JP2012013732A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステイの温度が過度に上昇するのを抑えることで、耐用期間を長くすることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】定着装置100は、筒状の定着フィルム110と、定着フィルム110の内側に配置された発熱体(ハロゲンランプ120)と、定着フィルム110の内面に摺接するように配置され、発熱体により加熱されるニップ部材(ニップ板130)と、ニップ部材との間で定着フィルム110を挟むことで定着フィルム110との間にニップ部を形成するバックアップ部材(加圧ローラ150)と、発熱体を囲んだ状態でニップ部材を支持するステイ160と、ステイ160と摺動するように回転する冷却ローラ170とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】定着装置100は、筒状の定着フィルム110と、定着フィルム110の内側に配置された発熱体(ハロゲンランプ120)と、定着フィルム110の内面に摺接するように配置され、発熱体により加熱されるニップ部材(ニップ板130)と、ニップ部材との間で定着フィルム110を挟むことで定着フィルム110との間にニップ部を形成するバックアップ部材(加圧ローラ150)と、発熱体を囲んだ状態でニップ部材を支持するステイ160と、ステイ160と摺動するように回転する冷却ローラ170とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、記録シートに転写された現像剤像を熱定着する定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、円筒状の定着フィルムと、定着フィルム内に配置されるヒータと、定着フィルムを介して加圧ローラとの間にニップ部を形成するニップ部材と、ニップ部材を支持するステイとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、この技術では、ステイがヒータを取り囲むような断面視U字状に形成されており、これにより、ニップ部材のヒータを挟んだ両側部分をステイで良好に支持することが可能となっている。
ところで、上記従来の構成では、定着装置が長時間稼動すると、ステイの温度が上昇していく。そして、ステイの温度が過度に上昇すると、例えば、ステイを支持する部材(サイドガイド)などがステイからの熱の影響を受けて、定着装置の耐用期間が短くなるおそれがある。
そこで、本発明は、ステイの温度が過度に上昇するのを抑えることで、耐用期間を長くすることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、筒状の定着フィルムと、前記定着フィルムの内側に配置された発熱体と、前記定着フィルムの内面に摺接するように配置され、前記発熱体により加熱されるニップ部材と、前記ニップ部材との間で前記定着フィルムを挟むことで前記定着フィルムとの間にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記発熱体を囲んだ状態で前記ニップ部材を支持するステイと、を備えた定着装置であって、前記ステイと摺動するように回転する冷却ローラが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ステイに摺動するように回転する冷却ローラによって、ステイの熱を効率良く奪うことができるので、ステイを十分冷却することができる。
本発明によれば、冷却ローラによってステイの温度が過度に上昇するのを抑えることができるので、定着装置や画像形成装置の耐用期間を長くすることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分となる定着装置100や制御装置200の詳細な構成について説明する。
なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分となる定着装置100や制御装置200の詳細な構成について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、給紙部3と、露光装置4と、プロセスカートリッジ5と、定着装置100と、制御装置200とを備えている。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、給紙部3と、露光装置4と、プロセスカートリッジ5と、定着装置100と、制御装置200とを備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストローラ37とを備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像(トナー)は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、定着フィルム110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを備えている。
図2に示すように、定着装置100は、定着フィルム110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを備えている。
定着フィルム110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のフィルムであり、その両端部が図示せぬガイド部材により回転方向に案内されている。この定着フィルム110は、グリスを介してニップ板130に摺接するようになっている。なお、定着フィルムおよびニップ板の材質によっては、グリスは必ずしも塗布しなくてもよい。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着フィルム110を加熱することで用紙P上のトナーを加熱する公知の発熱体であり、定着フィルム110の内側において定着フィルム110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受けて加熱される板状の部材であり、筒状の定着フィルム110の内面に摺接するように配置されている。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着フィルム110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。より詳細に、ニップ板130は、断面視において、前後方向(用紙Pの搬送方向)に沿うように延びるベース部131と、上方(加圧ローラ150からニップ板130に向かう方向)に向けて折り曲げられた折曲部132とを主に有している。
なお、ベース部131の内面(上面)には、黒色の塗装を施したり、熱吸収部材を設けたりしてもよい。これによれば、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く吸収することができる。
図3に示すように、ニップ板130は、ベース部131の右端部から平板状に延びる挿入部133と、ベース部131の左端部に形成された係合部134とをさらに有している。係合部134は、側面視U形状に形成されており、上に向けて折り曲げて形成された側壁部134Aには係合孔134Bが設けられている。
図2に示すように、反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着フィルム110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着フィルム110を速やかに加熱することができる。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、光沢アルミニウム板や、金メッキが施されたアルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。
図3に示すように、反射板140の左右方向(用紙Pの幅方向)の両端部にはフランジ状の係止部143が合計4つ形成されている(3つのみ図示)。係止部143は、フランジ部142より上方に位置し、図4に示すように、ニップ板130、反射板140およびステイ160が組み立てられたときに、後述するステイ160の複数の接触部163を挟む(左右方向において最も外側の接触部163Aと隣接する)ように配置される。
これにより、定着装置100が駆動したときの振動などで反射板140が左右に動こうとしても、係止部143が接触部163Aに当接することで、反射板140の左右方向の位置が規制される。その結果、反射板140の左右方向における位置ずれを抑制することができる。
図2に示すように、加圧ローラ150は、弾性変形可能な部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。そして、この加圧ローラ150は、弾性変形した状態でニップ板130との間で定着フィルム110を挟むことで定着フィルム110との間にニップ部を形成している。
この加圧ローラ150は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着フィルム110(または用紙P)との摩擦力により定着フィルム110を従動回転させる。
トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着フィルム110の間(ニップ部)を搬送されることでトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
ステイ160は、前後方向におけるニップ板130(ベース部131)の両端部131Bを反射板140のフランジ部142を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材である。ステイ160は、反射板140(反射部141)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有しており、反射板140やハロゲンランプ120を囲んだ状態でニップ板130を支持している。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
ステイ160の前壁161および後壁162の下端には、図3に示すように、略櫛歯状をなすように形成された複数の接触部163が設けられている。
また、ステイ160の前壁161および後壁162の右端部には、ニップ板130の右側部分を支持するために、下方に向けて延び、さらに左方へ向けて延びる略L形状の係止部165が設けられている。さらに、ステイ160の左端には、ニップ板130の係合部134を保持するために、上壁166から左方に向けて延び、側面視略U形状に折り曲げられた保持部167が設けられている。保持部167の各側壁部167Aの内面には、内側に向けて突出する係合ボス167B(一方のみ図示)が設けられている。
図2および図3に示すように、ステイ160の前壁161および後壁162の内面の左右方向両端部には、内側に向けて突出する当接ボス168が合計4つ設けられている。この当接ボス168は、前後方向において反射板140(反射部141)に当接する。これにより、定着装置100が駆動したときの振動などで反射板140が前後に動こうとしても、当接ボス168に当接することで、反射板140の前後方向の位置が規制される。その結果、反射板140の前後方向における位置ずれを抑制することができる。
また、ステイ160の左右両端の上部には、左右方向外側に突出する被支持部169が形成され、この被支持部169は、図示せぬガイド部材に支持されている。
そして、ステイ160の上側には、当該ステイ160の上面166Aと摺動するように回転する冷却ローラ170が設けられている。これにより、ステイ160のうち温度が上がり易い上壁166を、回転する冷却ローラ170によって、効率的に冷却することが可能となっている。
具体的に、冷却ローラ170は、シリコンゴムなどの弾性部材により円柱状に形成されており、定着装置100の図示せぬ筐体に回転可能に支持されている。そして、この冷却ローラ170は、図2に示すように、ステイ160の上面166Aに接するように配置されたときに定着フィルム110には接触しない大きさに形成されている。言い換えると、定着フィルム110は、図示せぬガイド部材によって、冷却ローラ170から離間した位置を通るように案内されている。
これにより、定着フィルム110の熱を冷却ローラ170で奪うことを防止することができるので、温度が維持された定着フィルム110で良好に熱定着を行うことが可能となっている。
図3に示すように、冷却ローラ170の左端(一端)には、駆動ギヤ171が一体に固定されており、この駆動ギヤ171には、図4に示すように、駆動ユニット210から駆動力が伝達されるようになっている。
駆動ユニット210は、レーザプリンタ1の本体筐体2に設けられており、図示せぬモータや複数のギヤなどで構成されている。そして、この駆動ユニット210は、制御装置200によって制御されることで、冷却ローラ170を所定のタイミングで回転駆動するようになっている。
また、ステイ160の右側には、ステイ160の温度を検知する温度検知部材の一例としてのサーミスタ220が、ステイ160と対向するように設けられている。具体的に、このサーミスタ220は、ステイ160の両端を支持する図示せぬガイド部材(または定着装置100の図示せぬ筐体)に設けられており、検知した信号を制御装置200に出力するように構成されている。
<制御装置>
制御装置200は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従って印字制御などを実行可能となっている。特に、本実施形態では、制御装置200は、サーミスタ220による検知温度に基づいて冷却ローラ170を回転させるように駆動ユニット210を制御している。
制御装置200は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従って印字制御などを実行可能となっている。特に、本実施形態では、制御装置200は、サーミスタ220による検知温度に基づいて冷却ローラ170を回転させるように駆動ユニット210を制御している。
具体的に、制御装置200は、図5に示すフローチャートに従って制御を実行する。
図5に示すように、制御装置200は、サーミスタ220での検知温度、すなわちステイ160の温度が所定値を超えているか否かを判断する(S1)。
図5に示すように、制御装置200は、サーミスタ220での検知温度、すなわちステイ160の温度が所定値を超えているか否かを判断する(S1)。
ここで、所定値は、ステイ160の熱が周りの部材(例えばガイド部材)に悪影響を及ぼすような温度よりも低い温度であり、実験やシミュレーション等によって適宜機種に応じた温度に設定することが可能となっている。
ステップS1において、ステイ160の温度が所定値を超えている場合には(Yes)、制御装置200は、駆動ユニット210を制御して冷却ローラ170の回転を開始させ、所定時間の経過後に回転を止める(S2)。ここで、所定時間は、実験やシミュレーション等によって、ステイ160を十分に冷却することができる時間に任意に設定できる。
このように冷却ローラ170を回転させることにより、冷却ローラ170のうちステイ160と接している高温部分が、ステイ160から退避して空気で冷却されるとともに、ステイ160とは接していなかった冷却ローラ170の低温部分がステイ160に接するという動作が繰り返されることになるので、ステイ160を効率良く冷却することが可能となっている。
ステップS2の後や、ステップS1でNoと判断した後、制御装置200は、本制御を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ステイ160に摺動するように回転する冷却ローラ170によって、ステイ160の熱を効率良く奪うことができるので、ステイ160を十分冷却することができ、定着装置100やレーザプリンタ1の耐用期間を長くすることができる。
ステイ160に摺動するように回転する冷却ローラ170によって、ステイ160の熱を効率良く奪うことができるので、ステイ160を十分冷却することができ、定着装置100やレーザプリンタ1の耐用期間を長くすることができる。
ステイ160のうち温度が上がり易い上面166Aに接するように冷却ローラ170を設けたので、温度が上がり易い上面166Aを効率良く冷却することができる。
サーミスタ220による検知温度に基づいて冷却ローラ170を回転させるので、検知温度に関係なく常時冷却ローラを回転させる構造に比べ、冷却ローラ170を無駄に回転させずに済み、冷却ローラ170やステイ160の磨耗を抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下に参照する図面において、前記実施形態と略同様の構成には、同一符号を付し、その説明を省略する。
前記実施形態では、冷却ローラ170が摺動する面(上面166A)を平面としたが、本発明はこれに限定されず、例えば図6(a)に示すように、ステイ160の上面166B(冷却ローラ170と摺動する面)を、冷却ローラ170の形状に沿って凹むように形成してもよい。
これによれば、冷却ローラ170とステイ160との接触面積が増加するので、ステイ160から冷却ローラ170への伝熱効率を向上させることができる。
前記実施形態では、冷却ローラ170を円柱状に形成したが、本発明はこれに限定されず、例えば図6(b)に示すように冷却ローラ270を円筒状に形成してもよい。この場合には、例えば冷却ローラ270を金属で形成し、図示せぬファン(送風機)によって内部に空気を流すことができるので、より効率良くステイ160を冷却することができる。
なお、冷却ローラの回転を利用して、冷却ローラの高温部分と低温部分を入れ替える動作を繰り返すことによる冷却効果を十分得るためには、金属よりも比熱の大きな材料(例えばシリコンゴム等)で冷却ローラを形成するのが望ましい。
また、冷却ローラの位置は、前記実施形態に限定されず、例えばステイ160の前面や後面に接するように冷却ローラを配置してもよい。
前記実施形態では、サーミスタ220による検知温度に基づいて冷却ローラ170を制御したが、本発明はこれに限定されず、例えば図7に示すように制御を行ってよい。具体的に、この形態では、制御装置200は、まず、定着処理(印字制御)が終了したか否かを判断する(S11)。
ここで、定着処理が終了したか否かの判断は公知の手法で行えばよい。例えば、定着装置100の下流側に設けた用紙Pの通過を検知するセンサからの情報と、印字指令とに基づいて、印字指令に対応した枚数の用紙Pが定着装置100から排出されたか否かを判断することで、定着処理が終了したか否かを判断すればよい。
ステップS11において、定着処理が終了したと判断した場合には(Yes)、制御装置200は、冷却ローラ170を所定時間の間、回転させる(S12)。すなわち、制御装置200は、定着処理中は冷却ローラ170を停止させ、定着処理後に冷却ローラ170を回転させるように、駆動ユニット210を制御する。
これによれば、定着処理中はステイ160を冷却しないので、定着処理中において、冷却したステイ160によってニップ板130から熱を奪うことを防止することができる。また、温度検知部材が不要であるので、コストを削減することもできる。
前記実施形態では、温度検知部材としてサーミスタ220を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば熱電対などであってもよい。また、温度検知部材の配置は、前記実施形態に限定されず、例えばステイの前面や後面に対向するように温度検知部材を配置してもよい。
前記実施形態では、ニップ部材として板状のニップ板130を例示したが、本発明はこれに限定されず、板状でない厚めの部材を採用してもよい。
前記実施形態では、発熱体としてハロゲンランプ120(ハロゲンヒータ)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、赤外線ヒータやカーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材として加圧ローラ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、レーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、LEDによって露光を行うLEDプリンタであってもよいし、プリンタ以外の複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、モノクロ画像を形成する画像形成装置を例示したが、本発明はこれに限定されず、カラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
1 レーザプリンタ
100 定着装置
110 定着フィルム
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
150 加圧ローラ
160 ステイ
170 冷却ローラ
200 制御装置
210 駆動ユニット
220 サーミスタ
100 定着装置
110 定着フィルム
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
150 加圧ローラ
160 ステイ
170 冷却ローラ
200 制御装置
210 駆動ユニット
220 サーミスタ
Claims (5)
- 筒状の定着フィルムと、
前記定着フィルムの内側に配置された発熱体と、
前記定着フィルムの内面に摺接するように配置され、前記発熱体により加熱されるニップ部材と、
前記ニップ部材との間で前記定着フィルムを挟むことで前記定着フィルムとの間にニップ部を形成するバックアップ部材と、
前記発熱体を囲んだ状態で前記ニップ部材を支持するステイと、を備えた定着装置であって、
前記ステイと摺動するように回転する冷却ローラが設けられていることを特徴とする定着装置。 - 前記冷却ローラは、前記ステイの上面と摺動するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記ステイの前記冷却ローラと摺動する面は、前記冷却ローラの形状に沿って凹むように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の定着装置と、
前記ステイの温度を検知する温度検知部材と、
前記冷却ローラを回転駆動させる駆動ユニットと、
前記温度検知部材による検知温度に基づいて、前記冷却ローラを回転させるように前記駆動ユニットを制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の定着装置と、
前記冷却ローラを回転駆動させる駆動ユニットと、
定着処理中は前記冷却ローラを停止させ、定着処理後に前記冷却ローラを回転させるように、前記駆動ユニットを制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2010
- 2010-06-29 JP JP2010147146A patent/JP2012013732A/ja active Pending
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