JP2013159060A - 印刷装置、及び、洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことにある。
【解決手段】インクを貯留するインク貯留部と、インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、を有することを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】インクを貯留するインク貯留部と、インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、を有することを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、印刷装置、及び、洗浄方法に関する。
インクを貯留するインク貯留部と、インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、インク貯留部からヘッドユニットへインクを供給するための供給流路を有する印刷装置は既によく知られている。
ところで、前述した供給流路内でインクが長い間滞留すると当該滞留による問題(例えば、インクの成分が沈降したり目詰まりが生じたりする問題)が生じ得る。そのため、当該インクを用いた印刷を長い間行う予定がない場合等に、供給流路内で当該インクを長い間滞留させないように、当該供給流路に洗浄液を流すことが行われていた。
しかしながら、従来、このような供給流路に対する洗浄処理が適切に行われないことがあった。
しかしながら、従来、このような供給流路に対する洗浄処理が適切に行われないことがあった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことにある。
主たる本発明は、インクを貯留するインク貯留部と、
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
インクを貯留するインク貯留部と、
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置。
かかる印刷装置によれば、供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置。
かかる印刷装置によれば、供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
また、前記コントローラーは、前記供給流路内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液及び第二洗浄液を前記供給流路へ流入させることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより適切に行うことが可能となる。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより適切に行うことが可能となる。
また、前記第一洗浄液収容ユニットからの第一洗浄液と前記第二洗浄液収容ユニットからの第二洗浄液が合流する合流部を備え、
前記コントローラーは、前記合流部に第一洗浄液と第二洗浄液とを交互に送ることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
前記コントローラーは、前記合流部に第一洗浄液と第二洗浄液とを交互に送ることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
また、前記コントローラーは、第一洗浄液と第二洗浄液との間に双方の洗浄液を分離させるための気体が挿入された状態で、前記供給流路内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を前記供給流路へ流入させることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
また、前記第一洗浄液収容ユニットからの第一洗浄液と前記第二洗浄液収容ユニットからの第二洗浄液と気体とが合流する合流部を備え、
前記コントローラーは、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体の順に、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を前記合流部に送ることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
前記コントローラーは、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体の順に、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を前記合流部に送ることとしてもよい。
かかる場合には、供給流路に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
次に、インクを貯留するインク貯留部と、
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、を有する印刷装置を準備することと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行することと、
を有することを特徴とする洗浄方法。
かかる洗浄方法によれば、供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、を有する印刷装置を準備することと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行することと、
を有することを特徴とする洗浄方法。
かかる洗浄方法によれば、供給流路に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
===画像記録装置1の構成例について===
印刷装置の一例としての画像記録装置1(本実施の形態においては、インクジェット式プリンター)の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、画像記録装置1の概略断面図である。図2は、画像記録装置1のブロック図である。
なお、以下の説明において、「上下方向」、「左右方向」をいう場合は、図1に矢印で示した方向を基準として示すものとする。また、「前後方向」をいう場合は、図1において紙面に直交する方向を示すものとする。
また、本実施の形態においては、画像記録装置1が画像を記録する媒体の一例として、ロール状に巻かれた用紙(以下、ロール紙(連続紙)という)を用いて説明する。
印刷装置の一例としての画像記録装置1(本実施の形態においては、インクジェット式プリンター)の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、画像記録装置1の概略断面図である。図2は、画像記録装置1のブロック図である。
なお、以下の説明において、「上下方向」、「左右方向」をいう場合は、図1に矢印で示した方向を基準として示すものとする。また、「前後方向」をいう場合は、図1において紙面に直交する方向を示すものとする。
また、本実施の形態においては、画像記録装置1が画像を記録する媒体の一例として、ロール状に巻かれた用紙(以下、ロール紙(連続紙)という)を用いて説明する。
本実施の形態に係る画像記録装置1は、図1及び図2に示すように、搬送ユニット20、及び、該搬送ユニット20がロール紙2を搬送する搬送経路(図1において、当該搬送経路は、巻軸18から巻き取り駆動軸92までの間の、ロール紙2が位置する部分により表されている)に沿って、給送ユニット10、プラテン29、巻き取りユニット90、を有し、さらに、搬送経路上の画像記録領域Rにおいて複数種類のインクを吐出して画像記録を行うヘッドユニット30と、インク補給ユニット35と、キャリッジユニット40と、クリーニングユニット43と、ヒーターユニット70と、プラテン29上のロール紙2に風を送る送風ユニット80と、これらのユニット等を制御し画像記録装置1としての動作を司るコントローラー60と、検出器群50と、を有している。
給送ユニット10は、ロール紙2を搬送ユニット20に給送するものである。この給送ユニット10は、ロール紙2が巻かれ回転可能に支持される巻軸18と、巻軸18から繰り出されたロール紙2を巻き掛けて搬送ユニット20に導くための中継ローラー19と、を有している。
搬送ユニット20は、給送ユニット10により送られたロール紙2を、予め設定された搬送経路に沿って搬送するものである。この搬送ユニット20は、図1に示すように、中継ローラー19に対して水平右方に位置する中継ローラー21と、中継ローラー21から見て右斜め下方に位置する中継ローラー22と、中継ローラー22から見て右斜め上方(プラテン29から見て搬送方向上流側)に位置する第一搬送ローラー23と、中継ローラー22と第一搬送ローラー23との間に位置するステアリングユニット(舵取りユニット)20aと、第一搬送ローラー23から見て右方(プラテン29から見て搬送方向下流側)に位置する第二搬送ローラー24と、第二搬送ローラー24から見て鉛直下方に位置する反転ローラー25と、反転ローラー25から見て右方に位置する中継ローラー26と、中継ローラー26から見て上方に位置する送り出しローラー27と、を有している。
中継ローラー21は、中継ローラー19から送られたロール紙2を、左方から巻き掛けて下方に向かって弛ませるローラーである。
中継ローラー22は、中継ローラー21から送られたロール紙2を、左方から巻き掛けて右斜め上方に向かって搬送するローラーである。
第一搬送ローラー23は、不図示のモーターにより駆動される第一駆動ローラー23aと、該第一駆動ローラー23aに対してロール紙2を挟んで対向するように配置された第一従動ローラー23bとを有している。この第一搬送ローラー23は、下方に弛ませたロール紙2を上方に引き上げ、プラテン29に対向する画像記録領域Rへ搬送するローラーである。第一搬送ローラー23は、画像記録領域R上のロール紙2の部位に対して画像印刷がなされている期間、一時的に搬送を停止させるようになっている。なお、コントローラー60の駆動制御により、第一駆動ローラー23aの回転駆動に伴って第一従動ローラー23bが回転することによって、プラテン29上に位置させるロール紙2の搬送量が調整される。
搬送ユニット20は、上述したとおり、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間に巻き掛けたロール紙2の部位を下方に弛ませて搬送する機構を有している。このロール紙2の弛みは、コントローラー60により、不図示の弛み検出用センサーからの検出信号に基づき監視される。具体的には、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間において弛ませたロール紙2の部位を、弛み検出用センサーが検出した場合には、該部位に適切な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20はロール紙2を弛ませた状態で搬送することが可能となる。一方、弛み検出用センサーが弛ませたロール紙2の部位を検出しない場合は、該部位に過剰な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20によるロール紙2の搬送が一時的に停止され、張力が適切な大きさに調整される。
ステアリングユニット20aは、図1に示すように、傾斜した状態で搬送経路上に位置し、回動することによりロール紙2の幅方向位置(幅方向(図1に示す前後方向)においてロール紙2が位置する位置)を変化させるためのものである。すなわち、ロール紙2が搬送経路に沿って搬送される際、中継ローラー等の軸ずれや組み付け誤差等によりロール紙2に作用する張力が変動すること等に起因して、ロール紙2の幅方向位置が変位する場合がある。そして、当該ステアリングユニット20aは、ロール紙2の当該幅方向位置を調整するためのものである。
第二搬送ローラー24は、不図示のモーターにより駆動される第二駆動ローラー24aと、該第二駆動ローラー24aに対してロール紙2を挟んで対向するように配置された第二従動ローラー24bとを有している。この第二搬送ローラー24は、ヘッドユニット30により画像が記録された後のロール紙2の部位を、プラテン29の支持面に沿って水平右方向に搬送した後に鉛直下方に搬送するローラーである。これにより、ロール紙2の搬送方向が転換されることになる。なお、コントローラー60の駆動制御により、第二駆動ローラー24aの回転駆動に伴って第二従動ローラー24bが回転することによって、プラテン29上に位置するロール紙2の部位に対して付与される所定の張力が調整される。
反転ローラー25は、第二搬送ローラー24から送られたロール紙2を、左側上方から巻き掛けて右斜め上方に向かって搬送するローラーである。
中継ローラー26は、反転ローラー25から送られたロール紙2を、左側下方から巻き掛けて上方に向かって搬送するローラーである。
送り出しローラー27は、中継ローラー26から送られたロール紙2を、左側下方から巻き掛けて巻き取りユニット90に送り出すようになっている。
このように、ロール紙2が各ローラーを順次経由して移動することにより、ロール紙2を搬送するための搬送経路が形成されることになる。なお、ロール紙2は、搬送ユニット20により、画像記録領域Rと対応した領域単位で間欠的にその搬送経路に沿って搬送される。
ヘッドユニット30は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール紙2の部位に画像を記録するためのものである。すなわち、ヘッドユニット30は、搬送ユニット20により搬送経路上の画像記録領域Rに(プラテン29上に)送り込まれたロール紙2の部位に、インクを吐出して画像を形成する。本実施の形態において、このヘッドユニット30は、15個のヘッド31を有している。
各々のヘッド31は、その下面に、列方向にノズルが並んだノズル列を有している。本実施の形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ホワイト(W)等のインク種類(色)毎にそれぞれ複数のノズル♯1〜♯Nからなるノズル列を有している。各ノズル列の各ノズル♯1〜♯Nは、ロール紙2の搬送方向に交差する交差方向(つまり、当該交差方向が前述した列方向である)に直線状に配列されている。各ノズル列は、当該搬送方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。
各ノズル♯1〜♯Nには、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯Nから吐出される。
そして、かかるヘッド31が、前記交差方向(前記列方向)において15個並べられ、このことにより、ヘッドユニット30が形成されている。そのため、ヘッドユニット30は、インク種類(色)毎に15×N個のノズルを有している。
インク補給ユニット35は、ヘッド31によるインクの吐出に起因してヘッドユニット30内のインクの量が減った際に、ヘッドユニット30にインクを補給するためのものである。なお、インク補給ユニット35については、後に詳述する。
キャリッジユニット40は、ヘッドユニット30(ヘッド31)を移動させるためのものである。このキャリッジユニット40は、搬送方向(左右方向)に延びるキャリッジガイドレール41と(図1に二点鎖線で示す)、キャリッジガイドレール41に沿って搬送方向(左右方向)へ往復移動可能に支持されたキャリッジ42と、不図示のモーターとを有する。
キャリッジ42には、ヘッドユニット30、すなわち、15個のヘッド31が設けられている。より具体的には、キャリッジ42は、4つのサブキャリッジ(第一サブキャリッジ乃至第四サブキャリッジ)に分かれており、第一サブキャリッジ乃至第三サブキャリッジには、それぞれ4個のヘッド31が、第四サブキャリッジには、3個のヘッド31が設けられている。
換言すれば、15個のヘッド31は、4つのヘッド群、すなわち、第一ヘッド乃至第四ヘッドが属する第一ヘッド群302、第五ヘッド乃至第八ヘッドが属する第二ヘッド群304、第九ヘッド乃至第十二ヘッドが属する第三ヘッド群306、第十三ヘッド乃至第十五ヘッドが属する第四ヘッド群308を構成している。そして、第一ヘッド群302は第一サブキャリッジに、第二ヘッド群304は第二サブキャリッジに、第三ヘッド群306は第三サブキャリッジに、第四ヘッド群308は第四サブキャリッジに、それぞれ設けられている。
そして、4つのサブキャリッジからなるキャリッジ42は、不図示のモーターの駆動により、4つのヘッド群からなるヘッドユニット30(換言すれば、15個のヘッド31)と一体となって搬送方向(左右方向)へ移動するよう構成されている。
クリーニングユニット43(図1においては、不図示)は、ヘッド31をクリーニングするためのものである。このクリーニングユニット43は、ホームポジション(以下、HPと呼ぶ。図1参照)に設けられており、不図示のキャップと、吸引ポンプ43a(図3等参照)等とを有している。ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してHPに位置すると、ヘッド31の下面(ノズル面)に不図示のキャップが密着するようになっている。このようにキャップが密着した状態で吸引ポンプ43aが作動すると、ヘッド31内のインクが、増粘したインクや紙粉と共に吸引される。このようにして、目詰まりしたノズルが不吐出状態から回復することによってヘッドのクリーニングが完了する。
また、搬送方向(左右方向)におけるHPとプラテン29との間には、フラッシングユニット44が設けられており、ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してフラッシングユニット44に対向する位置に位置すると、ヘッド31は前記ノズル列に属する各ノズルからインクを吐出してフラッシングを行なうフラッシング動作を実行する。
プラテン29は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール紙2(の部位)を支持するとともに、該ロール紙2(の部位)を加熱するものである(すなわち、ヘッドユニット30は、該プラテン29により支持され、かつ、加熱されたロール紙2に、インクを吐出する)。このプラテン29は、図1に示すように、搬送経路上の画像記録領域Rに対応させて設けられ、かつ、第一搬送ローラー23と第二搬送ローラー24との間の搬送経路に沿った領域に配置されている。そして、プラテン29は、ヒーターユニット70が発生させた熱の供給を受けることにより、ロール紙2の該部位を加熱することができる。
ヒーターユニット70は、ロール紙2を加熱するためのものであり、不図示のヒーターを有している。このヒーターは、ニクロム線を有しており、当該ニクロム線をプラテン29内部に、プラテン29の支持面から一定距離となるように配置させて構成されている。このため、ヒーターは、通電されることによってニクロム線自体が発熱し、プラテン29の支持面上に位置するロール紙2の部位に熱を伝導させることができる。このヒーターは、プラテン29の全域にニクロム線を内蔵させて構成されているため、プラテン29上のロール紙2の部位に対して熱を均一に伝導することができる。本実施の形態において、プラテン上のロール紙2の部位の温度が45℃となるように、該ロール紙2の部位を均一に加熱する。これにより、該ロール紙2の部位に着弾されたインクを乾燥させることができる。
送風ユニット80は、プラテン29上のロール紙2に風を送るためのものである。この送風ユニット80は、ファン81とファン81を回転させるモーター(不図示)とを備えている。ファン81は、回転することにより、プラテン29上のロール紙2に風を送り、ロール紙2に着弾されたインクを乾燥させるためのものである。このファン81は、図1に示すように、本体部に設けられた開閉可能なカバー(不図示)に複数設けられている。そして、この各々のファン81は、カバーが閉じた際に、プラテン29の上方に位置して、当該プラテン29の支持面(当該プラテン29上のロール紙2)と対向するようになっている。
巻き取りユニット90は、搬送ユニット20により送られたロール紙2(画像記録済みのロール紙)を巻き取るためのものである。この巻き取りユニット90は、送り出しローラー27から送られたロール紙2を、左側上方から巻き掛けて右斜め下方へ搬送するための中継ローラー91と、回転可能に支持され中継ローラー91から送られたロール紙2を巻き取る巻き取り駆動軸92と、を有している。
コントローラー60は、画像記録装置1の制御を行うための制御ユニットである。このコントローラー60は、図2に示すように、インターフェース部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、を有している。インターフェース部61は、外部装置であるホストコンピューター110と画像記録装置1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、画像記録装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路64により各ユニットを制御する。
検出器群50は、画像記録装置1内の状況を監視するものであり、例えば、前述の弛み検出用センサー、搬送ローラーに取り付けられてロール紙2の搬送などの制御に利用されるロータリー式エンコーダー、搬送されるロール紙2の有無を検出する用紙検出センサー、キャリッジ42(又はヘッド31)の搬送方向(左右方向)の位置を検出するためのリニア式エンコーダー、ロール紙2の幅方向における紙端(エッジ)位置を検出する紙端位置検出センサー、後述するインクサブタンクセンサー、第一洗浄液サブタンクセンサー、及び、第二洗浄液サブタンクセンサーなどがある。
===インク補給ユニット35について===
次に、インク補給ユニット35について、図1及び図3を用いて説明する。図3は、ホワイトインク補給ユニット36のブロック図である。
次に、インク補給ユニット35について、図1及び図3を用いて説明する。図3は、ホワイトインク補給ユニット36のブロック図である。
インク補給ユニット35は、前述したとおり、ヘッド31によるインクの吐出に起因してヘッドユニット30内のインクの量が減った際に、ヘッドユニット30にインクを補給(供給)するためのものである。
このインク補給ユニット35は、インク種類(インクの色)毎に設けられている。すなわち、イエローインクを補給するためのイエローインク補給ユニット、マゼンタインクを補給するためのマゼンタインク補給ユニット、シアンインクを補給するためのシアンインク補給ユニット、ブラック(黒)インクを補給するためのブラックインク補給ユニット、ホワイト(白)インクを補給するためのホワイトインク補給ユニット36等が設けられている。
ここで、理由については後述するが、ホワイトインク補給ユニット36は、ホワイトインク以外の他の種類(色)のインク補給ユニットの構成とは異なる構成を有している(一方で、ホワイトインク以外の他の種類(色)のインク補給ユニットの構成は、共通である)。以下では、これらの複数のインク補給ユニット35のうち、主としてホワイトインク補給ユニット36について説明し、他の種類(色)のインク補給ユニットについては、ホワイトインク補給ユニット36との構成の相違点のみを後に説明する。
ホワイトインク補給ユニット36は、図3に示すように、カートリッジ37(インクカートリッジ351、第一洗浄液カートリッジ352、第二洗浄液カートリッジ353)と、サブタンク38(インクを貯留するインク貯留部の一例としてのインクサブタンク364、第一洗浄液サブタンク365、第二洗浄液サブタンク366)と、当該3つのサブタンク38とヘッドユニット30を、インクや洗浄液の流路(通り道)となるチューブ等で接続する接続部39等が備えられている。
なお、本実施の形態においては、当該接続部39が4つ備えられている。すなわち、3つのサブタンク38と、ヘッドユニット30のうちの前記第一ヘッド群302と、を接続する第一接続部39aと、3つのサブタンク38と前記第二ヘッド群304とを接続する第二接続部と、3つのサブタンク38と前記第三ヘッド群306とを接続する第三接続部と、3つのサブタンク38と前記第四ヘッド群308とを接続する第四接続部とが備えられている。そして、これらの4つの接続部39の構成は同様なので、以下では、主として、第一接続部39aについて説明する。また、図3においても、図面を分かり易くするため、第二接続部乃至第四接続部の記載を省略している(それに伴い、第二ヘッド群304乃至第四ヘッド群308の記載も省略している)。
また、カートリッジ37及びサブタンク38が設置されている場所を、図1における符号35及び36で表している。
インクカートリッジ351は、ヘッドユニット30に供給するためのインクを収容する。このインクカートリッジ351は、画像記録装置本体に対して着脱可能に構成されている。
また、インクカートリッジ351は、図3に示すように、インクカートリッジ351とインクサブタンク364を繋ぐチューブ(当該チューブを、便宜上、IC−IST間チューブ370と呼ぶ)を介して、インクサブタンク364に接続されている。
インクサブタンク364は、インクカートリッジ351からヘッドユニット30へ供給されるインクを一時的に貯留するものである。このインクサブタンク364は、画像記録装置本体に固定されている。すなわち、インクサブタンク364は、インクカートリッジ351とは異なり、画像記録装置本体に対して着脱することができない構成を有している。
また、インクサブタンク364が、IC−IST間チューブ370を介して、インクカートリッジ351に接続されている点については既に説明したが、当該IC−IST間チューブ370には、図3に示すように、バルブ(当該バルブを、便宜上、IC−IST間バルブ390と呼ぶ)が備えられている。さらに、インクサブタンク364には、インクサブタンク364内のインクの量が閾値未満となるとその旨を検知するインクサブタンクセンサー(不図示)が備えられている。
そして、コントローラー60が、インクサブタンクセンサーからの検知信号を受けることによりインクサブタンク364内のインクの量が閾値未満であることを把握すると、閉じていたIC−IST間バルブ390を開放して、インクカートリッジ351からインクサブタンク364へインクを流入させるようになっている。このように、インクサブタンク364においては、閾値以上の量のインクが常時存在するように(貯留されるように)、インクの量が制御されている。
また、インクサブタンク364は、図3に示すように、インクサブタンク364とヘッドユニット30とを繋ぐ供給チューブ372を介して、ヘッドユニット30に接続されている。この供給チューブ372は、インクサブタンク364からヘッドユニット30へインクを供給するための供給流路としての役割を果たす。
すなわち、画像記録(印刷)等が行われることによりインクがヘッドユニット30(第一ヘッド群302に属するヘッド31)から吐出されて、ヘッドユニット30(第一ヘッド群302に属するヘッド31)内のインクが消費されると、消費された当該インクを補うように、インクサブタンク364内のインクが供給チューブ372を通ってヘッドユニット30(第一ヘッド群302に属するヘッド31)へ流入するようになっている。
なお、図1から明らかなように、インク補給ユニット35のインクサブタンク364とヘッドユニット30とは遠く離れた位置にある。そのため、供給チューブ372は、非常に長いチューブとなっており、その長さは、5〜6メートルである。そして、図3に示すように、供給チューブ372を這わせるためのケーブルベア500が設けられており、供給チューブ372は当該ケーブルベア500内に収容されている。
ところで、供給チューブ372内でインクが長い間滞留すると当該滞留による問題(例えば、インクの成分が沈降したり目詰まりが生じたりする問題)が生じ得る。そのため、本実施の形態に係る画像記録装置1においては、当該インク(本実施の形態においては、ホワイトインク)を用いた印刷を長い間行う予定がない場合等に、供給チューブ372内で当該インクを長い間滞留させないように、当該インクを供給チューブ372から排出するとともに当該供給チューブ372を洗浄液で洗浄するようになっている。そして、このことを実現するために、本実施の形態に係るホワイトインク補給ユニット36には、洗浄液収容ユニット381が設けられている。
なお、ホワイトインクについては他のインクに比べて上記問題が発生し易くなっている。すなわち、ホワイトインクの顔料成分には酸化チタンなどの重い物質が含まれているため、当該顔料成分が顕著に沈降する傾向にあり、またこれにより、目詰まりも生じ易い。
そのため、本実施の形態においては、ホワイトインクのみに対して、洗浄処理が行われるようになっている。したがって、洗浄液収容ユニット381は、ホワイトインク補給ユニット36にしか備えられておらず、他の種類(色)のインク補給ユニット35には、備えられていない。
しかしながら、上記に限定されるものではなく、他の種類(色)のインクに対して洗浄処理を行うべく、他の種類(色)のインク補給ユニット35にも、洗浄液収容ユニット381が備えられていることとしてもよい。
また、理由については後述するが、本実施の形態においては、洗浄液として、二種類の互いに粘度が異なる洗浄液が用いられる。すなわち、第一洗浄液と当該第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を用いて供給チューブ372の洗浄が行われる。
なお、本実施の形態においては、第一洗浄液及び第二洗浄液として、以下のものが用いられる。すなわち、第一洗浄液及び第二洗浄液の双方とも、水にグリセリンが混ぜられた液体であるが、水に対するグリセリンの比率が互いに異なったものとなっている。グリセリンは、粘度を調整するために入れられたものであり、第一洗浄液におけるグリセリンの比率の方が洗浄液におけるグリセリンの比率よりも高くなっている。つまり、第一洗浄液の粘度の方が第二洗浄液の粘度よりも大きくなるように、粘度調整が成されている。
このように、洗浄液として、第一洗浄液と第二洗浄液が用いられるため、本実施の形態においては、洗浄液収容ユニット381として、第一洗浄液を収容するための第一洗浄液収容ユニット382と第二洗浄液を収容するための第二洗浄液収容ユニット383とが設けられている。
第一洗浄液収容ユニット382は、第一洗浄液カートリッジ352、第一洗浄液サブタンク365、第一洗浄液注入チューブ374等を備えている。
第一洗浄液カートリッジ352は、供給チューブ372に供給するための第一洗浄液を収容する。この第一洗浄液カートリッジ352は、画像記録装置本体に対して着脱可能に構成されている。
また、第一洗浄液カートリッジ352は、図3に示すように、第一洗浄液カートリッジ352と第一洗浄液サブタンク365を繋ぐチューブ(当該チューブを、便宜上、WC−WST間第一チューブ385と呼ぶ)を介して、第一洗浄液サブタンク365に接続されている。
第一洗浄液サブタンク365は、第一洗浄液カートリッジ352から供給チューブ372へ供給される第一洗浄液を一時的に貯留するものである。この第一洗浄液サブタンク365は、画像記録装置本体に固定されている。すなわち、第一洗浄液サブタンク365は、第一洗浄液カートリッジ352とは異なり、画像記録装置本体に対して着脱することができない構成を有している。
また、第一洗浄液サブタンク365が、WC−WST間第一チューブ385を介して、第一洗浄液カートリッジ352に接続されている点については既に説明したが、当該WC−WST間第一チューブ385には、図3に示すように、バルブ(当該バルブを、便宜上、WC−WST間第一バルブ400と呼ぶ)が備えられている。さらに、第一洗浄液サブタンク365には、第一洗浄液サブタンク365内の第一洗浄液の量が閾値未満となるとその旨を検知する第一洗浄液サブタンクセンサー(不図示)が備えられている。
そして、コントローラー60が、第一洗浄液サブタンクセンサーからの検知信号を受けることにより第一洗浄液サブタンク365内の第一洗浄液の量が閾値未満であることを把握すると、閉じていたWC−WST間第一バルブ400を開放して、第一洗浄液カートリッジ352から第一洗浄液サブタンク365へ第一洗浄液を流入させるようになっている。このように、第一洗浄液サブタンク365においては、閾値以上の量の第一洗浄液が常時存在するように(貯留されるように)、第一洗浄液の量が制御されている。
また、第一洗浄液サブタンク365は、図3に示すように、第一洗浄液サブタンク365と合流部の一例としての共用チューブ378とを繋ぐチューブ(便宜上、第一洗浄液注入チューブ374と呼ぶ)を介して、共用チューブ378に接続されている。換言すると、第一洗浄液注入チューブ374は共用チューブ接続部379にて共用チューブ378に接続されている。
なお、図3に示すように、第二洗浄液収容ユニット383の構成も、第一洗浄液収容ユニット382の構成と同様である。すなわち、第二洗浄液収容ユニット383は、前記第一洗浄液カートリッジ352に対応する第二洗浄液カートリッジ353、前記第一洗浄液サブタンク365に対応する第二洗浄液サブタンク366、前記WC−WST間第一チューブ385に対応するWC−WST間第二チューブ386、WC−WST間第一バルブ400に対応するWC−WST間第二バルブ401、第一洗浄液注入チューブ374に対応する第二洗浄液注入チューブ375、第一洗浄液サブタンクセンサーに対応する第二洗浄液サブタンクセンサーをそれぞれ備えている。
また、共用チューブ接続部379には、第一二方弁404(図3において二つの白丸で表した部材)が設けられており、この第一二方弁404は、第一洗浄液注入チューブ374及び第二洗浄液注入チューブ375のいずれかを共用チューブ378(共用チューブ接続部379)と接続させる役割を果たす。
そして、共用チューブ378は、供給チューブ372に供給チューブ接続部373にて接続されており、供給チューブ接続部373にも二方弁(第二二方弁406)が設けられている。第二二方弁406は、インクサブタンク364及び共用チューブ378のいずれかを供給チューブ372と接続させる役割を果たす。つまり、第二二方弁406により、インクサブタンク364からヘッドユニット30へインクを供給するか、洗浄液収容ユニット381からヘッドユニット30へ洗浄液を供給するかを選択することができるようになっている。
===洗浄処理について===
次に、洗浄処理について、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、洗浄処理が実行される前のホワイトインク補給ユニット36の様子を示したブロック図である。図5は、洗浄処理が実行されているときのホワイトインク補給ユニット36の様子を示したブロック図である。図6は、供給チューブ372及び共用チューブ378内の洗浄液の様子を示した概念図である。
次に、洗浄処理について、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、洗浄処理が実行される前のホワイトインク補給ユニット36の様子を示したブロック図である。図5は、洗浄処理が実行されているときのホワイトインク補給ユニット36の様子を示したブロック図である。図6は、供給チューブ372及び共用チューブ378内の洗浄液の様子を示した概念図である。
上述したとおり、本実施の形態においては、ホワイトインクを用いた印刷を長い間行う予定がない場合に、洗浄処理が実行されるようになっている。
図4には、洗浄処理が実行される前のホワイトインク補給ユニット36の様子が示されている。このときに、第二二方弁406は、インクサブタンク364が繋がった状態となっている(図において、黒丸は繋がっていることを、白丸は繋がっていないことを示す)。また、図には示されていないが、ヘッドユニット30(ヘッド31)はHPに位置しており、ヘッド31の下面(ノズル面)にキャップが密着している。そして、供給チューブ372にはインクが充填されている。
そして、かかる状態で、ユーザーからホストコンピューター110等を経由して洗浄処理指令をコントローラー60が受け取り、受け取った洗浄処理指令に基づいたコントローラー60の制御により、洗浄処理が行われる。すなわち、コントローラー60は、第一洗浄液収容ユニット382から供給チューブ372へ第一洗浄液を流入させるとともに第二洗浄液収容ユニット383から供給チューブ372へ第二洗浄液を流入させて、供給チューブ372に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を行う。そして、本実施の形態において、コントローラー60は、かかる処理を実現するために、以下を実行する。
すなわち、コントローラー60は、図5に示すように、第二二方弁406を、共用チューブ378が繋がった状態へ切り替える。そして、各ヘッド群に対応した吸引ポンプ43aを作動させる。このことにより、供給チューブ372内のインクが吸引されて供給チューブ372から抜かれ、やがて、その代わりに、洗浄液が洗浄液サブタンクから洗浄液注入チューブ及び共用チューブ378を通って供給チューブ372に流入する(図5の白矢印参照)。そして、当該洗浄液が供給チューブ372を流れることにより、インクが洗い流され供給チューブ372が洗浄されることとなる。
なお、本実施の形態に係るコントローラー60は、供給チューブ372内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液及び第二洗浄液を供給チューブ372へ流入させる。そして、本実施の形態において、コントローラー60は、かかる処理を実現するために、以下を実行する。
すなわち、コントローラー60は、前記吸引ポンプ43aを作動させつつ、第一二方弁404の切り替え(スイッチング)を短い間隔で行う(図5においては、便宜上、第一二方弁404の二つの丸が両方とも黒丸で表されているが、双方が同時に繋がっていることはなく、一方が繋がっているときには他方が繋がっていない)。すなわち、第一洗浄液注入チューブ374が共用チューブ378に繋がった状態と第二洗浄液注入チューブ375が共用チューブ378に繋がった状態とを短い間隔で交互に発生させ、このことにより、共用チューブ378に第一洗浄液と第二洗浄液とを交互に送る。そして、図6に示すように、第一洗浄液と第二洗浄液とが、交互に並ぶようにして共用チューブ378にて合流し、このように並んだ状態を維持しながら、供給チューブ372へ流入し、かつ、該供給チューブ372内を流れる(黒塗り部が第一洗浄液を、斜線部が第二洗浄液を、それぞれ表している)。
===本実施の形態に係る画像記録装置1の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に係る画像記録装置1は、インクを貯留するインクサブタンク364と、インクをロール紙2に吐出するヘッドユニット30と、インクサブタンク364からヘッドユニット30へインクを供給するための供給チューブ372と、供給チューブ372を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニット382と、第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニット383と、第一洗浄液収容ユニット382から供給チューブ372へ第一洗浄液を流入させるとともに第二洗浄液収容ユニット383から供給チューブ372へ第二洗浄液を流入させて、供給チューブ372に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラー60と、を有している。そして、このことにより、供給チューブ372に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
上述したとおり、本実施の形態に係る画像記録装置1は、インクを貯留するインクサブタンク364と、インクをロール紙2に吐出するヘッドユニット30と、インクサブタンク364からヘッドユニット30へインクを供給するための供給チューブ372と、供給チューブ372を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニット382と、第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニット383と、第一洗浄液収容ユニット382から供給チューブ372へ第一洗浄液を流入させるとともに第二洗浄液収容ユニット383から供給チューブ372へ第二洗浄液を流入させて、供給チューブ372に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラー60と、を有している。そして、このことにより、供給チューブ372に対する洗浄処理を適切に行うことが可能となる。
すなわち、比較例に係る画像記録装置においては、洗浄液を収容する洗浄液収容ユニットが一つしか存在せず、当該洗浄液収容ユニットから一種類の洗浄液を供給チューブへ流入させて、この供給チューブに当該洗浄液を流す洗浄処理を行っていた。しかしながら、このような方法では、供給チューブ内で沈んだインクがうまく洗い流されず(その場に留まったままとなり)、洗浄処理が適切に行われないことがあった。
本発明者等は、鋭意検討を行った結果、当該問題が、供給チューブ内の洗浄液の流れが整流(整った流れ)であることに起因していることを見出し、洗浄液の流れを乱流とすることにより沈んだインクを適切に動かす力を発生させることを考えた。そこで、粘度が互いに異なる第一洗浄液と第二洗浄液の収容ユニットをそれぞれ準備し、第一洗浄液と第二洗浄液を供給チューブ372へ流入させて、これらの洗浄液を供給チューブ372に流すようにした。
つまり、本実施の形態においては、コントローラー60が、第一洗浄液収容ユニット382から供給チューブ372へ第一洗浄液を流入させるとともに第二洗浄液収容ユニット383から供給チューブ372へ第二洗浄液を流入させて、供給チューブ372に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行することとしたので、互いに異なる粘度の二つの層を利用して、洗浄液の流れに緩急をつけることができる。そのため、供給チューブ372内で沈んだインクが、比較例と比べて適切に洗い流され、その結果、洗浄処理が適切に行われることとなる。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として印刷装置について記載されているが、洗浄方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記の実施の形態は、主として印刷装置について記載されているが、洗浄方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施の形態においては、媒体としてロール紙2を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、カット紙、フィルム、布であってもよい。
また、上記実施の形態においては、ヘッドユニット30が複数(15個)のヘッド31を有していることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ヘッドユニット30が、一つのヘッド31からなることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、インク貯留部としてインクサブタンク364を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、インク貯留部はインクカートリッジ351であってもよい。この場合には、IC−IST間チューブ370及び供給チューブ372が供給流路に相当することとなる。そして、IC−IST間チューブ370の方に洗浄液を流入させることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、吸引ポンプ43aを作動させることにより、インクを供給チューブ372から抜くとともに、洗浄液を供給チューブ372へ流入させることとした。しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、洗浄液を流入させることなくインクを供給チューブ372から抜くステップを先ず実施して供給チューブ372内を空気で充填させた後に、洗浄液を供給チューブ372へ流入させることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、第一洗浄液及び第二洗浄液として、水にグリセリンが混ぜられた液体を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、粘度調整が成された結果互いに異なる粘度を有する第一洗浄液及び第二洗浄液であれば、どのようなものでも構わない。
例えば、第一洗浄液にはグリセリンが混ぜられている一方で、第二洗浄液にはグリセリンが混ぜられていないこととしてもよい。グリセリンを混合するベースとなる液体を第一洗浄液と第二洗浄液とで異ならせることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、乱流を作るために二種類の洗浄液を供給チューブ372へ流入させることとしたが、これに限定されるものではなく、三種類以上の洗浄液を供給チューブ372へ流入させることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、供給チューブ372内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液及び第二洗浄液を供給チューブ372へ流入させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前述した第一二方弁404は存在せず、第一洗浄液と第二洗浄液を、同時に、共用チューブ378(共用チューブ接続部379)へ流し、供給チューブ372へ流入させることとしてもよい。
このような場合にも、前述した互いに異なる粘度の二つの層は部分的に生ずる可能性はあるが、積極的にこのような二層を生成しているわけではないので、洗浄液の流れに緩急をつけ難い。これに対し、上記実施の形態においては、当該二層を積極的に生成することにより、洗浄液の流れに適切に緩急をつけることができ、したがって、供給チューブ372に対する洗浄処理をより適切に行うことが可能となる。そのため、上記実施の形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態においては、供給チューブ372内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、共用チューブ378に第一洗浄液と第二洗浄液とを交互に送ることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第一洗浄液を共用チューブ378に連続的に送り、第二洗浄液を共用チューブ378に断続的に送るようにしてもよい(かかる形態は、第一二方弁404の代わりに、第二洗浄液注入チューブ375に設けられたバルブを導入することで実現できる(第一洗浄液注入チューブ374の方にはバルブを設けない))。
このような場合には、共用チューブ378に連続的に送られる第一洗浄液を掻き分けるようにして第二洗浄液が共用チューブ378に断続的に流入するため、前述した互いに異なる粘度の二つの層が生じ得る。しかしながら、上記実施の形態の方が、二つの層が図6に示した形態のようにはっきりと分かれる(分離する)ため、より適切に洗浄液の流れに緩急をつけることができ、したがって、供給チューブ372に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。そのため、上記実施の形態の方が望ましい。
また、コントローラー60は、第一洗浄液と第二洗浄液との間に双方の洗浄液を分離させるための気体の一例としての空気が挿入された状態で、供給チューブ372内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を供給チューブ372へ流入させることとしてもよい。かかる実施形態(以下、第二実施形態と呼ぶ)について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、図3に対応する図であり、第二実施形態に係るホワイトインク補給ユニット36のブロック図である。図8は、図6に対応する図であり、第二実施形態に係る供給チューブ372及び共用チューブ378内の洗浄液の様子を示した概念図である。
図3及び図7を比較することにより明らかな通り、第二実施形態が第一実施形態と異なる部分は、以下の点である。すなわち、共用チューブ接続部379には、第一洗浄液注入チューブ374及び第二洗浄液注入チューブ375の他に空気を注入するための空気注入チューブ502が接続されている。つまり、第一洗浄液、第二洗浄液、及び、空気が共用チューブ378に合流するようになっている。そして、共用チューブ接続部379には、第一二方弁404の代わりに三方弁504(図7において3つの白丸で表した部材)が設けられており、この三方弁504は、第一洗浄液注入チューブ374、第二洗浄液注入チューブ375、空気注入チューブ502のいずれかを共用チューブ378(共用チューブ接続部379)と接続させる役割を果たす。
そして、コントローラー60は、洗浄処理において、吸引ポンプ43aを作動させつつ、三方弁504の切り替え(スイッチング)を短い間隔で行う。すなわち、第一洗浄液注入チューブ374が共用チューブ378に繋がった状態、空気注入チューブ502が共用チューブ378に繋がった状態、第二洗浄液注入チューブ375が共用チューブ378に繋がった状態、空気注入チューブ502が共用チューブ378に繋がった状態を短い間隔で順番に発生させ、このことにより、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体、(第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体・・・)の順に、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を共用チューブ378に送る。そして、図8に示すように、第一洗浄液、第二洗浄液、気体が、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体、(第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体・・・)の順に並ぶようにして共用チューブ378にて合流し、このように並んだ状態を維持しながら、供給チューブ372へ流入し、かつ、該供給チューブ372内を流れる(黒塗り部が第一洗浄液を、斜線部が第二洗浄液を、白塗り部が空気を、それぞれ表している)。
なお、当該空気の役割は、第一洗浄液と第二洗浄液とを分離させて互いに異なる粘度の二つの層を確実に生成させることであり、当該空気自体に乱流を作らせることを意図したものでない。そのため、空気注入チューブ502が共用チューブ378に繋がった状態にある時間を、第一洗浄液注入チューブ374が共用チューブ378に繋がった状態や第二洗浄液注入チューブ375が共用チューブ378に繋がった状態にある時間よりも短くして、供給チューブ372内における空気の体積を第一洗浄液や第二洗浄液の体積よりも小さくすることにより(図8参照)、空気の存在が互いに異なる粘度の二つの層による洗浄効果の妨げとならないようにしている。
このように、第二実施形態においては、コントローラー60が、第一洗浄液と第二洗浄液との間に双方の洗浄液を分離させるための空気が挿入された状態で、供給チューブ372内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を供給チューブ372へ流入させる。そのため、互いに異なる粘度の二つの層を確実に生成させることができるため、より適切に洗浄液の流れに緩急をつけることができ、したがって、供給チューブ372に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
また、第二実施形態においては、コントローラー60が、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体の順に、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を共用チューブ378に送ることとした。そのため、第一洗浄液を共用チューブ378に連続的に送り、第二洗浄液と空気とを共用チューブ378に断続的に送るような例と比べて、二つの層が図8に示した形態のようにはっきりと分かれる(分離する)ため、より適切に洗浄液の流れに緩急をつけることができ、したがって、供給チューブ372に対する洗浄処理をより一層適切に行うことが可能となる。
1 画像記録装置、2 ロール紙
10 給送ユニット、18 巻軸、19 中継ローラー
20 搬送ユニット、20a ステアリングユニット
21 中継ローラー、22 中継ローラー
23 第一搬送ローラー、23a 第一駆動ローラー、23b 第一従動ローラー
24 第二搬送ローラー、24a 第二駆動ローラー、24b 第二従動ローラー
25 反転ローラー、26 中継ローラー、27 送り出しローラー
29 プラテン、30 ヘッドユニット、31 ヘッド
35 インク補給ユニット、36 ホワイトインク補給ユニット
37 カートリッジ、38 サブタンク
39 接続部、39a 第一接続部
40 キャリッジユニット、41 ガイドレール、42 キャリッジ
43 クリーニングユニット、43a 吸引ポンプ
44 フラッシングユニット、50 検出器群
60 コントローラー、61 インターフェース部
62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路
70 ヒーターユニット、80 送風ユニット、81 ファン
90 巻き取りユニット、91 中継ローラー、92 巻き取り駆動軸
110 ホストコンピューター
302 第一ヘッド群、304 第二ヘッド群
306 第三ヘッド群、308 第四ヘッド群
351 インクカートリッジ
352 第一洗浄液カートリッジ、353 第二洗浄液カートリッジ
364 インクサブタンク
365 第一洗浄液サブタンク、366 第二洗浄液サブタンク
370 IC−IST間チューブ
372 供給チューブ、373 供給チューブ接続部
374 第一洗浄液注入チューブ、375 第二洗浄液注入チューブ
378 共用チューブ、379 共用チューブ接続部
381 洗浄液収容ユニット
382 第一洗浄液収容ユニット、383 第二洗浄液収容ユニット
385 WC−WST間第一チューブ、386 WC−WST間第二チューブ
390 IC−IST間バルブ
400 WC−WST間第一バルブ、401 WC−WST間第二バルブ
404 第一二方弁、406 第二二方弁
500 ケーブルベア、502 空気注入チューブ
504 三方弁
10 給送ユニット、18 巻軸、19 中継ローラー
20 搬送ユニット、20a ステアリングユニット
21 中継ローラー、22 中継ローラー
23 第一搬送ローラー、23a 第一駆動ローラー、23b 第一従動ローラー
24 第二搬送ローラー、24a 第二駆動ローラー、24b 第二従動ローラー
25 反転ローラー、26 中継ローラー、27 送り出しローラー
29 プラテン、30 ヘッドユニット、31 ヘッド
35 インク補給ユニット、36 ホワイトインク補給ユニット
37 カートリッジ、38 サブタンク
39 接続部、39a 第一接続部
40 キャリッジユニット、41 ガイドレール、42 キャリッジ
43 クリーニングユニット、43a 吸引ポンプ
44 フラッシングユニット、50 検出器群
60 コントローラー、61 インターフェース部
62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路
70 ヒーターユニット、80 送風ユニット、81 ファン
90 巻き取りユニット、91 中継ローラー、92 巻き取り駆動軸
110 ホストコンピューター
302 第一ヘッド群、304 第二ヘッド群
306 第三ヘッド群、308 第四ヘッド群
351 インクカートリッジ
352 第一洗浄液カートリッジ、353 第二洗浄液カートリッジ
364 インクサブタンク
365 第一洗浄液サブタンク、366 第二洗浄液サブタンク
370 IC−IST間チューブ
372 供給チューブ、373 供給チューブ接続部
374 第一洗浄液注入チューブ、375 第二洗浄液注入チューブ
378 共用チューブ、379 共用チューブ接続部
381 洗浄液収容ユニット
382 第一洗浄液収容ユニット、383 第二洗浄液収容ユニット
385 WC−WST間第一チューブ、386 WC−WST間第二チューブ
390 IC−IST間バルブ
400 WC−WST間第一バルブ、401 WC−WST間第二バルブ
404 第一二方弁、406 第二二方弁
500 ケーブルベア、502 空気注入チューブ
504 三方弁
Claims (6)
- インクを貯留するインク貯留部と、
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行するコントローラーと、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記コントローラーは、前記供給流路内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液及び第二洗浄液を前記供給流路へ流入させることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置において、
前記第一洗浄液収容ユニットからの第一洗浄液と前記第二洗浄液収容ユニットからの第二洗浄液が合流する合流部を備え、
前記コントローラーは、前記合流部に第一洗浄液と第二洗浄液とを交互に送ることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2及び請求項3に記載の印刷装置において、
前記コントローラーは、第一洗浄液と第二洗浄液との間に双方の洗浄液を分離させるための気体が挿入された状態で、前記供給流路内を第一洗浄液と第二洗浄液が交互に通過するように、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を前記供給流路へ流入させることを特徴とする印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置において、
前記第一洗浄液収容ユニットからの第一洗浄液と前記第二洗浄液収容ユニットからの第二洗浄液と気体とが合流する合流部を備え、
前記コントローラーは、第一洗浄液、気体、第二洗浄液、気体の順に、第一洗浄液、第二洗浄液、気体を前記合流部に送ることを特徴とする印刷装置。 - インクを貯留するインク貯留部と、
インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
前記インク貯留部から前記ヘッドユニットへインクを供給するための供給流路と、
前記供給流路を洗浄するための第一洗浄液を収容する第一洗浄液収容ユニットと、
第一洗浄液とは粘度が異なる第二洗浄液を収容する第二洗浄液収容ユニットと、を有する印刷装置を準備することと、
前記第一洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第一洗浄液を流入させるとともに前記第二洗浄液収容ユニットから前記供給流路へ第二洗浄液を流入させて、該供給流路に第一洗浄液及び第二洗浄液を流す洗浄処理を実行することと、
を有することを特徴とする洗浄方法。
Priority Applications (1)
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JP2012023832A JP2013159060A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 印刷装置、及び、洗浄方法 |
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