JP2013164492A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部材のオーバーヒートを確実に抑えることを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、熱源によって加熱される加熱部材と、加熱部材との間で記録シートを挟むためのバックアップ部材と、加熱部材の温度を検出する温度センサとを有する定着装置と、バックアップ部材および加熱部材の少なくとも一方を回転させるモータと、熱源およびモータを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、印字終了後に、モータの停止と、当該停止後のモータの再駆動とを少なくとも1回ずつ行う間欠制御を実行可能に構成されている。そして、制御装置は、温度センサの検出温度が所定温度(TH2)以上であることを条件として、間欠制御を実行するように構成されている(時刻t1)。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録シートに現像剤像を熱定着させる定着装置と、定着装置を制御する制御装置とを備えた画像形成装置に関する。
従来、加熱源で加熱される加熱部材と、加熱部材に圧接する加圧部材と、加熱部材と加圧部材と回転させるモータと、モータを制御する制御装置とを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、印字終了後に、加熱部材と加圧部材を回転させる回転モードと、加熱部材と加圧部材を停止させる停止モードとを繰り返すことで、加熱部材のクーリング(冷却処理)を行っている。このクーリング(冷却処理)は、直前に処理された用紙のサイズに基づいて、実行するか否かが決定される。
特許第3737049号公報
しかしながら、前述した技術では、クーリング(冷却処理)を実行するか否かが直前に処理された用紙のサイズに基づいて決定されていたため、適切にクーリング(冷却処理)を実行できなかった。つまり、クーリング(冷却処理)は、加熱部材やその近傍領域が過熱されうる場合に実行されるべきであるが、直前に処理された用紙のサイズに基づいた情報では、上記過熱されうる場合か否かを正確に判断することは難しい。このようにクーリング(冷却処理)が適切なときに実施されないと、加熱部材が過熱して、加熱部材やその周辺の部材が損傷を受ける可能性がある。
そこで、本発明は、加熱部材の過熱(オーバーヒート)を確実に抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、熱源によって加熱される加熱部材と、加熱部材との間で記録シートを挟むためのバックアップ部材と、加熱部材の温度を検出する温度センサとを有する定着装置と、バックアップ部材および加熱部材の少なくとも一方を回転させるモータと、熱源およびモータを制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、印字終了後に、モータの停止と、当該停止後のモータの再駆動とを少なくとも1回ずつ行う間欠制御を実行可能に構成されている。
そして、制御装置は、温度センサの検出温度が所定温度以上であることを条件として、間欠制御を実行するように構成されている。
この構成によれば、加熱部材の温度を検出する温度センサの検出温度が所定温度以上であることを条件として、間欠制御を実行するように構成されているので、適切なときに間欠制御が行なわれ、加熱部材のオーバーヒートを適切に抑制することができる。
また、前記した構成は、現像剤を収容する現像剤収容室と、現像剤収容室内の現像剤を攪拌する攪拌部材と、を備える場合であって、モータが、攪拌部材に連結される場合に特に有効である。
すなわち、例えば印字終了後にモータを所定時間回し続けるような制御に比べ、印字終了後にモータを間欠制御するので、攪拌部材を無駄に回転し続けることを抑えることができ、現像剤収容室内の現像剤の劣化を抑えることができる。
また、前記した構成は、現像剤を収容する現像剤収容室と、現像剤を保持する現像ローラと、現像ローラと摺接する摺接部材とを備える場合であって、モータが、現像ローラに連結されている場合にも有効である。
この場合も、例えば印字終了後にモータを所定時間回し続けるような制御に比べ、印字終了後にモータを間欠制御するので、現像ローラを無駄に回転し続けることを抑えることができ、現像ローラと摺接部材との間での現像剤の劣化を抑えることができる。
また、前記した構成において、制御装置は、モータの再駆動時において、モータの回転速度を印字時よりも遅くするのが望ましい。
これによれば、間欠制御におけるモータの再駆動時において、モータの回転速度を印字時よりも遅くすることで、攪拌部材または現像ローラの回転速度を遅くすることができるので、現像剤の劣化をより抑えることができる。
また、前記した構成において、温度センサは、加熱部材の記録シートの幅方向における端部の温度を検出するのが望ましい。
これによれば、温度が上昇しやすい加熱部材の端部の温度を温度センサで検出するので、加熱部材のオーバーヒートを確実に抑えることができる。
また、前記した構成において、制御装置は、間欠制御において、予め定めておいた時間に基づいて、モータの停止と再駆動を行ってもよい。
また、前記した構成において、制御装置は、間欠制御において、温度センサで検出した温度に基づいて、モータの停止と再駆動を行ってもよい。
この場合には、加熱部材の温度を測定しながら間欠制御を実行するので、加熱部材のオーバーヒートをより確実に抑えることができる。
また、前記した構成において、加熱部材は、熱源を囲う筒状の定着ベルトと、当該定着ベルトをバックアップ部材との間で挟み込むニップ部材とで構成されていてもよい。
本発明によれば、加熱部材のオーバーヒートを確実に抑制することができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置を示す断面図である。 ニップ板、サイドサーミスタ、センターサーミスタなどを示す斜視図である。 印字終了後の制御を示すフローチャートである。 間欠制御を示すフローチャートである。 ニップ板の温度とモータの動作を示すタイムチャートである。 間欠制御の変形例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成を簡単に説明した後、定着装置や制御装置について詳細に説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、奥側を「左」、手前側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上にトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5(感光体ドラム61と転写ローラ63との間)に向けて供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、摺接部材の一例としての供給ローラ72および層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容室74と、トナー収容室74内のトナーを攪拌する攪拌部材の一例としてのアジテータ75とを主に備えている。アジテータ75は、回転軸を有するベース部と、ベース部に設けられる弾性変形可能なシート部材とを備え、シート部材の先端部がトナー収容室74を形成する壁に摺接するようになっている。
このプロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容室74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持(保持)される。
より具体的には、供給ローラ72と現像ローラ71とが摺接することで、これらの間でトナーが摩擦帯電されて現像ローラ71に保持される。また、回転する現像ローラ71の周面に層厚規制ブレード73が摺接することで現像ローラ71上のトナーの厚さが規定される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙S上に転写されたトナー像は、定着装置100を通過することで用紙S上に熱定着される。その後、用紙Sは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、加熱部材の一例としての定着ベルト110およびニップ板130(ニップ部材)と、熱源の一例としてのハロゲンランプ120と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ140と、反射板150と、ステイ160とを備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のステンレス綱製のベルトであり、その内部には、ハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板150およびステイ160が設けられている。つまり、ハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板150およびステイ160は、定着ベルト110で囲われている。
ハロゲンランプ120は、輻射熱を発してニップ板130および定着ベルト110(ニップ部N)を加熱することで用紙S上のトナーを加熱する部材であり、ニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、その下面が定着ベルト110の内周面に摺接するように配置されている。本実施形態において、ニップ板130は、金属製であり、例えば、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。なお、ニップ板130をアルミニウム製とした場合には、ニップ板130の熱伝導性を向上させることが可能となっている。
図2および図3に示すように、ニップ板130は、板状部131と、前側屈曲部132と、後側屈曲部133と、3つの被検知部134とを有している。
板状部131は、上下方向に直交するとともに左右方向に長い長尺の板状の部材であり、加圧ローラ140との間で定着ベルト110を上下に挟み込むことで、定着ベルト110との間でニップ部Nを形成している。そして、この板状部131は、ハロゲンランプ120の下方に配置されて、当該ハロゲンランプ120からの熱を定着ベルト110を介して用紙S上のトナーに伝達するようになっている。
なお、板状部131の内面(上面)には、黒色の塗装を施したり、熱吸収部材を設けたりしてもよい。これによれば、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く吸収することができる。
前側屈曲部132は、板状部131の前端側(所定方向の上流側)から上方に向けて略円弧状に屈曲するように形成され、ハロゲンランプ120と対向するように配置されている。これにより、ハロゲンランプ120で直接前側屈曲部132が加熱されるので、ニップ部Nに入る前の用紙Sを前側屈曲部132で事前に加熱(プレヒート)することができ、熱定着性を向上させることが可能となっている。
後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁から上方(定着ベルト110の径方向内側)に向けて延びるように形成されている。詳しくは、後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁のうち左右方向における一端側から他端側まで延びるように形成されている。これにより、定着ベルト110の内周面に付着した潤滑剤Gが板状部131の上面(黒色の塗装等が施された面)に流入するのを後側屈曲部133によって効果的に抑えることができるので、ニップ板130の加熱効率低下を抑えることが可能となっている。
3つの被検知部134A、134B、及び134Cは、それぞれ、サイドサーミスタ400A、サーモスタット400B、及びセンターサーミスタ400Cにより温度が検知される部位である。3つの被検知部134A、134B、及び134Cは、後側屈曲部133の上端縁133Aの一部から後側に延びるように形成されている。詳しくは、左右方向に延びる後側屈曲部133のうち略中央部分に2つの被検知部134B、及び134Cが配置され、左右方向外側の一端部に1つの被検知部134Aが配置されている。
また、図3に示すように、被検知部134B及び134Cは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR内に配置され、被検知部134Aは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR外に配置されている。ここで、最小用紙通過範囲PRとは、レーザプリンタ1で使用されうる用紙の中で、左右方向の幅が最小である用紙の通過範囲を指す。
ここで、サイドサーミスタ400A、センターサーミスタ400Cは、検知した温度を制御装置510に送信するための温度センサであり、サーモスタット400Bは、検知した温度が所定温度を超えると、機械的にハロゲンランプ120への電力供給を遮断するサーマルスイッチである。
なお、サイドサーミスタ400Aは、被検知部134Aに接触して、被検知部134Aの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Aには接触しないで被検知部134Aの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
同様に、センターサーミスタ400Cは、被検知部134Cに接触して、被検知部134Cの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Cには接触しないで被検知部134Cの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
加圧ローラ140は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。そして、ニップ部Nを形成するために、ニップ板130および加圧ローラ140の一方が他方に向けて付勢されている。そして、この加圧ローラ140は、本体筐体2内に設けられたモータ500(図1参照)から駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、ニップ板130との間で定着ベルト110および用紙Sを挟んだ状態で回転することで、当該定着ベルト110とともに回転して用紙Sを後方に搬送するようになっている。
反射板150は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側でハロゲンランプ120を囲うように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。この反射板150は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視U字状に湾曲させて形成されている。
ステイ160は、ニップ板130を反射板150を介して支持することで加圧ローラ140からの荷重を受ける部材であり、定着ベルト110の内側でハロゲンランプ120や反射板150を囲うように配置されている。なお、ここでいう荷重は、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する構成においては、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する力の反力をいうものとする。このようなステイ160は、比較的剛性が高い、例えば、鋼板などを折り曲げることで形成されている。
以上のように構成される定着装置100のハロゲンランプ120や、加圧ローラ140等を駆動するためのモータ500は、図1に示す制御装置510によって制御されるようになっている。なお、モータ500は、図示せぬギヤ機構を介して加圧ローラ140に連結されて駆動力を供給する他、図示せぬギヤ機構を介して現像ローラ71、供給ローラ72およびアジテータ75にも連結されて駆動力を供給するように構成されている。つまり、モータ500を駆動すると、加圧ローラ140、現像ローラ71、供給ローラ72およびアジテータ75が同時に回転するようになっている。
<制御装置>
次に、制御装置510について詳細に説明する。
図1に示すように、制御装置510は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、前述したセンターサーミスタ400C及びサイドサーミスタ400Aからの入力と、印字指令の内容と、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、ハロゲンランプ120およびモータ500を制御している。
制御装置510は、印字終了後に、モータ500の停止と、当該停止後のモータ500の再駆動とを2回ずつ行う間欠制御を実行可能に構成されている。このような間欠制御を実行することにより、印字終了後のニップ板130の温度を効率良く冷却できるとともに、印字終了後の現像ローラ71やアジテータ75の回転を抑えてトナーの劣化を抑えることが可能となっている。また、このような間欠制御を実行することにより、定着ベルト110の劣化を抑えることも可能となっている。
具体的には、制御装置510は、図4および図5に示すフローチャートに従って制御を実行するようになっている。
制御装置510は、印字制御中において図4に示す制御を実行する。具体的に、制御装置510は、印字指令を受けると(START)、印字制御が終了したか否かを判断する(S1)。制御装置510は、ステップS1において、印字が終了していないと判断した場合には(No)、本制御を終了し、印字が終了したと判断した場合には(Yes)、ステップS2に進む。
ステップS2では、制御装置510は、サイドサーミスタ400Aで検出した温度が第2温度TH2(所定温度:図6参照)以上になったか否かを判断する。ここで、「第2温度TH2」は、オーバーヒート(ニップ板130の温度が異常に高くなる現象)時の温度THmaxよりも低い温度であり、実験等により適宜設定することができる。本実施形態においては、TH2=210℃に設定されている。
具体的には、「第2温度TH2」は、例えば、印字終了後に間欠制御を行わなかった場合において、ニップ板130がオーバーヒートするときの、印字終了時のニップ板130の温度に設定できる。このように第2温度を設定することで、ステップS2においては、実質、印字終了後にオーバーヒートしそうか否かを判断することが可能となっている。
制御装置510は、ステップS2において、サイドサーミスタ400Aの検知温度が第2温度TH2以上である場合には(Yes)、間欠制御を実行し(S3)、サイドサーミスタ400Aの検知温度が第2温度TH2未満である場合には(No)、モータ500を停止して(S4)、本制御を終了する。
図5および図6に示すように、制御装置510は、間欠制御において、予め定めておいた時間に基づいて、モータ500の停止と再駆動を行い、当該再駆動時においては、モータ500の回転速度を印字時よりも遅くするように構成されている。
具体的に、制御装置510は、まず、モータ500を第1所定時間T1の間停止させ(S11)、その後、モータ500を第2所定時間T2の間、印字時の回転速度V2よりも低い回転速度V1で駆動させる(S12)。ステップS12の後、制御装置510は、モータ500を第3所定時間T3の間停止させ(S13)、その後、モータ500を第4所定時間T4の間、印字時の回転速度V2よりも低い回転速度V1で駆動させる(S14)。
ステップS14の後、制御装置510は、モータ500を停止して(S15)、本制御を終了する。ここで、モータ500の停止時間である第1所定時間T1および第3所定時間T3は、モータ500の停止からニップ板130の温度が第1温度TH1に到達するまでの時間(例えば時間T5)よりも短い時間に設定されている。
ここで、「第1温度」は、オーバーヒート時の温度THmaxよりも低い温度であり、実験等により適宜設定することができる。本実施形態においては、TH1=240℃に設定する。
このようにモータ500の停止時間を設定することで、制御装置510は、間欠制御のモータ500の停止時において、ニップ板130の温度が第1温度TH1を超える前にモータ500の再駆動を実行して、冷却処理を再開することが可能となっている。
次に、間欠制御時のモータ500の動作やニップ板130の温度変化について図6を参照して説明する。
図6に示すように、印字が終了した時点において(時刻t1)、サイドサーミスタ400Aの検知温度が第2温度TH2以上である場合には、制御装置510は、モータ500を停止する。このようにモータ500を停止すると、加圧ローラ140や定着ベルト110の回転が止まるので、加圧ローラ140等の回転によるニップ板130から加圧ローラ140等への熱の分散が抑えられ、ニップ板130の温度は徐々に上昇していく。
印字終了時(時刻t1)から、実験等により予め定められた第1所定時間T1が経過すると、制御装置510は、モータ500を再駆動する(時刻t2)。これにより、加圧ローラ140等が再び回転して、加圧ローラ140等によるニップ板130の冷却が行われるので、ニップ板130の温度は第1温度TH1に到達する前に徐々に下がっていく。
そのため、ニップ板130の温度を第1温度TH1未満に抑えることができ、ニップ板130のオーバーヒートを確実に抑えることができる。また、この際、モータ500は、印字時の回転速度V2よりも遅い回転速度V1で回転するので、モータ500に連結された現像ローラ71とアジテータ75の回転速度も遅くなり、トナーの劣化を抑えることができる。
その後、制御装置510は、実験等により予め定めた所定時間T2〜T4でモータ500を停止・再駆動することで、ニップ板130の温度(ニップ板130のサイドサーミスタ400A近傍の温度)を第1温度TH1よりも低い温度に管理する。つまり、1回目のモータ500の再駆動の停止後も(時刻t3)、予め定めた第3所定時間T3の経過後、すなわちニップ板130の温度(ニップ板130のサイドサーミスタ400A近傍の温度)が第1温度TH1を超える前にモータ500を再駆動することで(時刻t4)、ニップ板130の温度(ニップ板130のサイドサーミスタ400A近傍の温度)を第1温度TH1未満に抑えることが可能となっている。
以上、本実施形態によれば前述した効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
ニップ板130の温度が第2温度TH2よりも高くないとき、すなわちオーバーヒートが発生しそうもないときには、間欠制御を実行しないので、無駄なモータ500の回転を抑えてトナーや定着ベルト110の劣化を抑えることができる。
温度が上昇しやすいニップ板130の端部の温度をサイドサーミスタ400Aで検出するので、ニップ板130のオーバーヒートを確実に抑えることができる。ここで、ニップ板130の端部の温度は、例えばはがき等の幅狭の用紙を印刷する際などに、上がりやすくなっている。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、予め定めた所定時間T1〜T4に基づいて間欠制御を実行したが、本発明はこれに限定されず、例えば、サイドサーミスタ400Aの検知温度に基づいて間欠制御を実行してもよい。
具体的には、例えば図7に示すフローチャートに基づいて間欠制御を実行してもよい。
具体的に、図7に示す間欠制御において、制御装置は、まず、モータを停止する(S21)。
ステップS21の後、制御装置は、間欠制御を開始した時点から所定時間が経過したか否かを判断する(S22)。ここで、所定時間は、印字終了後からニップ板の温度が十分下がるまでの比較的長い時間であり、実験等により適宜設定される。
ステップS22において、所定時間が経過していない場合には(No)、制御装置は、サイドサーミスタ400Aで検出した温度が第3温度以上であるか否かを判断する(S23)。ここで、「第3温度」は、オーバーヒート時の温度よりも低い温度であり、実験等により適宜設定される。例えば、「第3温度」は、前記実施形態の第1温度TH1と同じ温度に設定すればよい。
ステップS23において、温度が第3温度未満の場合には(No)、制御装置は、ステップS22の処理に戻る。また、ステップS23において、温度が第3温度以上の場合には(Yes)、制御装置は、モータを印字時よりも低速で駆動する(S24)。
ステップS24の後、制御装置は、温度が第4温度以下であるか否かを判断する(S25)。ここで、「第4温度」は、第3温度よりも低い温度であり、実験等により適宜設定される。例えば、「第4温度」は、図6における時刻t3付近のニップ板の温度(ニップ板130のサイドサーミスタ400A近傍の温度)に設定することができる。
ステップS25において、制御装置は、温度が第4温度よりも高い場合には(No)、再度ステップS25の処理を繰り返し、温度が第4温度以下の場合には(Yes)、ステップS21に戻ってモータを停止する。そして、間欠制御が所定時間継続されると、ステップS22において「Yes」と判定されて、本制御が終了する。
このように、サイドサーミスタ400Aの検知温度に基づいて間欠制御を実行する場合には、実際のニップ板の温度が制御に反映されるので、ニップ板のオーバーヒートをより確実に抑えることができる。
前記実施形態では、熱源の一例としてハロゲンランプ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば発熱抵抗体やIH熱源などであってもよい。ここで、IH熱源は、それ自体は発熱しないが、ローラや金属ベルトを電磁誘導加熱方式により発熱させるものをいう。
前記実施形態では、加熱部材の一例として定着ベルト110およびニップ板130を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば定着ベルト110よりも肉厚の金属管である加熱ローラであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Sを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材として加圧ローラ140を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
前記実施形態では、モータ500により加圧ローラ140(バックアップ部材)を回転させたが、本発明はこれに限定されず、モータはバックアップ部材および加熱部材の少なくとも一方を回転させればよい。例えば、加熱部材が加熱ローラである場合には、モータで加熱ローラを駆動してもよい。
前記実施形態では、間欠制御においてモータ500の停止と再駆動を2回ずつ行うようにしたが、本発明はこれに限定されず、停止と再駆動を少なくとも1回ずつ行えばよい。
前記実施形態では、攪拌部材の一例としてトナー収容室74を形成する壁に摺接するアジテータ75を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばトナー収容室を形成する壁に摺接しない攪拌部材であってもよい。
前記実施形態では、摺接部材の一例として供給ローラ72および層厚規制ブレード73を例示したが、本発明はこれに限定されず、現像ローラに摺接する部材であればどのような部材であってもよい。
前記実施形態では、温度センサとしてニップ板130の端部の温度を検出するサイドサーミスタ400Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、定着装置内の温度を検出する温度センサであればどのようなセンサであってもよい。
前記実施形態では、ニップ部材の一例としてニップ板130を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば板状でない厚めの部材であってもよい。
1 レーザプリンタ
100 定着装置
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
140 加圧ローラ
400 温度センサ
500 モータ
510 制御装置
S 用紙
TH1 第1温度

Claims (8)

  1. 熱源によって加熱される加熱部材と、前記加熱部材との間で記録シートを挟むためのバックアップ部材と、前記加熱部材の温度を検出する温度センサとを有する定着装置と、
    前記バックアップ部材および前記加熱部材の少なくとも一方を回転させるモータと、
    前記熱源および前記モータを制御する制御装置と、を備える画像形成装置であって、
    前記制御装置は、
    印字終了後に、前記モータの停止と、当該停止後の前記モータの再駆動とを少なくとも1回ずつ行う間欠制御を実行可能であり、
    前記温度センサの検出温度が所定温度以上であることを条件として、前記間欠制御を実行するように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤を収容する現像剤収容室と、
    前記現像剤収容室内の現像剤を攪拌する攪拌部材と、を備え、
    前記モータは、前記攪拌部材に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 現像剤を収容する現像剤収容室と、
    前記現像剤を保持する現像ローラと、
    前記現像ローラと摺接する摺接部材とを備え、
    前記モータは、前記現像ローラに連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記モータの再駆動時において、前記モータの回転速度を印字時よりも遅くすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記温度センサは、前記加熱部材の記録シートの幅方向における端部の温度を検出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記間欠制御において、予め定めておいた時間に基づいて、前記モータの停止と再駆動を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、前記間欠制御において、前記温度センサで検出した温度に基づいて、前記モータの停止と再駆動を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記加熱部材は、前記熱源を囲う筒状の定着ベルトと、当該定着ベルトを前記バックアップ部材との間で挟み込むニップ部材とで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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