JP2013159448A - 物体整列供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の物体を、同一方向に向けて確実かつ迅速な処理速度をもって整列供給することのできる物体整列供給装置を提供すること。
【解決手段】高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の複数の物体Mをその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて供給する物体整列供給装置1であって、高さ方向が不揃いで投入される前記物体Mを受けるとともに一部の物体Mの高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出する上流側の第1整列搬送手段11と、前記第1整列搬送手段11から高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体のみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給する下流側の第2整列搬送手段12とを有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、同一形状を有する物体の方向を揃えて整列させて供給する物体整列供給装置に係り、特に、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する物体の整列供給に好適な物体整列供給装置に関する。
一般に、同一形状を有する多数の物体をその方向を揃えて整列させて供給する装置としてパーツフィーダが利用されている。
この種のパーツフィーダは、高さが横断面の最大幅より低い形状を有する物品を良好に整列させることができるけれども、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する物体を整列させることができないという問題点があった。
この問題点を解決するために、高さと直径とが等しい円筒外周面を有する物体を軸の向きを同一方向に向けて整列させて搬出する整列搬出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の整列搬出装置においては、所定の仰角をもって上向きに移動する無端状のベルト搬送面と、当該ベルト搬送面の上方にベルト搬送面の走行方向に直交する方向に対して傾斜して配置された整列レールとを有している。そして、前記整列レールより上側のベルト搬送面上に投入された物体を前記整列レールに沿って斜め上向きに移動させ、円筒外周面をベルト搬送面に当接させるとともに軸の向きを整列レールの長手方向と並行にして搬送される物体のみを整列レールの上端部の位置に設置したゲートに形成されている物体の円筒の直径より若干大きい直径を有する取出し円孔を通過させて、物体を整列搬出させている。
特開2006−143357号公報(図1)
しかしながら、前記文献に記載されている従来例においては、次のような不都合があった。
第1に、前記整列レールに沿って斜め上方に搬送される物体には、円筒外周面をベルト搬送面に当接させるとともに軸の向きを整列レールの長手方向と並行にした物体(適正方向向きの物体)の他に、円筒外周面をベルト搬送面に当接させるとともに当該軸の向きを整列レールの長手方向と直行させた物体(第1の異方向向き物体)並びに物体の軸方向端の円形端面をベルト搬送面に当接させている物体(第2の異方向向き物体)も含まれており、これらの第1および第2の異方向向き物体が適正方向向き物体の整列搬出の邪魔になるとともに、ゲートに当接して適正方向向き物体のゲートの通過を阻止してしまうという不都合があった。
第2に、物体を整列レールによって重力に抗して斜め上向きに搬送するものであるので、物体の搬送速度が遅くなり、処理速度が遅くなるという不都合があった。
第3に、物体の重量が大きい場合には、斜め上向きに搬送することが不可能となるという不都合があった。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の物体を、同一方向に向けて確実かつ迅速な処理速度をもって整列供給することのできる物体整列供給装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る物体整列供給装置は、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の複数の物体をその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて供給する物体整列供給装置であって、高さ方向が不揃いで投入される前記物体を受けるとともに一部の物体の高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出する上流側の第1整列搬送手段と、前記第1整列搬送手段から高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体のみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給する下流側の第2整列搬送手段とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、第1整列搬送手段が高さ方向が不揃いで投入される複数の物体の一部を物体の高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出し、第2整列搬送手段が第1整列搬送手段から高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体のみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給するので、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の物体を、同一方向に向けて確実かつ迅速な処理速度をもって整列供給することができる。
また、本発明の第2の態様に係る物体整列供給装置は、前記第1の態様において、前記第1整列搬送手段から第2整列搬送手段への前記物体の移動の際に適正方向向き以外の異方向向き物体を落下させて除去する異方向向き物体落下手段を有することを特徴とする。
このような構成によれば、第1整列搬送手段において適正方向向きにされなかった異方向向き物体を異方向向き物体落下手段によって落下させて除去するので、確実に適正方向向き物体のみを第2整列搬送手段に選択して受領させることができる。
また、本発明の第3の態様に係る物体整列供給装置は、前記第1または第2の態様において、前記第1整列搬送手段は、平行な一対のロールであって上流側を下流側より高く配置されるとともに異なる周速で回転するロールと、前記ロールの両側にそれぞれロールと平行にして配置されており投入される前記物体を受けるとともに物体の自重によってロール上に導く傾斜ガイドを有し、前記第2整列搬送手段は、前記一対のロールの間の延長線上の下流側に配置されるとともに前記適正方向向きの物体を載置する上流側を下流側より高く配置されたレール上面を備えた中板を有することを特徴とする。
このような構成によれば、傾斜ガイド上に投入された物体が自重によって下方のロール上に導かれ、周速の異なる一対のロール上を自重によってロールの長手方向の下方に向けて搬送される間に一部の物体が高さ方向をロールの長手方向と平行な搬送方向向きに揃えて適正方向向きの物体として下流側に順次搬出される。続いて、適正方向向きの物体のみが一対のロールの間の延長線上の下流側に配置されている中板のレール上面に載置されて、当該レール面上をその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させられて下流側に自重によって搬送されて更に下流側に供給される。
また、本発明の第4の態様に係る物体整列供給装置は、前記第3の態様において、前記傾斜ガイド上に投入される物体を前記ロールの長手方向と平行となる方向に向ける投入ガイドを設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、投入ガイドによって次段の傾斜ガイド上に投入される物体をロールの長手方向と平行となる方向に向けることができるので、一対のロールの下流側端部から搬出される物体がその高さ方向をロールの長手方向と平行な搬送方向向きに揃えて適正方向向きの物体として下流側に順次搬出される確率が高くなり、物体の整列供給効率を高くすることができる。
また、本発明の第5の態様に係る物体整列供給装置は、前記第3または第4の態様において、前記中板の最下流位置には、前記レール上面に載置された適正方向向きの物体の下流側への供給を制御するゲートが設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、中板のレール面上に受領されるとともに高さ方向をロールの長手方向と平行な搬送方向向きに揃えられている物体がゲートの手前にストックされており、ゲートが開放されることにより適正方向向きの物体として下流側に順次搬出される。
本発明の物体整列供給装置によれば、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の物体を、同一方向に向けて確実かつ迅速な処理速度をもって整列供給することができるという優れた効果を発揮することができる。
(a)から(d)はそれぞれ本発明に係る物体整列供給装置による処理対象の物体を例示する斜視図 本発明に係る物体整列供給装置を用いたプレス機による据え込み工程を実行する場合の物品の取り扱いを示す説明図 本発明に係る物体整列供給装置の一実施形態を示す斜視図 図3の平面図 図4の5−5線に沿った断面図 図4の6−6線に沿った断面図 図4の7−7線に沿った断面図 物体の処理状態を示す図4の拡大図 物体の処理状態を示す図5の拡大図
以下、本発明に係る物体整列供給装置の実施形態について、図1乃至図9を参照して説明する。
図1(a)〜(d)はそれぞれ本実施形態の物体整列供給装置における整列供給の対象となる物体Mの複数の例を示している。この物体Mとしては、高さHが横断面の最大幅W以上の形状を有するものであればよく、横断面形状は同図(a)の円形、同図(b)の楕円形、同図(c)(d)の多角形等のいずれのものであってもよい。
本実施形態の以後の説明においては、物体Mの用途の代表例としてプレス加工の据えこみ工程に供給される高さが直径以上の円筒外周面を有する円柱形の鋼材(図1(a))を対象として説明する。
従来のプレス加工の据えこみ工程においては、機械によって高さ方向を揃えることが不可能であった高さHが横断面の最大幅W以上の形状を有する物体Mを、一旦人手によって起立・並列させた状態に揃えて、物体個別搬送装置によって物体Mを1個ずつプレス機に搬送していた。
本実施形態の物体整列供給装置1においては、機械によって高さ方向を揃えることが不可能であった高さHが横断面の最大幅W以上の形状を有する物体Mを、同一方向に向けて整列供給して、その後に物体を起立・並列させことができるようにするものであり、図2に示すように、プレス機2の前段に配置される。
具体的には、物体Mの搬送方向順に、物体リフター3、本実施形態の物体整列供給装置1、物体個別搬送装置4およびプレス機2が配置されている。
各部の概要を説明すると、まず物体リフター3は、公知の構成によって形成されており、多数の物品Mを持ち上げて物体整列供給装置1に投入する。次の本実施形態の物体整列供給装置1においては、受領した多数の物体Mをその自重を利用して下流側に搬送させつつその一部を搬送方向向きに高さ方向を揃えて1列に整列させて次段に供給する。次の物体個別搬送装置4は、公知の構成によって形成されており、搬送方向向きに高さ方向を揃えて1列に供給されて来た物体Mを1個ずつ起立させるとともに並立させた状態に揃えてプレス機2に搬送する。
次に、本実施形態の物体整列供給装置1を図3から図9により更に説明する。
本実施形態の物体整列供給装置1は、受領した多数の物体Mをその自重を利用して下流側に搬送させつつその一部を搬送方向向きに高さ方向を揃えて適正方向向きの物体として1列に整列させて次段に供給するものであり、整列できなかった物体は正規の搬送系の外部に積極的に落下させて除去して再度の整列に回すようにして適正方向向きの物体の整列速度を早くするものであり、図3から図7に示すように、上流側の第1整列搬送手段11と下流側の第2整列搬送手段12とを備えている。
一方の第1整列搬送手段11は、物体リフター3から高さ方向が不揃いで投入される多数の物体Mを受けるとともに一部の物体Mの高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出するように形成されている。
他方の第2整列搬送手段12は、第1整列搬送手段11から高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体Mのみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給するように形成されている。
更に、本実施形態の物体整列供給装置1は、第1整列搬送手段11から第2整列搬送手段12への物体Mの移動の際に適正方向向き以外の物体、即ち異方向向きの物体を積極的に落下させて除去する異方向向き物体落下手段23を備えている。
次に、第1整列搬送手段11を更に説明する。
図3から図6に示すように、第1整列搬送手段11においては、平行な一対のロール13a、13bが、それぞれの上流側(図3、図5の左側)を下流側(図3、図5の右側)より高く配置されている。各ロール13a、13bは、図4に示すように、それぞれの上流端部分にモータ等の駆動源14a、14bとチエーン、ベルト、歯車等の動力伝達手段15a、15bによって回転力を付与されて、互いに異なる周速で同一方向または逆方向に回転するように形成されている。各ロール13a、13bの周速が異なることにより、両ロール13a、13bに同時に接触した物体Mは、各ロール13a、13bから付与される大きさおよび方向が異なる摩擦力によってその長手方向を各ロール13a、13bの長手方向と平行となるように物体Mの長手方向の中心部を中心に回転させられて整列される。また、各ロール13a、13bの回転が逆方向であると、両ロール13a、13bに同時に接触した物体Mは、より確実に各ロール13a、13bから付与される大きさおよび方向が異なる摩擦力によってその長手方向を各ロール13a、13bの長手方向と平行となるように物体Mの長手方向の中心部を中心に回転させられて整列される。各ロール13a、13bの周速や回転方向は、物体Mに対してその長手方向を各ロール13a、13bの長手方向と平行となるように物体Mを動作させるように適宜に調整するとよい。各ロール13a、13bの間隔は、間から物体Mが落下しない大きさであるとともに後述する中板18の厚さより広い大きさに設定されている(図6参照)。各ロール13a、13bの両側にはそれぞれロール13a、13bと平行に傾斜ガイド16a、16bが配置されている。各傾斜ガイド16a、16bは、各ロール13a、13bの長手方向においては、上流側(図3、図5の左側)を下流側(図3、図5の右側)より高く配置され、各ロール13a、13bの直径方向においては、ロールに近い内側端部を各ロール13a、13bの上側外周面に対面するように臨ませるとともに外側端部を内側端部より持ち上げて傾斜するように配置されている(図6参照)。このように形成されている傾斜ガイド16a、16bは、物体リフター3から投入された物体Mを傾斜面で受けるとともに物体Mが自重によって下方に滑動したり、バウンドしたり、転動することによってロール13a、13b上に導くこととなる。本実施形態においては、更に一方の傾斜ガイド16aの上流側に物体リフター3から傾斜ガイド16a、16b上に投入される物体Mをロール13a、13bの長手方向と平行となる方向に向けるように案内する投入ガイド17を設けている。この投入ガイド17は下向きに湾曲した内面によって投入された物体Mを受けて、物体Mが湾曲した内面に沿って滑動したり、バウンドしたり、転動する際に物体Mをロール13a、13bの長手方向と平行となる方向に向ける力を付与するものである。
次に、第2整列搬送手段12を更に説明する。
第2整列搬送手段12は、図3から図5に示すように、第1整列搬送手段11の一対のロール13a、13bの間の延長線上の下流側に配置された中板18を備えている。この中板18は、板面を鉛直方向に平行とされた扇形に形成されており、扇形の基部を下流端側として横軸19に回動自在に支承されており、扇形の上流端部を一対のロール13a、13bの下流端部の間に入り込むように配置されている。中板18の上流端部の下方にはシリンダとプランジャ等からなる往復動駆動手段20が接続されており、その往復動駆動手段20の作動体21を上下動させることによって中板18が横軸19を中心として回動させられる。この中板18の回動範囲は、図3、図5および図9の実線に示した物体受領位置と、図9の鎖線に示す物体供給位置の間とされている。更に、中板18の上面18aは、物体受領位置において適正方向向きの物体Mのみを載置する上流側を下流側より高く配置されたレール上面18aとされている。本実施形態においては、物体Mが円柱状に形成されているので、図7に示すように、レール上面18aは物体Mの円弧状の外周面と同一の弧状の内周面をもって形成されていて、高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体Mのみを載置させるようにしている。更に、このレール上面18aは、中板18の厚さ方向の両端部18ar、18alの鉛直方向位置を異ならせている。これにより図7の鎖線に示すように高さ方向を搬送方向向きに合わせない状態でレール上面18aに載置された物体Mを鉛直方向位置の低い端部18al側に物体Mの自重を利用して強制的に落下させて除去することができる。そして、中板18の最下流位置には、レール上面18aに載置された適正方向向きの物体Mの下流側への供給を制御する板状のゲート22が設けられている。このゲート22は、図示しない往復駆動手段によって上下方向に移動自在に形成されており、図7に示すように、中板18が物体受領位置にある際には最下部まで下降してレール上面18aに載置されている物体Mの次段側への移動を阻止し、中板18が物体供給位置にある際には最上部まで上昇してレール上面18aに載置されている物体Mの次段側への移動を許容する。更に、中板18の上流端部の円弧状の上流端面18bは、中板18が図9の鎖線に示す物体供給位置に上昇した際に、両ロール13a、13bの間から物体Mが下流側に移動することを阻止するゲートとして機能して、第1整列搬送手段11の一対のロール13a、13bにある適正方向向きの物体Mを両ロール13a、13b上にストックするように機能する。
次に、異方向向き物体落下手段23を更に説明する。
異方向向き物体落下手段23は、図3および図4に示すように、第1整列搬送手段11の一対のロール13a、13bおよび一対の傾斜ガイド16a、16bの下流端部を開放して物体Mが下流端部に滞留することがないように形成し、図5に示すように、物体受領位置にある中板18のレール上面18aの傾斜角度を一対のロール13a、13bの傾斜角度θよりα度だけ急勾配に形成して異方向向きの物体Mがレール上面18aに載置されることを防止し、更に、第1整列搬送手段11の下流端部および第2整列搬送手段12のレール上面18aから落下する異方向向きの物体Mを受領して物体リフター3に戻す物体収納容器24を第1整列搬送手段11の下流端部および第2整列搬送手段12の下方位置に設けている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図2に示す各部、即ち物体リフター3、本実施形態の物体整列供給装置1、物体個別搬送装置4およびプレス機2を稼働させる。
この稼働状態において、まず物体リフター3によって上方に持ち上げられた物体Mは、物体整列供給装置1の第1整列搬送手段11の投入ガイド17上に順次投入される。
この投入ガイド17の下向きに湾曲している上面に投入された物体Mは、図8および図9に示すように、内面に沿って滑動したり、バウンドしたり、転動する際に、内面との摩擦時に内面から物体Mの高さ方向をロール13a、13bの長手方向と平行となる方向に向ける力を受けて向きを調整される。これにより比較的多くの割合の物体Mが高さ方向をロール13a、13bの長手方向と平行とされる。
次に、投入ガイド17から物体Mが最初に傾斜ガイド16aの上面に投入される。その後、物体Mが傾斜ガイド16aを滑動したり、バウンドしたり、転動することにより他の傾斜ガイド16bおよび両者間の一対のロール13a、13bの上に移動してゆく。これらの上向きに開くように傾斜している一対の傾斜ガイド16a、16bおよび一対のロール13a、13bの間に投入された物体Mは、それぞれが平行でかつ下流側に向けて下方向きに傾斜している両傾斜ガイド16a、16bおよび両ロール13a、13bの上面を自重によって滑動したり、バウンドしたり、転動しながら下流側に向けて移動する。多くの割合の物体Mが、互いに異なる周速で同一方向または逆方向に回転する両ロール13a、13bに同時に接触することによって、各ロール13a、13bから大きさおよび方向が異なる摩擦力を付与されてその長手方向を各ロール13a、13bの長手方向と平行となるように当該物体Mの長手方向の中心部を中心に回転させられて整列されて、高さ方向を搬送方向向きに揃えられて適正方向向きの物体Mとして、一対のロール13a、13bの間を下流側に搬送させられる。
次に、第1整列搬送手段11の下流端部と第2整列搬送手段12の上流端部との連結部においては、一対のロール13a、13bの間を下流側に搬送されてきた適正方向向きの物体Mのみが次段の第2整列搬送手段12の中板18の上流端部のレール上面18a上に載置されるようにして順次乗り移る。
異方向向きの物体Mは、異方向向き物体落下手段23によって正規の搬送経路から積極的に除かれる。本実施形態においては、第1整列搬送手段11の一対のロール13a、13bおよび一対の傾斜ガイド16a、16bの開放されている下流端部からレール上面18a上に載置されない異方向向きの物体Mが物体収納容器24内に落下し、また、レール上面18a上に乗り移ろうとする異方向向きの物体Mは物体受領位置にある中板18のレール上面18aの傾斜角度が一対のロール13a、13bの傾斜角度θより角度αだけ急勾配に形成されているために乗り移ることが防止され、万一図7の鎖線に示すように高さ方向を搬送方向向きに合わせない状態でレール上面18aに載置された物体Mはレール上面18aの端部のうち鉛直方向位置の低い端部18al側に物体Mの自重を利用してバランスを不均一にして強制的に落下させて除去するようにしている。そして物体収納容器24内に落下した異方向向きの物体Mは物体リフター3に戻されて、再整列される。
次に、図8および図9に示すように、中板18のレール上面18aに載置された適正方向向きの物体Mは、当該レール上面18aを下流側に滑動してゲート22に当接してせき止められ、その後の適正方向向きの物体Mは前の物体Mの次に順に積み重ねるようにしてレール上面18a上に貯留される。所定数の適正方向向きの物体Mがゲート22にせき止められると、往復駆動手段20の作動体21が上向きに突出して中板18を横軸19を中心として上向きに回動して図9の鎖線に示す物体供給位置に上昇する。これにより、中板18の上流端部の円弧状の上流端面18bがゲートとして機能して、両ロール13a、13bの間から物体Mが下流側に移動することを阻止するとともに当該ロール13a、13bにある適正方向向きの物体Mを両ロール13a、13b上にストックする。次にゲート22が上に移動してせき止め状態を解除すると、中板18のレール上面18aに貯留されていた複数の適正方向向きの物体Mがレール上面18a上を下流側に滑動して、次段の物体個別搬送装置4に向けて搬出される。次の物体個別搬送装置4においては、搬送方向向きに高さ方向を揃えて1列に供給されて来た物体Mを1個ずつ起立させるとともに並立させた状態に揃えてプレス機2に搬送する。
その後、ゲート22が下に移動してせき止め状態に戻るとともに、往復駆動手段20の作動体21が下方に引き戻されて中板18を横軸19を中心として下向きに回動し元の位置(図9実線参照)に戻って停止して、次の適正方向向きの物体Mの受領を再開する。本実施形態においては、中板18の上流端部の円弧状の上流端面18bがゲートとして機能して、両ロール13a、13bの間にストックされていた適正方向向きの物体Mが最初に中板18のレール上面18aに載置されるように下流側に移動する。この上流端面18bのゲート機能が、本実施形態による物体Mの処理速度を高速化することができる。続いて、前記と同様にして第1整列手段11から第2整列手段12に対する適正方向向きの物体Mの搬送が再開される。
このような動作を繰り返すことにより適正方向向きの物体Mの整列供給が円滑に実行される。
このように本実施形態の物体整列供給装置1によれば、高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の物体Mを、同一方向に向けて確実かつ迅速な処理速度をもって整列供給することができるという優れた効果を発揮することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
例えば、第1整列搬送手段11の一対のロール13a、13bの外周面に凹凸を設けると、物体Mを適正方向に向ける効率を高くすることが期待できる。
また、第1整列搬送手段11の下流端部から下流側に飛び出した異方向向きの物体Mが既に第2整列搬送手段12の中板18のレール上面18a上に載置されている適正方向向きの物体Mに衝突して落下させる恐れがあるので、中板18の厚さ方向の両側に異方向向きの物体Mの衝突を阻止するカバー(図示せず)を設けてもよい。
1 物体整列供給装置
11 第1整列搬送手段
12 第2整列搬送手段
13a、13b ロール
16a、16b 傾斜ガイド
17 投入ガイド
18 中板
18a レール上面
22 ゲート
23 異方向向き物体落下手段

Claims (5)

  1. 高さが横断面の最大幅以上の形状を有する同一形状の複数の物体をその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて供給する物体整列供給装置であって、
    高さ方向が不揃いで投入される前記物体を受けるとともに一部の物体の高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出する上流側の第1整列搬送手段と、
    前記第1整列搬送手段から高さ方向を搬送方向向きに揃えて順次搬出される適正方向向きの物体のみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給する下流側の第2整列搬送手段とを有する
    ことを特徴とする物体整列供給装置。
  2. 前記第1整列搬送手段から第2整列搬送手段への前記物体の移動の際に適正方向向き以外の物体を落下させて除去する異方向向き物体落下手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体整列供給装置。
  3. 前記第1整列搬送手段は、平行な一対のロールであって上流側を下流側より高く配置されるとともに異なる周速で回転するロールと、前記ロールの両側にそれぞれロールと平行にして配置されており投入される前記物体を受けるとともに物体の自重によってロール上に導く傾斜ガイドを有し、
    前記第2整列搬送手段は、前記一対のロールの間の延長線上の下流側に配置されるとともに前記適正方向向きの物体を載置する上流側を下流側より高く配置されたレール上面を備えた中板を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物体整列供給装置。
  4. 前記傾斜ガイド上に投入される物体を前記ロールの長手方向と平行となる方向に向ける投入ガイドを設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の物体整列供給装置。
  5. 前記中板の最下流位置には、前記レール上面に載置された適正方向向きの物体の下流側への供給を制御するゲートが設けられている
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の物体整列供給装置。
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