JP2013167497A - 光学式ガスセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学式ガスセンサ1は、入射側光ファイバ20と、受光側光ファイバ30と、光学系が構成されたガス検出部10とを備え、ガス検出部10は小型光学ベンチ11を備え、小型光学ベンチ11には、入射側光ファイバ20を固定する入射側光ファイバ固定部14と、受光側光ファイバ30を固定する受光側光ファイバ固定部15とが一体形成されている。小型光学ベンチ11はフォトリソグラフィにより形成されたものである。入射側光ファイバ20を入射側光ファイバ固定部14に、受光側光ファイバ30を受光側光ファイバ固定部15に、それぞれ固定するだけで調整不要で光学系を構成できる。光学系の調整機構が不要であり、ガス検出部を小型化できる。小型光学ベンチ11を大量生産できるので、光学式ガスセンサ1を安価に製造できる。
【選択図】図1
Description
(1)応答速度が遅い
接触型のガスセンサは、検出部に測定対象ガスを直接接触させて、電気抵抗や電流などの変化を測定することによりガス濃度を測定する。そのため、正確なガス濃度を測定するためには電気抵抗値や電流値が安定するまで数十秒の時間が必要であり、応答速度が遅いという課題がある。
(2)1つのセンサにつき1種類のガス測定
接触型のガスセンサは、1つのセンサにつき1種類のガスしか測定できない。そのため、複数種類のガスを測定するためには、測定対象のガス種ごとに複数のセンサを用意する必要がある。
(3)誤報要因が多い
接触型のガスセンサは、反応触媒や発熱を用いてガス濃度を測定するため、測定対象以外のガスの干渉が起こる場合があり、誤報を引き起こす恐れがある。また、測定対象ガスが検出部に接触しない限り検出不可能であるため、風向きや設置位置などによっては、電気抵抗値や電流値が安定するまでの接触時間が不十分で、誤報を引き起こす恐れがある。
(4)可燃ガスの発火や爆発の危険性
接触型のガスセンサは、検出部に測定対象ガスを直接接触させて測定するため、電極や電線などの電気系に可燃ガスが接触すると発火や爆発の恐れがある。また、携帯したガスセンサが測定対象ガスを検知した時には、既に身を危険に曝した状態となる。
第2発明の光学式ガスセンサは、第1発明において、前記ガス検出部は、前記入射側光ファイバの他端から出射される光を平行光線にする入射側マイクロレンズと、前記測定対象ガスとの相互作用により出射される光を集光して前記受光側光ファイバに入射する受光側マイクロレンズと、を備え、前記小型光学ベンチには、前記入射側マイクロレンズを固定する入射側マイクロレンズ固定溝と、前記受光側マイクロレンズを固定する受光側マイクロレンズ固定溝と、が一体形成されていることを特徴とする。
第3発明の光学式ガスセンサは、第1または第2発明において、前記小型光学ベンチには、光を反射する光反射体が一体形成されていることを特徴とする。
第4発明の光学式ガスセンサは、第1、第2または第3発明において、前記ガス検出部には、前記入射側光ファイバの他端から出射される光を前記測定対象ガスに入射し、該測定対象ガスとの相互作用により出射されるラマン散乱光を前記受光側光ファイバの他端に入射する、ラマン散乱光学系が構成されていることを特徴とする。
第5発明の光学式ガスセンサは、第3発明において、前記ガス検出部には、前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、前記入射側光ファイバの光軸上に配置され、該入射側光ファイバから出射された光を反射する前記光反射体と、前記入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光、および、前記光反射体により反射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される後方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されていることを特徴とする。
第6発明の光学式ガスセンサは、第3発明において、前記ガス検出部には、前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、前記入射側光ファイバの光軸上に配置され、該入射側光ファイバから出射された光を反射する前記光反射体と、前記入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される後方ラマン散乱光、および、前記光反射体により反射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されていることを特徴とする。
第7発明の光学式ガスセンサは、第3発明において、前記ガス検出部には、前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、前記入射側光ファイバの光軸を挟んで所定間隔を空けて配置され、該入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光を反射する一対の前記光反射体と、前記一対の光反射体により反射された前方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されていることを特徴とする。
第8発明の光学式ガスセンサは、第1、第2または第3発明において、前記ガス検出部には、前記入射側光ファイバの他端から出射される光を前記測定対象ガスに入射し、該測定対象ガスを通過した出射光を前記受光側光ファイバの他端に入射する、光吸収光学系が構成されていることを特徴とする。
第9発明の光学式ガスセンサは、第3発明において、前記ガス検出部には、前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、前記入射側光ファイバから出射された光を前記測定対象ガス中において多数回反射させる複数の前記光反射体と、前記光反射体により反射され、前記測定対象ガスを通過した出射光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、から光吸収光学系が構成されていることを特徴とする。
第10発明の光学式ガスセンサは、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8または第9発明において、前記小型光学ベンチは、フォトリソグラフィ、フォトファブリケーション、ナノインプリント、射出成形、金型成形のいずれか一の手段により形成されたものであることを特徴とする。
第2発明によれば、小型光学ベンチに、入射側マイクロレンズ固定溝、受光側マイクロレンズ固定溝が一体形成されているので、入射側マイクロレンズを入射側マイクロレンズ固定溝に、受光側マイクロレンズを受光側マイクロレンズ固定溝に、それぞれ嵌め込むだけで調整不要で光学系を構成できる。そのため、光学系の調整機構が不要であり、ガス検出部を小型化できる。
第3発明によれば、小型光学ベンチに、光反射体が一体形成されているので、調整不要で光学系を構成できる。そのため、光学系の調整機構が不要であり、ガス検出部を小型化できる。
第4発明によれば、ガス検出部にはラマン散乱光学系が構成されているので、ラマン散乱法により測定対象ガスを測定できる。そのため、応答速度が速く、ラマン散乱光のスペクトルを分析することにより1つのセンサで複数種類のガスを測定でき、誤報要因が少なく、可燃性ガスによる発火や爆発の恐れがない。
第5発明によれば、受光側光ファイバには、前方ラマン散乱光と後方ラマン散乱光とが入射されるので、光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。
第6発明によれば、受光側光ファイバには、前方ラマン散乱光と後方ラマン散乱光とが入射されるので、光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。
第7発明によれば、受光側光ファイバには、入射側光ファイバの光軸を挟んで両側に出射された前方ラマン散乱光が入射されるので、光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。また、入射側光ファイバから出射された光は一対の光反射体の間を透過して受光側光ファイバに入射しないので、外乱成分が少なくなり測定精度が向上する。
第8発明によれば、ガス検出部には光吸収光学系が構成されているので、吸光測定法により測定対象ガスを測定できる。そのため、応答速度が速く、光吸収スペクトルを分析することにより1つのセンサで複数種類のガスを測定でき、誤報要因が少なく、可燃性ガスによる発火や爆発の恐れがない。
第9発明によれば、入射側光ファイバから出射された光を測定対象ガス中において多数回反射させるので、光路長が長くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。
第10発明によれば、入射側光ファイバ固定部、受光側光ファイバ固定部、光学部品固定部および/または光学部品を、高い位置精度、寸法精度で形成できる。また、小型光学ベンチを数mm〜数十mm四方に形成できるので、小型のガス検出部の製造が可能である。また、小型光学ベンチを大量生産できるので、光学式ガスセンサを安価に製造できる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る光学式ガスセンサ1は、ラマン散乱法を用いた光学式ガスセンサである。図1に示すように、光学式ガスセンサ1は、ガス検出部10と、そのガス検出部10に接続された入射側光ファイバ20および受光側光ファイバ30とを備えている。
また、小型光学ベンチ11には、入射側光ファイバ20の先端に設けられたフェルール21を固定する入射側光ファイバ固定溝14と、受光側光ファイバ30の先端に設けられたフェルール31を固定する受光側光ファイバ固定溝15と、入射側マイクロレンズ12を固定する入射側マイクロレンズ固定溝16と、受光側マイクロレンズ13を固定する受光側マイクロレンズ固定溝17と、マイクロミラー18とが一体形成されている。
なお、マイクロミラー18は、特許請求の範囲に記載の光反射体に相当する。
このように、受光側光ファイバ30には、前方ラマン散乱光Rfと後方ラマン散乱光Rbとが入射されるので、いずれか一方のみ入射される場合に比べて光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。そのため、ガス検出部10を小型化したとしても十分な感度を維持できる。
なお、フェルール21と入射側光ファイバ固定溝14とは、摩擦で固定されるように構成してもよいし、接着剤で固定してもよい。
なお、入射側マイクロレンズ12と入射側マイクロレンズ固定溝16とは、摩擦で固定されるように構成してもよいし、接着剤で固定してもよい。
マイクロミラー18も、μmオーダーの位置精度、寸法精度で形成される。
このような小型光学ベンチ11は、例えば、フォトリソグラフィ、フォトファブリケーション、ナノインプリント、射出成形、金型成形などの方法により形成することができる。
さらに、小型光学ベンチ11はフォトリソグラフィ、フォトファブリケーション、ナノインプリント、射出成形、金型成形などの方法により大量生産できるので、光学式ガスセンサ1を安価に製造できる。そのため、多地点にガス検出部10を設置することができるので、プラントなどの設備をリアルタイムでネットワーク監視することができる。
本発明の第2実施形態に係る光学式ガスセンサ2は、ラマン散乱法を用いた光学式ガスセンサである。図7に示すように、本実施形態に係る光学式ガスセンサ2のガス検出部10には、第1実施形態に係る光学式ガスセンサ1のガス検出部10に構成されたラマン散乱光学系とは異なるラマン散乱光学系が構成されている。
その余の構成は、第1実施形態に係る光学式ガスセンサ1と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
このように、受光側光ファイバ30には、前方ラマン散乱光Rfと後方ラマン散乱光Rbとが入射されるので、いずれか一方のみ入射される場合に比べて光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。そのため、ガス検出部10を小型化したとしても十分な感度を維持できる。
本実施形態に係る光学式ガスセンサ2は、入射側光ファイバ20および受光側光ファイバ30の先端が、ガス検出部10の同一端に固定されているため、それらのケーブルが一方向に延びている。そのため、ガス検出器10を上記のような狭い場所に挿入する際の作業性が良い。
本発明の第3実施形態に係る光学式ガスセンサ3は、ラマン散乱法を用いた光学式ガスセンサである。図8に示すように、本実施形態に係る光学式ガスセンサ3のガス検出部10には、第1、第2実施形態に係る光学式ガスセンサ1、2のガス検出部10に構成されたラマン散乱光学系とは異なるラマン散乱光学系が構成されている。
なお、符号31a、31bは、それぞれ第1受光側光ファイバ30a、第2受光側光ファイバ30bのフェルール、符号13a、13bは、それぞれ第1受光側光ファイバ30a、第2受光側光ファイバ30bの端面の前方に配置された入射側マイクロレンズ、符号15a、15bは、それぞれフェルール31a、31bを固定する受光側光ファイバ固定溝、符号17a、17bは、それぞれ入射側マイクロレンズ13a、13bを固定する受光側マイクロレンズ固定溝である。
このように、受光側光ファイバ30a、30bには、入射側光ファイバ20の光軸を挟んで両側に出射された前方ラマン散乱光Rf1が入射されるので、片側のみに出射された前方ラマン散乱光Rf1が入射される場合よりも光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。そのため、ガス検出部10を小型化したとしても十分な感度を維持できる。
本発明の第4実施形態に係る光学式ガスセンサ4は、吸光測定法を用いた光学式ガスセンサである。図9に示すように、光学式ガスセンサ4は、第1、第2、第3実施形態に係る光学式ガスセンサ1、2、3と同様に、ガス検出部10と、そのガス検出部10に接続された入射側光ファイバ20および受光側光ファイバ30とを備えている。
また、小型光学ベンチ11には、入射側光ファイバ20の先端に設けられたフェルール21を固定する入射側光ファイバ固定溝14と、受光側光ファイバ30の先端に設けられたフェルール31を固定する受光側光ファイバ固定溝15と、入射側マイクロレンズ12を固定する入射側マイクロレンズ固定溝16と、受光側マイクロレンズ13を固定する受光側マイクロレンズ固定溝17とが、μmオーダーの位置精度、寸法精度で一体形成されている。
上記の形成方法であれば、各固定溝14〜17を高い位置精度、寸法精度で小型光学ベンチ11に一体形成できる。そのため、入射側光ファイバ20のフェルール21を入射側光ファイバ固定溝14に、受光側光ファイバ30のフェルール31を受光側光ファイバ固定溝15に、入射側マイクロレンズ12を入射側マイクロレンズ固定溝16に、受光側マイクロレンズ13を受光側マイクロレンズ固定溝17に、それぞれ嵌め込むだけで、調整不要で最適な吸光光学系を構成できる。このように、光学系の調整機構が不要であるため、ガス検出部10を小型化できる。
さらに、小型光学ベンチ11を大量生産できるので、光学式ガスセンサ4を安価に製造できる。
吸光測定法とは、測定対象ガスに光を入射し、その入射光が測定対象ガスを通過する際の吸光度から、測定対象ガスの濃度を定量的に分析する方法である。また、光吸収スペクトルのピーク波長からガス種も特定できる。
より詳細には、図9に示すように、ガス検出部10の一端(図9における左端)には、入射側光ファイバ20の先端が、その端面がガス検出部10の他端(図9における右端)に向くように固定されている。また、ガス検出部10の他端(図9における左端)には、受光側光ファイバ30の先端が、その端面が入射側光ファイバ20の端面に対向するように固定されている。すなわち、入射側光ファイバ20および受光側光ファイバ30は、同一光軸上に対向して固定されている。
さらに、各固定溝14〜17が小型光学ベンチ11に一体形成されているので、光学式ガスセンサ4は部品点数が少ない。そのため、故障の頻度が低く、耐久性に優れている。
本発明の第5実施形態に係る光学式ガスセンサ5は、吸光測定法を用いた光学式ガスセンサである。図10に示すように、本実施形態に係る光学式ガスセンサ5のガス検出部10には、第4実施形態に係る光学式ガスセンサ4のガス検出部10に構成された吸光光学系とは異なる吸光光学系が構成されている。
その余の構成は、第4実施形態に係る光学式ガスセンサ4と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
このように、入射側光ファイバ20の先端から出射される光を測定対象ガス中において多数回反射させるので、光路長が長くなり、高感度で測定対象ガスを測定できる。そのため、ガス検出部10を小型化したとしても十分な感度を維持できる。
上記実施形態においてガス検出部10に構成された光学系は一例であり、他の種々の光学系をガス検出部10に構成してもよい。
例えば、第1実施形態において、マイクロミラー18を設けず、測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光を直接受光側光ファイバ30の先端に入射するように構成してもよい。
また、第2実施形態において、マイクロミラー18を設けず、測定対象ガスとの相互作用により出射される後方ラマン散乱光を直接受光側光ファイバ30の先端に入射するように構成してもよい。
これらの場合に、受光側光ファイバ30を複数本設ければ、ラマン散乱光を効率よく受光できるので測定精度が向上する。なお、複数本の受光側光ファイバ30を設ける場合に、全ての受光側光ファイバが前方ラマン散乱光または後方ラマン散乱光を受光するように構成してもよいし、一部の受光側光ファイバ30が前方ラマン散乱光を受光し、残りの受光側光ファイバ30が後方ラマン散乱光を受光するように構成してもよい。
(実施例1)
上記第1実施形態に係る光学式ガスセンサ1(図1、図2参照)を用いて、受光側光ファイバ30に入射されるラマン散乱光の光強度を測定した。
試験に用いた光学式ガスセンサ1のガス検出部10に構成されたラマン散乱光学系は、入射側光ファイバ20の光軸とマイクロミラー18の反射面の法線とのなす角αは8.6°、入射側光ファイバ20の光軸と受光側光ファイバ30の光軸とのなす角βは151.9°、入射側光ファイバ20の光軸上における入射側マイクロレンズ12とマイクロミラー18との間の距離は20.0mm、受光側光ファイバ30の光軸上における受光側マイクロレンズ13と入射側光ファイバ20の光軸との間の距離は9.55mmに設定されている。また、入射側光ファイバ20に接続する光源として発振波長532nmのNd:YAGレーザ(スペクトラフィジックス社製エクスプローラ)の第2高調波レーザ光、受光側光ファイバ30に接続する光検出器として光電子増倍管(浜松ホトニクス社製R3896)を用いた。そして、ガス検出部10に濃度100%の水素ガスを導入して、光検出器で得られる信号強度を測定した。
その結果、光検出器から、図11のグラフの黒の線で示す信号が得られた。
上記実施例1の光学式ガスセンサ1において、マイクロミラー18を設けない形態の光学式ガスセンサを用い、実施例1と同様の条件で試験を行った。
その結果、光検出器から、図11のグラフのグレーの線で示す信号が得られた。
以上より、第1実施形態おけるラマン散乱光学系を構成すれば、受光側光ファイバ30に入射されるラマン散乱光の光強度が強くなり、高感度で測定対象ガスを測定できることが確認された。
(実施例2)
上記第4実施形態に係る光学式ガスセンサ4(図9参照)を用いて、ガス濃度に対する感度を測定した。
試験に用いた光学式ガスセンサ4のガス検出部10に構成された吸光光学系は、入射側マイクロレンズ12と受光側マイクロレンズ13との間の距離は10mmに設定されている。また、入射側光ファイバ20に接続する光源として重水素ランプ(浜松ホトニクス社製L10671)、受光側光ファイバ30に接続する光検出器としてCCDアレイ付き分光器(オーシャンオプティクス社製USB2000+)を用いた。そして、ガス検出部10に種々の濃度のアンモニアガス(NH3)を導入して、各濃度における吸光度を測定した。
その結果、図12のグラフが得られた。
10 ガス検出部、
11 小型光学ベンチ、
12 入射側マイクロレンズ、
13 受光側マイクロレンズ、
14 入射側光ファイバ固定溝、
15 受光側光ファイバ固定溝、
16 入射側マイクロレンズ固定溝、
17 受光側マイクロレンズ固定溝、
18 マイクロミラー、
20 入射側光ファイバ、
30 受光側光ファイバ、
Claims (10)
- 一端が光源に接続される入射側光ファイバと、
一端が光検出器に接続される受光側光ファイバと、
前記入射側光ファイバの他端から出射される光を測定対象ガスに入射し、該測定対象ガスとの相互作用により出射される光を前記受光側光ファイバの他端に入射する光学系が構成されたガス検出部と、を備え、
前記ガス検出部は、
小型光学ベンチを備え、
該小型光学ベンチには、
前記入射側光ファイバの他端を固定する入射側光ファイバ固定部と、
前記受光側光ファイバの他端を固定する受光側光ファイバ固定部と、が一体形成されている
ことを特徴とする光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部は、
前記入射側光ファイバの他端から出射される光を平行光線にする入射側マイクロレンズと、
前記測定対象ガスとの相互作用により出射される光を集光して前記受光側光ファイバに入射する受光側マイクロレンズと、を備え、
前記小型光学ベンチには、
前記入射側マイクロレンズを固定する入射側マイクロレンズ固定溝と、
前記受光側マイクロレンズを固定する受光側マイクロレンズ固定溝と、が一体形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の光学式ガスセンサ。 - 前記小型光学ベンチには、
光を反射する光反射体が一体形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記入射側光ファイバの他端から出射される光を前記測定対象ガスに入射し、
該測定対象ガスとの相互作用により出射されるラマン散乱光を前記受光側光ファイバの他端に入射する、ラマン散乱光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、
前記入射側光ファイバの光軸上に配置され、該入射側光ファイバから出射された光を反射する前記光反射体と、
前記入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光、および、前記光反射体により反射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される後方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、
前記入射側光ファイバの光軸上に配置され、該入射側光ファイバから出射された光を反射する前記光反射体と、
前記入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される後方ラマン散乱光、および、前記光反射体により反射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、
前記入射側光ファイバの光軸を挟んで所定間隔を空けて配置され、該入射側光ファイバから出射された光と前記測定対象ガスとの相互作用により出射される前方ラマン散乱光を反射する一対の前記光反射体と、
前記一対の光反射体により反射された前方ラマン散乱光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、からラマン散乱光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記入射側光ファイバの他端から出射される光を前記測定対象ガスに入射し、
該測定対象ガスを通過した出射光を前記受光側光ファイバの他端に入射する、光吸収光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記ガス検出部には、
前記測定対象ガスに光を入射する前記入射側光ファイバと、
前記入射側光ファイバから出射された光を前記測定対象ガス中において多数回反射させる複数の前記光反射体と、
前記光反射体により反射され、前記測定対象ガスを通過した出射光が入射する位置に配置された前記受光側光ファイバと、から光吸収光学系が構成されている
ことを特徴とする請求項3記載の光学式ガスセンサ。 - 前記小型光学ベンチは、フォトリソグラフィ、フォトファブリケーション、ナノインプリント、射出成形、金型成形のいずれか一の手段により形成されたものである
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の光学式ガスセンサ。
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