JP2013164140A - 配管カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減することが可能であり、かつ、配管カバーの組立時における作業者の負担を軽減できる配管カバーを提供する。
【解決手段】配管カバー(1A)の天板(6A)の四隅には、それぞれビス孔(6a,6b,6c,6d)が形成されている。ビス孔(6a,6c)は、当該天板(6A)を180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係であって、隣のビス孔(6b,6d)とは天板(6,6A,6B)の端部からの距離が異なる位置に配置されている。天板(6A)の一端部側において、隣り合うビス孔(6a,6b)のうち一方のビス孔(6b)は、天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)の端部位置に配置され、他方のビス孔(6a)は、天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)の端部位置に配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】配管カバー(1A)の天板(6A)の四隅には、それぞれビス孔(6a,6b,6c,6d)が形成されている。ビス孔(6a,6c)は、当該天板(6A)を180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係であって、隣のビス孔(6b,6d)とは天板(6,6A,6B)の端部からの距離が異なる位置に配置されている。天板(6A)の一端部側において、隣り合うビス孔(6a,6b)のうち一方のビス孔(6b)は、天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)の端部位置に配置され、他方のビス孔(6a)は、天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)の端部位置に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、空調装置等の配管を覆う配管カバーに関するものである。
従来、下記特許文献1及び2に開示されているように、空調装置等の冷媒配管のカバーとして用いられる配管カバーが知られている。この配管カバーは、ステーで連結された一対の側壁部材を有する配管カバー構成体と、この配管カバー構成体に取り付けられる天板とを備えている。この配管カバー構成体を他の配管構成部材とつなぎ合わせていくことで、冷媒配管を敷設できるスペースが形成することができる。
また、隣接する天板同士は、これらの継ぎ目部分を覆うように、別体の連結蓋部材によって連結されている。これにより、継ぎ目部分から配管設置スペースへの水などの浸入を防ぐことが可能である。
上記の配管カバーの構造では、隣接する天板同士の継ぎ目部分を覆うために別体の連結蓋部材を必要とするので、部品点数の削減が難しいという問題がある。
また、別体の連結蓋部材を省略して、継ぎ目部分を無くすように隣接する天板同士を重ね合わせ、その重ね合わせ部分をビスで側壁部材に締結する構造が考えられる。しかし、この構造では、隣接する側壁部材同士が突き合わされた部分を避けて、当該重ね合わせ部分を側壁部材に締結できるように天板のビス孔の配置を設定する必要がある。そして、側壁部材同士の突合せ部分を避けて天板のビス孔を配置する場合、例えば、側壁部材同士の突合せ部分を挟むように両側にビス孔を設ける必要があり、そのため、1枚の天板に8つのビス孔が必要となり、ビスの数の削減が難しいという問題がある。
また、もし仮に、ビスの数を削減するために天板のビス孔の数を減らす要求に対処する場合には、各ビス孔の配置が天板を180度回転させたときに同じ位置に来ないおそれがある。そのような構造の天板は、所定の方向に向けて並べる必要がある。そのため、作業者が、天板の向きの確認を怠って間違った方向を向けて天板を設置場所に搬入した場合に、隣接する天板のビス孔同士が連通できない場合がある。この場合には、天板を正しい向きになるように180度回転させる必要があるが、天板は大きく、重い場合もあり、そのような天板を作業スペースに余裕のない場所で180度回転させる作業自体が作業者にとって負担の重い作業となることもある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を削減することが可能であり、かつ、配管カバーの組立時における作業者の負担を軽減できる配管カバーを提供することにある。
(1)本発明の配管カバー(1A,1B)は、一対の側壁部材(2,2A,2B,2C,2D)と、前記一対の側壁部材を覆う形状を有する天板(6,6A,6B)と、前記天板(6,6A,6B)を前記側壁部材(2,2A,2B,2C,2D)に締結する締結具(7)と、を備えた配管カバー(1A,1B)である。前記天板(6A)は、前記一対の側壁部材(2A,2B)が他の配管カバー(1B)の一対の側壁部材(2C,2D)の端部と向き合わされた状態で、前記他の配管カバー(1B)の天板(6B)と端部同士が重ね合わされるとともに、当該重ね合わされた部分(13)が、前記側壁部材(2A,2B,2C,2D)同士が向き合わされた位置(C)を覆うように配置されている。前記天板(6,6A,6B)の四隅には、それぞれビス孔(6a,6b,6c,6d)が形成されている。前記ビス孔(6a,6c)は、当該天板(6,6A,6B)を180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係であって、隣の前記ビス孔(6b,6d)とは前記天板(6,6A,6B)の端辺(11,12)からの距離が異なる位置に配置されている。前記天板(6A)の一端部側において、隣り合うビス孔(6a,6b)のうち一方のビス孔(6b)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)の端部位置に配置され、他方のビス孔(6a)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、前記他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)の端部位置に配置されている。
この構成では、天板(6,6A,6B)の四隅に形成されたビス孔(6a,6b,6c,6d)が、当該天板(6,6A,6B)を180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係になるように配置されているので、天板(6A)をどちらの方向から作業現場に搬入しても、隣接する天板(6B)のビス孔(6a,6b,6c,6d)同士を連通させることが可能になり、天板(6,6A,6B)の向きを変える手間がなくなり、作業負担を軽減できる。
また、これらのビス孔(6a,6c)は、隣の前記ビス孔(6b,6d)とは前記天板(6,6A,6B)の端辺(11,12)からの距離が異なる位置に配置され、しかも、前記天板(6A)の一端部側において、隣り合うビス孔(6a,6b)のうち一方のビス孔(6b)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)の端部位置に配置され、他方のビス孔(6a)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、前記他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)の端部位置に配置されているので、少ないビス孔(6a,6b,6c,6d)であっても、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)および他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)に天板(6A,6B)を重ね合わせた部分(13)を締結させることが可能になるので、ビス(7)の数を削減することが可能である。すなわち、天板の一端側で2つのビスを用いるだけでよい。
(2)前記配管カバー(1A,1B)において、前記側壁部材(2A,2B,2C,2D)同士が向き合わされた位置(C)において、前記一対の側壁部材(2A,2B,2C,2D)にまたがるように当該側壁部材(2A,2B,2C,2D)の上に配置され、前記天板(6A,6B)の重ね合わせた部分(13)を下方から支持する補強部材(5)をさらに備えているのが好ましい。
この構成によれば、補強部材(5)が、側壁部材(2A,2B,2C,2D)同士が向き合わされた位置(C)において、天板(6A,6B)の重ね合わせた部分(13)を下方から支持するので、天板(6A,6B)の上に作業者などの重量物が載っても天板(6A,6B)の重ね合わせた部分(13)が過度に変形して隙間が生じるおそれが低減し、それによって配管カバー(1A,1B)内部に水などが浸入するおそれを低減することが可能である。
(3)前記配管カバー(1A,1B)において、前記補強部材(5)の両端部は、前記ビス孔(6a,6b,6c,6d)の位置を避けるような形状をした切欠き部(5e)を有しているのが好ましい。
この構成では、補強部材(5)の両端部は、切欠き部(5e)によってビス孔(6a,6b,6c,6d)の位置を避けることが可能になり、天板(6A,6B)の重ね合わせた部分(13)の幅を狭くすることが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、部品点数を削減することが可能であり、かつ、配管カバーの組立時における作業者の負担を軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる配管カバー1A、1Bについて図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜2および図5〜6に示すように、本実施形態にかかる配管カバー1A、1Bは、建物屋上などに複数台並べて設置され、空調装置の冷媒配管などを収納する。各配管カバー1A、1Bは、それぞれ同じ形状を有している。
具体的には、各配管カバー1A、1Bは、一対の側壁部材2と、当該一対の側壁部材2の間を連結するステー3と、一対の側壁部材2を覆う天板6と、当該天板6を側壁部材2に締結する締結具であるビス7と、当該配管カバー1A、1Bの側壁部材2を他の配管カバー1A、1Bの側壁部材2に突き合わせた状態で連結するジョイント板4と、補強部材5とを備えている。天板6は、一対の側壁部材2の上に配置されることにより、冷媒配管などを収納することが可能な空間部8が形成される。配管カバー1A、1Bを複数並べることにより、冷媒配管等を収納する配管ダクトが構成される。
本実施形態では、一方の配管カバー1Aの天板6Aは、一対の側壁部材2A、2Bの上に配置され、他方の配管カバー1Bの天板6Bは、一対の側壁部材2C、2Dの上に配置されている。これらの側壁部材2A〜2Dは同じ形状を有しており、かつ、天板6Aおよび6Bは同じ形状を有する。
図13〜15に示されるように、側壁部材2は、長尺の板状部材からなり、その上端縁および下端縁が互いに対向する向きに曲げられた略C字形状断面を有している。
側壁部材2の上面2cの一方の端部には、ビス7が締結可能なめねじ穴形状を有するビス孔2aが形成されている。例えば、ビス孔2aは、側壁部材2の上面2cに貫通孔が形成され、その貫通孔に連通するように側壁部材2の内面側にナット14(図6参照)が溶接されることにより、めねじ形状に形成されている。
また、側壁部材2の上面2cの他方の端部には、補強部材5の爪5c(図7参照)が係合可能なスリット2bが形成されている。
図2、4および7に示されるように、一方の配管カバー1Aの一対の側壁部材2A、2Bは、ビス孔2a同士が一方の対角位置になり、かつ、スリット2b同士がもう一方の対角位置になるように配置された状態で、ステー3によって連結されている。同様に、他方の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dについても、ビス孔2a同士が一方の対角位置になり、かつ、スリット2b同士がもう一方の対角位置になるように配置された状態で、ステー3によって連結されている。
それにより、図4および図7に示されるように、一対の側壁部材2A、2Bと一対の側壁部材2C、2Dとが突き合わされたときには、各側壁部材同士が突き合わされた位置Cを避けるように、突き合わされた位置Cの両側にビス孔2aとスリット2bとが並ぶように配置される。すなわち、側壁部材2Aのスリット2bと側壁部材2Cのビス孔2aとが突き合わせ位置Cの両側に並ぶように配置され、側壁部材2Bのビス孔2aと側壁部材2Dのスリット2bとが突き合わせ位置Cの両側に並ぶように配置される。しかも、側壁部材2Bのビス孔2aと側壁部材2Cのビス孔2aとは、突き合わせ位置Cを挟んで対角位置になるように配置される。同様に、側壁部材2Aのスリット2bと側壁部材2Dのスリット2bとは、突き合わせ位置Cを挟んで対角位置になるように配置される。突き合わされた位置Cの両側に配置されたこれらのビス2aおよびスリット2bは、図5に示されるように、天板6A,6Bの重ね合わせた部分13に覆われる。
また、図7に示されるように、側壁部材2の上面2cのうち、ビス孔2aおよびスリット2bが形成されている部分2dは、周囲の上面2cの高さよりも低くなるように凹んでいるので、そのため、側壁部材2A、2C同士を突き合わせた状態で、それぞれの上面2cの上に天板6のフランジ部6g(図2参照)が載ったときに、補強部材5と天板6とが干渉するのを避けることが可能である。
また、図7および図13に示されるように、側壁部材2の両端付近の上側の位置にはジョイント板4の爪4bが係合可能なスリット2eが形成され、その下側の位置にはジョイント板4のビス孔4d、4eと連通可能なビス孔2gが形成されている。ビス孔2gは、めねじ形状を有しており、ビス(図示せず)と螺合することが可能である。
ステー3は、一対の側壁部材2の間を連結する部材である。例えば、図1〜2に示されるように、対向する一対の側壁部材2Aと2Bとの間(および側壁部材2Cと2Dとの間)のそれぞれの下端部同士を連結する。
図2に示されるように、天板6は、長尺の板状部材からなり、その幅方向両端部には、一対の側壁部材2の上面2cに当接可能なフランジ部6gを有している。天板6の四隅であって、フランジ部6gの範囲内には、それぞれ丸穴形状のビス孔6a、6b、6c、6dが形成されている。
また、図3〜6に示されるように、一方の配管カバー1Aの一対の側壁部材2A、2Bが他方の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部と突き合わされた状態では、一方の配管カバー1Aの天板6Aは、他方の配管カバー1Bの天板6Bと端部同士が重ね合わされる。それとともに、これらの天板6A、6Bが重ね合わされた部分13は、側壁部材2A、2C同士および側壁部材2B、2D同士が突き合わされた位置Cを覆うように配置される。この状態では、図3に示されるように、天板6Aの端辺11(図3において下側の端辺)に近いビス孔6a、6bは、天板6Bの端辺12(図3において上側の端辺)に近い6c、6dと重なり合い、ビス7を挿通することが可能である。
上記のビス孔6a、6b、6c、6dは、当該天板6を180度回転(具体的には、天板6の面に対して垂直に延びる垂線回りに180度回転)させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係であって、隣り合うビス孔6aと6b(および6cと6d)とは天板6の端辺11、12(すなわち、天板6における長手方向の両側に位置する短い辺)からの距離が異なる位置に配置されている。例えば、図2〜3に示されるように、天板6Aにおいて、その端辺11とビス孔6aとの距離L1は、当該端辺11とビス孔6bとの距離L2よりも短い。また、同様に、天板6Bにおいて、その端辺12とビス孔6dとの距離(すなわち、上記の距離L1と同じ距離)は、当該端辺12とビス孔6cと距離(上記の距離L2と同じ距離)よりも短い。
図2〜4に示されるように、天板6Aの端辺11側において、隣り合うビス孔6a、6bのうち一方のビス孔6bは、天板6A、6Bが重ね合わされる部分13の範囲内で、当該配管カバー1Aの側壁部材2Bの端部位置に配置され、当該側壁部材2Bのビス孔2aに連通することが可能である。他方のビス孔6aは、天板6A、6Bが重ね合わされる部分13の範囲内で、他の配管カバー1Bの側壁部材2Cの端部位置に配置され、当該側壁部材2Cのビス孔2aに連通することが可能である。
また、本実施形態では、図2に示されるように、天板6のフランジ部6gの中間位置には、側壁部材2の上面2cの長手方向における中間位置においてビス止めするためのビス孔6eが形成されている。また、天板6の幅方向における中間位置には、補強部材5の水平突出部5dにビス止めするためのビス孔6fが形成されている。なお、これらのビス孔6e、6fについては、省略してもよい。
ジョイント板4は、一方の配管カバー1Aの側壁部材2A、2Bを他方の配管カバー1Bの側壁部材2C、2Dに突き合わせた状態で連結する部材である。
具体的には、図7および図11〜12に示されるように、ジョイント板4は、側壁部材2の外表面に密着することが可能な略C字断面形状を有する本体部分4aと、本体部分4aの上端から突出する一対の爪4b、4cと、側壁部材2の下面に当接する下面当接部分4fとを有する。
ジョイント板4の本体部分4aにおいて、一対の爪4b、4cのそれぞれ下方の位置には、丸穴形状のビス孔4d、4eが形成されている。
補強部材5は、図1、2、5および7に示されるように、側壁部材2A、2C同士(および2B、2D同士)が突き合わされた位置Cにおいて、一対の側壁部材2A、2B(および2C、2D)にまたがるように当該側壁部材2A〜2Dの上に配置される。補強部材5は、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13を下方から支持する。
具体的には、図7〜10に示されるように、補強部材5は、底板部5aと、当該底板部5aの長手方向端部からそれぞれ立ち上がった一対の立直壁5bと、底板部5aの両端部からそれぞれ下方に突出する爪5cとを有している。
一対の立直壁5bは、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13に当接することにより、当該部分13を下方から支持する。また、一対の立直壁5bのうちの一方には、天板6A、6Bをその幅方向中間位置でネジ止めするための水平突出部5dが設けられている。
底板部5aは、一対の側壁部材2の間を連結することが可能な長さを有する長尺の板状の部分からなり、剛性を向上させるために中央が上方に突出した形状を有している(図10参照)。
また、図5、7、9に示されるように、底板部5aの両端部には、爪5cがスリット2bに位置合わせされたときに天板6のビス孔6a〜6dおよび側壁部材2のビス孔2aの位置を避けるような形状をした切欠き部5eがそれぞれ形成されている。
本実施形態では、これらの切欠き部5eは、互いに対角位置に配置されている。これにより、図4に示される4本の側壁部材2A、2B、2C、2Dに形成されたビス孔2aが互いに対角位置になるように配置された配管カバー1A、1Bの連結構造において、底板部5aは、切欠き部5eによって、それぞれのビス孔2aの位置を避けることが可能である。
爪5cは、底板部5aの両端部のうち、切欠き部5eが形成されていない部分にそれぞれ配置されている。したがって、これらの爪5cも互いに対角位置に配置されている。これにより、図4に示される4本の側壁部材2A、2B、2C、2Dに形成されたスリット2bが互いに対角位置になるように配置されている構造において、これらの爪5cは、それぞれのスリット2bに係合することが可能である。
また、本実施形態では、図2および図7に示されるように、側壁部材2の長手方向における中間位置において、天板6を下方から支持するために、切欠き部5eを有さない中間支持用の補強部材50が配置されている。この補強部材50は、底板部5aの両端部においてそれぞれ2枚の爪5cを有しており、側壁部材2の上面2cに形成されたスリット2fに係合することが可能である。
(配管カバー1A、1Bの連結方法)
つぎに、2つの配管カバー1A、1Bの連結方法について説明する。
つぎに、2つの配管カバー1A、1Bの連結方法について説明する。
まず、一方の配管カバー1Aにおける一対の側壁部材2A、2Bを平行になるようにステー3で連結しておく。同様に、他方の配管カバー1Bにおける一対の側壁部材2C、2Dを平行になるようにステー3で連結しておく。
ついで、図1〜2および図4に示されるように、配管カバー1Aの一対の側壁部材2A、2Bを配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部にそれぞれ突き合わせる。
ついで、図4および図7に示されるように、ジョイント板4を用いて、側壁部材2Aと側壁部材2Cとを連結するとともに、側壁部材2Bと側壁部材2Dとを連結する。具体的には、まず、これらの側壁部材2Aと側壁部材2Cとを突き合わせた状態で、これらの突き合わせた位置Cをまたぐようにジョイント板4を配置し、爪4bを側壁部材2Cのスリット4eに係合するとともに爪4cを側壁部材2Aのスリット4eに係合する。これにより、ジョイント板4は、側壁部材2A、2Bに仮止めされる。そののち、側壁部材2A、2Cのビス孔2gに対してジョイント板4のビス孔4d、4eをそれぞれ重ね合わせる。そののち、これらビス孔4d、4eにビス(図示せず)を挿入し、ビス孔2gにそれぞれ螺合させれば、側壁部材2A、2C同士の連結は完了する。同様の手順でジョイント板4を用いて側壁部材2B、2D同士の連結をすることが可能である。
ついで、図5および図7に示されるように、補強部材5を、側壁部材2Aと2Cとの突き合わせ位置Cおよび側壁部材2Bと2Dとの突き合わせ位置Cをまたぐように配置し、補強部材5の両端部の爪5cを一方の配管カバー1Aの側壁部材2Aのスリット2bおよび他方の配管カバー1Bの側壁部材2Dのスリット2bに係合する。このとき、補強部材5の両端部は、切欠き部5eによって、一方の配管カバー1Aの側壁部材2Bのビス孔2aおよび他方の配管カバー1Bの側壁部材2Cのビス孔2aを避けることが可能である。
また、それとともに、図2および図7に示される中間支持用の補強部材50を側壁部材2の長手方向における中間位置に取り付ける。
そののち、図3〜6に示されるように、一方の配管カバー1Aの天板6Aと他方の配管カバー1Bの天板6Bとを互いに端部同士を重ね合わせ、それとともに、これらの天板6A、6Bが重ね合わされた部分13が側壁部材2A、2C同士および側壁部材2B、2D同士が突き合わされた位置Cを覆うように、天板6A、6Bを側壁部材2A〜2Dの上に配置する。このとき、天板6A、6Bを重ね合わせた部分13において、天板6Aのビス孔6a、6bは、天板6Bのビス孔6c、6dと重なり合い、それとともに、側壁部材2Bのビス孔2aおよび側壁部材2Cのビス孔2aに連通する。
最後に、図3〜5に示されるように、これらの天板6A、6Bを重ね合わせた部分13におけるビス孔6aと6cとが重なり合った部分にビス7を挿通するとともに、ビス7を側壁部材2Cのビス孔2aに螺合させ、それと同様に、ビス孔6bと6dとが重なり合った部分にビス7を挿通するとともに、ビス7を側壁部材2Bのビス孔2aに螺合させることにより、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13を側壁部材2A〜2Dの突き合わせ位置Cを覆う状態で当該側壁部材2A〜2Dに連結することが可能である。
このとき、補強部材5の両端部は、切欠き部5eによって、天板6A、6Bを重ね合わせた部分13におけるビス孔6a〜6dを避けることが可能である。
上記の手順で複数の配管カバー1A、1Bを直線的に並べて連結させることにより、長尺の冷媒配管を収納する配管ダクトを構成することができる。
[実施形態の概要]
上記実施形態をまとめると、以下の通りである。
上記実施形態をまとめると、以下の通りである。
(1)本実施形態では、配管カバー1Aの天板6Aおよび配管カバー1Bの天板6Bの四隅に形成されたビス孔6a、6b、6c、6dが、当該天板6A、6Bを180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係になるように配置されているので、例えば、天板6Aをどちらの方向から作業現場に搬入しても、その天板6Aのビス孔6a、6bまたはビス孔6c、6dは、隣接する天板6Bのビス孔6c、6dに連通させることが可能になる。そのため、これらの天板6A,6Bの向きを変える手間がなくなり、作業負担を軽減できる。
また、これらのビス孔6a、6cは、隣のビス孔6b、6dとは天板6Aの端辺11,12からの距離が異なる位置に配置され、しかも、前記天板6Aの一端部側において、隣り合うビス孔6a、6bのうち一方のビス孔6bは、前記天板6A、6Bが重ね合わされる部分13の範囲内で、一方の配管カバー1Aの側壁部材2Bの端部位置に配置され、他方のビス孔6aは、前記天板6A、6Bが重ね合わされる部分13の範囲内で、前記他の配管カバー1Bの側壁部材2Cの端部位置に配置されているので、少ないビス孔6a、6b、6c、6dであっても、当該配管カバー1Aの側壁部材2Bおよび他の配管カバー1Bの側壁部材2Cに天板6A、6Bを重ね合わせた部分13を締結させることが可能になるので、ビス7の数を削減することが可能である。すなわち、天板6A、6Bの一端側で2つのビスを用いるだけでよい。
(2)また、本実施形態では、補強部材5が、側壁部材2A、2B、2C、2D同士が突き合わされた位置Cにおいて、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13を下方から支持するので、天板6A,6Bの上に作業者などの重量物が載っても天板6A、6Bの重ね合わせた部分13が過度に変形して隙間が生じるおそれが低減し、それによって配管カバー1A、1B内部に水などが浸入するおそれを低減することが可能である。
(3)さらに、本実施形態では、これらの配管カバー1A、1Bにおいて、前記補強部材5の両端部は、前記ビス孔6a、6b、6c、6dの位置を避けるような形状をした切欠き部5eを有しているので、補強部材5の両端部は、切欠き部5eによってビス孔6a、6b、6c、6dの位置を避けることが可能になり、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13の幅を狭くすることが可能になる。
[変形例]
本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、本発明の変形例として以下のものが挙げられる。
本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、本発明の変形例として以下のものが挙げられる。
(A)
上記の実施形態では、締結具としてビス7を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、天板6を側壁部材2に締結することが可能な手段であれば種々の締結具を採用することが可能であり、例えば、リベット等の締結具も用いることが可能である。
上記の実施形態では、締結具としてビス7を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、天板6を側壁部材2に締結することが可能な手段であれば種々の締結具を採用することが可能であり、例えば、リベット等の締結具も用いることが可能である。
(B)
また、上記の実施形態では、補強部材5の両端部は、配管カバー1A,1Bのビス孔6a、6b、6c、6dの位置を避けるような形状をした切欠き部5eを有しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13の幅を大きくすることができる場合には、切欠き部5eを省略することが可能である。
また、上記の実施形態では、補強部材5の両端部は、配管カバー1A,1Bのビス孔6a、6b、6c、6dの位置を避けるような形状をした切欠き部5eを有しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、天板6A、6Bの重ね合わせた部分13の幅を大きくすることができる場合には、切欠き部5eを省略することが可能である。
(C)
また、上記の実施形態では、ジョイント板4は、側壁部材2A、2B,2C、2Dに固定できるように爪4b、4cおよびビス孔4d、4eを有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、4つのビス孔を有するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ジョイント板4は、側壁部材2A、2B,2C、2Dに固定できるように爪4b、4cおよびビス孔4d、4eを有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、4つのビス孔を有するようにしてもよい。
(D)
また、上記の実施形態では、配管カバー1Aの一対の側壁部材2A,2Bが他の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部と当接するように突き合わされた例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、配管カバー1Aの一対の側壁部材2A,2Bが他の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部と向き合わされていればよい。したがって、本発明では、側壁部材の端部同士が当接している状態だけでなく、一対の側壁部材2A,2Bの端部が一対の側壁部材2C、2Dの端部と若干離れて向かい合った状態で側壁部材同士がジョイント板4で連結されていてもよい。
また、上記の実施形態では、配管カバー1Aの一対の側壁部材2A,2Bが他の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部と当接するように突き合わされた例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、配管カバー1Aの一対の側壁部材2A,2Bが他の配管カバー1Bの一対の側壁部材2C、2Dの端部と向き合わされていればよい。したがって、本発明では、側壁部材の端部同士が当接している状態だけでなく、一対の側壁部材2A,2Bの端部が一対の側壁部材2C、2Dの端部と若干離れて向かい合った状態で側壁部材同士がジョイント板4で連結されていてもよい。
1A、1B 配管カバー
2、2A、2B、2C、2D 側壁部材
5 補強部材
5e 切欠き部
6、6A、6B 天板
6a、6b、6c、6d ビス孔
7 ビス(締結具)
13 天板6A、6Bが重ねあわされた部分
C 側壁部材同士が突き合わされた位置
2、2A、2B、2C、2D 側壁部材
5 補強部材
5e 切欠き部
6、6A、6B 天板
6a、6b、6c、6d ビス孔
7 ビス(締結具)
13 天板6A、6Bが重ねあわされた部分
C 側壁部材同士が突き合わされた位置
Claims (3)
- 一対の側壁部材(2,2A,2B,2C,2D)と、
前記一対の側壁部材を覆う形状を有する天板(6,6A,6B)と、
前記天板(6,6A,6B)を前記側壁部材(2,2A,2B,2C,2D)に締結する締結具(7)と、を備えた配管カバー(1A,1B)であって、
前記天板(6A)は、前記一対の側壁部材(2A,2B)が他の配管カバー(1B)の一対の側壁部材(2C,2D)の端部と向き合わされた状態で、前記他の配管カバー(1B)の天板(6B)と端部同士が重ね合わされるとともに、当該重ね合わされた部分(13)が、前記側壁部材(2A,2B,2C,2D)同士が向き合わされた位置(C)を覆うように配置され、
前記天板(6,6A,6B)の四隅には、それぞれビス孔(6a,6b,6c,6d)が形成され、
前記ビス孔(6a,6c)は、当該天板(6,6A,6B)を180度回転させたときに対角位置のビス孔が同じ位置にくるような位置関係であって、隣の前記ビス孔(6b,6d)とは前記天板(6,6A,6B)の端辺(11,12)からの距離が異なる位置に配置され、
前記天板(6A)の一端部側において、隣り合うビス孔(6a,6b)のうち一方のビス孔(6b)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、当該配管カバー(1A)の側壁部材(2B)の端部位置に配置され、他方のビス孔(6a)は、前記天板(6A,6B)が重ね合わされる範囲内で、前記他の配管カバー(1B)の側壁部材(2C)の端部位置に配置されている、
ことを特徴とする配管カバー(1A,1B)。 - 前記側壁部材(2A,2B,2C,2D)同士が向き合わされた位置(C)において、前記一対の側壁部材(2A,2B,2C,2D)にまたがるように当該側壁部材(2A,2B,2C,2D)の上に配置され、前記天板(6A,6B)の重ね合わせた部分(13)を下方から支持する補強部材(5)をさらに備えている、
請求項1に記載の配管カバー(1A,1B))。 - 前記補強部材(5)の両端部は、前記ビス孔(6a,6b,6c,6d)の位置を避けるような形状をした切欠き部(5e)を有している、
請求項2に記載の配管カバー(1A,1B))。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028119A JP2013164140A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 配管カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028119A JP2013164140A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 配管カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013164140A true JP2013164140A (ja) | 2013-08-22 |
Family
ID=49175612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012028119A Pending JP2013164140A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 配管カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013164140A (ja) |
-
2012
- 2012-02-13 JP JP2012028119A patent/JP2013164140A/ja active Pending
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