JP2013161552A - 投光装置およびレーザ照射装置 - Google Patents

投光装置およびレーザ照射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造時間を短縮することが可能な投光装置を提供する。
【解決手段】この投光装置1は、C方向に配列される複数の半導体レーザ素子11と、レーザ光が照射され蛍光を出射する蛍光部材22と、複数の半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を透過して蛍光部材22に照射する集光レンズ21と、を備える。集光レンズ21は、レーザ光をC方向には集光せず、レーザ光をC方向と交差するD方向に集光する。
【選択図】図7

Description

この発明は、投光装置およびレーザ照射装置に関し、特に、複数のレーザ発生器を備えた投光装置およびレーザ照射装置に関する。
従来、複数のレーザ発生器とレーザ光が照射され蛍光を出射する蛍光部材とを備えた投光装置が知られている。従来の投光装置の一例は、複数のレーザ発生器と、レーザ光が照射され蛍光を出射する蛍光部材と、レーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する複数の集光レンズと、蛍光部材から出射した光を投光する反射部材とを備えている。集光レンズは、レーザ発生器毎に設けられている。
この投光装置では、複数のレーザ発生器から出射したレーザ光は、対応する集光レンズにより集光され蛍光部材に照射されるとともに、蛍光部材により蛍光に変換される。蛍光部材から出射した蛍光は、反射部材により投光装置の前方に投光される。
なお、複数のレーザ発生器と蛍光部材とを備えた投光装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−241142号公報
しかしながら、上記した従来の投光装置では、各レーザ発生器から出射したレーザ光を蛍光部材に照射するために、レーザ発生器毎に集光レンズを設けるので、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整箇所が多くなる。このため、投光装置の製造に時間がかかるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、製造時間を短縮することが可能な投光装置およびレーザ照射装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の投光装置は、第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、レーザ光が照射され蛍光を出射する蛍光部材と、複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する集光レンズと、蛍光部材から出射した光を投光する投光部材と、を備え、集光レンズは、レーザ光を第1方向には集光せず、レーザ光を第1方向と交差する第2方向に集光する。
この発明の投光装置では、上記のように、第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する集光レンズとを備える。これにより、複数のレーザ発生器に対して1つ(共通)の集光レンズを調整すればよいので、投光装置の製造時間を短縮することができる。また、複数のレーザ発生器に対して共通の集光レンズを設けるので、部品点数を削減することができるとともに、小型化することができる。
また、上記のように、集光レンズはレーザ光を第1方向には集光しないので、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整を第1方向には行う必要がない。これにより、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整をより容易に行うことができ、投光装置の製造時間をより短縮することができる。また、集光レンズは、レーザ光を第1方向と交差する第2方向に集光するので、蛍光部材の照射領域の第2方向の長さを集光レンズにより制御することができる。
なお、この発明の投光装置では、レーザ発生器から蛍光部材までの距離により、蛍光部材の照射領域の第1方向の長さが決定され、集光レンズにより、蛍光部材の照射領域の第2方向の長さが決定される。
上記投光装置において、好ましくは、複数のレーザ発生器は同一の基板に設けられている。このように構成すれば、第1方向に配列された複数のレーザ発生器を容易に得ることができる。なお、「複数のレーザ発生器は同一の基板に設けられている」とは、複数のレーザ発生器が同一の実装基板に実装されている場合や、1つの半導体基板上に複数のレーザ素子部(レーザ発生器)が形成されている場合を含む概念である。
上記投光装置において、好ましくは、複数のレーザ発生器はレーザ光の長軸方向と直交する方向に配列されている。このように構成すれば、集光レンズによりレーザ光を長軸方向(第2方向)に集光することができる。これにより、蛍光部材の照射領域が長軸方向に大きくなるのを抑制することができるので、特に有効である。
上記投光装置において、好ましくは、複数のレーザ発生器から出射した各レーザ光の光軸がレーザ発生器から離れるにしたがって互いに近づくように、複数のレーザ発生器は配置されている。このように構成すれば、蛍光部材の照射領域が第1方向に大きくなるのを抑制することができる。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、光軸とは、光束が最も高い方向に延びる軸をいう。
上記各レーザ光の光軸が互いに近づくように複数のレーザ発生器が配置されている投光装置において、好ましくは、蛍光部材はレーザ光が照射される照射面を含み、複数のレーザ発生器から出射し集光レンズを透過した各レーザ光の光軸と蛍光部材の照射面との交点は、1点である。
上記投光装置において、好ましくは、蛍光部材はレーザ光が照射される照射面を含み、複数のレーザ発生器から出射し集光レンズを透過した各レーザ光の光軸と蛍光部材の照射面との交点は、複数点である。
上記各レーザ光の光軸と蛍光部材の照射面との交点が複数点である投光装置において、好ましくは、複数の交点は、レーザ光が照射されることにより白色光を出射する点と、レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する点とを含む。このように構成すれば、1つの投光装置から白色光と橙色光とを出射することができる。
この場合、好ましくは、蛍光部材は、レーザ光が照射されることにより白色光を出射する白色蛍光体と、レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する橙色蛍光体とを含み、白色蛍光体は車両用の前照灯の光源として機能し、橙色蛍光体は車両用の方向指示器の光源として機能する。このように構成すれば、1つの投光装置で前照灯と方向指示器とを兼ねることができるので、特に有効である。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、白色蛍光体とは、混色されることにより白色光となる光を出射する蛍光体を意味し、例えば、励起光を赤色光、緑色光および青色光にそれぞれ変換する赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体の3種類の蛍光体や、励起光を黄色光および青色光にそれぞれ変換する黄色蛍光体および青色蛍光体の2種類の蛍光体等を含む概念である。
上記各レーザ光の光軸と蛍光部材の照射面との交点が複数点である投光装置において、好ましくは、複数のレーザ発生器は個別に駆動される。このように構成すれば、蛍光部材の照射領域を変化させることができるので、投光装置から出射する光の投光パターンを変化させることができる。
上記投光装置において、好ましくは、投光部材は蛍光部材から出射した光を反射する反射部材を含む。このように構成すれば、蛍光部材から出射した光を所定の方向に容易に反射することができる。
上記投光部材が反射部材を含む投光装置において、好ましくは、反射部材には、レーザ発生器からのレーザ光を通過させて蛍光部材に到達させる貫通穴が形成されている。このように構成すれば、レーザ発生器が反射部材の外部に配置されている場合に、レーザ発生器から出射したレーザ光を蛍光部材に容易に照射することができる。
上記投光装置において、好ましくは、投光部材は蛍光部材から出射した光を透過するレンズを含む。このように構成すれば、蛍光部材から出射した光を所定の方向に容易に投光することができる。
上記投光装置において、好ましくは、集光レンズはシリンドリカルレンズを含む。このように構成すれば、第1方向に配列された複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射するように、集光レンズを容易に形成することができる。また、レーザ光を第1方向に集光せず第2方向に集光するように、集光レンズを容易に形成することができる。
上記投光装置において、好ましくは、複数のレーザ発生器を収納するとともに、レーザ光の出射側に開口部を有する収納部材と、収納部材の開口部に取り付けられるとともに、レーザ光を透過する機能を有するカバー部材と、を備え、集光レンズはカバー部材に固定されている。このように構成すれば、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整をより容易に行うことができる。また、集光レンズをカバー部材に固定した後では複数のレーザ発生器と集光レンズとを1つの部品として取り扱うことができるので、投光装置の製造をより容易に行うことができる。
上記投光装置は、好ましくは、車両用の灯具として用いられる。
この発明のレーザ照射装置は、第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する集光レンズと、を備え、集光レンズは、レーザ光を第1方向には集光せず、レーザ光を第1方向と交差する第2方向に集光する。
この発明のレーザ照射装置では、上記のように、第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する集光レンズとを備える。これにより、複数のレーザ発生器に対して1つ(共通)の集光レンズを調整すればよいので、レーザ照射装置の製造時間を短縮することができる。また、複数のレーザ発生器に対して共通の集光レンズを設けるので、部品点数を削減することができるとともに、小型化することができる。
また、上記のように、集光レンズはレーザ光を第1方向には集光しないので、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整を第1方向には行う必要がない。これにより、レーザ発生器と集光レンズとの光学的調整をより容易に行うことができ、レーザ照射装置の製造時間をより短縮することができる。また、集光レンズは、レーザ光を第1方向と交差する第2方向に集光するので、蛍光部材の照射領域の第2方向の長さを集光レンズにより制御することができる。
以上のように、本発明によれば、製造時間を短縮することが可能な投光装置およびレーザ照射装置を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置のレーザ発生装置の構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の半導体レーザ素子の構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の半導体レーザ素子から出射するレーザ光を説明するための図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の半導体レーザ素子の配置を説明するための図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置のレーザ発生装置に集光レンズを取り付けた状態を示した斜視図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の集光レンズの構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の集光レンズに入射したレーザ光の進行を説明するための側面図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の集光レンズに入射したレーザ光の進行を説明するための上面図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の蛍光部材の照射領域を示した図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の蛍光部材周辺の構造を示した断面図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置の反射部材の構造を説明するための図である。 図1に示した本発明の第1実施形態の投光装置により得られる投光パターンを説明するための図である。 本発明の第2実施形態の投光装置の半導体レーザ素子の配置を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置の蛍光部材の照射領域を示した図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置から出射する光を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置から出射する光を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 図15に示した本発明の第2実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 本発明の第3実施形態の投光装置の半導体レーザ素子の配置を説明するための図である。 図23に示した本発明の第3実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 図23に示した本発明の第3実施形態の投光装置の動作および蛍光部材の照射領域を説明するための図である。 本発明の第4実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第5実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第6実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の変形例の投光装置の蛍光部材の照射領域を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、断面図であってもハッチングを施さない場合や、断面図でなくてもハッチングを施す場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1〜図13を参照して、本発明の第1実施形態による投光装置1の構造について説明する。なお、図面簡略化のために、半導体レーザ素子11の数を省略して描いている場合がある。
本発明の第1実施形態による投光装置1は、例えば自動車などの前方を照明する前照灯(灯具)として用いられるものである。投光装置1は図1および図2に示すように、レーザ光源(励起光源)として機能するレーザ発生装置10と、レーザ発生装置10から出射したレーザ光によって励起された蛍光体から発せられる蛍光を前方(A方向)に投光する投光ユニット20とを備える。なお、図2では、理解を容易にするために、投光ユニット20の後述する取付部24bおよび支持板25を省略している。
レーザ発生装置10は図3に示すように、複数の半導体レーザ素子11(レーザ発生器)と、複数の半導体レーザ素子11が半田など(図示せず)を用いて実装されるヒートスプレッダ12と、これらを収納する金属製の収納部材13とを含んでいる。
ヒートスプレッダ12は、半導体レーザ素子11から発生した熱を放熱する放熱部材として機能するとともに、複数の半導体レーザ素子11が実装される実装基板として機能する。ヒートスプレッダ12は例えば炭化ケイ素製の平板により形成されており、表面がAuコーティングされている。また、ヒートスプレッダ12は収納部材13の後述する載置部の13cに半田付けされている。また、ヒートスプレッダ12の実装面上には、半導体レーザ素子11と電気的に接続される複数の電極パターン(図示せず)が形成されている。また、ヒートスプレッダ12の実装面上には、複数の半導体レーザ素子11がC方向(第1方向)に配列されて実装されている。このC方向は、半導体レーザ素子11から出射するレーザ光の後述する長軸方向と直交する方向(略短軸方向)である。本実施形態では、全て(例えば11個)の半導体レーザ素子11が同一の基板(ヒートスプレッダ12)に実装されており、同一平面(レーザ光の短軸を含む平面)内に配置されている。
半導体レーザ素子11は例えばワイドストライプ型レーザであって、励起光として機能するレーザ光を出射する。また、半導体レーザ素子11は、例えば約405nmの中心波長を有する青紫色のレーザ光を出射するように構成されている。また、半導体レーザ素子11は図4に示すように、例えば約200μmの幅(W11)と、約100μmの厚み(T11)と、約1000μmの長さ(L11)とを有する。
また、半導体レーザ素子11は、n型GaNから成る厚さ約100μmの基板11aと、基板11a上に順に形成される層厚約0.5μmのn型GaNから成るバッファ層11b、層厚約2μmのn型Al0.05Ga0.95Nから成る下クラッド層11c、InGaNの多重量子井戸から成る活性層11d、および、層厚約0.5μm(最厚部)のp型Al0.05Ga0.95Nから成る上クラッド層11eとを含んでいる。
また、上クラッド層11eの所定の位置には、Z方向(半導体レーザ素子11の長さ方向)に延びるリッジが設けられている。このリッジ上には、層厚約0.1μmのp型GaNから成るコンタクト層11fと、Pdから成る電極11gとが形成されている。また、上クラッド層11eの上面と、コンタクト層11fおよび電極11gの側面とを覆うようにSiOから成る絶縁膜11hが形成されている。また、絶縁膜11h上の所定領域には、リッジを覆うとともに、電極11gにオーミック接触するパッド電極11iが形成されている。また、基板11aの下面には、Hf/Alから成る裏面電極11jが形成されている。
そして、各半導体レーザ素子11のパッド電極11iはAuワイヤ14を介してヒートスプレッダ12の電極パターン(図示せず)に電気的に接続されている。また、各半導体レーザ素子11の裏面電極11jは図示しない半田層などを介してヒートスプレッダ12の電極パターン(図示せず)に電気的に接続されている。なお、半導体レーザ素子11の発光部11k(図5参照)の幅を規定するのは上クラッド層11eのリッジ幅(図4のW11a)であり、このリッジ幅は例えば10μmに設定される。この場合、発光部11kの幅は約10μmとなる。また、レーザ発生装置10には、ヒートスプレッダ12の電極パターンと後述する電力供給部30とを電気的に接続するリード線等(図示せず)が設けられている。
半導体レーザ素子11のパッド電極11iと裏面電極11jとの間に直流電流を印加すると、図5に示すように、X方向(半導体レーザ素子11の幅方向)およびY方向(半導体レーザ素子11の厚み方向)に楕円状に広がるレーザ光が発光部11kから出射される。このレーザ光の進行方向(Z方向)に対して垂直なXY面に投影される楕円光の光強度分布は、X方向およびY方向において共にガウス分布となる。X方向の光強度分布の半値全幅(θx)は約10°で、Y方向の光強度分布の半値全幅(θy)は約20°であり、レーザ光の広がり角は、Y方向がX方向より約2倍大きくなっている。このことにより、このレーザ光は、X方向を短軸方向、Y方向を長軸方向として広がりながら進行する。
複数の半導体レーザ素子11は図6に示すように、複数の半導体レーザ素子11から出射した各レーザ光の光軸Iが半導体レーザ素子11から離れるにしたがって互いに近づくように、配置されている。本実施形態では複数の半導体レーザ素子11から出射し後述する集光レンズ21を透過した各レーザ光の光軸Iと後述する蛍光部材22の照射面22aとの交点が1点となるように、複数の半導体レーザ素子11が配置されている。例えば、中央に配置される半導体レーザ素子11mから照射領域Sの中心までの距離Lsは、約10mmに設定されている。なお、複数の半導体レーザ素子11は、各半導体レーザ素子11から照射領域Sの中心までの距離が略等しくなるように配置されていてもよい。
また、収納部材13は図3に示すように、レーザ光の出射側に開口部を有する円筒型に形成されており、円筒部13a、蓋部13bおよび載置部13cを含む。収納部材13を箱型ではなく円筒型に形成することによって、収納部材13の強度を容易に向上させることが可能であるとともに、収納部材13の周方向の角度調整を容易に行うことが可能となる。また、収納部材13の開口部にはレーザ光を透過する機能を有するカバー部材15(図1参照)が取り付けられており、収納部材13の内部には不活性ガスが封入されている。カバー部材15は例えばガラス板などにより形成されている。また、収納部材13には放熱フィンなど(図示せず)が設けられていてもよく、収納部材13は例えば空冷されてもよい。なお、図3および図7ではカバー部材15を省略している。
また、図7に示すように、カバー部材15の所定の位置には、投光ユニット20の後述する集光レンズ21が透明な接着層16を介して固定されている。これにより、複数の半導体レーザ素子11から出射したレーザ光は、集光レンズ21に入射する。なお、レーザ発生装置10および集光レンズ21によって、本発明の「レーザ照射装置」が構成されている。
レーザ発生装置10には図1に示すように、半導体レーザ素子11に電力を供給する電力供給部30が接続されている。電力供給部30は、複数の半導体レーザ素子11に個別に通電して駆動できるように構成されている。なお、本実施形態では電力供給部30は、半導体レーザ素子11を個別に駆動しないように構成されていてもよい。電力供給部30は、投光装置1全体を制御する制御部31に接続されており、制御部31からの制御信号に基づいて、半導体レーザ素子11の駆動/停止を切り替えるように構成されている。制御部31は、例えば投光装置1を点灯/消灯するために運転者が操作する主スイッチ(図示せず)に接続されている。
なお、レーザ発生装置10に約55Wの電力を供給した場合、投光装置1の25m前方における中心位置(最大照度点)の照度は、約220ルクス(lx)になる。これは、自動車用のハイビーム(走行用前照灯)として十分な照度である。
投光ユニット20は、レーザ発生装置10(半導体レーザ素子11)のレーザ光出射側に配置され、レーザ発生装置10からのレーザ光を透過する集光レンズ21と、集光レンズ21から出射したレーザ光の少なくとも一部を蛍光に変換して出射する蛍光部材22と、蛍光部材22から出射した蛍光を所定の方向(A方向)に向かって反射する反射部材23(投光部材)と、蛍光部材22が固定される取付部材24とを含んでいる。なお、反射部材23の開口部(A方向の端部)には、励起光を遮光(吸収または反射)し、蛍光を透過するフィルタ部材(図示せず)が設けられていてもよい。このように構成すれば、レーザ光が投光装置1の外部に漏れるのを防止することが可能である。
集光レンズ21は透光性を有するガラスや樹脂などにより形成されている。また、集光レンズ21は図8に示すように、シリンドリカルレンズにより形成されており、複数の半導体レーザ素子11から出射したレーザ光が入射される光入射面21aと、レーザ光を出射する光出射面21bとを含んでいる。
光入射面21aは、例えば1.8mmの高さ(H21a)を有する略長方形状の平坦面により形成されている。光出射面21bは例えばR1.0mmの曲率半径を有する曲面により形成されている。光入射面21a上には、図示しない反射防止(AR(Anti Reflection))膜が形成されていてもよい。
この集光レンズ21は、レーザ光をC方向(水平方向)には集光せず、レーザ光をC方向と直交(交差)するD方向(第2方向)に集光する。言い換えると、集光レンズ21は、レーザ光のC方向の放射角度を変更せず、レーザ光のD方向の放射角度を小さくする。
ここで、集光レンズ21に入射したレーザ光の進行について簡単に説明する。図9および図10に示すように、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光は、長軸方向(D方向)および短軸方向(C方向)に広がりながら進行し、集光レンズ21の光入射面21aに入射する。そして、レーザ光は、光出射面21bから出射し、蛍光部材22に照射される。このとき、レーザ光は、C方向には集光されず、D方向にのみ集光される。またこのとき、図6に示すように、各レーザ光は蛍光部材22上の1点に照射される。そして、蛍光部材22の照射領域Sは図11に示すように、C方向に広がった楕円形状になる。具体的には、半導体レーザ素子11から出射するレーザ光のC方向の広がり角はもともと小さいので、照射領域SのC方向の長さLcは約1.7mmにしか広がらない。一方、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光は集光レンズ21によりD方向に集光されるので、照射領域SのD方向の長さLdはLcよりも小さく(例えば1/3程度)になる。
なお、この投光装置1では、半導体レーザ素子11から蛍光部材22までの距離Ls(図6参照)により、蛍光部材22の照射領域SのC方向の長さLcが決定され、集光レンズ21により、蛍光部材22の照射領域SのD方向の長さLdが決定される。
また、図12に示すように、集光レンズ21のD方向の中心線O21は、蛍光部材22の後述する照射面22aの垂線N22に対して角度α1(例えば約30度)だけ、B方向(投光方向(A方向)とは反対側)に傾斜している。また、集光レンズ21の光出射面21bと蛍光部材22の照射面22aとの間には隙間(空間)が形成されている。なお、投光方向とは、投光装置1の例えば25m前方の最も照明したい部分に向かう方向であり、例えば反射面23aの開口部の中心から25m前方の最大照度点に向かう方向である。
蛍光部材22はレーザ光が照射される照射面22aを有する。また、蛍光部材22の背面(照射面22aとは反対側の面)はアルミニウムからなる支持板25に接触されている。蛍光部材22は、例えば電気泳動法により支持板25上に堆積されることにより形成されている。この支持板25は約10mmの幅と、約10mmの長さと、約1mmの厚みとを有する。また、蛍光部材22は約10mmの幅と、約10mmの長さと、約0.1mmの均一な厚みとを有する。この蛍光部材22の照射面22aの中央部に図11に示すように、集光レンズ21を通して集光されたレーザ光が照射される。そして、蛍光部材22はC方向に長い楕円形状に励起され、楕円形状の領域(照射領域S)から蛍光が出射する。なお、蛍光部材22および支持板25の幅および長さは上記に限定されず、レーザ光が照射される照射領域Sのサイズに合わせて適宜変更可能である。例えば、レーザ光を照射する面積に相当する面積分のみを有する蛍光部材22を用いて、レーザ光を蛍光部材22の照射面22aの全面に照射することも可能である。
また、蛍光部材22は、例えば青紫色光(励起光)を赤色光、緑色光および青色光にそれぞれ変換して出射する3種類の蛍光体粒子を用いて形成されている。青紫色光を赤色光に変換する蛍光体としては、例えばCaAlSiN:Euが挙げられる。青紫色光を緑色光に変換する蛍光体としては、例えばβ−SiAlON:Euが挙げられる。青紫色光を青色光に変換する蛍光体としては、例えば(Ba,Sr)MgAl1017:Euが挙げられる。これらの蛍光体は無機のバインダー(シリカやTiOなど)により繋ぎ止められている。そして、蛍光部材22から出射する赤色光、緑色光および青色光の蛍光が混色されることによって、白色光が得られる。なお、赤色光は例えば約640nmの中心波長を有する光であり、緑色光は例えば約520nmの中心波長を有する光である。また、青色光は例えば約450nmの中心波長を有する光である。
また、蛍光部材22は図1に示すように、反射部材23の反射面23aの焦点F23を含む領域に配置されており、蛍光部材22の照射面22aの中心は、反射面23aの焦点F23と略一致している。なお、蛍光部材22は、反射部材23の反射面23aの焦点F23の近傍に配置されていてもよい。また、蛍光部材22の照射面22aは図12に示すように、投光方向(A方向)に向かって角度β1(例えば約27度)だけ、上側に傾斜している。
反射部材23の反射面23aは図1に示すように、蛍光部材22の照射面22aに対向するように配置されている。また、反射面23aは、例えば放物面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面23aは放物面を、その頂点V23と焦点F23とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、頂点V23と焦点F23とを結ぶ軸に平行な面で分割したような形状に形成されている。そして、反射面23aは、約30mmの深さ(B方向の長さ)を有するとともに、投光方向(A方向)から見て約30mmの半径を有する略半円形状に形成されている。
反射面23aは蛍光部材22からの光を所定の方向(A方向)に反射する機能を有する。また、反射部材23のうちの蛍光部材22の中心よりもB方向の部分には図1および図13に示すように、貫通穴23bが形成されている。この貫通穴23bは、反射部材23の外部に配置された半導体レーザ素子11からのレーザ光を通過させて蛍光部材22に到達させるために設けられている。
なお、反射部材23は金属により形成されていてもよいし、樹脂の表面に反射膜を設けることにより形成されていてもよい。
反射部材23には取付部材24が固定されている。この取付部材24の上面24aは光を反射する機能を有するように形成されていることが好ましい。取付部材24は例えばAlやCuなどの良好な熱伝導性を有する金属により形成されており、蛍光部材22で発生した熱を放熱する機能を有する。また、取付部材24の上面24aには、蛍光部材22および支持板25を固定するための取付部24bが一体的に形成されている。また、図12に示すように、取付部24bの取付面24cは、投光方向(A方向)に向かって角度β1(例えば約27度)だけ、上側に傾斜している。なお、取付部材24の下面には、放熱フィン(図示せず)が設けられていることが好ましい。
次に、図14を参照して、投光装置1から出射される光の投光パターンについて説明する。図14では、投光装置1の25m前方の位置に仮想スクリーンを配置したと仮定して、その仮想スクリーンに投影される投光パターンPについて説明する。反射部材23により投光された光の投光パターンPは、蛍光部材22の照射領域Sの形状を反映して、水平方向(C方向)の長さが上下方向の長さよりも大きい楕円形状(横長形状)になる。この横長形状の投光パターンPは、投光装置1を自動車の前照灯として用いる場合に、道路の中央と、左右の歩道および道路標識とを効率的に照明するのに適した形状となる。なお、投光パターンPの中央の領域R1(自動車の真正面の領域)の照度が最も高くなり、領域R1から離れるにしたがって照度が低くなる。すなわち、領域R1、R2およびR3の順に照度が低くなる。
本実施形態では、上記のように、複数の半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を透過して蛍光部材22に照射する集光レンズ21を備える。これにより、複数の半導体レーザ素子11に対して1つ(共通)の集光レンズ21を調整すればよいので、投光装置1の製造時間を短縮することができる。また、複数の半導体レーザ素子11に対して共通の集光レンズ21を設けるので、部品点数を削減することができるとともに、小型化することができる。
また、上記のように、集光レンズ21はレーザ光をC方向には集光しないので、半導体レーザ素子11と集光レンズ21との光学的調整をC方向には行う必要がない。これにより、半導体レーザ素子11と集光レンズ21との光学的調整をより容易に行うことができ、投光装置1の製造時間をより短縮することができる。また、集光レンズ21は、レーザ光をD方向に集光するので、蛍光部材22の照射領域SのD方向の長さLdを集光レンズ21により制御することができる。また、集光レンズ21はレーザ光をC方向には集光せずD方向にのみ集光するので、蛍光部材22の照射領域Sを容易に横長形状にすることができるとともに、投光パターンPを容易に横長形状にすることができる。
また、上記のように、複数の半導体レーザ素子11をC方向に配列させることによって、複数の半導体レーザ素子11から出射した各レーザ光のD方向のばらつきを無くすことができる。また、複数の半導体レーザ素子11を配列させることによって、レーザ発生装置10を容易に小型化することができる。
また、上記のように、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を集光レンズ21のみを用いて蛍光部材22に照射する。これにより、レーザ光の損失を十分低減することができ、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光の約98%を蛍光部材に到達させることができた。
また、上記のように、複数の半導体レーザ素子11は同一の基板(ヒートスプレッド12)上に設けられている。これにより、同一平面内に配列された複数の半導体レーザ素子11を容易に得ることができるとともに、複数の半導体レーザ素子11から出射した各レーザ光のD方向のばらつきを容易に無くすことができる。
また、上記のように、複数の半導体レーザ素子11はレーザ光の長軸方向と直交する方向(略短軸方向)に配列されている。これにより、集光レンズ21によりレーザ光を長軸方向(D方向)に集光することができる。これにより、蛍光部材22の照射領域Sが長軸方向に大きくなるのを抑制することができるので、特に有効である。
また、上記のように、複数の半導体レーザ素子11から出射した各レーザ光の光軸Iが半導体レーザ素子11から離れるにしたがって互いに近づくように、複数の半導体レーザ素子11は配置されている。これにより、蛍光部材22の照射領域SがC方向に大きくなるのを抑制することができる。
また、上記のように、反射部材23を設けることによって、蛍光部材22から出射した光を所定の方向に容易に投光することができる。
また、上記のように、反射部材23には、半導体レーザ素子11からのレーザ光を通過させて蛍光部材22に到達させる貫通穴23bが形成されている。これにより、反射部材23の外部に配置された半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を蛍光部材22に容易に照射することができる。
また、上記のように、集光レンズ21はシリンドリカルレンズにより形成されている。これにより、C方向に配列された複数の半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を透過して蛍光部材22に照射するように、集光レンズ21を容易に形成することができる。また、レーザ光をC方向に集光せずD方向に集光するように、集光レンズ21を容易に形成することができる。
また、上記のように、収納部材13の開口部にカバー部材15を取り付け、集光レンズ21をカバー部材15に固定する。これにより、半導体レーザ素子11と集光レンズ21との光学的調整をより容易に行うことができる。また、集光レンズ21をカバー部材15に固定した後では複数の半導体レーザ素子11と集光レンズ21とを1つの部品として取り扱うことができるので、投光装置1の製造をより容易に行うことができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図15〜図22を参照して、上記第1実施形態と異なり、レーザ光の光軸Iと蛍光部材22の照射面22aとの交点が複数点である場合について説明する。
まず、図15および図16を参照して、本発明の第2実施形態による投光装置の構造について説明する。
本発明の第2実施形態による投光装置では図15に示すように、複数の半導体レーザ素子11から出射し集光レンズ21を透過した各レーザ光の光軸Iと蛍光部材22の照射面22aとの交点が複数点となるように、複数の半導体レーザ素子11が配置されている。本実施形態では、各レーザ光の光軸Iと蛍光部材22の照射面22aとの交点は、半導体レーザ素子11と同じ数だけ設けられる。
各レーザ光により励起される照射領域Sは図16に示すように、C方向に約0.5mmのピッチ(Lp1)で配置される。このため、全て(例えば11個)の半導体レーザ素子11が通電されて駆動されると、蛍光部材22の照射面22aはC方向に約6.7mmの幅(Ls1)で励起される。なお、本実施形態では蛍光部材22はC方向に延びる細長形状に形成されている。
電力供給部30は、複数の半導体レーザ素子11に個別に通電して駆動できるように構成されている。
制御部31は、投光装置の主スイッチだけでなく、方向指示器を駆動/停止するためのスイッチやステアリング(ハンドル)の操舵角を検出する舵角検出器に接続されている。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図17〜図22を参照して、投光装置の動作および蛍光部材22の照射領域Sについて説明する。
この投光装置では、投光装置の主スイッチが運転者によりオンされると、制御部31により、複数(例えば11個)の半導体レーザ素子11のうちの内側の7個だけが通電されて駆動される。すなわち、複数の半導体レーザ素子11のうちの両端の2個ずつは、駆動されない。この場合、図17に示すように蛍光部材22が励起される。なお、図17、図18、図21および図22のハッチングされた照射領域Sは励起光が照射されていることを示しており、ハッチングされていない照射領域S(破線で示した照射領域S)は励起光が照射されていないことを示している。
次に、自動車が右折する際に、右折用の方向指示器のスイッチが運転者によりオンされたり、ハンドルが右折側に操作されると、制御部31により、複数の半導体レーザ素子11のうちの右側端部の2個が通電されて駆動される。この場合、図18に示すように蛍光部材22が励起される。
ここで、図19に示すように、蛍光部材22のうちの反射面23aの焦点F23に対応する部分から出射した光は、反射面23aにより平行光にされて投光される。その一方、図20に示すように、反射面23aの焦点F23から右側(C方向)にずれた位置から出射した光は、反射面23aにより右側(C方向)に広がった状態で投光される。このため、蛍光部材22を図18のように励起すると、投光装置から出射した光の投光パターンPは右側(C方向)に広がる。すなわち、自動車の曲がる方向を照明することが可能となる。
逆に、自動車が左折する際に、左折用の方向指示器のスイッチが運転者によりオンされたり、ハンドルが左折側に操作されると、制御部31により、複数の半導体レーザ素子11のうちの左側端部の2個が通電されて駆動される。この場合、図21に示すように蛍光部材22が励起される。これにより、投光装置から出射した光の投光パターンPは左側に広がる。
なお、右折や左折に関係なく、全ての半導体レーザ素子11を駆動できるように構成してもよい。この場合、図22に示すように蛍光部材22が励起され、左右により広い領域を照明することが可能となる。例えば、自動車が高速で走行する場合には、複数の半導体レーザ素子11のうちの内側の半導体レーザ素子11だけが駆動され、蛍光部材22のうちの焦点F23に近い部分のみが励起されてもよい。この場合、左右の領域を無駄に照明するのを抑制することが可能である。また例えば、自動車が市街地などを低速で走行する場合には、全ての半導体レーザ素子11が駆動され、左右に広い領域が照明されてもよい。自動車の速度を検出する車速センサを制御部31に接続すれば、自動車の速度に応じて投光装置の照明領域(投光領域)を容易に制御することが可能である。
本実施形態では、上記のように、複数の半導体レーザ素子11から出射し集光レンズ21を透過した各レーザ光の光軸Iと蛍光部材22の照射面22aとの交点は、複数点であり、複数の半導体レーザ素子11は個別に通電されて駆動される。これにより、蛍光部材22の照射領域S(蛍光部材22の励起パターン)を変化させることができるので、投光装置1から出射する光の投光パターンPを変化させることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
この第3実施形態では、図23〜図25を参照して、上記第2実施形態と異なり、投光装置が前照灯(灯具)と方向指示器(灯具)とを兼ねる場合について説明する。なお、本実施形態では、説明を簡略化するために、投光装置が前照灯と右折用の方向指示器とを兼ねる場合について説明するが、投光装置が前照灯と左折用の方向指示器とを兼ねる場合は、投光装置の構造を左右反転させればよい。
まず、図23を参照して、本発明の第3実施形態による投光装置の構造について説明する。
本発明の第3実施形態による投光装置は図23に示すように、蛍光部材122aおよび122bを備える。蛍光部材122aは、励起光(レーザ光)が照射されることにより白色光(例えば赤色光、緑色光および青色光の3種類の光)を出射する白色蛍光体(例えば赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体の3種類の蛍光体)を含む。蛍光部材122bは、励起光(レーザ光)が照射されることにより橙色光を出射する橙色蛍光体を含む。白色蛍光体は前照灯の光源として機能し、橙色蛍光体は方向指示器の光源として機能する。なお、橙色蛍光体としては、例えばα−SiAlON:Euが挙げられる。
本実施形態では、複数の半導体レーザ素子11から出射し集光レンズ21を透過した各レーザ光の光軸Iと蛍光部材122aおよび122bの照射面との交点が複数点(例えば2点)となるように、複数の半導体レーザ素子11が配置されている。具体的には、例えば、複数の半導体レーザ素子11のうちの左側端部から9個は蛍光部材122aを照射するように配置されており、残りの2個(右側端部の2個)は蛍光部材122bを照射するように配置されている。すなわち、上記複数の交点は、レーザ光が照射されることにより白色光を出射する点と、レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する点とを含んでいる。
蛍光部材122aは、反射部材23の反射面23aの焦点F23を含む領域に配置されている。その一方、蛍光部材122bは、反射部材23の反射面23aの焦点F23から右側に所定の距離を隔てて配置されている。なお、方向指示器は橙色光を広い角度範囲に投光するものであり、橙色光を所定方向に向かって投光する必要がないので、蛍光部材122bは図23に示した位置よりもさらに反射面23aの焦点F23から離れて配置されていてもよい。
なお、第3実施形態のその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
次に、図24および図25を参照して、投光装置の動作および蛍光部材122aおよび122bの照射領域Sについて説明する。
この投光装置では、投光装置の主スイッチが運転者によりオンされると、制御部31により、複数(例えば11個)の半導体レーザ素子11のうちの左側端部から9個が通電されて駆動される。すなわち、複数の半導体レーザ素子11のうちの右側端部の2個だけが、駆動されない。この場合、図24に示すように蛍光部材122aが励起される。なお、図24および図25のハッチングされた照射領域Sは励起光が照射されていることを示しており、ハッチングされていない照射領域S(破線で示した照射領域S)は励起光が照射されていないことを示している。
次に、自動車が右折する際に、右折用の方向指示器のスイッチが運転者によりオンされると、制御部31により、複数の半導体レーザ素子11のうちの右側端部の2個が点滅駆動される。この場合、図24の状態と図25の状態とが繰り返され、投光装置は前照灯として機能しながら、方向指示器としても機能する。
本実施形態では、上記のように、レーザ光が照射されることにより白色光を出射する白色蛍光体を含む蛍光部材122aと、レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する橙色蛍光体を含む蛍光部材122bとを備え、白色蛍光体は自動車用の前照灯の光源として機能し、橙色蛍光体は自動車用の方向指示器の光源として機能する。これにより、1つの投光装置で前照灯と方向指示器とを兼ねることができるので、特に有効である。
第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図26を参照して、本発明の第4実施形態による投光装置201の構造について説明する。
本発明の第4実施形態による投光装置201では図26に示すように、投光ユニット220は、集光レンズ21と、蛍光部材22と、反射部材23と、蛍光部材22を支持する支持部材224と、蛍光部材22から出射し反射部材23で反射された光を透過するレンズ240(投光部材)とを含んでいる。
本実施形態では、反射部材23の反射面23aは楕円面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面23aは楕円面を、その第1焦点F23aと第2焦点F23bとを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割したような形状に形成されている。反射面23aは約30mmの深さ(B方向の長さ)を有するとともに、投光方向(A方向)から見て約30mmの半径を有する円形状に形成されている。また、反射部材23の頂点部分に、貫通穴23bが形成されている。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、第1焦点とは、反射面の頂点に近い方の焦点のことを言い、第2焦点とは、反射面の頂点から遠い方の焦点のことを言う。
蛍光部材22は、反射部材23の反射面23aの第1焦点F23aを含む領域に配置されている。蛍光部材22は例えば金属からなる支持部材224上に設けられている。例えば、蛍光部材22は、蛍光体粒子を含有する樹脂を支持部材224上に塗布して硬化させることによって、形成されている。支持部材224は反射部材23の反射面23aに固定されている。支持部材224は、蛍光部材22から出射した光を透過する例えばガラスや樹脂などにより形成されていてもよい。なお、支持部材224を金属により形成すれば、蛍光部材22で発生する熱を効率よく放熱させることが可能である。その一方、支持部材224を透明なガラスや樹脂により形成すれば、光が支持部材224で遮られるのを抑制することが可能であり、光の利用効率を向上させることが可能である。
レンズ240(投光部材)は反射部材23の前方に配置されている。レンズ240は約30mmの半径を有する。このレンズ240の焦点F240と反射部材23の反射面23aの第2焦点F23bとは略一致している。なお、レンズ240は平凸レンズであってもよいし、両凸レンズやその他の形状であってもよい。
本実施形態では、蛍光部材22から出射した光は、反射部材23の反射面23aで反射され、反射面23aの第2焦点F23bを通過してレンズ240により投光される。
第4実施形態のその他の構造は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、レンズ240を設けることによって、蛍光部材22から出射した光を所定の方向に容易に投光することができる。なお、レンズ240を用いて光を投光する場合、レンズ240を設けずに光を反射部材23により投光する場合に比べて、投光パターンPは照射領域Sの形状をより反映しやすくなる。
第4実施形態のその他の効果は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、図27を参照して、本発明の第5実施形態による投光装置301の構造について説明する。
本発明の第5実施形態による投光装置301では図27に示すように、反射部材23には貫通穴23bが形成されておらず、取付部材24に貫通穴24dが形成されている。この貫通穴24dの下側に、レーザ発生装置10が配置されている。また、貫通穴24dの上側には、支持板25および蛍光部材22が配置されている。支持板25は透明なガラスや樹脂により形成されている。
本実施形態の蛍光部材22は、レーザ光が照射されると背面(照射面22aとは反対側の面)から蛍光を出射する。例えば、蛍光部材22の厚みを小さくしたり、蛍光体粒子の密度を低くすれば、背面から蛍光を容易に出射させることが可能である。
本実施形態では、集光レンズ21を透過した光は、支持板25を透過して蛍光部材22の照射面22aに照射される。そして、照射面22aとは反対側の面から蛍光が出射し、反射部材23の反射面23aにより投光される。
第5実施形態のその他の構造および効果は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第6実施形態)
次に、図28を参照して、本発明の第6実施形態による投光装置401の構造について説明する。
本発明の第6実施形態による投光装置401では図28に示すように、投光ユニット420は、集光レンズ21と、蛍光部材22と、支持部材224と、蛍光部材22から出射した光を透過するレンズ240とを含んでいる。
蛍光部材22は、レーザ光が照射されると背面(照射面22aとは反対側の面)から蛍光を出射する。
支持部材224は蛍光部材22から出射した光を透過するように形成されている。なお、支持部材224は励起光だけを遮光(吸収)するように形成されていてもよい。
蛍光部材22はレンズ240の焦点F240を含む領域に配置されている。
この投光装置401では、蛍光部材22の背面から出射した光が、レンズ240により投光される。
第6実施形態のその他の構造および効果は、上記第4実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明の投光装置を自動車の前照灯に用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明の投光装置を、飛行機、船舶、ロボット、バイクまたは自転車や、その他の移動体の前照灯に用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の投光装置を前照灯に適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明の投光装置をダウンライトまたはスポットライトや、その他の投光装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、励起光を可視光に変換した例について示したが、本発明はこれに限らず、励起光を可視光以外の光に変換してもよい。例えば、励起光を赤外光に変換する場合には、セキュリティ用CCDカメラの夜間照明装置などにも適用可能である。
また、上記実施形態では、白色光や橙色光を出射するように、励起光源(半導体レーザ素子)および蛍光部材を構成した例について示したが、本発明はこれに限らない。白色光や橙色光以外の光を出射するように、励起光源および蛍光部材を構成してもよい。
また、上記実施形態では、レーザ光を出射するレーザ発生器として、半導体レーザ素子を用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、半導体レーザ素子以外のレーザ発生器を用いてもよい。
また、上記実施形態で示した数値は一例であり、各数値は限定されない。
また、上記実施形態では、複数の半導体レーザ素子が同一の実装基板に実装されている例について示したが、本発明はこれに限らず、1つの半導体基板上に複数のレーザ素子部(レーザ発生器)が形成されていてもよい。
また、上記実施形態の半導体レーザ素子から出射するレーザ光の中心波長や、蛍光部材を構成する蛍光体の種類は、適宜変更可能である。例えば、約450nmの中心波長を有する青色のレーザ光を出射する半導体レーザ素子と、青色のレーザ光の一部を黄色光に変換する蛍光体とを用いてもよい。この場合、青色光と黄色光とにより白色光が得られる。なお、青色のレーザ光の一部を黄色光に変換する蛍光体としては、例えば(Y1−x−yGdCeAl12(0.1≦x≦0.55、0.01≦y≦0.4)などが挙げられる。また、これに限らず、半導体レーザ素子から出射するレーザ光の中心波長は、紫外光〜可視光の範囲で任意に選択されてもよい。
また、上記実施形態では、投光部材として反射部材やレンズを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、反射部材やレンズ以外にプリズムなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、反射部材の反射面を放物面の一部または楕円面の一部により形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。反射面を多数の曲面(例えば放物面)からなるマルチリフレクタや、多数の微細な平面が連続して設けられた自由曲面リフレクタなどにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材を横長(水平方向に長い形状)に励起した例について示したが、本発明はこれに限らない。蛍光部材を、例えば縦長(鉛直方向に長い形状)に励起してもよいし、斜め方向に長い形状に励起してもよい。
また、上記実施形態では、複数の半導体レーザ素子がレーザ光の長軸と直交する方向に配列されている例について示したが、本発明はこれに限らず、複数の半導体レーザ素子がレーザ光の短軸と直交する方向に配列されていてもよい。
また、上記実施形態では、各レーザ光の光軸が半導体レーザ素子から離れるにしたがって互いに近づくように、複数の半導体レーザ素子が配置されている例について示したが、本発明はこれに限らない。各レーザ光の光軸が例えば平行になるように、複数の半導体レーザ素子が配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、集光レンズをレーザ発生装置に取り付けた例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば反射部材やその他の部材に集光レンズを取り付けてもよい。
また、例えば上記第2実施形態では、複数の半導体レーザ素子に個別に通電して駆動する例について示したが、本発明はこれに限らない。複数の半導体レーザ素子を例えば左側端部の2個と、内側の7個と、右側端部の2個との3つのグループに分けて、グループ毎に通電して駆動してもよい。第3実施形態も同様に、複数の半導体レーザ素子を例えば左側端部から9個と、右側端部の2個との2つのグループに分けて、グループ毎に通電して駆動してもよい。
また、上記第2実施形態では、各レーザ光の光軸と蛍光部材の照射面との交点を、半導体レーザ素子と同じ数だけ設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図29に示した本発明の変形例による投光装置のように、蛍光部材22に例えば3つの照射領域Sc、Sl、Srを設けてもよい。そして、例えば、内側の7個の半導体レーザ素子により蛍光部材22の中央の領域(照射領域Sc)を照射し、左側端部の2個の半導体レーザ素子により蛍光部材22の左側の領域(照射領域Sl)を照射し、右側端部の2個の半導体レーザ素子により蛍光部材22の右側の領域(照射領域Sr)を照射してもよい。この場合も、上記第2実施形態と同様、自動車の前方と、自動車の曲がる方向とを照明することができる。
また、上述した実施形態および変形例の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
1、201、301、401 投光装置
11 半導体レーザ素子(レーザ発生器)
12 ヒートスプレッダ(基板)
13 収納部材
15 カバー部材
21 集光レンズ
22、122a、122b 蛍光部材
22a 照射面
23 反射部材(投光部材)
23b 貫通穴
240 レンズ(投光部材)
I 光軸

Claims (16)

  1. 第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、
    前記レーザ光が照射され蛍光を出射する蛍光部材と、
    前記複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して前記蛍光部材に照射する集光レンズと、
    前記蛍光部材から出射した光を投光する投光部材と、
    を備え、
    前記集光レンズは、前記レーザ光を前記第1方向には集光せず、前記レーザ光を前記第1方向と交差する第2方向に集光することを特徴とする投光装置。
  2. 前記複数のレーザ発生器は同一の基板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の投光装置。
  3. 前記複数のレーザ発生器は前記レーザ光の長軸方向と直交する方向に配列されていることを特徴とする請求項1または2に記載の投光装置。
  4. 前記複数のレーザ発生器から出射した各レーザ光の光軸が前記レーザ発生器から離れるにしたがって互いに近づくように、前記複数のレーザ発生器は配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の投光装置。
  5. 前記蛍光部材は前記レーザ光が照射される照射面を含み、
    前記複数のレーザ発生器から出射し前記集光レンズを透過した各レーザ光の光軸と前記蛍光部材の照射面との交点は、1点であることを特徴とする請求項4に記載の投光装置。
  6. 前記蛍光部材は前記レーザ光が照射される照射面を含み、
    前記複数のレーザ発生器から出射し前記集光レンズを透過した各レーザ光の光軸と前記蛍光部材の照射面との交点は、複数点であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の投光装置。
  7. 複数の前記交点は、前記レーザ光が照射されることにより白色光を出射する点と、前記レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する点とを含むことを特徴とする請求項6に記載の投光装置。
  8. 前記蛍光部材は、前記レーザ光が照射されることにより白色光を出射する白色蛍光体と、前記レーザ光が照射されることにより橙色光を出射する橙色蛍光体とを含み、
    前記白色蛍光体は車両用の前照灯の光源として機能し、
    前記橙色蛍光体は車両用の方向指示器の光源として機能することを特徴とする請求項7に記載の投光装置。
  9. 前記複数のレーザ発生器は個別に駆動されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の投光装置。
  10. 前記投光部材は前記蛍光部材から出射した光を反射する反射部材を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の投光装置。
  11. 前記反射部材には、前記レーザ発生器からのレーザ光を通過させて前記蛍光部材に到達させる貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の投光装置。
  12. 前記投光部材は前記蛍光部材から出射した光を透過するレンズを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の投光装置。
  13. 前記集光レンズはシリンドリカルレンズを含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の投光装置。
  14. 前記複数のレーザ発生器を収納するとともに、前記レーザ光の出射側に開口部を有する収納部材と、
    前記収納部材の開口部に取り付けられるとともに、前記レーザ光を透過する機能を有するカバー部材と、
    を備え、
    前記集光レンズは前記カバー部材に固定されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の投光装置。
  15. 車両用の灯具として用いられることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の投光装置。
  16. 第1方向に配列され、レーザ光を出射する複数のレーザ発生器と、
    前記複数のレーザ発生器から出射したレーザ光を透過して蛍光部材に照射する集光レンズと、
    を備え、
    前記集光レンズは、前記レーザ光を前記第1方向には集光せず、前記レーザ光を前記第1方向と交差する第2方向に集光することを特徴とするレーザ照射装置。
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