JP2013155507A - 屋根遮熱構造及びその形成方法 - Google Patents

屋根遮熱構造及びその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の「屋根用遮断板」は、折板屋根を覆って装着されており、直射日光に直接晒されることから、劣化し易く耐用年数が短くなるのが避けられず、耐用年数を長くするためには高い耐候性を備える必要があった。
【解決手段】並設された複数の小梁14の間に梁配置方向と交差して架け渡され、複数の小梁14に取り付けられた複数の折板10からなる折板屋根の内側の梁上面側に並置された複数の支持部材11と、小梁14と支持部材11に周囲を載置した一枚ずつからなり、折板10との間に空間を確保した状態でそれぞれが支持部材11に固着され、折板10から建物内部への輻射熱を遮る遮熱シート12とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、折板屋根における遮熱シートを用いた屋根遮熱構造及びその形成方法に関する。
従来、工場、倉庫、体育館等の大きな空間が必要な鉄骨造の建物に用いられる金属製の長尺屋根として、例えば、折板屋根が知られている。折板屋根は、鋼板を用いて山高を大きく成型した折板を、固定用金具(タイトフレーム)を介して梁の上に取り付けることにより、形成される。
このような金属製の屋根を備えたものは、屋根が直射日光に直接晒されるため、直射日光を受けた屋根が高温になることにより、その熱が建物内部に伝えられて内部温度が上昇し易い。
そこで、折板屋根において直射日光への対策を施したものとして、折板屋根への直射日光や雨等を遮断することができる「屋根用遮断板」(特許文献1参照)が提案されている。この「屋根用遮断板」は、平板状のアルミニウムからなり、その側縁部を折板屋根の山部のハゼ部にカシメ固定することにより折板屋根を覆っている。
特開2011−47166号公報
しかしながら、従来の「屋根用遮断板」は、折板屋根を覆って装着されており、直射日光に直接晒されることから、劣化し易く耐用年数が短くなるのが避けられず、耐用年数を長くするためには高い耐候性を備える必要があった。
この発明の目的は、直射日光に直接晒されることがなく耐候性を考慮する必要が無い、高温になった屋根からの熱が建物内部に伝えられるのを防ぐ屋根遮熱構造及びその形成方法を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る屋根遮熱構造は、並設された複数の梁の間に梁配置方向と交差して架け渡され、前記複数の梁に取り付けられた複数の折板からなる折板屋根の内側の梁上面側に並置された複数の支持部材と、前記梁と前記支持部材に周囲を載置した一枚ずつからなり、前記折板との間に空間を確保した状態でそれぞれが前記支持部材に固着され、前記折板から建物内部への輻射熱を遮るシート状遮熱部材とを有している。
また、この発明に係る屋根遮熱構造形成方法は、並設された複数の梁の間に梁配置方向と交差して架け渡し、前記複数の梁に取り付けられた複数の折板からなる折板屋根の内側の梁上面側に、複数の支持部材を並置する工程と、前記梁と前記支持部材に周囲を載置した一枚ずつからなる、前記折板から建物内部への輻射熱を遮るシート状遮熱部材を、前記折板との間に空間を確保した状態でそれぞれ前記支持部材に固着する工程とを有している。
この発明に係る屋根遮熱構造によれば、屋根を形成する折板から建物内部への輻射熱を遮ることで、高温になった屋根からの熱が建物内部に伝えられるのを防ぐことができるシート状遮熱部材は、直射日光に直接晒されることがないので、耐候性を考慮する必要が無い。
また、この発明に係る屋根遮熱構造形成方法により、上記屋根遮熱構造を実現することができる。
この発明の一実施の形態に係る屋根遮熱構造を模式的に示す説明図である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その1)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その2)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その3)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その4)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その5)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その6)である。 図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その7)である。 フラットバーの他の例を示し、(a)は他の例(その一)を用いた施工例の説明図、(b)は他の例(その二)を用いた施工例の説明図である。 遮熱シートユニットの斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る屋根遮熱構造を模式的に示す説明図である。図1に示すように、屋根遮熱構造は、建物の屋根を形成する複数の折板10と、これら折板10の内側、即ち、建物の内部に支持部材(下地材)11を介して配置された遮熱シート(シート状遮熱部材)12を有している。
折板10は、鋼板を用いて山高を大きく成型した、幅が、例えば500mmの長尺部材からなり、工場、倉庫、体育館等の大きな空間が必要な鉄骨造の建物の金属製の長尺屋根に用いられる。各折板10を、タイトフレーム13を用いて、建物の上端部に横置き状態に並設された複数の小梁(梁)14の上に取り付け、隣接する折板10のそれぞれの側辺同士を連結することにより、建物の折板屋根が形成される。折板10の連結は、連結する折板10同士の各側辺に施したハゼと呼ばれる折り曲げ加工を用いて行われるが、これに限るものではなく、所謂、重ね式、嵌合式等によって行ってもよい。
タイトフレーム13は、折板10を小梁14の上面14aに取り付けるための固定用金具であり、折板10の裏面側に位置して折板10を支持することができるように、細い帯状部材を折板10の端面形状に合わせて屈曲させた形状を有している。このタイトフレーム13は、各小梁14の上面14a(例えば、幅方向略中央)に小梁長手方向に沿って、例えば、溶接により固着されている。
支持部材11は、複数の小梁14の各上面14aと略面一となるように、小梁配置方向と交差して複数の小梁14の間に架け渡されており、横並びに配置された折板10の一個置きとなる間隔で、折板10の幅方向略中央に位置するように(図1参照)、複数個が並置されている。隣接する両支持部材11,11は、支持部材11の幅方向中心位置間の距離が、例えば、1000mmとなるように、配置される。
この支持部材11は、ガルバリウム鋼板等の板体を曲げ加工してコの字型にすると共に、曲げ加工により形成した両側面の端辺全域がそれぞれ内側に更に鋭角で折り曲げて返し部11aを設けた、断面が略コの字状に形成されており、隣接する小梁14間距離に相当する長さを有している。
そして、支持部材11は、小梁14に取り付けられたフラットバー(受材)15に、略コの字状開口部を下向きにして配置され、略コの字状開口部を下向きにした状態で、フラットバー15に重なる上面の幅、及び両側面の上下方向幅が、例えば、60mmに形成されている。
支持部材11を、断面が略コの字状に形成することで、支持部材11は、略コの字状開口部を下向きにし、フラットバー15に対し上から被せるように引っ掛けることで、フラットバー15に重ねた状態で係止することができる。
フラットバー15は、幅が、例えば、40mmの薄く細長い板体からなり、梁配置方向と交差する方向、例えば、直交する方向に配置され、両端をそれぞれ小梁14の側辺から突出させて、小梁14の上面14aに、例えば、溶接により固着されている。フラットバー15の突出部15aの小梁14からの突出量は、支持部材11を、隣接する小梁14の間に架け渡した状態に保持することができる長さであれば良く、例えば、70mmとする。
遮熱シート12は、遮熱機能を有する矩形状の薄いアルミニウム製シートからなり、隣接する両支持部材11,11と隣接する両小梁14,14とで形成される矩形状空間を塞ぐように、両支持部材11,11及び両小梁14,14に載置され固着される。このため、遮熱シート12の小梁14に載置される辺は、隣接する支持部材11間距離より長い、例えば、1200mmの長さを有し、支持部材11に載置される辺は、隣接する小梁14間距離(ピッチ)に合わせた任意の長さを有している。
つまり、小梁14と支持部材11に周囲を載置した一枚ずつからなる遮熱シート12は、折板10との間、即ち、折板10の山形部により、小梁14と支持部材11からなる平面との間に空間を確保した状態でそれぞれが支持部材11に固着され、折板10からなる屋根の内側に敷き詰められることになる。この結果、遮熱シート12によって、折板屋根と折板屋根が設置された建物の内部とが区切られることになり、折板10から建物内部への輻射熱を遮ることができる。
次に、上述した屋根遮熱構造を形成するための施工手順について説明する。
図2から図8は、図1の屋根遮熱構造を形成するための施工手順を示す説明図(その1)から(その8)である。
図2から図8に示すように、先ず、折板屋根が設置される建物(図示しない)の上端部に横置き状態に並設された複数の小梁14の内の、最初に折板10を取り付ける位置の小梁14の上面14aに、タイトフレーム13を取り付け固着する。このタイトフレーム13の取り付け時、小梁14の上面14aに、所定間隔(例えば、1000mm)で、且つ、両端をそれぞれ小梁14の側辺から突出させて、フラットバー15も溶接する(図2(a)参照)。
次に、最初に折板10を取り付ける際の足場となる箇所の先の、隣接する両小梁14,14に固着された同一線上で対向する両フラットバー15の各突出部15aに、略コの字状に形成された支持部材11を上から被せるように引っ掛け、各突出部15aの上面に支持部材11の両端側を重ねた状態(図1参照)にする。
支持部材11を略コの字状に形成することで、支持部材11に強度を持たせつつ、支持部材11の取り付けを建物の内側からではなく屋根側、即ち、建物の外側から容易に行うことができるようにしている。これにより、建物の折板屋根建設時、屋根の取り付けと同時に、屋根遮熱構造を形成することができる。また、支持部材11に返し部11a(図2(b)参照)を設けたことにより、フラットバー15に被せるように引っ掛けただけで取り付けた支持部材11が、フラットバー15から外れてしまうのを、略コの字状に形成したことに加えて確実に防止することができる。
なお、支持部材11には、施工が容易になるように、予め、遮熱シート12が、タップビス等によるビスB止めにより固着されている(図2(b)参照)。遮熱シート12を支持部材11に固着する際、遮熱シート12は、その一端側の端辺を支持部材11の上面端辺に一致させて、即ち、遮熱シート12が支持部材11の上面からはみ出さないように(図2(b)参照)、取り付けられる。
この遮熱シート12が固着された支持部材11をフラットバー15に取り付ける際、隣接する両小梁14,14の両タイトフレーム13,13間にワイヤ16を掛け渡して(図3参照)、このワイヤ16に、支持部材11に取り付けた遮熱シート12の一端側とは反対の他端側を、上から引っ掛けておく(図4参照)。これにより、遮熱シート12がワイヤ16によって下から保持されることになり、遮熱シート12の他端側が支持部材11の下方へ垂れてしまうのを防止することができる。
なお、両タイトフレーム13,13間に掛け渡すのは、ワイヤ16に限るものではなく、遮熱シート12を保持する等、遮熱シート12が支持部材11の下方へ垂れてしまうのを防ぐことができるものであればよい。
次に、最初に折板10を取り付ける際の足場となる箇所の先、即ち、小梁14及び支持部材11に載置状態に固定された遮熱シート12を覆うように、折板10(連結方向幅が、例えば500mm)を1枚張る。折板10の山形部をタイトフレーム13の山形部に合わせて、折板10をタイトフレーム13に取り付け固着することにより、折板屋根を形成する折板10が小梁14に取り付けられ、足場となる箇所の先まで折板屋根が延びる(図5参照)。
次に、新たに小梁14に取り付けられた折板10、即ち、折板屋根が延びた先端箇所の折板10を足場として、その先の、隣接する両小梁14,14に固着された同一線上で対向する両フラットバー15の各突出部15aに、遮熱シート12が固着された支持部材11を上から被せるように引っ掛け、各突出部15aの上面に支持部材11の両端側を重ねた状態にする。
次に、足場の先の遮熱シート12が固着された支持部材11の上に、足場となっている折板10の下方に張られている、既に、配置されている遮熱シート12の、ワイヤ16に引っ掛けられている他端側(図4参照)を被せる。そして、遮熱シート12の他端側の端辺部を、支持部材11に固着されている遮熱シート12に載せながら、タップビス等によるビスB止め(図2(b)参照)により支持部材11に固着する。
従って、足場の先の遮熱シート12が固着された支持部材11の上には、足場の先の遮熱シート12、更に、足場となっている折板10の下方に既に張られている遮熱シート12が重ねられる(図6参照)ことになり、隣接する支持部材11間に遮熱シート12が。
ビスB止めに際しては、遮熱シート12との間に薄い板体17(幅が、例えば、30mm)及び座金18等の、両方或いは何れか一方を介在させる(図7参照)。これにより、ビスB止め固定された遮熱シート12のシート面が、ビスBとの干渉によって破れてしまうのを防止することができる。また、ビスB止めする遮熱シート12の重ね部は、支持部材11を超えて外側にはみ出すシート余り部が上側となるので、支持部材11の下方、即ち、建物の内部からは、遮熱シート12の重ね部のたるみが見えることはない(図7、矢印A参照)。
次に、新たに足場となっている折板10の先、即ち、新たに小梁14及び支持部材11に載置状態に固定された遮熱シート12を覆うように、折板10(連結方向幅が、例えば500mm)を1枚張る。折板10の山形部をタイトフレーム13の山形部に合わせて、折板10をタイトフレーム13に取り付け固着することにより、折板屋根を形成する折板10が小梁14に取り付けられる(図8参照)。
その後、新たに取り付けた2枚の折板10,10の側辺同士を連結し(図8参照)、折板屋根の新規形成部分とする。
これにより、屋根遮熱構造を形成するための施工手順の説明を開始してから、新たに折板10が2枚張られたことになり、この説明において取り付けられた最初の遮熱シート12が、2枚の折板10,10により覆われることになる(図8参照)。
その後、この屋根遮熱構造を形成するための施工手順の説明の最初に戻り、次の遮熱シート12を取り付けるため、遮熱シート12が固着された支持部材11をフラットバー15にピッチ1000mmで取り付け、以後の施工手順を繰り返す。
つまり、遮熱シート12を1枚張り、続けて、折板10を2枚張ることを繰り返して、折板屋根形成のための折板施工と屋根遮熱構造を形成するための施工との同時施工を行う。
このように、この発明に係る屋根遮熱構造及び屋根遮熱構造形成方法により、アルミニウムをシート状に形成した遮熱シート12を、折板屋根と梁の間、即ち、建物内部に設置するため、折板屋根の外側に設置する場合に求められる耐候性を必要とせず、耐候性については考慮しなくてもよい。
また、遮熱シート12の設置は、折板屋根の梁への取り付けと同時施工で行われ、梁の上からの作業となるため、遮熱シート12を設置するための施工手間を軽減することができると共に、遮熱シート12設置のための専用の仮設足場を設ける費用を抑えることができる。
また、遮熱シート12は、アルミニウムをシート状にして形成されており軽量であるため、遮熱シート12それ自体のみならず、遮熱シート12を支持する支持部材11を含めても、構造上、架構への負担が増すことが殆ど無い。
また、折板屋根と遮熱シート12の間に十分な厚みの空気層ができるため、折板屋根を介した外気に対する優れた断熱効果が得られる。
また、夏場に折板屋根外部からの日射を抑える効果があるだけでなく、冬場に建物内部で暖房器具等の熱源がある場合に折板屋根外部への熱の放射を防ぐ効果がある。
また、遮熱シート12の劣化等により補修が必要になった場合にも、建物内部で作業することができる。また、遮熱シート12における劣化損傷の発生状態を、目視により直接確認することができる。
また、遮熱シート12の光反射率が高いため、天井面に設置された照明器具の照度を高めるのに効果的である。
なお、フラットバー15は、先端を二股構造にしたフラットバー19としてもよい。
図9は、フラットバーの他の例を示し、(a)は他の例(その一)を用いた施工例の説明図、(b)は他の例(その二)を用いた施工例の説明図である。
図9に示すように、フラットバー19は、両先端が、フラットバー15の突出部15aを並列配置した略U字状に形成されており、その他の構成はフラットバー15と同様である。並列配置した両突出部15aは、フラットバー19の基部に対し両側に等間隔で位置する構成((a)参照)、或いは基部に対し片側に偏って位置する構成((b)参照)の何れでも良い。つまり、並列配置した両突出部15aを有するフラットバー19により、1個のフラットバー19には、両端に二個ずつ支持部材11が近接し並んだ状態に取り付けられることになる((a)参照)。
このフラットバー19に対応して、遮熱シートユニット20を形成する。
図10は、遮熱シートユニットの斜視図である。図10に示すように、遮熱シートユニット20は、遮熱シート12と、この遮熱シート12に予め取り付けられた2個の支持部材11,11を有しており、遮熱シート12は、両支持部材11,11にタップビス等によるビスB止めにより固着されている。遮熱シート12を両支持部材11,11に固着する際、遮熱シート12は、その一端側の端辺を一方の支持部材11の上面端辺に一致させて、即ち、遮熱シート12が一方の支持部材11の上面からはみ出さないように(図10参照)、取り付けられる。
2個の支持部材11,11は、小梁14に取り付けられた隣接するフラットバー19の互いの内側に位置する、即ち、対向する突出部15a,15aに、それぞれ上から被せて引っ掛けることができるように、対向する突出部15a,15aの位置に対応して位置決め固定される。
これにより、遮熱シートユニット20の両支持部材11,11を、小梁14の上面14aに固着された隣接するフラットバー19の対向する突出部15a,15aに上から被せて引っ掛けることにより、遮熱シートユニット20、即ち、遮熱シート12がフラットバー19を介して小梁14に配置固定されることになる。
従って、フラットバー19を用いることにより、遮熱シートユニット20を、予め、工場で、或いは折板屋根建設現場の地上で形成し、折板屋根施工場所である建物上部の屋根形成部では、遮熱シートユニット20をフラットバー19にただ被せるだけで、遮熱シート12を配置固定することができるので、建物上部の屋根形成部における作業を大幅に減らして、簡単、且つ、迅速に、屋根遮熱構造を形成することができる。
この発明によれば、屋根を形成する折板から建物内部への輻射熱を遮ることで、高温になった屋根からの熱が建物内部に伝えられるのを防ぐことができるシート状遮熱部材は、直射日光に直接晒されることがないので、耐候性を考慮する必要が無く、屋根遮熱構造として、工場、倉庫、体育館等の大きな空間が必要な鉄骨造の建物に用いられる折板屋根に最適である。
10 折板
11 支持部材
12 遮熱シート
13 タイトフレーム
14 小梁
14a 上面
15 フラットバー
15a 突出部
16 ワイヤ
17 板体
18 座金
19 フラットバー
20 遮熱シートユニット
B ビス

Claims (5)

  1. 並設された複数の梁の間に梁配置方向と交差して架け渡され、前記複数の梁に取り付けられた複数の折板からなる折板屋根の内側の梁上面側に並置された複数の支持部材と、
    前記梁と前記支持部材に周囲を載置した一枚ずつからなり、前記折板との間に空間を確保した状態でそれぞれが前記支持部材に固着され、前記折板から建物内部への輻射熱を遮るシート状遮熱部材と
    を有する屋根遮熱構造。
  2. 前記支持部材は、
    梁上面に、梁配置方向と交差する方向に位置し両端を前記梁から突出させて固着された受材と、前記受材に引っ掛けるための係止部が設けられ、前記係止部により前記受材に引っ掛けられて隣接する梁の間に架け渡される下地材と、を有する請求項1に記載の屋根遮熱構造。
  3. 前記シート状遮熱部材は、
    隣接する同士が前記支持部材の上で重ね合わせた状態で前記支持部材に固着されている請求項1または2に記載の屋根遮熱構造。
  4. 並設された複数の梁の間に梁配置方向と交差して架け渡し、前記複数の梁に取り付けられた複数の折板からなる折板屋根の内側の梁上面側に、複数の支持部材を並置する工程と、
    前記梁と前記支持部材に周囲を載置した一枚ずつからなる、前記折板から建物内部への輻射熱を遮るシート状遮熱部材を、前記折板との間に空間を確保した状態でそれぞれ前記支持部材に固着する工程と
    を有する屋根遮熱構造形成方法。
  5. 前記複数の支持部材を並置する工程は、
    受材を、梁上面に、梁配置方向と交差する方向に位置し両端を前記梁から突出させて固着する工程と、
    前記受材に引っ掛けるための係止部が設けられた下地材を、前記係止部により前記受材に引っ掛けて隣接する梁の間に架け渡す工程と
    を有する請求項4に記載の屋根遮熱構造形成方法。
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JP7490257B2 (ja) 2022-04-25 2024-05-27 プロックスマテリアル株式会社 シート敷設構造

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