JP2013156081A - 原子炉内計測用配管保全クランプ装置 - Google Patents

原子炉内計測用配管保全クランプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】計測用配管をディフューザに対して強固に固定する作業を簡便に行うことができ、サポートとの溶接部への応力を低減できるようにする。
【解決手段】ディフューザ18の外表面に固着される鉛直部31と鉛直部に対して垂直な水平部32とを有する本体フレーム30と、計測用配管19を挟持するクランプと、本体フレーム30水平部32に鉛直に設けられ、炉心真上からの遠隔操作により回転可能な複数のクランプ操作ボルト37、38、39と、これらクランプ操作ボルトの回転をクランプのディフューザ18の半径方向の移動に転換し計測用配管19を固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する。さらに、サポート24を挟持するクランプと、クランプ操作ボルトと、この第2のクランプ操作ボルトの回転を前記クランプのディフューザ18の接線方向の移動に転換しサポートを固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、原子炉内計測用配管保全クランプ装置に係り、特に、ジェットポンプシステムの流量を計測する計測用配管を強固に固定するための原子炉内計測用配管保全クランプ装置に関する。
図6は、沸騰水型原子炉を示す。沸騰水型原子炉では、出力密度を大きくするために、原子炉圧力容器1の外部に設置した再循環ポンプと、原子炉圧力容器1の内部に設けたジェットポンプ11と、を組み合わせたジェットポンプシステムが採用されている。
原子炉圧力容器1の内部には、冷却材2と、炉心3とが収容されており、この炉心3は、複数の燃料集合体および制御棒から構成され、炉心シュラウド10に収容されている。冷却材2は炉心3を上方に向かって流通する。その際、冷却材2は、炉心3の核反応熱により昇温されて、水と蒸気との二相流状態となる。二相流状態となった冷却材2は、炉心3の上方に設置された気水分離器4内に流入し、そこで水と蒸気とに分離される。
このうち、蒸気は気水分離器4の上方に設置された蒸気乾燥器5内に導入されて乾燥蒸気となる。この乾燥蒸気は、原子炉圧力容器1に接続された主蒸気管6を介して蒸気タービンに移送されて発電に供される。一方、分離された水は、炉心3と原子炉圧力容器1との間のダウンカマ部7を流れて炉心3の下方に流下する。
炉心3の下方には、制御棒案内管8が設置されており、この制御棒案内管8を介して制御棒が炉心3内に挿入・引き抜きされる。この制御棒案内管8の下方には制御棒駆動機構9が設置されており、この制御棒駆動機構9により制御棒の挿入や引き抜きが制御される。
ダウンカマ部7内には、ジェットポンプ11が周方向に等間隔で複数設置されている。一方、原子炉圧力容器1の外部には、図示しない再循環ポンプが設置されており、この再循環ポンプ、ジェットポンプ11およびこれら両者間に配設された再循環配管により、再循環系が構成されている。そして、再循環ポンプによりジェットポンプ11に駆動水が供給され、ジェットポンプ11の作用により冷却材2が炉心3内に強制循環される。
ここで、図7は、図6のジェットポンプ11の構成を示す図である。
図7において、参照番号12はジェットポンプ11のライザー管を示している。このライザー管12は、原子炉圧力容器1に固着されている。このライザー管12は、再循環ポンプの再循環入口ノズル13と接続されており、この再循環入口ノズル13から供給された冷却材2は、ライザー管12を通して炉内に導入される。
ライザー管12の上部には、トランジションピース14を介して一対のエルボ15A、15Bが接続されている。エルボ15A、15Bには、一対の混合ノズル16A、16Bを介して一対のインレットスロート17A、17Bが接続されている。さらに、インレットスロート17A、17Bには、一対のディフューザ18A、18Bがそれぞれ接続されている。
混合ノズル16A、16Bからインレットスロート17A、17Bに冷却材2が噴射されると、その周囲から炉水が巻き込まれ、噴射された冷却材2および巻き込まれた炉水が、インレットスロート17A、17B内で混合される。その後、ディフューザ18A、18Bにより静水頭の回復がなされる。
このようなジェットポンプを用いた原子炉内での冷却材再循環システムでは、原子力プラントの出力制御を行う上で、通常運転中のジェットポンプ11の流量を測定することは重要である。このため、図7に示されるように、ディフューザ18A、18Bに流量計測用配管19を設け、運転中のディフューザ18の上下部の静圧差を測定し、この測定値をプラント運転前に測定した較正値と比較することにより、ジェットポンプ流量を算出している。このような計測用配管19は、ディフューザ18上下部の静圧孔に溶接され、ディフューザ18に固定されているサポート24によって支持されている。
図8に示されるように、計測用配管19は、原子炉圧力容器1とシュラウド10の間の環状空間29に配置されており、この環状空間29において計測用配管19は複雑な状態に引き回されて配管され、ジェットポンプ計測用ノズル27を経て炉外配管と接続されている。このジェットポンプ計測用ノズル27は原子炉圧力容器1の対称位置に2箇所設けられている。
このような構成のジェットポンプ11は、再循環ポンプから送り込まれる冷却材2の流れにより、他の機器に比較して厳しい条件下で使用される。このため、各部材には大きな負荷が作用し、特に、計測用配管19は、ディフューザ18の流体振動等の影響を直接またはサポート24を介して受け、厳しい応力が作用することになり、従って計測用配管にクラックや破断が生じ得ることが十分に予想される。
従来、計測用配管19に生じる流体振動等の影響による応力を低減できるように計測用配管19を固定するために種々改良が行われており、例えば、特許文献1に提案されている原子炉内計測用配管固定装置がある。
特開2009−075077号
原子炉内におけるジェットポンプシステムの計測用配管19やサポート24との溶接部に何等かの原因によってクラックや破断が発生した場合、その補修作業は放射線管理区域である炉心の真上から遠隔的に行わなければならない。しかもその補修作業は水中作業となる。
そして、補修した計測用配管19は、サポート24との溶接部にかかる流体振動による応力が可及的に低減されるように、ディフューザ18に対して強固に固定することが望ましいが、炉心の真上からの遠隔作業によって、非常に狭隘な空間にある計測用配管19にアクセスしてこれを強固に固定することは極めて困難であった。
そこで、本発明の目的は、前記課題を解消し、炉心の真上からの遠隔的操作により、非常に狭隘な空間で配管されている計測用配管をディフューザに対して強固に固定する作業を簡便に行うことができ、サポート24との溶接部への応力を低減できるようにした原子炉内計測用配管保全クランプ装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられたジェットポンプのディフューザに沿って水平に配管され、前記ディフューザの側面でサポートに溶接された計測用配管を固定する原子炉内計測用水平管保全クランプ装置であって、前記ディフューザの外表面に固着される鉛直部と前記鉛直部に対して垂直な水平部とを有する本体フレームと、前記計測用配管を挟持するクランプと、前記本体フレームの水平部に鉛直に設けられ、炉心真上からの遠隔操作により回転可能な複数のクランプ操作ボルトと、前記第1のクランプ操作ボルトの回転を前記クランプの前記ディフューザの半径方向の移動に転換し前記計測用配管を固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する第1のクランプ機構と、前記サポートを挟持するクランプと、前記本体フレームの水平部に鉛直に設けられ、炉心真上からの遠隔操作により回転可能なクランプ操作ボルトと、前記第2のクランプ操作ボルトの回転を前記クランプの前記ディフューザの接線方向の移動に転換し前記サポートを固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する第2のクランプ機構と、を具備したことを特徴とするものである。
本発明による原子炉内計測用配管保全クランプ装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1におけるA方向からみた原子炉内計測用配管保全クランプ装置の側面図である。 図1におけるB方向からみた原子炉内計測用配管保全クランプ装置の側面図である。 図1におけるC方向からみた原子炉内計測用配管保全クランプ装置の側面図である。 原子炉内計測用配管保全クランプ装置により固定される計測用配管を示す斜視図である。 沸騰水型原子炉内部の概略を示す縦断面図である。 原子炉内に配置されるジェットポンプの構成を示す斜視図である。 ジェットポンプの流量を計測する計測用配管を配管状況を示し、図8(a)は側面図、図8(b)は断面図である。
以下、本発明による原子炉内計測用配管保全クランプ装置の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図5は、原子炉内のジェットポンプシステムにおいて、ディフューザ18の側面に固定された計測用配管19を示している。ディフューザ18の側面にはサポート24が固定されていて、計測用配管19は、サポート24に溶接によって取り付けら、水平な姿勢で支持されている。
図1は、計測用配管19をクランプしている本実施形態によるクランプ装置を示す。図2は、図1におけるA方向からクランプ装置を見た側面図、図3は図1のB方向からクランプ装置を見た側面図、図4は、図1のC方向からクランプ装置を見た側面図である。
クランプ装置は、L字型の本体フレーム30を含む。この本体フレーム30は、ディフューザ18の外表面と計測用配管19の間の狭隘部に配置されディフューザ18の外表面に着される鉛直1と、この鉛直部の上端部から水平に延びる水平部とを有している。鉛直部の背面は、ディフューザ18の概評面と同一曲率の接触面となっている。
この実施形態のクランプ装置は、計測用配管19を4つのクランプ33、34、35、36で把持する第1のクランプ機構と、サポート24を両側から挟み込んで固定する第2のクランプ機構を備えている。参照番号37、38、39,40は、クランプ機構を操作するクランプ操作ボルトとしての座付ボルトである。これらの座付ボルト37、38、39,40のボトル頭部には、複数の溝が軸方向に形成されている。
第1のクランプ機構
まず、第1のクランプ機構の構成について説明する。図1において、本体フレーム30の水平部32の下面には、第1スライダ41が取り付けられている。水平部32の下面には、案内部43が形成されており、第1スライダ41は案内部43に沿ってディフューザ18の半径方向に摺動可能に取り付けられている。図1に示されるように、第1スライダ41の下部には、計測用配管19を一方の側から把持する2つのクランプ33、34が所定の間隔をおいて鉛直に保持されている。
同様に、図1に示されるように、本体フレーム30の水平部32の下面には、図示しない案内部に摺動可能な第2ライダ44と、図4に示されるように、第3ライダ45が取り付けられている。第2スライダ44の下部にはクランプ35が、第3スライダ45にはクランプ36が鉛直に支持されており、これらクランプ35、36は、クランプ33、34と対向するように計測用配管19を他方の側から把持するようになっている。
本体フレーム30の上面には、座金46を介して鉛直な姿勢で第1座付ボルト37が立設されている。この第1座付ボルト37は、回転をクランプ33、34の水平方向の移動に変換するくさび機構と連結されている。図3に示されるように、この第1座付ボルト37のねじ軸には、第1くさびブロック48が螺合するようになっており、第1座付ボルト37が回転すると、第1くさびブロック48は上下に移動する。このくさびブロック48には傾斜しているくさび面が形成されており、このくさび面は、第1スライダ41の後端部に形成されている傾斜面に当接している。第1座付ボルト37が回転して、第1くさびブロック48が上方向に変位すると、そのくさび作用により、第1スライダ41が押し出され、第1スライダ41と一体のクランプ33、34は計測用配管19に押し付けられるようになっている。
図1に示されるように、第2座付ボルト38は、本体フレーム30の水平部31の上面に座金46を介して鉛直な姿勢で立設されている。この第2座付ボルト38のねじ軸には、くさび面を有する第2くさびブロック50が螺合されており、この第2くさびブロック50のくさび面は、第2スライダ44の背面に形成されている傾斜面に当接するようになっている。
同様に、本体フレーム30の水平部31の上面に座金46を介して鉛直に立設される第3座付ボルト39は、第2座付ボルト38と同様のくさび機構が連結されており、そのねじ軸に螺合するくさびブロック(図示せず)のくさび面が第3スライダ45の傾斜面に当接するようになっている。
したがって、第2座付ボルト38と、第3座付ボルト39を回転させると、第2くさびブロック50と図示しない第3くさびブロックのくさび作用により、第2スライダ44と一体のクランプ35および第3スライダ44と一体のクランプ36が押し出されて計測用配管19に押し付けられる。
第2クランプ機構
次に、第2クランプ機構について説明する。図3、図4において、本体フレーム30の水平部31の長手方向端部に座金46を介して鉛直に立設されている第4座付ボルト40が第2クランプ機構を操作するボルトである。この第4座付ボルト40のねじ軸には、第4くさびブロック52が螺合している。本体フレーム30の水平部31には、クランププレート54がディフューザ18の接線方向と平行でかつ水平方向に移動可能に設けられている。この場合、図4において、水平部31には、クランププレート54を案内する案内溝55が形成されており、クランププレート54は、案内溝55に摺動自在に嵌合している。
第4くさびブロック52には、くさび面が形成されており、このくさび面はクランププレート54の後端部に形成されている傾斜面に摺接するようになっている。第4座付ボルト10を回転させて、第4くさびブロック52を上昇させると、クランププレート54は水平方向に、計測用配管19を支持するサポート24に向かって押し出されるようになっている。なお、本体フレーム30には、サポート24をクランププレート54とで挟む位置に固定クランプ部56が固定されており、この固定クランプ部56が当初からサポート24に当接するように、本体フレーム30はディフューザ18に固定される。なお、クランププレート54がサポートに当たるその端面には、サポート24に食い込む突起部が一つまたは複数形成されていることが好ましい。
本実施形態による原子炉内計測用配管保全クランプ装置は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用並びに効果について説明する。
図5において、補修された計測用配管19がサポート24に溶接されてディフューザ18の側面に固定された後、図1に示されるように、本クランプ装置は、アイボルト60にワイヤを掛けて炉心の真上から吊り下げ、鉛直部31はディフューザ18の側面に溶接によって固定される。このとき、クランプ33およびクランプ34は、計測用配管19を間にして、クランプ35およびクランプ36と対峙している。また、クランプ33とクランプ34の間、クランプ35さクランプ36の間には、計測用配管19を支持しているサポート24がある。
まず、クランプ33およびクランプ34とクランプ35およびクランプ36とで計測用配管19を把持するクランプ操作について説明する。
本体フレーム30の水平部32にある4本の座付ボルト37、38、39、40のうち、第2座付ボルト38、第3座付ボルト39のそれぞれの頭部に、炉心の真上から垂下した図示しないボルト締付工具のナットを嵌合させる。このボルト締付工具によってトルクを与えて第2座付ボルト38、第3座付ボルト39を回転させ、第2くさびブロック50と図示しない第3くさびブロックを引き上げ、そのくさび作用によって、第2スライダ44と一体のクランプ35および第3スライダ45と一体のクランプ36が計測用配管19に当接するまで押し出す。
次に、炉心の真上から垂下した図示しないボルト締付工具のナットを第4座付ボルト40の頭部に嵌合させる。この第4座付ボルト40を回転させて、第4くさびブロック52を引き上げる。これにより、クランププレート54を計測用配管19のサポート24に向かって押し出し、固定クランプ部56とでサポート24を挟み込んで固定する。
しかる後に、炉心の真上から垂下した図示しないボルト締付工具のナットを第1座付ボルト37の頭部に嵌合させてから、この第1座付ボルト37を回転させる。この第1座付ボルト37の回転によって、第1くさびブロック48が上方向に引き上げられ、そのくさび作用により、第1スライダ41が押し出され、第1スライダ41と一体のクランプ33、34が計測用配管19に押し付けられ、クランプ35、36とで挟み込むようにして、計測用配管19を固定する。
最後に、各座付ボルト37、38、39、40を規定トルクに達するまで締め付ける。この結果、座金46により、各座付ボルト37、38、39、40は回り止めされる。
このようにして、炉心の真上からの水中遠隔操作により、炉心シュラウドとジェットポンプ11のディフューザ18の間にある狭隘な空間に配管されている計測用配管19をディフューザ18の側面に対して確実かつ効率的に固定することができる。しかも、計測用配管19とこれを支持するサポート24をディフューザ18に対して同時に強固に固定できるため、計測用配管19とサポート24との溶接部に流体振動により生じる応力を低減させることができる。これにより、計測用配管19やその溶接部にクラック等が発生しないように長く健全性を維持することができる。
また、放射線管理区域である炉心真上でのクランプ操作は、遠隔操作により座付ボルト37、38、39、40を締めつけるだけであり、アクセスが容易できわめて簡単な操作しか要求されないため、作業時間が短く作業員の放射線被爆量を大幅に低減させることが可能である。
1…原子炉圧力容器、2…冷却材、3…炉心、4…気水分離器、7…ダウンカマ部、8…制御棒案内管、11…ジェットポンプ、18…ディフューザ、19…計測用配管、24…サポート、30…本体フレーム、31…鉛直部、32…水平部、33、34、35、36…クランプ、37,38、39、40…座付ボルト、41…第1スライダ、44…第2スライダ、45…第3スライダ、46…座金、48…第1くさびブロック、50…第2くさびブロック、52…第4くさびブロック、54…クランププレート、56…固定クランプ部

Claims (7)

  1. 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられたジェットポンプのディフューザに沿って水平に配管され、前記ディフューザの側面でサポートに溶接された計測用配管を固定する原子炉内計測用水平管保全クランプ装置であって、
    前記ディフューザの外表面に固着される鉛直部と前記鉛直部に対して垂直な水平部とを有する本体フレームと、
    前記計測用配管を挟持するクランプと、前記本体フレームの水平部に鉛直に設けられ、炉心真上からの遠隔操作により回転可能な複数のクランプ操作ボルトと、前記第1のクランプ操作ボルトの回転を前記クランプの前記ディフューザの半径方向の移動に転換し前記計測用配管を固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する第1のクランプ機構と、
    前記サポートを挟持するクランプと、前記本体フレームの水平部に鉛直に設けられ、炉心真上からの遠隔操作により回転可能なクランプ操作ボルトと、前記第2のクランプ操作ボルトの回転を前記クランプの前記ディフューザの接線方向の移動に転換し前記サポートを固定するクランプ力を発生するくさび機構を有する第2のクランプ機構と、
    を具備したことを特徴とする原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
  2. 前記本体フレームの鉛直部は、前記ディフューザの外表面の曲率と同一曲率の接触面を有し、前記ディフューザの外表面と、前記計測用配管の間の狭隘部に配置可能な板状の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
  3. 前記第1のクランプ機構は、第1クランプ操作ボルトのねじ軸に螺合しくさび面を有する第1くさびブロックと、前記本体フレームの水平部にディフューザの半径方向に摺動可能に係合し前記第1くさびブロックのくさび面が密着するとともに前記くさびブロックの鉛直方向の移動により前記計測用配管に向かって押し出される第1のスライダと、前記第1スライダに固定され前記計測用配管を片側から把持するクランプと、からなる一方のクランプ機構と、
    一対の第2クランプ操作ボルトのねじ軸にそれぞれ螺合しくさび面を有する一対の第2くさびブロックと、前記本体フレームの水平部にディフューザの半径方向に摺動可能に係合し前記各第2くさびブロックのくさび面が密着するとともに前記くさびブロックの鉛直方向の移動により前記計測用配管に向かって押し出される一対の第2、第3のスライダと、前記第2、第3スライダに固定され前記計測用配管を他方の片側から把持するクランプと、からなる他方のクランプ機構と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載の原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
  4. 前記第1のクランプ機構は、前記サポートを間においてその両側で前記計測用配管を把持することを特徴とする請求項3に記載の原子内計測用配管保全クランプ装置。
  5. 前記第2のクランプ機構は、第3のクランプ操作ボルトのねじ軸に螺合しくさび面を有する第4のくさびブロックと、前記本体フレームの鉛直部に水平方向に摺動可能に係合し前記第4くさびブッロクのくさび面が密着するとともに前記第3くさびブロックの鉛直移動により前記サポートに向かって押し出されるクランププレートと、前記本体フレームの鉛直部に固定され前記クランププレートとで前記サポートを挟み込む固定クランプと、からなることを特徴とする請求項1に記載の原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
  6. 前記クランププレートの前記サポートを把持する端面には、前記サポートに食い込む突起部を有することを特徴とする請求項5に記載の原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
  7. 前記クランプ操作ボルトは、廻り止めの座金とともに前記本体フレームの水平部に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の原子炉内計測用配管保全クランプ装置。
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