JP2010069636A - 補正方法 - Google Patents

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和義 棚瀬
透 ▲高▼橋
Toru Takahashi
Toru Miyamoto
徹 宮本
Hirokazu Kasahara
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Abstract

【課題】補正値テーブルの数の削減を図る。
【解決手段】所定方向に複数の画素が並ぶ画素列が所定方向と交差する方向に複数並んで構成されるテストパターンを、ある種類の媒体に印刷することと、ある種類の媒体に印刷されたテストパターンを読取部で読み取ることと、テストパターンの読み取り結果に基づいて、画素列毎の濃度の補正値を求め、各画素列と各補正値とを対応付けた補正値テーブルを作成することと、前記ある種類とは別の種類の印刷対象媒体に印刷する際に、補正値テーブルを用いて画素列毎に補正を行なうことによって形成されるドットのドットサイズを、ある種類の媒体にテストパターンを印刷したときのドットサイズに近づくように調整することと、を有する。
【選択図】図16

Description

本発明は、濃度むらの補正方法に関する。
例えばインクジェットプリンタのような印刷装置によって、媒体(例えば紙)に画像を形成すると、その画像にスジ状の濃度むらが生じることがある。そこで、その印刷装置を用いてインク色毎に補正用パターンを印刷し、スキャナ等によって補正用パターンを読み取り、その結果得られた色情報に基づいて補正値を算出して濃度の補正を行うことが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−205691号公報
従来、媒体の種類毎に補正値テーブルを作成していた。このため、補正値テーブルの作成に手間や時間がかかるという問題があった。また、媒体の種類毎に補正値テーブルを作成すると、補正値テーブルの数が多くなるという問題があった。
そこで、本発明は、補正値テーブルの数の削減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、所定方向に複数の画素が並ぶ画素列が前記所定方向と交差する方向に複数並んで構成されるテストパターンを、ある種類の媒体に印刷することと、前記ある種類の媒体に印刷された前記テストパターンを読取部で読み取ることと、前記テストパターンの読み取り結果に基づいて、前記画素列毎の濃度の補正値を求め、各画素列と各補正値とを対応付けた補正値テーブルを作成することと、前記ある種類とは別の種類の印刷対象媒体に印刷する際に、前記補正値テーブルを用いて前記画素列毎に補正を行なうことによって形成されるドットのドットサイズを、前記ある種類の媒体に前記テストパターンを印刷したときのドットサイズに近づくように調整することと、を有する補正方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
所定方向に複数の画素が並ぶ画素列が前記所定方向と交差する方向に複数並んで構成されるテストパターンを、ある種類の媒体に印刷することと、前記ある種類の媒体に印刷された前記テストパターンを読取部で読み取ることと、前記テストパターンの読み取り結果に基づいて、前記画素列毎の濃度の補正値を求め、各画素列と各補正値とを対応付けた補正値テーブルを作成することと、前記ある種類とは別の種類の印刷対象媒体に印刷する際に、前記補正値テーブルを用いて前記画素列毎に補正を行なうことによって形成されるドットのドットサイズを、前記ある種類の媒体に前記テストパターンを印刷したときのドットサイズに近づくように調整することと、を有する補正方法が明らかになる。
このような補正方法によれば、ある種の媒体で作成した補正値テーブルを、別の種類の印刷対象媒体に好適に適用することができる。よって、作成する補正値テーブルの数の削減を図ることができる。
かかる補正方法であって、液体を噴射させるための動作を行う素子を駆動させる駆動信号の波形形状を変えることによって、前記印刷対象媒体に形成される前記ドットのドットサイズを調整することが望ましい。例えば駆動信号の電圧振幅を変えることにより駆動信号の波形形状を変えてもよい。
このような補正方法によれば、ドットサイズの調整を確実に行うことができる。
かかる補正方法であって、前記ドットを複数形成したパターンをそれぞれの媒体に印刷することと、前記パターンを前記読取部で読み取ることと、を有し、前記読取部の読み取り結果から得られる前記パターンの濃度に基づいて前記ドットのドットサイズを求めてもよい。
このような補正方法によれば、ドットサイズを簡易に求めることができる。
かかる補正方法であって、前記補正値テーブルは、複数種類の媒体にそれぞれ対応して複数作成されており、前記印刷対象媒体に印刷する際に、前記印刷対象媒体に形成されるドットのドットサイズが、各補正値テーブルを作成したときに各媒体に形成されたドットサイズと最も近い媒体に対応する前記補正値テーブルを用いて前記画素列毎に補正を行なうようにしてもよい。
このような補正方法によれば、複数の補正値テーブルの中から傾向の近いものを選べるので、ドットサイズの調整量を少なくすることができる。
===印刷システムについて===
画像の濃度むら及び該濃度むらの抑制方法について説明するにあたって、先ず、媒体に画像を形成するための印刷システム100について図1を参照しながら概説する。図1は、印刷システム100の構成を示すブロック図である。
本実施形態の印刷システム100は、図1に示すように、プリンタ1と、コンピュータ110と、スキャナ120とを有するシステムである。
プリンタ1は、液体としてのインクを媒体に噴射して該媒体に画像を形成(印刷)する液体噴射装置であり、本実施形態ではカラーインクジェットプリンタである。プリンタ1は、紙、布、フィルムシート等の複数種の媒体に画像を印刷することが可能である。なおプリンタ1の構成については後述する。
コンピュータ110は、インターフェース111と、CPU112と、メモリ113を有する。インターフェース111は、プリンタ1及びスキャナ120との間でデータの受け渡しを行う。CPU112は、コンピュータ110の全体的な制御を行うものであり、当該コンピュータ110にインストールされた各種プログラムを実行する。メモリ113は、各種のプログラムや各種のデータを記憶する。コンピュータ110にインストールされたプログラムの中には、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するためのプリンタドライバや、スキャナ120を制御するためのスキャナドライバがある。そしてコンピュータ110は、プリンタドライバによって生成された印刷データをプリンタ1に出力する。
スキャナ120は、スキャナコントローラ125と、読取キャリッジ121とを有する。スキャナコントローラ125は、インターフェース122、CPU123、及びメモリ124を有する。インターフェース122は、コンピュータ110との間で通信を行う。CPU123は、スキャナ120の全体的な制御を行う。例えば読取キャリッジ121を制御する。メモリ124は、コンピュータプログラム等を記憶する。読取キャリッジ121は、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)に対応する不図示の3つのセンサ(CCDなど)を有する。
以上の構成により、スキャナ120は、不図示の原稿台に置かれた原稿に光を照射し、その反射光を読取キャリッジ121の各センサにより検出し、前記原稿の画像を読み取って、当該画像の色情報を取得する。そして、インターフェース122を介してコンピュータ110のスキャナドライバに向けて画像の色情報を示すデータ(読取データ)を送信する。
<プリンタ1の構成>
次に、図1乃至図2を参照しながら、プリンタ1の構成について説明する。図2は、プリンタ1における搬送処理とドット形成処理を説明するための斜視図である。
プリンタ1は、図1に示すように、ヘッドユニット20、搬送ユニット30、検出器群40、コントローラ50、及び駆動信号生成回路70を有する。プリンタ1がコンピュータ110から印刷データを受信すると、コントローラ50が印刷データに基づいて各ユニット(ヘッドユニット20、搬送ユニット30、駆動信号生成回路70)を制御して印刷媒体に画像を印刷する。プリンタ1内の状況は検出器群40によって監視されており、検出器群40は検出結果に応じた信号をコントローラ50に向けて出力する。
ヘッドユニット20は、紙Sにインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット20は、搬送中の紙Sに対してインクを噴射することによって、紙Sにドットを形成し、画像を紙Sに印刷する。本実施形態のプリンタ1はラインプリンタであり、ヘッドユニット20は紙幅分のドットを一度に形成することができる。
図3は、ヘッドユニット20の下面における複数のヘッドの配列の説明図である。図に示すように、紙幅方向に沿って、複数のヘッド23が千鳥列状に並んでいる。本実施形態では、説明の簡略化のため、3個のヘッド(第1ヘッド23A、第2ヘッド23B、第3ヘッド23C)から構成されているものとする。各ヘッドには、不図示であるが、ブラックインクノズル列、シアンインクノズル列、マゼンタインクノズル列及びイエローインクノズル列が形成されている。各ノズル列は、インクを噴射するノズルを複数個備えている。各ノズル列の複数のノズルは、紙幅方向に沿って、一定のノズルピッチで並んでいる。
図4は、簡略説明用のヘッド配置とドット形成の様子の説明図である。説明の簡略化のため、各ヘッドのある色のノズル列(例えばイエローインクノズル列)についてのみ示している。更に説明を簡略化するため、各ヘッドのノズル列に備えられているノズルは12個であることとする。
これらの各ノズルによって、ヘッドと紙とが相対移動する方向に並ぶドットの列が形成される。このドットの列のことを「ラスタライン」と呼ぶ。本実施形態のようなラインプリンタの場合、「ラスタライン」は、紙の搬送方向に並ぶドットの列を意味する。なお、キャリッジに搭載されたヘッドによって印刷するシリアルプリンタの場合、「ラスタライン」は、キャリッジの移動方向に並ぶドットの列を意味する。以下、図に示すように、n番目の位置にあるラスタラインのことを「第nラスタライン」と呼ぶ。
図に示すように、各ヘッドのノズル列は、第1ノズル群231と第2ノズル群232とを備えている。各ノズル群は、例えば1/180インチ間隔で紙幅方向に並ぶ6個のノズルから構成されている。第1ノズル群411と第2ノズル群412は、紙幅方向に1/360インチだけずれて構成されている。これにより、各ヘッドのノズル列は、紙幅方向に関して1/360インチの間隔で並ぶ12個のノズルから構成されたノズル列となっている。各ヘッドのノズル列に対して、図中の上から順に、番号を付している。
そして、各ノズルから断続的にインク滴が搬送中の紙Sに噴射されることによって、紙Sに36個のラスタラインが形成される。例えば、第1ヘッド23Aのノズル♯1Aは第1ラスタラインを紙S上に形成し、第2ヘッド23Bのノズル♯1Bは第13ラスタラインを紙S上に形成する。また、第3ヘッド23Cのノズル#1Cは第25ラスタラインを紙S上に形成する。各ラスタラインは、搬送方向に沿って形成される。
搬送ユニット30は、媒体(例えば、紙Sなど)を搬送方向に搬送させるためのものである。この搬送ユニット30は、上流側ローラ32A及び下流側ローラ32Bと、ベルト34とを有する。不図示の搬送モータが回転すると、上流側ローラ32A及び下流側ローラ32Bが回転し、ベルト34が回転する。給紙された紙Sは、ベルト34によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト34が紙Sを搬送することによって、紙Sがヘッドユニット20に対して搬送方向に移動する。印刷可能な領域を通過した紙Sは、ベルト34によって外部へ排紙される。なお、搬送中の紙Sは、ベルト34に静電吸着又はバキューム吸着されている。
コントローラ50は、CPU52によりユニット制御回路54を介してプリンタ1の各ユニットを制御する。また、プリンタ1は、記憶素子を備えたメモリ53を有し、当該メモリ53には、濃度補正値Hが記憶されている(図11参照)。なお、濃度補正値Hについては後述する。」
駆動信号生成回路70は、インクをノズルから噴射させるために、ヘッド内のピエゾ素子(後述する)に印加する駆動信号COMを生成する回路である。駆動信号生成回路70は、コントローラ50のCPU52から出力されるデジタルデータに基づいて、デジタル−アナログ変換、電圧増幅、電流増幅等を行なうことによりアナログ波形の駆動信号COMを生成してヘッドユニット20に出力する。
<インクの噴射機構について>
次にプリンタ1のインクの噴射機構について説明する。
図5はヘッド23の内部のインク噴射機構の一例を詳しく示した図である。このインク噴射機構は、駆動ユニット62と流路ユニット64とを備えている。駆動ユニット62は、複数のピエゾ素子621と、このピエゾ素子群621が固定される固定板623と、各ピエゾ素子621に給電するためのフレキシブルケーブル624とを有している。各ピエゾ素子621は、所謂片持ち梁の状態で固定板623に取り付けられている。固定板623は、ピエゾ素子621からの反力を受け止め得る剛性を備えた板状部材である。フレキシブルケーブル624は、可撓性を有するシート状の配線基板であり、固定板623とは反対側となる固定端部の側面でピエゾ素子621と電気的に接続されている。そして、このフレキシブルケーブル624の表面には、ピエゾ素子621の駆動等を制御するための制御用ICであるヘッド制御部(不図示)が実装されている。
流路ユニット64は、流路形成基板65と、ノズルプレート66と、弾性板67とを有し、流路形成基板65がノズルプレート66と弾性板67に挟まれるようにそれぞれを積層して一体的に構成される。ノズルプレート66は、ノズルが形成されたステンレス鋼製の薄いプレートである。
流路形成基板65には、圧力室651及びインク供給口652となる空部が各ノズルに対応して複数形成される。リザーバ653は、インクカートリッジに貯留されたインクを各圧力室651に供給するための液体貯留室であり、インク供給口652を通じて対応する圧力室651の他端と連通している。そして、インクカートリッジからのインクは、インク供給管(不図示)を通って、リザーバ653内に導入される。弾性板67は、島部673を備えている。そして、この島部673にピエゾ素子621の自由端部の先端が接着される。
フレキシブルケーブル624を介してピエゾ素子621に駆動信号COMを供給すると、ピエゾ素子621は伸縮して圧力室651の容積を膨張・収縮させる。このような圧力室651の容積変化により、圧力室651内のインクには圧力変動が生じる。そして、このインク圧力の変動を利用することでノズルからインクを噴射させることができる。
<駆動信号について>
次に、ピエゾ素子621を駆動してノズルからインクを噴射させるため動作を行わせる駆動信号について説明する。図6は、駆動信号COMの一例の一部分を示したものである。
駆動信号COMは、同図に示すような駆動パルスPSを有している。この駆動パルスPSは、中間電位VMから最大電位VHまで一定勾配で電位を上昇させる膨張要素P1と、最大電位VHを所定時間保持する膨張ホールド要素P2と、最大電位VHから最小電位VLまで急勾配で電位を下降させる噴射要素P3と、最小電位VLを所定時間保持する収縮ホールド要素P4と、最小電位VLから中間電位VMまで電位を上昇させる制振要素P5とを含んでいる。
このような駆動パルスPSをピエゾ素子621に加えると所定量のインクが対応するノズルから噴射される。
すなわち、膨張要素P1の供給に伴って期間T1にわたり、ピエゾ素子621が大きく縮む。これにより圧力室651は、中間電位VMに対応する通常容積から、最大電位VHに対応する最大容積まで膨張する。この膨張に伴って圧力室651内が減圧されて、リザーバ653のインクがインク供給口652を通じて圧力室651に流入する。この圧力室651の膨張状態は、膨張ホールド期間P2の供給期間T2にわたって維持される。
続いて、噴射要素P3がピエゾ素子621に供給されると、ピエゾ素子621が期間T3にわたり大きく伸張する。そして、圧力室651は最小容積まで急激に収縮する。この収縮に伴い、圧力室651内のインクが加圧されてノズルから所定量のインクが噴射される。吐出要素P3に続いて収縮ホールド要素P4がピエゾ素子621に供給されると、圧力室651の収縮状態が期間T4の間、維持される。そして、圧力室651の収縮状態において、メニスカス(ノズル開口で露出しているインクの表面)は、インクの噴射の影響を受けて大きく振動する。
その後、メニスカスの振動を抑制し得るタイミングで制振要素P5が供給され、圧力室651が期間T5にわたって定常容積まで膨張復帰する。すなわち、圧力室651のインク圧力を相殺すべく、圧力室651を膨張させてインク圧力を減圧する。これにより、メニスカスの制振を短時間で行うことができ、次のインクの噴射を安定させることができる。
このような駆動パルスが複数、連続的に生成されて駆動信号COMを構成している。なお、以上の説明から分かるように、ノズルから噴射されるインクの量は、駆動信号COMのパルスPSの電圧振幅に依存する。例えば、電圧振幅が大きいほどノズルから噴射されるインク量が多くなり、電圧振幅が小さいほどノズルから噴射されるインク量が少なくなる。
図7は、駆動信号COMの説明図である。駆動信号COMは繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。駆動信号COMは、第1区間Ta〜第4区間Tdを含む。第1区間Taは第1駆動パルスPS1を含み、第2区間Tbは第2駆動パルスPS2を含む。また、第3区間Tcは第3駆動パルスPS3を含み、第4区間Tdは第4駆動パルスPS4を含む。
第1駆動パルスPS1がピエゾ素子621に印加されると、用紙上に中ドットを形成するインクが噴射される。なお、この第1駆動パルスPS1は、後述するハーフトーン処理のドット階調値[10]に対応するパルスである。
また、第2駆動パルスPS2がピエゾ素子621に印加されると、用紙上に大ドットを形成するインクが噴射される。なお、この第2駆動パルスPS2は、後述するハーフトーン処理のドット階調値[11]に対応するパルスである。
また、第3駆動パルスPS3がピエゾ素子621に印加されると、ピエゾ素子621が微振動させられるが、インクは噴射されない。なお、この第3駆動パルスPS3は、後述するハーフトーン処理のドット階調値[00]に対応するパルスである。
また、第4駆動パルスPS4がピエゾ素子621に印加されると、用紙上に小ドットを形成するインクが噴射される。なお、この第4駆動パルスPS4は、後述するハーフトーン処理のドット階調値[01]に対応するパルスである。
第1駆動パルスPS1〜第4駆動パルスPS4は、選択的に各ピエゾ素子621に印加される。
<印刷処理について>
このようなプリンタ1では、コンピュータ110から印刷データを受信すると、コントローラ50は、まず、搬送ユニット30によって給紙ローラ(不図示)を回転させ、印刷すべき紙Sをベルト34上に送る。紙Sはベルト34上を一定速度で停まることなく搬送され、ヘッドユニット20の下を通る。ヘッドユニット20の下を紙Sが通る間に、第1ヘッド23A、第2ヘッド23B、第3ヘッド23Cの各ノズルからインクが断続的に噴射される。つまり、ドットの形成処理と紙Sの搬送処理が同時に行われる。その結果、紙S上には搬送方向及び紙幅方向に沿った複数のドットからなるドット列が形成され、画像が印刷される。そして、最後にコントローラ50は、画像の印刷が終了した紙Sを排紙する。
<プリンタドライバによる処理の概要>
上記の印刷処理は、前述したように、プリンタ1に接続されたコンピュータ110から印刷データが送信されることにより開始する。当該印刷データは、プリンタドライバによる処理により生成される。以下、プリンタドライバによる処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、プリンタドライバによる処理の説明図である。
印刷データは、図8に示すように、プリンタドライバによって解像度変換処理(S011)、色変換処理(S012)、ハーフトーン処理(S013)、及び、ラスタライズ処理(S014)が実行されることにより生成される。
先ず、解像度変換処理では、アプリケーションプログラムの実行により得られたRGB画像データの解像度が、指定された画質に対応する印刷解像度に変換される。次に、色変換処理では、解像度が変換されたRGB画像データがCMYK画像データに変換される。ここで、CMYK画像データとは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、ブラック(K)の色別の画像データを意味する。そして、CMYK画像データを構成する複数の画素データは、それぞれ256段階の階調値で表される。この階調値は、RGB画像データに基づいて定められるものであり、以下指令階調値ともいう。
次に、ハーフトーン処理では、画像データを構成する画素データが示す多段階の階調値が、プリンタ1で表現可能な少段階のドット階調値に変換される。すなわち、画素データが示す256段階の階調値が、4段階のドット階調値に変換される。具体的には、ドット階調値[00]に対応するドットなし、ドット階調値[01]に対応する小ドットの形成、ドット階調値[10]に対応する中ドットの形成、及び、ドット階調値[11]に対応する大ドットの形成の4段階に変換される。その後、各ドットのサイズについてドット生成率が決められた上で、ディザ法・γ補正・誤差拡散法等を利用して、プリンタ1がドットを分散して形成するように画素データが作成される。
次に、ラスタライズ処理では、ハーフトーン処理で得られた画像データに関し、各ドットのデータ(ドット階調値のデータ)が、プリンタ1に転送すべきデータ順に変更される。そして、ラスタライズ処理されたデータは、印刷データの一部として送信される。
===濃度むらの抑制===
次に、上記のプリンタ1を用いて印刷する画像に生じる濃度むらと、当該濃度むらを抑制する方法について説明する。
以下の説明のため、「画素領域」と「列領域」を設定する。画素領域とは、紙S上に仮想的に定められた矩形状の領域を指し、印刷解像度に応じて大きさや形が定められる。そして、1つの画素領域には、画像データを構成する1つの「画素」が対応する。また、「列領域」とは、搬送方向に並ぶ複数の画素領域によって構成される紙S上の領域とする。1つの列領域には、データ上において搬送方向と対向する方向に画素が並んだ「画素列」が対応する。
<濃度むらについて>
先ず、濃度むらについて図面を参照しながら説明する。図9Aは、理想的にドットが形成されたときの様子の説明図である。理想的にドットが形成されるとは、画素領域の中心位置にインク滴が着弾し、そのインク滴が紙S上に広がって、画素領域にドットが形成されることである。各ドットが各画素領域に正確に形成されると、ラスタライン(搬送方向にドットが並んだドット列)が列領域に正確に形成される。
図9Bは、濃度むらが発生したときの説明図である。2番目の列領域に形成されたラスタラインは、ノズルから吐出されたインク滴の飛行方向のばらつきにより、3番目の列領域側に寄って形成されている。その結果、2番目の列領域は淡くなり、3列目の列領域は濃くなる。また、5番目の列領域に吐出されたインク滴のインク量は規定のインク量よりも少なく、5番目の列領域に形成されるドットが小さくなっている。その結果、5列目の列領域は淡くなる。
このように濃淡の違うラスタラインからなる印刷画像を巨視的に見ると、搬送方向に沿う縞状の濃度むらが視認される。この濃度むらは、印刷画像の画質を低下させる原因となる。
<濃度むらの抑制方法について>
以上のような濃度むらを抑制するための方策としては、画素データの階調値(指令階調値)を補正することが考えられる。つまり、濃く(淡く)視認され易い列領域に対しては、淡く(濃く)形成されるように、その列領域を構成する単位領域に対応する画素データの階調値を補正すればよい。このため、ラスタライン毎に画素データの階調値を補正する濃度補正値Hを算出することになる。この濃度補正値Hは、プリンタ1の濃度むら特性を反映した値である。
ラスタライン毎の濃度補正値Hが算出されていれば、ハーフトーン処理の実行に際してプリンタドライバによって、その濃度補正値Hに基づいてラスタライン毎に画素データの階調値を補正する処理が行われる。この補正処理により補正された階調値で各ラスタラインが形成されると、当該ラスタラインの濃度が補正される結果、図9Cに示すように、印刷画像における濃度むらの発生が抑制されることになる。図9Cは、濃度むらの発生が抑制された様子を示す図である。
例えば、図9C中では、淡く視認される2番目と5番目の列領域のドット生成率が高くなり、濃く視認される3番目の列領域のドット生成率が低くなるように、各列領域に対応する画素の画素データの階調値が補正される。このように、各列領域のラスタラインのドット生成率が変更され、列領域の画像片の濃度が補正されて、印刷画像全体の濃度むらが抑制される。
<濃度補正値Hの算出について>
次に、ラスタライン毎の濃度補正値Hを算出する処理(以下、補正値取得処理ともいう)について概説する。補正値取得処理は、例えば、プリンタ1の製造工場の検査ラインにおいて、補正値算出システム200の下で行われる。補正値算出システムとは、プリンタ1の濃度むら特性に応じた濃度補正値Hを算出するためのシステムであり、上記の印刷システム100と略同様の構成である。つまり、補正値算出システムは、プリンタ1、コンピュータ110、及び、スキャナ120(便宜上、印刷システム100の場合と同一の符号にて表記する)を有する。
プリンタ1は、補正値取得処理の対象機器であり、該プリンタ1を用いて濃度むらがない画像を印刷するためには、前記補正値取得処理において該プリンタ1用の濃度補正値Hを算出することになる。なお、プリンタ1の構成等については、既述のため省略する。検査ラインに置かれたコンピュータ110には、該コンピュータ110が補正値取得処理を実行するための補正値算出プログラムがインストールされている。
以下、補正値取得処理の概略手順について図10を参照しながら説明する。図10は、補正値取得処理の流れを示す図である。なお、本実施形態のように多色印刷が可能なプリンタ1を対象とする場合、各インク色についての補正値取得処理は同様の手順により実施される。以下の説明では、一のインク色(例えば、イエロー)についての補正値取得処理について説明する。
先ず、コンピュータ110が印刷データをプリンタ1に送信し、既述の印刷動作と同様の手順により、プリンタ1が補正用パターンCPを紙Sに形成する(S021)。図11は補正用パターンCPの説明図である。なお、図11の補正用パターンCPはテストパターンに相当する。この補正用パターンCPは、図11に示すように、5種類の濃度のサブパターンCSPで形成される。
各サブパターンCSPは、帯状パターンであり、搬送方向に沿うラスタラインが紙幅方向に複数並ぶことにより構成される。また、各サブパターンCSPは、それぞれ一定の階調値(指令階調値)の画像データから生成されたものであり、図11に示すように、左のサブパターンCSPから順に濃度が濃くなっている。具体的には、左から15%、30%、45%、60%。85%の濃度のサブパターンとなっている。以下、濃度15%のサブパターンCSPの指令階調値をSa、濃度30%のサブパターンCSPの指令階調値をSb、濃度45%のサブパターンCSPの指令階調値をSc、濃度60のサブパターンCSPの指令階調値をSd、そして、濃度85%のサブパターンCSPの指令階調値をSeと表記する。そして、例えば、指令階調値Saにて形成されたサブパターンCSPを、図11に示すように、CSP(1)と表記する。同様に、指令階調値Sb、Sc、Sd、Seにて形成されたサブパターンCSPを、それぞれCSP(2)、CSP(3)、CSP(4)、CSP(5)と表記する。
次に、検査者は補正用パターンCPが形成された紙Sをスキャナ120にセットする。そして、コンピュータ110は、スキャナ120に補正用パターンCPを読み取らせ、その結果を取得する(S022)。スキャナ120は、前述したようにR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)に対応する3つのセンサを有しており、補正用パターンCPに光を照射し、その反射光を各センサによって検出する。なお、コンピュータ110は、補正用パターンを読み取った画像データ上において、搬送方向に相当する方向に画素が並んだ画素列数と、補正用パターンを構成するラスタライン数(列領域数)が、同数になるように調整する。つまり、スキャナ120にて読み取った画素列と列領域を一対一で対応させる。そして、ある列領域と対応する画素列の各画素が示す読取階調値の平均値を、その列領域の読取階調値とする。
次に、コンピュータ110は、スキャナ120によって取得された読取階調値に基づいて、各サブパターンCSPのラスタライン毎(換言すると列領域毎)の濃度を算出する(S023)。以下、読取階調値に基づいて算出された濃度のことを算出濃度ともいう。
図12は、指令階調値がSa、Sb、ScのサブパターンCSPについてラスタライン毎の算出濃度を示すグラフである。図12の横軸は、ラスタラインの位置を示し、縦軸は、算出濃度の大きさを示している。図12に示すように、各サブパターンCSPは、それぞれ同一の指令階調値で形成されたにも関わらずラスタライン毎に濃淡が生じている。このラスタラインの濃淡差が、印刷画像の濃度むらの原因である。
次に、コンピュータ110は、ラスタライン毎の濃度補正値Hを算出する(S024)。なお、濃度補正値Hは、指令階調毎に算出される。以下、指令階調Sa、Sb、Sc、Sd、Seについて算出された濃度補正値HのことをそれぞれHa、Hb、Hc、Hd、Heとする。濃度補正値Hの算出手順を説明するために、指令階調値SbのサブパターンCSP(2)のラスタライン毎の算出濃度が一定になるように指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbを算出する手順を例に挙げて説明する。当該手順では、例えば、指令階調値SbのサブパターンCSP(2)における全ラスタラインの算出濃度の平均値Dbtを、指令階調値Sbの目標濃度として定める。図12において、この目標濃度Dbtよりも算出濃度が淡い第iラスタラインでは、指令階調値Sbを濃くする方へ補正すれば良い。一方、目標濃度Dbtよりも算出濃度が濃い第jラスタラインでは、指令階調値Sbを淡くする方へ補正すれば良い。
図13Aは第iラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbを算出する手順についての説明図である。また図13Bは、第jラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbを算出する手順についての説明図である。図13A及び図13Bの横軸は指令階調値の大きさを示し、縦軸は算出濃度を示している。
第iラスタラインの指令階調値Sbに対する濃度補正値Hbは、図13Aに示す指令階調値SbのサブパターンCSP(2)における第iラスタラインの算出濃度Db、及び、指令階調値ScのサブパターンCSP(3)における第iラスタラインの算出濃度Dc、に基づいて算出される。より具体的には、指令階調値SbのサブパターンCSP(2)では、第iラスタラインの算出濃度Dbが目標濃度Dbtよりも小さくなっている。換言すると、第iラスタラインの濃度は平均濃度よりも淡くなっている。仮に、第iラスタラインの算出濃度Dbが目標濃度Dbtと等しくなるように該第iラスタラインを形成したいのであれば、該第iラスタラインに対応する画素データの階調値、すなわち、指令階調値Sbを、図13Aに示すように、第iラスタラインにおける指令階調値及び算出濃度の対応関係(Sb,Db)、(Sc,Dc)から直線近似を用いて、下記式(1)により算出される目標指令階調値Sbtまで補正すればよい。
Sbt=Sb+(Sc−Sb)×{(Dbt−Db)/(Dc−Db)}・・(1)
そして、指令階調値Sbと目標指令階調値Sbtから、下記式(2)により、第iラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hが求められる。
Hb=ΔS/Sb=(Sbt−Sb)/Sb・・(2)
一方、第jラスタラインの指令階調値Sbに対する濃度補正値Hbは、図13Bに示す指令階調値SbのサブパターンCSP(2)における第jラスタラインの算出濃度Db、及び、指令階調値SaのサブパターンCSP(1)における第jラスタラインの算出濃度Da、に基づいて算出される。具体的には、指令階調値SbのサブパターンCSP(2)では、第jラスタラインの算出濃度Dbが目標濃度Dbtよりも大きくなっている。仮に、第jラスタラインの算出濃度Dbが目標濃度Dbtと等しくなるように該第jラスタラインを形成したいのであれば、該第jラスタラインの指令階調値Sbを、図13Bに示すように、第jラスタラインにおける指令階調値及び算出濃度の対応関係(Sa,Da)、(Sb,Db)から直線近似を用いて、下記式(3)により算出される目標指令階調値Sbtまで補正すればよい。
Sbt=Sb+(Sb−Sa)×{(Dbt−Db)/(Db−Da)}・・(3)
そして、上記式(2)により、第jラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbが求められる。
以上のようにして、コンピュータ110は、ラスタライン毎に、指令階調値Sbに対する濃度補正値Hbを算出する。同様に、指令階調値Sa、Sc、Sd、Seに対する濃度補正値Ha、Hc、Hd、Heを、それぞれラスタライン毎に算出する。また、他のインク色についても、ラスタライン毎に、指令階調値Sa〜Seの各々に対する濃度補正値Ha〜Heを算出する。
その後、コンピュータ110は、濃度補正値Hのデータをプリンタ1に送信し、プリンタ1のメモリ53に記憶させる(S025)。この結果、プリンタ1のメモリ53には、図14に図示された、ラスタライン毎に5つの指令階調値Sa〜Seの各々に対する濃度補正値Ha〜Heをまとめた補正値テーブルが作成される。図14は、メモリ53に記憶された補正値テーブルを示す図である。なお、後述するように、メモリ53には補正値テーブルを作成したときのドットサイズが、その補正値テーブルと対応づけられて記憶される。また、複数種類の紙に対してそれぞれ補正値テーブルを作成する場合には、各補正値テーブルにそれぞれドットサイズが対応付けられてメモリ53に記憶される。
また、図14に示すように、補正値テーブルはインク色別に作成される。この結果、CMYK4色分の補正値テーブルが形成される。この補正値テーブルは、プリンタ1を用いて画像を印刷する際に、当該画像の画像データを構成する各ラスタラインの階調値を補正するためにプリンタドライバによって参照される。
補正値取得処理が完了した後、プリンタ1は、他の検査工程を経た後に梱包されて出荷される。そして、当該プリンタ1の購入者(ユーザ)の下で画像を印刷する際には、濃度補正値Hによって補正された濃度の画像が印刷されることになる。
例えば、ユーザーのコンピュータ110のプリンタドライバは、各画素データの階調値(以下、補正前の階調値をSinとする)を、その画素データが対応するラスタラインの濃度補正値Hに基づいて補正する(以下、補正後の階調値をSoutとする)。
具体的には、あるラスタラインの階調値Sinが指令階調値Sa、Sb、Sc、Sd、Seの何れかと同じであれば、コンピュータ110のメモリに記憶されている濃度補正値Hをそのまま用いることができる。例えば画素データの階調値Sin=Sbであれば、補正後の階調値Soutは次式によって求められる。
Sout=Sb×(1+Hb)
一方、画素データの階調値が指令階調値Sa、Sb、Sc、Sd、Seと異なる場合、その周囲の指令階調値の濃度補正値を用いた補間に基づいて補正値を算出する。例えば指令階調値Sinが指令階調値Sbと指令階調値Scとの間の場合、指令階調値Sbの濃度補正値Hb、及び指令階調値Scの濃度補正値Hcを用いた線形補間により求めた補正値をH´とすると、指令階調値Sinの補正後の階調値Soutは次式によって求められる。
Sout=Sin×(1+H´)
こうして、ラスタラインごとに濃度補正処理が行なわれる。
===第1実施形態===
前述したような補正値取得処理は、印刷媒体(例えば紙S)の種類を変えて、複数回実施される。これは、紙Sの種類が異なると画像の濃度むらの度合いが異なる可能性があることにより、紙Sの種類毎についてそれぞれ適切な補正値テーブルを改めて作成する必要があると考えられるためである。しかし、全ての紙Sの種類毎に補正値テーブルを作成するには手間や時間がかかる。また、プリンタ1のメモリ53において、補正値テーブルを記憶するための容量が増大する。
本実施形態では、印刷対象用紙とは異なる種類の紙S(以下、基本用紙ともいう)で作成した補正値テーブルを、印刷対象用紙で印刷する際にも適用するようにする。この際、補正値テーブルを作成したときのドットサイズ(すなわち、補正用パターンCPを印刷したときのドットサイズ)、に近づくように印刷対象用紙に形成されるドットサイズを調整する。
<ドットサイズについて>
媒体に形成されるドットのドットサイズは、インクと媒体との濡れ性に依存する。つまり、同じ大きさのインク滴を噴射しても、媒体の種類が異なれば、媒体に形成されるドットサイズが異なることになる。
図15A〜図15Cは、同じインクの噴射条件によって、異なる種類の紙Sに印刷した場合の図の一例である。
図15Aは目標とする大きさにドットが形成された場合を示している。また、図15Bは目標よりも大きくドットが形成された場合を示し、図15Cは目標よりも小さくドットが形成された場合を示している。なお、これらの図では、全ての画素に同一サイズのドットを形成するようにしている。
図15Aの場合では、各画素内にドットが形成されているのに対し、図15Bの場合では各画素よりも大きくドットが形成されている。このため、隣接するドットが重なって形成されている。このようにドットサイズが大きくなりすぎると、例えば色濁りやエッジぼけなどの現象が生じる。また、図15Cの場合では、ドットサイズが小さく、ドット間の間隔が大きくなっている。このようにドットサイズが小さくなりすぎると、例えば白スジが現れる。
例えば基本用紙を用いて補正値テーブルを作成したときのドットサイズが図15Aの状態であるとすると、図15Bのようにドットが大きく形成される印刷対象媒体に対しては、ドットサイズを小さくするように調整すれば、その補正値テーブルを用いることにより、基本用紙での濃度むら補正の効果と同様の効果を得ることができる。また、図15Cのようにドットが小さく形成される印刷対象媒体に対しては、ドットサイズを大きくするように調整すれば、その補正値テーブルを用いることにより、基本用紙での濃度むら補正の効果と同様の効果を得ることができる。
そこで、以下の実施形態では、基本用紙を用いて作成した補正値テーブルを印刷対象用紙に適用する際に、補正値テーブルを作成したときのドットサイズに近くなるように、ドットサイズを調整している。第1実施形態では各ノズルのピエゾ素子621に印加される駆動信号COMの電圧振幅を変えることによって、ドットサイズを調整する。
<ドットサイズの調整について>
図16は、第1実施形態のドットサイズの調整についてのフロー図である。なお、図16は、例えばユーザー下で基本用紙とは別の種類の印刷対象用紙に印刷する際に行われる処理について示している。なお、図では示していないが、プリンタ1の製造工場の検査ラインにおいて前述した補正値取得処理を行なう際(補正値テーブルを作成する際)に、例えば検査者は、基本用紙に印刷された補正用パターンCP(テストパターンに相当する)に形成されたドットのうち、ある大きさのドット(本実施形態では中ドット)のドットサイズを、計測器を用いて計測する。検査ラインのコンピュータ110はその計測結果を、基本用紙の補正値テーブルと対応付けてプリンタ1のメモリ53に記憶させる。そして、プリンタ1は、補正値テーブルと、補正値テーブルを作成したときのドットサイズとがメモリ53に記憶された状態で出荷される。
ユーザー下において印刷対象用紙に印刷する際、ユーザーのコンピュータ110は、まずプリンタ1によって、印刷対象用紙に中ドットを用いたパターンを印刷させる(S101)。そして、例えばユーザーは、印刷対象用紙に形成された中ドットのドットサイズを、計測器を用いて計測する。この計測結果から、コンピュータ110は、印刷対象用紙に形成された中ドットのドットサイズを取得する(S102)。コンピュータ110は、印刷対象用紙に形成されたドットサイズと、プリンタ1のメモリ53に補正値テーブルと対応付けられて記憶されたドットサイズ(基本用紙に形成されたドットサイズ)とを比較する。
まず、コンピュータ110は、印刷対象用紙に形成されたドットサイズと基本用紙に形成されたドットサイズとの差が閾値以下であるか否かを判断する(S103)その差が閾値よりも大であると判断した場合(S103でNO)、コンピュータ110は、印刷対象用紙に形成されたドットサイズの方が基本用紙に形成されたドットサイズよりも大きいかを判断する(S104)。
印刷対象用紙に形成されたドットサイズが、基本用紙に形成されたドットサイズよりも大きい場合(S104でYES)、コンピュータ110は、中ドットに対応する駆動パルスPS1の最大電位VHと最小電位VLとの電位差(本実施形態では最大電位VHの値)を所定値小さくするようにプリンタ1の設定を変更する(S105)。例えば、プリンタ1のCPU52から駆動信号生成回路70に出力されるデジタルデータのうちの最大電位VHに相当する部分のデジタル値を所定値小さくさせる。こうすることで、駆動信号生成回路70で生成される駆動信号COMの最大電位VHが小さくなり、ノズルから噴射されるインクの噴射量が少なくなる。よって、印刷対象用紙に形成されるドットのドットサイズが小さくなる。その後、変更した駆動パルスPS1を用いて印刷対象用紙に補正パターンCPを印刷するステップS101を再度行う。
一方、ステップS104で、印刷対象用紙に形成されたドットサイズが、基本用紙に形成されたドットサイズよりも小さいと判断した場合(S104でNO)、中ドットに対応する駆動パルスPS1の最大電位VHと最小電位VLとの電位差(本実施形態では最大電位VHの値)を所定値大きくするようにプリンタ1の設定を変更する(S106)。こうすることで、駆動信号COMによってノズルから噴射されるインクの噴射量が多くなる。よって、印刷対象用紙に形成されるドットのドットサイズが大きくなる。その後、変更した駆動パルスPS1を用いて印刷対象用紙に補正パターンCPを印刷するステップS101を再度行う。
以上の処理をステップS101において、印刷対象用紙に形成されたドットサイズと基本用紙に形成されたドットサイズとの差が閾値以下であると判断されるまで行なう。そして、コンピュータ110は、印刷対象用紙で計測されたドットサイズと基本用紙で計測されたドットサイズとの差が閾値以下であると判断すると(S103でYES)、そのときの駆動パルスPS1を中ドットの形成のパルスとして採用する。なお、本実施形態では、中ドットのドットサイズを変更する場合について説明したが、同様の処理を大ドット、小ドットについても行なう。そして、基本用紙の補正値テーブルを用いてラスタライン毎(画素列毎)に補正を行って、印刷対象用紙に印刷を行なう(S107)。こうするとこで、印刷対象用紙に形成されるドットサイズを、基本用紙の補正値テーブルを作成したときのドットサイズに近づけることができる。
なお、中ドットの結果から、印刷対象用紙に大ドット、小ドットを印刷した場合も同様の傾向が生じることが考えられる。例えば、印刷対象用紙に形成した中ドットが、基本用紙よりもドットサイズが小さくなっている場合、大ドット及び小ドットを形成する場合も同じ結果になる(印刷対象用紙のドットサイズの方が小さくなる)と考えられる。よって、大ドット(駆動パルスPS2)及び小ドット(駆動パルスPS4)の場合も、中ドットと同様の変化率で最大電位VHを変えるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、基本用紙で作成した補正値テーブルを用いて印刷対象用紙に印刷を行なう際に、補正値テーブルを作成したときのドットサイズに近づくように、ドットサイズを調整している。こうすることにより、ドットの重なり具合などの状態を補正値テーブル作成時の状態に近づけることができ、補正の精度を高めることができる。
===第2実施形態===
第1実施形態では、各紙に形成されるドットサイズを計測器で計測していたが、第2実施形態では、同一サイズのドットを複数形成した所定のパターンを印刷し、その濃度を測定することにより、ドットサイズを推測する。
図17は第2実施形態で印刷されるパターンの一例を示す図である。図の黒丸はドットを示している。なお、この図17のパターンは、ドットサイズを求めるためのパターンである。
同図では、市松模様状に、同一サイズのドット(例えば中ドット)が形成されている。このようなパターンを、プリンタ1の補正値取得処理を行なう際(補正値テーブルを作成する際)、及び、ユーザー下で印刷対象用紙に印刷する際にそれぞれ印刷して、スキャナ120で読み取るようにする。
図17のパターンの画像をスキャナ120で読み取ると、その読み取り結果から画像の濃度が得られる。この濃度から、ドットサイズを推測することが出来る。例えば、各ドットのドットサイズが大きいほど画像の濃度が濃くなり、各ドットのドットサイズが小さいほど、画像の濃度が淡くなる。このように、画像の濃度は、各ドットのドットサイズに比例するので、ドットサイズと濃度との関係を示す関数を定めておくことができる。この関数を用いることによって、濃度からドットサイズを推測することができる。なお、補正値テーブル作成時には、図17のパターンの濃度から推測されたドットサイズが補正値テーブルと対応付けられてメモリ53に記憶される。また、ユーザー下で印刷対象用紙に印刷する際も、図17のパターンの濃度からドットサイズが推測される。
なお、印刷対象用紙に形成されるドットサイズを、補正値テーブル作成時のドットサイズに近づける処理については第1実施形態と同様にして行なうことができる。
こうすることにより、ドットサイズをより簡易に把握することができる。この第2実施形態においても、ドットの重なり具合などの状態を補正値テーブル作成時の状態に近づけることができ、補正の精度を高めることができる。
===第3実施形態===
前述した実施形態では、基本用紙を用いて補正値テーブルを一つ作成していたが、予め複数種類の紙Sについて、それぞれ補正値テーブルを作成してもよい。なお、補正値テーブルを作成する毎に(すなわち紙Sの種類毎に)、例えば中ドットのドットサイズを計測しておき、各補正値テーブルとドットサイズとをそれぞれ対応付けてプリンタ1のメモリ53に記憶させておく。
そして、ユーザー下において、印刷対象用紙に印刷する際に、ユーザーが印刷対象用紙に形成される中ドットのドットサイズを計測し、ユーザーのコンピュータ110が、印刷対象用紙の計測結果と最も近いドットサイズと対応する補正値テーブルを選択するようにしてもよい。さらに、選択した補正値テーブルを用いて印刷対象用紙に印刷する際に、前述した実施形態と同様に、印刷対象用紙に形成されるドットサイズを、選択した補正値テーブルに対応するドットサイズに近づけるように、調整するようにしてもよい。
こうすることにより、複数の補正値テーブルのうち印刷対象用紙に傾向の近いものを用いることができる。よって、ドットサイズの調整量を少なくできる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施形態に基づき、主に、本発明に係る補正値算出装置について説明したが、上記の説明には、色情報の選択を実行するための色情報選択システム、及び、色情報選択システム中のコンピュータ110に色情報選択処理を実行させるためのプログラムの開示も含まれている。また、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
<プリンタ1について>
上記実施形態では、媒体の搬送方向と交差する紙幅方向にノズルが並んだラインヘッドプリンタを例に挙げているがこれに限らない。例えば、ヘッドユニットをノズル列方向と交差する移動方向に移動しながら、移動方向に沿ったドット列を形成するドット形成動作と、ノズル列方向である搬送方向に用紙を搬送する搬送動作(移動動作)とを交互に繰り返すプリンタであってもよい。
また、上記実施形態では、液体の一例であるインクを噴射するインクジェットプリンタについて説明したが、これには限られず、インク以外の他の液体を噴射する液体噴射装置に適用することも可能である。例えば、布地に模様をつけるための捺染装置、カラーフィルタ製造装置や有機ELディスプレイ等のディスプレイ製造装置、チップへDNAを溶かした溶液を塗布してDNAチップを製造するDNAチップ製造装置、回路基板製造装置等であってもよい。
<スキャナ120について>
上記実施形態では、スキャナ120は、R、G、Bの各センサ(例えばCCD)を有し、原稿に照射された光の反射光を各センサで読取ることによりR、G、Bの色情報を取得するセンサ方式のものを用いていたがこれには限定されない。例えば、R、G、Bの各色の蛍光ランプを順次点滅し、モノクロイメージセンサで反射光を読み取り、R、G、Bの色情報を取得する光源切り替え方式や、あるいは、光源とセンサの間にR、G、Bのカラーフィルタを設け、このカラーフィルタを順次切り替えることによりR、G、Bの色情報を取得するフィルタ切り替え方式のものを用いてもよい。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、ピエゾ素子を用いてインクを噴射していた。しかし、液体を噴射する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<ドットサイズの調整について>
前述の実施形態では、駆動信号COMの最高電位VHを変えることによってドットサイズを調整していたが、ドットサイズを調整する方法はこれに限られない。例えば、駆動信号COMの駆動パルスPSの波形形状を変えることによって、ドットサイズを調整するようにしてもよい。例えば、図16において、期間T1や期間T3の時間を長くしたり短くしたりすることで、ドットサイズを調整するようにしてもよい。インクの噴射量は、ピエゾ素子621に印加される駆動信号によって決まるので、駆動信号の波形を変えることによって、ドットサイズを確実に調整することができる。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 プリンタの搬送処理とドット形成処理を説明するための斜視図である。 ヘッドユニットの下面における複数のヘッドの配列の説明図である。 簡略説明用のヘッド配置とドット形成の様子の説明図である。 インク噴射機構の一例を詳しく示した図である。 駆動信号COMの一例の一部分を示したものである。 駆動信号COMの説明図である。 プリンタドライバによる処理の説明図である。 図9Aは、理想的にラスタラインが形成されたときの様子の説明図である。図9Bは、濃度むらが発生したときの説明図である。図9Cは、濃度むらの発生が抑制された様子を示す図である。 補正値取得処理の流れを示す図である。 補正用パターンCPの説明図である。 サブパターンCSPについてラスタライン毎の算出濃度を示すグラフである。 図13Aは、第iラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbを算出する手順についての説明図である。図13Bは、第jラスタラインについて指令階調値Sbを補正するための濃度補正値Hbを算出する手順についての説明図である。 補正値テーブルを示す図である。 同じインクの噴射条件によって、異なる種類の紙Sに印刷した場合の図である。図15Aは目標とする大きさにドットが形成された場合の図であり、図15Bは目標よりも大きくドットが形成された場合の図であり、図15Cは目標よりも小さくドットが形成された場合の図である。 第1実施形態のドットサイズの調整についてのフロー図である。 第2実施形態で印刷されるパターンを示す図である。
符号の説明
1 プリンタ、
20 ヘッドユニット、23 ヘッド、23A 第1ヘッド、23B 第2ヘッド、
23C 第3ヘッド、
30 搬送ユニット、32A 上流側ローラ、32B 下流側ローラ、34 ベルト、
40 検出器群、50 コントローラ、51 インターフェース、52 CPU、
53 メモリ、54 ユニット制御回路、
62 駆動ユニット、621 ピエゾ素子、623 固定板、
624 フレキシブルケーブル、64 流路ユニット、
65 流路形成基板、651 圧力室、652 インク供給口、653 リザーバ、
66 ノズルプレート、67 弾性板、673 島部
70 駆動信号生成回路
100 印刷システム、110 コンピュータ、111 インターフェース、
112 CPU、113 メモリ、
120 スキャナ、121 読取キャリッジ、122 インターフェース、
123 CPU、124 メモリ、125 スキャナコントローラ

Claims (5)

  1. 所定方向に複数の画素が並ぶ画素列が前記所定方向と交差する方向に複数並んで構成されるテストパターンを、ある種類の媒体に印刷することと、
    前記ある種類の媒体に印刷された前記テストパターンを読取部で読み取ることと、
    前記テストパターンの読み取り結果に基づいて、前記画素列毎の濃度の補正値を求め、各画素列と各補正値とを対応付けた補正値テーブルを作成することと、
    前記ある種類とは別の種類の印刷対象媒体に印刷する際に、前記補正値テーブルを用いて前記画素列毎に補正を行なうことによって形成されるドットのドットサイズを、前記ある種類の媒体に前記テストパターンを印刷したときのドットサイズに近づけるように調整することと、
    を有する補正方法。
  2. 請求項1に記載の補正方法であって、
    液体を噴射させるための動作を行う素子を駆動させる駆動信号の波形形状を変えることによって、前記印刷対象媒体に形成される前記ドットのドットサイズを調整する、
    補正方法。
  3. 請求項2に記載の補正方法であって、
    前記駆動信号の電圧振幅の大きさを変えることにより当該駆動信号の波形形状を変える、
    補正方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の補正方法であって、
    前記ドットを複数形成したパターンをそれぞれの媒体に印刷することと、
    前記パターンを前記読取部で読み取ることと、
    を有し、
    前記読取部の読み取り結果から得られる前記パターンの濃度に基づいて前記ドットのドットサイズを求める、補正方法。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の補正方法であって、
    前記補正値テーブルは、複数種類の媒体にそれぞれ対応して複数作成されており、
    前記印刷対象媒体に印刷する際に、前記印刷対象媒体に形成されるドットのドットサイズが、各補正値テーブルを作成したときに各媒体に形成されたドットサイズと最も近い媒体に対応する前記補正値テーブルを用いて前記画素列毎に補正を行なう、補正方法。
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