JP2013167183A - 遠心式ポンプと車両用の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの駆動装置によって、それぞれ異なる二系統の循環を行う遠心式ポンプと車両用の冷却装置を提供する。
【解決手段】ハウジング2に第1出口13を有する第1渦室11と、第1渦室11に流体を流入する第1流入管17と、第2出口14を有する第2渦室12と、第2渦室12に流体を流入する第2流入管18とを備え、第1流入管17を、第2流入管18と第2渦室12とに挿通し、回転軸5と一体に回転する第1インペラ21を第1渦室内11に配置すると共に、第1インペラ21に接合され、第1流入管17の外周を回転する第2インペラ22を第2渦室12内に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、二系統の流体を混合させることなく、一つの駆動装置で循環させる遠心式ポンプと車両用の冷却装置に関する。
従来、流体を循環させるポンプとして、遠心式の渦巻きポンプがある。この渦巻きポンプは、流体の圧力を高めるためにインペラで遠心力により回転の周方向に圧力を与えて、流体を渦巻き状に形成され渦室の出口から吐出するものである。車両においては、そのようなポンプを冷却水の循環などに用いている。
周知の技術では、この遠心式の渦巻きポンプを、水通路と渦室を形成するハウジング、翼車、回転軸、軸受け、シール、回転軸に動力を伝達するプーリー又はギアで構成している。しかし、それぞれ異なる二系統の循環が必要な場合は、上記の構成が二つ必要になり、配置スペースが大きくなるという問題やコストが増加するという問題があった。
そこで、ハウジングにもう一つ水通路を設けて、一つの駆動装置で二方向へ流体を吐出する装置がある(例えば、特許文献1、又は2参照)。しかしながら、これらの装置には、流体の入口が一つしかなく、ハウジング内で流体が混合してしまい、それぞれ独立した二系統の循環を行うことができなかった。
また、一つの駆動軸で、二つの渦巻きポンプを駆動する装置も数多くある。この装置の場合、一つの駆動装置でそれぞれ独立した二系統の循環を行うことができるが、配置スペースが大きくなるという問題は解決することができず、さらに、駆動軸からの流体の漏れを防ぐシールがそれぞれのポンプに必要となるなどコスト面でも問題がある。
実開平4−26654号公報 特開平11−257292号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、二つの独立した流体の循環を、一つの駆動装置でまかなうことができ、装置を小さくして車両への搭載性を向上し、且つ製造コストを低減することができる遠心式ポンプと車両用の冷却装置を提供することである。また、二つの独立した流体を混合することなく、循環させることができる遠心式ポンプと車両用の冷却装置を提供することである。
上記の目的を解決するための本発明の遠心式ポンプは、回転軸の回転により、流体を循環する遠心式ポンプにおいて、ハウジングに第1出口を有する第1渦室と、該第1渦室に流体を流入する第1流入路と、第2出口を有する第2渦室と、該第2渦室に流体を流入する第2流入路とを備え、前記第1流入路を、前記第2流入路と前記第2渦室とに挿通し、前記ハウジングの前記回転軸と一体に回転する第1インペラを前記第1渦室内に配置すると共に、前記第1インペラに接合され、前記第1流入路の外周を回転する第2インペラを前記第2渦室内に配置して構成される。
この構成によれば、一つの駆動装置(駆動力伝達装置、回転軸、及び軸受けを含む装置)で、それぞれ異なる二系統の循環を行うことができ、二つの独立した回路に一つの遠心式ポンプで流体を循環させることができる。これにより、駆動装置や流体の漏れを防ぐシールも一つで賄うことができるので、小さなスペースで配置することができる。また、部品点数を減少することができるので、コストを低減することができる。
また、上記の遠心式ポンプにおいて、前記第1渦室と前記第2渦室との内部を仕切る仕切部材を備えると、仕切部材によって、第1渦室と第2渦室との内部を仕切ることができる。これにより、二つの独立した循環回路内の流体を混合することなく循環することができる。
加えて、上記の遠心式ポンプにおいて、前記第1インペラを、前記回転軸に接合された基板と、前記第1流入路と接続される開口部を有する前記仕切部材との間に複数の第1羽根を狭持したクローズドインペラで形成すると共に、前記仕切部材に前記第2渦室内で回転する第2羽根を接合して、前記第2インペラを形成すると、第1インペラをクローズドインペラで形成し、そのクローズドインペラを形成する仕切部材に第2羽根を接合して、第2インペラを形成することができるので、前述の作用効果を得ることができる。また、仕切部材で第1渦室と第2渦室とを仕切ることができるので、それぞれに流入される流体の混合を防ぐことができる。さらに、その二系統の循環を行う遠心式ポンプを容易に製造することができる。
加えて、上記の遠心式ポンプにおいて、前記仕切部材と、前記ハウジングとの間のシールをラビリンス構造で形成すると、回転する仕切部材と、回転しないハウジングとの間に非接触のシール構造であるラビリンス構造を用いることで、第1渦室と第2渦室との流体の混合を防ぐと共に、回転軸により回転する仕切部材とハウジングとの摩擦力が低減することができる。これにより、遠心式ポンプの耐久性を向上すると共に、遠心式ポンプを駆動する力を低減することができる。
また、上記の問題を解決するための車両用の冷却装置は、二つの独立した冷却回路と、上記に記載の遠心式ポンプを接続して構成される。
この構成によれば、上記に記載の遠心式ポンプが独立した二つの冷却水を循環させることができる。これにより、二つの循環が混合しないので、一方の冷却水の温度が高い場合に、もう一方の冷却水の温度が上昇する問題などを防ぐことができる。
本発明によれば、二つの独立した流体の循環を、一つの駆動装置でまかなうことができ、装置を小さくして車両への搭載性を向上し、且つ製造コストを低減することができる。また、二つの独立した流体を混合することなく、循環させることができる。
本発明に係る第1の実施の形態の遠心式ポンプを示した正面図である。 図1のII−II断面を示した断面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の遠心式ポンプの一部を拡大した拡大図である。 本発明に係る実施の形態の車両用の冷却装置を示した概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の遠心式ポンプと車両用の冷却装置について、図面を参照しながら説明する。この実施の形態では、流体を冷却水として説明するが、本発明の遠
心式ポンプが循環することができる流体は冷却水に限定しない。なお、図面に関しては、構成が分かり易いように寸法を変化させており、各部材、各部品の板厚や幅や長さなどの比率も必ずしも実際に製造するものの比率とは一致させていない。
まず、本発明に係る第1の実施の形態の遠心式ポンプについて、図1及び図2を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、渦巻きポンプ(遠心式ポンプ)1は、ハウジング(ケーシングともいう)2とインペラ部3とを備え、また、インペラ部3を駆動する駆動装置4を備える。
ハウジング2は、第1渦室11、第2渦室12、第1出口13、第2出口14、第1入口15、第2入口16、第1流入管17、及び第2流入管18を備える。インペラ部3は、第1インペラ(羽根車、翼車ともいう)21と、第2インペラ22を備える。
駆動装置4は、図2に示すように、図示しないエンジン(内燃機関)の回転を伝達し、回転軸5を回転するプーリー(駆動力伝達装置)6と、スタッフィングボックス7とを備え、スタッフィングボックス7に回転軸5を軸支する軸受け8及び、ハウジング2と回転軸5との間の冷却水の漏れを防ぐシール部材9とを備える。
この駆動装置4は、エンジンに限らず、電動機などを用いることができる。また、駆動力を伝達する装置もプーリー6に限定せず、例えば歯車などを用いることもできる。加えて、スタッフィングボックス7は周知の技術のものを用いることができ、例えば、シール部材9としてグランドパッキンやメカニカルシールを用いることができる。
ハウジング2は、第1渦室11と第2渦室12とをz方向に隣接し、内部を連通すると共に、駆動装置4の反対側に第1流入管17を挿通した第2流入管18を設ける構成であり、従来の渦巻きポンプのハウジングを回転軸5の軸方向であるz方向に重ねた形状を有する。
第1渦室11は、図1に示すように、第1渦室11内から回転軸5の回転の接線方向であるx方向へ冷却水を排出する第1出口13に向かって、徐々に半径を増加する渦巻き状を形成する。また、配管と接続される第1出口13にフランジを設ける。第2渦室12も第1渦室11と同様に第2出口14に向かって徐々に半径を増加する渦巻き状を形成する。この第1渦室11と第2渦室12とは、この実施の形態では、第2渦室12を第1渦室11よりも小さく形成したが、本発明はこれに限定しない。
加えて、図2に示すように、駆動装置4を設けた反対側に、第1入口15を有する第1流入管17と、第2入口16を有する第2流入管18とを備える。この第1流入管17を第2流入管18に挿通し、二重管とすることで、回転軸5の軸方向であるz方向から第1渦室11内と、第2渦室12内にそれぞれ異なる冷却水を流入することができる。
この第1流入管17を、後述する第1インペラ21の開口部24cと接続し、第1インペラ21へ冷却水を導く第1水通路を形成する。また、第2流入管18を、第2渦室12と一体に形成し、第2インペラ22へ冷却水を導く第2水通路を形成する。
上記のハウジング2は、ハウジング2内に第1出口13を有する第1渦室11と、第2出口14を有する第2渦室12とを形成し、それぞれに冷却水を流入することができればよく、形状などは上記の構成に限定しないが、渦巻きポンプの性質上、回転軸の軸方向から冷却水を導入する必要があるため、各渦室11と12へ冷却水を流入するために、二重管を設けるとよい。また、各渦室11と12の内部で、インペラ部3の外側に案内羽根を設けてもよい。
インペラ部3をハウジング2内に設け、第1インペラ21を第1渦室11内に、第2インペラ22を第2渦室12内に配置する。このインペラ部3は回転軸5と一体に回転し、ハウジング2内を回転する。
このインペラ部3は、第1基板(基板)23、第2基板(仕切部材)24、第1羽根25、及び第2羽根26を備え、第1インペラ21を第1基板23、第2基板24、及び第1羽根25とから構成し、第2インペラ22を第2基板24と第2羽根26とから構成する。
この実施の形態では、第1インペラ21をクローズドインペラで形成し、第2インペラ22をオープンインペラで形成したが、例えば、第2羽根26を第2基板24と共に狭持する第3基板を設け、第2インペラをクローズドインペラで形成してもよい。また、第1インペラと第2インペラを共にオープンインペラで形成すると共に、第1インペラと第2インペラとの間に仕切部材を設け、第1渦室と第2渦室内とを仕切るように構成してもよい。
第1インペラ21を、円板状に形成された第1基板23と、同じく円板状に形成された第2基板24とで、複数の第1羽根25を狭持して構成する。この第1インペラ21は、第1基板23が回転軸5と接合されて、第1基板23、第2基板24、及び第1羽根25が一体に回転する所謂クローズドインペラである。
第2基板24は、円盤24a、突出部24b、及び開口部24cを備え、円盤24aの中心部分を、第1入口15側に突出させて突出部24bを形成し、その突出部24bを開口して開口部24cを形成する。この開口部24cを第1流入管17と接合し、冷却水を第1インペラ21へ導いている。この第2基板24は、円盤24aに突出部24bと開口部24cとからなる煙突を接合したような形状を有する。
第1羽根25を、第1基板23の中心から放射状に複数配置する。この第1羽根25は周知の技術のポンプ羽根を用いることができ、例えばラジアル羽根や斜流羽根などを用いることができ、その形状、配置などは限定しない。
第2インペラ22を、上記の第2基板24に複数の第2羽根26を接合して形成する。この第2羽根26を、第2基板24の円盤24aと突出部24bに沿うように、また、円筒状の突出部24bの外周を、言い換えると第1水通路の外周を回転するように構成する。この第2羽根26も第1羽根25と同様にその形状や配置は限定しない。
この第2インペラ22を形成するために、第2基板24の開口部24cをできるだけ第1入口15側に配置するとよい。仮に開口部24cを第2渦室12内に配置すると、第2羽根26の幅をそれに合わせて形成するため小さくなるので、第2渦室12から突出した位置が好ましい。
上記のインペラ部3の構成により、回転軸5と直接接続されている第1インペラ21の第2基板24に第2羽根26を接合することで、第1インペラ21と第2インペラ22とが一体に回転することができる。また、クローズドインペラである第1インペラ21に第2羽根26を接合するだけで、インペラ部3を製造することができるので、容易に製造することができる。
加えて、上記のインペラ部3をハウジング2内に設けるときに、第2基板24が第1渦室11と第2渦室12とを仕切る役割を果たすので、第1渦室11と第2渦室12との内
部を仕切ることができ、渦巻きポンプ1で異なる二系統の循環を行うことができる。そのため、第2基板24の直径を、第1渦室11と第2渦室12との連通部を仕切ることができる大きさに設定するとよい。
上記の構成に加えて、この渦巻きポンプ1は、回転するインペラ部3と回転せず固定されるハウジング2との間に、それぞれ第1シール部31と第2シール部32を備える。詳しくは、第1渦室11と第2渦室12とを仕切る第2基板24とハウジング2との間に設ける。第1シール部31を、第1流入管17と第2基板24の突出部24bとの間に設けて、また、第2シール部32を、第1渦室11と第2渦室12との間、詳しくは第2基板24と第2渦室12との間に設ける。
この第1シール部31と第2シール部32は、第1入口15から流入し第1水通路を通って、第1インペラ21に導かれ、第1インペラ21により第1出口13から吐出される冷却水w1と、第2入口16から流入し第2流入管18を通って、第2インペラ22に導かれ、第2インペラ22により第2出口14から吐出される冷却水w2とが、渦巻きポンプ1の内部で混合しないように、ハウジング2と第2基板24との間をシールすることができればよい。
好ましくは、回転するインペラ部3と固定されるハウジング2との間で摩擦が起こらない非接触シールがよい。第1シール部31は、回転する第2基板24と、固定される第1流入管17とを階段状に形成し、組み合わせる構造である。また、第2シール部32も同様に、回転する第2基板24と、固定部のハウジング2とを階段状に形成し、組み合わせる。この構成によれば、回転する第2基板24と固定のハウジング2とを非接触にシールして、漏れを防ぐことができる。
より好ましくは、図3に示すように、前述のシール部31と32の代わりに、凹凸の隙間を複数段組み合わせたラビリンス構造を有する第1シール部33と第2シール部34を用いるとよい。このラビリンス構造は、固定されるハウジング2と回転するインペラ部3との間に、詳しくはハウジング2と第2基板24との間に凹凸の隙間を組み合わせて、段ごとに圧力を下げる構造である。この構造であれば、冷却水が行き来する通路をつづら折れになるようにして、その抵抗で漏れを防ぐことができる。これにより、第2基板24とハウジング2とが接触することなくシールすることができるので、インペラ部3の回転力を低減させずに、それぞれ異なる冷却水を混合することなく、二系統の冷却水の循環を行うことができる。
次に、この渦巻きポンプ1の動作について説明する。渦巻きポンプ1は、第1入口15と第2入口16とからそれぞれ別の冷却水をハウジング2内に流入する。ここで、第1入口15から流入する冷却水をw1、第2入口16から流入する冷却水をw2とする。
冷却水w1を、第1入口15から第1流入管17と突出部24bとからなる第1水通路で第1インペラ21へ移送する。この冷却水w1を、回転軸5により第1インペラ21が回転することにより、遠心力によって回転軸5の周方向へ押し出し、第1渦室11の有する渦巻き構造により、圧力を高めて第1出口13から吐出する。
また、冷却水w2を、第2入口16から第2流入管18で第2インペラ22へ移送し、第1インペラ21と一体に回転する第2インペラ22が回転することにより、遠心力によって回転の軸の周方向へ押し出し、第2渦室12の有する渦巻き構造により、圧力を高めて第2出口14から吐出する。
このとき、第1渦室11と第2渦室12とは、第2基板24により仕切られ、且つ第2
基板24とハウジング2との間に第1シール部31と第2シール部32を設けているので、冷却水w1と冷却水w2を混合することなく、吐出することができる。
上記の動作によれば、一つの駆動装置4(駆動軸5、プーリー6、及びスタッフィングボックス7)で、冷却水w1と冷却水w2の二系統の循環を行うことができる。これにより、二系統の流体を循環させるシステムをより小さなスペースで実現することができる。また、一つの駆動装置4でよいため、コストを低減することができる。
また、第1渦室11と第2渦室12とを仕切ることができるので、二系統の循環が混合することなく、それぞれ独立して循環させることができる。これにより、それぞれ異なる二系統の循環を行うことができる渦巻きポンプ1を提供することができる。
次に、本発明に係る実施の形態の車両用の冷却装置について、図4を参照しながら説明する。この冷却装置40は、二つの異なる冷却回路41と42を備え、その冷却回路41と42とに接続される上記の渦巻きポンプ1を備える。
この構成によれば、独立した二つの冷却水を循環させることができる渦巻きポンプ1を用いることで、独立した二つの冷却回路41と42とに別々に冷却水を循環させることができる。これにより、車両への搭載性を向上することができる。また、駆動装置4を一つでまかなうことができるので、コストを低減すると共に、燃費も低減することができる。加えて、二つの循環が混合しないので、一方の冷却水の温度が高い場合に、もう一方の冷却水の温度が上昇する問題などを防ぐことができる。
上記の渦巻きポンプ1は、冷却水を循環させるポンプとして説明したが、本発明はこれに限定しない。例えば、オイルなど流体を循環させるポンプに用いることができる。
本発明の遠心式ポンプは、一つの駆動装置で、それぞれ異なる流体を混合することなく、循環することができるので、特に二系統の冷却回路を備えた車両に利用することができる。
1 渦巻きポンプ(遠心式ポンプ)
2 ハウジング
3 インペラ部
4 駆動装置
5 回転軸
11 第1渦室
12 第2渦室
13 第1出口
14 第2出口
15 第1入口
16 第2入口
17 第1流入管
18 第2流入管
21 第1インペラ
22 第2インペラ
23 第1基板(基板)
24 第2基板(仕切部材)
25 第1羽根
26 第2羽根
31 第1シール部
32 第2シール部

Claims (5)

  1. 回転軸の回転により、流体を循環する遠心式ポンプにおいて、ハウジングに第1出口を有する第1渦室と、該第1渦室に流体を流入する第1流入路と、第2出口を有する第2渦室と、該第2渦室に流体を流入する第2流入路とを備え、
    前記第1流入路を、前記第2流入路と前記第2渦室とに挿通し、
    前記回転軸と一体に回転する第1インペラを前記第1渦室内に配置すると共に、前記第1インペラに接合され、前記第1流入路の外周を回転する第2インペラを前記第2渦室内に配置することを特徴とする遠心式ポンプ。
  2. 前記第1渦室と前記第2渦室との内部を仕切る仕切部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の遠心式ポンプ。
  3. 前記第1インペラを、前記回転軸に接合された基板と、前記第1流入路と接続される開口部を有する前記仕切部材との間に複数の第1羽根を狭持したクローズドインペラで形成すると共に、
    前記仕切部材に前記第2渦室内で回転する第2羽根を接合して、前記第2インペラを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心式ポンプ。
  4. 前記仕切部材と、前記ハウジングとの間のシールをラビリンス構造で形成することを特徴とする請求項2又は3に記載の遠心式ポンプ。
  5. 二つの独立した冷却回路と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠心式ポンプを接続することを特徴とする車両用の冷却装置。
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