JP2013167222A - シリンダヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダヘッドの高温部によってエンジンオイルが必要以上に過熱されて、エンジンオイルの潤滑作用や冷却作用が低下することを防ぐことができるシリンダヘッドを提供する。
【解決手段】シリンダヘッド21は、配列方向に沿って配列された複数の燃焼室30を形成するシリンダヘッド21において、各燃焼室30に連通する空気を導入する吸気ポートと、各燃焼室30に連通し燃焼ガスを排出する排気ポートと、吸気ポート側に位置する油路Lと、排気ポート側に位置する油路Kと、が形成されたシリンダヘッドであって、吸気ポート側の油路L内のエンジンオイルが排気ポート側の油路Kに供給されることを制限するよう燃焼室30の配列方向に沿って延在する隔壁3を備え、隔壁3を吸気ポート側に偏らせて配置した。
【選択図】図3
【解決手段】シリンダヘッド21は、配列方向に沿って配列された複数の燃焼室30を形成するシリンダヘッド21において、各燃焼室30に連通する空気を導入する吸気ポートと、各燃焼室30に連通し燃焼ガスを排出する排気ポートと、吸気ポート側に位置する油路Lと、排気ポート側に位置する油路Kと、が形成されたシリンダヘッドであって、吸気ポート側の油路L内のエンジンオイルが排気ポート側の油路Kに供給されることを制限するよう燃焼室30の配列方向に沿って延在する隔壁3を備え、隔壁3を吸気ポート側に偏らせて配置した。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両に搭載される内燃機関のシリンダヘッドに関する。
従来、車両に搭載される内燃機関のシリンダヘッドには、燃焼室、バルブ、カムシャフト、吸排気系のパイプなどが取り付けられている。シリンダヘッド内において、バルブなど、金属製の駆動部が接触している部分では、金属製の駆動部による摺り合い、摩擦によるエネルギー損失や、摩耗、過熱による焼き付きといった不具合が生じ得る。このため、潤滑システムを用いて、金属製の駆動部が触れ合う部分に潤滑油の薄い膜を形成し、金属と金属とが直接触れ合うことを防ぐようになっている。
このため、潤滑システムは、内燃機関内で潤滑油を循環させて、シリンダヘッドなどに潤滑油を送るようになっている。潤滑油は、潤滑作用だけでなく冷却作用等を担っており、温度変化により粘性が変化しないことが求められている。一方、従来のシリンダヘッドは、その剛性を確保するために、長手方向にカム室の全長にわたって延びる立ち上がり壁が設けられることが多いことから、オイル落とし孔がある側と反対側の部分のカム室床面上にオイルが溜まり、オイルの劣化が生じる。
このような問題を解消したシリンダヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献2に記載されたシリンダヘッドは、カム室に開口するオイル落とし孔と、カム室床面から立ち上がりカム室の下部をオイル落とし孔が設けられている側の第1の部分とそれと反対側の第2の部分に隔てる立ち上がり壁とを有するシリンダヘッドであって、立ち上がり壁に第1の部分と第2の部分とを連通する連通孔を設けた構成になっている。
このような構成により、第2の部分のカム室床面に溜まるオイル(以下、エンジンオイルともいう)を、連通孔を介して第1の部分に流出させることができる。その結果、第2の部分のカム室床面上に多量にオイルが溜まることがなくなり、多量にオイルが溜まることによって生じるオイル劣化を抑制することができる。
しかしながら、従来のシリンダヘッドでは、排気ポート側近傍の上部が高温となるので、その高温部分を通過すると、オイルが十分に冷却されないばかりか、オイルが必要以上に過熱されて油温の上昇を招き、オイルの劣化が生じ得る。このため、オイルの潤滑作用や冷却作用を低下させる恐れがあった。
本発明は、従来と比較して、シリンダヘッドの高温部によってエンジンオイルが必要以上に過熱されて、エンジンオイルの潤滑作用や冷却作用が低下することを防ぐことができるシリンダヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るシリンダヘッドは、上記目的達成のため、(1)配列方向に沿って配列された複数の燃焼室を形成するシリンダヘッドにおいて、前記各燃焼室に連通する少なくとも空気を導入する吸気ポートと、前記各燃焼室に連通し各燃焼室から燃焼ガスを排出する排気ポートと、前記吸気ポート側に位置する吸気ポート側の油路と、前記排気ポート側に位置する排気ポート側の油路と、が形成されたシリンダヘッドであって、前記吸気ポート側の油路内の潤滑オイルが前記排気ポート側の油路に供給されることを制限するよう前記燃焼室の配列方向に沿って延在する隔壁を備え、前記隔壁を吸気ポート側に偏らせて配置したことを特徴とする。
この構成により、燃焼室の配列方向に沿って延在する隔壁を設けたので、吸気ポート側の油路内の潤滑オイルが排気ポート側の油路に供給されることを制限することができる。しかも、隔壁を吸気ポート側に偏らせて配置したので、排気ポート上部の高温部に供給されることを回避することができ、吸気ポート側で冷却された油路内の潤滑油が必要以上に過熱されることを抑制することができる。この結果、潤滑油の全体の温度を低減することができ、潤滑作用や冷却作用を低下することを防ぐことができる。これは、例えばエンジンの車両搭載の制約上、排気ポート側に冷却水ジャケットが設けられない場合や、排気ポート側に冷却水ジャケットが設けられても、その領域が小さい場合に、特に有益である。
上記(1)に記載のシリンダヘッドにおいて、(2)前記隔壁が、前記吸気ポート側油路内の潤滑オイルの液面より高い高さを有することを特徴とする。
この構成により、吸気ポート側の油路内の潤滑オイルが排気ポート側の油路に供給されることを制限することができる。
上記(1)または(2)に記載のシリンダヘッドにおいて、(3)前記隔壁の両端から前記排気ポート側の油路に突出する一対の追加隔壁を有することを特徴とする。
この構成により、隔壁の両端から排気ポート側の油路に突出する一対の追加隔壁を設けたので、排気ポート上部の高温部に供給されることを制限することができ、吸気ポート側で冷却された油路内の潤滑油が必要以上に過熱されることを抑制することができる。
上記(1)または(2)に記載のシリンダヘッドにおいて、(4)前記吸気ポート側油路に連通するよう形成された排出通路を有することを特徴とする。
この構成により、吸気ポート側で冷却された油路内の潤滑油を排出通路を介して排出することができ、排気ポート側上部の高温部に供給されることを回避することができる。
上記(1)から(4)に記載のシリンダヘッドにおいて、(5)前記吸気ポート側油路の下方に形成された冷却水ジャケットと、前記吸気ポート側油路に位置し、前記隔壁に沿って延在する複数の突起と、を備え、前記吸気ポート側の油路の潤滑オイルが前記冷却水ジャケットによって冷却されることを特徴とする。
この構成により、吸気ポート側の油路に複数の突起を設けたので、吸気ポート側の油路内の潤滑油に対して接触面積を拡大することができ、効果的に潤滑油の油温を低減することができる。
上記(5)に記載のシリンダヘッドにおいて、(6)前記冷却水ジャケットの内周面から前記冷却水ジャケット内に突出する複数の突出部を有することを特徴とする。
この構成により、冷却水ジャケット内に突出部を設けたので、冷却水ジャケット内を流れる冷却水に対して接触面積を拡大することができ、潤滑油の冷却効率を高めることができる。
本発明によれば、潤滑油が必要以上に過熱されて、潤滑油の潤滑作用や冷却作用が低下することを防ぐことができるシリンダヘッドを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両の内燃機関を示すブロック構成図である。
図1に示すように、エンジン40は、車両に搭載される内燃機関を構成しており、ガソリンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知のエンジンにより構成されている。
図1に示すように、エンジン40は、車両に搭載される内燃機関を構成しており、ガソリンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知のエンジンにより構成されている。
エンジン40は、回転駆動軸としてのクランクシャフト35を有するクランクケース23と、この上部に取り付けられ、内部にピストンを収容するシリンダブロック22と、この上部に取り付けられ、燃焼室をシリンダブロックとピストンとによって形成するシリンダヘッド21と、この上部に取り付けられたシリンダヘッドカバー20とを備えている。
シリンダヘッド21は、シリンダブロック22の上に組み付けられており、シリンダ33との間で燃焼室30の大部分を形成している。シリンダヘッド21は、燃焼室30を開閉する動弁機構を設けている。具体的には、シリンダヘッド21は、上部にインテークカムシャフト24およびエキゾーストカムシャフト25を回動可能に軸支している。これらインテークカムシャフト24およびエキゾーストカムシャフト25には、それぞれ、インテークカム26とエキゾーストカム27が形成されている。そして、インテークカム26およびエキゾーストカム27の回転を、それぞれ、インテークバルブ28とエキゾーストバルブ29に伝達して、これらが燃焼室30の開閉作動を行うようになっている。
シリンダブロック22は、筒状の穴からなる気筒としてのシリンダ33を有しており、シリンダ33内でピストン32が往復移動するようになっている。通常、シリンダブロック22は、鋳鉄やアルミ合金で作られている。
クランクケース23は、シリンダブロック22の下部に取り付けられており、内部にクランクシャフト35を軸支している。そして、インテークカムシャフト24およびエキゾーストカムシャフト25をクランクシャフト35の回転と同期して回転させて、インテークバルブ28とエキゾーストバルブ29を開閉させるようになっている。
エンジン40は、図示しないインジェクタから噴射された燃料と空気との混合気を、燃焼室30内で燃焼させ、吸気工程、圧縮工程、爆発工程、排気工程を繰り返し行うようになっている。エンジン40は、燃焼によりシリンダ33内のピストン32が押し下げられて、ピストン32の往復移動を行わせている。さらに、ピストン32の往復移動をピストンピン31、コンロッド34を介してクランクシャフト35の回転運動に変換させるようになっている。
シリンダヘッド21は、配列方向に沿って配列された複数の燃焼室30をシリンダブロック22とピストン32の上面とにより形成するようになっている。シリンダヘッド21は、燃焼室30に空気を導入する吸気通路6と、燃焼室30から燃焼ガスを排出する排気通路7と、が形成されている(図3参照)。また、シリンダヘッド21は、上述のように、インテークバルブ28、エキゾーストバルブ29、インテークカムシャフト24およびエキゾーストカムシャフト25などが取り付けられている。
潤滑システム50は、オイルパン51と、オイルストレーナ52と、オイルポンプ53と、オイルフィルタ54と、を備えている。エンジンオイルは、エンジン各部の潤滑作用と、エンジン40の各部を冷却させるとともに、各部の清掃、防錆や燃焼室30からのガス漏れを防ぐよう機能する。
エンジン40は、内部で潤滑油としてのエンジンオイルを循環させるため、シリンダヘッド21などにエンジンオイルを送るようになっている。クランクケース23の下方には、オイルパン51が取り付けられている。オイルパン51は、内部にエンジンオイルを溜めている。オイルパン51に溜められたエンジンオイルを吸入し、エンジン40の各部に送るため、オイルポンプ53が設けられている。オイルポンプ53は、エンジン40のクランクシャフト35やカムシャフト24、25の回転が、図示しないチェーンやギヤなどで伝えられることで駆動するようになっている。
オイルポンプ53の吸入パイプ先端には、エンジンオイルの濾過器として、オイルストレーナ52が取り付けられており、エンジンオイルから比較的に大きな異物を除くようになっている。さらに、エンジンオイルを濾過し、金属などの摩耗屑やカーボン固まりなどの異物を除く装置として、オイルフィルタ54が設けられている。エンジンオイルを濾過するオイルフィルタ54の中には、濾材として、オイルフィルタエレメントが設けられている。
なお、図1に示す潤滑システム50は、エンジンオイルの流れがシリンダヘッド21に到達することを概略的に示したものであって、実際のエンジンオイルの流れは、エンジン40の各部を循環しながら、エンジンオイルがシリンダヘッド21に送られるようになっている。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るシリンダヘッドを示す断面図である。
図2に示すように、シリンダヘッド21には、各燃焼室30に連通する空気と燃料の混合気を導入する吸気ポート43と、各燃焼室30に連通し各燃焼室30から燃焼ガスを排出する排気ポート44と、が形成されている。吸気ポート43は、インテークバルブ28により開閉コントロールされながら吸気通路6から燃焼室30内に混合気を取り込む穴である。また、排気ポート44は、エキゾーストバルブ29により開閉コントロールされながら燃焼室30内から燃焼ガスを排気通路7へ排出する穴である。また、シリンダヘッド21には、吸気ポート43側に位置する油路Lと、排気ポート44側に位置する油路Kと、が形成されている。
図2に示すように、シリンダヘッド21には、各燃焼室30に連通する空気と燃料の混合気を導入する吸気ポート43と、各燃焼室30に連通し各燃焼室30から燃焼ガスを排出する排気ポート44と、が形成されている。吸気ポート43は、インテークバルブ28により開閉コントロールされながら吸気通路6から燃焼室30内に混合気を取り込む穴である。また、排気ポート44は、エキゾーストバルブ29により開閉コントロールされながら燃焼室30内から燃焼ガスを排気通路7へ排出する穴である。また、シリンダヘッド21には、吸気ポート43側に位置する油路Lと、排気ポート44側に位置する油路Kと、が形成されている。
シリンダヘッド21は、気筒列Dに沿って燃焼室30が配設され、各燃焼室30に4個のボス42が配設されている。ボス42は、後述する点火プラグ41を挿入するプラグホールを構成しており、このプラグホールより点火プラグ41を挿入してシリンダヘッド21に固定できるようになっている。また、シリンダヘッド21は、冷却効率のよいアルミ合金で作られている。このシリンダヘッド21は各バルブを案内するバルブガイドを備えており、各バルブ28、29を構成するバルブステムを挿入できるようになっている。
図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。
図3に示すように、ウォータジャケット8a、8b、8cは、シリンダヘッド21、燃焼室30およびシリンダブロック22に冷却水の通路が形成されている。ウォータジャケット8aは、シリンダヘッド21の吸気側に配設され、ウォータジャケット8b、8cはシリンダヘッド21の排気側に配設されている。なお、ウォータジャケット8a、8b、8cをウォータジャケット8と呼ぶ。
図3に示すように、ウォータジャケット8a、8b、8cは、シリンダヘッド21、燃焼室30およびシリンダブロック22に冷却水の通路が形成されている。ウォータジャケット8aは、シリンダヘッド21の吸気側に配設され、ウォータジャケット8b、8cはシリンダヘッド21の排気側に配設されている。なお、ウォータジャケット8a、8b、8cをウォータジャケット8と呼ぶ。
ウォータジャケット8a、8b、8cは、燃焼室30の上方を形成するシリンダヘッド21の略中央のボス42を取り巻くように設けられている。点火プラグ41は、ボス42内部でシリンダヘッド21に装着されている状態を示している。
また、エンジン40は、車両に搭載上で排気通路7側に十分なウォータジャケット8b、8cを設けることに制限が加わる場合がある。このため、図3に示したウォータジャケット8は、排気通路7側(排気ポート側または排気側ともいう)のウォータジャケット8b、8cよりも吸気通路6側(吸気ポート側または吸気側ともいう)のウォータジャケット8aをより大きく設けている。この構成では、吸気通路6側の方がウォータジャケット8aの冷却効果が高められている。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態に係るシリンダヘッド構造の特徴的な構造について説明する。
シリンダヘッド21は、燃焼室30で発生する熱によって、排気ポート44の上部や排気通路7などにおいて高温部が存在する。このため、エンジンオイルは、シリンダヘッド21に送られる際に、燃焼室30や排気通路7(図3参照)など高温部から受ける熱の影響を最小にするように、エンジンオイルを冷却する必要がある。このため、シリンダヘッド21は、その上面にエンジンオイルを流動させることで、冷却するようになっている。
さらに、シリンダヘッド21の上面にエンジンオイルを流動させるとき、排気ポート44側を避けて、吸気通路6側にエンジンオイルを流動させるようになっている。
図3に示すように、シリンダヘッド21の上面に高低差があり、吸気側上面11の方が排気側上面12よりも高いと、エンジンオイルが自重によって吸気側上面11から排気側上面12に向かって流れやすくなる。また、シリンダヘッド21の上面に高低差がなくても、エンジン40を車両に搭載する取り付け方によって、エンジンオイルが吸気側上面11から排気側上面12に向かって流れやすくなることがある。また、シリンダヘッド21の上面に高低差がなくても、車両の走行時に伝わる振動などによって、エンジンオイルが吸気側上面11から排気側上面12に向かって流れやすくなることがある。このような場合、エンジンオイルが排気ポート44上部で過熱されると、潤滑性能および冷却性能を低下させる。そこで、本実施形態では、シリンダヘッド21の吸気側上面11に設けた隔壁3によって、エンジンオイルの流れを制限している。
図2に示すように、隔壁3は、シリンダヘッド21の上面において、気筒列方向Dに沿って延びるとともに、壁状の部材によってシリンダヘッド21と一体に構成されている。このような構成により、シリンダヘッド21の上面において、隔壁3と吸気通路6側との間の油路Lと、隔壁3と排気通路7側との間の油路Kが独立して形成されている。
具体的には、気筒列方向(燃焼室30の配列方向)Dに沿って延在する隔壁3は、一方の端部において、壁に連結されるとともに、他方の端部において、壁に連結されて、シリンダヘッド21の上面において、油路Lと油路Kとが交わらないように独立させている。
隔壁3は、油路Lを流れるエンジンオイルが、シリンダヘッド21の上面において、吸気通路6側を流動するように規制して、エンジンオイルが排気通路7側から受ける熱による影響を回避するようになっている。さらに、隔壁3は、吸気ポート43側に偏らせて配置しており、油路Lは、シリンダヘッド21の上面の高温部を避けるように配置している。ここで、吸気ポート43側に偏らせて配置とは、少なくともボス42より吸気ポート43側であり、好ましくは吸気ポート43より吸気通路6側に配置されることを意味する。
このように、吸気ポート43側の油路L内のエンジンオイルが排気ポート44側の油路Kに供給されることを制限するようになっている。なお、隔壁3が、吸気ポート43側の油路L内のエンジンオイルの液面より高い高さを有するよう構成されているが、車両の走行状態などによってエンジンオイルの液面が隔壁3を超えることは生じ得る。この場合、吸気ポート43側の油路L内のエンジンオイルは、必要流量を超えているので、排気ポート44側の油路Kを介してオイル落とし穴4から排出されるようになっている。
また、シリンダヘッド21の上面は、吸気ポート43側の油路Lに位置し、隔壁3に沿って延在する複数の突起2が設けられており、吸気ポート43側の油路Lの下方に形成された冷却水ジャケットによってエンジンオイルが冷却されるようになっている。このように、吸気側上面11に突起2を複数配設し、吸気側上面11の表面積を増大させて、冷却効率を高めている。
このように、シリンダヘッド21は、吸気側に近づけてエンジンオイルを流すとともに、吸気側に設けられたウォータジャケット8aを効果的に用いて、排気側にウォータジャケット8b、8cを十分に設けられない場合であっても、エンジンオイルの冷却性を確保することができる。
さらに、図2に示すように、フロントカバー5は、シリンダヘッド21からオイルパン51までの全面を覆うように構成されている。シリンダヘッド21は、フロントカバー5側の壁面に、吸気ポート43側の油路Lとフロントカバー5内の油路と連通する穴9が設けられている。このため、エンジンオイルは、排出通路としての穴9からフロントカバー5内の油路を介してオイルパン51に戻るようになっている。
これによって、吸気ポート43側で冷却された油路L内のエンジンオイルは、穴9を介して排出することができ、排気ポート44側上部の高温部に供給されることを回避することができる。
図2に示すように、気筒列方向Dに沿って延びる隔壁3は、上記穴9側の端部に、略直角に延びる板状部材1を設けていてもよい。板状部材1は、一方の端部において隔壁3と連結されるとともに、他方の端部において穴9の排気通路7側の縁部と連結されている。この板状部材1によって、排気通路7側の熱が穴9側に伝達されることを抑制できる。
図4は、様々なシリンダヘッド構造において、吸気側から排気側にエンジンオイルが流れた場合における、シリンダヘッド上の位置に対する油温を示したグラフである。各シリンダヘッド構造は、吸気側からエンジンオイルが送られて、排気側等からエンジンオイルを逃がすように構成されている。
図4では、3つの曲線が示されているが、これらは、一点鎖線(符号61)によって示されているウォータジャケット8だけを用いたシリンダヘッド構造と、点線(符号62)よって示されているウォータジャケット8と突起2とを用いたシリンダヘッド構造と、実線(符号63)によって示されているウォータジャケット8と突起2と隔壁3とを用いたシリンダヘッド構造とを対比して示している。
図4に示すように、吸気側からシリンダヘッド21に流れるエンジンオイルは、流入当初、エンジン40の発生する熱によって油温が高温になっている。この油温は、シリンダヘッド21の上面11を油路Lに沿って流れるにつれて、ウォータジャケット8a内の水と熱交換し、冷却されるようになっている。このウォータジャケット8aによって得られる油温の冷却効果は、符号61、62、および63で示す各場合で現れている。
さらに、ウォータジャケット8aに組み合わせて突起2が用いられることで、この突起2によって拡大した外表面によってエンジンオイルの熱を外部に逃がす冷却機能が高まるようになっている。このことは、ウォータジャケット8だけを備えた符号61で示すシリンダヘッド構造と、さらに突起2を組み合わせて用いた符号62および63で示すシリンダヘッド構造とを比較することで明らかになっている。
符号61と62によって示されているシリンダヘッド構造のように、ウォータジャケット8aや突起2によって一旦油温が低下しても、このエンジンオイルが高温の排気側から影響を受けると、エンジンオイルが過熱され、エンジンオイルの温度は再度上昇する。これに対して、符号63によって示されているように、さらに隔壁3を組み合わせて用いたシリンダヘッド構造では、隔壁3によってエンジンオイルの流れを規制して、一旦油温が低下したエンジンオイルが高温の排気通路7側から影響を受けて、エンジンオイルが過熱されて、エンジンオイルの温度が再度上昇することを防止することができる。
このように、隔壁3、ウォータジャケット8、突起2を組み合わせることでエンジンオイルの冷却効果を高めることができる。特に隔壁3は、エンジンオイルが高温部によって過熱されることを回避させる効果が顕著である。
図5は、符号71で示している突起2によって表面積を拡大させてエンジンオイルの熱を外部に逃がすシリンダヘッド構造の場合と、符号72で示している突起2によって表面積を拡大させてエンジンオイルの熱を外部に逃がすとともに隔壁3によってエンジンオイルが排気通路7側に流れることを回避するシリンダヘッド構造の場合との油温低減量を対比して示している。
図5で示すように、符号71で示すシリンダヘッド構造の場合では、約4.5℃程度の油温低減量を達成することができる。これに対して、符号72で示すシリンダヘッド構造の場合では、約6.2℃程度のより高い油温低減量を達成することができる。これらシリンダヘッド構造の油温低減量を対比すると、大体、1.5℃から2℃程度の違いがあることが解る。なお、この数値は、例示であって、これに限定されない。
以上、本願発明者が鋭意研鑽を重ねた結果、本発明に係るシリンダヘッド21は、エンジンオイルの油温を効果的に低減し、必要なエンジンオイルの潤滑性能と冷却性能とを確保できることが判明した。
以上のように、本実施の形態に係るシリンダヘッド21は、燃焼室30の配列方向に沿って延在する隔壁3を設けたので、吸気ポート43側の油路L内のエンジンオイルが排気ポート44側の油路に供給されることを制限することができる。さらに、隔壁3を吸気ポート43側に偏らせて配置したので、排気ポート44側上部の高温部に供給されることを回避することができ、吸気ポート43側で冷却された油路L内のエンジンオイルが必要以上に過熱されることを抑制することができる。この結果、エンジンオイルの全体の温度を低減することができ、潤滑作用や冷却作用を低下することを防ぐことができる。これは、例えばエンジンの車両搭載の制約上、排気ポート44側にウォータジャケット8が設けられない場合や、排気ポート44側にウォータジャケット8b、8cが設けられても、その領域が小さい場合に、特に有益である。
本実施の形態に係るシリンダヘッド21は、吸気ポート43側の油路Lに複数の突起2を設けたので、吸気ポート43側の油路L内のエンジンオイルに対して接触面積を拡大することができ、効果的に潤滑油の油温を低減することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第2の実施の形態におけるシリンダヘッドの構成は、上記第1の実施の形態におけるものとほぼ同様であり、主に隔壁の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第2の実施の形態におけるシリンダヘッドの構成は、上記第1の実施の形態におけるものとほぼ同様であり、主に隔壁の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
図6に、本発明の第2の実施の形態に係るシリンダヘッド21aを示す。
第2の実施の形態においても、吸気側上面11に供給されたエンジンオイルは、シリンダヘッド21aに形成されるウォータジャケット8内の水と熱交換し、冷却させることができる。また、第2の実施の形態においても、シリンダヘッド21aに複数の突起2を設けて、シリンダヘッド21aの上面の吸気側表面積を増加させて、エンジンオイルの冷却性を向上させることができる。
第2の実施の形態においても、吸気側上面11に供給されたエンジンオイルは、シリンダヘッド21aに形成されるウォータジャケット8内の水と熱交換し、冷却させることができる。また、第2の実施の形態においても、シリンダヘッド21aに複数の突起2を設けて、シリンダヘッド21aの上面の吸気側表面積を増加させて、エンジンオイルの冷却性を向上させることができる。
また、第2の実施の形態でも、吸気側で冷却したエンジンオイルが排気ポート44の近傍で受熱して温度上昇しないよう、冷却したエンジンオイルは、隔壁77により、高温部である排気側の油路Qを回避して、オイル落とし穴4からオイルパン51に戻される構造となっている。このように、エンジンオイルの流動方向が2方向となるように油路を形成している。
図6に示すように、シリンダヘッド21aは、隔壁77の両端から排気ポート44側の油路Qの方向に突出する一対の追加隔壁を有している。隔壁77および一対の追加隔壁は、略コ字状に形成されている。隔壁77は、シリンダヘッド21aの長軸方向に延びて設けられており、吸気通路6側に偏らせて配置されている。また、一対の追加隔壁は、前方側の追加隔壁76と後方側の追加隔壁75により構成されている。前方側の追加隔壁76と後方側の追加隔壁75は、エンジンオイルが高温部を避けて案内できるように、シリンダヘッド21aにおける幅方向に延びて設けられるとともに、排気側上面12のうちシリンダヘッド21aの側面の近傍に設けられている。
前方側の追加隔壁76と後方側の追加隔壁75は、互いに平行に、同一方向に向かって、略同一の長さだけ延びている。したがって、エンジンオイルは、隔壁77によってシリンダヘッド21aの長軸方向に沿って流れるとともに、一対の追加隔壁75、76によってそれぞれ形成された油路M1およびM2を流れて排気側に流れる。このように、油路M1およびM2によって誘導されたエンジンオイルは、気筒上部の高温部を迂回させて排気側に設けられたオイル落とし穴4から排出される。
このように、本実施の形態におけるシリンダヘッド21aは、隔壁77の両端から排気ポート44側の油路Qに突出する一対の追加隔壁75、76を設けたので、排気ポート44側上部の高温部に供給されることを制限することができ、吸気ポート43側で冷却された油路内のエンジンオイルが必要以上に過熱されることを抑制することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第3の実施の形態におけるシリンダヘッドの構成は、上記第1の実施の形態におけるものとほぼ同様であり、主に隔壁の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第3の実施の形態におけるシリンダヘッドの構成は、上記第1の実施の形態におけるものとほぼ同様であり、主に隔壁の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
図7に、本発明の第3の実施の形態に係るシリンダヘッド21bを示す。
溝部83は、各気筒の上部を囲うように形成されており、吸気ポート43側の油路におけるエンジンオイルを第1の油路N1および第2の油路N2を介して気筒上部の高温部を迂回させて排気ポート44側に設けられた排出口であるオイル落とし穴4からオイルパン51に戻すようになっている。
溝部83は、各気筒の上部を囲うように形成されており、吸気ポート43側の油路におけるエンジンオイルを第1の油路N1および第2の油路N2を介して気筒上部の高温部を迂回させて排気ポート44側に設けられた排出口であるオイル落とし穴4からオイルパン51に戻すようになっている。
図7に示すように、溝部83は、シリンダヘッド21bの上面において所定の深さで陥没し、略四角形状に縁部が形成されており、長軸方向に延びる側方部84、87と、この両端において略直角に延びる前方部86と後方部85とを有する。ここで、溝部83の深さは、例えば流動するエンジンオイルが溢れ出さない程度の深さを有する。
溝部83は、側方部84と対面するように排気側に側方部87を備えており、この側方部87によってエンジンオイルをオイル落とし穴4に向かって流すことができる。
このように、本実施の形態におけるシリンダヘッド21bは、溝部83を設けたので、排気ポート44側上部の高温部である排気側上面12に供給されることを制限することができ、吸気ポート43側で冷却された油路内のエンジンオイルが必要以上に過熱されることを抑制することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第4の実施の形態におけるシリンダヘッド21cの構成は、上記第1の実施の形態におけるものと同様であり、主に突起2の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態に係るシリンダヘッドについて説明する。なお、第4の実施の形態におけるシリンダヘッド21cの構成は、上記第1の実施の形態におけるものと同様であり、主に突起2の構成が異なるものである。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、特に相違点について説明する。
図8に、本発明の第4の実施の形態に係るシリンダヘッド21cを示す。
第4の実施の形態においても、吸気側上面11に供給されたエンジンオイルは、シリンダヘッド21cに形成されるウォータジャケット8内の水と熱交換し、冷却させることができる。また、第4の実施の形態においても、冷却されたエンジンオイルは、隔壁3により定められた油路を通って、温度の高い排気通路7を回避して、シリンダヘッド21cとフロントカバー5の間の壁に連通した穴9(図2参照)や、オイル落とし穴4(図6参照)からオイルパン51に戻すことができる。
第4の実施の形態においても、吸気側上面11に供給されたエンジンオイルは、シリンダヘッド21cに形成されるウォータジャケット8内の水と熱交換し、冷却させることができる。また、第4の実施の形態においても、冷却されたエンジンオイルは、隔壁3により定められた油路を通って、温度の高い排気通路7を回避して、シリンダヘッド21cとフロントカバー5の間の壁に連通した穴9(図2参照)や、オイル落とし穴4(図6参照)からオイルパン51に戻すことができる。
図8に示すように、シリンダヘッド21cは、図2および図3に示したものと同様に、隔壁3が、シリンダヘッド21cの上面において吸気通路6と排気通路7との間で、気筒列方向Dと平行に延びて設けられるとともに、吸気ポート43側に偏らせて設けられている。エンジンオイルは、シリンダヘッド21cの上面において、吸気ポート43側の油路Sを流れ、排気ポート44側の油路Tに供給されることが制限されている。
シリンダヘッド21cは、ウォータジャケット8aの内周面からウォータジャケット8a内に突出する複数の突出部15を有する。このように、ウォータジャケット8a内に突出部15を設けたので、ウォータジャケット8a内を流れる冷却水に対して接触面積を拡大することができ、エンジンオイルの冷却効率を高めることができる。
さらに、シリンダヘッド21cは、上面に複数の溝部14が設けられており、ウォータジャケット8側の表面積を増加させている。この溝部14は、任意の深さで形成することができ、ディンプルや、窪み状の形状で、吸気側の上面11の表面積を増加させる。なお、シリンダヘッド21cは、この溝部14に代えて第1の実施の形態に係るシリンダヘッド21が有する突起2を設ける構成であってもよい。
以上、本発明に係るシリンダヘッドは、シリンダヘッドの高温部によってエンジンオイルが必要以上に過熱されて、エンジンオイルの潤滑作用や冷却作用が低下することを防ぐことができるという効果を奏するものであり、車両に搭載される内燃機関のシリンダヘッドに有用である。
2 突起
3 隔壁
5 フロントカバー
6 吸気通路(吸気ポート側)
7 排気通路(排気ポート側)
8 ウォータジャケット
9 穴(排出通路)
14 溝部
15 突出部
20 シリンダヘッドカバー
21 シリンダヘッド
22 シリンダブロック
23 クランクケース
28 インテークバルブ
29 エキゾーストバルブ
30 燃焼室
32 ピストン
33 シリンダ
40 エンジン
41 点火プラグ
42 ボス
43 吸気ポート
44 排気ポート
51 オイルパン
73 隔壁
83 溝部
K、L、M、N 油路
3 隔壁
5 フロントカバー
6 吸気通路(吸気ポート側)
7 排気通路(排気ポート側)
8 ウォータジャケット
9 穴(排出通路)
14 溝部
15 突出部
20 シリンダヘッドカバー
21 シリンダヘッド
22 シリンダブロック
23 クランクケース
28 インテークバルブ
29 エキゾーストバルブ
30 燃焼室
32 ピストン
33 シリンダ
40 エンジン
41 点火プラグ
42 ボス
43 吸気ポート
44 排気ポート
51 オイルパン
73 隔壁
83 溝部
K、L、M、N 油路
Claims (6)
- 配列方向に沿って配列された複数の燃焼室を形成するシリンダヘッドにおいて、
前記各燃焼室に連通する少なくとも空気を導入する吸気ポートと、
前記各燃焼室に連通し各燃焼室から燃焼ガスを排出する排気ポートと、
前記吸気ポート側に位置する吸気ポート側の油路と、
前記排気ポート側に位置する排気ポート側の油路と、が形成されたシリンダヘッドであって、
前記吸気ポート側の油路内の潤滑オイルが前記排気ポート側の油路に供給されることを制限するよう前記燃焼室の配列方向に沿って延在する隔壁を備え、前記隔壁を吸気ポート側に偏らせて配置したことを特徴とするシリンダヘッド。 - 前記隔壁が、前記吸気ポート側油路内の潤滑オイルの液面より高い高さを有することを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド。
- 前記隔壁の両端から前記排気ポート側の油路に突出する一対の追加隔壁を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダヘッド。
- 前記吸気ポート側油路に連通するよう形成された排出通路を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダヘッド。
- 前記吸気ポート側油路の下方に形成された冷却水ジャケットと、前記吸気ポート側油路に位置し、前記隔壁に沿って延在する複数の突起と、を備え、前記吸気ポート側の油路の潤滑オイルが前記冷却水ジャケットによって冷却されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のシリンダヘッド。
- 前記冷却水ジャケットの内周面から前記冷却水ジャケット内に突出する複数の突出部を有することを特徴とする請求項5に記載のシリンダヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012031761A JP2013167222A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | シリンダヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012031761A JP2013167222A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | シリンダヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013167222A true JP2013167222A (ja) | 2013-08-29 |
Family
ID=49177795
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012031761A Pending JP2013167222A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | シリンダヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013167222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017044118A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関 |
-
2012
- 2012-02-16 JP JP2012031761A patent/JP2013167222A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017044118A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関 |
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