JP2007033449A - 力を測定するための装置およびシステム - Google Patents

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    • G01L1/24Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet
    • G01L1/242Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet the material being an optical fibre

Abstract

【課題】小型で簡易な構造であり最小侵入性を有する力計測器を提供する。
【解決手段】光学変換器に作用する、例えば回転力や横力のような力を検出するための光学変換器が本発明により提供される。ここでは、力を検出するために、光学信号4a、4bが、光ファイバ2a、2bによって画定された光路を介して送信される。さらに、光学手段3に作用する力の結果として、光路を通る光学信号の透過率を変更するように適合された光学手段3が提供される。次に、結果として生じた変換器を出る光学信号は、変換器に作用する力を検出するために使用される。
【選択図】図1a

Description

本発明は力の測定に関する。特に、本発明は、例えば横力(圧力)や回転力(トルク)などの機械的な力の測定に関する。より詳細には、本発明は光学変換器を使用することによる力の測定に関する。さらに、より詳細には、本発明は、光学変換器、および/または低コストの光ファイバと光学部品とから成るセンサを用いた力の測定に関する。最後に、本発明は、低コストの光学変換器、および/または光学センサを含む装置およびシステムにより力を測定するための装置およびシステムに関する。
過去何年間、多大な開発研究が、極めて高信頼に機械的な力を測定および/または検出するように適合された装置の提供に捧げられてきた。このような装置とシステムとが開発および提案されるに伴い、極めて精巧な電子組立品に基づいたシステムおよび装置が、最も広く使用される装置およびシステムとなった。これは、特に、集積回路分野の発展と、これに応じた極めて複雑な機能を利用する回路のサイズの小型化とにより、様々な目的のために極めて困難な条件下で使用するように適合された極めて小さな電子変換器の提供が可能となったことによる。例えば、そのサイズが数立方ミリメートル未満に保たれた電子変換器が知られている。さらに、演算手段の分野、特に、常により短時間に極めて多量のデータを解析するのに適合されたソフトウェアの分野における最近の発展により、電子変換器により検出されたデータが自動でかつ信頼できる方法で解析できるようになった。最後に、電子システムのコストの低下により、電子変換器の製造コストを抑えることができ、したがって多くの目的と応用のために電子変換器を利用できるようになった。
しかしながら、電子変換器によって提供される上記したすべての利点にもかかわらず、電子変換器は、特に、例えば電子変換器が圧力やトルクのような機械的な力を測定するために使用された場合、欠点が無いわけではない。電子変換器に影響を及ぼす最も重大な欠点は、電子変換器を作動させるためには電流が必要であるということに起因する。力が電子変換器に作用すると、変換器を介して流れる電流はそれに作用する力により影響を受ける。したがって、変換器に作用する力の強度の示度を得るために、この電流の変化を検出して利用することができる。
しかしながら、電子変換器を介して流れる電流はまた、外部環境によって影響を受けることがあり、したがって、雷雨時に静電放電に曝される構造、あるいは電磁気雑音のある産業用構内などの不安定な環境における応用に対しては、電子変換器を信頼性の低いものとしている。さらに、易燃性の高い物質の貯蔵区域において電子変換器を使用することは難しく、または危険であろう。最後に、いくつかのタイプの電子変換器はまた、感電死の危険が生じるので生医学への応用には適切ではない。
したがって、上に説明した諸問題に鑑み、これらの諸問題を解決または低減することができる技術を提供することは望ましいであろう。特に、静電放電に曝される構造、および/または雑音のある産業用構内において、または易燃性の高い物質の貯蔵区域においても使用されるのに好適な変換器を提供することは望ましいであろう。同様に、生医学への応用に好適な、力の測定および/または検出のための変換器を提供することは望ましいであろう。さらに、低コスト、軽量、小型、および最小侵入性(minimal invasiveness)により特徴づけられた変換器を提供することは望ましいであろう。最後に、低コストで、簡単で、かつ公知の装置と組み合わせて使用することができる、高信頼に力を測定するための変換器を提供することは望ましいであろう。
(発明の概要)
本発明は、一般的に、力、特に圧力またはトルクのような機械的な力は直接的または間接的に光路に作用する力に起因する光路を通る光の変化を利用することにより測定および/または検出できるという考察に基づく。特に、本発明の動作原理は、試験下の力によって制御されるリンク減衰によって、光路の出力において検出されるフォト電流の変化を利用する。特に、光路を通る光学信号の透過率を変更するように適合された光学手段が、試験下の力の結果として、光路内に漸進的に挿入された場合、送信された光学信号の変化は、試験下の力に対する示度、例えば強度または方向等を得るために効果的かつ高信頼に利用できるということが観察されている。これは、特に、光路を介して送信された光学信号の変化を電流または電圧の測定単位に変換することにより得られる。本発明による検出手法は、原理的には全く一般的であるかもしれないが、力、特に、例えば圧力またはトルクのような機械的な力を検出および/または測定するためには極めて信頼できることが明らかになった。さらに、光路を画定するために光ファイバが使用された場合、軽量、最小侵入性、電磁妨害雑音に対する不感受性、および火事または爆発を起こす可能性が無いことのような光ファイバに共通の利点に加え、コスト面での利点が生じる。最後に、標準的なポリマー光ファイバ(POF)のような極めて高い開口率のファイバが使用された場合、対向するファイバ間のギャップの高許容性、機械的公差が厳しくないこと、低コストの光源および光検出器を使用する可能性により、利点がまた生じる。
上述の考察に基づき、本発明の第1の実施態様は請求項1に記載の光学変換器に関する。すなわち、光学変換器に作用する力を検出するための光学変換器であって、この光学変換器は、光学信号(4a、4b)を送信するように適合される光路を含み、この光学変換装置は、光路を通る光学信号の透過率を光路に対する位置の関数として変更するように、光路に作用する力の結果として移動するように適合される可動手段を含むことを特徴とする。
本発明の別の実施態様によると、請求項3に記載の光学変換器が提供される。すなわち、例えば圧力のような力を測定するように適合される光学変換器であって、前記光路は、連続的に配置されるとともにその双方が光学信号を受信し放射するように適合される第1および第2の光ファイバを含み、前記光学手段は、光学フィルタを含み、この光学フィルタは、前記第1および第2のファイバ間での位置の関数として前記第1の光ファイバを出る光学信号を少なくとも部分的に吸収するように、それに作用する横力の結果として前記2つの光ファイバの間を往復運動するように適合される、ことを特徴とする光学変換器が提供される。
さらに本発明の別の実施態様によると、請求項6に記載の光学変換器が提供される。すなわち、前記光路は、1つの光ファイバを含み、前記光学手段は、前記光ファイバの一端の近傍に配置される光学ミラーを含み、この光学ミラーは、前記光ファイバに対する位置の関数として前記光ファイバを出る光学信号を少なくとも部分的に反射するように、それに作用する力の結果として実質的に一方向において往復運動するように適合される、ことを特徴とする光学変換器が提供される。
さらに本発明の別の実施態様によると、請求項7に記載の光学変換器が提供される。すなわち、前記光路は、連続的に配置されるとともにそれぞれが光学信号を受信し放射するように適合される少なくとも3つの光ファイバを含み、前記光学手段は、少なくとも2つの光学フィルタを含み、この2つの光学フィルタのそれぞれは、2つの連続する光ファイバ間での位置の関数として、2つの連続する光ファイバを通して送信される光学信号を少なくとも部分的に吸収するように、それに作用する力の結果として2つの連続する光ファイバの間を往復運動するように適合される、ことを特徴とする光学変換器が提供される。
さらに本発明の別の実施態様によると、請求項10に記載の光学変換器が提供される。すなわち、前記光路は、連続的に配置されるとともにそれぞれが光学信号を受信し放射するように適合される少なくとも2つの光ファイバを含み、前記光学手段は、少なくとも第1および第2の光学ミラーを含み、この第1および第2の光学ミラーは、前記光ファイバに対する位置の関数として前記光路を介して送信される光学信号を少なくとも部分的に反射するように、前記連続する2つの光ファイバ間にて、かつ前記第2の光ファイバの一端の近傍にて、これらに作用する力の関数としてそれぞれ往復運動するように適合される、ことを特徴とする光学変換器が提供される。
さらに本発明の別の実施態様によると、請求項12に記載の光学変換器が提供される。すなわち、前記光路は、連続する2つの光ファイバを含み、前記光学手段は、前記2つの光ファイバ間に配置されるとともに前記光ファイバの対向する端部にそれぞれ固着される2つの光学フィルタを含み、前記2つのファイバの少なくとも1つは、前記変換器に作用する力の結果として回転するように適合され、その結果、前記光路を通る前記光学信号の透過率は、前記2つのフィルタの相互の位置の関数として変更される、ことを特徴とする光学変換器が提供される。
請求項18に記載の別の実施態様によると、本発明による光学変換器は、変換器に作用する力に対する反作用力を及ぼすことができる弾性手段を含む。
請求項20に記載の測定装置、すなわち本発明による光学変換器を含む測定装置が提供される。
最後に、圧力またはトルクのような力を測定するための、本発明による光学変換器を備える測定装置を含む測定システムがまた提供される。
さらに、本発明のさらなる実施態様は添付の請求項において定義される。
(詳細な説明)
本発明のさらなる利点、目的、特徴、および実施態様は、添付の特許請求の範囲において定義され、添付の図面を参照した以下の詳細な説明によりさらに明らかになるであろう。同図面では、同一の対応する部分は同じ参照番号を使用することにより特定される。
本発明は、以下の詳細な説明および図面に例示される実施態様を参照して説明されるが、以下の詳細な説明および図面は、本発明を、開示された特定の例示的実施態様に限定するように意図するものではなく、むしろ、説明された例示的実施態様は、本発明の様々な態様を単に例示し、その範囲は添付の特許請求の範囲によって定義されるということを理解すべきである。
本発明は、例えば圧力およびトルクのような横力と回転力とを検出および/または測定するために使用された場合に、特に有利であると理解される。このため、本発明による光学変換器の対応する実施態様については、圧力とトルクとを検出および/または測定するために使用される実施例が以下に記載される。しかしながら、本発明による光学変換器の使用は、圧力とトルクとの検出および/または測定に限定されるものではなく、むしろ本発明による光学変換器は、それに作用する様々な力を測定および/または検出するためにも使用され得ることに留意されたい。したがって、本発明はまた、これらのすべての力の測定に対しても有用であり、以下に説明される横力(圧力)および/または回転力(トルク)は、変換器に作用する任意の力をも表すものとする。
本発明による光学変換器の第1の実施態様につき、図1a、1bを参照して以下に説明する。
図1a、1bにおいて、参照符号1は、横力(圧力)の検出および/または測定に好適な種類の光学変換器を示し、特に、図1a、1bの光学変換器1は、光学信号(光)を送信するように適合された光路を画定するように、連続的に配置された2つの光ファイバ2a、2bを含む。この光ファイバ2a、2bは、第1の光ファイバ2aと第2の光ファイバ2bとの間の間隙(gap)を定義するように配置され、第1の光ファイバ2aおよび第2の光ファイバ2bの双方は、光学信号を受信し放射するように適合される。光学変換器1は、図1bの矢印5によって示された方向に沿って、光ファイバ2aと光ファイバ2bとの間の間隙内で往復運動するように適合された光学手段3をさらに含む。さらに、図1a、1bにおいて、参照符号4a、4bは、光ファイバ2aに入射し光ファイバ2bを出る光学信号をそれぞれ示す。光学手段3は、光路を通る光学信号の透過率を変更するために、光ファイバ2a、2bによって画定された光路を介して送信された光学信号に対する障害物および/または干渉物を構成するように適合された任意の手段を含み得る。例えば、光学手段3はまた、光路に沿った光学信号を少なくとも部分的に吸収するために、完全に非透過的かまたは段階的な吸収プロファイルを有するかのいずれかの光学フィルタを含み得る。
図1a、1bに図示した光学変換器1の動作原理は、2つの対向する光ファイバ2aと光ファイバ2bとの間への光学手段3の漸進的な挿入に基づく。印加されるいかなる力も無い時(図1a)、2つのファイバ2a、2b間に障害は存在せず、ファイバ2aに入射する光学信号4aは出力用光ファイバ2bに結合される。このことは、間隙を介した回折による一定の損失を除いて、光ファイバ2bを出る光学信号強度4bは、本質的には光ファイバ2aに入射する光学信号強度4aに相当することを意味する。力、例えば図1bに図示した横力3Fが印加されると、光学手段3は、2つの対向する光ファイバ2a、2bの間に徐々に挿入され(図1bを参照)、光路を通る光学信号の透過率を変更する障害物を構成する。言い換えれば、光ファイバ2bを出る光学信号強度4bは、2つの光ファイバ2a、2bの間の光学手段3の位置に比例して、またはその関数として、光ファイバ2aに入射する光学信号強度4aに比して低減される。つまり、2つの光学信号4b、4a間の差異(例えば、2つの信号の強度に関連する差異)は、光学手段3に作用する力3Fの大きさに依存させることができる。例えば、これは、光学手段3の動きを妨害する適切な弾性手段を使用することにより行うことができ、この好適な弾性手段の実施例を、図1cを参照して以下に説明する。当然ながら、弾性手段は、監視すべき力の範囲に従って選択される適切な弾性定数を有しなければならない。
図1a、1bに示した実施態様では、2つの光ファイバ2a、2bは固着されており、光学手段3(光学フィルタ)のみが印加された力の結果として動いている。しかしながら、図1a、1bを参照して図示された状況が反対にされる実施態様もまた可能である。例えば、光学手段3が固着された状態で、光ファイバ2a、2bの1つまたは双方に力が作用する実施態様もまた可能である。
さらに、機械的組立品の不安定な諸側面を低減するために、適切なレンズ系を使用して光学信号を拡大し次に再度その焦点を合わせてもよい。この目的のための適切なレンズ系は当業者にはよく知られており、したがって詳細には説明しない。
上述のように、光学フィルタ3は、完全に非透過的か、あるいは読み取り分解能をより正確に制御するように設計された段階的な吸収プロファイルを有するかのいずれかである。段階的な吸収プロファイルを有するフィルタの実施例は図2a〜2cに図示され、特に、図2aには、フィルタの吸収プロファイルが、フィルタ3の断面に重ね合わされた座標系X、Yを参照して図示される。図2aにおいて、Y軸は光路を通る光学信号の伝搬方向に平行であり、X軸はY軸に垂直であって同図の平面上にあり、Z軸はX軸とY軸との双方に垂直である。光学フィルタ3の吸収プロファイルは、吸収率が光学フィルタ3の両端部で最大となり、光学フィルタ3の中央部に対応する最小値まで減少するようになっており、ここでは、吸収率はZ軸に沿って一定であるものと仮定する。図2aで示された種類の段階的な吸収プロファイルを有する光学フィルタを使用することが適切である理由は、図2b、2cから明らかである。図2b、2cには、図2aの面に垂直であり、光学フィルタ3とその右側の光ファイバ2aとの間のスペース内に存在する面上の図2aの構造の断面が示されている。図2bに示すように、フィルタが、(それに作用する力により)2つの光ファイバ2a、2bの間の空隙内に深度dまで挿入されると、所定の部分(図2bの破線部)はフィルタ3によって遮蔽され、従って、完全に非透過的なフィルタの場合には、光路を介して送信された光学信号の対応する部分はフィルタ3により吸収される。しかしながら、図2cに示すフィルタ3の深度2d(図2bの距離dの2倍)までの移動の場合には、光ファイバ2aの断面部分は、図2bの破線部の2倍以上の部分により、フィルタ3(図2cの点線部)によって遮蔽され、または覆われる。したがって、フィルタ3により吸収された光学信号部分は、図2bの移動dの場合に吸収された部分の2倍を越える。移動dと2dが、フィルタ3に作用する2つの力Fと2Fにそれぞれ対応すると仮定すると、完全に非透過的なフィルタの場合、光学信号の吸収率と、フィルタ、すなわち変換器1に作用する対応する力との間の関係は非線形であると理解される。逆に、フィルタによって遮蔽された光ファイバ2aの各部分間の差異を補償するためにフィルタの吸収率の変化を利用することができるので、図3aで示された種類の吸収率を有する光学フィルタを使用することにより、吸収された光パワーと変換器に作用する力との間に直接比例関係(線形関係)を確立することができる。
以下では、図1cを参照して、フィルタ3の動きを妨害するために、図1a、1bに図示した構造と組み合わせて使用するように適合された弾性手段の実施例を開示する。図1cでは、光ファイバ2a、2b、および光学フィルタ3は、弾力性スリーブ1s内に収容される。例えば、弾力性スリーブ1sは、プラスチックまたはゴム等の弾性材料で構成することができる。図1cの実施例では、フィルタ3は弾力性スリーブ1sに固着され、そして弾力性スリーブ1sの弾性特性のために、弾力性スリーブ1sは変換器に作用する力3Fに対して反作用力を及ぼす。また、スリーブの(同様に、光学フィルタ3の)移動と変換器に作用する力3Fとの間に一定の関係が確立されるように、弾力性スリーブ1sは適切な弾性定数を有する。上に説明したように、光学フィルタ3の移動とこのフィルタ3により吸収された光学信号(あるいは、光路を出る光学信号)との間にも一定の関係が存在するので、フィルタにより吸収された光学信号(あるいは、光路を出る光学信号)と変換器に作用する力3Fとの間にも一定の関係が確立され得ることは明らかである。弾力性スリーブ1sと光ファイバ2a、2bとの間の空間は、状況によっては、最終的に充填材によって充填してもよい。当然ながら、当業者に公知のその他の弾性手段を、本発明の範囲から逸脱することなく設けることができる。例えば、弾性コイルがフィルタ3の下に配置されてもよい。よく知られた弾性手段を使用できるので、これらの弾性手段については本応用ではさらに詳細には説明しない。
以下では、本発明の動作原理を利用する測定装置の電気的配置の実施例を、図3aを参照して説明する。図3aでは、前の図を参照して既に説明した部分は、同じ参照番号を使用して示される。
図3aにおいて、参照符号6a、6bは光学信号放射装置と光学信号受信装置をそれぞれ示す。装置6aは、光ファイバ2aに入射するとともに光ファイバ2a、2bによって画定された光路を介して送信され、最終的にはフィルタ3によって部分的または完全に吸収される光学信号を生成および/または放射する。こうして光ファイバ2bの反対端を出る光学信号は受信装置6bによって受信される。例えば、放射装置6aはLED光源に接続された電流発生器または電圧発生器を含み、同様に、受信装置6bは、フォトダイオードと、このフォトダイオードに続く低雑音増幅器とから成る増幅型光検出器を含む。しかしながら、光路に入射する光学信号を生成するため、および光路を出る光学信号を受信するためには、多くの解決策を採用することができる。本発明を利用するためには、結果として生じる電流信号および/または電圧信号が変換器に作用する力を検出するために解析されるように、電流信号および電圧信号のいずれかが変換器に入射する光学信号に変換されること、および変換器を出る光学信号が電流信号および電圧信号のいずれかに変換されることだけは必須である。
以下では、図3b、3cを参照して、本発明による光学変換器と組み合わせて使用するように適合された放射装置と受信装置の実施例をそれぞれ説明する。
図3bに概略的に示した放射装置6aは、電圧源7a、可変抵抗器7b、および光放射LED7cを含む。このように、この回路を流れ、LED7cに入る電流は、図3aに示すような光学変換器に入射するのに適した光学信号に変換される。同様にして、図3cに示す受信装置6bは、電圧源7a、抵抗器7b、および入射した光学信号を電流信号に変換するフォトダイオード7dを含み、測定装置7eにより、結果として生じた電流を測定することができる。但し、図3bに示す放射装置6a、および図3cに示す受信装置6bは、本発明による変換器と組み合わせて使用するように適合された装置の2つの可能な実施例を単に表すだけであることに留意されたい。当然ながら、本発明の範囲から逸脱することなく、代替解決策または異なる解決策は当業者に公知のものから使用することができ、例えば、状況によっては、光学信号は電圧信号に変換することができ、生じた電圧信号の測定のために電圧測定装置7eを使用することができる。
図1a、1bを参照して説明した光学変換器は、2つの光ファイバ(1つは入射する光学信号のため、1つは出射する光学信号のため)が連続的に配置され、光学手段(フィルタ)と共にその間の試験下の感知領域に持ち込まれる必要がある。しかし、状況次第では、光学変換器の最終サイズおよび/または寸法をさらに縮小することが大いに望ましい。これは、特に、以下に図4を参照して説明するような適切な光学手段を使用することにより達成することができる。
図4に示す実施態様では、光学変換器1は、矢印5により特定される方向に沿って、光ファイバ2aの近傍で往復運動するように適合された独自の光ファイバ2aと光学手段3rとを含む。例えば、光学反射手段(ミラー)のような適切な光学手段3rが使用された場合、独自の光ファイバ2aに入射する光学信号4aはまた、この同じ光ファイバ2aによって少なくとも部分的に捕捉および/または受信され得る。ミラー3rがそれに作用する力3Fの結果として矢印5の方向に往復運動するように適合された状態で光ファイバ2aの一端の近傍に引き入れられた場合、光ファイバに入射しかつ光ファイバ2aにより送信される光学信号4aは、光学ミラーがそれに作用する力3Fの作用によって光ファイバ2aの断面の表面を少なくとも部分的に遮蔽しおよび/または覆うように移動されると直ちに、光学ミラー3rにより少なくとも部分的に反射されるということは事実上明らかである。また、特に、ミラー3rによって反射され、よって再び光ファイバ2aに入射する光学信号の一部は、ミラーによって照射された光ファイバ2aの断面の表面部分に依存するということは事実上明らかである。このようにして、また図1a、1bに示した変換器の場合と同様にして、ミラー3rによって反射され光路を出る光学信号4bと、光学ミラー3rに作用する力(または、その強度)3Fとの間に一定の関係を確立することができる。しかし、この場合、その光路は独自の光ファイバ2aによって画定されるので、図4に示した解決策により、変換器の最終寸法とサイズを縮小することができる。図2a〜2cに示した解決策と同様に、図4に図示した変換器1の光学ミラー3rは、完全に反射するフィルタ、および段階的に反射するプロファイルを有するフィルタ、例えば図2aに示すような反射プロファイルを有するフィルタのいずれかである。図4に示した変換器についても、入力される力3Fに対して作用するために必要とされる弾性力を与えるために、図1cに図示したものと同様の弾力性スリーブが光ファイバ2aと光学ミラー3rを収容するために使用され得るということにも留意されたい。
図4の光学変換器を実装する測定装置の可能な配置の実施例を、図5を参照して以下に説明する。
図5に示した測定装置は、図3aを参照して既に説明した電気装置と本質的に類似しており、特に、図3aと図5では、対応する部品は同じ参照番号を使用して示される。図5の測定装置と図3aのものとの間の最も重要な差異は、図5の回路が光学ミラー3rによって反射された光学信号から入射光学信号を分離するように適合されたカップラ8を含むということに関連する。したがって、放射装置6aが光学信号を生成および/または放射し、次にこの光学信号が光ファイバ2aによって画定された光路に入射し、光学ミラー3rとの相互作用(反射)の後に結果として生じたこの光学信号が反対方向の光ファイバ2aに入射し、受信装置6bによって最終的に受信されるということは、図5から明らかである。また、装置6bによって生成された、結果として生じた電流信号および/または電圧信号は、変換器に作用する力を検出するために使用することができる。図5に示した配置では、図3b、3cに示した種類の放射装置と受信装置とをそれぞれ使用できるが、上に述べたように、代替解決策あるいは異なる解決策もまた、本発明の範囲から逸脱することなくこの目的を達するために使用することができる。
図1a、1bおよび図4の双方の光学変換器(以下では、それぞれ、透過ベースの変換器および反射ベースの変換器とも呼ぶ)は、本質的には、特定の読み取りのためのみに、すなわち単一点または非常に小さな領域群に作用する力を検出するためのみに使用され得る。しかしながら、標準市販電子部品および本質的に安い光電子部品(LEDやフォトダイオードのような)が使用できることによる変換器の安い製造コストは、所定数の点における力の分布を測定するためのマルチファイバ型検出プローブを提供することも可能にする。特に、これは、関連する光信号発生および検出のための電気装置および/または電子装置と共に、図1a、1bおよび図4をそれぞれ参照して上に説明した2つの変換器の1つまたは双方を、単純に何度も複製することにより、実施することができる。本発明による複数の変換器を活用する可能なマルチファイバ型検出プローブの実施例について、図6aを参照して以下に説明する。
図6aにおいて、参照符号6aは、光学信号を放射するように適合された対応する放射装置を示す。例えば、放射装置6aは図3bを参照して説明した種類のものでよい。参照符号1は光学変換器を示す。これらの光学変換器は、図1a、1b、または図4を参照して説明した種類のものでよい。参照符号6bは、受信装置、例えば図3cを参照して説明した種類の受信装置を示す。さらに、参照符号9は電圧増幅器または電流増幅器を示し、一方、参照符号10は、電流信号および/または電圧信号をディジタル信号に変換するように適合された装置(例えば、DAQディジタル捕捉基板)を示す。最後に、参照符号11は、ディジタルデータを解析するように適合された演算ユニットである。放射装置6aにより放射された光学信号は、光学変換器1に入射し、該変換器に作用する力の結果として変更された後、受信装置6bによって受信される。結果として生じた電流信号および/または電圧信号は、増幅器9によって収集され、所定の値まで十分に増幅され、フィルタリングされる。この増幅された信号は、次に、装置10によってディジタル信号に変換され、演算ユニット(例えばPC)へ送信される。このようにして、いくつかの変換器を同時に制御することができ、したがって複雑なセンサネットワークを考案することも可能である。さらに、そのプログラムにより、測定結果を評価し、時間の経過に伴う力の変化を図示し、所定の閾値を越えて読み取りが増加した場合に警告を発することができる。さらに、適切なソフトウェアを使用することにより、例えばTCP/IPなどの標準プロトコルを使用して、ウェブを介して変換器を制御することも容易である。
本発明による光学変換器を活用する可能なマルチファイバ型検出装置および/または測定装置の別の実施例について、図6bを参照して以下に説明する。同図では、前の図を参照して既に説明した部分は同じ参照符号を使用して示される。
図6bにおいて、複数のLED7cは、電圧源7aと抵抗7bとを直列に接続して使用される。したがって、LED7cが、電圧源7aおよび抵抗7bとともに、図3bに示した種類のマルチチャネル放射装置を成すことは明らかである。動作時、LED7cによって放射された光学信号は、対応する光学変換器1に入射し、そして変換器に作用する力の結果として変更された後、n個のダイオード7dによって収集され、次に、電流信号または電圧信号のいずれかに変換される。次に、結果として生じたダイオード7dを出る電流信号および/または電圧信号は、増幅器9によって増幅されフィルタリングされ、コンバータ手段10に転送されてディジタル信号に変換され、そして最後に演算ユニット11に転送されて適切に解析される。図6bの構造と図6aの構造との間の最も重要な差異は、LED7cの群のうちの1つ(図6bの場合のLED)が、対応するダイオード7dへ直接接続されるということと関連する。この解決策は、特に、検出装置および/または測定装置の分解能を増すために、光源の変動に対する検出および/または測定を補償するように適合される。これは、特に、LEDによって放射された光学信号がいかなる変換器からも影響を受けずかつ変更もされず、対応するダイオード7dへ直接送信されること、つまり、LEDおよび対応するダイオードが測定装置の他のチャネルと同じ変動を経験し、したがって基準点として使用され得るということによる。この解決策は、高価な追加の光学部品を必要とすることなく極めて正確な結果をもたらすことを証明した。しかしながら、状況によっては、監視のために光源からわずかな光を取り入れる追加のカップラにより、さらに正確な結果を達成することができる。また、温度の影響を補償できる市販の低コストの集積化電子式温度センサ(例えば、アナログデバイス社のTMP35)から環境温度を捕捉するために、測定装置の別のチャネルを割り当てることも可能である。ここでは様々な変換器は概ね同一温度であると仮定している。温度の影響だけでなく湿度、好ましくない歪、経年変化などを含むさらに正確な補償は、基準LEDを、監視ファイバに平行に走る連続した基準ファイバを介してそのフォトダイオードへ接続することにより達成することができる。
監視すべき点と、それらに作用する検出すべき対象の力とが非常に多くなると、同一の測定装置内にすべての光学変換器を詰め込むのは難しいかもしれない。しかしながら、これらの場合、光学変換器の数を低減して、対応する複数点に作用する複数の力を検出するために同じ変換器を使用できる。複数の力を検出することができる本発明による光学変換器の実施例について、図7aを参照して以下に説明する。ここでは、前の図を参照して既に説明した構成部分は、同じ参照符号を使用することにより示される。
図7aに概略的に示した光学変換器1は、光路を画定するために連続的に配置された3つの光ファイバ2a、2b、2abを含む。さらに、参照符号4ar、4agは光路に入射する2つの光学信号を示し、最後に、参照符号3r、3gは、光学手段に作用する力3Fの結果として、光ファイバ2aと光ファイバ2bとの間の間隙内と、光ファイバ2bと光ファイバ2abとの間の間隙内で往復運動するように適合された光学手段をそれぞれ示す。この光学手段(例えば、光学フィルタ)3r、3gは、矢印5によって示される方向に沿って往復運動することができる。図7aに図示した変換器1により力3Fを検出するために、例えば赤と緑の異なる波長の2つの光学信号が光ファイバ2a内に発射される。この実施態様では、光学フィルタ3r、3gはそれぞれ赤と緑の波長を中心としたバンドパスフィルタである。第1の光学ミラー3r(第1の感知点を表す)に力3Fが印加されると、赤の波長を中心としたフィルタ3rの漸進的な挿入は、赤の波長信号に影響を与えることなく(または、少なくとも著しい影響ではなく)緑の波長信号の透過を徐々に減少させる。一方、それに作用する力3Fの結果としてのフィルタ3gの漸進的な挿入は、緑の波長の光学信号に著しく影響を与えることなく赤の波長信号の透過を徐々に減少させる。したがって、結果的に、最後の光ファイバ2abを出る光学信号の強度は、それらに作用する力の結果として、フィルタ3r、3gのそれぞれが取る位置の関数として光ファイバ2aに入射する光学信号4ar、4agの強度とは異なる。したがって、図1a、1bおよび図4に示した場合と同様に、結果として生じた信号と、変換器に作用する力との間には一定の関係を確立することができる。当然ながら、図7aを参照して上に説明した解決策は、各光学変換器に対する任意の数の感知点または任意の数の作用する力に原理的に適用することができる。
図7aを参照して上に説明した光学変換器を活用する測定装置の可能な実施態様について、図8aを参照して以下に説明する。ここでは、前の図を参照して既に説明した構成部分は、同じ参照符号を使用することにより示される。したがって、図8aの参照符号6a、6bは、図3b、3cを参照して説明したものと本質的に同じタイプの放射装置および受信装置をそれぞれ示し、さらに、参照符号2a、2b、2abは図7aの光ファイバを示し、一方、参照符号3r、3gは光学フィルタを示す。図8aの測定装置と例えば図3bの測定装置との間の最も重要な差異は、放射装置6aが所定の波長の光学信号、特に図8aに示した実施態様における赤と緑を放射するように適合されるということに関連する。赤と緑の2つの放射装置6aから放射された光学信号は、光ファイバ2a’、2a”へ入射しそしてその後、一種の粗い波長分割多重(C−WDM)を達成するための3dBのY型接合(または、カップラ)を使用することにより合成される。次に、変換器1を介して送信された信号は、フィルタ3r、3gによって最終的に変更された後、3dBのスプリッタ(またはカップラ)によって逆多重化され、そして光ファイバ2b’、2b”を介して、緑と赤の波長を中心とする対応するバンドパスフィルタ9r、9gのそれぞれへ送信される。このようにして、受信装置6bは特定の波長に対してのみ敏感に反応する。
以下では、図7bを参照して、対応する複数の感知点に作用する複数の力の検出または測定を可能にする本発明の別の実施態様による光学変換器の説明を行う。特に、対応する2つの感知点に作用する2つの力の検出および/または測定を可能にする光学変換器の説明を行う。
図7bに示した光学変換器は、図7aを参照して上に説明した光学変換器と本質的に類似する。図7bの変換器と図7aの変換器との間の最も重要な差異は、図7bの変換器では、変換器の光路を介して送信された光学信号を変更するために使用される可動光学手段が、対応する所定の波長の光学信号を少なくとも部分的に反射することができる種類のものであることと関連する。図7bの光学変換器もまた以下では反射ベースの変換器とも呼ばれるのはこの理由による。図7bにおいて、参照符号2a、2bは、その間に光路を画定するような間隙を備えて連続的に配置された対応する光ファイバを示す。さらに、参照符号3r、3gは第1および第2の光反射手段、例えば光学ミラーを示す。第1の光学ミラー3rは、それに作用する第1の力3Fの結果として、第1の光ファイバ2aと第2の光ファイバ2bとの間の間隙において、矢印5により示される方向に沿って往復運動するように適合される。同様に、光学ミラー3gは、それに作用する力3Fの結果として、第2の光ファイバ2bの端部(2つの光ファイバ間の間隙の反対の端部)の近傍において矢印5の方向に往復運動するように適合される。参照符号4ar、4agは、2つの光ファイバ2a、2bによって画定された光路に入射する対応する2つの異なる波長、例えば赤と緑の2つの光学信号を示す。例えば、光学信号4ar、4agは、図3bを参照して説明した種類の対応する放射装置によって放射および/または生成することができる。2つの光学ミラー3r、3gは、特定の波長の光学信号を少なくとも部分的に反射するようにそれぞれ適合され、説明した実施態様では、第1の光学ミラー3rは、異なる波長の信号に影響を与えることなく赤の光学信号を反射するように適合され、一方、第2の光学ミラー3gはまた、異なる波長の光学信号に影響を与えることなく緑の光学信号を少なくとも部分的に反射するように適合される。このことは、赤以外の波長の光学信号の透過率は、光学ミラー3rによっては変更されず、その信号は光路へ送信されるということを意味する。赤と緑の2つの光学信号4ar、4agが、図7bに示すように光学変換器1に入射すると、それに作用する力3Fの結果としてのフィルタ3rの漸進的な挿入は、緑の光学信号4agに影響を与えることなく赤の光学信号4arの反射を徐々に増やす。したがって、ミラー3rによって反射された赤の光学信号の部分と、このミラー3rに作用する力3Fとの間に、一定の関係を確立することができる。一方、第2のミラー3g(第2の感知点)に力3Fが印加されると、フィルタ3gの漸進的な挿入は、赤の光学信号4arに影響を与えることなく緑の光学信号4agの反射を徐々に増加させる。したがって、ミラー3gによって反射された緑の光学信号の部分と、このミラー3gに作用する力3Fとの間に、一定の関係を確立することができる。したがって、変換器に入射する光学信号の波長とミラーの反射特性との双方を適切に選択することによって、複数の力を検出することができる変換器を実現できるという結果になる。特に、この点に関して、2つの力の測定を可能にするこのような変換器の実施例が図7bを参照して説明されてはいるものの、説明した変換器はまた、3つ以上の力を測定するためにも使用できるということに留意されたい。
図7bの光学変換器を利用および/または実装する測定装置の電気的配置は、図8aを参照して上に説明したものに類似する。このような測定装置について、図8bを参照して以下に説明するが、ここでは、前の図を参照して既に説明した同一部分は、同じ参照符号を使用することにより示される。
図8bの配置では、放射装置6a(例えば、図3bを参照して示した種類の放射装置)によって放射および/または生成された光学信号(この特定の場合では、赤と緑の信号)は、それぞれ光ファイバ2a’および2a”に入射し、Y型接合(または、カップラ)によって合成され、次に、合成された信号は、カップラ8を介して光学変換器1(光ファイバ2a)に入射する。2つのフィルタ3r、3gのうちの1つにより反射された後、赤と緑の光学信号は、カップラ8(光ファイバ2b’)の下方のアームに引き入れられ、光ファイバ2b’、2b”と、それぞれ赤と緑の波長を中心とする2つの貫通型バンドパスフィルタ9g、9rとを介して、対応する2つの受信装置6bに分離される。この受信装置6bでは、受信された光学信号が電流信号および電圧信号のいずれかに変換される。この目的を達するために、受信装置6bは、図3cを参照して説明した種類のものでよい。赤と緑の波長を中心とするバンドパスフィルタ9g、9rをそれぞれ使用することにより、各受信装置6bは特定の波長のみに対して敏感に反応することができる。したがって、受信装置6bの1つは光学ミラーの1つ(変換器の2つの感知点のうちの1つ)に作用する力の変化を検出し、一方、第2の受信装置6bは他の光学ミラー(変換器の他の感知点)に作用する力の変化を検出する。使用される波長間の間隔によっては、図8bに示した測定装置の性能を改善するために広帯域のカップラ8を使用できるが、狭帯域カップラを使用する他の変形態様もまた可能である。
以下では、図9aを参照して、回転力(トルク)の検出および/または測定を可能にする本発明による光学変換器のさらなる実施態様を説明する。
図9aでは、前の図を参照して既に説明した部分は、同じ参照符号を使用することにより示される。したがって、図9aでは、参照符号2a、2bは、その間に光路を画定するような間隙を有するように連続的に配置された2つの光ファイバを示す。さらに、参照符号4aは光路に入射する光学信号を示し、一方、参照符号4bは光路を出る光学信号を示す。最後に、参照符号3h1、3h2は、図9aの変換器1に作用する回転力3Tの結果として移動するように適合された対応する可動光学手段を示す。図9aに示した実施例では、光学手段3h1、3h2は、光ファイバ2a、2bの2つの対向する端部にそれぞれ固着されるとともに、この2つの光ファイバ間の間隙に対向する2つの光学フィルタをそれぞれ含む。こうして、回転力3Tが変換器に作用する場合、2つのフィルタ3h1、3h2の1つまたは双方は、その軸上で、光路を通る光学信号4aの送信の方向に基本的には平行に回転される。フィルタ3h1、3h2は、表面の半分は非透過的で、そして後の半分は透過的(透明)となるように設計される。変換器に作用する力3Tの結果として、2つのファイバ2aまたは2bのいずれか1つ、もしくは2つのフィルタ3h1または3h2の1つが回転すると、光路(変換器)を出る光学信号4bは、2つのフィルタ3h1、3h2の重ね合せに起因する透明領域の異なる形状のために、変換器に入射する光学信号4aに対して変化する。したがって、2つのフィルタ3h1、3h2が理想的な振る舞い(透明領域は光学信号の無視できる減衰を導入し、非透過的な領域は光学信号の100%の減衰を導入する)を有すると仮定すると、変換器を出る光学信号4bの強度とそれに作用する力3Tとの間に一定の関係を確立することができる。特に、これは、フィルタ3h1、3h2または光ファイバ2a、2bの回転を妨害するように適合され、監視すべき回転力の範囲に従って選択された適切な弾性定数を有する弾性手段を使用することにより実現することができる。例えば、前記弾性手段は、光学変換器1を収容および/または格納する図1cに示した種類の弾力性スリーブ1sを含むことができる。要するに、図9aを参照して上に説明した光学変換器の動作原理は、光路を介して送信された光学信号4aが2つのフィルタ3h1、3h2の重ね合せの関数として減衰されるということに関連する。言い換えると、この2つのフィルタ3h1、3h2の重ね合せは変換器に作用する回転力3Tに依存するので、変換器を出る光学信号の強度と変換器に作用する力との間に一定の関係を確立でき、したがって本変換器を、例えばトルクのような回転力の測定および/または検出に対して適切なものとすることができる。機械的な組立品の不安定な諸側面を減らすために、適切なレンズシステムを、光学信号を拡大してから再びそれに焦点を合わせるように図9aの変換器と組み合わせて使用することもできる。また、小さな回転に対する感度を高めるために、適切な機械システム(例えば、カンチレバ)を使用してもよい。
図9bに、いくつかの回転の場合に対する2つのフィルタ3h1、3h2の重ね合せが描かれた実施例を示す。特に、図9bの最も左の場合は変換器に作用する力が無い状況に対応し、したがって2つのフィルタの透過的な部分と非透過的な部分とが完全に整合した結果となる。したがって、信号の減衰は入力信号4aの50%に相当する。力3Tが変換器に作用すると、2つのフィルタの透過的な部分と非透過的な部分とは不整合となり、図9bの左から2番目の画像から最も右の画像までに描かれたように、それに従って生じる非透過的な部分が増加する。したがって、光学信号の減衰もまた増加し、フィルタが相互に180°回転された場合(図9bに図示しない)に信号が完全に吸収されるまで、変換器を出る信号が減少するという結果になる。
以下では、図9c、9dを参照して、傾斜計、すなわち変換器に作用する回転力に起因する傾斜を測定するための傾斜計として使用するように適合された本発明による光学変換器の実施例を説明する。また、図9c、9dでは、前の図を参照して既に説明した部分は同じ参照符号を使用することにより示される。
図9c、9dでは、参照符号3hは、光路を画定する2つの連続する光ファイバ2a、2bの間の間隙へ移動するように適合された非透過的なフィルタを示す。このフィルタ3hは、振り子のように固定点3pに固定される。変換器に作用する力が全く無い時、このフィルタは光路と整合し、その結果、光路に入射する光学信号4aは完全に減衰される(光学フィルタ3hは理想的な振る舞いを有すると仮定する)。逆に、力5rが変換器に作用する場合、フィルタ3hは、図9dに描かれたように光路とは不整合となり、したがって光学信号4aの少なくとも一部は光路を通って送信され得る。したがって、光路(変換器)を出る光学信号4bと変換器の傾きとの間に、一定の関係を確立することができる。
図9a、9bを参照して上に説明した光学センサは回転感知を考慮しない、換言すれば時計回りか反時計回りかを区別することができないので、この光学センサは、180°までの回転だけしか検出することができない。この制限は、図9a、9bを参照して上に説明した光学変換器と、図7a、7bを参照して上に説明した光学センサに対して使用したものと類似したバンドパスフィルタ(色フィルタ)とを組み合わせることにより克服することができる。上記変換器が360°までの回転を検出できるようにするために、図9aの光学変換器に使用するように適合されたバンドパスフィルタの実施例について、図10a、10bを参照して以下に説明する。
図10aに示した場合では、フィルタは図9aに図示したものよりやや複雑である。特に、フィルタ3h1は半分が透過的で半分が非透過的な表面(図10aの左側)を有し、一方、他のフィルタ3h2はその表面の50%が透過的であり、その表面の25%は第1の波長の光学信号(赤)の透過を許容し、その表面の25%は第2の波長の光学信号(緑)の透過を許容する。フィルタ3h2は図10aの右側に図示され、ここでは、点線部分が赤を通過させる25%の表面に対応し、一方、破線部分が緑を通過させる25%の表面に相当する。図10aの2つのフィルタ3h1、3h2は理想的な振る舞いを有するものと仮定すると、(すなわち、透過的な領域は無視できる減衰を導入し、非透過的な領域は100%の減衰を導入し、そして赤と緑の部分はそれぞれ赤と緑の波長を減衰しないものと仮定すると)、図9aに描かれた種類の光学変換器であって、図10aの2つのフィルタ3h1、3h2を備えた光学変換器の機能は、図10bを参照することにより容易に理解できる。変換器に作用する力が全く無い時、2つのフィルタ3h1、3h2はそれらの透過的な部分が重なり合うものと仮定して、同図には反時計方向への回転を図示した。
変換器に作用する回転力による反時計回りの間における光路を通る赤と緑の信号の透過率の変化は、次の通りである。
(a)回転なし(図10bの最も左の場合):赤と緑の信号の減衰は無く、最大出力パワーである。
(b)90°までの回転(図10bの左から2番目の画像):赤の信号の減衰はなく、緑の信号の減衰は増加する。すなわち、赤のパワーは依然として最大であり、緑のパワーはその最小に向かって減少する。
(c)ちょうど90°の回転(図10bの左から3番目の画像):赤の信号の減衰はなく、緑の信号の減衰は最大である。すなわち、赤のパワーは依然として最大であり、緑のパワーはその最小である。
(d)180°までの回転(図10bの左から4番目の画像):赤の信号の減衰は増加し、緑の信号の減衰は最大である。すなわち、赤のパワーはその最少に向かって減少し、緑のパワーは依然として最少である。
(e)ちょうど180°の回転(図10bの左から5番目の画像):赤の信号の減衰は最大であり、緑の信号の減衰は最大である。すなわち、赤のパワーは最少であり、緑のパワーは依然として最少である。
(f)270°までの回転(図10bの左から6番目の画像):赤の信号の減衰は最大であり、緑の信号の減衰は減少する。すなわち、赤のパワーは依然として最少であり、緑のパワーは増加する。
(g)270°と360°との間の回転(図10bに図示せず):赤の信号の減衰は減少し、緑の信号の減衰は最大である。すなわち、赤のパワーは増加し、緑のパワーは最少である。
したがって、上記より、変換器の出力で測定された赤と緑のパワーは、光ファイバ2bに固定された赤/緑のフィルタ3h2と、光ファイバ2aに固定されたフィルタ3h1の透過的な半分の表面との重ね合わせに直接依存する(図9aを参照)という結果になる。回転角度による変換器の出力での赤と緑のパワーレベルの変化の例を、図11に図示する。
さらに、時計回りに関しては、緑と赤のパワーはその振る舞いを逆にし、したがって、パワー評価の履歴を考慮するように設計された適切なソフトウェアにより、回転感知と、これに伴う全体の回転とを特定できることは明らかである。したがって、一方では変換器に作用する力の強度と回転感知との間に一定の関係を確立し、他方では2つのフィルタの重なり合いを確立することができるので、変換器に作用する力の強度および回転感知は、変換器の出力での赤と緑のパワーレベルとそれらの振る舞いを始めとして、検出および/または測定することができるという結果になる。
以下では、図9a、9b、10a、10bを参照して説明した光学変換器を利用する測定装置の実施例について、図12を参照して説明する。ここでは、前の図を参照して既に説明した部分は同じ参照符号を使用することにより示される。
図12の実施例では、放射装置6aにより放射され、対応する光ファイバ2a’、2a”に入射する光学信号は、一種の粗い波長分割多重(C−WDM)を達成するように、3dBのY型接合(または、カップラ)を使用して合成される。次に、この光学信号は光路(光ファイバ2a)に入射し、赤と緑の2つのフィルタ3h1、3h2に送信され、光ファイバ2bを通って光路を出る。結果として生じた出力信号は3dBのスプリッタ(カップラ)により逆多重化され、フィルタ2b’、2b”を介して緑と赤の波長を中心とする2つのバンドパスフィルタ9r、9gのそれぞれに送信される。次に、これらの信号は受信装置6bにより受信され、ここで電流信号および電圧信号のいずれかに変換される。バンドパスフィルタ9r、9gを使用することにより、それぞれの受信装置6bは特定の波長のみに対して敏感に反応する。例えば、受信装置6bの1つ(図12の上方のもの)は、フィルタ3h1に作用する力を検出し、一方、第2の受信装置6b(図12の下方のもの)はフィルタ3h1に作用する力を検出する。
要するに、上記開示より、本発明による光学変換器は、当業者には公知の変換器に影響を与える欠点を克服し、または少なくとも最小化することができ、特に、本発明による光学変換器は、横力(圧力)および回転力(トルク)の双方を高信頼に検出することができる。さらに、本発明の光学変換器は、単一の点に作用する力と、対応する複数の点に作用する複数の力との双方を検出および/または測定することができる。
さらに、本発明の光学変換器は、電磁気雑音のある産業用構内において、易燃性の高い物質の貯蔵領域において、および雷雨時に静電放電に曝される構造におけるような不安定な環境における応用に対して特に適合する。変換器を介して流れる電流が無いことにより、本発明の光学変換器は、感電死のリスクを回避する生医学の応用に対して理想的なものとなる。
標準ポリマー光ファイバ(POF)のような極めて高い開口率の光ファイバを使用することにより、対向するファイバ間の間隙の高許容性と、機械的公差が厳しくないこととを活用できるという優れた結果もまた得られた。さらに、POFの使用は、軽量、最小侵入性、電磁妨害雑音に対する不感受性、火事または爆発を起こす可能性が無いことなどのすべてのタイプの光ファイバに共通の利点に加え、光源、検出器およびコネクタの面から非常に低いコストとなることを暗示する。
しかしながら、本発明による光学変換器を利用しまたは実現するために、異なる光ファイバを使用してもよい。
特定の実施態様を参照して本発明を説明したが、本発明は説明した特定の実施態様に限定されることなく、むしろ添付の特許請求の範囲により定義された本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を、説明した実施態様に導入することができることを理解されたい。
例えば、状況によっては、上に説明したすべての実施態様の雑音除去特性は、光学ソース6aの変調信号と、この変調信号と同期した信号成分のみの選択増幅による受信装置側とに基づいた公知のロックイン技術を使用することにより改善することができる。これは、専用電子回路、および捕捉したデータを解析する適切なソフトウェアのいずれかを使用する異なる手段により実装することができる。
本発明の第1の実施態様による光学変換器の動作原理を表す図 本発明の第1の実施態様による光学変換器の動作原理を表す図 変換器に作用する力に対して弾性力を与えるように適合された弾力性スリーブ内に収容された図1aと1bの光学変換器の概略図 本発明による光学変換器に使用するように適合された可能な光学部品の概略図 本発明による光学変換器に使用するように適合された可能な光学部品の概略図 本発明による光学変換器に使用するように適合された可能な光学部品の概略図 図1aと1bの変換器を利用する測定装置の電気的配置の概略図 本発明の光学変換器と組み合わせて使用するように適合された放射装置の対応する概略図 本発明の光学変換器と組み合わせて使用するように適合された受信装置の対応する概略図 本発明の第2の実施態様による光学変換器の動作原理の概略図 図4の光学変換器を利用する測定装置の電気的配置を概略的に示す図 本発明による光学変換器を利用する対応する測定システムの電気的配置を概略的に表す図 本発明による光学変換器を利用する対応する測定システムの電気的配置を概略的に表す図 本発明のさらなる実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明の別の実施態様による光学変換器の動作原理の概略図 図7aの光学変換器を使用する測定装置の電気的配置を概略的に示す図 図7bの光学変換器を使用する測定装置の電気的配置を概略的に示す図 本発明のさらなる実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明のさらなる実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明のさらに別の実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明のさらに別の実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明のさらに別の実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 本発明のさらに別の実施態様による光学変換器の動作原理を概略的に示す図 図10a、10bに示した本発明の一実施態様による光学変換器を通して送信された電気信号に関係する図 図9a、9b、10a、10bの光学変換器を利用する測定装置の電気的配置を概略的に示す図

Claims (25)

  1. 光学変換器(1)に作用する力を検出するための光学変換器(1)であって、光学信号(4a、4b)を送信するように適合される光路を含み、
    前記光学変換器は、可動手段を含み、該可動手段は、前記光路を通る前記光学信号の透過率を前記光路に対する位置の関数として変更するように、前記光学変換器に作用する力(3F、3T)の結果として移動するように適合される、ことを特徴とする光学変換器。
  2. 前記光路は、少なくとも1つの光ファイバ(2a、2b)を含み、前記力(3F、3T)の結果として移動するように適合される前記手段は、光学手段を含む、ことを特徴とする請求項1記載の光学変換器。
  3. 前記光路は、連続的に配置されるとともにその両方が光学信号(4a、4b)を受信し放射するように適合される第1および第2の光ファイバ(2a、2b)を含み、前記光学手段は、光学フィルタ(3)を含み、該光学フィルタ(3)は、前記第1および第2のファイバ間での位置の関数として前記第1の光ファイバ(2a)を出る前記光学信号を少なくとも部分的に吸収するように、それに作用する横力(3F)の結果として前記2つの光ファイバの間を往復運動するように適合される、ことを特徴とする請求項2記載の光学変換器。
  4. 前記光学フィルタ(3)は、完全に非透過的である、ことを特徴とする請求項3記載の光学変換器。
  5. 前記光学フィルタ(3)は、段階的な吸収プロファイルを有する、ことを特徴とする請求項3記載の光学変換器。
  6. 前記光路は、1つの光ファイバ(2a)を含み、前記光学手段は、前記光ファイバ(4a)の一端の近傍に配置される光学ミラー(3r)を含み、該光学ミラーは、前記光ファイバ(4a)に対する位置の関数として前記光ファイバ(4a)を出る光学信号を少なくとも部分的に反射するように、それに作用する力(3F)の結果として実質的に一方向において往復運動するように適合される、ことを特徴とする請求項2記載の光学変換器。
  7. 前記光路は、連続的に配置されるとともにそれぞれが光学信号を受信し放射するように適合される少なくとも3つの光ファイバ(2a、2b、2ab)を含み、前記光学手段は少なくとも2つの光学フィルタ(3r、3g)を含み、該2つの光学フィルタのそれぞれは、2つの連続する光ファイバ間での位置の関数として、2つの連続する光ファイバを介して送信される光学信号を少なくとも部分的に吸収するように、それに作用する力(3F)の結果として2つの連続する光ファイバの間を往復運動するように適合される、ことを特徴とする請求項2記載の光学変換器。
  8. 前記少なくとも2つのフィルタの少なくとも1つは、所定の波長の光学信号を少なくとも部分的に吸収するように適合されるフィルタである、ことを特徴とする請求項7記載の光学変換器。
  9. 前記光学フィルタは、いずれも、所定の波長の光学信号を少なくとも部分的に吸収するように適合されるフィルタである、ことを特徴とする請求項8記載の光学変換器。
  10. 前記光路は、連続的に配置されるとともにそれぞれが光学信号を受信し放射するように適合される少なくとも2つの光ファイバ(2a、2b)を含み、前記光学手段は、少なくとも第1および第2の光学ミラー(3r、3g)を含み、該第1および第2の光学ミラー(3r、3g)は、前記光ファイバ(2a、2b)に対する位置の関数として前記光路を介して送信される光学信号を少なくとも部分的に反射するように、前記連続する2つの光ファイバ(2a、2b)間にて、かつ前記第2の光ファイバ(2b)の一端の近傍にて、これらに作用する力(3F)の関数としてそれぞれ往復運動するように適合される、ことを特徴とする請求項2記載の光学変換器。
  11. 前記第1および第2の光学ミラーの少なくとも1つは、所定の波長の光学信号を少なくとも部分的に反射するように適合されるミラーである、ことを特徴とする請求項10記載の光学変換器。
  12. 前記光路は、連続する2つの光ファイバ(2a、2b)を含み、前記光学手段は、前記2つの光ファイバ間に配置されるとともに前記光ファイバの対向する端部にそれぞれ固着される2つの光学フィルタ(3h1、3h2)を含み、前記2つのフィルタの少なくとも1つは、前記変換器に作用する力(3T)の結果として回転するように適合され、その結果、前記光路を通る前記光学信号の透過率は、前記2つのフィルタの相互の位置の関数として変更される、ことを特徴とする請求項2記載の光学変換器。
  13. 前記少なくとも2つのフィルタの少なくとも1つは、非透過的な部分を有し、残りの部分は透過的である、ことを特徴とする請求項12記載の光学変換器。
  14. 前記少なくとも2つのフィルタは、いずれも、非透過的な部分と透過的な部分とを有する、ことを特徴とする請求項13記載の光学変換器。
  15. 前記非透過的な部分は、略50%に相当する、ことを特徴とする請求項13または請求項14記載の光学変換器。
  16. 前記少なくとも2つのフィルタのうちの1つにおける前記非透過的な部分は、所定の波長の光学信号を吸収するように適合される少なくとも2つの補足部分を含む、ことを特徴とする請求項15に記載の光学変換器。
  17. 前記少なくとも2つの補足部分のそれぞれは、25%に相当する、ことを特徴とする請求項16記載の光学変換器。
  18. 前記可動手段に接続され、前記可動手段が前記力(3F、3T)に対する反作用力を及ぼすことを可能にする弾性手段をさらに含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の光学変換器。
  19. 前記弾性手段は、前記光路と前記可動手段とを収容する少なくとも1つの弾性スリーブ(1s)を含む、ことを特徴とする請求項18記載の光学変換器。
  20. 力の測定および/または検出のための測定装置であって、
    請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の少なくとも1つの光学変換器を含む、ことを特徴とする測定装置。
  21. 前記測定装置は、前記光路へ光学信号を導入するための少なくとも1つの光学信号放射装置(6a)と、前記光路を出る光学信号を受信するための1つの光学信号受信装置(6b)とを含み、前記受信手段は、光学信号を電気信号に変換するようにさらに適合される、ことを特徴とする請求項20記載の測定装置。
  22. 前記少なくとも1つの放射装置(6a)は、少なくとも1つのLED(7c)を含み、前記少なくとも1つの受信装置(6b)は、少なくとも1つのダイオード(7d)を含む、ことを特徴とする請求項21記載の測定装置。
  23. 力を測定するための測定システムであって、
    請求項21または請求項22記載の少なくとも1つの測定装置を含む、ことを特徴とする測定システム。
  24. 前記受信装置(6b)を出る前記電気信号を演算するための演算手段を含む、ことを特徴とする請求項23記載の測定システム。
  25. 複数の測定装置と、閾値信号を生成するように適合される閾値装置とを含む、ことを特徴とする請求項23または請求項24記載の測定システム。
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