JP2013166615A - クランプアタッチメント - Google Patents

クランプアタッチメント Download PDF

Info

Publication number
JP2013166615A
JP2013166615A JP2012030225A JP2012030225A JP2013166615A JP 2013166615 A JP2013166615 A JP 2013166615A JP 2012030225 A JP2012030225 A JP 2012030225A JP 2012030225 A JP2012030225 A JP 2012030225A JP 2013166615 A JP2013166615 A JP 2013166615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
clamp
contact surface
rotation axis
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012030225A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Totoki
寛明 十時
Mineshi Uno
峰志 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012030225A priority Critical patent/JP2013166615A/ja
Publication of JP2013166615A publication Critical patent/JP2013166615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】クランプアタッチメントを180度回転させても、ワークの重量に応じたクランプ力でクランプできるクランプアタッチメントの提供。
【解決手段】ロールクランプ装置において、左右一対のクランププレート16は、第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bを介してクランプアーム13に揺動自在に支持される。第一リンク機構20Aは、第一リンク、第二リンク41Aが連結ピン38、48、58により回転自在に接続されている。第二リンク機構20Bは、第三リンク、第四リンク41Bが連結ピン38、48、58により回転自在に接続されている。第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bは、上下対称の構造でため、ロールクランプ装置が上下反転しても、クランププレート16は、同じ揺動量でワークWにワークWの重量に応じたクランプ力を付加することができる。
【選択図】図10

Description

この発明は、クランプリフトのクランプアタッチメントに関する。
従来、ロール紙などの円柱状のワークやカートンなどの直方体状のワークをクランプして搬送するためクランプアタッチメントを備えたクランプリフトが用いられている。クランプリフトでは、ワークを確実にクランプするため、ワークの重量に応じてクランプ力を変化させることが行われている。例えば、特許文献1の掴み装置(クランプアタッチメント)では、掴み本体(クランプアーム)にリンクを介して掴み爪(クランププレート)を設けている。リンクには、先端部を基端部よりも上方位置に常時付勢するスプリングが設けられている。そして、掴み爪で物品(ワーク)を把持(クランプ)して持上げると、摩擦力により物品の重量に応じて掴み爪が下向きに揺動し、一対の掴み爪の間隔を狭くして掴み力を調整している。また、特許文献2の把持装置(クランプアタッチメント)は、ベース部材(クランプアーム)にリンク機構を介して把持部材(クランププレート)を上下に動作可能に取り付けている。そして、ワークを把持装置により把持すると、ワークの自重によりリンク機構が動作し把持部材をワークに向けて移動させワークの把持力を向上させている。
特開昭52−33252号公報 特開2011−251399号公報
クランプリフトでは、クランプアタッチメントを回転させる作業が求められる。例えば、ワークをクランプした状態でクランプアタッチメントを90度回転させて縦(横)置きのワークを横(縦)置きに置き直す作業がある。このとき、クランプアタッチメントを180度回転させて作業する場合があり、特許文献1の掴み装置では、掴み装置を180度回転させると、物品の重量に応じたクランプ力が発揮されないという問題がある。特許文献2の把持装置も同様に180度回転させると、ワークの自重に応じたクランプ力が発揮されない。本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、クランプアタッチメントを180度回転させても、ワークの重量に応じたクランプ力でクランプできるクランプアタッチメントを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、一対のクランプアームと、一対のクランプアームにそれぞれ設けられるクランププレートと、一対のクランププレートのワークに当接するクランプ面が互いに対向するようにクランププレートをクランプアームに対し揺動自在に支持するリンク機構と、を備えたクランプアタッチメントにおいて、クランプアタッチメントの上下を反転させる回転手段と、を備え、リンク機構は、クランプアームに設けられる第一回転軸を中心にクランプアームに回転自在に接続される第一リンクと、第一リンクに設けられる第二回転軸を中心に第一リンクに回転自在に接続され、クランププレートに設けられる第三回転軸を中心にクランププレートに回転自在に接続される第二リンクと、クランプアームに設けられる第四回転軸を中心にクランプアームに回転自在に接続される第三リンクと、第三リンクに設けられる第五回転軸を中心に第三リンクに回転自在に接続され、クランププレートに設けられる第六回転軸を中心にクランププレートに回転自在に接続される第四リンクと、第二リンクもしくは第四リンクの回転範囲を規制するリンク規制部材と、を有し、第一回転軸および第四回転軸を通る直線上に第二回転軸および第五回転軸が位置したときに、第一回転軸と第三回転軸とを結ぶ線分と、第五回転軸と第六回転軸とを結ぶ線分は、長さが等しく平行であり、第二回転軸と第三回転軸とを結ぶ線分と、第四回転軸と第六回転軸とを結ぶ線分は、長さが等しく平行であり、リンク規制部材は、第一回転軸と第二回転軸とを結ぶ線分と、第二回転軸と第三回転軸とを結ぶ線分とが鋭角を形成するように第二リンクの回転範囲を規制するか、もしくは、第四回転軸と第五回転軸とを結ぶ線分と、第五回転軸と第六回転軸とを結ぶ線分とが鋭角を形成するように第四リンクの回転範囲を規制することを特徴とする。これにより、クランプアタッチメントを180度回転させても、ワークの重量に応じたクランプ力でクランプできる。
また、本発明のクランププレートは、第一回転軸、第三回転軸、第五回転軸および第六回転軸を頂点とした平行四辺形の第一揺動リンクにより、クランプアームに対し揺動してクランプしたワークの重量に応じたクランプ力をワークに付加し、第二回転軸、第三回転軸、第四回転軸および第六回転軸を頂点とした平行四辺形の第二揺動リンクにより、クランプアームに対し揺動してクランプしたワークの重量に応じたクランプ力をワークに付加する。さらに、本発明のリンク規制部材は、第一リンクもしくは第三リンクの回転量を第二リンクもしくは第四リンクと同じ回転量に規制することを特徴とする。
また、本発明の第一リンクには、リンク規制部材としてクランプアームに当接する第一当接面と、第二リンクに当接する第二当接面が設けられ、クランプアームには、第一当接面に接離する第三当接面および第四当接面が設けられ、第一リンクは、第一当接面が、第三当接面に当接した位置から第四当接面に当接する位置まで回転自在であり、第二リンクには、第二当接面に接離する第五当接面および第六当接面が設けられ、第二リンクは、第二当接面が、第五当接面に当接した位置から第六当接面に当接する位置まで回転自在であることを特徴とする。
また、本発明のクランプアタッチメントは、クランププレートとクランプアームとの間に圧縮ばねが設けられ、クランププレートは、リンク機構を介し接続されるクランプアームに対し離間する方向に付勢されていることを特徴とする。さらに、本発明のクランプアタッチメントは、クランププレートとクランプアームとの間に引張ばねが設けられ、クランププレートは、リンク機構を介し接続されるクランプアームに近接する方向に付勢されていることを特徴とする。
本発明は、クランプアタッチメントを180度回転させても、ワークの重量に応じたクランプ力でクランプできるクランプアタッチメントを提供できる。
第1の実施形態に係るロールクランプ装置を備えるクランプリフトを示す側面図である。 ロールクランプ装置の要部を示す平面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 リンク機構を示す拡大斜視図である。 リンク機構を示す分解斜視図である。 クランププレートとリンク機構を示す分解斜視図である。 クランプアームとクランププレートとを示す正面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 ワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第2の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第2の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第2の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第2の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第2の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第3の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第3の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第3の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 第3の実施形態のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。 変更例のワークとロールクランプ装置を示す正面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るクランプアタッチメントとしてのロールクランプ装置を図に基づいて説明する。
図1に示すロールクランプリフト1は、車両前部にマスト2を有している。マスト2はリフトシリンダ3により昇降自在である。運転席には、リフトレバー4が設けられている。リフトレバー4は、マスト2の昇降を操作するものである。ロールクランプリフト1の運転席には、ロールクランプ装置10を操作するためのクランプレバー5およびローテイトレバー6が設けられている。ロールクランプリフト1の車体には、制御装置8が設けられている。制御装置8は、マスト2の昇降やロールクランプリフト1の走行など、ロールクランプリフト1全体の駆動を制御するものである。マスト2の下部前面に設けられた取付部9には、ロールクランプ装置10が設けられている。ロールクランプ装置10は、リフトレバー4の操作により、マスト2と共に昇降するよう設けられている。
ロールクランプ装置10は、回転支持部11により取付部9に設けられている。回転支持部11は、ロールクランプリフト1の前後方向に水平な回転軸心Cを中心に回転自在である。回転支持部11は、ローテイトレバー6の操作により、回転軸心C回りにロールクランプ装置10の上下を入れ替え反転させるように回転させる回転手段である。回転支持部11には、回転軸12を介して一対のクランプアーム13がそれぞれ開閉自在に設けられている。図1に示す回転支持部11が回転していない初期状態において、一対のクランプアーム13は、図2に示すように左右に配置されている。一対のクランプアーム13および回転軸12は、左右対称の同じ形状で構成されている。回転支持部11が回転していない初期状態で、回転軸12は、床面Fに対し垂直に配置されている。
図1に示すように、クランプアーム13には、クランプアーム13を開閉するためのクランプシリンダ15が接続されている。クランプシリンダ15は、左右一対のクランプアーム13にそれぞれ一本ずつ設けられている。クランプシリンダ15の基端は、回転支持部11に接続されている。クランプシリンダ15の長手方向は、回転軸12に直交する向きに配置されている。クランプシリンダ15のロッドの先端がクランプアーム13に接続されている。クランプシリンダ15は、クランプレバー5の操作により伸縮し、回転軸12を中心にクランプアーム13を開閉させるものである。なお、本実施形態では、左右一対のクランプシリンダ15は、クランプレバー5の操作により、同期して同じ伸縮動作を行うものである。ただし、これに限定されるものではなく、左右のクランプシリンダ15のそれぞれを独立に伸縮駆動するよう構成しても良い。
クランプアーム13には、クランププレート16が揺動自在に設けられている。左右のクランプアーム13には、それぞれリンク機構20を介してクランププレート16が一対設けられている。左右一対のクランププレート16は、ワークWに当接するクランプ面16Aが形成されている。図2に示すように、左右一対のクランプ面16Aは、互いに対向するようにクランププレート16が配置されている。クランプ面16Aは、円柱状のワークWの外周面の形状に沿うように湾曲している。
次に、クランププレート16を揺動自在に支持するリンク機構20について説明する。リンク機構20は、図1に示す初期状態において、上側の第一リンク機構20Aと下側の第二リンク機構20Bから構成されている。図3、図4、図5は、左側のクランプアーム13にクランププレート16を揺動自在に支持するリンク機構20を示している。図3に示すように、クランプアーム13の前端には、上下対称に2つの溝部21A、21Bが形成されている。溝部21Aには、溝の底に平面状の第七当接面22Aが形成されている。溝部21Bには、溝の底に平面状の第七当接面22Bが形成されている。第七当接面22A、22Bは、互いに平行である。溝部21Aのクランプアーム13の基端側には、図3における上面に傾斜が形成されている。傾斜は、緩やかな傾斜である第三当接面25Aと、急な傾斜である第四当接面26Aとが連続して形成されている。溝部21Aの前端側は、上面に傾斜が形成された薄板状に形成されている。傾斜は、緩やかな傾斜である第三当接面25Aと、急な傾斜である第四当接面26Aとが連続して形成されている。
2つの第三当接面25Aは、それぞれ同じ寸法で形成され、第七当接面22Aからの高さは同じである。また、2つの第四当接面26Aは、それぞれ同じ寸法で形成され、第七当接面22Aからの高さは面一である。クランプアーム13の基端側の第三当接面25Aの下方には、クランプアーム13の前端に向かってピン孔27Aが形成されている。また、クランプアーム13の前端側の第三当接面25Aの下方には、クランプアーム13の前端からピン孔27Aに向かって貫通孔28Aが形成されている。ピン孔27Aの径と貫通孔28Aの径は、同じ大きさである。そして、ピン孔27Aと貫通孔28Aは、溝部21Aを挟んで連通するよう同軸に配置されている。
溝部21Bのクランプアーム13の基端側には、図3における下面に傾斜が形成されている。傾斜は、緩やかな傾斜である第三当接面25Bと、急な傾斜である第四当接面26Bとが連続して形成されている。溝部21Bの前端側は、下面に傾斜が形成された薄板状に形成されている。傾斜は、緩やかな傾斜である第三当接面25Bと、急な傾斜である第四当接面26Bとが連続して形成されている。2つの第三当接面25Aは、それぞれ同じ寸法で形成され、第七当接面22Bからの高さは同じである。また、2つの第四当接面26Aは、それぞれ同じ寸法で形成され、第七当接面22Bからの高さは面一である。クランプアーム13の基端側の第三当接面25Bの上方には、クランプアーム13の前端に向かってピン孔27Bが形成されている。また、クランプアーム13の前端側の第三当接面25Bの上方には、クランプアーム13の前端からピン孔27Bに向かって貫通孔28Bが形成されている。ピン孔27Bの径と貫通孔28Bの径は、同じ大きさである。そして、ピン孔27Bと貫通孔28Bは、溝部21Bを挟んで連通するように同軸に配置されている。
左側のクランプアーム13の前端に形成される第三当接面25A、25Bおよび第四当接面26A、26Bは、それぞれクランプアーム13の右側(図3の左方向)に傾斜している。クランプアーム13の前端において、溝部21A、第三当接面25A、第四当接面26A、ピン孔27A、貫通孔28Aは、溝部21B、第三当接面25B、第四当接面26B、ピン孔27B、貫通孔28Bと上下対称で同じ形状である。クランプアーム13の前端には、上下の中央に突部29が形成されている。突部29は、略矩形の薄板状である。突部29の左側の面は、クランプアーム13の左側の面に面一に形成されている。
溝部21Aには、第一リンク31Aが挿入される。第一リンク31Aは、薄板状である。第一リンク31Aの厚さは、溝部21Aの溝幅よりわずかに薄く形成されている。第一リンク31Aには、両側の板面の中央からそれぞれ突出する2つの規制部32が設けられている。規制部32は、第一リンク31Aの長手方向を斜めに横切るように形成されている。図3において、規制部32の下側の面は、第一当接面32Fである。また、規制部32の上側の面は、第二当接面32Sである。第一リンク31Aが溝部21Aに挿入されると、第一当接面32Fは、クランプアーム13の第三当接面25Aもしくは第四当接面26Aに対向する面である。図4に示すように、第一リンク31Aには、規制部32を挟んで2つの貫通孔33、34が形成されている。貫通孔33、34は、ピン孔27Aおよび貫通孔28Aと同じ径の大きさで形成されている。そして、第一リンク31Aの下側に形成された貫通孔34は、第一リンク31Aが溝部21Aに挿入されると、ピン孔27Aおよび貫通孔28Aと連通するものである。
第一リンク31Aの貫通孔34側の端部には、平面状の第八当接面35が形成されている。第八当接面35は、第一リンク31Aの長手方向と直交する平面である。第一リンク31Aは溝部21Aに挿入されたときに、連結ピン38により回転自在に支持される。連結ピン38は、貫通孔28A、貫通孔34、ピン孔27Aの順に挿通される。連結ピン38の先端部は、ピン孔27Aに挿通されてクランプアーム13に固定される。第一リンク31Aは、連結ピン38の軸心である第一回転軸X1を中心にクランプアーム13に回転自在に接続されている。第一リンク31Aの回転範囲は、第三当接面25Aおよび第四当接面26Aにより規制されている。つまり、第一リンク31Aは、第一回転軸X1を中心に、第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接した位置から、図6に示すように、第一当接面32Fが第四当接面26Aに当接するまで回転自在である。なお、本実施形態では、第一リンク31Aが約20度の範囲で回転自在に設けられている。また、第一リンク31Aの寸法は、第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接しているときは、第七当接面22Aに第八当接面35が当接するように設定されている。
図4に示すように、第一リンク31Aの貫通孔33には、連結ピン48を介して2つの第二リンク41Aが接続される。第二リンク41Aは、薄板状の部材である。第二リンク41Aには、2つの貫通孔42、43がそれぞれ形成されている。本実施形態では、貫通孔42と貫通孔43との間隔は、第一リンク31Aにおける貫通孔33と貫通孔34との間隔と等しく設定されている。そして、第二リンク41Aの周面には、第五当接面44と第六当接面45が形成されている。第五当接面44および第六当接面45は、図4に示す第二リンク41Aの下方に連続するように形成されている。そして、第五当接面44および第六当接面45は、第一リンク31Aの第二当接面32Sと対向し当接する平面である。連結ピン48は、1つ目の第二リンク41Aの貫通孔42に挿通され、第一リンク31Aの貫通孔33、2つ目の第二リンク41Aの貫通孔42の順に挿通される。第二リンク41Aは、連結ピン48の軸心である第二回転軸X2を中心に第一リンク31Aに対し回転自在である。
第一リンク31Aおよび2つの第二リンク41Aは、第二当接面32Sおよび第五当接面44、第六当接面45により互いの回転範囲が規制されている。第二リンク41Aは、第一リンク31Aに対し、第二当接面32Sに第五当接面44が当接した状態から、第二当接面32Sに第六当接面45が当接する位置まで回転できる。本実施形態では、第二リンク41Aは、第一リンク31Aに対し約20度の角度範囲で回転自在に設けられている。なお、第二当接面32Sおよび第五当接面44、第六当接面45が第二リンク41Aの回転範囲を規制するリンク規制部材である。2つの第二リンク41Aは、連結ピン58により連結部50に回転自在に接続されている。図4に示すように、連結部50は、縦長の棒状である。そして、連結部50には、第一貫通孔51Aと第二貫通孔51Bが形成されている。第一貫通孔51Aおよび第二貫通孔51Bは、同じ形状で上下に所定間隔を隔てて設けられている。連結ピン58は、一つ目の第二リンク41Aの貫通孔43に挿入され、連結部50の第一貫通孔51A、2つ目の第二リンク41Aの貫通孔43に挿入される。2つの第二リンク41Aは、連結部50を挟み込むように接続されている。また、2つの第二リンク41Aは、連結ピン58の軸心である第三回転軸X3を中心に連結部50に対し回転自在である。
溝部21Bには、第三リンク31Bが挿入される。第三リンク31Bは、第一リンク31Aと同じ形状の部材である。第三リンク31Bには、両側の板面の中央から突出する2つの規制部32が設けられている。第三リンク31Bには、規制部32を挟んで2つの貫通孔33、34が形成されている。図3において、第三リンク31Bは、第一リンク31Aと上下対称に配置されている。つまり、規制部32の上側の面は、第一当接面32Fである。また、規制部32の下側の面は、第二当接面32Sである。第三リンク31Bが溝部21Bに挿入されると、第一当接面32Fは、クランプアーム13の第三当接面25Bもしくは第四当接面26Bに対向する面である。第三リンク31Bの上側に形成された貫通孔34は、第三リンク31Bが溝部21Bに挿入されると、ピン孔27Bおよび貫通孔28Bと連通するものである。第三リンク31Bは溝部21Bに挿入されたときに、連結ピン38により回転自在に支持される。連結ピン38は、貫通孔28B、貫通孔34、ピン孔27Bの順に挿通される。また、連結ピン38の先端部は、ピン孔27Bに挿通されてクランプアーム13に固定される。
第三リンク31Bは、連結ピン38の軸心である第四回転軸X4を中心にクランプアーム13に回転自在に接続されている。第三リンク31Bの回転範囲は、第三当接面25Bおよび第四当接面26Bにより規制されている。つまり、第三リンク31Bは、第四回転軸X4を中心に、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接した位置から、図6に示すように、第一当接面32Fが第四当接面26Bに当接するまで回転自在である。なお、第三リンク31Bの寸法は、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接しているときは、第七当接面22Bに第八当接面35が当接するように設定されている。
図4に示すように、第三リンク31Bの貫通孔33には、連結ピン48を介して2つの第四リンク41Bが接続される。第四リンク41Bは、第二リンク41Aと同一の形状である。第四リンク41Bには、2つの貫通孔42、43がそれぞれ形成されている。また、第四リンク41Bの周面には、第五当接面44と第六当接面45が形成されている。第四リンク41Bは、第二リンク41Aと上下対称に配置されている。連結ピン48は、1つ目の第四リンク41Bの貫通孔42に挿通され、第三リンク31Bの貫通孔33、2つめの第四リンク41Bの貫通孔42の順に挿通される。第四リンク41Bは、連結ピン48の軸心である第五回転軸X5を中心に第三リンク31Bに対し回転自在である。
第三リンク31Bおよび2つの第四リンク41Bは、第二当接面32Sおよび第五当接面44、第六当接面45により互いの回転範囲が規制されている。第四リンク41Bは、第三リンク31Bに対し、第二当接面32Sに第五当接面44が当接した状態から、第二当接面32Sに第六当接面45が当接する位置まで回転できる。なお、本実施形態では、第二当接面32Sおよび第五当接面44、第六当接面45が第四リンク41Bの回転範囲を規制するリンク規制部材である。2つの第四リンク41Bは、連結ピン58により連結部50に回転自在に接続されている。連結ピン58は、一つ目の第四リンク41Bの貫通孔43に挿入され、連結部50の第二貫通孔51B、2つめの第四リンク41Bの貫通孔43に挿入される。2つの第四リンク41Bは、連結部50を挟み込むように接続されている。また、2つの第四リンク41Bは、連結ピン58の軸心である第六回転軸X6を中心に連結部50に対し回転自在である。
連結部50の側面には、クランププレート16を支持するための支持部52が設けられている。支持部52は、円筒形状であり、貫通孔53が形成されている。図5に示すように、連結部50の一端側(図5の上方)には、支持部52が2つ所定間隔を空けて2つ設けてある。2つの支持部52に形勢される貫通孔53は、同軸に配置されている。さらに連結部50の他端側(図5の下方)にも貫通孔53が連通するよう所定間隔を空けて支持部52が2つ設けてある。連結部50の長手方向の中央には、第一貫通孔51Aおよび第二貫通孔51Bの貫通方向に突出する突部55が形成されている。
クランププレート16には、クランプ面16Aと反対側の面に突出する突部17が設けられている。突部17は、連結部50の支持部52が所定間隔を空けている間隔と等しい厚さに形成されている。そして、突部17には、クランププレート16の長手方向に向かって貫通する貫通孔18が形成されている。貫通孔18は、支持部52の貫通孔53と同じ大きさである。突部17および貫通孔18は、連結部50の両端に設けられた支持部52に対応し、クランププレート16の長手方向に2つ設けられている。それぞれの支持部52および突部17には、傾動ピン60が挿通される。傾動ピン60の軸心は、傾動軸Y1である。クランププレート16は、連結部50に対し、傾動軸Y1を中心に傾動自在に支持されている。
本実施形態では、図6に示すようにクランプアーム13に第一リンク31A、第二リンク41Aを介して連結部50が接続される。また、クランプアーム13に第三リンク31B、第四リンク41Bを介して連結部50が接続される。そして、連結部50には、クランププレート16が傾動自在に設けられている。クランプアーム13の突部29と、連結部50の突部55は、互いに対向するよう配置されている。そして、突部29と突部55の間に圧縮コイルばね61が配置されている。圧縮コイルばね61は、クランプアーム13に対し連結部50およびクランププレート16を離間するように付勢している。クランププレート16は、第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bにより、クランプアーム13に対し揺動自在に接続されている。本実施形態では、図6に示すように、上下2組の連結ピン38、連結ピン48、連結ピン58により6節リンクが形成されている。
以上の構成によるリンク機構20は、右側のクランプアーム13の前端も同様に対称に設けられている。そして、リンク機構20は、右側のクランププレート16を右側のクランプアーム13に対し揺動自在かつ傾動自在に支持している。
次に本実施形態におけるクランプ作業について説明する。
作業者は、円柱状のワークWをロールクランプ装置10でクランプして搬送する。まず作業者は、ロールクランプリフト1をワークWに向かい走行させる。そして、図2、図7に示すように、一対のクランププレート16のクランプ面16AがワークWの側面に位置するよう移動させる。なお、このとき、クランププレート16は、圧縮コイルばね61により、クランプアーム13から離間している。第一リンク機構20Aでは、図6に示すように、第一リンク31Aは、連結ピン38(第一回転軸X1)を中心に回転し、第一当接面32Fが第四当接面26Aに当接する位置で静止している。そして、第二リンク41Aは、第一リンク31Aに対し、連結ピン48(第二回転軸X2)を中心に回転し、第二当接面32Sに第五当接面44が当接する位置で静止している。
また、第二リンク機構20Bでは、第三リンク31Bが連結ピン38(第四回転軸X4)を中心に回転し、第一当接面32Fが第四当接面26Bに当接する位置で静止している。そして、第四リンク41Bは、第三リンク31Bに対し、連結ピン48(第五回転軸X5)を中心に回転し、第二当接面32Sに第五当接面44が当接する位置で静止している。クランププレート16は、リンク機構20により、クランプアーム13に対し平行に支持されている。そして、クランププレート16のクランプ面16Aは、床面Fに対し垂直となっている。
次に、作業者は、クランプレバー5を操作する。クランプレバー5が操作されると、制御装置8は、左右一対のクランプシリンダ15を伸張させる。クランプシリンダ15が伸張すると、回転軸12を中心に一対のクランプ面16Aの間隔を狭めるように一対のクランプアーム13を閉じていく。そして、図8に示すように、クランププレート16の間隔がワークWの直径と等しくなると、一対のクランププレート16がワークWの両側面に当接し、ワークWをクランプする。制御装置8は、クランププレート16がワークWをクランプした状態から、さらにクランプシリンダ15を伸張させ続ける。すると、一対のクランプアーム13は、図9に示すように、さらに間隔を狭めるように移動する。すると、一対のクランププレート16は、圧縮コイルばね61の付勢力により、ワークWを左右から確実にクランプする。このとき、第一リンク機構20Aにおいて、第一リンク31Aは、連結ピン38を中心に回転し、第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接するまで回転する。そして、第二リンク41Aは、第六当接面45が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第一リンク31Aの第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接するとき、第一リンク31Aの第八当接面35は、溝部21Aの第七当接面22Aに当接する。
一方、第二リンク機構20Bにおいて、第三リンク31Bは、連結ピン38を中心に回転し、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接するまで回転する。そして、第四リンク41Bは、第六当接面45が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第三リンク31Bの第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接するとき、第三リンク31Bの第八当接面35は、溝部21Bの第七当接面22Bに当接する。図9では、連結ピン38の第一回転軸X1および第四回転軸X4を通る直線上に第二回転軸X2(連結ピン48)および第五回転軸X5(連結ピン48)が位置する。このとき、第一リンク機構20Aの第一回転軸X1(連結ピン38)と第三回転軸X3(連結ピン58)とを結ぶ線分と、第二リンク機構20Bの第五回転軸X5(連結ピン48)と第六回転軸X6(連結ピン58)とを結ぶ線分は、長さが等しく平行である。さらに、第一リンク機構20Aの第二回転軸X2(連結ピン48)と第三回転軸X3(連結ピン58)とを結ぶ線分と、第二リンク機構20Bの第四回転軸X4(連結ピン38)と第六回転軸X6(連結ピン58)とを結ぶ線分は、長さが等しく平行である。
また、第二リンク41Aの回転範囲は、第二当接面32Sおよび第五当接面44、第六当接面45により規制されるため、第一回転軸X1と第二回転軸X2とを結ぶ線分と、第二回転軸X2と第三回転軸X3とを結ぶ線分とが常に鋭角を形成している。さらに、第四回転軸X4と第五回転軸X5とを結ぶ線分と、第五回転軸X5と第六回転軸X6とを結ぶ線分とが常に鋭角を形成している。第一リンク31Aが、第一当接面32Fおよび第三当接面25Aの当接により静止し、第二リンク41Aが、第六当接面45および第二当接面32Sの当接により静止すると、クランププレート16は、クランプアーム13に最接近した位置となる。すると、クランプアーム13は、さらに閉じるように移動することなく静止する。このとき、制御装置8は、クランプシリンダ15における油圧の上昇を検知し、クランプアーム13がワークWを強くクランプしたと判断する。同時に、制御装置8は、クランプシリンダ15の伸張を停止させる。
ワークWを強くクランプすると、次に、作業者は、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10をマスト2とともに上昇させる。図10に示すように、ワークWが上昇して床面Fから離れると、クランププレート16には、ワークWの自重が加わる。クランププレート16に加わったワークWの重量は、連結部50を介して第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bのそれぞれの連結ピン58へと伝わる。第一リンク機構20Aでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、クランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるように、第一リンク31Aおよび第二リンク41Aが連結ピン38を中心に回転する。このとき、第一リンク31Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aから離れ、第四当接面26Aに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第六当接面45が第一リンク31Aの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。
一方、第二リンク機構20Bでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、連結ピン48を中心にクランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるよう回転する。このとき、第四リンク41Bが、連結ピン48を中心に回転する。第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接した状態を維持している。また、第一リンク機構20Aにおいて、連結ピン38に対する連結ピン58の移動量は、第二リンク機構20Bにおける、連結ピン48に対する連結ピン58の移動量と同じである。さらに、クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持したままリンク機構20により下方に揺動する。
クランププレート16が下方に揺動すると、一対のクランププレート16の間隔は、狭くなる。そして、狭まった一対のクランププレート16により、ワークWは更に確実にクランプされる。このとき、クランププレート16は、第一リンク機構20Aにおける第一回転軸X1(連結ピン38)および第三回転軸X3(連結ピン58)と、第二リンク機構20Bにおける第五回転軸X5(連結ピン48)および第六回転軸X6(連結ピン58)を頂点とした平行四辺形の第一揺動リンクにより、クランプアーム13に対し揺動してクランプしたワークWの重量に応じたクランプ力をワークWに付加している。また、第一リンク機構20Aは、第二リンク機構20Bと連結部50を介して連動している。そのため、第一リンク31Aの回転量は、第二リンク機構20Bにおける第四リンク41Bが連結ピン48を中心に回転した回転量と同じである。
作業者は、ロールクランプリフト1を走行させ、所望の搬送先へワークWを搬送する。搬送先では、作業者がリフトレバー4を操作してロールクランプ装置10を下降させる。ワークWが下降して床面Fに着地すると、クランププレート16に加わっていたワークWの重量は、取り除かれる。そして、クランププレート16は、リンク機構20により図9に示すようにクランプアーム13に最接近する位置へ復帰する。次に、作業者がクランプレバー5を操作して、制御装置8によりクランプシリンダ15を縮短させる。クランプシリンダ15が縮むと、一対のクランプアーム13は、互いに広がるように移動する。そして、図8、図7に示すように、クランププレート16がワークWから離れ、ワークWのアンクランプが終了する。
次に、ロールクランプ装置10が上下180度回転していた場合のクランプ作業について説明する。
作業者がローテイトレバー6を操作すると、回転支持部11が回転して、ロールクランプ装置10を180度回転する。図11に示すように、上下180度回転されたロールクランプ装置10では、上方に第二リンク機構20Bが位置し、下方に第一リンク機構20Aが位置する。第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bは、上下対称である。そのため、ロールクランプ装置10が上下180度回転しても、同じ構造である。ワークWをクランプするとき、作業者は、クランプレバー5を操作して、一対のクランプアーム46の間隔を狭めるように移動させる。そして、一対のクランプアーム13が狭まるように移動すると、ワークWにクランププレート16が当接する。このとき、クランププレート16は、傾動ピン60によりワークWの外周面に合わせて傾動する。クランププレート16が、クランプアーム13に最接近した位置となると、クランプアーム13は、静止する。このとき、制御装置8は、クランプシリンダ15における油圧の上昇を検知し、クランプアーム13がワークWを強くクランプしたと判断する。同時に、制御装置8は、クランプシリンダ15の伸張を停止させる。
ワークWを強くクランプすると、次に、作業者は、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10をマスト2とともに上昇させる。図12に示すように、ワークWが上昇して床面Fから離れると、クランププレート16には、ワークWの自重が加わる。クランププレート16に加わったワークWの重量は、連結部50を介して第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bのそれぞれの連結ピン58へと伝わる。第二リンク機構20Bでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、クランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるように、第三リンク31Bおよび第四リンク41Bが連結ピン38を中心に回転する。このとき、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bから離れ、第四当接面26Bに当接するまで回転する。なお、第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。
一方、第一リンク機構20Aでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、連結ピン48を中心にクランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるよう回転する。このとき、第二リンク41Aが、連結ピン48を中心に回転する。第二リンク41Aは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接した状態を維持している。また、第二リンク機構20Bにおいて、連結ピン38に対する連結ピン58の移動量は、第一リンク機構20Aにおける、連結ピン48に対する連結ピン58の移動量と同じである。さらに、クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持したままリンク機構20により下方に揺動する。
クランププレート16が下方に揺動すると、一対のクランププレート16の間隔は、狭くなる。そして、ワークWは、狭まった一対のクランププレート16により更に確実にクランプされる。このとき、クランププレート16は、第一リンク機構20Aの第二回転軸X2(連結ピン48)および第三回転軸X3(連結ピン58)と、第二リンク機構20Bにおける第四回転軸X4(連結ピン38)および第六回転軸X6(連結ピン58)を頂点とした平行四辺形の第二揺動リンクにより、クランプアーム13に対し揺動してクランプしたワークWの重量に応じたクランプ力をワークWに付加している。また、第二リンク機構20Bは、第一リンク機構20Aと連結部50を介して連動している。そのため、第三リンク31Bの回転量は、第一リンク機構20Aにおける第二リンク41Aが連結ピン48を中心に回転した回転量と同じである。
そして、作業者は、ロールクランプリフト1を走行させ、所望の搬送先へワークWを搬送する。搬送先では、作業者がリフトレバー4を操作してロールクランプ装置10を下降させる。ワークWが下降して床面Fに着地すると、クランププレート16に加わっていたワークWの重量は、取り除かれる。そして、クランププレート16は、リンク機構20により図11に示すようにクランプアーム13に最接近する位置へ復帰する。次に、作業者がクランプレバー5を操作して、制御装置8によりクランプシリンダ15を縮短させる。クランプシリンダ15が縮むと、一対のクランプアーム13は、互いに広がるように移動する。そして、クランププレート16がワークWから離れ、ワークWのアンクランプが終了する。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)クランププレート16は、リンク機構20によりクランプアーム13に対し揺動自在に設けられている。また、リンク機構20は、第一リンク機構20Aと第一リンク機構20Aに上下対称な第二リンク機構20Bで構成されている。そのため、ロールクランプ装置10を180度回転させても、ワークWの重量に応じたクランプ力でクランプできる。
(2)第二リンク機構20Bは、第一リンク機構20Aと上下対称である。さらに、第一リンク31Aと第三リンク31B、第二リンク41Aと第四リンク41Bは、同じ形状であり、同じ寸法である。そのため、ロールクランプ装置10を180度回転させても、ワークWの重量に応じた力を同じように加えることができる。つまり、ワークWの重量を、ワークWをクランプする力へ変換する変換特性が180度回転しても同じである。
(3)ロールクランプ装置10のクランププレート16は、リンク機構20によりクランプアーム13に揺動自在に接続されている。そのため、ワークWをクランプして搬送している最中に、段差を通過した際などにワークWに加わる加速度による瞬間的な力の増加に対しても、ワークWを確実にクランプし続けることができる。
(4)クランプアーム13と連結部50との間には、圧縮コイルばね61が設けられている。そのため、クランププレート16は、ワークWをクランプしたときに、圧縮コイルばね61による付勢力によりさらにワークWを強くクランプできる。
(5)リンク機構20は、クランプアーム13の前端に形成された溝部21A、21Bに設けられている。そのため、リンク機構20をコンパクトに構成できる。
(6)第一リンク31Aおよび第三リンク31Bには、それぞれ規制部32を設けている。また、規制部32をクランプアーム13や第二リンク41A、41Bに当接させて回転範囲を規制している。そのため、回転範囲を規制する部材を別途設ける必要が無く、リンク機構20を小型化できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るクランプアタッチメントとしてのロールクランプ装置を図13に基づいて説明する。
本実施形態では、第1の実施形態の圧縮コイルばね61に代えて引張りコイルばね72を用いている。第1の実施形態における突部29および突部55に代えて、突部70および突部71が設けられている。突部70および突部71には、図示しない貫通孔が設けられている。突部70および突部71の貫通孔には、引張りコイルばね72の両端部が引っ掛けられている。引張りコイルばね72は、クランププレート16をクランプアーム13に近接する方向に付勢力を与えるものである。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、同じ部材番号が用いて説明する。
次に本実施形態におけるクランプ作業について説明する。
作業者は、円柱状のワークWをロールクランプ装置10でクランプして搬送する。まず作業者は、図13に示すように、一対のクランププレート16のクランプ面16AがワークWの側面に位置するよう移動させる。なお、このとき、クランププレート16は、引張りコイルばね72により、左右一対のクランプアーム13に最接近した位置に保持されている。第一リンク機構20Aでは、第一リンク31Aの第一当接面32Fが、第三当接面25Aに当接している。そして、第二リンク41Aの第五当接面44は、第二当接面32Sに当接している。また、第二リンク機構20Bでは、第三リンク31Bの第一当接面32Fが、第三当接面25Bに当接している。そして、第四リンク41Bの第六当接面45は、第二当接面32Sに当接している。クランププレート16は、リンク機構20により、クランプアーム13に対し平行に支持されている。そして、クランププレート16のクランプ面16Aは、床面Fに対し垂直となっている。
作業者は、クランプレバー5を操作して一対のクランプアーム13を閉じていく。そして、図14に示すように、クランププレート16の間隔がワークWの直径と等しくなると、一対のクランププレート16がワークWの両側面に当接し、ワークWをクランプする。次に、作業者は、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10をマスト2とともに上昇させる。図15に示すように、ワークWが上昇して床面Fから離れと、クランププレート16には、ワークWの自重が加わる。クランププレート16に加わったワークWの重量は、連結部50を介して第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bのそれぞれの連結ピン58へと伝わる。第一リンク機構20Aでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、クランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるように、第一リンク31Aおよび第二リンク41Aが連結ピン38を中心に回転する。このとき、第一リンク31Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aから離れ、第四当接面26Aに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第六当接面45が第一リンク31Aの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。
一方、第二リンク機構20Bでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、第四リンク41Bは、連結ピン48を中心に回転する。このとき、第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接した状態を維持している。また、第一リンク機構20Aにおいて、連結ピン38に対する連結ピン58の移動量は、第二リンク機構20Bにおける、連結ピン48に対する連結ピン58の移動量と同じである。さらに、クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持したままリンク機構20により下方に揺動する。
クランププレート16が下方に揺動すると、一対のクランププレート16の間隔は、狭くなる。そして、狭まった一対のクランププレート16により、ワークWは更に確実にクランプされる。このとき、クランププレート16は、第一リンク機構20Aにおける第一回転軸X1(連結ピン38)および第三回転軸X3(連結ピン58)と、第二リンク機構20Bにおける第五回転軸X5(連結ピン48)および第六回転軸X6(連結ピン58)を頂点とした平行四辺形の第一揺動リンクにより、クランプアーム13に対し揺動してクランプしたワークWの重量に応じたクランプ力をワークWに付加している。
作業者は、ロールクランプリフト1を走行させ、搬送先で、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10を下降させる。ワークWが下降して床面Fに着地すると、クランププレート16に加わっていたワークWの重量は、取り除かれる。そして、クランププレート16は、リンク機構20および引張コイルばね72により図14に示すようにクランプアーム13に最接近する位置へ復帰する。次に、作業者がクランプレバー5を操作して、制御装置8によりクランプシリンダ15を縮短させる。クランプシリンダ15が縮むと、一対のクランプアーム13は、互いに広がるように移動する。そして、図13に示すように、クランププレート16がワークWから離れ、ワークWのアンクランプが終了する。
次に、ロールクランプ装置10が上下180度回転していた場合のクランプ作業について説明する。
作業者がローテイトレバー6を操作すると、回転支持部11が回転して、ロールクランプ装置10を180度回転する。図16に示すように、上下180度回転されたロールクランプ装置10では、上方に第二リンク機構20Bが位置し、下方に第一リンク機構20Aが位置する。ワークWをクランプするとき、作業者は、クランプレバー5を操作して、一対のクランプアーム46の間隔を狭めるように移動させる。そして、一対のクランプアーム13が狭まるように移動すると、ワークWにクランププレート16が当接する。このとき、クランププレート16は、傾動ピン60によりワークWの外周面に合わせて傾動する。
次に、作業者は、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10をマスト2とともに上昇させる。図17に示すように、ワークWが上昇して床面Fから離れると、クランププレート16には、ワークWの自重が加わる。クランププレート16に加わったワークWの重量は、連結部50を介して第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bのそれぞれの連結ピン58へと伝わる。第二リンク機構20Bでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、クランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるよう、第三リンク31Bおよび第四リンク41Bは、連結ピン38を中心に回転する。このとき、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bから離れ、第四当接面26Bに当接するまで回転する。なお、第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。
一方、第一リンク機構20Aでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、クランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるように、第二リンク41Aが、連結ピン48を中心に回転する。このとき、第二リンク41Aは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aに当接した状態を維持している。また、第二リンク機構20Bにおいて、連結ピン38に対する連結ピン58の移動量は、第一リンク機構20Aにおける、連結ピン48に対する連結ピン58の移動量と同じである。さらに、クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持したままリンク機構20により下方に揺動する。
クランププレート16が下方に揺動すると、一対のクランププレート16の間隔は、狭くなる。そして、ワークWは、狭まった一対のクランププレート16により更に確実にクランプされる。このとき、クランププレート16は、第一リンク機構20Aの第二回転軸X2(連結ピン48)および第三回転軸X3(連結ピン58)と、第二リンク機構20Bにおける第四回転軸X4(連結ピン38)および第六回転軸X6(連結ピン58)を頂点とした平行四辺形の第二揺動リンクにより、クランプアーム13に対し揺動してクランプしたワークWの重量に応じたクランプ力をワークWに付加している。
そして、作業者は、ロールクランプリフト1を走行させ、所望の搬送先へワークWを搬送する。搬送先では、作業者がリフトレバー4を操作してロールクランプ装置10を下降させる。ワークWが下降して床面Fに着地すると、クランププレート16に加わっていたワークWの重量は、取り除かれる。そして、クランププレート16は、リンク機構20および引張コイルばね72によりクランプアーム13に最接近する位置へ復帰する。次に、作業者がクランプレバー5を操作して、制御装置8によりクランプシリンダ15を縮短させる。クランプシリンダ15が縮むと、一対のクランプアーム13は、互いに広がるように移動する。そして、クランププレート16がワークWから離れ、ワークWのアンクランプが終了する。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(7)クランププレート16は、引張りコイルばね72により、クランプアーム13に最近接した状態に維持される。そのため、ワークWをクランプするときに、クランププレート16が、ワークWに当接したらクランプでき、クランプ動作を素早く行うことができる。
(8)クランププレート16は、引張りコイルばね72により、クランプアーム13に最接近した状態に維持される。そのため、第1の実施形態に比べ、クランプアーム13とクランププレート16との間隔を狭くコンパクトに維持しているため、ワークWが狭い間隔で配置されている場合でも作業が容易である。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係るクランプアタッチメントとしてのロールクランプ装置を図18に基づいて説明する。
本実施形態では、第1の実施形態の突部29、突部55および圧縮コイルばね61を省略した構成である。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、同じ部材番号が用いて説明する。図18に示すように、リンク機構20は、クランププレート16をクランプアーム13に対し、下方に揺動した状態で支持している。クランププレート16および連結部50の重量が2つの連結ピン58に加わっている。第一リンク機構20Aでは、第一リンク31Aおよび第二リンク41Aが、連結ピン38を中心に回転する。このとき、第一リンク31Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aから離れ、第四当接面26Aに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第六当接面45が第一リンク31Aの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。一方、第二リンク機構20Bでは、連結ピン48を中心に回転する。このとき、第四リンク41Bが、連結ピン48を中心に回転する。第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接した状態を維持している。クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持されている。
次に、本実施形態におけるクランプ作業を説明する。
作業者は、円柱状のワークWをロールクランプ装置10でクランプして搬送する。まず作業者は、図18に示すように、一対のクランププレート16のクランプ面16AがワークWの側面に位置するよう移動させる。そして、作業者は、クランプレバー5を操作して一対のクランプアーム13を閉じていく。図19に示すように、クランププレート16の間隔がワークWの直径と等しくなると、一対のクランププレート16がワークWの両側面に当接する。作業者は、クランプレバー5を操作し続け、さらに一対のクランプアーム13を閉じていく。すると、図20に示すように、リンク機構20によりクランププレート16が上方へ揺動する。このとき、第一リンク機構20Aでは、連結ピン38を中心に、第一リンク31Aおよび第二リンク41Aが回転する。そして、第一リンク31Aの第一当接面32Fが第四当接面26Aから離れ、第三当接面25Aに当接する。なお、第二リンク41Aの第六当接面45は、第一リンク31Aの第二当接面32Sに当接し続ける。
一方、第二リンク機構20Bでは、第四リンク41Bが連結ピン48を中心に回転する。そして、第四リンク41Bの第五当接面44が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第四リンク41Bの第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sと当接する。リンク機構20が以上の揺動作用をすることで、一対のクランププレート16は、ワークWをクランプしつつインチングにてワークWを床面Fからわずかに持ち上げる。なお、第一リンク機構20Aにおいて、第一リンク31Aが回転すると、第一リンク31Aの第八当接面35は、溝部21Aの第七当接面22Aに当接する。そして、第一リンク31Aの回転を規制する。また、第二リンク機構20Bにおいて、第三リンク31Bが回転すると、第三リンク31Bの第八当接面35は、溝部21Bの第七当接面22Bに当接する。そして、第三リンク31Bの回転を規制する。
次に、作業者は、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10をマスト2とともに上昇させる。ワークWが重い場合には、図21に示すように、クランププレート16は下方へ揺動する。このとき、クランププレート16には、ワークWの自重が加わる。クランププレート16に加わったワークWの重量は、連結部50を介して第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bのそれぞれの連結ピン58へと伝わる。第一リンク機構20Aでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、連結ピン38を中心にクランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるよう回転する。このとき、第一リンク31Aは、第一当接面32Fが第三当接面25Aから離れ、第四当接面26Aに当接するまで回転する。なお、第二リンク41Aは、第六当接面45が第一リンク31Aの第二当接面32Sに当接した状態を維持している。
一方、第二リンク機構20Bでは、連結ピン58にワークWの重量が加わると、連結ピン48を中心にクランププレート16をクランプアーム13に対し下方へ揺動させるよう回転する。このとき、第四リンク41Bが、連結ピン48を中心に回転する。第四リンク41Bは、第六当接面45が第三リンク31Bの第二当接面32Sから離れ、第五当接面44が第二当接面32Sに当接するまで回転する。なお、第三リンク31Bは、第一当接面32Fが第三当接面25Bに当接した状態を維持している。また、第一リンク機構20Aにおいて、連結ピン38に対する連結ピン58の移動量は、第二リンク機構20Bにおける、連結ピン48に対する連結ピン58の移動量と同じである。さらに、クランププレート16は、床面Fに対しクランプ面16Aを垂直に維持したままリンク機構20により下方に揺動する。
クランププレート16が下方に揺動すると、一対のクランププレート16の間隔は、狭くなる。そして、狭まった一対のクランププレート16により、ワークWは更に確実にクランプされる。このとき、クランププレート16は、第一リンク機構20Aにおける第一回転軸X1(連結ピン38)および第三回転軸X3(連結ピン58)と、第二リンク機構20Bにおける第五回転軸X5(連結ピン48)および第六回転軸X6(連結ピン58)を頂点とした平行四辺形の第一揺動リンクにより、クランプアーム13に対し揺動してクランプしたワークWの重量に応じたクランプ力をワークWに付加している。
作業者は、ロールクランプリフト1を走行させ、搬送先で、リフトレバー4を操作してロールクランプ装置10を下降させる。作業者は、図20のように、床面FとワークWとの間にわずかに隙間が残る位置でワークWの下降を停止させる。そして、クランプレバー5を操作し、一対のクランプアーム13を開かせる。すると、リンク機構20は、図19に示すように、クランププレート16を下方へ揺動させる。そして、ワークWは、ゆっくりと床面Fに着地する。そして、クランプアーム13を開き続けると、図18に示すように、クランププレート16は、ワークWから離れてワークWのアンクランプ作業が終了する。なお、ロールクランプ装置10を180度回転させた場合のワークWのクランプ作業については、第一リンク機構20Aおよび第二リンク機構20Bが入れ替わるだけであるため、説明を省略する。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(9)クランププレート16は、リンク機構20によりクランプアーム13に対し揺動自在に支持されている。また、リンク機構20には、第1の実施形態における圧縮コイルばね61や、第2の実施形態における引張りコイルばね72のような付勢力を与える機構を備えていない。そのため、クランププレート16は、重力により下方に揺動した状態でワークWをクランプする。そして、ワークWをクランプすると同時に、ワークWを床面Fからわずかに持ち上げるインチングを行うことができる。
(10)リンク機構20には、第1の実施形態における圧縮コイルばね61や、第2の実施形態における引張りコイルばね72のような付勢力を与える機構を備えていない。そのため、リンク機構20の部品点数を低減でき、コストを抑えることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。以下に本発明の変更例について説明する。
○各実施形態のリンク機構20は、第一リンク機構20Aと第二リンク機構20Bは、上下の向きを入れ替えて取り付けても良い。例えば第1の実施形態を図22に示すように変更しても良い。
○第一リンク31Aおよび第三リンク31Bのそれぞれに設けられる規制部32は、別部材として第二リンク41Aおよび第四リンク41Bとの回転を規制しても良い。その他、回転範囲を規制する形状および構造は自由に変更しても良い。
○第七当接面22A、22Bおよび第八当接面35は、当接しない構成としても良い。
○第二リンク41A、第四リンク41Bは、それぞれ2つ設けたが、1つずつでも良い。
○連結ピン38は、直接クランプアーム13に設けられたピン孔27に挿通されたが、変更しても良い。例えば、溝部21A、21Bをクランプアーム13とは別体として形成し、クランプアーム13に後付しても良い。
○クランプアーム13は、回転軸12を軸に開閉する構成に限定されない。例えば、クランプアーム13がそれぞれサイドシフトするように開閉される構成でも良い。
○クランププレート16は、連結部50に傾動自在に設けたが、傾動しない構成でも良い。
○クランプアーム13およびクランププレート16は、左右非対称の構造でも良い。例えば、ロングアームおよびショートアームとして一対のクランプアームを構成しても良い。
○本発明は、ロールクランプ装置以外のクランプアタッチメントに適用しても良い。例えば、ベールクランプ装置に適用しても良い。
1 ロールクランプリフト
2 マスト
3 リフトシリンダ
4 リフトレバー
5 クランプレバー
6 ローテイトレバー
8 制御装置
9 取付部
10 ロールクランプ装置
11 回転支持部
12 回転軸
13 クランプアーム
15 クランプシリンダ
16 クランププレート
16A クランプ面
17 突部
18 貫通孔
20 リンク機構
20A 第一リンク機構
20B 第二リンク機構
21A、21B 溝部
22A、22B 第七当接面
25A、25B 第三当接面
26A、26B 第四当接面
27A、27B ピン孔
28A、28B 貫通孔
29 突部
31A 第一リンク
31B 第三リンク
32 規制部
32F 第一当接面
32S 第二当接面
33、34 貫通孔
35 第八当接面
38 連結ピン
41A 第二リンク
41B 第四リンク
42、43 貫通孔
44 第五当接面
45 第六当接面
48 連結ピン
50 連結部
51A 第一貫通孔
51B 第二貫通孔
52 支持部
53 貫通孔
55 突部
58 連結ピン
60 傾動ピン
61 圧縮コイルばね
70、71 突部
72 引張りコイルばね
F 床面
W ワーク
X1 第一回転軸
X2 第二回転軸
X3 第三回転軸
X4 第四回転軸
X5 第五回転軸
X6 第六回転軸
Y1 傾動軸

Claims (6)

  1. 一対のクランプアームと、
    一対の前記クランプアームにそれぞれ設けられるクランププレートと、
    一対の前記クランププレートのワークに当接するクランプ面が互いに対向するように前記クランププレートを前記クランプアームに対し揺動自在に支持するリンク機構と、を備えたクランプアタッチメントにおいて、
    前記クランプアタッチメントの上下を反転させる回転手段と、を備え、
    前記リンク機構は、
    前記クランプアームに設けられる第一回転軸を中心に前記クランプアームに回転自在に接続される第一リンクと、
    前記第一リンクに設けられる第二回転軸を中心に前記第一リンクに回転自在に接続され、前記クランププレートに設けられる第三回転軸を中心に前記クランププレートに回転自在に接続される第二リンクと、
    前記クランプアームに設けられる第四回転軸を中心に前記クランプアームに回転自在に接続される第三リンクと、
    前記第三リンクに設けられる第五回転軸を中心に前記第三リンクに回転自在に接続され、前記クランププレートに設けられる第六回転軸を中心に前記クランププレートに回転自在に接続される第四リンクと、
    前記第二リンクもしくは前記第四リンクの回転範囲を規制するリンク規制部材と、を有し、
    前記第一回転軸および前記第四回転軸を通る直線上に前記第二回転軸および前記第五回転軸が位置したときに、前記第一回転軸と前記第三回転軸とを結ぶ線分と、前記第五回転軸と前記第六回転軸とを結ぶ線分は、長さが等しく平行であり、前記第二回転軸と前記第三回転軸とを結ぶ線分と、前記第四回転軸と前記第六回転軸とを結ぶ線分は、長さが等しく平行であり、
    前記リンク規制部材は、前記第一回転軸と前記第二回転軸とを結ぶ線分と、前記第二回転軸と第三回転軸とを結ぶ線分とが鋭角を形成するように前記第二リンクの回転範囲を規制するか、もしくは、前記第四回転軸と前記第五回転軸とを結ぶ線分と、前記第五回転軸と前記第六回転軸とを結ぶ線分とが鋭角を形成するように前記第四リンクの回転範囲を規制することを特徴とするクランプアタッチメント。
  2. 前記クランププレートは、前記第一回転軸、第三回転軸、第五回転軸および第六回転軸を頂点とした平行四辺形の第一揺動リンクにより、前記クランプアームに対し揺動してクランプしたワークの重量に応じたクランプ力をワークに付加し、前記第二回転軸、前記第三回転軸、前記第四回転軸および前記第六回転軸を頂点とした平行四辺形の第二揺動リンクにより、前記クランプアームに対し揺動してクランプしたワークの重量に応じたクランプ力をワークに付加することを特徴とする請求項1に記載のクランプアタッチメント。
  3. 前記リンク規制部材は、前記第一リンクもしくは第三リンクの回転量を前記第二リンクもしくは前記第四リンクと同じ回転量に規制することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクランプアタッチメント。
  4. 前記第一リンクには、前記リンク規制部材として前記クランプアームに当接する第一当接面と、前記第二リンクに当接する第二当接面が設けられ、
    前記クランプアームには、前記第一当接面に接離する第三当接面および第四当接面が設けられ、
    前記第一リンクは、前記第一当接面が、前記第三当接面に当接した位置から前記第四当接面に当接する位置まで回転自在であり、
    前記第二リンクには、前記第二当接面に接離する第五当接面および第六当接面が設けられ、
    前記第二リンクは、前記第二当接面が、前記第五当接面に当接した位置から前記第六当接面に当接する位置まで回転自在であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のクランプアタッチメント。
  5. 前記クランププレートと前記クランプアームとの間に圧縮ばねが設けられ、
    前記クランププレートは、前記リンク機構を介し接続される前記クランプアームに対し離間する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のクランプアタッチメント。
  6. 前記クランププレートと前記クランプアームとの間に引張ばねが設けられ、
    前記クランププレートは、前記リンク機構を介し接続される前記クランプアームに近接する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のクランプアタッチメント。
JP2012030225A 2012-02-15 2012-02-15 クランプアタッチメント Pending JP2013166615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030225A JP2013166615A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 クランプアタッチメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030225A JP2013166615A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 クランプアタッチメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013166615A true JP2013166615A (ja) 2013-08-29

Family

ID=49177374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012030225A Pending JP2013166615A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 クランプアタッチメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013166615A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111392648A (zh) * 2020-05-06 2020-07-10 贵州电网有限责任公司 一种电动夹持升降搬运车

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111392648A (zh) * 2020-05-06 2020-07-10 贵州电网有限责任公司 一种电动夹持升降搬运车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107874846B (zh) 手术显微镜用支架装置
US10094752B2 (en) Folding test machine
JP2016155186A (ja) 把持装置、及び昇降助力装置
JP2014526979A (ja) アライメント装置
WO2021100297A1 (ja) 天井搬送車
JP6815895B2 (ja) 折り畳み装置
JP2013166615A (ja) クランプアタッチメント
JP2013144583A (ja) クランプアタッチメント
JP4224936B2 (ja) ロボットハンド
JP2018024494A (ja) 搬送装置
JP2012125907A (ja) デパレタイズロボットのロボットハンド
JP2012210989A (ja) 把持装置
JP3594461B2 (ja) 空ボビン把持装置
JP2013136452A (ja) クランプアタッチメント
KR20220008432A (ko) 핑거 모듈 및 이를 이용한 그리퍼
KR101932511B1 (ko) 크레인용 그래플 장치
JP2002337874A (ja) コイル材用パレット
JP3062769B2 (ja) 簡易荷役機械
JP4877826B2 (ja) 直線運動装置
JP3702543B2 (ja) クランプ装置
JP3231837U (ja) 鋼矢板の吊り装置
JPH01275398A (ja) 吊具の2方向傾動装置
JPH11343100A (ja) ロールクランプ装置
JP2019099370A (ja) クランプ装置および管搬送車
JP7119423B2 (ja) 把持機構