JP2013166170A - 連続伸線巻取方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】伸線機から送られてくる線材に連続して破断試験機構により引張試験荷重を加えることによって、線材を連続的に伸線しながら線材の破断試験を行うことができ、破断に対する信頼性の高い線材を伸線することができ、伸線後に別途破断試験を行う必要がなくなり、伸線作業性を向上することができる。
【解決手段】伸線機1から連続的に送られてくる線材Wを巻取機構13により巻取ボビン14に巻き取る連続伸線巻取装置において、伸線機から送られてくる線材に連続して引張試験荷重Tを加える破断試験機構9を設けてなる。
【選択図】図2
【解決手段】伸線機1から連続的に送られてくる線材Wを巻取機構13により巻取ボビン14に巻き取る連続伸線巻取装置において、伸線機から送られてくる線材に連続して引張試験荷重Tを加える破断試験機構9を設けてなる。
【選択図】図2
Description
本発明は例えば直径1mm以下のピアノ線や銅線、真鍮線等の金属線材を直径0.1〜0.2mm程度に伸線する連続伸線巻取方法及びその装置に関するものである。
従来、この種の連続伸線巻取装置として、伸線機から連続的に送られてくる線材を巻取機構によりボビンに巻き取る構造のものが知られている。
しかしながら上記従来構造の場合、伸線機から連続的に送られてくる線材をそのまま巻取機構によりボビンに巻き取る構造であるから、伸線後において、巻取機構の巻取ボビンから線材を解いて破断試験を別途行う必要があり、それだけ、伸線作業性を低下させることがあるという不都合を有している。
本発明はこのような課題を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、伸線機から連続的に送られてくる線材を巻取機構により巻取ボビンに巻き取るに際し、上記伸線機から送られてくる線材に連続して破断試験機構により引張試験荷重を加えることを特徴とする連続伸線巻取方法にある。
又、請求項2記載の発明は、伸線機から連続的に送られてくる線材を巻取機構により巻取ボビンに巻き取る連続伸線巻取装置において、上記伸線機から送られてくる線材に連続して引張試験荷重を加える破断試験機構を設けてなることを特徴とする連続伸線巻取装置にある。
又、請求項3記載の発明は、上記破断試験機構は上記線材に加える引張試験荷重を制御可能な制御用モータを備えてなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記破断試験機構は上記伸線機から送られてくる線材が複数回巻き掛けられる駆動ロール及び折返ロールを有していることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記線材の切断を検出する破断検出機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記破断検出機構は上記線材の張力の大小に応じて移動可能なダンサーロールからなることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1又は請求項2にあっては、伸線機から送られてくる線材に連続して破断試験機構により引張試験荷重を加えることによって、線材を連続的に伸線しながら線材の破断試験を行うことができ、破断に対する信頼性の高い線材を伸線することができ、伸線後に別途破断試験を行う必要がなくなり、伸線作業性を向上することができる。
又、請求項3記載の発明にあっては、上記破断試験機構は上記線材に加える引張試験荷重を制御可能な制御用モータを備えてなるから、引張試験荷重の設定及び変更を容易に行うことができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記破断試験機構は上記伸線機から送られてくる線材が複数回巻き掛けられる駆動ロール及び折返ロールを有してなるから、線材のロール外周面におけるスリップ現象を防いで線材に確実に引張試験荷重を加えることができ、破断試験の信頼性を高めることができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記線材の切断を検出する破断検出機構を設けてなるから、伸線機の無駄な空運転を防ぐことができ、又、請求項6記載の発明にあっては、上記破断検出機構は線材の張力の大小に応じて移動可能なダンサーロールからなるので、破断検出機構の構造を簡素化することができる。
図1乃至図4は本発明の実施の形態例を示し、1は伸線機であって、この場合並列掛け伸線構造となっており、機体2に回転軸3及び回転軸4を並列し、回転軸3に駆動コーンNを取り付けると共に回転軸4に従動コーンMを取付け、駆動コーンN及び従動コーンMには複数段状の径の異なる巻掛面が形成され、この駆動コーンN及び従動コーンMの間にダイス群Dを配置し、巻出ボビン5から線材Wをロール6を介して駆動コーンN及び従動コーンMに順次径大となる複数段状の巻掛面に並列に巻掛けると共に駆動コーンN及び従動コーンMの間に配置したダイス群Dに通過させ、駆動コーンN及び従動コーンMを回転させ、線材Wを例えば伸線液内に浸漬した状態で駆動コーンNの回転トルクによりスリップしつつ引張ることによってダイス群D内を強制的に順次通過縮径させて伸線し、伸線機1から送られてくる線材Wをキャプスタン7、ロール8、破断試験機構9、破断検出機構10、案内ロール11、トラバース12及び巻取機構13により駆動される巻取ボビン14に巻き取るように構成している。
この場合、上記破断試験機構9は、上記伸線機1から送られてくる線材Wが複数回巻き掛けられる駆動ロール9a及び折返ロール9bを有してなり、駆動ロール9aは上記線材Wに加える引張試験荷重Tを制御可能な制御用モータ9cにより駆動され、この場合、図1において、キャプスタン7と駆動ロール9aとの間に引張試験荷重Tを加えるように構成され、機体2に制御用モータ9cを取り付け、制御用モータ9cの出力軸9dに駆動ロール9aを取り付け、機体2に支持軸9eを取り付け、支持軸9eに折返ロール9bを回転自在に軸受けし、伸線機1から送られてくる線材Wは駆動ロール9aに巻かれた後、折返ロール9bに巻き掛けられ、そして、折返ロール9bに巻き掛けられた後、駆動ロール9aに巻き掛けられ、これを数回繰り返して駆動ロール9aの巻き掛け面における線材Wのスリップを防いで確実に引張試験荷重Tを加えるように構成している。尚、この引張試験荷重Tは、例えば、線材Wが破断する引張破断荷重の約75%から約85%程度に設定される。
又、この場合、上記破断検出機構10は上記線材Wの張力の大小に応じて移動可能なダンサーロール10aを備えてなり、機体2に固定ロール10bを固定配置すると共にダンサーロール10aを昇降自在に配設し、ダンサーロール10aの自重やエアシリンダ等のアクチュエータによりダンサーロール10aを介して線材Wに張力を付与し、線材Wの張力が大きくなるとダンサーロール10aが上昇すると共に線材Wの張力が小さくなるとダンサーロール10aが降下し、これにより線材Wに所定の張力を付与すると共にダンサーロール10aの過大な降下により線材Wの切断を検出するように構成している。
この実施の形態例は上記構成であるから、巻出ボビン5から引き出された線材Wは伸線機1の駆動コーンN及び従動コーンMの回転によりダイス群D内を強制的に順次折り返し通過して縮径されて伸線加工され、この伸線機1から送られてくる線材Wはキャプスタン7により引き出され、キャプスタン7とロール8とに数回折り返して巻き掛けられ、破断試験機構9、破断検出機構10、案内ロール11、トラバース12を介して巻取機構13により巻取ボビン14に巻き取られることになり、この際、伸線機1から送られてくる線材Wに連続して引張試験荷重Tを加える破断試験機構9を設けてなるから、引張試験荷重Tが加えられても破断しなかった場合には、線材Wは巻取ボビン14にそのまま巻き取られ、引張試験荷重Tが加えられたことにより線材Wが切断した場合には、直ちに伸線機1の運転を停止し、破断した線材Wの端末を巻取機構13の巻取ボビン14に巻き掛け、巻き掛け後に、伸線機1の運転を再開することになり、従って、線材Wを連続的に伸線しながら線材Wの破断試験を行うことができ、破断に対する信頼性の高い線材Wを伸線することができ、伸線後に別途破断試験を行う必要がなくなり、伸線作業性を向上することができる。
この場合、上記破断試験機構9は上記線材Wに加える引張試験荷重Tを制御可能な制御用モータ9cを備えてなるから、引張試験荷重Tの設定及び変更を容易に行うことができ、又、この場合、上記破断試験機構9は上記伸線機1から送られてくる線材Wが複数回巻き掛けられる駆動ロール9a及び折返ロール9bを有してなるから、線材Wのロール外周面におけるスリップ現象を防いで線材Wに確実に引張試験荷重Tを加えることができ、破断試験の信頼性を高めることができ、又、この場合、上記線材Wの切断を検出する破断検出機構10を設けてなるから、伸線機1の無駄な空運転を防ぐことができ、又、この場合、上記破断検出機構10は線材Wの張力の大小に応じて移動可能なダンサーロール10aからなるので、破断検出機構10の構造を簡素化することができる。
尚、本発明は上記実施例で示す構造に限られるものではなく、例えば、線材Wの種類や大きさ、伸線機1、破断試験機構9、破断検出機構10、巻取機構13の構造等は適宜変更して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W 線材
T 引張試験荷重
1 伸線機
9 破断試験機構
9a 駆動ロール
9b 折返ロール
9c 制御用モータ
10 破断検出機構
10a ダンサーロール
13 巻取機構
14 巻取ボビン
T 引張試験荷重
1 伸線機
9 破断試験機構
9a 駆動ロール
9b 折返ロール
9c 制御用モータ
10 破断検出機構
10a ダンサーロール
13 巻取機構
14 巻取ボビン
Claims (6)
- 伸線機から連続的に送られてくる線材を巻取機構により巻取ボビンに巻き取るに際し、上記伸線機から送られてくる線材に連続して破断試験機構により引張試験荷重を加えることを特徴とする連続伸線巻取方法。
- 伸線機から連続的に送られてくる線材を巻取機構により巻取ボビンに巻き取る連続伸線巻取装置において、上記伸線機から送られてくる線材に連続して引張試験荷重を加える破断試験機構を設けてなることを特徴とする連続伸線巻取装置。
- 上記破断試験機構は上記線材に加える引張試験荷重を制御可能な制御用モータを備えてなることを特徴とする請求項2記載の連続伸線巻取装置。
- 上記破断試験機構は上記伸線機から送られてくる線材が複数回巻き掛けられる駆動ロール及び折返ロールを有していることを特徴とする請求項2又は3記載の連続伸線巻取装置。
- 上記線材の切断を検出する破断検出機構を設けてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の連続伸線巻取装置。
- 上記破断検出機構は上記線材の張力の大小に応じて移動可能なダンサーロールからなることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の連続伸線巻取装置。
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JP2012031336A JP2013166170A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 連続伸線巻取方法及びその装置 |
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2012
- 2012-02-16 JP JP2012031336A patent/JP2013166170A/ja active Pending
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