JP2009147519A - ディーリング通話システム - Google Patents
ディーリング通話システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009147519A JP2009147519A JP2007320875A JP2007320875A JP2009147519A JP 2009147519 A JP2009147519 A JP 2009147519A JP 2007320875 A JP2007320875 A JP 2007320875A JP 2007320875 A JP2007320875 A JP 2007320875A JP 2009147519 A JP2009147519 A JP 2009147519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handset
- call
- terminal
- switching
- conference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
【課題】相手先に不快感を与えることなく、複雑な操作負担を大幅に軽減しながら、通話中のハンドセットを切り替えるディーリング通話システムを提供する。
【解決手段】L側ハンドセット2A及びR側ハンドセット2Bを備えたDB2と、複数の通信回線及びDBを収容接続するPBX5とを有し、DBは、二つのハンドセットを使用して異なる相手先端末と同時通話可能なディーリング通話システム1であって、L側ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、同通話をR側ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、CFT14経由で、L側ハンドセット、相手先端末及びR側ハンドセット間の会議通話を確立する会議通話確立制御部52Aと、会議通話を確立すると、L側ハンドセットの自動切断に応じてCFTを解放し、相手先端末との通話をR側ハンドセットに切替接続するハンドセット切替制御部52Bとを有している。
【選択図】図1
【解決手段】L側ハンドセット2A及びR側ハンドセット2Bを備えたDB2と、複数の通信回線及びDBを収容接続するPBX5とを有し、DBは、二つのハンドセットを使用して異なる相手先端末と同時通話可能なディーリング通話システム1であって、L側ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、同通話をR側ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、CFT14経由で、L側ハンドセット、相手先端末及びR側ハンドセット間の会議通話を確立する会議通話確立制御部52Aと、会議通話を確立すると、L側ハンドセットの自動切断に応じてCFTを解放し、相手先端末との通話をR側ハンドセットに切替接続するハンドセット切替制御部52Bとを有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば銀行や証券会社等の金融為替取引等に使用するディーリング通話端末装置を備えたディーリング通話システムに関する。
従来、このようなディーリング通話システムにおいては、通信回線を通じて通話可能な左右の第1ハンドセット及び第2ハンドセットを備えたディーリング通話端末装置と、通信回線及びディーリング通話端末装置を収容接続する構内交換機とを有し、ディーリング通話端末装置では、第1ハンドセット及び第2ハンドセットを使用して最大2回線の同時通話が可能となって、例えば金融為替取引等の売り手及び買い手に対して同時通話を確立し、早急な取引を行うことができる技術が広く知られている(例えば特許文献1参照)。
また、このようなディーリング通話システムにおいては、発信、着信応答する際に利用する二つのハンドセットを、ハンドセット切替手段を用いて切り替える技術が広く知られている(例えば特許文献2参照)。
また、このような従来のディーリング通話システムにおいては、例えば左側の第1ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、同相手先端末との通話を右側の第2ハンドセットに切り替えたい場合、通話転送操作に応じて同通話を転送する転送処理、又は通話割込操作に応じて同通話に割り込む通話割込処理を実行し、第1ハンドセット及び相手先端末間の通話を切断することで、相手先端末との通話を第2ハンドセットに切り替えるようにしたので、第1ハンドセットを使用して相手先端末との通話中であったとしても、同通話を第2ハンドセットに切り替えることができる。
特開2002−44262号公報(要約書及び図1参照)
特開平8−154112号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、特許文献1記載のディーリング通話システムによれば、例えば第1ハンドセットで相手先端末と通話中に、同通話を第2ハンドセットに切り替えたい場合、通話転送操作に応じて同通話を転送する転送処理、又は通話割込操作に応じて同通話に割り込む通話割込処理を実行した後、通話中の第1ハンドセットの回線の切断操作に応じて、同通話を第2ハンドセットに切り替えて第2ハンドセット及び相手先端末間の通話を確立するようにしたが、転送処理又は割込処理中は相手先端末に保留音を流すことになることから、迅速な取引を求む相手先端末側のユーザに不快感を与えると共に、早急な取引が要求される状況下で、通話転送操作(又は通話割込操作)の他に、さらに切断操作等の複雑な操作負担をディーリング通話端末側のユーザに与えてしまう虞がある。
また、特許文献2記載のディーリング通話システムによれば、発信や着信応答の際に利用するハンドセットを切替選択することができるが、通話となってからの切替をすることができず、例えば一度通話状態となってから、ハンドセットを利き腕が利用できる状態とする(例えば右腕が利き腕の場合にはハンドセットを左にする。)ためには、通話中の呼を一度保留にして再度ハンドセットを切り替えてから応答する必要があり、早急な取引が要求される状況下で、ユーザに煩わしい操作を要求しなければならない。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、相手先に不快感を与えることなく、操作負担を大幅に軽減しながら、通話中のハンドセットを切り替えることができるディーリング通話システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のディーリング通話システムは、複数の通信回線と、第1ハンドセット及び第2ハンドセットを備えたディーリング通話端末装置と、前記複数の通信回線及び前記ディーリング通話端末装置を収容接続する構内交換機とを有し、前記ディーリング通話端末装置は、前記第1ハンドセット及び前記第2ハンドセットを使用して前記通信回線経由で異なる相手先端末と同時通話可能なディーリング通話システムであって、前記第1ハンドセットを使用して前記通信回線経由で前記相手先端末との通話中に、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、前記構内交換機内の会議トランク経由で、前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立する会議通話確立手段と、この会議通話確立手段にて前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立すると、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断し、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続するハンドセット切替手段とを有するようにした。
従って、本発明のディーリング通話システムによれば、第1ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、前記構内交換機内の会議トランク経由で、前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立し、この会議通話が確立すると、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断し、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続するようにしたので、相手先端末側には保留音を流さないことで、相手先に不快感を与えることなく、さらには、複雑な操作負担を大幅に軽減することができると共に、相手先端末との通話を継続しながら、通話中のハンドセットを切り替えることができる。
また、本発明のディーリング通話システムは、前記ハンドセット切替手段が、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断すると、前記相手先端末及び前記第2ハンドセットに対する前記会議トランクとの接続を切断し、前記会議トランクを経由することなく、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間を通話接続するようにした。
従って、本発明のディーリング通話システムによれば、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断すると、前記相手先端末及び前記第2ハンドセットに対する前記会議トランクとの接続を切断し、前記会議トランクを経由することなく、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間を通話接続するようにしたので、会議トランクを経由することなく、相手先端末及び第2ハンドセット間の通話路を形成することができる。
また、本発明のディーリング通話システムは、前記ディーリング通話端末装置が、前記第1ハンドセットに対応した第1表示態様及び前記第2ハンドセットに対応した第2表示態様を備えた表示手段を有し、前記ディーリング通話システムは、前記第1ハンドセットに対応した第1表示態様で前記第1ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を表示中に、前記ハンドセット切替手段にて前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続すると、前記第2ハンドセットに対応した第2表示態様で前記切替接続した第2ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を切替表示するようにした。
従って、本発明のディーリング通話システムによれば、前記第1ハンドセットに対応した第1表示態様で、前記第1ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を表示中に、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続すると、前記第2ハンドセットに対応した第2表示態様で、前記第2ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を切替表示するようにしたので、ユーザは、相手先情報を表示した表示態様に基づき、ハンドセットの切替完了を認識することができる。
本発明のディーリング通話システムは、前記切替転送指示が、前記ディーリング通話端末装置に配置されたハンドセット切替ボタンのボタン操作に応じて生じるようにした。
従って、本発明のディーリング通話システムによれば、前記ディーリング通話端末装置に配置されたハンドセット切替ボタンのボタン操作に応じて前記切替転送指示を生じるようにしたので、例えば保留操作、転送操作、割込操作、更には切断操作をすることなく、すなわち、複雑な操作負担を大幅に軽減しながら、ワンタッチ操作で通話中のハンドセット切替を実現することができる。
また、本発明のディーリング通話システムは、前記会議通話確立手段が、前記第1ハンドセット及び前記相手先端末間の通話中に、前記切替転送指示を検出すると、前記第2ハンドセットが空きであるか否かを判定し、前記第2ハンドセットが空きの場合、前記ハンドセット切替手段にて前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替接続し、前記第2ハンドセットが空きでない場合、前記切替転送指示の検出を無効にするようにした。
従って、本発明のディーリング通話システムによれば、前記第1ハンドセット及び前記相手先端末間の通話中に、前記切替転送指示を検出すると、前記第2ハンドセットが空きであるか否かを判定し、前記第2ハンドセットが空きの場合、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替接続し、前記第2ハンドセットが空きでない、すなわち使用中の場合、前記切替転送指示の検出を無効にするようにしたので、使用中のハンドセットへの切替による不具合を確実に防止することができる。
上記のように構成された本発明のディーリング通話システムによれば、第1ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから第2ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、構内交換機内の会議トランク経由で、前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立し、この会議通話が確立すると、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断し、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続するようにしたので、相手先端末側には保留音を流さないことで、相手先に不快感を与えることなく、さらには、複雑な操作負担を大幅に軽減することができると共に、相手先端末との通話を継続しながら、通話中のハンドセットを切り替えることができる。
以下、図面に基づき、本発明に関わる第1の実施の形態を示すディーリング通話システムについて説明する。
(実施の形態1)
図1は第1の実施の形態を示すディーリング通話システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1は第1の実施の形態を示すディーリング通話システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すディーリング通話システム1は、例えば金融為替取引に使用する複数のディーリング通話端末装置(以下、単にDBと称する)2と、局線3及び専用線4と、DB2、局線3及び専用線4を収容接続する構内交換機(以下、単にPBXと称する)5と、PBX5をシステム管理する管理端末(以下、単にSATと称する)6とを有している。
PBX5は、DB2との通信インタフェースを司るディジタルライン回路(以下、単にDBLINと称する)11と、局線3との通信インタフェースを司る局線トランク12と、専用線4との通信インタフェースを司る専用線トランク13と、会議通話を確立する会議トランク(以下、単にCFTと称する)14と、SAT6との通信インタフェースを司る管理端末トランク15と、DBLIN11、局線トランク12、専用線トランク13、CFT14及び管理端末トランク15間の通話路を形成する通話路スイッチ(以下、単にTSWと称する)16と、例えば局データや局プログラム等のPBX5に関わる様々な情報を記憶する記憶装置(以下、単にMMと称する)17と、PBX5全体を制御する制御装置(以下、単にCCと称する)18とを有している。
図2はDB2内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すDB2は、左側ハンドセット(以下、単にL側ハンドセットと称する)2A及び右側ハンドセット(以下、単にR側ハンドセットと称する)2Bを備え、DBLIN11と接続し、L側ハンドセット2Aの通話の音声データ(Bチャネル)を送受信するL側CODEC21Aと、DBLIN11に接続し、R側ハンドセット2Bの通話の音声データ(Bチャネル)を送受信するR側CODEC21Bと、DBLIN11に接続し、呼制御メッセージ(Dチャネル)を送信する呼制御メッセージ送信部22と、DBLIN11に接続し、呼制御メッセージ(Dチャネル)を受信する呼制御メッセージ受信部23と、呼制御メッセージ送信部22及び呼制御メッセージ受信部23で送受信する呼制御メッセージを一時記憶する送受信バッファ24と、後述する回線ボタン群、プログラマブル機能ボタン群及び固定機能ボタン群等のボタン操作部25と、このボタン操作部25のボタン操作を監視するボタン監視部26と、動作状態を識別表示する状態ランプ27と、状態ランプ27をランプ制御するランプ制御部28と、様々な情報を表示するLCD表示部29と、LCD表示部29を画面制御するLCD画面コントローラ30と、例えばボタン操作部25内の固定機能ボタン群に設定した固定機能内容や固定プログラム等を記憶した固定記憶装置(以下、単にROMと称する)31と、例えばボタン操作部25内のプログラマブル機能ボタン群に設定した機能内容、回線ボタン群の回線ボタンに設定した回線データ(回線名称や回線番号等)等の各種情報を記憶した一時記憶装置(以下、単にRAMと称する)32と、このDB2全体を制御する制御プロセッサ(以下、単にMPUと称する)33と、L側CODEC21A、R側CODEC21B、呼制御メッセージ送受信バッファ24、ボタン監視部26、ランプ制御部28、LCD画面コントローラ30、ROM31、RAM32及びMPU33間のデータ経路となる制御バス34とを有している。
DB2は、L側ハンドセット2A及びR側ハンドセット2Bを使用して異なる相手先端末61と2回線同時通話が可能である。
MPU33は、例えば呼制御メッセージ送受信バッファ24を通じてDB2及びDBLIN11間の制御メッセージに基づき呼制御プログラムを実行するものである。
L側CODEC21Aは、L側ハンドセット2Aからのアナログ音声をデジタル変換してPBX5内部のTSW16に伝送すると共に、TSW16からのデジタル音声をアナログ変換してL側ハンドセット2Aに伝送するものである。また、同様に、R側CODEC21Bは、R側ハンドセット2Bからのアナログ音声をデジタル変換してTSW16に伝送すると共に、TSW16からのデジタル音声をアナログ変換してR側ハンドセット2Bに伝送するものである。
図3はDB2の盤面を端的に示す説明図である。
図3に示すDB2は、L側ハンドセット2A、R側ハンドセット2B、ボタン操作部25及びLCD表示部29の他に、例えば着信音やハンズフリー使用時に相手側の受話音声を音声出力するスピーカ41を備え、ボタン操作部25は、任意の回線を捕捉する回線ボタン群42と、任意に登録した登録機能を指定するプログラマブル機能ボタン群43と、固定の登録機能を指定する固定機能ボタン群44と、ダイヤル番号の入力に使用するテンボタン群45とを有している。
回線ボタン群42は、図4に示すように、例えば内線、外線及びホットライン回線等の通信回線に対応し、所定操作に応じて同通信回線の発信又は着信応答を可能にする回線ボタン42Aを備えている。
プログラマブル機能ボタン群43は、図4に示すように、着信画面切替機能、話中画面切替機能、ハンドセット切替機能等を設定した設定ボタン毎に動作状態を識別する状態ランプ27を備え、着信画面切替ボタン43AはLCD表示部29に表示中の着信情報を切替表示するためのボタンに相当し、話中画面切替ボタン43BはLCD表示部29に表示中の話中の相手先情報を切替表示するためのボタンに相当し、ハンドセット切替ボタン43Cは、例えばL側ハンドセット2Aで話中の通話をR側ハンドセット2Bに切り替えるハンドセット切替機能を実行するためのボタンに相当するものである。
また、固定機能ボタン群44は、固定機能ボタン毎に状態ランプ27を備え、画面を切り替える画面切替ボタン(TITLE,HOME,BACK,NEXT,SORT等)44A、音量を調整する音量UP/DOWNボタン44Bと、通話を切断する通話切断ボタン(CLR)44Cと、通話を転送する通話転送ボタン(TRS)44Dと、通話を保留する通話保留ボタン(HOLD)44E等とを有している。
また、盤面上の左端部に配置した通話切断ボタン(CLR)44C、通話転送ボタン(TRS)44D及び通話保留ボタン(HOLD)44Eは、L側ハンドセット2Aの通話に使用するのに対し、右端部に配置した通話切断ボタン(CLR)44C、通話転送ボタン(TRS)44D及び通話保留ボタン(HOLD)44Eは、R側ハンドセット2Bの通話に使用するものである。
例えばR側ハンドセット2Bを使用して通話中の場合、同R側ハンドセット2Bの通話切断ボタン(CLR)44Cに対応した状態ランプ27を“通話中”点灯し、同通話切断ボタン(CLR)44Cのボタン操作を検出すると、同R側ハンドセット2Bの通話を切断し、同“通話中”の状態ランプ27を滅灯するものである。
また、LCD表示部29は、図5(a)に示すように待機状態では自端末の内線番号や現在日時を画面表示し、図5(b)に示すように、L側ハンドセット2Aを使用しての通話状態では、L側ハンドセット2Aの使用中を識別表示するハンドセット識別29A及び現在日時29Bの他に、LCD表示部29の左側表示領域に通話中の相手先名称29Cを画面表示する表示態様である。尚、DB2のユーザは、ハンドセット識別29A及び左側表示領域の相手先名称29Cに基づき、L側ハンドセット2Aを使用した通話状態であることを認識することができるものである。
また、図5(c)に示すように、R側ハンドセット2Bを使用しての通話状態では、R側ハンドセット2Aの使用中を識別表示するハンドセット29A及び現在日時29Bの他に、LCD表示部29の右側表示領域に通話中の相手先名称29Cを画面表示する表示態様である。尚、DB2のユーザは、ハンドセット識別29A及び右側表示領域の相手先名称29Cに基づき、R側ハンドセット2Aを使用した通話状態であることを認識することができるものである。
また、DB2内部のMPU33は、SAT6側の入力操作に応じて回線ボタン群42内の回線ボタン42Aに対応した回線データや、プログラマブル機能ボタン43群内の機能ボタンに対応した設定内容を適宜変更可能にし、同変更した回線データや設定内容をRAM32に記憶更新するものである。
MPU33は、L側ハンドセット2Aを使用して相手先端末61との通話中に、同通話を、L側ハンドセット2AからR側ハンドセット2B側に切替転送するハンドセット切替ボタン43Cのボタン操作を、ボタン監視部26を通じて検出すると、ハンドセット切替指示をPBX5側のCC18に通知するものである。
また、PBX5側のCC18は、図1に示すように、DBLIN11、局線トランク12、専用線トランク13、CFT14及び管理端末トランク15との通信インタフェースを司る通信インタフェース51と、CC18全体を制御する制御部52とを有している。
制御部52は、通信インタフェース51を通じてDBLIN11経由でDB2側のR側ハンドセット切替指示(L側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bへの通話切替)を検出すると、R側ハンドセット2Bが空き、すなわち未使用中であるか否かを判定し、R側ハンドセット2Bが空きである場合にのみ、L側ハンドセット2A及び相手先端末61の他に、R側ハンドセット2BをCFT14経由で接続することで会議通話を確立する会議通話確立制御部52Aと、この会議通話確立制御部52AにてCFT14経由でL側ハンドセット2A、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の会議通話を確立すると、L側ハンドセット2Aの自動切断に応じてCFT14を解放することで、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の通話を確立し、L側ハンドセット2A及び相手先端末61間の通話をR側ハンドセット2Bに切替接続するハンドセット切替制御部52Bとを有している。
また、会議通話確立制御部52Aは、R側ハンドセット切替指示を検出し、R側ハンドセット2Bが空きでなく、すなわち使用中である場合、同ハンドセット切替指示を無効として破棄するものである。
また、会議通話確立制御部52Aは、通信インタフェース51を通じてDBLIN11経由でDB2側のL側ハンドセット切替指示(R側ハンドセット2BからL側ハンドセット2Aへの通話切替)を検出すると、R側ハンドセット2B及び相手先端末61の他に、L側ハンドセット2AをCFT14経由で接続することで会議通話を確立するものである。さらに、ハンドセット切替制御部52Bは、会議通話確立制御部52AにてCFT14経由でL側ハンドセット2A、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の会議通話を確立すると、R側ハンドセット2Bの自動切断に応じてCFT14を解放することで、L側ハンドセット2A及び相手先端末61間の通話を確立し、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の通話をL側ハンドセット2Aに切替接続するものである。
また、会議通話確立制御部52Aは、L側ハンドセット切替指示を検出し、L側ハンドセット2Aが空きでなく、すなわち使用中である場合、同ハンドセット切替指示を無効として破棄するものである。
尚、請求項記載のディーリング通話システムはディーリング通話システム1、ディーリング通話端末装置はDB2、第1ハンドセットはL側ハンドセット2A(R側ハンドセット2B)、第2ハンドセットはR側ハンドセット2B(L側ハンドセット2A)、通信回線は局線3及び専用線4、構内交換機はPBX5、相手先端末は相手先端末61、会議トランクはCFT14、会議通話確立手段は会議通話確立制御部52A、ハンドセット切替手段はハンドセット切替制御部52B、表示手段はLCD表示部29に相当するものである。
次に第1の実施の形態を示すディーリング通話システム1の動作について説明する。図6は第1の実施の形態に関わるハンドセット間通話切替処理の処理動作を示す動作シーケンスである。
図6に示すハンドセット間通話切替処理は、例えばDB2側のL側ハンドセット2Aを使用して相手先端末61との通話中に、同通話をR側ハンドセット2Bに切替接続する処理である。
図6に示すDB2は、例えばDB2側のL側CODEC21Aを起動して(ステップS11)、L側ハンドセット2A及び相手先端末61間のL側通話中に(ステップS12)、ハンドセット切替ボタン43Cのボタン操作を検出すると(ステップS13)、同通話をL側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bに切替転送すべく、R側ハンドセット切替指示を、DBLIN11を通じてCC18に通知する(ステップS14)。尚、DB2側では、L側ハンドセット2Aを使用して相手先端末61と通話中であることから、L側ハンドセット2Aの状態ランプ27を通話中点灯とし、LCD表示部29を図5(b)に示すようにL側ハンドセット2Aの使用中及び相手先名称を画面表示しているものである。
CC18内部の会議通話確立制御部52Aは、通信インタフェース51を通じてR側ハンドセット切替指示を検出すると、R側ハンドセット2Bが空き、すなわち未使用中であるか否かを確認する空き確認処理を実行し(ステップS15)、R側ハンドセット2Bが空きの場合(ステップS16)、DBLIN11を通じてDB2側のR側ハンドセット2Bに対してR側ハンドセット切替要求を通知すると共に(ステップS17)、L側ハンドセット2A、相手先端末61及びR側ハンドセット2B間の会議通話を予約すべく、トランク捕捉をCFT14に通知する(ステップS18)。
さらに、R側ハンドセット2Bは、CC18からのR側ハンドセット切替要求を検出すると、R側CODEC21Bを起動して自動応答し(ステップS19)、R側ハンドセット切替要求に対する応答をCC18に通知する(ステップS20)。
CC18側の会議通話確立制御部52Aは、通信インタフェース51を通じてDBLIN11経由で応答を検出すると、R側ハンドセット2Bの会議通話を要求すべく、R側ハンドセット会議通話確立要求をCFT14に通知する(ステップS21)。
CFT14は、R側ハンドセット会議通話確立要求を検出すると、L側ハンドセット2A、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の会議通話を確立する(ステップS22)。
CC18側のハンドセット切替制御部52Bは、CFT14経由でのL側ハンドセット2A、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の会議通話を確立すると、L側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bに通話を切替指示すべく、切替指示処理を実行し(ステップS23)、L側ハンドセット2Aの切断を要求すべく、L側ハンドセット切断要求をDB2側のL側ハンドセット2A側に通知する(ステップS24)。
L側ハンドセット2Aは、L側CODEC21Aを停止して自動切断し(ステップS25)、DBLIN11経由で切断をPBX5側のCC18に通知する(ステップS26)。
CC18側のハンドセット切替制御部52Bは、通信インタフェース51を通じてL側ハンドセット2の切断を検出すると、会議通話を解放すべく、トランク解放をCFT14に通知する(ステップS27)。
ハンドセット切替制御部52Bは、ステップS27にてCFT14経由の会議通話を解放すると、R側ハンドセット2B及び相手先端末61間の通話を確立し(ステップS28)、R側ハンドセット切替完了に関わるDB2側のランプ制御を実行する(ステップS29)。尚、DB2は、ハンドセット切替制御部52B側のランプ制御に応じて、L側ハンドセット2Aに対応する通話切断ボタン(CLR)44Cの状態ランプ27を消灯、R側ハンドセット2Bに対応する通話切断ボタン44Cの状態ランプ27を点灯する(ステップS30)。この結果、DB2側のユーザは、L側ハンドセット2Aに対応する通話切断ボタン44Cの状態ランプ27の消灯、R側ハンドセット2Bに対応する通話切断ボタン44Cの状態ランプ27の点灯に応じてR側ハンドセット2Bを使用しての通話を認識することができる。
さらに、ハンドセット切替制御部52Bは、R側ハンドセット切替完了に関わるDB2側のLCD制御を実行する(ステップS31)。尚、DB2は、ハンドセット切替制御部52B側のLCD制御に応じて、図5(c)に示すようにR側ハンドセット2Bの通話状態をLCD表示部29に切替表示し(ステップS32)、この処理動作を終了する。この結果、DB2側のユーザは、LCD表示部29の表示内容に基づき、R側ハンドセット2Bを使用した通話を認識することができる。
第1の実施の形態によれば、例えばL側ハンドセット2Aを使用して相手先端末61との通話中に、相手先端末61との通話をL側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bに切替転送するハンドセット切替ボタン43Cのボタン操作に応じたハンドセット切替転送指示を検出すると、CFT14経由でL側ハンドセット2A、相手先端末61及びR側ハンドセット2A間の会議通話を確立し、会議通話が確立すると、L側ハンドセット2Aを自動切断してCFT14を解放し、CFT14を経由することなく、相手先端末61との通話をR側ハンドセットに切替接続するようにしたので、相手先端末61側に保留音を流さないことで、相手先に不快感を与えず、しかも、相手先端末61との通話を継続しながら、通話中のハンドセットを切り替えることができる。
第1の実施の形態によれば、L側ハンドセット2Aにて通話中に、同通話をL側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bに切替接続した場合、LCD表示部29の表示態様を図5(b)に示すL側表示態様から図5(c)に示すR側表示態様に切替表示するようにしたので、ユーザは、LCD表示部29の表示態様に基づき、ハンドセットの切替完了を認識することができる。
第1の実施の形態によれば、例えば保留操作、転送操作、割込操作、更には切断操作を実行しなくても、ハンドセット切替ボタン43Cのワンタッチ操作で通話のハンドセット切替を実現することができる。
第1の実施の形態によれば、L側ハンドセット2A及び相手先端末61間の通話中に、切替転送指示を検出すると、R側ハンドセット2Bが空きであるか否かを判定し、R側ハンドセットが空きの場合、相手先端末61との通話をL側ハンドセット2AからR側ハンドセット2Bに切替接続し、R側ハンドセット2Bが空きでない場合、切替転送指示を無効にするようにしたので、使用中のハンドセットへの切替による不具合を確実に防止することができる。
尚、上記第1の実施の形態においては、L側ハンドセット2Aを使用して通話中に、同通話をR側ハンドセット2Bに切り替える動作を例にあげて説明したが、当然ながら、R側ハンドセット2Bを使用して通話中に、同通話をL側ハンドセット2Aに切り替えることができることは言うまでもない。
また、上記第1の実施の形態においては、DB2側のL側ハンドセット2A及びR側ハンドセット2B間で通話を切り替えた場合を例に挙げて説明したが、例えば3台以上のハンドセットやハンズフリーセット等の通話セットを備えたDB2であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記第1の実施の形態においては、DB2側のL側ハンドセット2A及びR側ハンドセット2B間で通話を切り替えた場合を例に挙げて説明したが、ハンドセット間ではなく、通話端末間、例えば第1通話端末で通話中の通話を第2通話端末に切替転送するようにしても良く、このような実施の形態につき、第2の実施の形態として説明する。
(実施の形態2)
図7は第2の実施の形態を示す通話システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図7は第2の実施の形態を示す通話システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図7に示す通話システム100は、第1通話端末101A及び第2通話端末101Bと、局線102と、これら第1通話端末101A、第2通話端末101B及び局線102間を収容接続するPBX103とを有し、PBX103は、第1通話端末101A及び第2通話端末101Bとの通信インタフェースを司る内線回路(以下、単にLINと称する)111と、局線102との通信インタフェースを司る局線トランク(以下、単にCOTと称する)112と、会議通話を確立するためのCFT113と、LIN111、COT112及びCFT113間の通話路を形成するTSW114と、PBX103に関わる各種情報を記憶するMM115と、PBX103全体を制御するCC116とを有している。
CC116は、LIN111、COT及びCFT113との通信インタフェースを司る通信インタフェース121と、CC116全体を制御する制御部122とを有している。
制御部122は、通信インタフェース121を通じてLIN111経由で通話中の第1通話端末101A側の第2端末切替指示(第1通話端末101Aから第2通話端末101Bへの通話切替)を検出すると、第2通話端末101Bが空き、すなわち未使用中であるか否かを判定し、第2通話端末101Bが空きである場合にのみ、第1通話端末101A及び相手先端末131の他に、第2通話端末101BをCFT113経由で接続することで会議通話を確立する会議通話確立制御部122Aと、この会議通話確立制御部122AにてCFT113経由で第1通話端末101A、第2通話端末101B及び相手先端末131間の会議通話を確立すると、第1通話端末101Aの切断に応じてCFT113を解放することで、第2通話端末101B及び相手先端末131間の通話を確立し、同通話を第2通話端末101Bに切替接続するハンドセット切替制御部122Bとを有している。
また、会議通話確立制御部122Aは、第2端末切替指示を検出し、第2通話端末101Bが空きでなく、すなわち使用中である場合、同端末切替指示を無効として破棄するものである。
また、会議通話確立制御部122Aは、通信インタフェース121を通じてLIN111経由で第2通話端末101B側の第1端末切替指示(第2通話端末101Bから第1通話端末101Aへの通話切替)を検出すると、第2通話端末101B及び相手先端末131の他に、第1通話端末101AをCFT113経由で接続することで会議通話を確立するものである。さらに、ハンドセット切替制御部122Bは、会議通話確立制御部122AにてCFT113経由で第1通話端末101A、第2通話端末101B及び相手先端末131間の会議通話を確立すると、第2通話端末101Bの切断に応じてCFT113を解放することで、第1通話端末101A及び相手先端末131間の通話を確立し、同通話を第1通話端末101Aに切替接続するものである。
また、会議通話確立制御部122Aは、第1端末切替指示を検出し、第1通話端末101Aが空きでなく、すなわち使用中である場合、同端末切替指示を無効として破棄するものである。
次に第2の実施の形態を示す通話システム100の動作について説明する。図8は第2の実施の形態に関わる端末間通話切替処理の処理動作を示す動作シーケンスである。
図8に示す端末間通話切替処理は、例えば第1通話端末101Aにて相手先端末131との通話中に、同通話を第2通話端末101Bに切替接続する処理である。
図8に示す第1通話端末101Aは、PBX103経由で相手先端末131との通話中に(ステップS41)、第1通話端末101A側の第2端末切替ボタンのボタン操作を検出すると(ステップS42)、同通話を第1通話端末101Aから第2通話端末101Bに切替転送すべく、第2端末切替指示を、LIN111を通じてCC116に通知する(ステップS43)。尚、端末切替ボタンは、通話端末101A側に配置するようにしたが、別個ボタンを設けることなく、特番操作で行うようにしても良い。
CC116内部の会議通話確立制御部122Aは、通信インタフェース121を通じて第2端末切替指示を検出すると、第2通話端末101Bが空き、すなわち未使用中であるか否かを確認する空き確認処理を実行し(ステップS44)、第2通話端末101Bが空きの場合(ステップS45)、LIN111を通じて第2通話端末101Bに対して第2端末切替要求(呼出)を通知すると共に(ステップS46)、第1通話端末101A、相手先端末131及び第2通話端末101B間の会議通話を予約すべく、トランク捕捉をCFT113に通知する(ステップS47)。
さらに、第2通話端末101Bは、CC116からの第2端末切替要求を検出すると、無鳴動着信自動応答し(ステップS48)、無鳴動着信自動応答に対する応答をCC116に通知する(ステップS49)。
CC116側の会議通話確立制御部122Aは、通信インタフェース121を通じてLIN111経由で応答を検出すると、第2通話端末101Bの会議通話を要求すべく、第2端末会議通話確立要求をCFT113に通知する(ステップS50)。
CFT113は、第2端末会議通話確立要求を検出すると、第1通話端末101A、第2通話端末101B及び相手先端末131間の会議通話を確立する(ステップS51)。
CC116側のハンドセット切替制御部122Bは、CFT113経由での第1通話端末101A、第2通話端末101B及び相手先端末131間の会議通話を確立すると、第1通話端末101Aから第2通話端末101Bに通話を切替指示すべく、切替指示処理を実行し(ステップS52)、第1通話端末101Aの切断を要求すべく、第1端末切断要求を第1通話端末101A側に通知する(ステップS53)。
第1通話端末101Aは、自動切断し(ステップS54)、LIN111経由で切断をPBX103側のCC116に通知する(ステップS55)。
CC116側のハンドセット切替制御部122Bは、通信インタフェース121を通じて第1通話端末101Aの切断を検出すると、会議通話を解放すべく、トランク解放をCFT113に通知する(ステップS56)。
ハンドセット切替制御部122Bは、ステップS56にてCFT113経由の会議通話を解放すると、第2通話端末101B及び相手先端末131間の通話を確立することで(ステップS57)、この処理動作を終了する。
第2の実施の形態によれば、例えば第1通話端末101Aを使用して相手先端末131との通話中に、相手先端末131との通話を第1通話端末101Aから第2通話端末101Bに切替転送する端末切替ボタンのボタン操作に応じた端末切替指示を検出すると、CFT113経由で第1通話端末101A、相手先端末131及び第2通話端末101B間の会議通話を確立し、この会議通話が確立すると、第1通話端末101Aを自動切断してCFT113を解放することで、CFT113を経由することなく、相手先端末131との通話を第2通話端末101Bに切替接続するようにしたので、相手先端末131側に保留音を流さないことで、相手先に不快感を与えず、しかも、相手先端末131との通話を継続しながら、通話中の通話端末を切り替えることができる。
第2の実施の形態によれば、例えば保留操作、転送操作、割込操作、更には切断操作を実行しなくても、端末切替ボタンのワンタッチ操作で通話の端末切替を実現することができる。
第2の実施の形態によれば、第1通話端末101A及び相手先端末131間の通話中に、切替転送指示を検出すると、第2通話端末101Bが空きであるか否かを判定し、第2通話端末101Bが空きの場合、相手先端末131との通話を第1通話端末101Aから第2通話端末101Bに切替接続し、第2通話端末101Bが空きでない場合、切替転送指示を無効にするようにしたので、使用中の通話端末の切替による不具合を確実に防止することができる。
尚、上記第2の実施の形態においては、第1通話端末101Aを使用して通話中に、同通話を第2通話端末101Bに切り替える動作を例にあげて説明したが、当然ながら、第2通話端末101Bを使用して通話中に、同通話を第1通話端末101Aに切り替えることができることは言うまでもない。
本発明のディーリング通話システムによれば、第1ハンドセットを使用して相手先端末との通話中に、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから第2ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、構内交換機内の会議トランク経由で、前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立し、この会議通話が確立すると、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断し、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続するようにしたので、相手先端末側には保留音を流さないことで、相手先に不快感を与えることなく、さらには、複雑な操作負担を大幅に軽減することができると共に、相手先端末との通話を継続しながら、通話中のハンドセットを切り替えることができるため、例えば金融為替取引等に使用する複数のハンドセットを備えたディーリング通話端末装置に有用である。
1 ディーリング通話システム
2 DB(ディーリング通話端末装置)
2A L側ハンドセット(第1ハンドセット)
2B R側ハンドセット(第2ハンドセット)
3 局線(通信回線)
4 専用線(通信回線)
5 PBX(構内交換機)
14 CFT(会議トランク)
29 LCD表示部(表示手段)
52A 会議通話確立制御部(会議通話確立手段)
52B ハンドセット切替制御部(ハンドセット切替手段)
61 相手先端末
2 DB(ディーリング通話端末装置)
2A L側ハンドセット(第1ハンドセット)
2B R側ハンドセット(第2ハンドセット)
3 局線(通信回線)
4 専用線(通信回線)
5 PBX(構内交換機)
14 CFT(会議トランク)
29 LCD表示部(表示手段)
52A 会議通話確立制御部(会議通話確立手段)
52B ハンドセット切替制御部(ハンドセット切替手段)
61 相手先端末
Claims (5)
- 複数の通信回線と、第1ハンドセット及び第2ハンドセットを備えたディーリング通話端末装置と、前記複数の通信回線及び前記ディーリング通話端末装置を収容接続する構内交換機とを有し、前記ディーリング通話端末装置は、前記第1ハンドセット及び前記第2ハンドセットを使用して前記通信回線経由で異なる相手先端末と同時通話可能なディーリング通話システムであって、
前記第1ハンドセットを使用して前記通信回線経由で前記相手先端末との通話中に、前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替転送する切替転送指示を検出すると、前記構内交換機内の会議トランク経由で、前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立する会議通話確立手段と、
この会議通話確立手段にて前記第1ハンドセット、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間の会議通話を確立すると、前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断し、前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続するハンドセット切替手段とを有することを特徴とするディーリング通話システム。 - 前記ハンドセット切替手段は、
前記第1ハンドセット及び前記会議トランク間の接続を自動切断すると、前記相手先端末及び前記第2ハンドセットに対する前記会議トランクとの接続を切断し、前記会議トランクを経由することなく、前記相手先端末及び前記第2ハンドセット間を通話接続することを特徴とする請求項1記載のディーリング通話システム。 - 前記ディーリング通話端末装置は、
前記第1ハンドセットに対応した第1表示態様及び前記第2ハンドセットに対応した第2表示態様を備えた表示手段を有し、
前記ディーリング通話システムは、
前記第1ハンドセットに対応した第1表示態様で前記第1ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を表示中に、前記ハンドセット切替手段にて前記相手先端末との通話を前記第2ハンドセットに切替接続すると、前記第2ハンドセットに対応した第2表示態様で前記切替接続した第2ハンドセットで通話中の相手先端末の相手先情報を切替表示することを特徴とする請求項1記載のディーリング通話システム。 - 前記切替転送指示は、
前記ディーリング通話端末装置に配置されたハンドセット切替ボタンのボタン操作に応じて生じることを特徴とする請求項1記載のディーリング通話システム。 - 前記会議通話確立手段は、
前記第1ハンドセット及び前記相手先端末間の通話中に、前記切替転送指示を検出すると、前記第2ハンドセットが空きであるか否かを判定し、前記第2ハンドセットが空きの場合、前記ハンドセット切替手段にて前記相手先端末との通話を前記第1ハンドセットから前記第2ハンドセットに切替接続し、前記第2ハンドセットが空きでない場合、前記切替転送指示の検出を無効にすることを特徴とする請求項1記載のディーリング通話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007320875A JP2009147519A (ja) | 2007-12-12 | 2007-12-12 | ディーリング通話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007320875A JP2009147519A (ja) | 2007-12-12 | 2007-12-12 | ディーリング通話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009147519A true JP2009147519A (ja) | 2009-07-02 |
Family
ID=40917655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007320875A Withdrawn JP2009147519A (ja) | 2007-12-12 | 2007-12-12 | ディーリング通話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009147519A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206240A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Oki Networks Co Ltd | 電話卓 |
JP2013168707A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通話システムおよび通話方法 |
-
2007
- 2007-12-12 JP JP2007320875A patent/JP2009147519A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206240A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Oki Networks Co Ltd | 電話卓 |
JP2013168707A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通話システムおよび通話方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070149188A1 (en) | Cordless telephone system and method of connecting the same with interrupting caller | |
US20180316798A1 (en) | Communication system, communication method, and communication adapter | |
JP2009147519A (ja) | ディーリング通話システム | |
JP2004304770A (ja) | 電話交換機 | |
JP4858003B2 (ja) | コールセンタ装置 | |
JP2008022487A (ja) | 着信転送を自動設定する電話システム | |
JP4915270B2 (ja) | 内線電話システムおよび内線電話システムの中継方法 | |
JP2807770B2 (ja) | 電話装置及び通信中着信通知方法 | |
JPH0750708A (ja) | コードレスネットワークシステム | |
JP2012065290A (ja) | 電話交換システム及び電話交換装置 | |
JP3700554B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP3700535B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP3654157B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP2019186634A (ja) | 着信転送方法、電話システム、および電話制御装置 | |
JP4119196B2 (ja) | 通話管理システム | |
JP3700536B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP2012070165A (ja) | 複数音声出力機能を有する電話システム | |
JP4457409B2 (ja) | 電話装置 | |
JP3700555B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JPS60117895A (ja) | 多機能電話機の着信呼待合せ方式 | |
JP4621130B2 (ja) | 代理応答履歴蓄積機能を有する電話システム | |
JP2004064236A (ja) | 話者通知システムおよび話者通知方法 | |
JP4524488B2 (ja) | デジタルコードレス電話システム | |
JP3093681B2 (ja) | ボタン電話装置およびその保留転送方法 | |
JP2021068979A (ja) | ナースコールシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100125 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110301 |