JP2013156219A - 計器装置 - Google Patents

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桂 藤田
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Abstract


【課題】2つの枠体が異なる距離を移動する場合において、利用者に与える違和感を少なくするか無くすことができる計器装置を提供する。
【解決手段】計器装置の制御部は、指針式計器本体20Lの枠体28Lと指針式計器本体20Rの枠体28Rとを位置A及びCそれぞれから同時にそれぞれの目標位置B及びFそれぞれに移動させる場合に、枠体28Lと枠体28Rとのうちの移動距離が長い方(枠体28R)を短い方(枠体28L)よりも速い速度で移動させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、計器装置に関する。
計器装置として、例えば、特許文献1には、車両情報を構成する画像を表示する表示器と、前記表示器の前面側に配設され、前記表示器の表示領域を画定する表示仕切り部と、前記表示仕切り部を移動させる移動機構と、前記移動機構に前記表示仕切り部を第一の位置から第二の位置に移動させるとともに前記表示器に前記表示仕切り部の移動に応じて前記画像が移動するように表示させる制御手段と、を備えた計器装置であって、前記制御手段は、前記画像の移動に際して、前記表示器に前記画像の少なくとも一部を不鮮明にした不鮮明画像を前記画像の表示位置から前記画像の移動前方向にずれた位置に表示させてなることを特徴とする計器装置が開示されている。
特開2010−216855号公報
特許文献1に係る計器装置では、2つの表示仕切り部(枠体)が寄っている通常表示状態から、左側の仕切り部が左方向に移動し、右側の仕切り部が右方向へ移動するが、この移動距離が異なるとすると、2つの仕切り部が同じ速度で動くことからそれぞれの仕切り部の目標位置への到着時間がそれぞれ異なるため、左右の仕切り部の移動完了タイミングなどにズレが生じてしまい利用者に違和感を与えてしまうといった問題点を有している。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、2つの枠体が異なる距離を移動する場合において、利用者に与える違和感を少なくするか無くすことができる計器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る計器装置は、
第1の枠体と、
第2の枠体と、
前記第1の枠体と前記第2の枠体との背後に位置し、前記第1の枠体の位置と前記第2の枠体の位置とに応じた画像を表示する表示部と、
前記第1の枠体及び前記第2の枠体を移動させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1の枠体と前記第2の枠体とを同時に移動させる場合に、前記第1の枠体と前記第2の枠体とのうちの移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、2つの枠体が異なる距離を移動する場合において、利用者に与える違和感を少なくするか無くすことができる。
本発明の一実施形態に係る計器装置を表側から見た場合にユーザに視認される計器装置の表示内容を示す図である。 図1の計器装置の外形を示す概略図であり、計器装置における第1駆動部、第2駆動部、第1伝達機構、第2伝達機構の各部の位置を説明するための説明図である。 (a)は、図2の計器装置を上側から見た場合の概略図である。(b)は、図2の計器装置のA−A線概略断面図である。 図1の計器装置における一部分(第1移動部材、第2移動部材、枠体、取り付け板、第1伝達機構、第2伝達機構)の位置関係を説明するための斜視図である。 (a)は、図1の計器装置を表側から見た場合の指針式計器本体を示した図である。(b)は、指針式計器本体の図5(a)のB−B線概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る計器装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 (a)〜(c)は、指針式計器本体と、第1検出ターゲットと、第2検出ターゲットと、の位置関係などを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る計器装置を表側から見た場合にユーザに視認される計器装置の表示内容が変化する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る計器装置の制御部が実行する表示処理のフローチャートの一例である。
本発明の一実施形態に係る計器装置について図面を参照して説明する。 本実施形態に係る計器装置100は、車両に搭載される車両用計器であり、図1に示すように、2つの指針式計器100L、100Rを含む。指針式計器100Lは、主に、スピードメーターとして機能するものであり、計器装置100を正面から見た場合に左側に位置する。指針式計器100Rは、主にタコメーターとして機能するものであり、計器装置100を正面から見た場合に右側に位置する。以下、計器装置100の構造を説明することによって、適宜、指針式計器100L、100Rの構造も説明する。
計器装置100は、図2から図5に示すように、指針式計器本体20L、20Rと、移動機構40と、ディスプレイ装置50と、回路基板60と、ケース体80と、を備える。なお、以下では、図2に両端矢印で示すように、計器装置100の表示面方向(つまり、計器装置100に対するユーザ側方向)を「表」とし、表示面方向の反対側方向を「裏」とし、表示面を視認するユーザからみた場合の上下左右方向を、それぞれ、「上」、「下」、「左」、「右」として、説明する。
指針式計器本体20Lは、指針式計器100Lの本体となるものであり、指針駆動部21Lと、第1マグネット体22Lと、第2マグネット体23Lと、指針ユニット24Lと、光源25Lと、台座26Lと、透明部材27Lと、枠体28Lと、取り付け板29Laと、取り付け板29Lbと、を備える。第2マグネット体23Lと、指針ユニット24Lと、光源25Lと、台座26Lと、透明部材27Lと、枠体28Lと、取り付け板29Laと、取り付け板29Lbと、は、ディスプレイ装置50の表側(前方)に位置している。
指針駆動部21Lは、例えばステッピングモーターから構成され、図示しない配線によって、回路基板60上に形成された後述の制御部70と電気的に接続され、制御部70の制御のもと、計測値(車両情報の一例であり、ここでは車速)に応じて指針駆動部21Lが備える回転軸21Laを回転させる。指針駆動部21Lは、後述の第1移動板411の裏面側に設けられた基材Sに固定されている。回転軸21Laは、基材Sに設けられた孔部So、第1移動板411の開口部411eを貫いており、回転軸21Laの先端はディスプレイ装置50の裏面近傍に位置する。
第1マグネット体22Lは、回転軸21Laの先端に取り付けられ、回転軸21Laの回転に伴い、回転する。このように取り付けられた第1マグネット体22Lは、ディスプレイ装置50のすぐ裏に位置する。第1マグネット体22Lは、回転軸21La側のヨーク22Laと磁石22Lbとから構成され、磁力を効率良く第2のマグネット体23Lに伝えるとともにヨーク22Laの透磁効果により、指針駆動部21Lに対しては、磁気影響を与え難くしている。
第2マグネット体23Lは、後述の台座26Lに回転可能に支持されており、ディスプレイ装置50の表側であって、第1マグネット体22Lと対向する位置に位置する。第2マグネット体23Lは、磁石であり、第1マグネット体22Lからのディスプレイ装置50を透過した磁力によって、第1のマグネット体22の回転に従って、回転する。また、第2マグネット体23Lは、後述する指針ユニット24Lの指針軸24Laを支持する。
指針ユニット24Lは、第2マグネット体23Lと一体に回転する指針部材であり、指針軸24Laと、導光指針24Lbと、指針キャップ24Lcと、を備える。指針軸24Laは、合成樹脂やアルミ等の非磁性金属などからなり、第2マグネット体23Lに軸支される。導光指針24Lbは、無色透明又は有色透明の合成樹脂などからなり、指針軸24Laに嵌合などによって固定され、指針軸24La側の受光部(図示せず)で光源25Lが出射した光を受け、受けた光を導光して出射する。このようにして、導光指針24Lbは、光源25Lから出射される光によって全体的に発光する。指針キャップ24Lcは、導光指針24Lbの一部(指針軸24La近傍)を、指針軸24Laの軸方向表側から覆うようにして導光指針24Lbに取り付けられる。指針キャップ24Lcは、例えば、合成樹脂により形成された黒色のキャップであり、光を透過しないため、導光指針24Lbにおける指針キャップ24Lcに覆われた部分が出射する光を遮光する。このため、指針ユニット24Lでは、光源25Lが発光すると、導光指針24Lbの指針キャップ24Lcに覆われていない部分(露出している部分)が光って見える。
光源25Lは、指針軸24La近傍に配設される、1又は複数(例えば、2、3灯)のLED(Light Emitting Diode)などから構成される。光源25Lは、後述する台座26Lに形成された回路部に取り付けられる。このように取り付けられた光源25Lは、指針ユニット24Lの直下(指針キャップ24Lcの裏側)に位置し、指針ユニット24Lを照光する(導光指針24Lbの前記受光部に向け光を出射する)。光源25Lは、後述する制御部70の制御のもと、発光又は消灯する。
台座26Lは、合成樹脂などによって、例えば円錐台状に形成され、第2マグネット体23Lを回転可能に保持する部材である。台座26Lの内部には空洞の収納スペースが形成され、この収納スペースに第2マグネット体23Lが回転可能に収納される。これによって、第2マグネット体23Lは台座26Lに回転可能に保持される。台座26Lの表側(円錐台の底面)の中心部には、指針ユニット24Lの指針軸24Laの軸径より一回り大きい開口径の孔部Lo3が形成されている。第2マグネット体23Lに軸支された指針軸24Laは、この孔部Lo3を貫いている。台座26Lは、例えば、裏側の面が蓋体となっており、前記空洞に指針軸24Laが軸支された第2マグネット体23Lを収納し、蓋体によって前記空洞に蓋をすることによって、第2マグネット体23Lは回転可能に収納される。また、台座26Lは、図示しない所定の回路部を備え、この回路部に光源25Lが実装され、一方、この回路部は後述の方法によって制御部70と電気的に接続される。これによって、制御部70は、回路部を介して光源25Lの発光・消灯を制御する。
透明部材27Lは、表側から見た場合に台座26Lに対応する部分に貫通孔が形成された円板状の部材である。この貫通孔の内面が台座26Lの外周面に接着剤などで接着されることなどによって、透明部材27Lは台座26Lに取り付けられている。透明部材27Lは、無色透明又は有色透明である。なお、透明部材27Lは、内側から外側に向かうにつれて、表側から裏側に向かうように、ディスプレイ装置70の表面などに対して傾斜している形状(円錐台の側面のような形状)を有しているが、透明部材27Lは、ディスプレイ装置70の表面などと平行な面方向に延びる円平板形状(台座26Lの部分が貫通孔になっている平らな円板形状など)であってもよい。
枠体28Lは、透明部材27Lの外縁(輪郭)に沿って円環状に設けられたものであり、指針式計器100Lの枠を構成するものである。この枠は、後述の計器画像の表示領域と、計器画像の表示領域以外の領域とを仕切ることによって、指針式計器100Lの枠を構成する。枠体28Lは、ユーザが視認しやすいように、透明ではなく、所定の色(金属色など)を有する。
取り付け板29Laは、一端が枠体28Lの外周面に取り付けられ、枠体28Lから上方向に延在する板状部材であり、取り付け板29Lbは、一端が枠体28Lの外周面に取り付けられ、枠体28Lから下方向に延在する板状部材であり、両者はともに他端が後述の第1移動板411に取り付けられている。取り付け板29La及び取り付け板29Lbは、適宜、ユーザに視認され難いように無色透明であることが望ましい。これによって、枠体28Lを浮いたように目立たせることが出来る。
透明部材27L、枠体28L、取り付け板29La、取り付け板29Lbは、例えば、合成樹脂などによって一体的に形成する。まず、透明部材27L、枠体28、取り付け板29La、取り付け板29Lbを組み合わせた部材と略同じ外形の透明な部材を合成樹脂などによって形成し、例えば、枠体28に相当する部分を着色するなどすることによって、一体となった、透明部材27L、枠体28L、取り付け板29La、取り付け板29Lbを形成する。透明部材27L、枠体28L、取り付け板29La、取り付け板29Lbは、それぞれ、合成樹脂などによって、別体に形成され(例えば、枠体28Lなどは、アルミ等の非磁性金属によって形成する。)、互いに取り付けられてもよい。また、台座26L(特に回路部などを除いた部分)も、透明部材27Lなどと一体的に形成されてもよい。
なお、例えば、台座26Lには、光源25Lが実装された回路部から台座26L外部(透明部材27Lよりも裏側の外部)に引き回された図示しない配線が設けられる。また、ITO(Indium Tin Oxide)電極などの図示しない透明電極が、透明部材27L、枠体28L、取り付け板29La、取り付け板29Lbなどの裏面に形成される。この透明電極は、例えば、透明部材27Lの裏面かつ台座26の近傍から、取り付け板29Laの裏面の上端部又は取り付け板29Lbの裏面の下端部に達する。このように形成された透明電極の一端(台座26L側の一端)は前記の回路部から引き回された配線と電気的に接続され、取り付け板29Laの上端部又は取り付け板29Lbの下端部側の他端は、図示しない適宜の配線によって後述の制御部70に電気的に接続される。このようにして、光源25Lと制御部70とは、回路部、透明電極、配線などを介して電気的に接続され、なお、上記透明電極のうち、枠体28Lに形成された部分は、アルミ電極などの他の不透明電極に置き換えてもよい。
指針式計器本体20Rは、指針式計器100Rの本体となるものであり、指針式計器本体20Lと同様に、指針駆動部21Rと、第1マグネット体と、第2マグネット体と、指針ユニット24Rと、光源と、台座と、透明部材27Rと、枠体28Rと、取り付け板29Raと、取り付け板29Rbと、を備える。
指針式計器本体20Lと、指針式計器本体20Rとは、略同じ構造を有している。このため、指針式計器本体20Rの詳細な説明は省略する(指針式計器本体20Lの説明に準じる)。なお、上記計測値は、車速ではなく、エンジン回転数になる。
移動機構40は、第1移動機構41と、第2移動機構42と、ガイドレール43と、移動機構用筐体44と、から構成される。
第1移動機構41は、指針式計器本体20Lを左右方向にスライド移動させるための機構である。第1移動機構41は、第1移動板411と、第1駆動部412と、第1伝達機構413と、第1検出ユニット414と、を備える。第2移動機構42は、指針式計器本体20Rを左右方向にスライド移動させるための機構である。第2移動機構42は、第2移動板421と、第2駆動部422と、第2伝達機構423と、第2検出ユニット424と、を備える。
第1移動板411は、合成樹脂やアルミ等の非磁性金属から形成され、左右方向にスライド移動するものである。第1移動板411は、上下方向に延び、ディスプレイ装置70の裏側に位置する板状部材411aと、この板状部材の両端からそれぞれ前方に張り出す張り出し部材411b、411cと、板状部材411aの裏面に形成され、第1伝達機構413の後述するタイミングベルト413cを挟持する挟持部411dと、を備える。また、第1移動板411には、指針駆動部21Lの回転軸21Laを通すための貫通孔411eが設けられている。挟持部411dがタイミングベルト413cを挟持することによって、第1移動板411は、タイミングベルト413cに取り付けられている。また、第1移動板411は、板状部材411aの表面に形成された凸部からなり、後述のガイドレール43を摺動する摺動部411fが形成されている。
第1移動板411の裏面には、貫通孔411eの外周から立設する筒状の基材取付部C1が形成されている(基材取付部C1は、第1移動板411と別体でもよい)。基材取付部C1に基材S1が取り付けられ、基材S1に指針駆動部21Lが取り付けられることで、指針駆動部21Lは、第1移動板411の裏側に固定される。また、張り出し部材411b、411cには、取り付け板29Laと取り付け板29Lbとがそれぞれ取り付けられる。これら構成によって、指針式計器本体20Lは、第1移動板411に固定され、第1移動板411の左右方向へのスライド移動に伴って、左右方向にスライド移動する。
第2移動板421は、合成樹脂やアルミ等の非磁性金属から形成され、左右方向にスライド移動する。第2移動板421の構造は、第1移動板411と同様であり、詳細な説明は省略が、第2移動板421には、第1移動板411と同様の構造によって、指針式計器本体20Rが第2移動板421に固定される。これによって、指針式計器本体20Rは、第2移動板421に固定され、第2移動板421の左右方向へのスライド移動に伴って、左右方向にスライド移動する。また、第2移動板421の挟持部421d(挟持部411dに対応する。)は、第2伝達機構423の後述するタイミングベルト423cを挟持する。これによって、第2移動板421は、タイミングベルト423cに取り付けられている。
第1駆動部412、第2駆動部422は、それぞれ、例えば、ステッピングモーターからなり、図示しない配線などによって、後述の制御部70と電気的に接続される。第1駆動部412は、後述の制御部70の制御のもと、回転軸412aを回転させる。同様に、第2駆動部422は、後述の制御部70の制御のもと、回転軸422aを回転させる。第2駆動部422は、第1駆動部412の上に位置する。
第1伝達機構413と第2伝達機構423とは、互いに、上下方向に所定の間隔を空けて配置される。第1伝達機構413は、第2伝達機構423の下側に位置する。
第1伝達機構413は、左右方向に所定の間隔を空けて配置された2つのプーリー413a,413bと、両者に巻回されるタイミングベルト413cと、を備える。プーリー413aは、計器装置100の表側から見て右側に位置し、第1駆動部412の回転軸412aに圧入され(ギアを介して締結されていてもよい)、回転軸412aの回転に伴い回転する。プーリー413bは、図1に示すように、計器装置100の表側から見て左側に位置し、移動機構用筐体44に取り付けられた軸A1に回転可能に保持される。タイミングベルト413cは、2つのプーリー413a,413bが空転しないように所定の張力をもって取り付けられるため、プーリー413aが回転すると、タイミングベルト413cが動き、プーリー413bも同様に回転する。このようにして、第1伝達機構413は、第1駆動部412で発生した回転動力をスライド方向(左右方向)の動力(タイミングベルト413cの動き)に変換して、前述のようにタイミングベルト413cに取り付けられた第1移動板411(指針式計器本体20L)をスライド移動させる。
第2伝達機構423は、左右方向に所定の間隔を空けて配置された2つのプーリー423a,423bと、両者に巻回されるタイミングベルト423cと、を備える。プーリー423aは、計器装置100の表側から見て右側に位置し、第2駆動部422の回転軸422aに圧入され(ギアを介して締結されていてもよい)、回転軸422aの回転に伴い回転する。プーリー423bは、図1に示すように、計器装置100の表側から見て左側に位置し、移動機構用筐体44に取り付けられた軸A2に回転可能に保持される。タイミングベルト423cは、2つのプーリー423a,423bが空転しないように所定の張力をもって取り付けられるため、プーリー423aが回転すると、タイミングベルト413cが動き、プーリー423bも同様に回転する。このようにして、第2伝達機構423は、第2駆動部422で発生した回転動力をスライド方向(左右方向)の動力(タイミングベルト413cの動き)に変換して、前述のようにタイミングベルト423cに取り付けられた第2移動板421(指針式計器本体20R)をスライド移動させる。
図7(a)から(c)に模式的に示す、第1検出ユニット414は、指針式計器本体20Lの位置を検出するためのものであり、例えば、第1検出ターゲット414aと第1検出部414ba、414bb、414bcとを備える。同様に、第2検出ユニット424は、指針式計器本体20Rの位置を検出するためのものであり、例えば、第2検出ターゲット424aと第2検出部424bd、424be、424bfとから構成される。第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfは、それぞれ、図示しない配線などによって後述の制御部70に電気的に接続され、制御部70の制御のもとで動作する。
第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfは、それぞれ、例えば、赤外光を出射する発光素子(赤外LED)と受光素子(フォトトランジスタ)とを備える、フォトリフレクタ(反射型フォトインタラプタ)などから構成される。第1検出ターゲット414a、第2検出ターゲット424aは、それぞれ、例えば、前記発光素子が出射した赤外光を反射する反射部(反射面を構成する金属部、鏡など)であり、第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfそれぞれの検出対象部である。
第1検出ターゲット414aは、第1移動板411の所定箇所に取り付けられる。第1検出ターゲット414aは、第1移動板411から、第1検出部414ba、414bb、414bc側に向けて突出させた鋼鉄製のもの(反射面を構成するもの)などによって構成される。第1検出部414ba、414bb、414bcは、計器装置100内の不動の箇所(例えば、移動機構用筐体44の所定箇所)に取り付けられる。第1検出部414baは、指針式計器本体20L(第1移動板411)が位置Aに位置するときに、第1検出ターゲット414aと対向する位置に設けられている(図7(a))。第1検出部414bbは、指針式計器本体20L(第1移動板411)が位置Bに位置するときに、第1検出ターゲット414aと対向する位置に設けられている(図7(b))。第1検出部414bcは、指針式計器本体20L(第1移動板411)が位置Cに位置するときに、第1検出ターゲット414aと対向する位置に設けられている(図7(c))。
第1検出部414ba、414bb、414bcは、第1検出ターゲット414aの存在を検出すると、検出信号を後述の制御部70に供給する。例えば、第1検出ターゲット414aは、第1検出部414baと対向すると、第1検出部414baの発光素子からの赤外光を第1検出部414baに向け反射する。第1検出部414baは、反射された赤外光を受光素子で受光し、この受光に応答して検出信号を制御部70に供給する。同様に、例えば、第1検出ターゲット414aは、第1検出部414bb又は第1検出部414bcと対向すると、第1検出部414bb又は第1検出部414bcの発光素子からの赤外光を第1検出部414bb又は第1検出部414bcに向け反射する。第1検出部414bb又は第1検出部414bcは、反射された赤外光を受光素子で受光し、この受光に応答して検出信号を制御部70に供給する。このようにして、指針式計器本体20Lが位置Aにあるときには、第1検出部414baが検出信号を供給し、指針式計器本体20Lが位置Bにあるときには、第1検出部414bbが検出信号を供給し、指針式計器本体20Lが位置Cにあるときには、第1検出部414bcが検出信号を供給する。第1検出部414ba、414bb、414bcのいずれが検出信号を制御部70に供給したかで、制御部70は、スライド移動する指針式計器本体20Lが位置AからCのうちのいずれに位置したかを特定できる。
第2検出ターゲット424aは、第2移動板421の所定箇所に取り付けられる。第2検出ターゲット424aは、第2移動板421から、第2検出部424bd、424be、424bf側に向けて突出させた鋼鉄製のもの(反射面を構成するもの)などによって構成される。第2検出部424bd、424be、424bfは、計器装置100内の不動の箇所(例えば、移動機構用筐体44の所定箇所)に取り付けられる。第2検出部424bdは、指針式計器本体20R(第1移動板421)が位置Dに位置するときに、第2検出ターゲット424aと対向する位置に設けられている(図7(a))。第2検出部424beは、指針式計器本体20R(第1移動板421)が位置Eに位置するときに、第2検出ターゲット424aと対向する位置に設けられている(図7(b))。第2検出部424bfは、指針式計器本体20R(第1移動板421)が位置Fに位置するときに、第2検出ターゲット424aと対向する位置に設けられている(図7(c))。
第2検出部424bd、424be、424bfは、第2検出ターゲット424aの存在を検出すると、検出信号を後述の制御部70に供給する。例えば、第2検出ターゲット424aは、第2検出部424bdと対向すると、第2検出部424bdの発光素子からの赤外光を第2検出部424bdに向け反射する。第2検出部424bdは、反射された赤外光を受光素子で受光し、この受光に応答して検出信号を制御部70に供給する。同様に、例えば、第2検出ターゲット424aは、第2検出部424be又は第2検出部424bfと対向すると、第2検出部424be又は第2検出部424bfの発光素子からの赤外光を第2検出部424be又は第2検出部424bfに向け反射する。第2検出部424be又は第2検出部424bfは、反射された赤外光を受光素子で受光し、この受光に応答して検出信号を制御部70に供給する。このようにして、指針式計器本体20Rが位置Dにあるときには、第2検出部424bdが検出信号を供給し、指針式計器本体20Rが位置Eにあるときには、第2検出部424beが検出信号を供給し、指針式計器本体20Rが位置Fにあるときには、第2検出部424bfが検出信号を供給する。第2検出部424bd、424be、424bfのいずれが検出信号を制御部70に供給したかで、制御部70は、スライド移動する指針式計器本体20Eが位置DからFのうちのいずれに位置したかを特定できる。
ガイドレール43は、左右方向に延び、第1移動板411と第2移動板421とを、摩擦力の影響を極力抑えつつ左右方向に案内するレールであり、移動機構用筐体44に取り付けられる。ガイドレール43は、ステンレスにより形成することで、温度変化、振動が発生しても、スライド抵抗を抑えるようにするとよい。ガイドレール43は、断面略コの字状に形成され、内部に第1移動板411の摺動部411fや第2移動板421の摺動部421fが入り込み、これらが摺動する。これによって、第1移動板411及び第2移動板421の移動方向が左右方向に案内される。
なお、本実施形態では、ガイドレール43を、第1移動板411と第2移動板421とに共用のスライドレールとして説明したが、第1移動板411と第2移動板421とのそれぞれに独立したスライドレールを設けてもよい。
移動機構用筐体44は、第1移動機構41、第2移動機構42の少なくとも一部を内部に収納する共用の筐体であり、例えば、樹脂材料やアルミ等の非磁性金属から形成される。
ディスプレイ装置50は、例えば12.3インチのTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ装置であり、後述する制御部70の制御のもと、指針式計器本体20R及び指針式計器本体20Lの位置に応じた画像を表示する。
例えば、指針式計器本体20Lが位置Aに位置し、指針式計器本体20Rが位置Cに位置するときには、ディスプレイ装置50は、位置Aにある指針式計器本体20Lの枠体28Lに囲まれた領域に、指針ユニット24Lに指示される指標部13Lを表示し、位置Cにある指針式計器本体20Rの枠体28Rに囲まれた領域に、指針ユニット24Rに指示される指標部13Rを表示し、他の領域に、他の計器を表す計器画像14、速度をデジタル表示する計器画像15なども表示する(図8の上の図参照)。
例えば、指針式計器本体20Lが位置Bに位置し、指針式計器本体20Rが位置Fに位置するときには、ディスプレイ装置50は、位置Bにある指針式計器本体20Lの枠体28Lに囲まれた領域に、指針ユニット24Lに指示される指標部13Lを表示し、位置Fにある指針式計器本体20Rの枠体28Rに囲まれた領域(枠体28Rに囲まれた領域であって、ユーザが計器装置100を見たときに視認可能な領域)に、所定のアイコンを選択するための画像16Rを表示し、指針式計器本体20Lと指針式計器本体20Rとの間の領域に、現在選択されているアイコンの内容を表す画像17(曲を選択するための画像)を表示し、他の領域に、速度をデジタル表示する計器画像15を表示する(図8の下の図参照)。
なお、指標部13Lは、例えば、指針ユニット24Lに指示される目盛、目盛の数値を表記する数字などから構成され、指針ユニット24Lとともに所定の計測値(例えば、車速)をユーザに報知する。指標部13Rは、例えば、指針ユニット24Rに指示される目盛、目盛の数値を表記する数字などから構成され、指針ユニット24Rとともに所定の計測値(例えば、エンジンの回転数)をユーザに報知する。
本実施形態では、指針式計器本体20Lと、指標部13Lとによって、指針式計器100Lが構成される。また、指針式計器本体20Rと、指標部13Rとによって、指針式計器100Rが構成される。このため、枠体28L及び28Rは、それぞれが、指針式計器100L及び100Rそれぞれの枠を構成することが可能になっている。
また、本実施形態では、ディスプレイ装置50は、残燃料を表す残燃料画像19を指標部13Lに含ませて表示させる(図8などを参照)。
ディスプレイ装置50は、TFT液晶パネル、偏光板、バックライト、ディスプレイ用筐体等(図示せず)から構成され、例えば、ケース体80に形成された取付部材(図示せず)に取り付けられて支持される。なお、ディスプレイ装置50は、第1マグネット体22L、22Rと、第2マグネット体23L、23Rとのそれぞれの間で発生する磁気に悪影響を与えないように、非磁性体のものによって構成する。
回路基板60は、板状の基材と、この基材に設けられた制御部70(図6参照)と、この基材に設けられた車両情報入力ポート73(図6参照)と、この基材に設けられたセンサ情報入力ポート75(図6参照)と、この基材に設けられた図示しない各種配線などと、を備え、移動機構40の裏側に位置する。回路基板60は、ケース体80の内面に支持される。制御部70、車両情報入力ポート73、センサ情報入力ポート75などの詳細については後述する。
ケース体80は、上記各部(ディスプレイ装置50、指針式計器20、移動機構40、回路基板60)を収納する筐体であり、収納体81と、透明カバー82と、から構成される。収納体81は、表側開口の箱状部材であり、その開口部に透明カバー82が取り付けられる。開口部(透明カバー82)を介して、計器装置100L、100Rや、枠体28L、28R、ディスプレイ装置50の表示画面などが視認され、その周囲(視認されたくない部分)はケース体80によって隠されることになる。開口部(透明カバー82)を介して視認される領域は、指針式計器本体20Lが位置Cにあるとき及び指針式計器本体20Rが位置Fにあるときに、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rが全て視認される領域でなくても良い(図8の下の図参照)。つまり、透明カバー82を介して視認される領域は、ディスプレイ装置50の表示領域の大部分を含み、例えば、図8に示す図が占める領域であればよく、その周囲の領域はケース体80に目隠しされていればよい。
次に、図6を参照して、計器装置100の電気的構成について説明する。制御部70には、車両情報入力ポート81、センサ情報入力ポート82、ディスプレイ装置50、指針駆動部21L、指針駆動部21R、光源25L、光源25R、第1駆動部412及び第2駆動部422が電気的に接続されている。
制御部70は、マイコン71と、グラフィックディスプレイコントローラー(GDC)72と、指針駆動部21L、指針駆動部21R、光源25L、光源25R、第1駆動部412、第2駆動部422、ディスプレイ装置50のバックライト等と各種配線などを介して接続され、これらを駆動する各種ドライバIC(Integrated Circuit)(図示せず)と、を備える。
マイコン71は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェイス等を備える。マイコン71は、例えば、CPUがROM内に予め記憶された、所定プログラムを読み出して実行し、その際ROMに記憶されているデータなどを用いて、制御部70が行う所定の処理(特に、後述の表示処理など)を実行する。RAMは、CPUが処理を行うときのワーキングメモリとして機能する。特に、マイコン71には、車両情報入力ポート81及びセンサ情報入力ポート82が電気的に接続されており、これらから入力された各種情報を受け付ける。また、マイコン71には、上記各種ドライバやGDC72が電気的に接続されており、前記で受け付けた各種情報などに基づいて、上記各種ドライバやGDC72を介して、計器装置100全体(ディスプレイ装置50、指針駆動部21L、指針駆動部21R、光源25L、光源25R、第1駆動部412及び第2駆動部422)を制御する処理を行う。つまり、制御部70は、計器装置100全体を制御する処理を行う。
車両情報入力ポート81は、i)車両ECU(Electronic Control Unit)から通信ラインにより伝送される各種状態情報、ii)ユーザが、ハンドル周辺の操作スイッチ、インパネ周辺の各種コントロールスイッチ、計器装置100に配設された入力スイッチ等の操作部を操作した際の操作内容を示す操作信号、等の車両情報が入力されるポートである。
センサ情報入力ポート82は、第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfからの検出信号それぞれが入力されるポートである。第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfそれぞれからの検出信号の内容を互いに異ならせること、又は、第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfそれぞれからの検出信号それぞれが入力される複数のポートを用意することなどによって、第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfのうちのどれから検出信号が供給されたかは特定可能になっている。
制御部70は、ディスプレイ装置50を制御し、車両情報入力ポート81から入力された各種状態情報に基づいて、また、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置に応じた所定の画像(例えば、図8に示すような画像など)をディスプレイ装置50に表示する。制御部70は、指標部13Lを表示しているときには、車両情報入力ポート81を介して、車速を表す状態情報を取得し、この車速に応じた回転角で指針駆動部21Lの回転軸21Laを回転させる。回転軸21Laに伴って、第1マグネット体22Lと第2マグネット体23Lと指針ユニット24Lとが回転し、指針ユニット24Lは指標部13Lを指示する。これによって、計測値(車速)が表示される(図8などを参照)。つまり、計測値がユーザに視認される。同様にして、制御部70は、指標部13Rを表示しているときには、エンジンの回転数を表す状態情報を取得し、取得したこの状態情報に基づいて指針ユニット24Rを回転させ、指針ユニット24Rに指標部13Rを指示させる(図8を参照)。これによって、計測値(エンジンの回転数)が表示される。つまり、計測値がユーザに視認される。制御部70(マイコン71)は、このような処理に並行して、表示処理などを行う。
制御部70が行う表示処理について説明する(図9参照)。この処理は、例えば、計器装置100に電力が供給され、初期化処理(例えば、図8の上の図のように、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rを位置A及びDにそれぞれ位置させ、指標部13L及び指標部13Rなどをディスプレイ装置50に表示する処理など)が行われたあとに開始される。
まず、制御部70は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示があるか否かを判定する(ステップS1)。これは、例えば、制御部70に、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置の変更を指示する変更操作を示す操作信号が前記操作部から車両情報入力ポート81を介して供給されたか否かに基づいて判定する。変更操作は、例えば、計器装置100に所定の情報を表示することを要求することによって、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更させる操作である。例えば、図8の上の表示態様から、図8の下の表示態様へ、表示態様を変更させることを指示する前記操作部への操作(ユーザが画像16Rや画像17の表示を要求する操作)が変更操作に該当する。
制御部70は、変更操作を示す操作信号が供給されていないなど、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示が無い場合(ステップS1;No)、再度ステップS1の処理を行う。このように、制御部70は、変更操作があるまで、待機する。
制御部70は、変更操作を示す操作信号が供給されたなど、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示がある場合(ステップS1;Yes)、指針式計器本体20Lの現在位置から目標位置までの移動距離及び指針式計器本体20Rの現在位置から目標位置までの移動距離を特定し(ステップS2)、特定した移動距離に基づいて、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれを移動させる速度を決定し(ステップS3)、決定した速度で指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの移動を開始させる(ステップS4)。
目標位置は、変更操作の種類に応じて予め設定されているものとし、ステップS2において、制御部70は、操作信号が示す変更操作に基づいて指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの目標位置を特定できるものとする。ユーザが画像16Rや画像17の表示を要求する操作を行った場合、その操作を示す操作信号の供給によって、制御部70は、指針式計器本体20Lの目標位置を位置Bとして特定し、指針式計器本体20Rの目標位置を位置Fとして特定する。
さらに、ステップS2において、制御部70は、第1検出部414ba、414bb、414bc、第2検出部424bd、424be、424bfそれぞれを制御し、これらのいずれかから検出信号を受け取った場合、検出信号を供給する検出部がどれであるかに応じて、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの現在位置を特定するものとする。例えば、制御部70は、第1検出部414baから検出信号が供給されれば、位置Aに指針式計器本体20Lが位置すると特定する。例えば、制御部70は、第2検出部424bfから検出信号が供給されていれば、位置Fに指針式計器本体20Rが位置すると特定する。制御部70が検出信号を受け取れない場合、つまり、指針式計器本体20Lが位置AからCのいずれにも位置しない場合や指針式計器本体20Rが位置DからFのいずれにも位置しない場合については後述する。
最初のステップS2においては、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの現在位置は、それぞれ位置A及びDになる。このため、制御部70には、第1検出部414baから検出信号が供給され、第2検出部424bdから検出信号が供給されるので、制御部70は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの現在位置は、それぞれ位置A及びDであると特定できる。
さらに、例えば、制御部70は、ROMなどに、位置AからCそれぞれの位置(ここでは、位置Aを原点(「0」)とし、左方向を正とした値によって表されるものとする。)と、位置DからFそれぞれの位置(ここでは、位置Dを原点(「0」)とし、右方向を正とした値によって表されるものとする。)と、を記憶しているものとし、ステップS2においては、制御部70は、上記で特定した目標位置及び現在位置を表す値をROMなどから取得し、目標位置の値から現在位置の値を減じ、減じて得られた値を上記移動距離として特定する。例えば、制御部70は、目標位置Bの値から現在位置Aの値を減じた値を上記移動距離とし、目標位置Dの値から現在位置Fの値を減じた値を上記移動距離とする。なお、上記移動距離の正負は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの移動方向を示す。ここでは、指針式計器本体20Lの移動距離が正の値であれば指針式計器本体20Lを左方向に移動距離の絶対値だけ移動させ、移動距離が負の値であれば指針式計器本体20Lを右方向に移動距離の絶対値だけ移動させることよって、指針式計器本体20Lを目標位置に移動させることが出来る。また、指針式計器本体20Rの移動距離が正の値であれば指針式計器本体20Rを右方向に移動距離の絶対値だけ移動させ、移動距離が負の値であれば指針式計器本体20Rを左方向に移動距離の絶対値だけ移動させることよって、指針式計器本体20Rを目標位置に移動させることが出来る。
制御部70は、ステップS3において、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの両者が同時(例えば、見かけ上同時)に目標位置に到達できるように、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの移動速度を特定する。指針式計器本体20L及び指針式計器本体20R両者の移動距離の絶対値が同じ値であれば、両者の移動距離は同じであるので、制御部70は、予め設定された所定速度を、両者の移動速度として特定する。また、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのうちのいずれか一方のみが移動する場合(一方の移動距離が「0」である場合)、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rが同時に移動しないので、制御部70は、前記所定速度を、両者の移動速度として特定する。
指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの両者の移動距離の絶対値が異なる場合、両者を同じ速度で移動させると、両者が目標位置へ到達するタイミングがずれてしまう。このため、ステップS3において、制御部70は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのうちのどちら一方の移動速度を前記所定速度から変更する。
具体的には、例えば、制御部70は、前記所定速度を移動距離の絶対値が大きい方の移動速度V1として特定し、前記所定速度よりも低い速度を移動距離の絶対値が小さい方の移動速度V2として特定する。例えば、絶対値が大きい方の移動距離の絶対値をL1、絶対値が小さい方の移動距離の絶対値をL2とすると、制御部70は、移動速度V1=所定速度、移動速度V2=(L2÷L1)×所定速度、という式から各移動速度V1,V2を算出することによって、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの各移動速度を特定する。例えば、指針式計器本体20Lの移動距離の絶対値が指針式計器本体20Rの移動距離の絶対値よりも大きい場合、指針式計器本体20Lの移動速度を移動速度V1として算出し、指針式計器本体20Rの移動速度を移動速度V2として算出する。
また、例えば、制御部70は、前記所定速度よりも高い速度を移動距離の絶対値が大きい方の移動速度V1として特定し、前記所定速度を移動距離の絶対値が小さい方の移動速度V2として特定してもよい。例えば、絶対値が大きい方の移動距離の絶対値をL1、絶対値が小さい方の移動距離の絶対値をL2とすると、制御部70は、移動速度V1=(L1÷L2)×所定速度、移動速度V2=所定速度、という式から各移動速度V1,V2を算出することによって、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの各移動速度を特定する。
制御部70は、ステップS4において、第1駆動部412及び第2駆動部422を駆動して回転軸412a及び回転軸422aを回転させることを開始することによって、第1移動機構41及び第2移動機構42を介して、指針式計器本体20L(枠体28L)及び指針式計器本体20R(枠体28R)を左右方向にスライド移動させることを同時に開始する。このとき、制御部70は、指針式計器本体20LがステップS3で特定した移動速度に対応する回転速度(対応関係は予め設定されているものとする。)で回転軸412aを回転させることによって、指針式計器本体20LをステップS3で特定した移動速度で移動させる。さらに、制御部70は、指針式計器本体20RがステップS3で特定した移動速度に対応する回転速度(対応関係は予め設定されているものとする。)で回転軸422aを回転させることによって、指針式計器本体20RをステップS3で特定した移動速度で移動させる。
制御部70は、上記のようにして、指針式計器本体20L(枠体28L)及び/又は指針式計器本体20R(枠体28R)を移動させるときに、指針式計器本体20L(枠体28L)及び/又は指針式計器本体20R(枠体28R)の現在位置を特定可能に、指針式計器本体20L(枠体28L)及び/又は指針式計器本体20R(枠体28R)をスライド移動させる。スライド移動は、ステップS7又はステップS8の処理が行われるまで当該表示処理と並行して続行される。
例えば、制御部70は、RAMなどに、回転軸412aを回転させたときの回転軸412aの回転角(ここでは、指針式計器本体20Lが位置Aにあるときの回転軸412aの回転角を基準(「0度」)とした回転角とする。)を記憶する。例えば、制御部70は、RAMなどに、回転軸422aを回転させたときの回転軸422aの回転角(ここでは、指針式計器本体20Rが位置Dにあるときの回転軸422aの回転角を基準(「0度」)とした回転角とする。)を記憶する。回転軸412aの回転角及び回転軸422aの回転角それぞれは、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの移動距離に比例するので、それぞれの回転角から指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの現在位置は特定できる。
ステップS4のあと、制御部70は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示があるか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の処理は、ステップS1の処理と同様なので、詳細な説明は省略する。
制御部70は、ステップS1と同様に、変更操作を示す操作信号が供給されているなど、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示がある場合(ステップS5;No)、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのうち、スライド移動させている最中のものの移動を停止させる(ステップS7)。つまり、制御部70は、第1駆動部412及び第2駆動部422のうち、駆動しているものの駆動を停止する。制御部70は、ステップS7の後、ステップS2の処理を再び行う。ここで、ステップS5で、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示があると判定された場合には、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのうちの少なくともいずれかは、スライド移動中である。このため、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのうちの少なくともいずれかは、位置AからFのいずれかで停止しないことになる。しかし、上記のように、制御部70は、指針式計器本体20L(枠体28L)及び/又は指針式計器本体20R(枠体28R)の現在位置を特定可能に、指針式計器本体20L(枠体28L)及び/又は指針式計器本体20R(枠体28R)をスライド移動させるので、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの停止位置は、位置AからFのいずれかでなくても特定できる。
例えば、制御部70は、回転角と指針式計器本体20Lの位置(ここでは、位置Aを原点(「0」)とし、左方向を正とした値によって表されるものとする。)との対応関係を表す第1のテーブルをROMなどに予め記憶しているものとする。制御部70は、RAMなどに記憶する回転軸412aの回転角に基づいて、第1のテーブルを参照し、指針式計器本体20Lの位置を特定することが出来る。制御部70は、回転角と指針式計器本体20Rの位置(ここでは、位置Dを原点(「0」)とし、右方向を正とした値によって表されるものとする。)との対応関係を表す第2のテーブルをROMなどに予め記憶しているものとする。制御部70は、RAMなどに記憶する回転軸412aの回転角に基づいて、第2のテーブルを参照し、指針式計器本体20Rの位置を特定することが出来る。制御部70は、ステップS2において、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの少なくともいずれかが位置AからFのいずれにも位置していない場合(つまり、各位置の間に位置する場合であり、制御部70が上記検出信号を受け取れない場合)、このような方法によって、位置AからFのいずれにも位置していない指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの現在位置(停止位置)を特定できる。
制御部70は、ステップS1と同様に、変更操作を示す操作信号が供給されていないなど、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rの位置を変更する指示がない場合(ステップS5;No)、制御部70は、目標位置に応じた検出部(指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rが目標位置に位置したときに検出信号を供給する検出部)から検出信号が供給されたかを判定する(ステップS6)。第1検出部414ba、414bb、414bcのうちの目標位置に対応する第1検出部から検出信号が供給された場合、指針式計器本体20Lは目標位置に達したことになる。第2検出部424bd、424be、424bfのうちの目標位置に対応する第2検出部から検出信号が供給された場合、指針式計器本体20Rは目標位置に達したことになる。例えば、図8の上の表示態様から、図8の下の表示態様へ、計器装置100の表示態様を変更させる場合、第1検出部414bb及び424bfがそれぞれ目標位置A及びFに応じた検出部になる。
制御部70は、検出信号の供給がある場合(ステップS6;Yes)、検出信号を供給する検出部に対応する目標位置に向けてスライド移動させている指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rのスライド移動を、第1駆動部412及び第2駆動部422の駆動を停止することで停止させる(ステップS8)。なお、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの目標位置に対応する検出部それぞれから検出信号が供給された場合、制御部70は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rのスライド移動を同時に中止する。例えば、図8の上の表示態様から、図8の下の表示態様へ、計器装置100の表示態様を変更させる場合、第1検出部414bbから検出信号が供給されたときには、指針式計器本体20Lが位置Bに位置したことになるので、制御部70は、第1駆動部412の駆動を停止し、指針式計器本体20Lのスライド移動を停止する。第1検出部414bfから検出信号が供給されたときには、指針式計器本体20Rが位置Fに位置したことになるので、制御部70は、第2駆動部422の駆動を停止し、指針式計器本体20Rのスライド移動を停止する。
制御部70は、ステップS8のあと、第1駆動部412及び第2駆動部422の駆動を停止したか、つまり、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20R両者のスライド移動を停止したかを判定し(ステップS9)、両者のスライド移動を停止している場合(ステップS9;Yes)、両者が目標位置に位置したことになるので、両者の位置に応じた所定画像をディスプレイ装置50に表示し(ステップS10)、これによって計器装置100の表示態様の変更が完了したので、ステップS1からの処理を再度行う。例えば、指針式計器本体20Lが位置Bに位置し、指針式計器本体20Rが位置Fに位置した場合には、制御部70は、ディスプレイ装置50に図8の下の図の画像を表示する。なお、指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rの移動中には、制御部70は、ディスプレイ装置50に画像を表示しなくてもよいし、指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rの移動用の画像を指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rの移動に合わせて表示してもよい。例えば、指標部13R、13Lを指針式計器本体20L又は指針式計器本体20Rの移動(上記で特定した移動速度)に合わせて移動させるようにしてもよい。
検出信号の供給がない場合(ステップS6;No)、両者のスライド移動を停止していない場合(ステップS9;No)、制御部70は、ステップS5の処理を再び行う。これによって、制御部70は、目標位置の変更があるまで(ステップS6;Yes)、又は、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20R両者の移動が完了するまで(ステップS9;Yes)、待機する。
上記一連の処理によって、例えば、ユーザが画像16Rや画像17の表示を要求する操作を行った場合、図8の上の表示態様から、図8の下の表示態様へ、計器装置100の表示態様を変更させることができる。つまり、指針式計器本体20Lの枠体27Lと指針式計器本体20Rの枠体27Rとを位置A及びCそれぞれから同時にそれぞれの目標位置B及びFそれぞれに移動させる場合に、両者が同時に移動完了するように、枠体27Lと枠体27Rとのうちの移動距離が長い方(枠体27R)を短い方(枠体27L)よりも速い速度で移動させる。
本実施形態にかかる計器装置100は、上記構成によって、第1の指針式計器(ここでは、指針式計器100L)及び第2の指針式計器(ここでは、指針式計器100R)を表すことが可能な計器装置となる。そして、計器装置100は、第1の指針式計器の枠を構成可能な第1の枠体(ここでは、枠体28L)と、第2の指針式計器の枠を構成可能な第2の枠体(ここでは、枠体28R)と、第1の枠体と第2の枠体との背後に位置し、第1の枠体の位置と第2の枠体の位置とに応じた画像を表示する表示部(ここでは、ディスプレイ装置50)と、第1の枠体を移動させる第1の移動機構(ここでは、第1移動機構41)と、第2の枠体を移動させる第2の移動機構(ここでは、第2移動機構42)と、第1の移動機構及び第2の移動機構を介して第1の枠体及び第2の枠体を移動させる制御部(ここでは、制御部70)と、を備え、制御部は、第1の枠体と第2の枠体とを同時に移動させる場合に、第1の枠体の移動と第2の枠体の移動とが同時に終了するように、第1の枠体と第2の枠体とのうちの移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させる。このような構成によって、2つの枠体が異なる距離を移動する場合であっても、両者の移動完了のタイミングのズレが生じることを防止でき、利用者に与える違和感を無くすことができる。
また、上記構成によって、制御部は、第1の枠体と第2の枠体とが移動している最中に前記第1の枠体と第2の枠体とが移動させることを中止させ、新たな2つの目標位置それぞれに第1の枠体と第2の枠体とを移動させる場合に、第1の枠体の現在位置と第1の枠体の目標位置との移動距離及び第2の枠体の現在位置と第2の枠体の目標位置との移動距離を特定し、第1の枠体の移動と第2の枠体の移動とが同時に終了するように、第1の枠体と第2の枠体とのうち、特定した移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させる。このような構成によって、2つの枠体が移動中であっても、両者の移動完了のタイミングのズレが生じることを防止でき、利用者に与える違和感を無くすことができる。
なお、本発明は上記の実施形態、下記の変形例、及び図面によって限定されるものではない。適宜変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。
例えば、ステップS3において、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20R両者の目標位置への到達時間の時間差が短くなるように、指針式計器本体20L及び指針式計器本体20Rそれぞれの移動速度を特定してもよい。具体的には、移動距離(絶対値)が大きい方の指針式計器本体の移動速度を移動距離(絶対値)が小さい方の指針式計器本体の移動速度よりも速くするようにしてもよい(例えば、両移動速度は予め設定されているものとする。)。すなわち、制御部は、第1の枠体と第2の枠体とを同時に移動させる場合に、第1の枠体と第2の枠体とのうちの移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させることによって、2つの枠体が異なる距離を移動する場合であっても、両者の移動完了のタイミングのズレが生じることを防止するかズレを小さくすることができ、利用者に与える違和感を無くすか少なくすることができる。
また、制御部は、第1の枠体と第2の枠体とが移動している最中に前記第1の枠体と第2の枠体とが移動させることを中止させ、新たな2つの目標位置それぞれに第1の枠体と第2の枠体とを移動させる場合に、第1の枠体の現在位置と第1の枠体の目標位置との移動距離及び第2の枠体の現在位置と第2の枠体の目標位置との移動距離を特定し、第1の枠体と第2の枠体とのうち、特定した移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させればよい(例えば、両移動速度は予め設定されているものとする。)。このような構成によって、2つの枠体が移動中であっても、両者の移動完了のタイミングのズレが生じることを防止するかズレを小さくすることができ、利用者に与える違和感を無くすか少なくすることができる。
なお、回転軸412aの回転角及び回転軸422aの回転角は、上記のように、制御部70がカウントするのではなく、制御部70は、両回転軸近傍に設けられた回転角センサなどによって検出してもよい。
また、指針式計器本体20Lが位置Aから位置Cのいずれかに位置するか否かは、上記のように、指針式計器本体20Lの移動中の現在位置を回転軸412aの回転角などに基づいて特定し、特定した現在位置と位置Aから位置Cのいずれか(目標位置)を比較することなどによって判定してもよい。また、指針式計器本体20Rが位置Dから位置Fのいずれかに位置するか否かは、上記のように、指針式計器本体20Rの移動中の現在位置を回転軸422aの回転角などに基づいて特定し、特定した現在位置と位置Dから位置Fのいずれか(目標位置)を比較することなどによって判定してもよい。
また、第1検出部414ba、414bb、414bc側を検出ターゲットとし、第1検出ターゲット414a側を検出部としてもよい。この場合、制御部70は、回転軸412aの回転角などに基づいて、指針式計器本体20Lの現在位置が位置Aから位置Bの間であるか、又は、位置Bから位置Cの間であるかを特定し、その後、検出部から検出信号を受け取ったことに基づいて、指針式計器本体20Lの位置を特定してもよい。例えば、回転軸412aの回転角などに基づいて、指針式計器本体20Lの位置が位置Aから位置Bの間に判定された状態で、指針式計器本体20Lを左にスライドさせた後、センサ情報入力ポート82に検出信号が入力された場合に、制御部70は、指針式計器本体20Lが位置Bに位置したものと判定すればよい。このようにすれば、センサ情報入力ポート82の数を削減することができる。同様に、第2検出部424bd、424be、424bcf側を検出ターゲットとし、第2検出ターゲット424a側を検出部としてもよい。
制御部70は、複数のマイコンなどを含むものであってもよい。
指針式計器本体20Lの現在位置、及び/又は、指針式計器本体20Rの現在位置は、各種センサによって逐次制御部70が検出できるようにしてもよい。
例えば、第1移動機構41や第1伝達機構413と第2移動機構42や第2伝達機構423とは、左右方向に一列に並べても良い。
また、上記の計器画像は、指針式計器100Lなどの一部(枠以外の部分の少なくとも一部)を表すものであればよく、指標部13Lなどの他、指針を含むものであってもよい。この場合、指針式計器本体20Lなどでは、指針ユニット24Lなどの指針に係る部分が不要になり、透明部材27Lも適宜省略できる。
また、指針式計器本体20Lなどの移動方向は、上下方向、斜め方向等であってもよい。移動方向は、計器装置100の形状等を勘案して、適宜変更することができる。
また、移動させる枠体の数は、三つ以上あってもよい。この場合であって、それぞれの枠体の移動速度を調整するとよい。
また、上記第1の枠体と第2の枠体とは、計器画像を囲むものなど、ディスプレイ装置50に表示される画像を仕切る枠状のものであればよく、円環形状の他、楕円環状形状、矩形環状形状、多角形の環状形状になることで、計器画像を囲んでもよい。上記第1の枠体と第2の枠体とは、不連続のものであってもよい。上記第1の枠体と第2の枠体とは、両者によって1つの指針式計器の枠の少なくとも一部分を構成可能なものであってもよい。この場合、第1の枠体と第2の枠体とは、第1の態様では、両者で1つの指針式計器の枠の少なくとも一部分を構成し、第2の態様では、第1の枠体と第2の枠体とに分割されて、例えば、両者は互いに異なる方向に移動する。
また、上記実施形態では、指針駆動部21Lに取り付けられた第1マグネット体22Lの磁力より、第2マグネット体23Lを回転させる例を示したが、これに限られない。
第2マグネット体23Lに一対のコイルを巻き回して、これら一対のコイルへ通電により、第2マグネット体23Lを回転させる(つまり、指針ユニット24Lを回転させる)ようにしてもよい。前記一対のコイルは、例えば、適宜の配線によって制御部70と接続される。この場合、指針駆動部21L、第1マグネット体22L、基材Sは不要である。
制御部70は、例えば、指針式計器本体20Lや指針式計器本体20Rの現在位置をバックアップしておき、電源が遮断され、再投入されたときには、指針式計器本体20Lや指針式計器本体20Rをバックアップされた現在位置に復帰させてから、上記表示処理を開始してもよい。
上記実施形態では、計器装置が車両に搭載される車両用計器である例を示したが、車両は、自動二輪車、自動車の他、耕作機械、電車等であってもよいし、計器装置は、車両以外の船舶などの乗り物に搭載されるものであってもよい。
100 計器装置
100L 指針式計器装置
100R 指針式計器装置
20L、20R 指針式計器本体
21L、21R 指針駆動部
24L、24R 指針ユニット
28L、28R 枠体
40 移動機構
41 第1移動機構
414 第1検出ユニット
42 第2移動機構
424 第2検出ユニット
43 ガイドレール
50 ディスプレイ装置
70 制御部

Claims (3)

  1. 第1の枠体と、
    第2の枠体と、
    前記第1の枠体と前記第2の枠体との背後に位置し、前記第1の枠体の位置と前記第2の枠体の位置とに応じた画像を表示する表示部と、
    前記第1の枠体及び前記第2の枠体を移動させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1の枠体と前記第2の枠体とを同時に移動させる場合に、前記第1の枠体と前記第2の枠体とのうちの移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させる、
    ことを特徴とする計器装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の枠体と前記第2の枠体とが移動している最中に前記前記第1の枠体と前記第2の枠体とが移動させることを中止させ、新たな2つの目標位置それぞれに前記第1の枠体と前記第2の枠体とを移動させる場合に、前記第1の枠体の現在位置と前記第1の枠体の目標位置との移動距離及び前記第2の枠体の現在位置と前記第2の枠体の目標位置との移動距離を特定し、前記第1の枠体と前記第2の枠体とのうち、特定した移動距離が長い方を短い方よりも速い速度で移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の枠体の移動と前記第2の枠体の移動とが同時に終了するように、前記第1の枠体と前記第2の枠体とを移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の計器装置。
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