JP2013158587A - 遊技用装置、遊技機、および遊技システム - Google Patents

遊技用装置、遊技機、および遊技システム Download PDF

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Abstract

【課題】例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有可能な遊技用装置、遊技機、および遊技システムを提供する。
【解決手段】カードユニットに占有情報が記憶されていない状態でカードが挿入された場合(S1:YES、S5:NO)、カードから読み出した識別情報が遊技場管理装置の占有情報と一致すれば(S7、S9:YES)、カードが排出され(S17)、パチンコ機に第1エラーコマンドが送信される(S19)。一方、カードから読み出した識別情報が遊技場管理装置の占有情報と一致しなければ(S9:NO)、識別情報が占有情報として記憶され(S11)、占有開始コマンドが遊技場管理装置に送信され(S13)、遊技開始コマンドがパチンコ機に送信される(S15)。
【選択図】図6

Description

本発明は、固有の識別情報を記憶した記憶媒体を挿脱可能な遊技用装置、遊技用装置を備えた遊技機、および、遊技用装置と遊技機とを有する遊技システムに関する。
一般にホールでは、例えば休憩などで遊技者が遊技機から離れる際に、遊技媒体が貯留される上皿や下皿に自己の物品を置くことで、第三者が使用しないように不在中の遊技機を確保することがある。しかしながら、例えば封入式のパチンコ機では、遊技球の払い出しを行うことなく内部に封入された遊技球が循環して使用される。そのため、遊技球が貯留される上皿や下皿が設けられておらず、上皿や下皿に自己の物品を置いて確保することができない。
一方、休憩操作部が操作されると、カードユニットからICカードを排出させるとともに、排出されたICカード以外のICカード(IDの異なるICカード)が挿入されると、挿入されたICカードが排出される遊技店システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、所定期間だけ遊技が行われていないにも係わらず、休憩操作部を操作した際に挿入されていたICカードを保有する遊技者に、遊技機を占有させることができる。
特開2006−325929号公報
特許文献1に開示の遊技店システムでは、休憩操作部を操作してICカードを取り出した遊技者が、そのICカードを利用して他の遊技台を使用することが想定される。この場合、一人の遊技者が複数の遊技台を占有することになり、ホールおよび他の遊技者(第三者)に不利益を与えるおそれがあった。
本発明は、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有可能な遊技用装置、遊技機、および遊技システムを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係る遊技用装置は、遊技機に接続されるとともに、固有の識別情報を記憶した記憶媒体を挿脱可能な遊技用装置であって、前記遊技機の占有対象となる前記識別情報を示す占有情報を記憶する占有情報記憶手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させる占有情報設定手段と、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された状態で、所定の遊技中断指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第一排出手段と、前記第一排出手段によって排出される前記記憶媒体を、他の前記遊技機で使用禁止に設定する使用禁止手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されている状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第一判定手段と、前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第二排出手段とを備える。
第一態様によれば、遊技用装置に占有情報が記憶されていない状態で記憶媒体が挿入されると、記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報として記憶される。遊技用装置に記憶媒体が挿入された状態で遊技中断指示が入力されると、記憶媒体が排出される。このときに排出される記憶媒体は、他の遊技機で使用禁止に設定されている。遊技用装置に占有情報が記憶されている状態で記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報と一致しなければ、その記憶媒体が排出される。
したがって、遊技中断指示に応じて排出された記憶媒体は、他の遊技機で使用できないため、遊技者が記憶媒体を使用して複数台を占有することを防止できる。また、遊技中断指示に応じて記憶媒体が排出された遊技用装置では、他の記憶媒体が挿入されても強制的に排出されるため、第三者による遊技機の使用を排除できる。ひいては、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有することができる。
前記遊技用装置において、前記遊技用装置は、遊技場を管理するコンピュータに接続されており、前記使用禁止手段は、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を、前記コンピュータに記憶させる占有通知手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記コンピュータに記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第二判定手段と、前記第二判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第三排出手段とを含み、前記占有情報設定手段は、前記第二判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させてもよい。
この場合、遊技用装置で記憶されている占有情報は、コンピュータに記憶される。遊技用装置に占有情報が記憶されていない状態で記憶媒体が挿入された場合、記憶媒体から読み出した識別情報がコンピュータの占有情報と一致すれば、その記憶媒体が排出される一方、記憶媒体から読み出した識別情報がコンピュータの占有情報と一致しなければ、その識別情報が占有情報として記憶される。したがって、コンピュータで記憶されている占有情報(識別情報)を記憶する記憶媒体は、占有中の遊技機以外では強制的に排出されるため、一の遊技者による複数台の占有を確実に防止できる。
前記遊技用装置において、前記使用禁止手段は、前記占有情報設定手段によって前記占有情報が記憶された場合、前記遊技用装置に挿入されている前記記憶媒体に、他の前記遊技機での使用を禁止する使用禁止情報を書き込む使用禁止書込手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体に前記使用禁止情報が書き込まれているか否かを判定する第三判定手段と、前記第三判定手段によって前記使用禁止情報が書き込まれていると判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第四排出手段とを含み、前記占有情報設定手段は、前記第三判定手段によって前記使用禁止情報が書き込まれていないと判定された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させてもよい。
この場合、遊技用装置で占有情報が記憶されると、遊技用装置に挿入されている記憶媒体に使用禁止情報が書き込まれる。遊技用装置に占有情報が記憶されていない状態で記憶媒体が挿入された場合、記憶媒体に使用禁止情報が書き込まれていれば、その記憶媒体が排出される一方、記憶媒体に使用禁止情報が書き込まれていなければ、その記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報として記憶される。したがって、使用禁止情報が書き込まれている記憶媒体は、占有中の遊技機以外では強制的に排出されるため、一の遊技者による複数台の占有を確実に防止できる。
前記遊技用装置において、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入されている状態で、所定の媒体返却指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する媒体返却手段と、前記媒体返却手段によって前記記憶媒体が排出される場合に、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を削除する第一占有解除手段とを備えてもよい。この場合、媒体返却指示に応じて記憶媒体が排出されると、遊技用装置に記憶されている占有情報が削除される。これにより、遊技機の占有が解除され、第三者がその遊技機を使用可能にすることができる。
前記遊技用装置において、ホール店員が所持する携帯端末と通信可能な無線通信手段と、前記無線通信手段によって前記携帯端末から所定の解除信号を受信した場合、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を削除する第二占有解除手段とを備えてもよい。この場合、解除信号を受信した場合、遊技用装置に記憶されている占有情報が削除される。これにより、例えば遊技機が遊技されることなく長期間占有されている場合、その占有を強制的に解除して、第三者がその遊技機を使用可能にすることができる。
前記遊技用装置において、前記第一排出手段によって前記記憶媒体が排出された場合、前記遊技機での遊技を禁止する遊技禁止手段と、前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技機での遊技を許可する遊技許可手段とを備えてもよい。この場合、遊技用装置に記憶媒体が挿入された状態で遊技中断指示が入力されると、遊技機での遊技が禁止される。一方、遊技用装置に占有情報が記憶されている状態で記憶媒体が挿入された場合、記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報と一致すれば、遊技機での遊技が許可される。したがって、遊技中断指示がなされた遊技機の占有者のみが、その遊技機で遊技を再開することができる。
本発明の第二態様に係る遊技機は、前記遊技用装置に接続された遊技機であって、前記遊技禁止手段によって遊技が禁止された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を無効とする一方、前記遊技許可手段によって遊技が許可された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を有効とする遊技制御手段を備える。第二態様によれば、遊技用装置による遊技の禁止または許可に応じて、遊技機で実行される遊技操作が有効または無効とされる。したがって、遊技用装置に記憶されている占有情報が記憶された記憶媒体の所有者のみが、遊技を行うことができる。
前記遊技機において、前記遊技制御手段によって遊技操作が無効とされた時点から起算した経過時間を表示する経過時間表示手段を備えてもよい。この場合、占有中の遊技機において、遊技が中断された時点からの経過時間を、遊技者のみならずホール店員や第三者が把握することができる。
前記遊技機において、前記遊技制御手段によって遊技操作が無効とされた場合、前記遊技機での電力消費を抑制する電力抑制手段を備えてもよい。この場合、占有中の遊技機において、遊技が中断されている期間の消費電力を抑制することができる。
本発明の第三態様に係る遊技システムは、固有の識別情報を記憶した記憶媒体を挿脱可能な遊技用装置と、遊技機とが接続された遊技システムであって前記遊技機の占有対象となる前記識別情報を示す占有情報を記憶する占有情報記憶手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させる占有情報設定手段と、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された状態で、所定の遊技中断指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第一排出手段と、前記第一排出手段によって前記記憶媒体が排出された場合、前記遊技機での遊技を禁止する遊技禁止手段と、前記第一排出手段によって排出される前記記憶媒体を、他の前記遊技機で使用禁止に設定する使用禁止手段と、前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されている状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第一判定手段と、前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技機での遊技を許可する遊技許可手段と、前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第二排出手段と、前記遊技禁止手段によって遊技が禁止された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を無効とする一方、前記遊技許可手段によって遊技が許可された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を有効とする遊技制御手段とを備える。
第三態様によれば、遊技用装置に占有情報が記憶されていない状態で記憶媒体が挿入されると、記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報として記憶される。遊技用装置に記憶媒体が挿入された状態で遊技中断指示が入力されると、記憶媒体が排出されるとともに、遊技機での遊技が禁止される。このときに排出される記憶媒体は、他の遊技機で使用禁止に設定されている。一方、遊技用装置に占有情報が記憶されている状態で記憶媒体が挿入された場合、記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報と一致すれば、遊技機での遊技が許可される一方、記憶媒体から読み出した識別情報が占有情報と一致しなければ、その記憶媒体が排出される。遊技用装置による遊技の禁止または許可に応じて、遊技機で実行される遊技操作が有効または無効とされる。
したがって、遊技中断指示に応じて排出された記憶媒体は、他の遊技機で使用できないため、遊技者が記憶媒体を使用して複数台を占有することを防止できる。遊技中断指示に応じて記憶媒体が排出された遊技用装置では、他の記憶媒体が挿入されても強制的に排出されるため、第三者による遊技機の使用を排除できる。遊技用装置に記憶されている占有情報が記憶された記憶媒体の所有者のみが、遊技を行うことができる。ひいては、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有することができる。
遊技場(ホール)の全体構成を示す図である。 パチンコ機1の正面図である。 パチンコ機1の斜視図である。 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 カードユニット9の電気的構成を示すブロック図である。 第一実施形態に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 第一実施形態に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 パチンコ機1のメイン処理を示すフローチャートである。 休憩報知画面28Aの表示例を示す図である。 第一エラー画面28Bの表示例を示す図である。 第二エラー画面28Cの表示例を示す図である。 第二実施形態に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 第二実施形態に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 変形例に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 変形例に係るカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートである。 変形例に係るパチンコ機1のメイン処理を示すフローチャートである。
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成などは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
本発明の第一実施形態について説明する。図1を参照して、遊技場(ホール)の全体構成を説明する。本実施形態の遊技場では、複数のパチンコ機1と、各パチンコ機1に併設される複数のカードユニット9と、遊技場を管理するための遊技場管理装置(いわゆる、ホールコン)100とが設置されている。遊技場管理装置100は、公知のホールコンと同様にCPU、ROM、RAMを備えたコンピュータであり、詳細な説明は省略する。
複数のパチンコ機1は、所定数ごとに遊技島を形成している。各パチンコ機1はそれぞれ併設されたカードユニット9と接続されており、一組のパチンコ機1およびカードユニット9が一つの遊技システム10を構成する。各カードユニット9は、例えば有線LANで構築されたネットワーク3を介して、遊技場管理装置100と接続されている。遊技場管理装置100には、ネットワーク3を介して、図示しない情報表示端末や精算機なども接続されている。
図2および図3を参照して、遊技システム10の概略構成を説明する。以下説明において、図2の紙面手前側、紙面奥行き側を、夫々、パチンコ機1の前面側、背面側とする。本実施形態に示すパチンコ機1は、所定数の遊技球を筐体内部に封入して循環させる封入式遊技機である。
パチンコ機1は、例えば外枠5、中枠11、前枠12、表枠13等からなる筐体を備える。外枠5は、正面視で縦長略長方形状をなす枠体であり、パチンコ機1の土台を形成する。中枠11は、外枠5の遊技者に対向する前面側に設けられ、外枠5に対して開閉可能に軸支されている。中枠11の前面の上半分には、正面視正方形状の遊技盤2が設置され、その前面側に表枠13が開閉可能に設けられている。
表枠13の略中央には、遊技盤2の前面に対向して配置される略円形のガラス窓19が設けられている。表枠13におけるガラス窓19の左右両側には、装飾ランプ47が各々設けられている。表枠13の右上及び左上のコーナ部分には、スピーカ48が各々設けられている。表枠13の下方には、正面視で横長長方形状の前枠12が、中枠11に対して開閉可能に設けられている。前枠12の右下部分には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。
さらに、前枠12の中央部には、遊技者が各種操作を行うための操作ユニット30が設けられている。操作ユニット30では、前方に向けて略直方体状に突出する操作台31の上面側に、タッチパネル32、球貸しボタン34、返却ボタン35、休憩ボタン36が設けられている。タッチパネル32は、例えば、遊技者が使用可能な遊技球の数量(持球数)、後述のカードユニット9に挿入された現金の残高情報、景品と交換せずに遊技店側に貯蓄した遊技球の数量(貯玉数)など、各種の遊技情報を表示可能である。したがって、実際の遊技球の払い出しがなくても、遊技者はタッチパネル32を参照して持球数などを常時確認できる。
球貸しボタン34は、遊技球の払い出し(球貸し)を受ける際に、遊技者が押下するためのボタンである。返却ボタン35は、後述のカードユニット9に挿入されたカードCの返却を受ける際に、遊技者が押下するためのボタンである。休憩ボタン36は、例えば休憩でパチンコ機1から離れるときに、遊技者が押下するためのボタンである。本実施形態では、休憩ボタン36が押下されると、カードCがカードユニット9から排出されるとともに、パチンコ機1が第三者によって使用できない状態(占有状態)に制御される。
遊技盤2の前面には、発射ハンドル7によって打ち出された遊技球が流下する略円形の遊技領域4が形成されている。遊技領域4の略中央には、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成される演出表示装置28が配設されている。演出表示装置28は、動画、メッセージ等の様々な映像を表示可能な表示面を有する。特に、演出表示装置28は、大当たり判定の結果を報知するためのデモ図柄を表示する。パチンコ機1は、複数(例えば、3つ)のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組合せを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
演出表示装置28の下方には、始動入賞口14が設けられている。始動入賞口14に遊技球が入賞すると、大当たり判定が実行される。始動入賞口14の下方には、大入賞口15が設けられている。大当たり判定の結果が大当たりである場合、大入賞口15が開放され、遊技球が入賞可能となる。始動入賞口14および大入賞口15のいずれかに遊技球が入賞すると、所定数の遊技球(賞球)が付与される。本実施形態では、パチンコ機1から遊技球自体の払い出しは行われないため、付与された賞球はタッチパネル32に表示される持球数(クレジット数ともいう)に加算される。
遊技領域4の右斜め下部には、図柄表示部29が設けられている。図柄表示部29は、特別図柄の変動表示によって大当たり判定の結果を表示する特別図柄表示部や、特別図柄作動保留球数を表示する特別図柄記憶数表示部などを含む。特別図柄作動保留球数は、始動入賞口14に入賞し、且つ特別図柄表示部に大当たり判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数である。
パチンコ機1には、カードユニット9が併設されている。カードユニット9には、カード挿入口91、現金投入口92などが設けられている。カード挿入口91には、遊技者が所有するカードCを挿脱可能である。本実施形態のカードCは、遊技者またはカードに固有の識別情報を記憶したICカードである。現金投入口92には、遊技者が遊技球の払い出し(球貸し)を受ける際の対価となる現金を投入可能である。
先述のタッチパネル32には、現金投入口92に投入された現金のうちで、遊技者が遊技球の払い出し(球貸し)を受けるために支払うことができる残高情報が表示される。先述の球貸しボタン34が押下されると、タッチパネル32に表示されている残高情報から所定金額(例えば、500円)が減算されて、所定数(例えば、125個)の遊技球がパチンコ機1に供給される。
図4を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。パチンコ機1の制御部40は、各種の制御処理を行うCPU41と、制御プログラム等を記憶したROM42と、データを一時的に記憶するRAM43と、大当たり判定を行うための大当たり判定用乱数を含む、各種乱数を発生させるための乱数発生部44と、パチンコ機1に設けられた各種機器と電気的に接続するためのインターフェイス回路群45と、外部機器と接続するための外部インターフェイス46とが設けられている。
インターフェイス回路群45には、発射ハンドル7、タッチパネル32、球貸しボタン34、返却ボタン35、休憩ボタン36、演出表示装置28、図柄表示部29、装飾ランプ47、スピーカ48、発射モータ54、大入賞口ソレノイド55、発射球検出センサ51、入賞球検出センサ52、ファール球検出センサ53などが、それぞれ接続されている。CPU41は、インターフェイス回路群45を介してデータや信号(コマンド)を送受信して、これらの機器を駆動制御する。
発射モータ54は、発射ハンドル7の操作に応じて、発射位置の遊技球を遊技領域4に向けて打ち出す。大入賞口ソレノイド55は、大当たり判定によって大当たりであると判定された場合、大入賞口15を開放する。発射球検出センサ51は、遊技領域4に打ち出された遊技球を検出する。入賞球検出センサ52は、始動入賞口14や大入賞口15に入賞した遊技球を検出する。ファール球検出センサ53は、遊技領域4に到達せずに発射位置に戻って来た遊技球(ファール球)を検出する。外部インターフェイス46には、カードユニット9が接続されている。CPU41は、外部インターフェイス46を介して、カードユニット9とデータや信号(コマンド)を送受信する。
図5を参照して、カードユニット9の電気的構成について説明する。カードユニット9の制御部60は、各種の制御処理を行うCPU61と、制御プログラム等を記憶したROM62と、データを一時的に記憶するRAM63と、カードユニット9に設けられた各種機器と電気的に接続するためのインターフェイス回路群65と、外部機器と接続するための外部インターフェイス66とが設けられている。
インターフェイス回路群65には、カードリーダライタ67、貨幣識別機68、残高表示部93、外部通信部69などが、それぞれ接続されている。CPU61は、インターフェイス回路群65を介してデータや信号(コマンド)を送受信して、これらの機器を駆動制御する。外部インターフェイス66には、パチンコ機1が接続されている。CPU61は、外部インターフェイス66を介して、パチンコ機1とデータや信号(コマンド)を送受信する。
カードリーダライタ67は、カード挿入口91から挿入されたカードCに対して、各種データの読み出しおよび書き込みを実行する。貨幣識別機68は、現金投入口92から投入された現金を識別する。外部通信部69は、ネットワーク3を介して、遊技場管理装置100とデータや信号(コマンド)を送受信可能である。例えば、カードユニット9で取得された残高情報や、パチンコ機1で獲得された持球数などが、外部通信部69によって遊技場管理装置100にリアルタイムに送信される。また、外部通信部69は、ホール店員が所有する携帯端末(図示外)と、無線通信によってデータや信号(コマンド)を送受信可能である。
本実施形態では、カードユニット9に接続されているパチンコ機1を占有する遊技者(占有者)のカードCに記憶されている識別情報が、RAM63の所定記憶エリアに記憶される。RAM63の所定記憶エリアに記憶されている識別情報を、カードユニット9に接続されているパチンコ機1の占有対象を示す占有情報という。
遊技場管理装置100では、カードCに記憶されている識別情報毎に、各遊技者の個人情報、持球数、残高情報、貯玉数などが管理されている。カードユニット9は、RAM63に記憶されている占有情報(識別情報)に基づいて、遊技場管理装置100に記憶されている各遊技者の個人情報、持球数、残高情報、貯玉数などを特定する。カードユニット9によって特定された持球数、残高情報、貯玉数は、先述のようにタッチパネル32に表示される。
第一実施形態に係る遊技システム10で実行される処理について説明する。以下では、カードユニット9およびパチンコ機1で実行される処理のうち、本発明に関する処理のみを説明する。
図6および図7を参照して、第一実施形態のカードユニット9で実行されるメイン処理について説明する。このメイン処理は、カードユニット9の電源が投入されると、ROM62に記憶されている制御プログラムに基づいて、CPU61によって実行される。以下の説明では、ステップを「S」と表記する。
まず、カードCの挿入ありか否かが判定される(S1)。CPU61は、カードリーダライタ67がカード挿入口91にカードCが挿入されたことを検出すると、カードCの挿入ありと判定する(S1:YES)。この場合、カードリーダライタ67によってカードCから識別情報が読み出される(S3)。次いで、カードユニット9に占有情報ありか否かが判定される(S5)。
RAM63に識別情報が記憶されていない場合、占有情報なしと判定される(S5:NO)。この場合、遊技場管理装置100の占有情報との照合が実行される(S7)。後述するように、遊技場管理装置100には、遊技場内に設置されたパチンコ機1のうちで、遊技者に占有されているパチンコ機1の占有情報が記憶されている。S7では、S3で読み出された識別情報が遊技場管理装置100に占有情報として記憶されているか否かを問い合わせる信号が、遊技場管理装置100に送信される。そして、遊技場管理装置100からの応答信号に基づいて、読み出された識別情報が遊技場管理装置100で記憶されているか否かが判定される(S9)。
読み出された識別情報が遊技場管理装置100で記憶されていない場合(S9:NO)、S3で読み出された識別情報が、RAM63に占有情報として記憶される(S11)。これにより、カードユニット9に接続されているパチンコ機1は、カードCを所有する遊技者によって占有される。さらに、パチンコ機1の占有が開始されたことを示す信号(占有開始コマンド)が、遊技場管理装置100に送信される(S13)。占有開始コマンドは、RAM63に記憶されている占有情報を含んでいる。遊技場管理装置100は、受信した占有開始コマンドに含まれる占有情報を、RAM(図示外)の所定記憶エリアに記憶する。また、パチンコ機1で遊技を開始させるための信号(遊技開始コマンド)が、パチンコ機1に送信される(S15)。
一方、読み出された識別情報が遊技場管理装置100で記憶されている場合(S9:YES)、カードCを所有する遊技者が他のパチンコ機1を既に占有しているものとみなされるため、カード挿入口91からカードCが強制的に排出される(S17)。さらに、他のパチンコ機1を既に占有している遊技者のカードCが挿入されたことを示す信号(第一エラーコマンド)が、パチンコ機1に送信される(S19)。
RAM63に占有情報が記憶されている場合、占有情報ありと判定される(S5:YES)。この場合、S3で読み出された識別情報が、RAM63に記憶されている占有情報と一致するか否かが判定される(S21)。読み出された識別情報がRAM63の占有情報と一致する場合(S21:YES)、カードCを所有する遊技者はパチンコ機1の正当な占有者であるとみなされる。そのため、パチンコ機1で中断されている遊技を再開させるための信号(遊技再開コマンド)が、パチンコ機1に送信される(S23)。
一方、読み出された識別情報がRAM63の占有情報と一致しない場合(S21:NO)、カードCを所有する遊技者はパチンコ機1の正当な占有者でないとみなされるため、カード挿入口91からカードCが強制的に排出される(S25)。さらに、パチンコ機1の占有者とは異なる第三者が所有するカードCが挿入されたことを示す信号(第二エラーコマンド)が、パチンコ機1に送信される(S27)。
カードCの挿入がない場合(S1:NO)、または、S15、S19、S23、S27のいずれかの実行後、所定の休憩指示ありか否かが判定される(S29)。具体的には、休憩ボタン36が押されたことを示す信号をパチンコ機1から受信した場合、休憩指示ありと判定される(S29:YES)。この場合、カード挿入口91からカードCが排出される(S31)。さらに、パチンコ機1で遊技を中断させるための信号(遊技中断コマンド)が、パチンコ機1に送信される(S33)。なお、遊技中断コマンドが送信されると、経過時間のカウントが開始される。なお、この時間カウントは、先述の遊技再開コマンドが送信された時点(つまり、S23)で終了する。
休憩指示がない場合(S29:NO)、または、S33の実行後、所定のカード返却指示ありか否かが判定される(S35)。具体的には、返却ボタン35が押されたことを示す信号をパチンコ機1から受信した場合、カード返却指示ありと判定される(S35:YES)。この場合、カード挿入口91からカードCが排出される(S37)。
さらに、パチンコ機1の占有が解除されたことを示す信号(占有解除コマンド)が、遊技場管理装置100に送信される(S39)。占有解除コマンドは、RAM63に記憶されている占有情報を含んでいる。遊技場管理装置100は、受信した占有解除コマンドに含まれる占有情報を、RAM(図示外)の所定記憶エリアから削除する。また、パチンコ機1で遊技を終了させるための信号(遊技終了コマンド)が、パチンコ機1に送信される(S41)。RAM63に記憶されている占有情報が削除される(S43)。これにより、カードユニット9に接続されているパチンコ機1は、カードCの所有者による占有が解除される。
カード返却指示がない場合(S35:NO)、所定の強制解除指示ありか否かが判定される(S45)。具体的には、ホール店員が携行する携帯端末(図示外)から、パチンコ機1の占有を強制的に解除させるための信号を受信した場合、強制解除指示ありと判定される(S45:YES)。この場合、パチンコ機1の遊技中断状態(すなわち、休憩状態)が、所定時間継続しているか否かが判定される(S47)。具体的には、先述のS33で経過時間のカウントが開始され、且つ、その経過時間が所定時間(例えば、30分)に達している場合、遊技中断状態が所定時間継続したと判定される(S47:YES)。この場合、先述のS39〜S43が実行される。
これにより、強制解除指示に応じて、カードユニット9に記憶されている占有情報が削除され、パチンコ機1が後述の遊技終了状態となる(S41、S43)。そのため、パチンコ機1が遊技されることなく長期間占有されている場合、その占有を強制的に解除して、第三者がそのパチンコ機1を使用可能にすることができる。また、強制解除指示に応じて、遊技場管理装置100に記憶されている占有情報が削除される(S39)。そのため、遊技者はカードCを使用して、他のパチンコ機1を占有することができる。
本実施形態では、遊技場管理装置100がカードCに記憶されている識別情報毎に、各遊技者の個人情報、持球数、残高情報、貯玉数などをリアルタイムに管理している。したがって、強制解除指示に応じてパチンコ機1の占有が解除された場合でも、カードCの所有者は占有解除されたパチンコ機1での遊技結果をそのまま保持して、他のパチンコ機1で遊技を行うことができる。
一方、先述のS33でカウントが開始されていない場合(つまり、休憩状態でない)、または、先述のS33で経過時間のカウントが開始されているが、その経過時間が所定時間(例えば、30分)に達していない場合、遊技中断状態が所定時間継続していないと判定される(S47:NO)。この場合、処理はS1に戻る。S43の実行後、または、強制解除指示がない場合も(S45:NO)、処理はS1に戻る。
図8を参照して、パチンコ機1で実行されるメイン処理について説明する。このメイン処理は、パチンコ機1の電源が投入されると、ROM42に記憶されている制御プログラムに基づいて、CPU41によって実行される。
まず、パチンコ機1が遊技禁止状態にセットされる(S51)。遊技禁止状態は、パチンコ機1で遊技者が行う操作(遊技操作)が無効とされる状態である。具体的には、遊技禁止状態では、発射ハンドル7やタッチパネル32での操作が無効とされるため、遊技者はパチンコ機1で遊技を実行できない。さらに、所定の客待ち演出が実行される(S53)。客待ち演出は、従来と同様であり、例えば演出表示装置28に所定のデモ画面が表示される。
次いで、パチンコ機1から遊技開始コマンドを受信したか否が判定される(S55)。遊技開始コマンドが受信された場合(S55:YES)、パチンコ機1が遊技許可状態にセットされる(S57)。遊技許可状態は、パチンコ機1で遊技者が行う操作(遊技操作)が有効とされる状態である。具体的には、遊技許可状態では、発射ハンドル7やタッチパネル32での操作が有効とされるため、遊技者はパチンコ機1で遊技を実行できる。さらに、所定の遊技演出が実行される(S59)。遊技演出は、従来と同様であり、例えば始動入賞口14への入賞に応じて、演出表示装置28でデモ図柄が変動表示される。これにより、パチンコ機1で占有者による遊技が開始された状態となる。
S59の実行後、パチンコ機1から遊技中断コマンドを受信したか否が判定される(S61)。遊技中断コマンドが受信された場合(S61:YES)、パチンコ機1が遊技禁止状態にセットされる(S63)。さらに、所定の休憩中演出が実行される(S65)。休憩中演出は、遊技者の不在によって遊技が中断されていることを報知する演出である。本実施形態では、休憩中演出として、演出表示装置28に休憩報知画面28A(図9参照)が表示されるとともに、パチンコ機1の電力消費がS59の遊技演出よりも抑制される。これにより、パチンコ機1で占有者による遊技が中断された状態(休憩状態)となる。
図9に例示する休憩報知画面28Aでは、遊技者が休憩中であるメッセージとともに、遊技中断コマンドの受信時からの経過時間(休憩時間)が表示される。これにより、占有中のパチンコ機1において、遊技が中断された時点からの経過時間を、遊技者のみならずホール店員や第三者が把握することができる。また、例えば装飾ランプ47の明るさを低くしたり、スピーカ48の出力音声を小さくしたりして、パチンコ機1の消費電力が抑制される。これにより、占有中のパチンコ機1において、遊技が中断されている期間の電力消費を抑制することができる。
遊技中断コマンドが受信されていない場合(S61:NO)、パチンコ機1から第一エラーコマンドを受信したか否が判定される(S67)。第一エラーコマンドが受信された場合(S67:YES)、所定の第一エラーが報知される(S69)。本実施形態では、第一エラーの報知時に、演出表示装置28に第一エラー画面28B(図10参照)が表示される。図10に例示する第一エラー画面28Bでは、カードCの所有者が既に他のパチンコ機1を占有しているため、パチンコ機1の占有を許可できないことが示される。
S65の実行後(つまり、休憩状態の実行後)、パチンコ機1から遊技再開コマンドを受信したか否が判定される(S71)。遊技再開コマンドが受信された場合(S71:YES)、パチンコ機1が遊技許可状態にセットされる(S73)。さらに、S65で休憩中演出が実行される直前の状態から、遊技演出が再開される(S75)。これにより、パチンコ機1で占有者による遊技が再開された状態となる。
遊技再開コマンドが受信されていない場合(S71:NO)、パチンコ機1から第二エラーコマンドを受信したか否が判定される(S77)。第二エラーコマンドが受信された場合(S77:YES)、所定の第二エラーが報知される(S79)。本実施形態では、第二エラーの報知時に、演出表示装置28に第二エラー画面28C(図11参照)が表示される。図11に例示する第二エラー画面28Cでは、カードCの所有者がパチンコ機1の正当な占有者でないため、パチンコ機1の占有(ひいては、遊技の再開)を許可できないことが示される。
第一エラーコマンドが受信されていない場合(S67:NO)、または、S69およびS75のいずれかの実行後、パチンコ機1から遊技終了コマンドを受信したか否が判定される(S81)。遊技終了コマンドが受信された場合(S81:YES)、処理はS51に戻る。すなわち、パチンコ機1が遊技禁止状態にセットされ(S51)、所定の客待ち演出が実行される(S53)。これにより、パチンコ機1で占有者による遊技が終了された状態となる。また、遊技開始コマンドが受信されていない場合も(S55:NO)、処理はS51に戻る。
なお、第二エラーコマンドが受信されていない場合(S77:NO)、またはS79の実行後、処理はS71に戻る。つまり、パチンコ機1が休憩状態である場合は、パチンコ機1で遊技が再開されるまで、S71の判定処理が繰り返し実行される。また、遊技終了コマンドが受信されていない場合(S81:NO)、処理はS61に戻る。つまり、パチンコ機1で占有者が実際に遊技している場合は、パチンコ機1で遊技が終了されるまで、S81の判定処理が繰り返し実行される。
このように、カードユニット9に接続されたパチンコ機1では、カードユニット9による遊技の禁止または許可に応じて、パチンコ機1で実行される遊技操作が有効または無効とされる(S51、S57、S63、S73)。したがって、カードユニット9に記憶されている占有情報が記憶されたカードCの所有者のみが、パチンコ機1で遊技を行うことができる。
以上説明したように、第一実施形態によれば、以下に例示する技術的特徴によって、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなくパチンコ機1を占有することができる。
すなわち、カードユニット9に占有情報が記憶されていない状態でカードCが挿入されると、カードCから読み出した識別情報が占有情報として記憶される(S11)。カードユニット9にカードCが挿入された状態で休憩指示(遊技中断指示)が入力されると、カードCが排出されるとともに、パチンコ機1での遊技が禁止される(S31、S33)。このときに排出されるカードCは、他のパチンコ機1で使用禁止に設定されている(S9、S13、S17)。したがって、遊技中断指示に応じて排出されたカードCは、他のパチンコ機1で使用できないため、遊技者がカードCを使用して複数台を占有することを防止できる。
詳細には、カードユニット9で記憶されている占有情報は、遊技場管理装置100に記憶される(S13)。カードユニット9に占有情報が記憶されていない状態でカードCが挿入された場合、カードCから読み出した識別情報が遊技場管理装置100の占有情報と一致すれば(S9:YES)、そのカードCが排出される(S17)。一方、カードCから読み出した識別情報が遊技場管理装置100の占有情報と一致しなければ(S9:NO)、その識別情報が占有情報として記憶される(S11)。したがって、遊技場管理装置100で記憶されている占有情報(識別情報)を記憶するカードCは、占有中のパチンコ機1以外では強制的に排出されるため、一の遊技者による複数台の占有を確実に防止できる。
さらに、カードユニット9に占有情報が記憶されている状態でカードCが挿入された場合、カードCから読み出した識別情報が占有情報と一致すれば、パチンコ機1での遊技が許可される(S23)。一方、カードCから読み出した識別情報が占有情報と一致しなければ、そのカードCが排出される(S25)。したがって、遊技中断指示に応じてカードCが排出されたカードユニット9では、他のカードCが挿入されても強制的に排出されるため、第三者によるパチンコ機1の使用を排除できる。
本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態は、カードユニット9で実行される処理の詳細が、第一実施形態(図6、図7参照)と異なる。以下では、第一実施形態と異なる点のみを説明する。
図12および図13に示すように、第二実施形態のカードユニット9で実行されるメイン処理では、第一実施形態のS1〜S5と同様に、まずカードCの挿入ありか否かが判定される(S101)。カードCの挿入がある場合(S101:YES)、カードCから識別情報が読み出される(S103)。次いで、カードユニット9に占有情報ありか否かが判定される(S105)。カードユニット9に占有情報がない場合(S105:NO)、カードCに使用禁止情報が書き込まれているか否かが判定される(S107)。使用禁止情報は、カードCの所有者が占有しているパチンコ機1以外(つまり、他のパチンコ機1)での使用が禁止されていることを示す。
カードCに使用禁止情報が書き込まれていない場合(S107:NO)、S103で読み出された識別情報が、RAM63に占有情報として記憶される(S109)。これにより、カードユニット9に接続されているパチンコ機1は、カードCを所有する遊技者によって占有される。さらに、カードリーダライタ67によってカードCに使用禁止情報が書き込まれる(S111)。これにより、カードCが他のパチンコ機1で使用不可となる。また、第一実施形態のS15と同様に、遊技開始コマンドがパチンコ機1に送信される(S113)。
一方、カードCに使用禁止情報が書き込まれている場合(S107:YES)、カードCを所有する遊技者が他のパチンコ機1を既に占有しているものとみなされる。この場合、第一実施形態のS17、S19と同様に、カード挿入口91からカードCが強制的に排出され(S115)、第一エラーコマンドがパチンコ機1に送信される(S117)。
カードユニット9に占有情報がある場合(S105:YES)、第一実施形態のS21〜S27と同様の処理が行われる。すなわち、S103で読み出された識別情報が、RAM63に記憶されている占有情報と一致するか否かが判定される(S119)。読み出された識別情報がRAM63の占有情報と一致する場合(S119:YES)、遊技再開コマンドがパチンコ機1に送信される(S121)。一方、読み出された識別情報がRAM63の占有情報と一致しない場合(S119:NO)、カード挿入口91からカードCが強制的に排出され(S123)、第二エラーコマンドがパチンコ機1に送信される(S125)。
カードCの挿入がない場合(S101:NO)、または、S113、S117、S121、S125のいずれかの実行後、第一実施形態のS29〜S37と同様の処理が行われる。すなわち、所定の休憩指示ありか否かが判定される(S127)。休憩指示がある場合(S127:YES)、カード挿入口91からカードCが排出され(S129)、遊技中断コマンドがパチンコ機1に送信される(S131)。
休憩指示がない場合(S127:NO)、または、S131の実行後、所定のカード返却指示ありか否かが判定される(S133)。カード返却指示がある場合(S133:YES)、カードリーダライタ67によってカードCから使用禁止情報が削除される(S135)。これにより、カードCが他のパチンコ機1で使用可能となる。次いで、カード挿入口91からカードCが排出される(S137)。さらに、第一実施形態のS41、S43と同様に、遊技終了コマンドがパチンコ機1に送信され(S139)、RAM63に記憶されている占有情報が削除される(S141)。
カード返却指示がない場合(S133:NO)、第一実施形態のS45、S47と同様に、所定の強制解除指示ありか否かが判定される(S143)。強制解除指示がある場合(S143:YES)、遊技中断状態が所定時間継続しているか否かが判定される(S145)。遊技中断状態が所定時間継続している場合(S145:YES)、先述のS139、S141が実行される。S141の実行後、処理はS101に戻る。強制解除指示がない場合(S143:NO)、または、遊技中断状態が所定時間継続していない場合も(S145:NO)、処理はS101に戻る。
これにより、強制解除指示に応じて、カードユニット9に記憶されている占有情報が削除され、パチンコ機1が遊技終了状態となる(S139、S141)。そのため、パチンコ機1が遊技されることなく長期間占有されている場合、その占有を強制的に解除して、第三者がそのパチンコ機1を使用可能にすることができる。なお、本実施形態では、休憩指示に応じて排出されたカードCには、使用禁止情報が書き込まれたままであるため、他のパチンコ機1で使用できない。この場合、例えばホールに設置された専用端末やホール店員が所有する携帯端末などを用いて、カードCから使用禁止情報を削除すればよい。
以上説明したように、第二実施形態によれば、以下に例示する技術的特徴によって、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなくパチンコ機1を占有することができる。
すなわち、カードユニット9に占有情報が記憶されていない状態でカードCが挿入されると、カードCから読み出した識別情報が占有情報として記憶される(S109)。カードユニット9にカードCが挿入された状態で休憩指示(遊技中断指示)が入力されると、カードCが排出されるとともに、パチンコ機1での遊技が禁止される(S129、S131)。このときに排出されるカードCは、他のパチンコ機1で使用禁止に設定されている(S107、S111、S115)。したがって、遊技中断指示に応じて排出されたカードCは、他のパチンコ機1で使用できないため、遊技者がカードCを使用して複数台を占有することを防止できる。
詳細には、カードユニット9で占有情報が記憶されると、カードユニット9に挿入されているカードCに使用禁止情報が書き込まれる(S111)。カードユニット9に占有情報が記憶されていない状態でカードCが挿入された場合、カードCに使用禁止情報が書き込まれていれば(S107:YES)、そのカードCが排出される(S115)。一方、カードCに使用禁止情報が書き込まれていなければ(S107:NO)、そのカードCから読み出した識別情報が占有情報として記憶される(S109)。したがって、使用禁止情報が書き込まれているカードCは、占有中のパチンコ機1以外では強制的に排出されるため、一の遊技者による複数台の占有を確実に防止できる。
さらに、カードユニット9に占有情報が記憶されている状態でカードCが挿入された場合、カードCから読み出した識別情報が占有情報と一致すれば、パチンコ機1での遊技が許可される(S121)。一方、カードCから読み出した識別情報が占有情報と一致しなければ、そのカードCが排出される(S123)。したがって、遊技中断指示に応じてカードCが排出されたカードユニット9では、他のカードCが挿入されても強制的に排出されるため、第三者によるパチンコ機1の使用を排除できる。
上記実施形態において、パチンコ機1が本発明の「遊技機」に相当し、カードユニット9が本発明の「遊技用装置」に相当し、カードCが本発明の「記憶媒体」に相当し、遊技場管理装置100が本発明の「コンピュータ」に相当し、RAM63が本発明の「占有情報記憶手段」に相当し、外部通信部69が本発明の「無線通信手段」に相当する。S51、S57、S63、S73を実行するCPU41が、本発明の「遊技制御手段」に相当する。
第一実施形態において、S11を実行するCPU61が、本発明の「占有情報設定手段」に相当する。S31を実行するCPU61が、本発明の「第一排出手段」に相当する。S33を実行するCPU61が、本発明の「遊技禁止手段」に相当する。S9、S13、S17を実行するCPU61が、本発明の「使用禁止手段」に相当する。S21を実行するCPU61が、本発明の「第一判定手段」に相当する。S23を実行するCPU61が、本発明の「遊技許可手段」に相当する。S25を実行するCPU61が、本発明の「第二排出手段」に相当する。S13を実行するCPU61が、本発明の「占有通知手段」に相当する。S9を実行するCPU61が、本発明の「第二判定手段」に相当する。S17を実行するCPU61が、本発明の「第三排出手段」に相当する。S37を実行するCPU61が、本発明の「媒体返却手段」に相当する。S41、S43を実行するCPU61が、本発明の「第一占有解除手段」および「第二占有解除手段」に相当する。
第二実施形態において、S109を実行するCPU61が、本発明の「占有情報設定手段」に相当する。S129を実行するCPU61が、本発明の「第一排出手段」に相当する。S131を実行するCPU61が、本発明の「遊技禁止手段」に相当する。S107、S111、S115を実行するCPU61が、本発明の「使用禁止手段」に相当する。S119を実行するCPU61が、本発明の「第一判定手段」に相当する。S121を実行するCPU61が、本発明の「遊技許可手段」に相当する。S123を実行するCPU61が、本発明の「第二排出手段」に相当する。S111を実行するCPU61が、本発明の「使用禁止書込手段」に相当する。S107を実行するCPU61が、本発明の「第三判定手段」に相当する。S115を実行するCPU61が、本発明の「第四排出手段」に相当する。S137を実行するCPU61が、本発明の「媒体返却手段」に相当する。S139、S141を実行するCPU61が、本発明の「第一占有解除手段」および「第二占有解除手段」に相当する。
本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態では、カードユニット9へのカードCの挿入および返却(強制解除指示)に応じて、パチンコ機1が遊技許可および遊技禁止に制御されている。しかしながら、本発明は、休憩指示に応じてカードユニット9からカードCが排出された場合に、パチンコ機1で実質的に占有者以外の第三者による遊技が禁止されてもよい。以下、図14〜図16を参照して、本発明の変形例を説明する。
本変形例に係るカードユニット9は、カードCが挿入されている場合(つまり、占有情報が記憶されている場合)、現金投入口92への現金投入や、球貸しボタン34、返却ボタン35、休憩ボタン36などのユニット操作が受け付けられる。言い換えると、カードCが挿入されていない(つまり、占有情報が記憶されていない場合)、これらのユニット操作が受け付けられずに無効化される。したがって、カードユニット9にカードCが挿入されていなければ、遊技球の貸し出し等を実行できないため、遊技者はパチンコ機1で実質的に遊技を行うことができない。
図14および図15に示すカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートは、第一実施形態(図6および図7)と同様であるが、S15、S41を実行しない点が異なる。つまり、カードユニット9では、第一実施形態と異なり、カードCが挿入されても遊技開始コマンドはパチンコ機1に送信されず、またカードCが返却されても遊技終了コマンドはパチンコ機1に送信されない。
図16に示すパチンコ機1のメイン処理を示すフローチャートは、第一実施形態(図8)と同様であるが、S51〜S57、S63、S73、S81を実行しない点が異なる。つまり、パチンコ機1では、遊技許可状態および遊技禁止状態の制御が行われず、常に遊技操作を可能である。そして、通常は遊技演出が実行されるが、遊技中断コマンドを受信してから遊技再開コマンドを受信するまでの期間が、休憩中演出が実行される。
上記変形例では、休憩指示に応じてカードユニット9からカードCが排出された場合でも、パチンコ機1で遊技操作を行うことができる。しかしながら、この場合は、カードユニット9に占有者以外の第三者がカードCを挿入しても、カードCが強制的に排出されるため、第三者はパチンコ機1で実質的に遊技を行うことができない。そのため、第一実施形態と同様に、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有することができる。
さらに、図14および図15を示すフローチャートにおいて、S19、S23、S27、S33を実行しなくてもよい。つまり、カードユニット9では、パチンコ機1に対して各種コマンドを送信しなくてもよい。この場合、休憩指示に応じてカードユニット9からカードCが排出された場合には、パチンコ機1で休憩中演出が実行されないが、占有者以外の第三者が挿入したカードCは強制的に排出される。これによれば、従来のパチンコ機1の構成および制御に全く変更を加えることなく、例えば休憩などで遊技者が不在中である場合、その遊技者がホールおよび第三者に不利益を与えることなく遊技機を占有することができる。
図示しないが、第二実施形態も同様に変形可能である。すなわち、図12および図13に示すカードユニット9のメイン処理を示すフローチャートにおいて、S113、S139を実行しなくてもよい。一方、パチンコ機1では、図16に示すメイン処理が実行されればよい。この場合も、カードユニット9に占有者以外の第三者がカードCを挿入しても、カードCが強制的に排出されるため、第三者はパチンコ機1で実質的に遊技を行うことができず、第二実施形態と同様の効果を奏する。さらに、休憩中演出を実行しない場合には、S117、S121、S131、S139を実行しなくてもよい。これによれば、従来のパチンコ機1の構成および制御に全く変更を加えることなく、第二実施形態と同様の効果を奏する。
また、上記の実施形態および変形例では、各遊技者の個人情報、持球数、残高情報、貯玉数などが、遊技場管理装置100で管理されている。これに代えて、各遊技者の個人情報、持球数、残高情報、貯玉数などが、カードCに記憶されていてもよい。カードユニット9で取得された残高情報や、パチンコ機1で獲得された持球数などが、カードリーダライタ67によってカードCにリアルタイムに記録される。したがって、強制解除指示に応じてパチンコ機1の占有が解除された場合でも、カードCの所有者は占有解除されたパチンコ機1での遊技結果をそのまま保持して、他のパチンコ機1で遊技を行うことができる。
また、上記の実施形態および変形例で説明したカードユニット9およびパチンコ機1の各々で実行される処理のうち、カードユニット9で実行される処理の一部および全部を、パチンコ機1で実行されるようにしてもよい。例えば、パチンコ機1のCPU41が、上記実施形態で説明したカードユニット9のメイン処理(図6、図7、図12、図3)を実行してもよい。この場合、カードユニット9からパチンコ機1への各種コマンド(遊技開始コマンド、遊技中断コマンド、遊技再開コマンド、遊技終了コマンドなど)を送信することなく、カードCの挿入や各種指示(すなわち、休憩ボタンやカード返却ボタンの押下)に応じて、CPU41が遊技状態の制御等を直接実行してもよい。
また、カードユニット9に、先述の球貸しボタン34、返却ボタン35、休憩ボタン36に相当する操作ボタンを設けたり、タッチパネル32と同様に残高情報を表示する表示部を設けたりしてもよい。この場合、カードユニット9は、これらの操作ボタンが押された場合も、球貸しボタン34、返却ボタン35、休憩ボタン36が押下された場合と同様の動作を実行可能である。
ところで、上記の実施形態および変形例では、本発明を封入式のパチンコ機1に適用した場合を例示したが、非封入式のパチンコ機や、封入式または非封入式のパチスロ機に適用してもよい。
1 パチンコ機
3 ネットワーク
9 カードユニット
10 遊技システム
41 CPU
61 CPU
63 RAM
69 外部通信部
100 遊技場管理装置

Claims (10)

  1. 遊技機に接続されるとともに、固有の識別情報を記憶した記憶媒体を挿脱可能な遊技用装置であって、
    前記遊技機の占有対象となる前記識別情報を示す占有情報を記憶する占有情報記憶手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させる占有情報設定手段と、
    前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された状態で、所定の遊技中断指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第一排出手段と、
    前記第一排出手段によって排出される前記記憶媒体を、他の前記遊技機で使用禁止に設定する使用禁止手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されている状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第一判定手段と、
    前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第二排出手段と
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記遊技用装置は、遊技場を管理するコンピュータに接続されており、
    前記使用禁止手段は、
    前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を、前記コンピュータに記憶させる占有通知手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記コンピュータに記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第二判定手段と、
    前記第二判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第三排出手段とを含み、
    前記占有情報設定手段は、前記第二判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させることを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記使用禁止手段は、
    前記占有情報設定手段によって前記占有情報が記憶された場合、前記遊技用装置に挿入されている前記記憶媒体に、他の前記遊技機での使用を禁止する使用禁止情報を書き込む使用禁止書込手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体に前記使用禁止情報が書き込まれているか否かを判定する第三判定手段と、
    前記第三判定手段によって前記使用禁止情報が書き込まれていると判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第四排出手段とを含み、
    前記占有情報設定手段は、前記第三判定手段によって前記使用禁止情報が書き込まれていないと判定された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させることを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  4. 前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入されている状態で、所定の媒体返却指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する媒体返却手段と、
    前記媒体返却手段によって前記記憶媒体が排出される場合に、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を削除する第一占有解除手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技用装置。
  5. ホール店員が所持する携帯端末と通信可能な無線通信手段と、
    前記無線通信手段によって前記携帯端末から所定の解除信号を受信した場合、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報を削除する第二占有解除手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技用装置。
  6. 前記第一排出手段によって前記記憶媒体が排出された場合、前記遊技機での遊技を禁止する遊技禁止手段と、
    前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技機での遊技を許可する遊技許可手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊技用装置。
  7. 請求項6に記載の遊技用装置に接続された遊技機であって、
    前記遊技禁止手段によって遊技が禁止された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を無効とする一方、前記遊技許可手段によって遊技が許可された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を有効とする遊技制御手段を備えた遊技機。
  8. 前記遊技制御手段によって遊技操作が無効とされた時点から起算した経過時間を表示する経過時間表示手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記遊技制御手段によって遊技操作が無効とされた場合、前記遊技機での電力消費を抑制する電力抑制手段を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の遊技機。
  10. 固有の識別情報を記憶した記憶媒体を挿脱可能な遊技用装置と、遊技機とが接続された遊技システムであって、
    前記遊技機の占有対象となる前記識別情報を示す占有情報を記憶する占有情報記憶手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されていない状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報を、前記占有情報記憶手段に前記占有情報として記憶させる占有情報設定手段と、
    前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された状態で、所定の遊技中断指示が入力された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第一排出手段と、
    前記第一排出手段によって前記記憶媒体が排出された場合、前記遊技機での遊技を禁止する遊技禁止手段と、
    前記第一排出手段によって排出される前記記憶媒体を、他の前記遊技機で使用禁止に設定する使用禁止手段と、
    前記占有情報記憶手段に前記占有情報が記憶されている状態で、前記遊技用装置に前記記憶媒体が挿入された場合に、前記記憶媒体から読み出した前記識別情報が、前記占有情報記憶手段に記憶されている前記占有情報と一致するか否かを判定する第一判定手段と、
    前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致すると判定された場合、前記遊技機での遊技を許可する遊技許可手段と、
    前記第一判定手段によって前記識別情報が前記占有情報と一致しないと判定された場合、前記遊技用装置から前記記憶媒体を排出する第二排出手段と、
    前記遊技禁止手段によって遊技が禁止された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を無効とする一方、前記遊技許可手段によって遊技が許可された場合に、前記遊技機で実行される遊技操作を有効とする遊技制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
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