JP2013163307A - 印刷装置、印刷物生産方法、ドットデータ生成装置およびドットデータ生成方法 - Google Patents

印刷装置、印刷物生産方法、ドットデータ生成装置およびドットデータ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ラインヘッドの性能低下を抑制すること。
【解決手段】ラインヘッドは、第1及び第2のノズルを備える。印刷媒体の所定領域において、第1のノズルによって形成されるドットの数と、第2のノズルによって形成されるドットの数との差異が、所定範囲内になるように印刷を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷に関する。
ラインヘッドを備えたプリンターであるラインプリンターが知られている。ラインヘッドとは、記録幅の全幅に渡ってインク吐出用ノズルが配置されたプリントヘッドである。この構成によって、印刷媒体の搬送方向に直交する方向にプリントヘッドを走査することが不要になる。
ラインプリンターは、高速印刷が可能となる反面、ラインヘッドの性能低下が問題となりやすい。ラインヘッドの性能低下が生じた場合に対処するための技術としては、特許文献1〜3に開示されたものが知られている。
特開2004−276387号公報 特許第2731003号公報 特開平9−193372号公報
上記先行技術が有する課題は、ラインヘッドの性能低下を抑制することはできない点である。ラインヘッドの性能低下は、例えば、インクを吐出するノズルが性能低下することによって引き起こされる。ノズルの性能低下とは、例えば、ノズルが一時的に適切なインクを吐出できなくなる状態になることである。このような状態になる原因としては、例えば、短時間に高頻度でインクを吐出することによる発熱が挙げられる。性能低下したノズルが発生すると、例えば、一時的な印刷速度や画質の低下という形で、ラインヘッドの性能低下が表れる。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決するためのものであり、以下の形態または適用例として実現できる。
適用例1:複数のノズルを備えるラインヘッドを用い、印刷媒体にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であって、
印刷媒体の所定領域において、前記複数のノズルに含まれる第1のノズルによって形成されるドットの数と、前記第1のノズルとは異なる第2のノズルによって形成されるドットの数との差異であるドット数差異が、所定範囲内になるように印刷を行う。
この適用例によれば、ラインヘッドの性能低下を抑制できる。印刷媒体の所定領域における第1のノズルによって形成されるドットの数と、第2のノズルによって形成されるドットの数との差異が所定範囲内であるということは、その範囲を印刷するのに要した時間における第1のノズルによるインク吐出の回数と、第2のノズルによるインク吐出の回数との差異が所定範囲内であるということになる。所定時間における複数のノズルの使用頻度を所定範囲内に収めれば、そうでない場合に比べて、つまり何れかのノズルを偏って使用する場合に比べて、性能低下したノズルが出現しづらくなる。この結果、ラインヘッドの性能低下が抑制される。
ここで言う「ドット数の差異」とは、例えば、ドット数の差のことであっても良いし、ドット数の比のことであっても良い。
適用例2:適用例1に記載の印刷装置であって、
前記所定領域は、印刷媒体の搬送方向の長さが、印刷媒体1つ分の搬送方向の長さ以下である。
この適用例によれば、印刷媒体1つに収まる範囲を対象としてドット配置を制御するので、ドット数差異を所定範囲内に抑制する印刷を簡易に実行できる。もちろん、印刷媒体1つ分の搬送方向の長さを超えた領域において、ドット数差異を所定範囲内に抑制することも考えられる。
適用例3:適用例1又は適用例2に記載の印刷装置であって、
各画素のドット形成の有無を示すドットデータ通りにドットを形成することによって、前記ドット数差異が所定範囲内になる。
この適用例によれば、ドットデータを印刷中に加工する必要がないので、ドット数差異が所定範囲内になる印刷を簡易に実行できる。もちろん、この適用例とは異なる手法、例えば、第1及び第2のノズルの使用頻度を監視し、ドット数差異を所定範囲内に抑制するように手法を採用しても良い。
ここで言う「ドットデータ」とは、ハーフトーン処理によって生成されるデータであり、「ドットデータ」を加工することによってドット形成の有無が変更されたデータとは区別される。
適用例4:適用例3に記載の印刷装置であって、
前記ドットデータは、ディザマスクによって生成され、
無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、前記第1のノズルに対応するドット形成有りの画素数と、前記第2のノズルに対応するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている。
この適用例によれば、ドットデータを簡易に生成できる。ドットデータの生成は、印刷装置が実行しても、他の装置が実行しても良い。なお、無地画像は、中間階調の画像を含む。
適用例5:複数のノズルを備えるラインヘッドを用いて、印刷媒体にドットを形成することによって印刷物を生産する方法であって、
印刷媒体の所定領域において、前記複数のノズルに含まれる第1のノズルによって形成されるドットの数と、前記第1のノズルとは異なる第2のノズルによって形成されるドットの数との差異であるドット数差異が、所定範囲内になるように印刷を行う。
この適用例によれば、適用例1と同等の効果が得られる。
適用例6:各画素のドット形成の有無を示すドットデータを生成するドットデータ生成装置であって、
所定階調の無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、第1の直列画素群に属するドット形成有りの画素数と、第2の直列画素群に属するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている。
この適用例によれば、上記適用例の印刷装置に用いられるドットデータを生成できる。直列画素群とは、真っ直ぐ1列に並んだ画素の集合である。この列の方向は、印刷媒体の搬送方向である。この列の幅は、1画素分である。この列の長さは、上記1回の比較によって生成される分のデータについての端から端までである。
適用例7:各画素のドット形成の有無を示すドットデータを生成するドットデータ生成方法であって、
所定階調の無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、第1の直列画素群に属するドット形成有りの画素数と、第2の直列画素群に属するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている。
この適用例によれば、適用例6と同じ効果が得られる。
印刷システム10の構成図。 印刷データ生成処理を示すフローチャート。 ドット形成有りの画素の配置を示す図。 ディザマスク生成処理を示すフローチャート。 ディザマスク生成処理の途中経過を示す図。 規則正しく配置された閾値を示す図。
1.印刷システム10(図1):
図1は、印刷システム10の構成を示す。印刷システム10は、ホストコンピューター200とプリンター300とを備える。ホストコンピューター200及びプリンター300は、USBケーブル120によって互いに接続されている。ホストコンピューター200は、印刷のためのデータ(以下「印刷データ」と言う。)をプリンター300に転送する。プリンター300は、ホストコンピューター200から転送された印刷データに基づいて用紙に画像を印刷する。この印刷データは、表示用画像データがプリンタードライバーによって変換されたドットデータを含む。ドットデータは、各画素について各色のドット形成の有無を示すデータである。表示用画像データは、ホストコンピューター200に備えられたディスプレイ装置215に画像を表示させるためのものである。
ホストコンピューター200は、CPU201、RAM203、ROM205、ディスプレイ装置コントローラー207、キーボードコントローラー209、メモリーコントローラー211、ハードディスクドライブ(HDD)213、通信インターフェイス(I/F)220を備える。これらの構成要素はバス230を介して互いに接続されている。ディスプレイ装置コントローラー207には、ディスプレイ装置215が接続される。キーボードコントローラー209にはキーボード217が接続され、メモリーコントローラー211には外部メモリー219が接続されている。通信I/F220にはUSBケーブル120が接続されている。CPU201は、ホストコンピューター200全体の動作を制御するために、HDD213に記憶されているプログラムをRAM203に読み出して実行する。
一方、プリンター300は、プリントヘッドとしてラインヘッドを採用し、A4用紙を縦向きに搬送して、解像度720×720dpiで印刷するプリンターである。プリンター300は、CPU301、RAM303、ROM305、印刷部インターフェイス(I/F)307、メモリーコントローラー309、操作パネル313、通信インターフェイス(I/F)320を備える。これらの構成要素はバス330によって互いに接続されている。印刷部I/F307には印刷部311が接続され、メモリーコントローラー309には外部メモリー315が接続されている。
CPU301は、プリンター300全体の動作を制御するために、ROM305に記憶されているプログラムをRAM303に読み出して実行する。印刷部311は、インクを蓄えるインクカートリッジ、ラインヘッド、プラテンなど、用紙にインクを吐出して印刷を行うためのハードウェアである。このラインヘッドには、A4の横幅よりもやや長い距離に渡ってノズルが配置されている。このラインヘッドに搭載されるインクの種類は、C(シアン)、M(マゼンタ)Y(イエロー)、K(ブラック)、Lc(ライトシアン)、Lm(ライトマゼンタ)である。
上記ノズルは、サーマル方式によってインクを吐出する。ここで言うサーマル方式とは、加熱によってインクに気泡を発生させてインクを吐出する方式である。このノズルは、上記色相のドットを各カラムに形成できるように配置される。カラムとは、1画素分の幅によって搬送方向に直列した画素の集合のことである。各色相のインクを吐出するノズルは、ジグザグ(千鳥足)に配列されている。このジグザグの配列を採用することによって、隣接するノズル間の距離を長く取ることができるので、ラインヘッドの製造が容易になる。
操作パネル313は、ユーザーが、印刷中止などの印刷に関わる指示などを行うためのユーザーインターフェイスである。このユーザーインターフェイスは、情報入力のための各種ボタンと、情報出力のためのディスプレイとを備える。
2.印刷処理(図2):
図4は、印刷データ生成処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体は、ホストコンピューター200である。この処理の開始の契機は、キーボード217を通じて印刷指示が入力されることである。
まず、印刷対象の画像データとして、RGB形式の画像データを取得する(ステップS410)。次に、ROM205に記憶されたルックアップテーブルを参照して、表示用画像データをRGB形式からCMYKLcLm形式に色変換する(ステップS420)。続いて、ROM205に記憶されたディザマスクを用いて、ハーフトーン処理を実行する(ステップS430)。ハーフトーン処理の結果、ドットデータが生成される。
上記ディザマスクのサイズは、16×16である。画質を考慮すると256×256等の大きさディザマスクを採用するのが好ましいが、本実施形態では説明を簡単にするために16×16のサイズとした。
さらに上記ディザマスクの閾値は、ドット配置の分散性が良好となると共に、ハーフトーン処理の対象となる表示用画像データが無地画像を示す場合、「大小差」がゼロか1になるように配置されている。大小差とは、「最多画素数」と「最少画素数」との差である。最多画素数とは、「直列画素群」それぞれに属するドット形成有りの画素数の中で最多の数のことである。直列画素群とは、ディザマスク1つ分の画素群において、用紙の搬送方向に対応する方向に直列した画素の集合のことである。この列の幅は、画素1つ分である。「最少画素数」とは、「最多画素数」の説明において、「最多」を「最少」に読み替えたものである。上記ディザマスクの生成方法、及び上記ディザマスクの意義については、図5と共に後で詳述する。
次に、プリンター300による印刷のために、生成したドットデータを対象にインターレース処理を実行する(ステップS440)。最後に、インターレース処理の結果として生成された印刷データをプリンター300に転送する(ステップS450)。プリンター300は、転送された印刷データに基づき、印刷を実行する。
3.作用効果(図3):
図3(A)〜(H)は、本実施形態によるドット配置と、従来技術によるドット配置とを複数の階調値について比較した図である。図3(A)〜(D)が従来技術、図3(E)〜(H)が本実施形態の場合である。ここで言う従来技術とは、ブルーノイズ特性を有する従来のディザマスクを用いる手法のことである。
図3(A)〜(H)は、ディザマスクと表示用画像データとの比較の結果、ドット形成有りと判定された画素の位置を黒塗りによって示している。ここで対象としているのは、或る1色のドットである。ここで用いられた表示用画像データは、無地の画像を表示するためのものである。図3(A)(E)が階調値20%、図3(B)(F)が階調値40%、図3(C)(G)が階調値60%、図3(D)(H)が階調値80%の場合である。
図3(A)〜(H)それぞれにおいてMaxとして示した値は、先述した「最多画素数数」のことであり、Minとして示した値は、先述した「最少画素数」のことである。
階調値=20%の図5(A)と図5(E)とを比べると、従来技術の図5(A)の場合はMin=2,Max=4,大小差=2であるのに対し、本実施形態の図5(E)の場合はMin=3,Max=4,大小差=1である。このように、本実施形態の場合は、従来技術に比べて、大小差が小さくなっている。このことは、何れの階調値についても当てはまる。
プリンター300がラインヘッドを採用しているので、印刷部311に備えられた各ノズルは、何れか1つの直列画素群に対応する。よって、上記のMin値、Max値および大小差は、各ノズルによるインク吐出回数のMin値、Max値および大小差に相当する。
各ノズルによるインク吐出回数の大小差が小さいということは、各ノズルの使用頻度が均等に近づいていることになる。この結果、ノズルの偏った使用によって生じる性能低下が抑制されることになる。この性能低下とは、例えば、a)短時間に高頻度でインク吐出することに伴う発熱によって適切なインク吐出ができなくなり、印刷速度及び/又は画質が低下すること、b)長期間にわたり高頻度でインク吐出することによって、他のノズルよりも早く寿命が尽きること、c)インク吐出が低頻度であることによって、インクが乾いてインクの粘度が増大し、適切なインク吐出ができなくなること、の少なくとも何れか1つである。サーマル方式は加熱を伴うので、特に上記a)はサーマル方式において顕著である。
先述したように解像度が720×720dpiなので、ディザマスクの大きさは、格納要素が16×16であっても256×256であっても、A4用紙より十分に狭い。ノズルの使用を極力均等にすることが、1つのディザマスク分の範囲で確保されているので、A4用紙を印刷するに際に、上記効果は十分に発揮されることになる。
なお、上記の効果は、無地画像の場合に限って発揮される訳ではない。なぜなら、無地でない画像の場合、無地画像の場合とは異なり、必ずしも大小差がゼロか1になるとは言えないものの、使用されるノズルの偏りは、従来技術の場合よりも確率的に小さくなると考えられるからである。
無地でない画像の場合、従来技術に比べて、誤差とは言えない程度に大小差が小さくなっていれば効果があると言える。誤差とは言えない程度とは、例えば、統計処理によって検証できる。
上記の通り本実施形態の効果は、本実施形態のディザマスクの性質上、大小差というパラメーターに顕著に表れる。一方で、大小差以外によっても、本実施形態の効果は説明できる。例えば、インク吐出回数のMin値およびMax値の比(以下「大小比」と言う。
)が従来技術の場合よりも、1に近づくことによって効果を説明できる。
大小差は、同じドット配置を持つ画像を対象にしても、検証範囲の広さに依存して値が変化してしまう。それに対して、大小比の場合、大小差程には検証範囲の広さに値が依存しないので、検証がしやすいという利点がある。
別の効果として、画質の向上が期待できる。なぜなら、本実施形態のディザマスクはドット配置の粒状性が良好になるように生成されている上に、ノズルの使用を極力均等にすることによって、ノズルの個体差が顕在化しにくくなるからである。ノズルの個体差とは、例えば、ノズルによって吐出するインクの液滴の大きさが異なることである。ノズルを偏って使用すると、このような個体差が顕在化しやすい。特にラインヘッドの場合、多数のノズルが必要となるので、このような個体差が生じやすい。本実施形態によれば、このようなノズルの個体差が存在しても、印刷物には表れにくくなり、この結果として画質が向上する。
4.ディザマスク生成処理(図4、図5):
ここで、実施形態において用いたディザマスクの生成方法を説明する。図4は、ディザマスク生成処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体は、図示されていないコンピューターである。生成されたディザマスクは、先述したようにホストコンピューター200に備えられたROM205に記憶される。
処理を開始すると、ディザマスクのサイズに応じた閾値を用意する(ステップS510)。本実施形態においては、先述したように16×16のサイズのディザマスクを採用し、閾値として1〜255を用意する。
次に、着目閾値の選択を行う(ステップS520)。着目閾値の選択とは、用意した閾値の中で、未だ格納要素に格納されていない閾値の何れか1つの閾値を着目閾値として選択することである。本実施形態においては、用意した閾値の中で小さい閾値から順に、着目閾値として選択する。
続いて、着目閾値を格納する候補となる格納要素(以下「候補要素」と言う。)を選択する(ステップS530)。候補要素は、閾値が未だ格納されていない格納要素、かつ、閾値が既に格納された格納要素が少ない直列要素群に属する格納要素である。図5を用い、直列要素群について説明する。
図5は、ディザマスク生成処理の途中経過を示す図である。図5に示されたのは、閾値1,2,3が既に格納され、着目閾値が閾値4となっている段階である。直列要素群とは、先述した直列画素群の説明における「画素」を「格納要素」に読み替えたものである。つまり、用紙の搬送方向に対応する方向に直列した格納要素の集合のことである。この列の幅は、直列画素群と同様、格納要素1つ分である。よって、16×16のディザマスクの場合、16の直列要素群が存在する。図5では、直列要素群それぞれが太線で囲われており、左から1〜3列の直列要素群に引き出し線が付けられている。
閾値4の候補要素は、図5において網掛けで示されている。これらの候補要素は、次に述べる「所定の直列要素群」以外の直列要素群に属する格納要素である。所定の直列要素群とは、閾値1,2,3が格納された格納要素が属する直列要素群である。
このように順に閾値を格納していき、着目閾値が閾値17である段階になると、16の直列要素群それぞれが、閾値が既に格納された格納要素を1つずつ有することになる。よって、上記「閾値が既に格納された格納要素が少ない直列要素群」は、全ての直列要素群が該当する。そして、各直列要素群に属する格納要素のうち「閾値が未だ格納されていない格納要素」が候補要素となる。つまり「閾値が既に格納された格納要素」以外の全格納要素が、候補要素となる。
次に、閾値が既に格納された格納要素の配置を前提にして、候補要素の何れか1つに閾値を仮に格納した状態において、閾値の配置の分散性を示す評価値を算出する。この算出を各候補要素について行う(ステップS540)。この評価値は、印刷画像におけるドット配置の空間周波数がブルーノイズ特性に極力近い特性を有するように評価するための値である。評価値には、粒状性指数を用いる。粒状性指数は、次式によって求める。
粒状性指数=τ∫FS(u)・VTF(u) du;uは空間周波数、τは得られた値をヒトの感覚と合わせるための係数、FSは画像の空間周波数をフーリエ変換して得られるパワースペクトル、VTFはヒトが有する視覚の空間周波数に対する感度特性である。VTFは、次式によって求める。
VTF(u)=5.05exp(-0.138πLu/180){1-exp(-0.1πLu/180)};Lは観察距離である。
続いて、上記の評価値の算出結果に基づき、分散性が最良と評価される格納要素に着目閾値を格納する(ステップS550)。次に、全格納要素に閾値を格納したかを判断する(ステップS560)。未格納の格納要素があると判断した場合(ステップS560,NO)、ステップS520に戻る。
このように、ステップS520〜ステップS560を繰り返した結果、全格納要素に閾値が格納されたと判断した場合(ステップS560、YES)、ディザマスクが完成したことになるので、ディザマスク生成処理を終える。
5.他の実施形態:
発明を実施するための形態は、先述した実施形態になんら限定されるものではなく、発明の技術的範囲内における種々の形態を採用できる。例えば、実施形態の構成要素の中で付加的なものは、実施形態から省略できる。ここで言う付加的な構成要素とは、実質的に独立している適用例においては特定されていない事項に対応する要素のことである。また、例えば、以下のような実施形態でも良い。
印刷データ生成処理の全部または一部を、プリンター300が実行しても良い。例えば、プリンター300がハーフトーン処理以降を実行しても良いし、色変換処理以降を実行しても良い。
ラインヘッドに代えて、シリアルヘッドを採用しても良い。シリアルヘッドの場合、直列要素群を配列させる方向は、シリアルヘッドの主走査方向である。
専用のハードウェアRIPを用いても良い。このハードウェアRIPは、例えば、コンピューターから転送されたデータを対象にハーフトーン処理を実行し、これによって生成したドットデータをプリンターに転送する。この転送の際に、ハードウェアRIPがドットデータを加工することによって、大小差または大小比を所定範囲に収めても良い。大小差の所定範囲は、実施形態とは異なり、1以下でなくても良く、任意の値以下で良い。
ディザマスクの生成方法や閾値の配置は、実施形態と異なるものであってもよい。図6は、大小差がゼロか1となるようにしつつ、規則正しく配置された閾値を示す。例えば、このような配置でも良い。
ただし、実施形態と同様に、粒状性が良好であり、無地画像を印刷する場合に大小差が所定範囲内になるように閾値が配置されるのが好ましい。そこで、図6に示した配置に変更を加えても良い。例えば、各カラム内で閾値の配置を入れ替えても良い。これは、大小差に影響しないことを利用している。入れ替えの方法は、ランダムでもよいし、ホワイトノイズ特性に近づけるにようにしても良いし、粒状性が良好になるようにブルーノイズ特性やグリーンノイズ特性に近づくようにしても良い。
1枚の用紙に印刷する画像を分割して、各分割画像のドットデータを生成する場合、各ドットデータについて大小差または大小比を所定範囲内に収めても良い。
インク吐出の方式は、サーマル方式でなくても、例えば、ピエゾ方式でも良い。
ディザ法に代えて、誤差拡散によってドットデータを生成しても良い。具体的には、例えば、次のようにすればよい。誤差拡散法において、各画素の階調値を所定の閾値と比較してドットのオン・オフを定める際、各カラムに形成されたドット数をカウントするカウンターを設け、このカウンターの値を用いて、比較する閾値を変更する。具体的には、各カラムに設けたカウンターの値が、各カラムの平均的なドット形成数より小さい場合には閾値を減少し、平均的なドット形成数より大きい場合には閾値を増加する。その上で、階調値と閾値とを比較してドットのオン・オフを定め、その画素において生じた階調誤差を周辺の未処理の画素に拡散する。
こうした手法を用いれば、ドット形成数の少ないカラムにはドットが形成され易く(ドット形成数の多いカラムにはドット形成がされ難く)なり、各カラムのドット形成数を所定の差異以内にすることができる。なお、ドット形成の有無によって生じた誤差は周辺の画素に拡散されるので、結果的に印刷画像の濃度は、元の画像の濃度に近くなる。
カウンターの値による閾値の制御は、各カラムのドット形成数に所定数以上の差異が生じた場合、ドット形成数の最も少ないカラムに属する画素については閾値を値ゼロ(最小値)として強制的にドットを発生させたり、逆にドット形成数最大のカラムに属する画素については閾値を255(最大値)として強制的にドットを形成しないようにしたりして、各カラムのドット形成数を所定の差異以内にすることができる。この場合でも、発生した誤差は周辺の未処理画素に拡散されるので、画像の持つ濃度に大きな影響を与えない。
10…印刷システム
120…USBケーブル
200…ホストコンピューター
201…CPU
203…RAM
205…ROM
207…ディスプレイ装置コントローラー
209…キーボードコントローラー
211…メモリーコントローラー
213…HDD
215…ディスプレイ装置
217…キーボード
219…外部メモリー
220…通信I/F
230…バス
300…プリンター
301…CPU
303…RAM
305…ROM
307…印刷部I/F
309…メモリーコントローラー
311…印刷部
313…操作パネル
315…外部メモリー
330…バス

Claims (7)

  1. 複数のノズルを備えるラインヘッドを用い、印刷媒体にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であって、
    印刷媒体の所定領域において、前記複数のノズルに含まれる第1のノズルによって形成されるドットの数と、前記第1のノズルとは異なる第2のノズルによって形成されるドットの数との差異であるドット数差異が、所定範囲内になるように印刷を行う
    印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記所定領域は、印刷媒体の搬送方向の長さが、印刷媒体1つ分の搬送方向の長さ以下である
    印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
    各画素のドット形成の有無を示すドットデータ通りにドットを形成することによって、前記ドット数差異が所定範囲内になる
    印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記ドットデータは、ディザマスクによって生成され、
    無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、前記第1のノズルに対応するドット形成有りの画素数と、前記第2のノズルに対応するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている
    印刷装置。
  5. 複数のノズルを備えるラインヘッドを用いて、印刷媒体にドットを形成することによって印刷物を生産する方法であって、
    印刷媒体の所定領域において、前記複数のノズルに含まれる第1のノズルによって形成されるドットの数と、前記第1のノズルとは異なる第2のノズルによって形成されるドットの数との差異であるドット数差異が、所定範囲内になるように印刷を行う
    印刷物生産方法。
  6. 各画素のドット形成の有無を示すドットデータを生成するドットデータ生成装置であって、
    所定階調の無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、第1の直列画素群に属するドット形成有りの画素数と、第2の直列画素群に属するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている
    ドットデータ生成装置。
  7. 各画素のドット形成の有無を示すドットデータを生成するドットデータ生成方法であって、
    所定階調の無地画像を示す画像データをドットデータに変換する場合に、ディザマスクと画像データとの1回の比較によって生成される分のデータについて、第1の直列画素群に属するドット形成有りの画素数と、第2の直列画素群に属するドット形成有りの画素数との差異が前記所定範囲内になるように前記ディザマスクの閾値が定められている
    ドットデータ生成方法。
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