JP2013161930A - ウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

ウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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【課題】ダイシング工程における半導体ウェハの保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができるウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ウェハ加工用テープ1は、ダイシング用の基材フィルム2と、基材フィルム2の一方面に粘着剤層3を介して積層されたダイボンディング用の接着剤層4と、接着剤層4の一方面に積層された剥離フィルム5と、を備え、接着剤層4の外縁に倣って複数の切込部6が形成され、それぞれの切込部6は、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状の線に沿い、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法に関する。
従来、ダイシング用の基材フィルムと、基材フィルムの一方面に粘着剤層を介して積層されたダイボンディング用の接着剤層とを備えたウェハ加工用テープが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このようなウェハ加工用テープを用いたダイシング工程では、半導体ウェハが接着剤層の一方面に貼付され、基材フィルムによって支持された状態で接着剤層と共に切断され、個片化される。ダイボンディング工程では、半導体ウェハの個片である各半導体チップが接着剤片と共に基材フィルムからピックアップされ、接着剤片を介してダイパッド等の支持部材に接着される。
特開2002−158276号公報
上述したウェハ加工用テープを用いたダイシング工程では、半導体ウェハ及び接着剤層が基材フィルム上にしっかりと保持される必要がある。一方ダイボンディング工程では、各半導体チップが接着剤片と共に基材フィルムから容易にピックアップされる必要がある。
そこで、本発明は、ダイシング工程における半導体ウェハの保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができるウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るウェハ加工用テープは、ダイシング用の基材フィルムと、基材フィルムの一方面に粘着剤層を介して積層されたダイボンディング用の接着剤層と、接着剤層の一方面に積層された剥離フィルムと、を備えたウェハ加工用テープであって、平面視で接着剤層の内側に向かって凸状をなし、基材フィルムの他方面から粘着剤層及び接着剤層を貫通し、剥離フィルムに到達した切込部が形成されていることを特徴とする。
このようなウェハ加工用テープでは、基材フィルムの他方面から粘着剤層及び接着剤層を貫通し、剥離フィルムに到達する切込部が形成されている。また、切込部は、平面視で接着剤層の内側に向かって凸状をなしている。このため、接着剤層に生じた剥離力が接着剤層の外側に伝わったときに、接着剤層のうち、切込部によって縁取られた凸状部分には剥離力が伝わり難い。これにより、上記凸状部分が基材フィルムから剥離し難くなり、その影響で接着剤層が基材フィルムから剥離し難くなる。ダイシング後には、接着剤層は半導体ウェハと共に個片化され、各接着剤片は上記凸状部分から切り離される。このため、上記凸状部分の剥離し難さの影響を受けることなく、基材フィルムから容易に剥離される。従って、ダイシング工程における半導体ウェハの保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができる。
ここで、切込部は、接着剤層の外縁に倣う複数の箇所に形成されていることが好ましい。この場合、上記凸状部分の剥離し難さの影響で接着剤層の外縁部全体が剥離し難くなるため、接着剤層が基材フィルムから更に剥離し難くなる。
また、切込部は、剥離フィルムを貫通していないことが好ましい。この場合、剥離フィルムの剥離性に対する切込部の影響が抑えられるので、剥離フィルムを容易に剥離させることができる。
本発明に係るウェハ加工用テープの製造方法は、上記ウェハ加工用テープの製造方法であって、基材フィルムの一方面に粘着剤層を介して接着剤層が積層され、接着剤層の一方面に剥離フィルムが積層された状態で、基材フィルムの他方面から粘着剤層及び接着剤層を貫通し、剥離フィルムに到達するように刃材を通すことで、切込部を形成する切込工程を有することを特徴とする。
このようなウェハ加工用テープの製造方法によれば、上記ウェハ加工用テープを容易に製造することができる。また、切込部では、刃材を通す際にかかる力によって基材フィルムと粘着剤層との結合強度が高められると共に、粘着剤層と接着剤層との結合強度が高められる。このため、接着剤層が基材フィルムから更に剥離し難いウェハ加工用テープを製造することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記ウェハ加工用テープを用いる半導体装置の製造方法であって、剥離フィルムを剥離し、接着剤層の一方面に半導体ウェハを貼付し、基材フィルムによって半導体ウェハを支持した状態で、半導体ウェハを接着剤層と共に切断して個片化するダイシング工程を有することを特徴とする。
このような半導体装置の製造方法では、上記ウェハ加工用テープの作用により、ダイシング工程における半導体ウェハの保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができる。
ここで、ダイシング工程では、接着剤層の一方面のうち、複数の切込部によって包囲された領域内に半導体ウェハを配置することが好ましい。この場合、接着剤層のうち切込部が形成されている部分が半導体チップに付与されることを確実に防止することができる。
本発明に係るウェハ加工用テープ、ウェハ加工用テープの製造方法及び半導体装置の製造方法によれば、ダイシング工程における半導体ウェハの保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができる。
本発明に係るウェハ加工用テープの平面図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 ダイシング前のウェハ加工用テープを示す断面図である。 ダイシング途中のウェハ加工用テープを示す断面図である。 ウェハ加工用テープの変形例を示す平面図である。 ウェハ加工用テープの他の変形例を示す平面図である。 剥離強度確認用の試験片を示す平面図である。 剥離強度確認方法を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るウェハ加工用テープの好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るウェハ加工用テープの平面図、図2は、図1中のII−II線に沿う断面図である。図1及び図2に示すように、ウェハ加工用テープ1は、ダイシング用の基材フィルム2と、基材フィルム2の一方面2aに感圧型の粘着剤層3を介して積層された接着剤層4と、接着剤層4の一方面4aに積層された剥離フィルム5とを備えている。
基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4のそれぞれの平面形状は円形であり、互いに略同心となるように配置されている。基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4の形状は、半導体ウェハの形状等に合わせて適宜変更可能であり、例えば三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等の多角形や、星形であってもよい。基材フィルム2及び粘着剤層3の外径は、接着剤層4の外径よりも大きく、基材フィルム2の外縁2b及び粘着剤層3の外縁3bは接着剤層4の外縁4bから張り出している。基材フィルム2のうち接着剤層4の外縁4bから張り出した部分は、粘着剤層3を介して剥離フィルム5に貼付されている。これにより、接着剤層4は基材フィルム2及び剥離フィルム5に包まれ、保護されている。剥離フィルム5は、長尺の帯状体であり、剥離フィルム5の長手方向に沿って一定間隔ごとに基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4のセットが配置されている。
ウェハ加工用テープ1には、接着剤層4の外縁4bに倣って略等間隔に分布した複数の箇所に切込部6が形成されている。各切込部6は、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状の円弧をなしている。また、各切込部6は、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達しているが、剥離フィルム5を貫通してはいない。隣り合う切込部6同士の間には、接着剤層4を中心とする角度にして2°〜3°程度の間隔が設けられていることが好ましい。切込部6の数は、適宜変更可能である。
続いて、ウェハ加工用テープ1の製造方法について説明する。
まず、長尺の帯状体である剥離フィルム5を準備し、剥離フィルム5の片面にワニスを塗布し、加熱処理して接着剤層を形成する。その後、接着剤層に打ち抜き加工を施すことで接着剤層4を切り出し、不要部分を除去する。接着剤層形成後に接着剤層4を切り出すのではなく、接着剤層4を形成すべき範囲に限定してワニスを塗布し、各接着剤層4を形成してもよい。ワニスの塗布範囲を限定するために、剥離フィルム5の片面のうち、接着剤層4を形成すべき範囲以外にコーティング等を施してもよい。
次に、接着剤層4を覆うように、剥離フィルム5に粘着剤層を介して基材フィルムを貼付する。その後、基材フィルム及び粘着剤層に打ち抜き加工を施して基材フィルム2及び粘着剤層3を切り出し、不要部分を除去する。予め切り出しておいた基材フィルム2及び粘着剤層3を剥離フィルム5に貼付してもよい。また、基材フィルム2及び粘着剤層3の大きさを接着剤層4の大きさと等しくし、基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4の切り出しを同時に行ってもよい。ここまでの工程で、剥離フィルム5の長手方向に沿って一定間隔ごとに基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4が配置される。
次に、基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4に打ち抜き加工を施し、切込部6を形成する。詳しくは、図2に示すように、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達するように打ち抜き用の刃材B1を通し、切込部6を形成する。この打ち抜き加工は、基材フィルム2及び粘着剤層3を切り出す打ち抜き加工と同時に行われてもよい。
続いて、ウェハ加工用テープ1を用いた半導体装置の製造方法について説明する。
まず、基材フィルム2、粘着剤層3及び接着剤層4の一セットを剥離フィルム5から剥離する。上述したように、各切込部6は剥離フィルム5を貫通しないように形成されていることから、剥離フィルム5の剥離性に対する切込部6の影響が抑えられるので、剥離フィルム5を容易に剥離させることができる。その後、図3に示すように、複数の切込部6に包囲された領域内に半導体ウェハ7を配置し、接着剤層4の一方面4aに貼付する。また、接着剤層4を包囲するようにリングフレームRを配置し、粘着剤層3の一方面3aに貼付する。
次に図4に示すように、ダイシング工程を行う。詳しくは、リングフレームRによって補強された基材フィルム2によって半導体ウェハ7を支持した状態で、ブレードB2によって半導体ウェハ7を接着剤層4と共に切断して個片化する。この工程では、ブレードB2の作用によって、接着剤層4の一部分には基材フィルム2に押し付ける方向の力が生じる一方で、接着剤層4の他の部分には基材フィルム2から剥離させる方向の力が生じる。この剥離力が接着剤層4の外側に伝わったときに、接着剤層4のうち、切込部6によって縁取られた凸状部分Tには剥離力が伝わり難い(図8参照)。これにより、凸状部分Tが基材フィルム2から剥離し難く、その影響で接着剤層4が基材フィルム2から剥離し難い。特に、切込部6は、接着剤層4の外縁に倣う複数の箇所に形成されていることから、凸状部分Tの剥離し難さの影響で接着剤層4の外縁部全体が剥離し難く、接着剤層4が基材フィルムから更に剥離し難い。
また、各切込部6は、上述したように、基材フィルム2の他方面2cから剥離フィルム5に到達するように打ち抜き用の刃材B1を通すことで形成されている。これにより、切込部6では、刃材B1を通す際にかかる力によって基材フィルム2と粘着剤層3との結合強度が高められると共に、粘着剤層3と接着剤層4との結合強度が高められている。このため、ダイシング工程において、接着剤層4の外縁部が基材フィルム2から更に剥離し難い。
次に、ダイボンディング工程を行う。詳しくは、半導体ウェハ7の個片である半導体チップ7Aを接着剤層4の個片である接着剤片4Aと共にピックアップする。このとき、各接着剤片4Aは凸状部分Tから切り離されているため、凸状部分Tの剥離し難さの影響を受けることなく、基材フィルム2から容易に剥離される。また、ダイシング工程において、接着剤層4の一方面のうち、複数の切込部6によって包囲された領域内に半導体ウェハ7が配置されていたため、接着剤層4のうち切込部6が形成されている部分が半導体チップ7Aに付与されることが確実に防止される。その後、接着剤片4Aを介して、半導体チップ7Aをダイパッド等の支持部材に接着する。また、ボンディングワイヤによって、半導体チップ7Aを半導体装置の端子等に電気的に接続する。
このように、ウェハ加工用テープ1を用いた半導体装置の製造方法によれば、ダイシング工程における半導体ウェハ7の保持性と、ダイボンディング工程における半導体チップ7Aのピックアップ性と、の両立をより確実に図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、粘着剤層3は、UV硬化型等、エネルギー線の照射によって硬化するものであってもよい。この場合、ピックアップ前に粘着剤層3にエネルギー線を照射することで、接着剤片4Aが基材フィルム2から剥離し易くなるので、更にピックアップ性を向上させることができる。
また、切込部6は、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状をなしていればよく、必ずしも円弧をなしている必要は無い。例えば、円弧とは異なる曲線をなしていてもよい。また、図5示すように、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状の折れ線をなしていてもよい。また、図6に示すように、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状の折れ線と、平面視で接着剤層4の外側に向かって凸状の折れ線とで構成されたX字状の線をなしていてもよい。
続いて、本発明の実施例について説明する。
上述した本発明の作用のうち、接着剤層4の外縁部の剥離し難さの影響が各接着剤片4Aに及ばないことについては実証を要しないので、以下に示す実施例では、切込部6を形成することによって接着剤層4の外縁部の剥離強度が高められることのみを実証する。
[サンプルの作製]
基材フィルム2の一方面2aに粘着剤層3を介して接着剤層4が積層され、接着剤層4の一方面4aに剥離フィルム5が積層された積層体として、日立化成株式会社製のHR−9000シリーズを用意した。この積層体から長尺で一定幅に切り出した試験片Aを用い、以下の比較例及び実施例を作製した。一定幅とは、例えば1.0mm〜2.5mmである。
(1)比較例1
図7(a)に示すように、試験片Aに切込部を形成しないものを比較例1とした。
(2)比較例2
図7(b)に示すように、試験片Aの幅方向に沿う線分に沿って、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達する一つの切込部9を形成し、本発明の比較例2とした。
(3)実施例1
図7(c)に示すように、平面視で試験片Aの長手方向の一方側に向かって凸状の円弧をなし、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達する一つの切込部6を形成し、本発明の実施例1とした。
(4)実施例2
図7(d)に示すように、平面視で試験片Aの長手方向の一方側に向かって凸状の折れ線をなし、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達する一つの切込部6を形成し、本発明の実施例2とした。
(5)実施例3
図7(e)に示すように、平面視で試験片Aの長手方向の一方側に向かって凸状の折れ線と、平面視で試験片Aの長手方向の他方側に向かって凸状の折れ線とで構成されたX字状の線をなし、基材フィルム2の他方面2cから粘着剤層3及び接着剤層4を貫通し、剥離フィルム5に到達する一つの切込部6を形成し、本発明の実施例3とした。
[剥離強度の評価]
比較例1,2及び実施例1〜3の各試験片Aの剥離フィルム5を剥離させた後、各試験片Aにおける接着剤層4の剥離強度を測定した。具体的には、接着剤層4の一部に生じた剥離力が接着剤層4の外縁部に向かって伝わる状況を模擬し、各試験片Aの長手方向の一方側から接着剤層4を剥離させるのに必要な力を測定した。次に、比較例2及び実施例1〜3の剥離強度を比較例1の剥離強度と比較し、剥離強度が比較例1の剥離強度と同等以下のものは「NG」、剥離強度が比較例1の剥離強度よりも高いものは「OK」とした。評価結果を表1に示す。
Figure 2013161930
比較例2の評価結果が「NG」であることから、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状ではない線に沿った切込部9を形成するのみでは、接着剤層4の外縁部の剥離強度は高められないことが確認された。実施例1〜3の評価結果が「OK」であることから、平面視で接着剤層4の内側に向かって凸状の線に沿った切込部6を形成すると、接着剤層4の外縁部の剥離強度が高められることが確認された。
1…ウェハ加工用テープ、2…基材フィルム、2a…一方面、2c…他方面、3…粘着剤層、4…接着剤層、4a…一方面、4b…外縁、5…剥離フィルム、6…切込部、7…半導体ウェハ、B1…刃材。

Claims (6)

  1. ダイシング用の基材フィルムと、前記基材フィルムの一方面に粘着剤層を介して積層されたダイボンディング用の接着剤層と、前記接着剤層の一方面に積層された剥離フィルムと、を備えたウェハ加工用テープであって、
    平面視で前記接着剤層の内側に向かって凸状をなし、前記基材フィルムの他方面から前記粘着剤層及び前記接着剤層を貫通し、前記剥離フィルムに到達した切込部が形成されていることを特徴とするウェハ加工用テープ。
  2. 前記切込部は、前記接着剤層の外縁に倣う複数の箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載のウェハ加工用テープ。
  3. 前記切込部は、前記剥離フィルムを貫通していないことを特徴とする請求項1又は2記載のウェハ加工用テープ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載のウェハ加工用テープの製造方法であって、
    前記基材フィルムの前記一方面に前記粘着剤層を介して前記接着剤層が積層され、前記接着剤層の前記一方面に前記剥離フィルムが積層された状態で、前記基材フィルムの前記他方面から前記粘着剤層及び前記接着剤層を貫通し、前記剥離フィルムに到達するように刃材を通すことで、前記切込部を形成する切込工程を有することを特徴とするウェハ加工用テープの製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項記載のウェハ加工用テープを用いる半導体装置の製造方法であって、
    前記剥離フィルムを剥離し、前記接着剤層の前記一方面に半導体ウェハを貼付し、前記基材フィルムによって前記半導体ウェハを支持した状態で、前記半導体ウェハを前記接着剤層と共に切断して個片化するダイシング工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記ダイシング工程では、前記接着剤層の前記一方面のうち、複数の前記切込部によって包囲された領域内に前記半導体ウェハを配置することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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