JP2013167444A - 排水蒸発装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷蔵庫本体10の底面10Aには、蒸発皿42が収容可能でかつ蒸発ヒータ55が底部に埋設されたボックス45が設けられる。ボックス45の前面には、蒸発皿42の出入口47を兼ねた外気の導入口が、右側面の奥側には外気の導出口51がそれぞれ設けられる。前後の面に吸込口90と吹出口91とが開口されたケース67内に送風ファン66を収容してなる送風装置65が、吸込口90をボックス45の導出口51に連通して設けられ、かつ吸込口90の下端部が、ボックス45の外底面の下方に同外底面と直角をなして突出し、ボックス45の外底面に沿う方向に開口される。送風ファン66の駆動に伴い、外気が、ケース67の吸込口90から吸引されてボックス45内に流通するとともに、ボックス45の外底面に沿って流れつつ吸込口90の下端部から吸い込まれる。
【選択図】図15
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、加熱手段の発熱時にボックスの外底面が昇温することを抑えるところにある。
(1)前記導出口は、前記ボックスにおける前記導入口が設けられた前記側面と隣接した側面であって、前記導入口が設けられた前記側面と対向した側面側の端部寄りの位置に形成されている。排水蒸発装置の全長を抑えてコンパクトな構造にまとめたものにおいて、ボックスの外底面が昇温することを有効に防止できる。
加熱手段の発熱時、断熱板が介装されているとは言えども、底板が昇温される可能性があるが、外気が流通することで底板が冷却され、底板の昇温防止をより確実に図ることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図18に基づいて説明する。
本実施形態では業務用の4ドア式の縦型冷蔵庫Xを例示しており、まず図1及び図2によって冷蔵庫Xの全体構造を説明する。冷蔵庫本体10は前面開口の縦長の断熱箱体から構成され、底面10Aの四隅に立てられた脚11によって支持されている。各脚11は、図3に示すように、上面に突設されたねじ棒11Aを、冷蔵庫本体10の底面10Aに形成されたねじ孔12にねじ込むことで、着脱可能に取り付けられている。
冷蔵庫本体10の内部が貯蔵室14とされており、この貯蔵室14の前面開口は、十字形に組まれた仕切枠15により、上下左右計4個の開口部16に仕切られ、それらの開口部16に、断熱扉17が観音開き形式の開閉可能に装着されている。
貯蔵室14の天井部分における窓孔10Bの下面側には、エアダクトを兼ねたドレンパン25が張設され、その上方に冷却器室26が形成されている。ドレンパン25の底面は、奥縁(図2の右側)に向けて下り勾配となるように形成され、手前側の領域に吸込口27が開口されているとともに、奥側には吹出口28が切り欠き形成されている。
除霜運転は、除霜ヒータ33に通電して加熱することによって行われ、除霜水はドレンパン25で受けられたのち排水路35を流下し、後記するように冷蔵庫本体10の底面10Aに装備された排水蒸発ユニット40に導かれるようになっている。
排水蒸発ユニット40は、図4及び図5に示すように、除霜水からなる排水を溜める蒸発皿42と、この蒸発皿42を収容する加熱手段付きのボックス45と、送風装置65と、ボックス45の一側面に装着されるカバー102と、蓋板110とを備えている。
蒸発皿42は、ステンレス鋼板等の金属板により平面長方形の浅皿状に形成されている。
ボックス本体46の前面(図6の右側)はその全面が開口され、蒸発皿42を前方からの出し入れ可能とした出入口47となっており、同ボックス本体46の底面板が蒸発皿42の載置板48となっている。載置板48の前縁部の上面には、後方に折り重ねられた折重ね部48Aが形成され、補強が図られているとともに、背は低いものの水分の流出防止が図られている。
ボックス本体46の下面側には底板59が装着されている。この底板59は、同じくステンレス鋼板等の金属板製であって、前面を背の低いものに留めた浅皿状に形成されている。この底板59の左右の側面板60L,60R並びに後面板60Bの上縁部が、ボックス本体46の左右の側面板50L,50R並びに後面板50Bの下縁部の表面に重ねられてねじ止めすることにより固定されており、ボックス本体46の載置板48と、底板59との間に、蒸発ヒータ55と断熱板57とが挟まれた状態となっている。
ボックス45は全体としては、上面が開口された比較的浅い角形の箱状に形成され、蒸発皿42が前面の出入口47から出し入れ可能に収容できるようになっており、蒸発皿42の載置板48の下側に蒸発皿42を加熱する蒸発ヒータ55が装着されている。また、前面の出入口47が外気の導入口となっているとともに、右側面の奥端の上部位置に、外気の導出口51が設けられた構造となっている。ここで外気の導出口51は、ボックス本体46内に収容された蒸発皿42の上縁よりも上方位置で開口されている。
この送風装置65は、図7及び図8に示すように、ファンモータからなる送風ファン66を、箱形のケース67内に収容したものである。この送風装置65では、上記した外気の導出口51と対向する側を前面として説明する。ケース67は、下部ケース68と上部ケース72とに分割され、下部ケース68は、下面板69Uの左右両側縁から側面板69L,69Rを立ち上げた正面から見て逆門形に形成されている。左側面板69Lの前縁の上端部からは、左取付板70Lが手前側に張り出し形成されているとともに、右側面板69Rの前縁の上端部からは、右取付板70Rが外方に直角曲げされて形成されている。
後ガード板75Bの左右両側縁には、下部ケース68の左右の側面板69L,69Rにおける後縁部の外側に重なる縦フランジ77Aが直角に曲げ形成されているとともに、上面板73の左右両側縁には、同じく下部ケース68の左右の側面板69L,69Rにおける上縁部の外側に重なる横フランジ77Bが直角に曲げ形成されている。なお、上面板73の左側の横フランジ77Bには、マグネットキャッチ85(85A)を逃がすための逃がし部78が切り欠き形成されている。
送風装置65が組み付けられた場合、ケース67の全高が、上記したボックス45(底板59を含む)の側面の高さよりも、所定寸法大きくなるように設定されている。また前ガード板75Fは、図10に参照して示すように、下部ケース68の右側面板69Rの前縁から外向きに形成された右取付板70Rの少し前方位置に来るように形成されている。
このとき、送風装置65の吸込口90に配された前ガード板75Fが、ボックス本体46の右側面板50Rの内側に位置する。また、図15に示すように、送風装置65の底面が、ボックス45の底板59の下面側に所定寸法突出し、ひいては送風装置65の吸込口90の下端部が、ボックス45の底板59の下面側に開口するようになっている。
このカバー102が、図9にも示すように、手前側の端面の内側の側縁から奥側に折り返された掛止片103を、ボックス45の右側面の手前側の端縁に形成された掛止凹部104に引っ掛けつつ残余面100に被せられ、図17に示すように、正面板102Aの奥縁に外向きに直角曲げされた取付板105を、送風装置65の右側面における吹出口91側の端縁に当てて、ねじ79で共締めすることにより固定されている。
なお、カバー102の正面板102Aにおける手前側の位置には、蒸発ヒータ55、送風ファン66への通電回路に介設された漏電ブレーカ106が取り付けられているとともに、奥寄りの位置からは、上記通電回路に接続された電源コード107が引き出されている。
排水蒸発ユニット40を取り付ける手段としては、4個のマグネットキャッチ85を用いている。マグネットキャッチ85は、上述したように、左右に取付板87を張り出して設けたハウジング86内に、2枚のマグネット板88が上下方向の移動自由に、かつ同ハウジング86の上面から所定寸法突出するように移動付勢されて装着された構造であって、大まかにはボックス45の上面の四隅に配されている。なお、ハウジング86は、ボックス本体46の深さの1/3弱の高さ寸法を有している。
また以下では、4個のマグネットキャッチ85を区別して説明する場合は、符号「85」に、添え字「A〜D」を付すこととする。
第2マグネットキャッチ85Bは、ボックス本体46の後面板50Bの外面における正面から見た左端に寄った側の上部位置において、ハウジング86の上面を同後面板50Bの上縁に略揃えた状態で当てられ、両取付板87に通したねじ89を後面板50Bのねじ孔89Aにねじ込むことで取り付けられている。
一方、第4マグネットキャッチ85Dは、ボックス本体46の右側面板50Rの内面における前端に寄った側の上部位置において、同じくハウジング86の上面を同右側面板50Rの上縁に略揃えた状態で当てられ、両取付板87に通したねじ89を右側面板50Rに切られたねじ孔89Aにねじ込むことで固定されている。
ただし、正面から見た左フランジ111Lには、後縁部にねじ119(図15の鎖線参照)の挿通溝112が形成され、ボックス本体46の左側面板50Lにおける上縁部の後端寄りの位置に、ねじ孔112Aが対応して形成されている。同フランジ111Lにおけるねじの挿通溝112の手前には、排水ホース135の挿入口53の上部側と整合する開口部113が形成されている。また、同左フランジ111Lの前端に寄った位置には、第3マグネットキャッチ85Cの上部側を嵌めて逃がす逃がし凹部114が形成されている。逃がし凹部114の後方には、ねじ(図示せず)の挿通孔115が2個所定間隔を開けて形成され、ボックス本体46の左側面板50Lにおける第3マグネットキャッチ85Cの後方位置に、ねじ孔115Aが対応して形成されている。
後フランジ111Bには、ボックス本体46の後面板50Bの外面に取り付けられた第2マグネットキャッチ85Bを嵌めて逃がす逃がし凹部117が形成されている。
また、蓋板110における正面から見た右側縁部の前縁に寄った位置には、上記の第4マグネットキャッチ85Dのハウジング86の上面、少なくとも2枚のマグネット板88が突出した領域を上方に開口する窓孔118が形成されている。
このように、排水蒸発ユニット40が組み付けられると、図4に示すように、蓋板110、送風装置65の上面及びカバー102の上面が面一に配される。また各マグネットキャッチ85A〜85Dは、送風装置65の後面の外側、ボックス45の後面の左端寄りの位置における外側、同ボックス45の左側面の前端寄りの位置の外面、及び同ボックス45の右側面の前端寄りの位置の内面にそれぞれ配され、各マグネットキャッチ85A〜85Dのマグネット板88が、当該排水蒸発ユニット40の上面から突出した状態となる。
レッグブラケット120は、剛性の高い金属板をプレス成形して形成され、図16に示すように、前側が幅狭部121で、後側が一方の側縁側が拡幅されて幅広部122となった段付きの形状となっており、幅狭部121の前縁における幅方向の中央部には、脚11の上面に突設されたねじ棒11A(図3参照)を挿通可能とした挿通溝123が切り込み形成されている。
なお、幅広部122における拡幅された側の側縁にも、下向きに直角曲げされた第2取付板126が形成され、同じく左右2個のねじ127の挿通孔128が所定間隔を開けて形成されている。この第2取付板126は、6ドア式の冷蔵庫に当該排水蒸発ユニット40を取り付ける場合に使用される。
また、図5に示すように、蓋板110の左フランジ111Lにおける逃がし凹部114の後方位置には、2個のねじの挿通孔115が形成されているが、ここにレッグブラケット120の第2取付面132が設定されている。この第2取付面132は、6ドア式冷蔵庫Yに当該排水蒸発ユニット40を取り付けるに当たって、レッグブラケット120を装着する場合に利用され、挿通孔115は、レッグブラケット120の第2取付板126の2個の挿通孔128と対応して形成されている。
図18に示すように、6ドア式冷蔵庫Yでは、端的には冷蔵庫本体140の横幅が広くなっているが、除霜水の排水路35の下端の排水口36は同様に、冷蔵庫本体140の底面140Aにおける後縁部の中央幅位置に突出している。一方、脚11については、冷蔵庫本体140が幅広であることを受け、冷蔵庫本体140の底面140Aの四隅に加え、前縁における中央幅位置と、後縁では、上記の排水路35の下端の排水口36の突出位置と重なることを避けるために、中央幅位置から少し右側にずれた位置の都合6箇所に装着されるようになっている。
ここで、排水蒸発ユニット40を、4ドア式冷蔵庫Xと同様に、右手前隅部の脚11に共締めして装着すると、排水路35の下端の突出位置との距離が長くなり、上記に示した排水ホース135では長さが足りない。
具体的には既述したように、レッグブラケット120には、幅広部122における拡幅された側の側縁に第2取付板126が形成されており(図16)、一方、排水蒸発ユニット40側では、蓋板110の左フランジ111Lにおける逃がし凹部114の後方位置に第2取付面132が設定されている。
冷却運転の途中で適宜に除霜運転が行われる。除霜運転は、冷凍装置20(圧縮機21)の運転が停止される一方で、冷却器30に装備された除霜ヒータ33に通電して冷却器30を加熱することで行われる。これにより冷却器30等に付着した霜が融かされて除霜水として滴下し、その除霜水は冷却器30の下面側に配されたドレンパン25で受けられたのち、排水管25Aから冷蔵庫本体10の背面壁10C内に埋設された排水路35に流下し、さらに冷蔵庫本体10の底面10Aに配された排水ホース135を通り、その出口部136から排水蒸発ユニット40のボックス45内に収容された蒸発皿42に滴下して排水として溜められる。
なお、外気の導出口51が、収容された蒸発皿42の上縁よりも上方位置で開口して形成されているから、外気は主に蒸発皿42の上方を流通し、ボックス本体46内の底部側において対流が生じるのが抑えられて、蒸発ヒータ55と蒸発皿42との間の熱交換の効率低下が防止される。
すなわち、蒸発皿42から立ち上った排水の蒸気は、流通する外気に乗って速やかに排水蒸発ユニット40の外部に排出され、排水の蒸発が促進される。また、蒸気を排水蒸発ユニット40の周辺に滞留させないで拡散することに機能し、冷蔵庫本体10の底面10Aに結露することが防止される。
また温度ヒューズ97は、上記したバイメタルサーモ96が故障したときの補償として設けられ、同じくボックス45の温度を感知し、その感知温度が、バイメタルサーモ96を開く温度よりも高い所定温度となったら溶断して同通電路95を切断し、ボックス45等の過剰昇温を防ぐことを補償している。
その点この実施形態では、バイメタルサーモ96と温度ヒューズ97がともに、外気の流通の影響を受け難い箇所である、右側面板50Rの下部側に取り付けられているから、ボックス本体46の温度を適正に感知することができ、バイメタルサーモ96と温度ヒューズ97とを適正なタイミングで切ることができて、ボックス本体46の全体について過剰に温度上昇することが防止される。
仮に、バイメタルサーモ96が外気の導入口(出入口47)から遠い側に、温度ヒューズ97が導入口(出入口47)に近い側に配されていると、以下のような弊害が懸念される。バイメタルサーモ96が相対的に高温となる位置に取り付けられていると、通電路95が早めに切れ、蒸発ヒータ55の蒸発能力が低下する。一方、温度ヒューズ97が相対的に低温となる位置に取り付けられていると、バイメタルサーモ96が故障した場合において、同温度ヒューズ97が切れるタイミングが遅れ、ボックス本体46の過剰な温度上昇を招く。
蒸気がケース67に凝縮する場合、最も凝縮しやすいのは、吸込口90に張られた前ガード板75Fと言えるが、この前ガード板75Fは、ボックス45の右側面の内側に配されているから、前ガード板75Fで凝縮すなわち結露が生じて結露水が滴下したとしても、すべてボックス45内に滴下して溜められ、当該冷蔵庫の設置面に滴下することはない。そして、蒸発ヒータ55への通電が再開されると、載置板48が加熱されて蒸発を促し、ボックス45内に多量の結露水が溜まることもない。
また、天井面等、ケース67内の他の面にも少量ではあるが結露する可能性があるが、その結露水もケース67の下面板69Uで受けられ、外部に滴下することが回避される。同ケース67はボックス本体46に対して熱伝導可能に取り付けられているから、蒸発ヒータ55への再通電により発熱した場合にケース67も加熱され、下面板69Uで受けられた水分も速やかに蒸発する。
この実施形態では、送風装置65のケース67の高さが、ボックス45全体の高さよりも大きく形成され、上面同士を面一に揃えて装着することで、ケース67の下端側がボックス45の底板59の下面側に所定寸法突出し、ひいては内面側に設けられた吸込口90の下端部が、ボックス45の底板59の下面に沿うように開口した状態となる。
その点この実施形態では、ボックス本体46の右側面板50Rの内面における出入口47に寄った位置で、かつ蒸発皿42の上縁の直ぐ上方位置において第4マグネットキャッチ85Dが設けられているから、上記したように蒸発皿42が前下がりに傾こうとした場合に、同蒸発皿42の正面から見た右側の上縁が第4マグネットキャッチ85Dに当たって傾くことが規制され、引き続いて作業者は、蒸発皿42の底面に手を添える等で、極力水平姿勢に維持しつつ手前に引き抜けば、残った排水を零すことなくボックス45から取り出すことができる。
蒸発皿42の洗浄が終わったら、ボックス45の出入口47から載置板48上に沿って押し込んで収容すればよい。
また、両取付板70L,70Rは導出口51の内側に通されたのち、それぞれボックス本体46の後面板50Bと右側面板50Rとの内面に密着して取り付けられているから、送風ファン66が駆動された際、両取付板70L,70Rの取付部分から外気を吸引することがなく、もって外気を効率良くボックス45内に流通させることができる。
送風装置65を、ボックス本体46の右側面板50Rの奥端に形成された外気の導出口51の外側に取り付けるに際し、一方の左取付板70Lを後面板50Bに取り付けるようにしている。そのため、両取付板70L,70Rを導出口51の左右の側縁部に取り付けた場合と比較すると、ボックス45の長さを延長することなく、導出口51の幅を確保することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)外気の導出口がボックス本体の後面板すなわち外気の導入口(出入口)と対向する面に設けられて、その後面側に送風装置が設けられた構造のものにも、同様に適用可能である。
(2)ボックスの底板の下面のより広域に外気を流す等を目的として、ケースの吸込口における底板の下方に突出した下端部の幅をより大きく取るようにしてもよい。
(4)蒸発皿に貯留される排水は、庫内排水であってもよく、また除霜水と庫内排水の両方であってもよい。
(5)さらに本発明は、上記実施形態に例示した縦型冷蔵庫に限らず、他の形式の冷蔵庫、冷凍冷蔵庫、冷蔵ショーケース等、要は貯蔵庫本体の下面に排水蒸発ユニットを装備した冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
Claims (4)
- 冷却貯蔵庫の底面に配されて排水を蒸発させる排水蒸発装置であって、
前記冷却貯蔵庫の底面には、排水を溜める蒸発皿が収容可能でかつこの蒸発皿を加熱する加熱手段が底部に埋設されたボックスが設けられ、このボックスの一側面には、前記蒸発皿の出入口を兼ねた外気の導入口が、略対向する側の側面には外気の導出口がそれぞれ設けられるとともに、
前後の面に吸込口と吹出口とが開口されたケース内にファンを収容してなる送風装置が、前記吸込口を前記ボックスの前記導出口に連通して設けられ、
かつ、前記ケースの前記吸込口の下端部が、前記ボックスの外底面の下方に同外底面と直角をなして突出し、前記ボックスの前記外底面に沿う方向に開口されており、
前記送風装置の前記ファンの駆動に伴い、外気が、前記ケースの前記吸込口から吸引されて前記ボックス内に流通するとともに、同ボックスの外底面に沿って流れつつ前記吸込口の下端部から吸い込まれる構成となっていることを特徴とする排水蒸発装置。 - 前記導出口は、前記ボックスにおける前記導入口が設けられた前記側面と隣接した側面であって、前記導入口が設けられた前記側面と対向した側面側の端部寄りの位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の排水蒸発装置。
- 前記送風装置の前記ケースの高さが前記ボックスの高さよりも大きく形成され、前記送風装置はそのケースの上面を前記ボックスの上面に略揃えて装着されることにより、前記吸込口の下端部が前記ボックスの外底面の下方に突出して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の排水蒸発装置。
- 前記ボックスは、排水を溜める蒸発皿が収容可能で、かつ一側面に前記蒸発皿の出入口を兼ねた外気の導入口が、また略対向する側の側面に外気の導出口がそれぞれ設けられたボックス本体と、
前記ボックス本体の下面に配設される前記加熱手段と、
前記加熱手段の下面側に配設される断熱板と、
前記加熱手段と前記断熱板とを挟んで前記ボックス本体の下面側に取り付けられる底板と、から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の排水蒸発装置。
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