JP2013155575A - 高架橋上の側壁補強構造および側壁補強方法 - Google Patents

高架橋上の側壁補強構造および側壁補強方法 Download PDF

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【課題】高架橋上の側壁を補強する。
【解決手段】高架橋(10)上の側壁(13A)と、側壁(13A)および側壁(13A)とは別の部材(11a)に固定された補強材(21)を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、鉄道、道路の高架橋上の側壁補強構造および側壁補強方法に関する。
高架橋の防音壁の補強は、維持管理上の問題に対して実施されることがある。コンクリート構造の防音壁には、コンクリートの浮きによる剥落対策として、樹脂系の繊維シートが貼られることもある。
また、列車走行時のたわみの低減を目的として、コンクリート桁の防音壁の目地部に高強度モルタル材を充填し、目地部を拘束する。モルタル材は、桁の曲げ剛性に寄与し、たわみ低減のための補強材として機能する。
しかしながら、高架橋上の走行車両の脱線を想定すると、走行車両は高架橋の防音壁に接触・衝突し、防音壁を損傷する場合も考えられる。すなわち、防音壁は、強風時を想定して設計されているので、走行車両の接触、衝突の影響を加味して設計されていない。
そこで、本発明の目的は、高架橋上の側壁を補強する高架橋上の側壁補強構造および側壁補強方法を提供することにある。
以下、符号を付して本発明の特徴を説明する。なお、符号は参照のためであり、本発明を実施形態に限定するものでない。
本発明の第1の特徴に係わる高架橋上の側壁補強構造(20)は、高架橋(10)上の側壁(13A)と、側壁(13A)および側壁(13A)とは別の部材(11a)に固定された補強材(21)を有する。
以上の第1の特徴において、補強材(21)は高架橋(10)の橋桁(12)の通行部(14)に向いた側壁(13A)の内側に配置された。
高架橋(10)の橋桁(12)の片持ち部(12a)に当たると共に補強材(21)を曲げて向きを変える補強材偏向部材(22)を有する。
前記側壁は防音壁(13A)である。
前記別の部材は高架橋(10)の脚柱(11)の縦梁(11a)である。
本発明の第2の特徴に係わる高架橋上の側壁補強方法は、高架橋(10)上の側壁(13A)を用意し、高架橋(10)の橋桁(12)の通行部に向いた側壁(13A)の内側に補強材(21)を配置し、高架橋(10)の橋桁(12)の片持ち部(12a)に補強材偏向部材(22)を当て、補強材偏向部材(22)によって補強材(21)を曲げて向きを変え、側壁(13A)および側壁(13A)とは別の部材に補強材(21)を固定する。
本発明によれば、車両の進路方向に対して、任意の位置で側壁を補強することができる。
補強材により側壁本体に特別な補強を必要としない。
補強材による補強方法は簡易なので、コストの低減を実現する。
補強材は、側壁の内側に配置されるので、用地境界を侵すことなく、用地境界内での補強を実現する。
補強材偏向部材は、片持ちスラブを補強するので、別途の補強を不要にし、これにより、コストの削減を実現する。
実施形態に係る高架橋の立面図である。 図1に示す側壁補強構造の拡大立面図である。 (A)は図2に示す補強材偏向部材の先端部の拡大図であり、(B)は別の態様の補強材偏向部材を示す拡大図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、鉄道の高架橋10は、地盤G1に設置した基礎構造物5から地上へ延びる脚柱11と、脚柱11の上に設置された橋桁12と、橋桁12の側端から上方へ延びる側壁としての防音壁13A、13Bと、防音壁13Aを補強する側壁補強構造としての防音壁補強構造20を有する。橋桁12は、鉄道車両が走行するための通行部としての軌道4を有する。橋桁12は、脚柱11から側方へ延びる片持ち部としての片持ちスラブ12aを有する。防音壁13A、13Bは、例えば、RC構造からなる。防音壁13Aは橋桁12の片持ちスラブ12aの交差する方向に延びる。なお、高架橋10は道路に適用してもよい。
図2に示すように、防音壁補強構造20は、防音壁13Aおよび脚柱11の縦梁11aに固定された補強材21と、補強材21と接触する補強材偏向部材22と、補強材21を支持する補強材支持部材23と、補強材21を覆う補強材保護部材24を有する。
補強材21は、例えば、PC鋼材等の鋼材、ワイヤー、ケーブル、または合成樹脂系長繊維である。PC鋼材は、PC鋼線、PC鋼より線を含む。補強材21は、通行部としての軌道14へ向いた防音壁13Aの内側(軌道側)に配置される。補強材21の一端は防音壁13Aの天端付近に取付具26を用いて取り付けられる。補強材21は、防音壁13Aに平行に上下方向に延び、橋桁12の片持ちスラブ12aを貫通して片持ちスラブ12aの下へ延びる。補強材21は補強材偏向部材22の先端22aで曲がり、向きを変え、橋桁12の片持ちスラブ12aと平行に延びる。補強材21の他端は取付具27を用いて脚柱11の縦梁11aに取り付けられる。なお、補強材21の他端は、脚柱11の他、地上構造物、地下構造物、地下に固定したアンカーに固定してもよい。また、補強材21は、防音壁13Aの横方向(軌道14の延伸方向)に並べて配置してもよい。補強材21には、予めテンションを加えてもよい。
補強材偏向部材22は、例えば、H鋼等の鋼材である。補強材偏向部材22は、橋桁12の片持ちスラブ12aに対して斜めに配置される。補強材偏向部材22の基端22bは、応力の集中する橋桁の12の片持ちスラブ12aの基端に当たっている。なお、補強材偏向部材22の基端22bは片持ちスラブ12aに固定してもよい。補強材偏向部材22の先端22aは補強材21に当たり、補強材21の向き(延伸方向)を90°変えている。補強材偏向部材22の先端22aは曲面に形成する(図3(A)参照)。先端22aの曲率は適宜選択してよい。なお、他の補強材偏向部材22Aを用いてもよい(図3(B)参照)。補強材偏向部材22Aは、先端に回転可能に支持されると共に補強材12が掛けられた回転体22cを有する。
補強材支持部材23は、例えば、アンカーである。補強材支持部材は防音壁13Aに固定される。補強材支持部材23は補強材21と連結される。補強材支持部材23は、防音壁13Aの任意の位置に配置してよい。
補強材保護材24は、例えば、金属製のカバーである。補強材保護材24は、補強材21を覆い、補強材21を保護する。
次に、高架橋10上の防音壁13Aの補強方法を説明する。
図2において、防音壁13Aの天端に取付具26を用いて補強材21の一端を固定する。補強材21を防音壁13Aと平行に下方へ延ばし、補強材支持部材23に連結する。補強材21を橋桁12の片持ちスラブ12aに貫通させる。補強材21を補強材偏向部材22の先端22aで曲げ、その延伸方向を片持ちスラブ12aと平行に変える。補強材21の他端を脚柱11の縦梁11aに取付具27を用いて取り付ける。
次に、高架橋10の使用方法を説明する。
図1に示すように、走行車両T1が高架橋10の橋桁12の軌道14上を走行する。走行車両T1が軌道14から脱線し、防音壁13Aに衝突する。
このとき、補強材21は走行車両T1を受け止め、防音壁13Aを補強する。さらに、補強材21は走行車両T1によって撓み、補強材偏向部材22を支点に防音壁13A側および縦梁11a側へ引っ張られる。同時に、補強材21は補強材偏向部材22を片持ちスラブ12aの基端に押し付け、片持ちスラブ12aを補強する。
以上の実施形態によれば、補強材21は任意の位置で防音壁13Aを補強することができる。
補強材21は防音壁13A本体の特別な補強を不要とする。
補強材21による補強方法は簡易なので、コストの低減を実現する。
補強材21は、防音壁13Aの外側ラインより内側に配置されるので、用地境界を侵すことなく、用地境界内での補強を実現する。
補強材偏向部材22は、片持ちスラブ12aを補強するので、片持ちスラブ12aの別途の補強を不要にする。これにより、コストの削減を実現する。
なお、以上の実施形態は発明の趣旨を変更しない範囲で変更、修正可能である。
10 高架橋
11 脚柱
11a 縦梁
12 橋桁
13A 防音壁
20 防音壁補強構造
21 補強材
22 補強材偏向部材
23 補強材支持部材
24 補強材保護材

Claims (6)

  1. 高架橋上の側壁と、
    側壁および側壁とは別の部材に固定された補強材を有する、
    高架橋上の側壁補強構造。
  2. 前記補強材は、前記高架橋の橋桁の通行部に向いた側壁の内側に配置された、
    請求項1に記載の高架橋上の側壁補強構造。
  3. 前記高架橋の橋桁の片持ち部に当たると共に前記補強材を曲げて向きを変える補強材偏向部材を有する、
    請求項1または2に記載の高架橋上の側壁補強構造。
  4. 前記側壁は防音壁である、
    請求項1乃至3の何れか1つに記載の高架橋上の側壁補強構造。
  5. 前記別の部材は高架橋の脚柱の縦梁である、
    請求項1乃至4の何れか1つに記載の高架橋上の側壁補強構造。
  6. 高架橋上の側壁を用意し、
    高架橋の橋桁の通行部に向いた側壁の内側に補強材を配置し、
    高架橋の橋桁の片持ち部に補強材偏向部材を当て、
    補強材偏向部材によって前記補強材を曲げて向きを変え、
    側壁および側壁とは別の部材に前記補強材を固定する、
    高架橋上の側壁補強方法。
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