記処理対象電話機の識別子と前記コメントデータとを入力するステップ、
    前記主装置の前記主装置側制御送受部が、前記制御パスを介して前記コメントデータを前記処理対象電話機に送信するステップと、
    前記処理対象電話機の電話機側制御送受部が、前記制御パスを介して前記コメントデータを受信するステップと、
    前記処理対象電話機の内線電話機操作インタフェースが、前記コメントデータを表示するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の通話方法。
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