JP2013164296A - 自励共振回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能であり、また、信頼性、耐ノイズ性が高い自励共振回路を提供する。
【解決手段】エレメント10の振動子11を駆動させるための駆動信号を発生させる回路としてDCO53を用い、駆動信号と検出信号の位相差の検出に、位相差をデジタル時間情報として検出するTDC52を用いる。駆動信号の周波数を調整することで位相差が変化することを利用し、制御回路54は、TDC52が検出する位相差が、共振位相差となるように、駆動信号の周波数を調整する。これにより、AD変換回路を用いないで共振させることができるので、駆動回路50の小型化、ひいては、自励共振回路の小型化が可能となる。また、DCO53やTDC52はデジタル回路であることから、アナログ回路であるAD変換回路よりも信頼性が高く、且つ、耐ノイズ性もよい。
【選択図】図5

Description

本発明は、自励共振回路に関し、特に、デジタル回路で自励共振させる回路に関する。
振動子を共振させつつ、その振動子の変位を検出することで物理量を検出するセンサーが種々知られている。たとえば、ジャイロ式のヨーレートセンサーなどがそれである。
非特許文献1には、ヨーレートセンサーとして、振動子の検出信号を駆動回路に入力し、この駆動回路の出力信号を振動子に入力することで、振動子を自励共振させる共振回路が開示されている。
非特許文献1における駆動回路は、振動子からの容量信号(検出信号)をアナログ電圧信号に変換するC/V変換回路と、C/V変換回路が出力するアナログ電圧信号をデジタル信号に変換するADコンバータと、ADコンバータが出力するデジタル電圧信号から同期信号を発生させる位相同期回路とを備える。そして、位相同期回路が生成した同期信号を振動子の駆動信号として入力して振動子を共振させている。
ISSCC 22010, Digest of Technical Papers, pp.6,11, Feb,2010
非特許文献1の技術はADコンバータが必要である。ADコンバータは、装置が比較的大きく、また、環境ノイズが重畳しやすく、信頼性も低い。ADコンバータにこういった問題があることから、ADコンバータを用いる非特許文献1の共振回路は、装置の小型化が困難であり、また、信頼性、耐ノイズ性も十分ではなかった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、小型化が可能であり、また、信頼性、耐ノイズ性が高い自励共振回路を提供することある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、振動子を自励共振させる自励共振回路(60)であって、デジタル値が入力され、入力されたデジタル値に応じた周波数の信号を、前記振動子を駆動させるための駆動信号として発生するデジタル制御発振回路(53)と、前記デジタル制御発振回路に発生させる信号の周波数を制御する制御回路(54)と、前記振動子の振動を検出した検出信号が入力されるとともに、前記デジタル制御発振回路から駆動信号が入力され、それら検出信号と駆動信号との位相差をデジタル時間情報として検出する時間デジタル値変換回路(52)とを備え、前記制御回路は、前記時間デジタル値変換回路によってデジタル時間情報として検出された位相差が入力され、その検出された位相差が、前記振動子を共振させるために予め設定された共振位相差と一致するように、前記デジタル制御発振回路で発生させる信号の周波数を調整する周波数調整処理(S3、S4)を行なうことを特徴とする。
駆動信号の位相と検出信号の位相との位相差が、略90度である共振位相差となると振動子は共振状態となることが知られている。本発明によれば、振動子を駆動させるための駆動信号を発生させる回路としてデジタル制御発振回路を用いており、また、駆動信号と検出信号の位相差の検出にも、位相差をデジタル時間情報として検出する時間デジタル値変換回路を用いている。従って、AD変換回路を用いないで振動子を共振させることができるので、自励共振回路の小型化が可能となる。また、デジタル制御発振回路や時間デジタル値変換回路はデジタル回路であることから、アナログ回路であるAD変換回路よりも信頼性が高く、且つ、耐ノイズ性もよい。以上のことから、本発明によれば、小型で且つ信頼性、耐ノイズ性が高い自励共振回路となる。
本発明の実施例となる自励共振回路60を含むジャイロセンサー装置1の構成を示すブロック図である。 エレメント10の一例を示す図である。 エレメント10が共振している状態における検出信号の信号成分を説明する図である。 同期検波部31を具体的に示す図である。 駆動回路50の詳細構成図である。 制御回路54が行なう処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1のジャイロセンサー装置1は、エレメント10、2つの初段回路20、信号検出回路30、EPROM40、駆動回路50を備えている。これらの構成のうち、エレメント10、初段回路20、信号検出回路30、EPROM40は、一般的なジャイロセンサー装置に用いられる構成と同じである。また、駆動回路50およびこれに接続されている初段回路20により自励共振回路60が構成される。
エレメント10は、詳細構成の一例は次に示すが、振動子11(図2参照)が共振しつつ、その振動子11が外力により変位することで静電容量が変化する。
図2に一例を示すエレメント10はMEMSジャイロに用いられる周知の構成である。このエレメント10は、振動子11と、振動子11を振動させる電界を発生させる電極12と、振動子11と電極12との間の静電容量を検出する信号検出部13を備えている。
説明を図1に戻す。初段回路20はCV変換回路(図示せず)とコンパレータとを備えている。まず、CV変換回路により、エレメント10の信号検出部13が検出する静電容量を電圧信号に変換する。この電圧信号は、エレメント10の振動子11の角速度を示す角速度信号に、エレメント10の共振により生じる電圧変化の信号が重畳した信号である。コンパレータは、CV変換回路が出力する電圧信号と所定の閾値とを比較し、比較結果を示す信号を出力する。以下、初段回路20が出力する電圧信号を検出信号とする。
信号検出回路30は、初段回路20から入力される検出信号から角速度信号を取り出す回路である。この信号検出回路30は、同期検波部31、ローパスフィルタ32、増幅調整部33を備えている。同期検波部31には、駆動回路50が発生する駆動信号が基準信号として入力される。同期検波部31は、この基準信号を用いて同期検波を行なうことで、検出信号から駆動信号周期の成分を除去する。
図3に示すように、検出信号は、角速度信号と駆動信号成分と直流成分(DC成分)とに分けられる。共振状態においてエレメントに入力される外力に対して、エレメントの出力信号の位相が略90度ずれることは一般的に知られている。この図3においても、駆動信号成分、すなわち、駆動信号により振動子11が共振していることにより生じる出力信号成分は、基準信号として入力される駆動信号に対して位相が90度ずれている。
そこで、図4に示すように、同期検波部31は、検出信号と基準信号を乗算処理する。これにより、基準信号に対して略90度の位相ずれがある駆動信号成分が検出信号から除去されることになる。
図3に説明を戻す。同期検波部31で検波された信号は、さらにローパスフィルタ32で高周波成分が除去され、増幅調整部33で感度補正および信号増幅が行われて出力される。なお、感度補正係数はEPROM40に記憶されている。
次に、駆動回路50の構成を説明する。図5に示すように、駆動回路50は、リングオシレータ51と、時間デジタル値変換回路(time to digital converter、以下、TDCという)52と、デジタル制御発振回路(digitally controlled oscillator、以下、DCOという)53と、制御回路54とを備えている。
リングオシレータ51はデジタル発振回路である。このリングオシレータ51は、たとえば特開平7−183800号公報に開示の構成を用いることができる。すなわち、リング状に連結された複数の反転回路を有しており、各反転回路により、パルス信号として入力された入力信号を順次反転して周回させる。また、各反転回路に対応した複数の出力端子からは、各反転回路での反転動作時間の定数倍を1周期とするパルス信号がそれぞれ出力される。複数の出力端子から出力されるパルス信号は、TDC52およびDCO53に入力される。
TDC52には、初段回路20から検出信号が入力されるとともに、DCO53から駆動信号がフィードバックされて入力される。なお、初段回路20が出力する検出信号は、その初段回路20のコンパレータによりパルス信号とされている。また、DCO53が出力する駆動信号もパルス信号である。TDC52は、駆動信号に対する検出信号の位相差(つまり、駆動信号に対する検出信号の位相遅れ)をデジタル時間情報として検出する。この位相差は、具体的には、駆動信号のパルス立ち上がり時間から検出信号のパルス立ち上がり時間までの時間差を計測することになる。この時間差の計測において、TDC52は、リングオシレータ51が発生するパルス信号をクロックパルスとして用いる。
DCO53は、制御回路54から入力される制御信号に基づく周期の駆動信号を出力する。この周期の決定において、DCO53は、リングオシレータ51からのパルス信号をクロックパルスとして用いる。DCO53が出力する駆動信号は、エレメント10に入力されるとともに、TDC51へも入力される。なお、DCO53とTDC52とが、同一のリングオシレータ51のクロックパルスを用いる点は、前記した特開平7−183800号公報等に開示がある公知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
制御回路54は、TDC51が検出した位相差が、予め設定された共振位相差となるように、駆動信号の周期(換言すれば駆動信号の周波数)を制御する。この制御は、DCO53にデジタル信号である制御信号を出力することで行なう。なお、共振位相差とは、ある物体が共振状態となっているときの、外力の位相と物体の振動の位相との位相差である。この共振位相差は略90度であることが知られている。ただし、種々の条件により、90度からややずれることもあり、共振位相差の具体的数値としては、たとえば87度とされることもある。
制御回路54が駆動信号の周波数を制御するのは、振動子に入力される外力の位相(本実施形態では駆動信号の位相)に対する振動子の振動位相(本実施形態では検出信号の位相)のずれは、周波数に依存することが知られているからである。具体的には、共振周波数よりも低い周波数では、外力の位相に対する振動子の振動位相の位相遅れは、略90度である共振位相差よりも小さい位相遅れとなる。一方、共振周波数よりも高い周波数では、外力の位相に対する振動子の振動位相の位相遅れは、共振位相差よりも大きい位相遅れとなる。よって、駆動信号の周波数を高くしたり低くしたりすることで、検出される位相差を調整できるのである。なお、共振位相差よりも小さい位相遅れの場合、両位相は同相であり、共振位相差よりも大きい位相遅れの場合、両位相は逆相であることになる。
駆動信号の周波数を高くしたり低くしたりすることで、検出される位相差を調整できることから、制御回路54は、次の周波数調整処理を行なう。すなわち、検出される位相差が共振位相差よりも小さい場合には周波数を高くする。これにより、検出される位相差が大きくなり、検出される位相差が共振位相差に近づくことになる。一方、検出される位相差が共振位相差よりも大きい場合には周波数を低くする。これにより、検出される位相差が小さくなり、やはり、検出される位相差が共振位相差に近づくことになる。
また、制御回路54は、上記周波数調整処理の前に、エレメント10の振動子11を概略共振状態とするための概略共振制御処理を行なう。
図6に示す制御回路54の処理は、計測開始時など初期動作において実行する。そのため、検出信号には、角速度信号成分は含まれず、検出信号の位相を駆動信号成分由来の信号とみなすことができる。
まず、ステップS1、S2で前述の概略共振制御処理を行なう。ステップS1では、DCO53が出力する駆動信号をスイープさせる。スイープの範囲は、エレメント10の共振周波数よりも十分低い周波数から、その共振周波数よりも十分に高い範囲までとする。ただし、概略共振状態であると判断したら、その時点で周波数のスイープは終了する。なお、リングオシレータ51がゲート遅延回路を備えた構成の場合、リングオシレータ51は温度特性を有する。そこで、ステップS1の実行においては、温度補正を行なって、駆動信号の周波数を、雰囲気温度によらず、スイープ範囲の下限から上限まで掃引できるようにする。
ステップS2では、エレメント10の振動子11を概略共振状態とする。具体的には、TDC52により検出した位相差が、概略共振状態であるとみなせる予め設定された概略共振範囲内である場合に、概略共振状態であるとする。概略共振範囲は、一例としては、共振位相差の90%〜110%とする。なお、駆動信号の周波数をスイープしていき、概略共振状態となる場合、検出信号の波形は振幅が急に大きくなる。そこで、別途、検出信号をデジタル信号とするADコンバータを備えている場合(たとえば、信号検出回路がADコンバータを備えた構成である場合など)には、そのADコンバータが出力する信号の振幅から概略共振状態を判断してもよい。概略共振状態と判断したらステップS3へ進む。
ステップS3、S4は、前述した周波数調整処理である。ステップS3では、駆動信号と検出信号の位相差を検出する。すなわち、TDC52から位相差を示す信号を取得する。ステップS4では、検出した位相差が共振位相差となるように、駆動信号の周波数を変更する。具体的には、検出した位相差が共振位相差よりも小さい場合、所定値だけ駆動信号の周波数を高くし、検出した位相差が共振位相差よりも大きい場合、所定値だけ駆動信号の周波数を低くする。駆動信号の周波数を変更した後は、ステップS3へ戻り、再度、位相差を検出する。なお、検出した位相差が共振位相差と同じになったと判断できた場合には、周波数は変更しない。周波数を変更しない場合、ステップS3へ戻って位相差の監視を継続してもよいし、あるいは、図6の処理を終了してもよい。
以上、説明した本実施形態によれば、エレメント10の振動子11を駆動させるための駆動信号を発生させる回路としてDCO53を用いている。また、駆動信号と検出信号の位相差の検出にも、位相差をデジタル時間情報として検出するTDC52を用いている。従って、AD変換回路を用いないで振動子を共振させることができるので、駆動回路50の小型化、ひいては、自励共振回路60の小型化が可能となる。また、DCO53やTDC52はデジタル回路であることから、アナログ回路であるAD変換回路よりも信頼性が高く、且つ、耐ノイズ性もよい。以上のことから、本実施形態の自励共振回路60は、小型で且つ信頼性、耐ノイズ性が高い回路となる。
また、本実施形態では、TDC52とDCO53とが、同じリングオシレータ51が発生するクロックパルスを用いることから、TDC52が検出する位相差の時間分解能と、DCO53が発振する駆動信号の時間分解能とが同じとなる。よって、検出信号の周期と駆動信号の周期とが一致することになり、TDC52が検出した位相差を、周波数を制御するための位相差の値として直接利用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、TDC52とDCO53は、同一のリングオシレータ51が発生するクロックパルスを用いていたが、それらTDC52、DCO53に対してそれぞれ専用のクロックパルス発振回路を設けてもよい。
また、前述の実施形態では、ジャイロセンサーのエレメント10を自励共振させていたが、本発明は、ジャイロセンサーに限定されるものではなく、その他の自励共振センサー、たとえば、共振式圧力センサーにも適用できる。また、適用対象はセンサーに限定されず、マイクロスキャナーにも本発明は適用できる。
1:ジャイロセンサー装置、 10:エレメント、 11:振動子、 12:電極、 13:信号検出部、 20:初段回路、 30:信号検出回路、 40:EPROM、 50:駆動回路、 51:リングオシレータ(デジタル発振回路)、 52:時間デジタル値変換回路(TDC)、 53:デジタル制御発振回路(DCO)、 54:制御回路、 60:自励共振回路

Claims (4)

  1. 振動子を自励共振させる自励共振回路(60)であって、
    デジタル値が入力され、入力されたデジタル値に応じた周波数の信号を、前記振動子を駆動させるための駆動信号として発生するデジタル制御発振回路(53)と、
    前記デジタル制御発振回路に発生させる信号の周波数を制御する制御回路(54)と、
    前記振動子の振動を検出した検出信号が入力されるとともに、前記デジタル制御発振回路から駆動信号が入力され、それら検出信号と駆動信号との位相差をデジタル時間情報として検出する時間デジタル値変換回路(52)とを備え、
    前記制御回路は、前記時間デジタル値変換回路によってデジタル時間情報として検出された位相差が入力され、その検出された位相差が、前記振動子を共振させるために予め設定された共振位相差と一致するように、前記デジタル制御発振回路で発生させる信号の周波数を調整する周波数調整処理(S3、S4)を行なうことを特徴とする自励共振回路。
  2. 請求項1において、
    クロックパルスを発生するデジタル発振回路(51)を備え、
    前記時間デジタル値変換回路は、前記デジタル発振回路が発生するクロックパルスに基づいて位相差を計測し、
    前記デジタル制御発振回路は、前記デジタル発振回路が発生するクロックパルスに基づいて時間を計測することで、入力されるデジタル値に応じた周波数の駆動信号を発生させる
    ことを特徴とする自励共振回路。
  3. 請求項2において、
    前記デジタル発振回路(51)は、リングオシレータであることを特徴とする自励共振回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記制御回路は、
    前記駆動信号の周波数を掃引制御しつつ、前記時間デジタル値変換回路により検出される位相差を、概略共振状態を示す位相差の範囲として予め設定された概略共振範囲内とする概略共振制御処理(S1、S2)を行い、
    前記概略共振制御処理により、前記時間デジタル値変換回路により検出される位相差を概略共振範囲内とした後、前記周波数調整処理を行なうことを特徴とする自励共振回路。
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