JP2013155820A - ピンタイプ保持器付ころ軸受 - Google Patents

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Hiroki Yoshima
大樹 吉間
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NSK Ltd
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Abstract

【課題】ピンにかかる繰り返し曲げ応力を緩和することにより、長寿命化を低コストにて図ることができるピンタイプ保持器付ころ軸受を提供すること。
【解決手段】同軸上に対向配された一対の環状側板と、前記一対の環状側板間に周方向等間隔に配され、それぞれ貫通孔を有する複数の中空ころと、前記中空ころの前記貫通孔に挿通されて前記中空ころを回転可能に支持し、両端部が前記環状側板に挿入されたスプリングピンを備えたピンタイプ保持器付ころ軸受において、前記中空ころの貫通孔内周面と前記スプリングピンとの間に、円筒状の荷重受け部材を備えていることを特徴とするピンタイプ保持器付ころ軸受を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピンタイプ保持器付ころ軸受に関するものである。
ピンタイプ保持器付ころ軸受においては、従来より長寿命化と低コスト化が課題として挙げられている。
この課題の改善技術としては、特開2003−343572号公報(特許文献1)がある。特許文献1においては、図5に示すように、中空ころ30の貫通孔とピン11の間に、円筒状の荷重受け部材15を備えることにより、保持器の長寿命化を図っている。
これは、中空ころ30の貫通孔とピン11の間に配される円筒状の荷重受け部材15により、中空ころ30からピン11に向けての荷重を、荷重受け部材15が代わりに受けることになり、繰り返し荷重によるピン11の曲げ応力が生じなくなり、ピン11に負荷する疲労を低減で出来、ピンタイプ保持器付軸受の長寿命化を実現している。
特開2003−343572号公報
しかしながら、この特許文献1のピンタイプ保持器付軸受においては、ピン11の一端は環状側板12とテーパねじ16にて固定し、ピンの他端はブッシュ14を介して環状側板13に溶接部21にて固定する方法を適用している為、溶接工程が必須であり組立作業性が煩雑で、製造コストが高騰する要因にもなっていた。
上記の事情に鑑み、本発明は、ピンにかかる繰り返し曲げ応力を緩和させつつ、低コストにて長寿命化を図ることができるピンタイプ保持器付ころ軸受を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明のピンタイプ保持器付ころ軸受は、同軸上に対向配された一対の環状側板と、前記一対の環状側板間に周方向等間隔に配され、それぞれ貫通孔を有する複数の中空ころと、前記中空ころの前記貫通孔に挿通されて前記中空ころを回転可能に支持し、両端部が前記環状側板に挿入されたスプリングピンを備えたピンタイプ保持器付ころ軸受において、前記中空ころの貫通孔内周面と前記スプリングピンとの間に、円筒状の荷重受け部材を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、円筒状の荷重受け部材3を、環状側板の大径穴5に圧入することにより、一対の環状側板2間の距離を容易に位置決めすることができる。
また、スプリングピン4は、荷重受け部材3の内周面と環状側板2の小径穴6に挿入することにより、環状側板2と荷重受け部材3との結合力を増し,荷重受け部材3が環状側板2から抜けることを防止する。更に、ピンと環状側板との固定において、ピン一端をねじ止め固定及び、ピン他端を溶接結合するという異なる固定方法を廃止したので、組立作業の工程が簡略化されたので、コスト低減及び、組立作業性の向上が図れるという効果を奏する。
更に、荷重受け部材3は、中空ころ1からスプリングピン4に向けかけられた荷重を受け、スプリングピン4への荷重負担を軽減することが出来る。その結果、スプリングピン4の曲げ応力が小さくなることで、軸受の長寿命を図ることが出来る。
本発明の一例としての円筒ころ軸受の実施例を説明する図である。 円すいころ軸受の実施例を説明する図である。 スプリングピンを荷重受け部材の両端部および環状側板の小径穴に圧入される場合の実施例を説明する図である。 円筒状の荷重受け部材の中央部を中実に,両端部だけを中空とする場合の実施例を説明する図である。 先行技術を説明するために、特許文献1から引用した図である。
本発明の一例としてのピンタイプ保持器付き円筒ころ軸受を図1に示す。この円筒ころ軸受に用いられるピンタイプ保持器は、側板として同軸上に対向配された一対の環状側板2と、前記一対の環状側板間に周方向等間隔に配され、それぞれ貫通孔を有する複数の中空ころ1と、前記中空ころの前記貫通孔に挿通されて中空ころ1を回転可能に支持し、両端部が前記環状側板の貫通孔に圧入される円筒状の荷重受け部材3と、前記荷重受け部材の貫通孔及び前記環状側板の貫通孔に挿入されるスプリングピン4を有している。
環状側板2の貫通孔は、大径穴5と小径穴6よりなる段付き貫通孔とすることにより、荷重受け部材3を環状側板2に圧入する際に、環状側板2の大径穴5の端面7に荷重受け部材3を突き当て、荷重受け部材3を位置決めする事が出来る。それにより、環状側板間の距離は、荷重受け部材3の軸方向長さおよび、環状側板の大径穴5の深さで決定されるため、ころを組んだ状態でシムなどを用いて、前記環状側板間の距離を調整する煩雑さは省略することが可能となる。
荷重受け部材3は,圧入にて環状側板2に固定されるが、荷重受け部材3の貫通孔に挿通し、環状側板2の小径穴6に圧入されるスプリングピンにより、荷重受け部材3と環状側板2との結合力を増し、荷重受け部材3が環状側板2から抜けることを防止することができる。更に、ピンと環状側板との固定において、ピン一端をねじ止め固定及び、ピン他端を溶接結合という従来の固定方法を廃止したので、一対の環状側板の部品共通化が図れ、コスト低減、組立作業性の向上が図れる。
荷重受け部材3の外径は、中空ころ1の貫通孔内周面の内径よりも小さいため、荷重受け部材3の外周面と中空ころ1の貫通孔の内周面との間には、隙間を有しているため、中空ころ1を回転自在に支持することが可能である。
ころ軸受が稼働中、繰り返して急加速や急減速したり、衝撃や振動荷重を受けたりすると、中空ころ1からスプリングピン4への荷重は、荷重受け部材3が受け、スプリングピン4への荷重負担を軽減することが出来る。その結果、スプリングピン4の曲げ応力が低減されるので、軸受の長寿命を図ることが出来る。
また、円筒ころ軸受において上記構成を採用したので、環状側板の共通化を図ることも可能となる。
図2は、図1と同様な原理を円すいころ軸受に適用した実施例である。
また、例えば、図3のように、円筒状の荷重受け部材3両端の内側および一対の環状側板の小径穴6に、スプリングピン4をそれぞれ圧入し、荷重受け部材3と環状側板2との固定力を増す構造とすることもできる。
更に,図4のように,円筒状の荷重受け部材3の中央部を中実に、その両端部のみを中空とし、スプリングピン4を圧入する構造とすることもできる。
また、上記各実施例では、スプリングピン4は波形スプリングピン使用の場合を示しているが、これに限定されるものではなく、溝付スプリングピン、二重巻きスプリングピン、更にこれらのスプリングピンを組み合わせて使用(ピンを2個組み合わせて使用する)することも有効である。
本構造をもつピンタイプ保持器は、中空ころ1の外周側に外輪を組み付け、中空ころ1の内周側に内輪を組み付けることで、衝撃荷重や振動の大きい用途、例えば、圧延機ロールネック部や減速機等に設置されるピンタイプ保持器付ころ軸受に好適に適用することができる。
1 中空ころ
2 環状側板
3 荷重受け部材
4 スプリングピン
5 大径穴
6 小径穴

Claims (1)

  1. ピンタイプ保持器付ころ軸受において、同軸上に対向配された一対の側板と、前記一対の側板間に周方向等間隔に配され、それぞれ貫通孔を有する複数の中空ころと、前記中空ころの前記貫通孔に挿通されて前記中空ころを回転可能に支持し、両端部が前記側板に挿入されたスプリングピンを備えたピンタイプ保持器付ころ軸受において、前記中空ころの貫通孔内周面と前記スプリングピンとの間に、円筒状の荷重受け部材を備えていることを特徴とするピンタイプ保持器付ころ軸受。
JP2012017829A 2012-01-31 2012-01-31 ピンタイプ保持器付ころ軸受 Pending JP2013155820A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140086521A1 (en) * 2012-09-26 2014-03-27 Jtekt Corporation Pin-type cage and rolling bearing including the pin-type cage
JP2015075140A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社ジェイテクト 転がり軸受

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US20140086521A1 (en) * 2012-09-26 2014-03-27 Jtekt Corporation Pin-type cage and rolling bearing including the pin-type cage
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