JP2013163464A - 車両の超音波センサー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】末広がり状のコーン30(30B、30C)の先端部において、その一方側端部位置αよりも他方側端部位置βの方がコーンの基端部寄りとなるようにする。これにより、一方側端部位置α方向へのサイドロブS(S2)を十分に弱めつつ(不要方向へのサイドロブの低減)、他方側端部位置β方向へのサイドロブS(S2)を十分に強めることができる。
【選択図】 図5
Description
超音波発信手段から車室内空間に向けて発信された超音波を超音波受信手段で受信して車室内の状態を検出するようにした車両の超音波センサー装置において、
前記超音波発信手段と前記超音波受信手段との少なくとも一方に、末広がり状のコーンが付設され、
前記コーンの先端部における一方側端部位置よりも、該一方側端部位置に略対向する他方側端部位置の方が、該コーンの基端部寄りとなるように形状設定されている、
ようにしてある。
前記超音波発信手段および前記超音波受信手段はそれぞれ、車室内のルーフ部に配設され、
前記他方側端部位置が、前記一方側端部位置よりも下方に位置するように設定されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、車室内の上方空間を有効に利用して超音波の発信手段と受信手段とを配設しつつ、基本的にメインビームによって車室内の広い範囲を検出エリアとしてカバーしつつ、他方側端部位置方向の強いサイドロブによって、検出エリアとして設定するのが難しい車室内の低いエリア、特に超音波の発信手段あるいは受信手段の近くにある足下付近やシートクッション上を検出エリアとしてカバーする上で好ましいものとなる。
超音波発信手段から車室内空間に向けて発信された超音波を超音波受信手段で受信して車室内の状態を検出するようにした車両の超音波センサー装置において、
前記超音波発信手段と前記超音波受信手段との両方に、末広がり状のコーンが付設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、その先端部における一方側端部位置よりも、該一方側端部位置に略対向する他方側端部位置の方が、該コーンの基端部寄りとなるように形状設定されている、
ようにしてある。
前記超音波発信手段および超音波受信手段はそれぞれ、車室内の前端部または後端部における高所に互いに近接して配設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、該両方のコーンの配設位置よりも車室内の前後方向反対側端部に向かうようにかつ斜め下方を向くように配設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、前記他方側端部位置が前記一方側端部位置よりも下方に位置するように設定されている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、車室内の高所を有効に利用して超音波の発信手段および受信手段を配設することができ、また車室内の前後方向の広い範囲に渡ってメインビームによって検出エリアを設定でき、さらに他方側端部位置方向のサイドロブによって車室内の低所、特に超音波の発信手段および受信手段に近い位置における低所を検出エリアとして設定する上で好ましいものとなる。
前記取付部材に、前記超音波発信手段と前記超音波受信手段とが保持され、
前記取付部材に、車室内に臨むと共に前記コーンの内面形状を有するコーン形成用凹部が形成されて、該取付部材が前記両方のコーンを兼用している、
ようにしてある(請求項9対応)。この場合、取付部材を超音波の発信手段および受信手段の両方についてのコーンとして兼用させて、コスト低減や設置スペース低減等の上で好ましいものとなる。
上述したコーン30を、車載用としてより具体化して構造が、図7〜図12に示される。この図7〜図12から、コーン30の形状がより明確に理解される。なお、図7〜図12では、図8から理解されるように、コーン30は円錐状に末広がりとなっていて、コーン30の軸線方向への伸びる長さが、一方側端部位置α方向には長くされ、他方側端部位置β方向には短くされている。なお、平面視(車室内を上方から見たとき)において、コーン30の左右方向(車室内左右方向に相当)には、サイドロブが左右ほぼ均等に広がって進むことになり、検出エリアAが車室内の左右方向においては十分に確保されるものである。
T:超音波発信手段
R:超音波受信手段
X1:メインビーム方向
X2:下向きサイドロブ方向
A:検出エリア
U:ユニット体
C:コントローラ
1:センサユニット
2:取付部材
3:カバー部材
4、5:取付孔部
6、7:コーン形成用凹部
20:警報器
30:コーン(図5、図7〜図12)
30B:コーン(図13、図15〜図20)
30C:コーン(図21〜図23)
31:取付筒部
32:底壁面(図21〜図23)
Claims (9)
- 超音波発信手段から車室内空間に向けて発信された超音波を超音波受信手段で受信して車室内の状態を検出するようにした車両の超音波センサー装置において、
前記超音波発信手段と前記超音波受信手段との少なくとも一方に、末広がり状のコーンが付設され、
前記コーンの先端部における一方側端部位置よりも、該一方側端部位置に略対向する他方側端部位置の方が、該コーンの基端部寄りとなるように形状設定されている、
ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項1において、
前記超音波発信手段および前記超音波受信手段はそれぞれ、車室内のルーフ部に配設され、
前記他方側端部位置が、前記一方側端部位置よりも下方に位置するように設定されている、
ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項2において、
前記コーンの軸線が、斜め下方を向くように設定されている、ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項1において、
前記コーンは、該コーンの軸線に対して傾斜する面に沿って斜めにカットされた形状とされている、ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項1において、
前記コーンは、前記一方側端部位置が上方に前記他方側端部位置が下方に位置するようにして見た側面視において、該コーンの基端部から先端部に向けて該コーンの軸線と平行に伸びる底壁面を有する形状とされて、該底壁面の先端部が該他方側端部位置とされることにより、該底壁面よりも下方には末広がり状部分が存在しない形状に設定されている、ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項5において、
前記コーンは、前記底壁面が該コーンの基端部のみに短く存在するかあるいは該底壁面が実質的に存在しないようにされている、ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 超音波発信手段から車室内空間に向けて発信された超音波を超音波受信手段で受信して車室内の状態を検出するようにした車両の超音波センサー装置において、
前記超音波発信手段と前記超音波受信手段との両方に、末広がり状のコーンが付設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、その先端部における一方側端部位置よりも、該一方側端部位置に略対向する他方側端部位置の方が、該コーンの基端部寄りとなるように形状設定されている、
ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項7において、
前記超音波発信手段および超音波受信手段はそれぞれ、車室内の前端部または後端部における高所に互いに近接して配設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、該両方のコーンの配設位置よりも車室内の前後方向反対側端部に向かうようにかつ斜め下方を向くように配設され、
前記両方のコーンはそれぞれ、前記他方側端部位置が前記一方側端部位置よりも下方に位置するように設定されている、
ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。 - 請求項7または請求項8において、
車室内の高所に取付けられる取付部材を有し、
前記取付部材に、前記超音波発信手段と前記超音波受信手段とが保持され、
前記取付部材に、車室内に臨むと共に前記コーンの内面形状を有するコーン形成用凹部が形成されて、該取付部材が前記両方のコーンを兼用している、
ことを特徴とする車両の超音波センサー装置。
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2012
- 2012-02-11 JP JP2012027872A patent/JP5924016B2/ja active Active
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