JP2013164203A - 室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体を薄型化し、かつ、電装ユニットの蓋の取り外しを容易にしながらもサーミスタの検知精度の低下を抑制することのできる室内機を提供すること。
【解決手段】熱交換器と、送風機(14)と、ベルマウス(16)と、電装ユニット(30)とを備える室内機であって、電装ユニット(30)は、プリント基板とセンサ部材(34)とケース(32)と蓋(33)と締付部材(37)とを含み、ケース(32)は、センサ部材支持部(32d)と軸部挿通孔(32g)とを含むフランジ(32b)を有し、蓋(33)は、鍔部(33b)と起立部(33e)とを有し、鍔部(33b)は第一切欠部(33c)と軸部挿通部(33d)とを有し、起立部(33e)は第二切欠部(33f)を有し、鍔部(33b)又は起立部(33e)のいずれか一方は、軸部挿通部(33d)とつながった頭部回避部(33g)を有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置における室内機に関し、特に、天井吊下型や天井埋込型の室内機に関するものである。
従来、空気調和装置における天井埋込型の室内機として、例えば下記特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1に記載の室内機は、ケーシングの下面中央部から室内の空気を吸い込み、その空気を熱交換器で熱交換させた後、ケーシング下面に設けられた四つの吹出口から風を吹き出すものである。この室内機は、ケーシングの下面中央部から吸い込んだ室内の空気を、ケーシングの略中央部に収容される送風機に導くベルマウスと、このベルマウスの下面に取り付けられる電装ユニットとを備える。この電装ユニットは、各種制御を行う電子部品が実装された回路基板と、この回路基板を収容するケースと、このケースの開口を塞ぐ形状を有する蓋と、前記蓋が前記ケースに対して固定されるように両者を締め付ける締付部材とを有する。前記ケースは、下方、すなわち、室内側にその開口を有し、前記蓋は、前記ケースの下方から前記開口を塞ぐように当該ケースに取り付けられる。
通常、前記ケースは、一方向に長い形状を有するとともにその長手方向に沿って延びるフランジを有し、前記蓋は、前記フランジと重なる形状の鍔部を有する。前記フランジと前記鍔部とは、それぞれが前記締付部材の軸部を挿通可能な軸部挿通孔を有する。そして、前記ケースと前記蓋とは、前記フランジと前記鍔部とが重ね合わされた状態で、それぞれの軸部挿通孔に前記軸部が挿通されて当該締付部材によって固定される。ここで、前記蓋の軸部挿通孔は、前記締付部材を完全には緩めない状態で前記蓋を前記長手方向にスライドさせることにより、前記ケースからこの蓋を取り外すことが可能な形状を有する。つまり、前記ケースから前記蓋を取り外すには、前記締付部材を完全には外れない程度に緩め、当該蓋をその長手方向にスライドさせる。
特開2011−153749号公報
上記特許文献1に記載されるような室内機は薄型化が要求されており、前記電装ユニットを前記ベルマウスの下面よりも上方に、すなわち、前記ベルマウス内にその一部が位置するように配置させることが考えられている。ところが、この電装ユニットのケースの外側面のうち前記フランジよりも上方、つまり、ベルマウスの下面寄りの部位に前記サーミスタが装着されている場合には、このサーミスタとベルマウスとの干渉が問題となる。
そこで、前記ケースのフランジの下面側に前記サーミスタを取り付けるとともに、前記蓋の鍔部に、前記サーミスタとの干渉を避けるための切欠部を設けることが考えられる。このようにすれば、薄型化により前記ケースのフランジよりも上側の部分が前記ベルマウス内に位置したとしても、前記サーミスタが当該ベルマウスと干渉するという問題は解消される。
しかしながら、このようにすると、前記蓋を、上記のようにその長手方向にスライドさせて取り外すことを可能とするためには、この蓋と前記サーミスタとの干渉を避けるために前記切欠部の長手方向の寸法を大きくする必要がある。そして、前記切欠部の長手方向の寸法を大きくすれば、この切欠部を通じて、前記プリント基板の発熱により暖められた空気が前記ケース外に漏れる場合があり、この場合、その暖められた空気が前記サーミスタに当たることにより、当該サーミスタの検知精度が低下することが懸念される。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、全体を薄型化し、かつ、電装ユニットの蓋の取り外しを容易にしながらもサーミスタの検知精度の低下を抑制することのできる室内機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、その内部を冷媒が流れる熱交換器(12)と、室内の空気を取り込んで前記熱交換器(12)に向けて風を送る送風機(14)と、室内から取り込まれる空気を前記送風機(14)に導くベルマウス(16)と、少なくともその一部が前記ベルマウス(16)と当該ベルマウス(16)の高さ方向において重なるように配置された電装ユニット(30)とを備える室内機であって、前記電装ユニット(30)は、電子部品(31a)が実装されたプリント基板(31)と、室内から吸い込む空気の温度を検知するセンサ部材(34)と、前記プリント基板(31)を収容するケース(32)と、このケース(32)に対し着脱自在に取り付けられる蓋(33)と、頭部(37a)と軸部とを有し前記ケース(32)に前記蓋(33)が固定されるように両者を締め付け可能な締付部材(37)とを含み、前記ケース(32)は、前記センサ部材(34)を支持するセンサ部材支持部(32d)と、前記軸部を挿通させる軸部挿通孔(32g)とを含むフランジ(32b)を有し、前記蓋(33)は、前記フランジ(32b)と重なる形状を有する鍔部(33b)と、この鍔部(33b)から起立する起立部(33e)とを有し、前記鍔部(33b)は、前記センサ部材(34)と干渉しない形状の第一切欠部(33c)と前記軸部を挿通させる軸部挿通部(33d)とを有し、前記起立部(33e)は、前記第一切欠部(33c)とつながっており前記センサ部材(34)と干渉しない形状の第二切欠部(33f)を有し、前記鍔部(33b)又は前記起立部(33e)のいずれか一方は、前記軸部挿通部(33d)とつながっており、かつ、前記締付部材(37)を完全には緩めない状態で当該蓋(33)を前記起立部(33e)の表面と直交する方向に変位させたときに、前記頭部(37a)と干渉することなく前記ケース(32)から当該蓋(33)を取り外すことが可能な形状の頭部回避部(33g)を有する室内機を提供する。
この発明の室外機によれば、全体を薄型化し、かつ、前記電装ユニットの蓋の取り外しを容易にしながらも前記サーミスタの検知精度の低下を抑制することができる。具体的には、前記電装ユニットは、前記ベルマウスと当該ベルマウスの高さ方向において重なる部位が存在するように配置されるので、全体としての薄型化が可能となる。そして、前記蓋の鍔部又は起立部のいずれか一方が、前記締付部材を完全には緩めない状態で当該蓋を前記起立部の表面と直交する方向に変位させたときに、前記頭部と干渉することなく前記ケースから当該蓋を取り外すことが可能な形状の頭部回避部を有するので、前記締付部材を完全には外れない程度に緩めて前記蓋を前記起立部の表面と直交する方向へスライドさせるだけで、この蓋を前記ケースから容易に取り外すことができる。さらに、この頭部回避部は、前記蓋を前記起立部の表面と直交する方向に変位させたときに前記締付部材の頭部と干渉しない形状を有するので、この蓋は、前記起立部の表面と平行な方向にスライドさせることなく前記ケースから取り外される。すなわち、前記第一切欠部及び前記第二切欠部の長手方向の寸法を、前記サーミスタと干渉しないだけの寸法としても、前記蓋を前記ケースから取り外すことができる。したがって、前記蓋と前記ケースとの簡便な着脱構造を維持しつつ、前記プリント基板の発熱により暖められた空気が前記第一切欠部及び第二切欠部を通じて前記ケース外に漏れて前記サーミスタの検知精度を低下させるといった不具合の発生を抑制することができる。
この場合において、前記頭部回避部(33g)は、前記起立部(33e)に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、前記頭部回避部が前記鍔部に設けられる場合に比べ、当該鍔部の短手方向、すなわち、前記長手方向と直交する方向の寸法を短縮することが可能となる。これにより、前記フランジの短手方向の寸法を短縮することも可能となり、結果、電装ユニットの小型化が可能となる。
また、本発明において、前記センサ部材(34)は、室内から吸い込む空気の温度を検知するサーミスタ(35)と、このサーミスタ(35)を保護するように前記センサ部材支持部(32d)に取り付けられるサーミスタケース(36)とを有し、前記サーミスタケース(36)は、前記プリント基板(31)の発熱により暖められた空気が前記第二切欠部(33f)を通じて前記サーミスタ(35)へ至るのを抑制する形状を有することが好ましい。
このようにすれば、前記プリント基板の発熱により暖められた空気が前記第二切欠部を通じて前記サーミスタへ至ることが抑制されるので、前記サーミスタの検知精度の低下が抑制される。
以上のように、本発明によれば、全体を薄型化し、かつ、電装ユニットの蓋の取り外しを容易にしながらもサーミスタの検知精度の低下を抑制することのできる室内機を提供することができる。
本発明の一実施形態の室内機の斜視図である。 図1に示す室内機の内部構造を示す平面図である。 図1に示す室内機の電装ユニット近傍を拡大した図である。 図3に示す電装ユニットの蓋を取り外した状態を示す図である。 図3に示す電装ユニットのセンサ部材支持部近傍を拡大した図である。 図5に示すセンサ部材支持部近傍を異なる角度から見た図である。 図1に示す室内機の断面図である。
本発明の一実施形態の室内機について、図1〜図7を参照しながら説明する。図2は、後述する化粧板11を取り外して室内側から見た状態を示すものである。図3は、後述する締付部材37の一方を省略した状態を示すものである。図4は、後述するサーミスタケース36の一部を破断した状態を示すものである。また、以下の説明では、天井と床とを結ぶ方向、すなわち、室内機の厚み方向を上下方向とする。
図1に示すように、本実施形態における室内機は、天井から吊下げる形式、すなわち、天井吊下型の室内機である。この室内機は、ケーシングを備え、このケーシング内に、熱交換器12と、送風機14と、ベルマウス16と、各種制御を行う電子部品が搭載された電装ユニット30とを備える。さらに、この室内機は、ケーシング内に、熱交換器12から生じる水滴を受けるドレンパン(図示せず)、ドレンパンに溜まった水を吸い上げて室内機外へ排出するドレンポンプ18、室内の人の居場所を検知する人検知センサ19、室内から取り込む空気中の塵埃を捕捉するエアフィルター(図示せず)等を備える。
ケーシングは、略矩形状を呈し、天井から吊下げられる。このケーシングは、略矩形状の化粧枠10aと、化粧枠10aの四隅に取り付けられるコーナーカバー10cと、化粧枠10aに取り付けられる4つの風向板10dと、化粧枠10aの上部に取り付けられる天板10eと、化粧枠10aの下部に取り付けられる化粧板11と有する。化粧枠10aは、その各辺のそれぞれに、室内に向けて風を吹き出すための吹出口10bを有する。各吹出口10bは、それぞれが各辺の長手方向に沿った一方向に長い形状を有する。コーナーカバー10cは、略L字状であり、化粧枠10aの四隅を覆うように当該化粧枠10aに取り付けられる。各風向板10dは、吹出口10bから吹き出す風の向きを調整するものである。風向板10dは、一方向に長い形状を有し、その長手方向が吹出口10bの長手方向と一致するように化粧枠10aに取り付けられる。この風向板10dは、その長手方向の両端に回動軸を有し、この回動軸が化粧枠10aに取り付けられる。天板10eは、化粧枠10aの上部に設けられた開口を覆うように当該化粧枠10aに取り付けられる。化粧板11は、化粧枠10aの下部に設けられた開口を覆う形状を有し、その中央に設けられた吸込グリル11aと、吸込グリル11aの近傍に設けられたセンサ用開口11bとを有する。吸込グリル11aは、室内からの風を吸い込む部分であり、センサ用開口11bは、人検知センサ19を室内に露出させるためのものである。またこの化粧板11は、その一端側(図1における右側)の辺が化粧枠10aに軸支されており、この部分を回動軸として、他端側(図1における左側)の辺が室内側に変位するように回動しながら開くことができる。
熱交換器12は、その内部を冷媒が流れており、室内から取り込まれた空気と熱交換するものである。この熱交換器12は、図2に示すように、送風機14を取り囲む形状を有する。具体的には、この熱交換器12は、化粧枠10aの外形に沿うとともに、その両端が同一の角部(図2では右上の角部)で対向する形状を有する。また、この熱交換器12は、その一方側(図2では下側)の端部が、前記角部の近傍に設置されたドレンポンプ18と干渉しないように、化粧枠10aの内側へ折れ曲がった形状を有する。
送風機14は、ケーシングの略中央に設けられており、室内から空気を取り込み、熱交換器12に向けて風を送るものである。具体的には、この送風機14は、吸込グリル11aを通じて室内から取り込まれた空気が、熱交換器12を経由して各吹出口10bから室内に吹き出されるような気流を発生させる。この送風機14は、前記気流を発生させる形状の羽根車と、この羽根車を回転駆動させるモータとを有する。本実施形態では、このような送風機14として、遠心送風機(ターボファン)、すなわち、下方から取り込んだ空気を側方へ送り出すことが可能なファンを用いている。なお、送風機14としては、遠心送風機に限らず、例えば、斜流送風機等を用いることができる。
ベルマウス16は、室内から取り込まれる空気を送風機14に導くものである。具体的に、このベルマウス16は、その中央に上下方向に解放する開口を有しており、この開口の径がケーシングの下面側から上面側に向かって次第に小さくなる形状を有する。このベルマウス16は、その下端の周縁の一部に、後述のセンサ部材支持部32d及びこれに支持されるセンサ部材34と干渉しない形状の凹部16aを有する。この凹部16aは、ベルマウス16の周縁の一部をその厚み方向に切り欠くように設けられている。
電装ユニット30は、各種制御を行う電子部品31aが実装されたプリント基板31と、このプリント基板31を収容するケース32と、このケース32に対し着脱自在に取り付けられる蓋33と、ケース32に支持されるセンサ部材34と、ケース32と蓋33とを締め付け可能な締付部材37とを有する。
ケース32は、一方側(図4における上側、図7における下側)に開口を有する箱状を呈するケース本体32aと、このケース本体32aの開口の端部から側方に張り出す平板状のフランジ32bとを有する。このケース32は、金属板を加工することにより成形される。図4及び図7に示すように、ケース本体32aは、プリント基板31が載置される底壁と、この底壁の周縁から立ち上がるように当該底壁と一体的に形成された側壁とを有する。この側壁は、プリント基板31の周囲を取り囲む形状を有するとともに、プリント基板31を収容可能な深さ寸法を有する。なお、ケース本体32aには、プリント基板31の他、端子台等が収容される。フランジ32bは、一方向(図4の左右方向)に長い形状を有するフランジ本体32cと、センサ部材34を支持するセンサ部材支持部32dとを有する。図7に示すように、このフランジ32bは、ケース本体32aの側壁の下端に設けられる。
フランジ本体32c(フランジ32b)は、図7に示すように、ベルマウス16の下端よりも僅かに上方に位置する。このフランジ本体32cは、締付部材37の軸部(図示せず)を挿通可能な形状の軸部挿通孔32gを有する。
センサ部材支持部32dは、フランジ本体32cをその長手方向に二分するように設けられており、フランジ本体32cよりも、当該フランジ本体32cの長手方向及び厚み方向と直交する方向に突出する平板状を呈する。つまり、センサ部材支持部32cは、ケース本体32aの開口端部から外側に張り出す形状を有し、フランジ32bは、当該センサ部材支持部32dの部分がフランジ本体32cよりもケース本体32aから側方に突出する形状となる。図3及び図4に示すように、このセンサ部材支持部32dは、その一部(ベルマウス16側の部位)がベルマウス16の凹部16a内に位置する。また、図7に示すように、センサ部材支持部32dは、ベルマウス16とともに、送風機14により生ずる気流が室内から送風機14に至るまでの空間と、前記気流が送風機14から熱交換器12に至るまでの空間とに仕切る位置に設けられる。つまり、センサ部材支持部32dの上面は、送風機14から熱交換器12へと向かう気流と接する。そして、このセンサ部材支持部32dは、送風機14から熱交換器12へと向かう気流が凹部16aを通じて室内側へ至るのを遮る形状、すなわち、凹部16a内と略同面積の形状を有する。また、図7に示すように、ケース32は、センサ部材支持部32dよりも上側の部位(ケース本体32a)が、ベルマウス16と当該ベルマウス16の高さ方向において重なるように配置される。
センサ部材支持部32dは、図5及び図6に示すように、孔32eを有する。この孔32eは、プリント基板31の発する熱がケース本体32aの側壁を介してセンサ部材支持部32dに伝わることを抑制する。すなわち、この孔32eは「熱伝導抑制部」を構成する。図5及び図6に示すように、この孔32eは、センサ部材支持部32dにおけるサーミスタ本体35aが支持される部位よりもケース本体32aの開口端部寄りに設けられており、フランジ32bの長手方向と同方向に長い形状を有する。具体的には、孔32eは、少なくともセンサ部材支持部32dの長手方向の寸法の半分以上の寸法を有する。
なお、本実施形態では、熱伝導抑制部として孔32eを示したが、この熱伝導抑制部としては、プリント基板31の発する熱がセンサ部材支持部32dにおけるサーミスタ本体35aが支持される部位に伝わることを抑制可能であればよく、センサ部材支持部32dにおける当該孔32e以外の部分よりも厚さ寸法が小さくされた薄肉部であってもよい。
センサ部材支持部32dは、後述のサーミスタケース36を係止する係止部32fを有する。
蓋33は、図3に示すように、ケース本体32aの開口と略同面積を有する閉塞部33aと、フランジ32bと重なる形状の鍔部33bと、閉塞部33aの端部と鍔部33bの端部とをつなぐ起立部33eとを有する。
鍔部33bは、センサ部材34と干渉しない形状の第一切欠部33cと、締付部材37の軸部を挿通可能な形状の軸部挿通部33dとを有する。第一切欠部33cの長手方向の寸法は、センサ部材34におけるサーミスタケース36の長手方向の寸法と略同一となるように設定される。
起立部33eは、鍔部33bにおける短手方向の一方側(図3の左側)の端部から当該鍔部33bと略直交する方向に起立するように延びる形状を有する。この起立部33eは、第一切欠部33cとつながっておりセンサ部材34と干渉しない形状の第二切欠部33fと、締付部材37の頭部37aと干渉しない形状の頭部回避部33gとを有する。第二切欠部33fの長手方向の寸法は、センサ部材34におけるサーミスタケース36の長手方向の寸法と略同一となるように設定される。第二切欠部33fの高さ方向の寸法は、センサ部材34におけるサーミスタケース36の高さ方向の寸法と略同一となるように設定される。頭部回避部33gは、軸部挿通部33dとつながっており、締付部材37の頭部37aよりも一回り大きな形状を有する。具体的に、この頭部回避部33gは、蓋33を起立部33eの表面と直交する方向(鍔部33bの長手方向と直交する方向)に変位させたときに、頭部37aを挿通可能な形状を有する。
ベルマウス16の周縁における蓋33と隣接する部位は、蓋33がケース32に取り付けられた状態における鍔部33bの位置する高さと略同一高さに設定されるので、蓋33を起立部33eの表面と直交する方向に変位させて取り外す際、当該蓋33は、鍔部33bの上面がベルマウス16の下面と接するようにスライドされて取り外される。
なお、頭部回避部33gは、起立部33eではなく鍔部33bに設けられてもよい。この場合、軸部挿通部33dと頭部回避部33gとは鍔部33bの短手方向に並ぶ。つまり、頭部回避部33gが軸部挿通部33dの起立部33e側で当該軸部挿通部33dとつながっており、これら軸部挿通部33d及び頭部回避部33gは、いわゆるダルマ穴を形成する。
センサ部材34は、室内から吸い込む空気の温度を検知するサーミスタ35と、このサーミスタ35を保護するサーミスタケース36とを有する。
サーミスタ35は、空気の温度を検知する検知部を有するサーミスタ本体35aと、このサーミスタ本体35aに接続されておりプリント基板31に接続可能なケーブル35bとを有する。サーミスタケース36がセンサ部材支持部32dに取り付けられた状態で、サーミスタ本体35aは、ベルマウス16の下面よりも室内側に露出するように当該センサ部材支持部32dに支持される。
サーミスタケース36は、例えば合成樹脂からなり、サーミスタ35を覆う形状を有する。サーミスタケース36は、サーミスタ本体35aの周囲におけるケース本体32aの開口端部側に設けられた背面壁36aと、この背面壁36aの両端部にそれぞれ接続される一対の側面壁36dと、一対の側面壁36d同士を接続する前面壁36eと、背面壁36a、一対の側面壁36d及び前面壁36eのそれぞれの下端部を接続する底面壁36fと、センサ部材支持部32dに設けられた係止部32fと係合可能な被係止部36gとを有する。このサーミスタケース36は、その被係止部36gが係止部32fと係合することにより、センサ部材支持部32dの下面に取り付けられる。なお、サーミスタケース36は省略が可能である。
背面壁36aは、第二切欠部33fと略同面積を有し、当該第二切欠部33fを塞ぐ形状を有する。この背面壁36aは、サーミスタ本体35aから延びるケーブル35bをプリント基板31側へ導出するためのケーブル導出部36bと、センサ部材支持部32dにおける孔32eの少なくとも一部を塞ぐ形状の閉塞面36cとを有する。なお、図5及び図6に示すように、本実施形態では、閉塞面36cは孔32eの一部を塞ぐ形状としているが、孔32eのすべてを塞ぐ形状としてもよい。一対の側面壁36dは、背面壁36aの長手方向の両端から、鍔部33bの短手方向に延びる形状を有する。前面壁36eは、背面壁36aと略平行となるように一対の側面壁36dに接続される。前面壁36e及び底面壁36fは、当該サーミスタケース36の内部と外部とを連通させる連通孔をそれぞれ有する。したがって、送風機14の駆動により室内から取り込まれる空気は、この連通孔を通じてサーミスタケース36内のサーミスタ本体35aと接触することが可能である。
次に、この室内機の駆動動作について説明する。
まず、送風機14のモータが駆動されてその羽根車が回転する。そうすると、この送風機14は、吸込グリル11aを通じて取り込んだ室内の空気が、熱交換器12へ向かう気流を発生させる。そして、その気流は熱交換器12を経由して各吹出口10aから室内へ向かう。このとき、送風機14の吸込側において、サーミスタ35が室内から取り込む空気の温度を検知する。また、送風機14から熱交換器12に向かう気流はベルマウス16の凹部16aを通じて室内側へ向かおうとするが、センサ部材支持部32dが、この凹部16a内に位置しながら前記気流を遮る形状を有するので、当該気流は効率よく熱交換器12へ導かれる。ここで、室内機の駆動動作中、電装ユニット30におけるプリント基板31からは熱が発生する。この熱は、ケース本体32aの側壁を伝導してセンサ部材支持部32dにおけるサーミスタ35が支持されている部位へと向かうが、センサ部材支持部32dは、この熱伝導を遮断可能な孔32eを有するので、前記熱は、この孔32eでその大部分が遮断され、当該センサ部材支持部32dのうち孔32eを除く部分からしか前記サーミスタ35が支持されている部位に伝わらなくなる。これにより、サーミスタ35の検知精度の低下を抑制することができる。さらに、前記気流は、センサ部材支持部32dの孔32eを通じて室内側へ向かおうとするが、サーミスタケース36の閉塞面36cがこの気流を遮るので、前記気流を効率よく熱交換器12へ導くことができる。
以上説明したように、本実施形態の電装ユニット30は、蓋33の鍔部33bが第一切欠部33c及び軸部挿通部33dを有するとともに、起立部33eが第二切欠部33f及び頭部回避部33gを有するので、締付部材37を完全には外れない程度に緩めて蓋33を起立部33eの表面と直交する方向へスライドさせるだけで、この蓋33をケース32から容易に取り外すことができる。さらに、第一切欠部33c及び第二切欠部33fの長手方向の寸法が、サーミスタケース36の長手方向の寸法と略同一とされているため、プリント基板31の発熱により暖められた空気がこれら第一切欠部33c及び第二切欠部33fを通じてケース32外に漏れてサーミスタ35の検知精度を低下させるといった不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の電装ユニット30は、頭部回避部33gが起立部33eに設けられているため、当該頭部回避部33gが鍔部33bに設けられる場合に比べ、当該鍔部33bの短手方向の寸法を短縮することが可能となる。これにより、ケース32のフランジ32bの短手方向の寸法を短縮することも可能となり、結果、電装ユニット30の小型化が可能となる。
また、本実施形態の室内機は、センサ部材支持部32dがベルマウス16の凹部16a内に位置するとともに、ケース本体32aがベルマウス16の下端よりも上方に位置するので、ベルマウス16の上端からケース32の下端までの寸法が短縮され、当該室内機が全体として薄型化される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、天井吊下型の室内機を例に挙げて説明したが、本発明は、ケーシングにおける化粧板11を除く部分を天井内に埋め込んだ天井埋込型の室内機にも適用が可能である。
また、本実施形態では、センサ部材支持部32dがベルマウス16の凹部16a内に位置された例について示したが、このセンサ部材支持部32dは、凹部16a内に位置することなくベルマウス16の周縁よりも側方に位置してもよい。この場合でも、ベルマウス16とケース32との上下方向の寸法が大きくなることはない。
10a 化粧枠
10b 吹出口
10c コーナーカバー
10d 風向板
10e 天板
11 化粧板
11a 吸込グリル
11b センサ用開口
12 熱交換器
14 送風機
16 ベルマウス
18 ドレンポンプ
19 人検知センサ
30 電装ユニット
31 プリント基板
31a 電子部品
32 ケース
32a ケース本体
32b フランジ
32c フランジ本体
32d センサ部材支持部
32e 孔(熱伝導抑制部)
32f 係止部
32g 軸部挿通孔
33 蓋
33a 閉塞部
33b 鍔部
33c 第一切欠部
33d 軸部挿通部
33e 起立部
33f 第二切欠部
33g 頭部回避部
34 センサ部材
35 サーミスタ
35a サーミスタ本体
35b ケーブル
36 サーミスタケース
36a 背面壁
36b ケーブル導出部
36c 閉塞面
36d 側面壁
36e 前面壁
36f 底面壁
36g 被係止部
37 締付部材
37a 頭部

Claims (3)

  1. その内部を冷媒が流れる熱交換器(12)と、室内の空気を取り込んで前記熱交換器(12)に向けて風を送る送風機(14)と、室内から取り込まれる空気を前記送風機(14)に導くベルマウス(16)と、少なくともその一部が前記ベルマウス(16)と当該ベルマウス(16)の高さ方向において重なるように配置された電装ユニット(30)とを備える室内機であって、
    前記電装ユニット(30)は、電子部品(31a)が実装されたプリント基板(31)と、室内から吸い込む空気の温度を検知するセンサ部材(34)と、前記プリント基板(31)を収容するケース(32)と、このケース(32)に対し着脱自在に取り付けられる蓋(33)と、頭部(37a)と軸部とを有し前記ケース(32)に前記蓋(33)が固定されるように両者を締め付け可能な締付部材(37)とを含み、
    前記ケース(32)は、前記センサ部材(34)を支持するセンサ部材支持部(32d)と、前記軸部を挿通させる軸部挿通孔(32g)とを含むフランジ(32b)を有し、
    前記蓋(33)は、前記フランジ(32b)と重なる形状を有する鍔部(33b)と、この鍔部(33b)から起立する起立部(33e)とを有し、前記鍔部(33b)は、前記センサ部材(34)と干渉しない形状の第一切欠部(33c)と前記軸部を挿通させる軸部挿通部(33d)とを有し、前記起立部(33e)は、前記第一切欠部(33c)とつながっており前記センサ部材(34)と干渉しない形状の第二切欠部(33f)を有し、前記鍔部(33b)又は前記起立部(33e)のいずれか一方は、前記軸部挿通部(33d)とつながっており、かつ、前記締付部材(37)を完全には緩めない状態で当該蓋(33)を前記起立部(33e)の表面と直交する方向に変位させたときに、前記頭部(37a)と干渉することなく前記ケース(32)から当該蓋(33)を取り外すことが可能な形状の頭部回避部(33g)を有する室内機。
  2. 請求項1に記載の室内機において、
    前記頭部回避部(33g)は、前記起立部(33e)に設けられている室内機。
  3. 請求項1又は2に記載の室内機において、
    前記センサ部材(34)は、室内から吸い込む空気の温度を検知するサーミスタ(35)と、このサーミスタ(35)を保護するように前記センサ部材支持部(32d)に取り付けられるサーミスタケース(36)とを有し、
    前記サーミスタケース(36)は、前記プリント基板(31)の発熱により暖められた空気が前記第二切欠部(33f)を通じて前記サーミスタ(35)へ至るのを抑制する形状を有する室内機。
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