JP2013165580A - 発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸の軸方向の移動で間隙を変化させることができ、その上、回転軸の短い移動ストロークで発電機の出力を変化させることができる発電機を提供する。
【解決手段】外力が入力される回転軸4に外挿される回転子5と、この回転子の外周53との間に磁束が通過可能な間隙Gを存して受け入れる固定子6とを備える本発明の発電機Eは、回転子の外周53を軸方向一方に向かって細りのテーパ状に形成すると共に、固定子の内周62を、回転子の外周に対応するテーパ状に形成している。
【選択図】図1
【解決手段】外力が入力される回転軸4に外挿される回転子5と、この回転子の外周53との間に磁束が通過可能な間隙Gを存して受け入れる固定子6とを備える本発明の発電機Eは、回転子の外周53を軸方向一方に向かって細りのテーパ状に形成すると共に、固定子の内周62を、回転子の外周に対応するテーパ状に形成している。
【選択図】図1
Description
本発明は、発電機に関する。
従来、発電機として、風力や水力などの外力が入力される回転軸に外挿される回転子と、この回転子の外周との間に磁束が通過可能な間隙(エアギャップ)を存して受け入れる固定子とを備え、例えば固定子にコイルを有するものが一般に知られている。このような発電機の出力(VA)は、回転子と固定子との磁気中心を軸方向に相互にずらすと変化するため、回転軸に入力される外力(負荷トルク)に応じて、固定子に対する回転子の軸方向における相対位置を変える機構を設けることも一般に知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、回転子と固定子との間の間隙は、狭くするほど磁束密度が大きくなるので、磁気吸引力が増大する。このため、回転軸を回転させて発電する場合、例えば始動時のように外力が弱いときには、間隙を拡げてコギングトルクを小さくすれば、出力は小さいものの、弱い力で回転軸を円滑に回転することができる。他方で、外力が大きくなった場合には、回転子と固定子との間隙を狭くすれば、効率よく所定出力で発電することができる。
然しながら、上記従来例のような発電機では、固定子に対する回転子の軸方向における相対位置を変えても間隙が変化せず、しかも、出力を変化させるには、大きなストロークで相対位置を変える必要があり、発電機の大型化を招来するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、回転軸の軸方向の移動で間隙を変化させることができ、その上、回転軸の短い移動ストロークで発電機の出力を変化させることができる発電機を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、外力が入力される回転軸に外挿される回転子と、この回転子の外周との間に磁束が通過可能な間隙を存して受け入れる固定子とを備え、前記回転子の外周を軸方向一方に向かって細りのテーパ状に形成すると共に、前記固定子の内周を、回転子の外周に対応するテーパ状に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、回転子の外周と固定子の内周とをテーパ状に形成したため、例えば回転軸を軸方向一方に移動させれば、回転子の外周と固定子の内周とが互いに離間して間隙が拡がる一方で、この回転軸を軸方向他方に移動させれば、回転子の外周と固定子の内周とが互いに近接して間隙が狭くなる。そして、例えば回転軸を軸方向に移動すれば、回転子の外周と固定子の内周とが互いに離間させて間隙を拡げることと、固定子及び回転子の磁気中心がずれることとが相俟って、上記従来例のものより短い移動ストロークで発電機の出力を変化させることが可能となり、発電機が大型化することを抑制できる。
本発明においては、前記回転軸に入力される外力に応じて、回転子を固定子に対して軸方向に相対移動させて回転子と固定子との間の間隙を変化させる間隙調節手段を更に備えることが好ましい。これによれば、例えば始動時のように外力が弱いときには、間隙を拡げてコギングトルクを小さくして回転軸を円滑に回転することができる一方で、外力が所定値より大きくなると、回転子と固定子との間隙を狭くして効率よく所定出力で発電する構成が実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の発電機Eについて説明する。以下では、図1を基準として、左、右といった方向を示すものとするが、これに限定されるものではない。
図1を参照して、発電機Eは、筒状のハウジング1を備え、ハウジング1の左側開口には、当該開口を閉塞する第1ブラケット2aが装着されている。第1ブラケット2aの内側中央には、軸受3aを収容する凹部を形成する環状壁21が形成されている。他方、ハウジング1の右側開口にも、当該開口を閉塞する第2ブラケット2bが装着されている。第2ブラケット2bの内側中央には、軸受3bを収容する凹部を形成する環状壁22が形成されている。そして、第2のブラケット2bの中央に形成した透孔23を通して回転軸4がハウジング1内に挿入され、この回転軸4が、両ブラケット2a、2bに設けた軸受3a、3bで支承される。
ハウジング1内に位置する回転軸4の部分には回転子5が外挿されている。回転子5は、珪素鋼等の高透磁率材料製で筒状の輪郭を持つように成形されたコア51を備え、この回転子5から電流を取り出すために図示省略のブラシが設けられている。この場合、回転軸4の外周には左右方向にのびるキー41,41が径方向に所定間隔で複数設けられている。また、コア51の内周面には、各キー41,41に対応するキー溝52が形成されている。そして、各キー溝52に各キー41,41を係合させて回転軸4に回転子5を外挿した状態では、回転子5は回転軸4に対して回転方向に規制される一方で、回転軸4に対して軸方向に相対移動可能となる。また、回転子5の外周面53は、軸方向一方(図1中、左端から右端)に向かって細りのテーパ状に形成されている。この場合、回転子5の外周面53に沿う延長線と、回転軸4の軸線RAとのなす角度(テーパ角)とが所定角度になるように設定されている。この場合のテーパ角は、例えば、発電機のサイズ、回転子5及び固定子6の材質、外力の種類(風力、水力、熱、波等)、要求されるコギングトルク、エアギャップを考慮して適宜設定される。
ハウジング1内周面には、回転子5の外周53との間に磁束が通過可能な間隙Gを存して回転子5を受け入れる固定子6が支持部材61を介して設けられている。固定子6は、例えば永久磁石の複数を筒状の輪郭をなすように組み付けて構成されている。固定子6の内周面にはコイル62が設けられ、このコイル62の内周面63が、回転子5の外周に対応するテーパ状、例えば、内周面63に沿う延長線と回転軸4の軸線RAとのなす角度を上記と一致させて形成されている。固定子6の構成については公知のものが利用できるため、ここでは詳細な説明を省略する。そして、回転軸4を外力で回転させると、回転子5のコイル62が磁束中を移動することで、このコイル62に起電力が発生する。なお、図1及び図2中、Cは、制御回路基板である。
また、ハウジング1内に位置する回転軸4の第1ブラケット2a側の部分には、円板からなる基準板7が設けられている。基準板7の第2ブラケット2b側の面には、スライダウエイト8が設けられ、スライダウエイト8がリンク81を介して回転子5に連結されている。また、基準板7の第2ブラケット2b側の面と回転子5との間には所定のばね定数を有するコイルばね9が縮設されている。回転軸4の停止状態では、コイルばね9により回転子5が軸方向左端位置に保持され、この状態では、回転子5と固定子6との間の間隙Gが最大(Gmax)となる。
次に、回転軸4に入力される外力で回転軸4が回転されると、スライダウエイト8に加わる遠心力に応じて、コイルばね9に抗して回転子5が固定子6に対して軸方向右側に向かって相対移動する。更に、回転軸4の回転数が増加し、リンク81が略線状に延びた状態になると、回転子5と固定子6との間の間隙Gが最小(Gmin)となる。この場合、これらの基準板7、スライダウエイト8及びコイルばね9が、回転軸4に入力される外力に応じて、回転子5を固定子6に対して軸方向に相対移動させて回転子5と固定子6との間の間隙Gを変化させる間隙調節手段を構成する。
上記実施形態によれば、回転子5の外周面53と固定子6に設けられたコイル62の内周面63とをテーパ状に形成したため、回転軸4を軸方向左側に移動させれば、回転子5の外周面53とコイル62の内周面63とが互いに離間して間隙Gを拡がることができる一方で、回転軸4を軸方向右側に移動させれば、回転子5の外周面53とコイル62の内周面63とが互いに近接して間隙Gが狭くなる。そして、例えば回転軸4を軸方向に移動すれば、間隙Gを拡げることと、固定子5及び回転子6の磁気中心がずれることとが相俟って、上記従来例のものより短い移動ストロークで発電機Eの出力を変化させることが可能となる。
ここで、回転子5の外周面53及びコイル62の内周面63のテーパ角をθとすると、回転子5を固定子6に対して軸方向に移動ストロークAだけ相対移動した場合、間隙Gは、Asinθで変化する。このため、θが小さい程、回転子5及び固定子6を相対移動させても間隙Gの変化量が小さく、また、磁力は、間隙Gの2乗に反比例するので、相対移動のストロークより間隙Gの変化量の方が小さいため、間隙Gの調節による出力調整が容易になる。このため、発電機Eが大型化することを抑制できる。また、間隙調節手段7,8,9を備えたため、始動時のように外力が弱いときには、間隙Gを拡げてコギングトルクを小さくして回転軸4を円滑に回転することができる一方で、外力が所定値より大きくなると、回転子5と固定子6との間隙Gを自動的に狭くして効率よく所定出力で発電する構成が実現できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではない。上記実施形態では、固定子6の内周面63にコイル62を設けたものを例に説明したが、コイルは、例えば、回転子5の外周面に設けてもよく、この場合、固定子6の内周面と回転子5の外周に設けたコイルの外周面とをテーパ状にすればよい。また、固定子6を軸方向に移動させる構成を採用してもよく、他のどんな公知の構成も採用できる。更に、上記実施形態では、基準板7、スライダウエイト8及びコイルばね9で間隙調節手段を構成したものを例に説明したが、回転軸に加わる外力で固定子に対して回転子を軸方向に相対移動し得るものであれば、上記に限定されるものではない。
E…発電機、4…回転軸、5…回転子、53…外周(面)、6…固定子、62…外周(面)、7…基準板(間隙調節手段)、8…スライダウエイト(間隙調節手段)、9…コイルばね(間隙調節手段)、G…間隙。
Claims (2)
- 外力が入力される回転軸に外挿される回転子と、この回転子の外周との間に磁束が通過可能な間隙を存して受け入れる固定子とを備え、
前記回転子の外周を軸方向一方に向かって細りのテーパ状に形成すると共に、前記固定子の内周を、回転子の外周に対応するテーパ状に形成したことを特徴とする発電機。 - 前記回転軸に入力される外力に応じて、回転子を固定子に対して軸方向に相対移動させて回転子と固定子との間の間隙を変化させる間隙調節手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012027484A JP2013165580A (ja) | 2012-02-10 | 2012-02-10 | 発電機 |
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JP2012027484A JP2013165580A (ja) | 2012-02-10 | 2012-02-10 | 発電機 |
Publications (1)
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JP2013165580A true JP2013165580A (ja) | 2013-08-22 |
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ID=49176618
Family Applications (1)
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JP2012027484A Pending JP2013165580A (ja) | 2012-02-10 | 2012-02-10 | 発電機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108736679A (zh) * | 2017-04-20 | 2018-11-02 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有连续磁变特性的电机和其控制方法 |
Citations (4)
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JPS54175511U (ja) * | 1978-05-31 | 1979-12-11 | ||
JPS6450744A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-27 | Hooruden Kareru | Synchronous generator |
JPH0533670U (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-30 | 北芝電機株式会社 | 永久磁石発電機 |
US6455975B1 (en) * | 1999-12-03 | 2002-09-24 | Pacific Scientific Electro Kinetics Division | Regulated permanent magnet generator |
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2012
- 2012-02-10 JP JP2012027484A patent/JP2013165580A/ja active Pending
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