JP2013163468A - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013163468A JP2013163468A JP2012028077A JP2012028077A JP2013163468A JP 2013163468 A JP2013163468 A JP 2013163468A JP 2012028077 A JP2012028077 A JP 2012028077A JP 2012028077 A JP2012028077 A JP 2012028077A JP 2013163468 A JP2013163468 A JP 2013163468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- divided
- valve
- fluid
- vehicle seat
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
【解決手段】車両用シートのシート構成部材10の着座者の荷重が作用する荷重作用領域に対し、流体が充填された袋部材30が配設される。袋部材30は、荷重作用領域を複数に区分した状態で配設される複数の分割袋体31、32によって分割構成される。複数の分割袋体31、32のうち、隣接する分割袋体31、32は、開閉弁41を介して流体が出入可能に連通される。隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力に差が生じた状態で開閉弁41が開かれることで、高圧側の分割袋体32内の流体が、低圧側の分割袋体31内に流入し、かつ隣接する分割袋体31、32の形状がそれぞれ変化する。その後、開閉弁41が閉じられることで、隣接する分割袋体31、32の変化した形状が保持される。
【選択図】図1
Description
特許文献1に開示された車両用シートにおいては、 空気非透過性の可撓性袋体内に粒状体を充填して、座面体及び背当面体を形成し、着座時袋体に空気を入れて、粒状体を流動させた状態で、体重をかける。
その後空気を吸引して袋体内を負圧として粒状体を固定すると、座面体及び背当面体の表面には着座者の臀部、腰部及び背中の曲面に一致した凹凸面が形成され維持されるようになっている。
また、着座者が着座姿勢を変えた場合には、座面体及び背当面体の表面の凹凸面形状が着座者の臀部、腰部及び背中の曲面に一致しなくなる。
前記袋部材は、前記荷重作用領域を複数に区分した状態で配設される複数の分割袋体によって分割構成され、
前記複数の分割袋体のうち、隣接する分割袋体は、開閉弁を介して流体が出入可能に連通され、
前記隣接する分割袋体内の流体の圧力に差が生じた状態で前記開閉弁が開かれることで、高圧側の分割袋体内の流体が、低圧側の分割袋体内に流入し、かつ前記隣接する分割袋体の形状がそれぞれ変化し、その後、前記開閉弁が閉じられることで、前記隣接する分割袋体の変化した形状が保持される構成にしてあることを特徴とする。
このため、シート構成部材の荷重作用領域を複数に区分した状態で配設される複数の分割袋体で構成される袋部材の全体形状を着座者の着座姿勢に応じて変化させることができる。
開閉弁は電磁弁によって構成され、
前記電磁弁は設定された周期で開閉されることを特徴とする。
開閉弁は電磁弁によって構成され、
前記電磁弁には、隣接する分割袋体内の流体の圧力を検出する圧力検出器が配設され、
前記圧力検出器によって前記隣接する分割袋体内の流体の圧力差が設定値以上に達したときに前記電磁弁が開かれ、設定時間経過した後、又は前記隣接する分割袋体内の流体の圧力差が設定値よりも小さくなったときに前記電磁弁が閉じられる構成にしてあることを特徴とする。
図1に示すように、車両用シートのシート構成部材としてのシートバック10は、その骨格部をなすバックフレーム11と、このバックフレーム11のアッパフレーム部12とロアフレーム部13との間に配設された弾性支持部材20と、この弾性支持部材20の前側に支持されて配設された発泡ウレタン等よりなる弾性を有するパッド部材15と、このパッド部材15を被覆する表皮部材16とを備えている。
また、弾性支持部材20は、バックフレーム11のアッパフレーム部12とロアフレーム部13との間に跨って架設された複数の支持ワイヤ21と、これら支持ワイヤ21の前側に一体状に固定された上下方向の平板状の支持板22とを有して構成されている。
袋部材30は、荷重作用領域を複数に区分した状態で配設される複数の分割袋体31、32によって分割構成されている。
また、隣接する分割袋体31、32は、樹脂、ゴム等の気密性を有する材料によって袋状にそれぞれ形成され、これら分割袋体31、32内には、気体(例えば空気)、液体、ビーズ体等の流体が密封状態で充填されている。
また、隣接する分割袋体31、32は、開閉弁41を介して流体が出入可能に連通されている。
また、開閉弁41は電磁弁42によって構成されている。
電磁弁42には、上下に隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力をそれぞれ検出する圧力検出器43、44が配設されている。
また、電磁弁42及び圧力検出器43、44は制御装置(図示しない)に電気的に接続されている。
そして、圧力検出器43、44によって検出された信号が制御装置に伝達され、上下に隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力差が設定値以上に達したときには、制御装置によって電磁弁42が開かれ、設定時間経過した後、又は隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力差が設定値よりも小さくなったときに制御装置によって電磁弁42が閉じられる構成にしてある。
したがって、図2に示すように、着座者の臀部から背部にわたる荷重がシートバック10の荷重作用領域に作用した場合、シートバック10の荷重作用領域を上下に区分した状態で配設される上下の分割袋体31、32内の流体の圧力が圧力検出器43、44によってそれぞれ検出され、その検出信号が制御装置に伝達される。
そして、上下の隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力差が設定値以上に達したときには、制御装置によって電磁弁42が開かれる。
その後、電磁弁42が閉じられることで、上下の分割袋体31、32の変化した形状が保持される。
このため、シートバック10の荷重作用領域を上下に区分した状態で配設された上下複数の分割袋体31、32で構成される袋部材30の全体形状を着座者の着座姿勢に応じて容易に変化させることができる。
このため、上下の分割袋体31、32で構成される袋部材30の全体形状を着座者の変化した着座姿勢に応じて迅速に変化させることができる。
例えば、前記実施例1においては、上下に隣接する分割袋体31、32内の流体の圧力をそれぞれ検出する圧力検出器43、44が電磁弁42に配設される場合を例示したが、圧力検出器43、44は必ずしも配設しなくてもよい。
この場合、例えば、電磁弁42を設定された周期で開閉制御することによって、着座者が着座姿勢を変えた場合においても、上下の分割袋体31、32で構成される袋部材30の全体形状を着座者の変化する着座姿勢に応じて変化させることができる。
また、シートバック10に配設される袋部材30は、上下及び/又は左右の複数の分割袋体によって分割構成することも可能である。
また、車両用シートのシート構成部材がシートバック10以外のシートクッションであってもよく、ヘッドレストであってもよい。
また、シート構成部材がシートクッションである場合、シートクッションに配設される袋部材は、前後及び/又は左右の複数の分割袋体によって分割構成することも可能である。
また、隣接する分割袋体の流体が出入可能に連通する開閉弁を手動操作によって開閉するように構成してもよい。
30 袋部材
31、32 分割袋体
41 開閉弁
42 電磁弁(開閉弁)
43、44 圧力検出器
Claims (3)
- 車両用シートのシートクッション、シートバック、ヘッドレスト等のシート構成部材の着座者の荷重が作用する荷重作用領域に対し、流体が充填された袋部材が配設された車両用シートであって、
前記袋部材は、前記荷重作用領域を複数に区分した状態で配設される複数の分割袋体によって分割構成され、
前記複数の分割袋体のうち、隣接する分割袋体は、開閉弁を介して流体が出入可能に連通され、
前記隣接する分割袋体内の流体の圧力に差が生じた状態で前記開閉弁が開かれることで、高圧側の分割袋体内の流体が、低圧側の分割袋体内に流入し、かつ前記隣接する分割袋体の形状がそれぞれ変化し、その後、前記開閉弁が閉じられることで、前記隣接する分割袋体の変化した形状が保持される構成にしてあることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
開閉弁は電磁弁によって構成され、
前記電磁弁は設定された周期で開閉されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
開閉弁は電磁弁によって構成され、
前記電磁弁には、隣接する分割袋体内の流体の圧力を検出する圧力検出器が配設され、
前記圧力検出器によって前記隣接する分割袋体内の流体の圧力差が設定値以上に達したときに前記電磁弁が開かれ、設定時間経過した後、又は前記隣接する分割袋体内の流体の圧力差が設定値よりも小さくなったときに前記電磁弁が閉じられる構成にしてあることを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028077A JP5794168B2 (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028077A JP5794168B2 (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013163468A true JP2013163468A (ja) | 2013-08-22 |
JP5794168B2 JP5794168B2 (ja) | 2015-10-14 |
Family
ID=49175115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012028077A Expired - Fee Related JP5794168B2 (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5794168B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160325641A1 (en) * | 2015-05-07 | 2016-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Occupant protection device |
JP2020164050A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10427554B2 (en) | 2016-11-15 | 2019-10-01 | Faurecia Automotive Seating, Llc | Occupant support |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6253615A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-09 | 日産自動車株式会社 | 空気圧制御式シ−ト |
JPS641545U (ja) * | 1987-06-24 | 1989-01-06 | ||
JP2000350641A (ja) * | 1999-06-14 | 2000-12-19 | Masami Hidaka | 椅子の座位姿勢安定化補助具 |
JP2002017506A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-22 | Yamaha Motor Co Ltd | 移動体用シート |
WO2007105959A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Jurek Buchacz | Chair with adjustable back support |
-
2012
- 2012-02-13 JP JP2012028077A patent/JP5794168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6253615A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-09 | 日産自動車株式会社 | 空気圧制御式シ−ト |
JPS641545U (ja) * | 1987-06-24 | 1989-01-06 | ||
JP2000350641A (ja) * | 1999-06-14 | 2000-12-19 | Masami Hidaka | 椅子の座位姿勢安定化補助具 |
JP2002017506A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-22 | Yamaha Motor Co Ltd | 移動体用シート |
WO2007105959A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Jurek Buchacz | Chair with adjustable back support |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160325641A1 (en) * | 2015-05-07 | 2016-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Occupant protection device |
US9889771B2 (en) * | 2015-05-07 | 2018-02-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Occupant protection device including lumbar support |
JP2020164050A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
JP7211870B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-01-24 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5794168B2 (ja) | 2015-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107826010B (zh) | 用于定制车辆座椅的装置和方法 | |
US10059239B2 (en) | Air bladder with stacked cell system | |
US8979207B2 (en) | Seat cushion and seating apparatus using the same, and kit | |
DE112010004064T5 (de) | Fahrzeugsitzkissen mit belüftbarer stütze | |
JP2010505507A5 (ja) | ||
CN209600331U (zh) | 车辆座椅总成 | |
US10076981B2 (en) | Climate comfort system for vehicle seat | |
JP5794168B2 (ja) | 車両用シート | |
US20190126799A1 (en) | Valve modules for inflatable seats | |
JP2016117360A (ja) | 車両用シート | |
JP6347220B2 (ja) | 乗物用シートのサポート装置 | |
US9776537B2 (en) | Air suspended seat having auxiliary air supplies for comfort, dimensional adjustment, and personalized comfort DNA | |
JP4930803B2 (ja) | エアーセルクッション | |
US10351034B2 (en) | Pressure medium distributor, pnuematic adjustment arrangement for a vehicle seat, vehicle seat, and method for producing a pressure medium distributor for a pneumatic adjustment arrangement | |
CN207657658U (zh) | 一种自适应汽车座椅 | |
JP6070431B2 (ja) | 乗物用シート | |
CN211657810U (zh) | 一种张紧式腔体和连腔体及坐具和卧具 | |
US10899251B2 (en) | Vehicle seating assembly | |
JP5910388B2 (ja) | 車両用シート | |
JP3154189U (ja) | ランバーサポート付きシート用クッション | |
CN203793175U (zh) | 一种四向腰托 | |
KR101049952B1 (ko) | 유체쿠션 의자 | |
WO2016051831A1 (ja) | クッション | |
CN201987083U (zh) | 一种舒适座椅 | |
JP2017038872A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150430 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150714 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150727 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |