JP2013154656A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関で発電を行う機会を従来よりも増加させることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関2がクラッチ24を介して接続された入力軸11と、駆動輪5と動力伝達可能に接続された出力軸12とを有した変速機10と、変速機10がニュートラル状態の場合でも入力軸11の回転を伝達可能なように設けられたMG3とを備えたハイブリッド車両1Aに適用される制御装置において、車両1Aの走行中に車両1Aが制動され、かつ車速が判定速度V1以下になった場合に、変速機10をニュートラル状態に切り替えるとともに入力軸11を内燃機関2で回転駆動してMG3で発電を行う発電制御が実行されるように内燃機関2、クラッチ24、変速機10及びMG3が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関と駆動輪との間の動力伝達経路中に変速機が設けられ、前記変速機の入力軸にて駆動可能な電動機を備えたハイブリッド車両の制御装置に関する。
内燃機関とモータ・ジェネレータとが動力源として搭載され、内燃機関の出力軸にクラッチを介して変速機が接続されるとともにモータ・ジェネレータがその変速機の入力軸と動力伝達可能なように接続されたハイブリッド車両が知られている。このような車両に適用される制御装置として、車両の停止している場合に変速機を入力軸と出力軸との間の動力伝達が遮断されるニュートラル状態にし、内燃機関でモータ・ジェネレータを駆動して発電を行う装置が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜5が存在する。
特開2003−159967号公報 特開2008−174148号公報 特開2010−247689号公報 特開2005−172044号公報 特開2010−030497号公報
特許文献1の装置では、内燃機関でモータ・ジェネレータを駆動して発電を行う発電制御を車両の停止時にしか行っていない。そのため、内燃機関で発電を行う機会が制限される。
そこで、本発明は、内燃機関で発電を行う機会を従来よりも増加させることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、内燃機関と、前記内燃機関がクラッチ手段を介して接続された入力軸と、駆動輪と動力伝達可能に接続された出力軸と、を有し、前記入力軸と前記出力軸との間の変速比を変更可能であるとともに前記入力軸と前記出力軸との間の動力伝達が遮断されるニュートラル状態に切り替え可能な変速機と、前記変速機が前記ニュートラル状態の場合でも前記入力軸の回転を伝達可能なように設けられた発電機と、を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置において、前記車両の走行中に前記車両が制動され、かつ前記車両の速度が所定の判定速度以下になった場合に、前記変速機を前記ニュートラル状態に切り替えるとともに前記入力軸を前記内燃機関で回転駆動して前記発電機で発電を行う発電制御が実行されるように前記内燃機関、前記クラッチ手段、前記変速機及び前記電動機を制御する制御手段を備えた(請求項1)。
車両が制動され、かつ車両の速度が十分に低い場合には運転者が車両を停止させようとしていると考えられる。本発明の制御装置によれば、このような場合に発電制御が実行されるので、車両の減速時に内燃機関で発電を行うことができる。そのため、内燃機関で発電を行う機会を従来よりも増加させることができる。
本発明の制御装置の一形態においては、前記判定速度として、前記車両の駆動力をゼロにする前記車両の速度が設定されていてもよい(請求項2)。車両には、減速中に車両の駆動力をゼロにする車両の速度(車速)、言い換えると駆動輪への駆動力の付与を終了する車速が設定されている。例えば、内燃機関の回転抵抗によるブレーキ、いわゆるエンジンブレーキを使用していた場合にはエンストを防止するためにクラッチ手段を解放状態に切り替える車速が設定されている。クラッチ手段を解放状態に切り替えると内燃機関から駆動輪に付与されていた駆動輪を制動する駆動力がゼロになる。また、減速時に回生発電を行っていた場合にはその回生発電を終了する車速が設定されている。回生発電を終了すると発電機から駆動輪に付与されていた駆動輪を制動する駆動力がゼロになる。そして、このような車速以下では発電機又は内燃機関と駆動輪とを動力伝達可能に接続しない。そのため、このような車速以下で発電制御を実行することにより、車両の走行性能を悪化させることなく減速時に発電を行うことができる。
以上に説明したように、本発明の制御装置によれば、車両の減速時に内燃機関で発電を行うことができるので、内燃機関で発電を行う機会を従来よりも増加させることができる。
本発明の一形態に係る制御装置が組み込まれた車両を概略的に示す図。 制御装置が実行する発電制御ルーチンを示すフローチャート。 車両が減速から停止した場合におけるクラッチの状態、変速機の状態、車両の駆動力及び車速の時間変化の一例を示す図。 本発明が適用された他のハイブリッド車両を概略的に示す図。
図1は、本発明の一形態に係る制御装置が組み込まれた車両を概略的に示している。この車両1Aは、動力源として内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)2及びモータ・ジェネレータ(以下、MGと略称することがある。)3を備えている。すなわち、この車両1Aはハイブリッド車両として構成されている。エンジン2は、周知の火花点火式内燃機関である。MG3は、ハイブリッド車両に搭載されて電動機及び発電機として機能する周知のものである。MG3は、ロータ軸3aと一体回転するロータ3bと、ロータ3bの外周に同軸に配置されて不図示のケースに固定されたステータ3cとを備えている。MG3は、バッテリ4と電気的に接続されている。車両1Aには前進4速の変速機10が搭載され、エンジン2及びMG3は変速機10と接続されている。また、変速機10には、車両1Aの駆動輪5に動力を出力するための出力部6も接続されている。出力部6は、出力ギア7と、駆動輪5に連結されたデファレンシャル機構8とを備えている。出力ギア7は、変速機10の出力軸12に一体回転するように取り付けられている。また、出力ギア7は、デファレンシャル機構8のケースに設けられたリングギア8aと噛み合っている。デファレンシャル機構8は、伝達された動力を左右の駆動輪5に分配する周知のものである。図示は省略したが、車両1Aには駆動輪5を含む車両1Aの車輪を制動する周知の油圧ブレーキが設けられている。また、車両1Aには運転者が油圧ブレーキを操作するためのブレーキペダル(不図示)が設けられている。
変速機10は、入力軸11と、出力軸12とを備えている。入力軸11と出力軸12との間には、第1〜第4変速ギア対G1〜G4が設けられている。第1変速ギア対G1は互いに噛み合う第1ドライブギア13及び第1ドリブンギア14にて構成され、第2変速ギア対G2は互いに噛み合う第2ドライブギア15及び第2ドリブンギア16にて構成されている。第3変速ギア対G3は互いに噛み合う第3ドライブギア17及び第3ドリブンギア18にて構成され、第4変速ギア対G4は互いに噛み合う第4ドライブギア19及び第4ドリブンギア20にて構成されている。第1〜第4変速ギア対G1〜G4は、ドライブギアとドリブンギアとが常時噛み合うように設けられている。各変速ギア対G1〜G4には互いに異なる変速比が設定されている。変速比は、第1変速ギア対G1、第2変速ギア対G2、第3変速ギア対G3、第4変速ギア対G4の順に小さくなるように設定されている。そのため、第1変速ギア対G1が1速に対応し、第2変速ギア対が2速に対応する。また、第3変速ギア対G3が3速に対応し、第4変速ギア対G4が4速に対応する。
第1〜第4ドライブギア13、15、17、19は、入力軸11に対して相対回転可能なように入力軸11に支持されている。この図に示したようにこれらのギアは、第1ドライブギア13、第2ドライブギア15、第3ドライブギア17、第4ドライブギア19の順番で軸線方向に並ぶように配置されている。一方、第1〜第4ドリブンギア14、16、18、20は、出力軸12と一体に回転するように出力軸12に固定されている。
入力軸11には第1スリーブ21及び第2スリーブ22が設けられている。これらのスリーブ21、22は、入力軸11と一体に回転し、かつ軸線方向に移動可能なように入力軸11に支持されている。この図に示すように第1スリーブ21は、第1ドライブギア13と第2ドライブギア15との間に設けられている。第2スリーブ22は、第3ドライブギア17と第4ドライブギア19との間に設けられている。
第1スリーブ21は、入力軸11と第1ドライブギア13とが一体に回転するように第1ドライブギア13と噛み合う1速位置と、入力軸11と第2ドライブギア15とが一体に回転するように第2ドライブギア15と噛み合う2速位置と、第1ドライブギア13及び第2ドライブギア15のいずれとも噛み合わない解放位置とに切り替え可能に設けられている。第2スリーブ22は、入力軸11と第3ドライブギア17とが一体に回転するように第3ドライブギア17と噛み合う3速位置と、入力軸11と第4ドライブギア19とが一体に回転するように第4ドライブギア19と噛み合う4速位置と、第3ドライブギア17及び第4ドライブギア19のいずれとも噛み合わない解放位置とに切り替え可能に設けられている。
この変速機10では、第1スリーブ21が1速位置に、第2スリーブ22が解放位置にそれぞれ切り替えられた場合に1速になり、第1スリーブ21が2速位置に、第2スリーブ22が解放位置にそれぞれ切り替えられた場合に2速になる。また、第1スリーブ21が解放位置に、第2スリーブ22が3速位置にそれぞれ切り替えられた場合に3速になり、第1スリーブ21が解放位置に、第2スリーブ22が4速位置にそれぞれ切り替えられた場合に4速になる。そして、第1スリーブ21及び第2スリーブ22がいずれも解放位置に切り替えられた場合に入力軸11と出力軸12との間の動力伝達が遮断される。以降、この状態をニュートラル状態と称することがある。なお、図示は省略したが入力軸11には、第1、第2スリーブ21、22と第1〜第4ドライブギア13、15、17、19とを噛み合わせる際にこれらの回転を同期させる複数のシンクロ機構が設けられている。これらシンクロ機構には、摩擦係合により回転を同期させるシンクロ機構、例えば周知のキー式シンクロメッシュ機構を用いればよい。そのため、シンクロ機構の詳細な説明は省略する。
変速機10には、変速機10の状態が上述した1速〜4速及びニュートラル状態に切り替わるように第1スリーブ21及び第2スリーブ22を駆動するアクチュエータ23が設けられている。アクチュエータ23は、各スリーブ21、22に係合しているシフトフォーク23aを駆動し、これにより各スリーブ21、22を駆動する。
この図に示すように入力軸11には、クラッチ手段としてのクラッチ24を介してエンジン2の出力軸2aが接続されている。クラッチ24は、エンジン2と入力軸11との間で動力が伝達される係合状態と、その動力伝達が遮断される解放状態とに切り替え可能な周知のものである。また、MG3のロータ軸3aも入力軸11と一体回転するように接続されている。
エンジン2、MG3、変速機10及びクラッチ24の動作は、制御装置30にて制御される。制御装置30は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータユニットとして構成されている。制御装置30は、車両1Aを適切に走行させるための各種制御プログラムを保持している。制御装置30は、これらのプログラムを実行することによりエンジン2、MG3等の制御対象に対する制御を行っている。制御装置30には、車両1Aに係る情報を取得するための種々のセンサが接続されている。制御装置30には、例えば車両1Aの速度(車速)に対応した信号を出力する車速センサ31、ブレーキペダルのストローク量に対応した信号を出力するブレーキペダルストロークセンサ32及びバッテリ4の充電状態(蓄電量)に対応した信号を出力するSOCセンサ33等が接続されている。この他にも種々のセンサが接続されているが、それらの図示は省略した。また、制御装置30には運転者が操作する種々のスイッチやレバー等が接続されている。制御装置30には、例えば運転者が車両1Aの走行モードや変速段等を選択するためのシフトレバー34等が接続されている。
制御装置30は、車両1Aの減速中にMG3を発電機として機能させ、駆動輪5から入力された駆動力でMG3を駆動して電気を発生させる、いわゆる回生発電を実行する。この際、制御装置30はクラッチ24を解放状態に切り替えてエンジン2と入力軸11とを切り離し、これにより発電量を増加させる。また、このように回生発電を行うことにより車両1Aを制動する。なお、MG3の回転数が所定回転数以下になると発電効率が低下するため、回生発電は車速がある所定の回生中止速度以下になると中止される。また、制御装置30は、車両1Aの停止時にバッテリ4の充電が必要と判断した場合に変速機10をニュートラル状態に切り替えるとともにMG3を発電機として機能させる。そして、エンジン2でMG3を駆動して発電を行い、バッテリ4の充電を行う。
さらに、制御装置30は、車両1Aが走行中であってもバッテリ4を充電する必要があり、かつ運転者が車両1Aを停止させようと車両1Aを減速させている場合には、エンジン2でMG3を駆動して発電を行い、バッテリ4の充電を行う。図2は、制御装置30がこのように車両1Aの走行中にバッテリ4の充電を行うために実行する発電制御ルーチンを示している。この制御ルーチンは車両1Aの走行中に所定の周期で繰り返し実行される。
この制御ルーチンにおいて制御装置30は、まずステップS11で車両1Aの状態を取得する。車両1Aの状態としては、バッテリ4の蓄電率、ブレーキペダルのストローク量及び車速等が取得される。次のステップS12において制御装置30はバッテリ4の蓄電率が予め設定した判定蓄電率未満か否か判定する。判定蓄電率は、バッテリ4の充電を行う必要か否か判定するための基準として設定される値である。このような値は、バッテリ4の容量等に応じて適宜に設定すればよい。
バッテリ4の蓄電率が判定蓄電率未満と判定した場合はステップS13に進み、制御装置30はブレーキペダルのストローク量が予め設定した所定の判定値以上か否か判定する。ブレーキペダルの踏み込みが小さい場合は、運転者が車両1Aを一時的に減速させようとしてブレーキペダルを踏んだと考えられる。この場合、運転者は車両1Aの停止を要求しておらず、車両1Aに対して加速が要求される可能性がある。そこで、所定の判定値としては、例えば車両1Aに対して直ぐには駆動力が要求されないと判断可能なストローク量、又は運転者が車両1Aを停止させようとしていると判断可能なストローク量を設定すればよい。
ブレーキペダルのストローク量が判定値以上と判定した場合はステップS14に進み、制御装置30は車速が予め設定した所定の判定速度以下か否か判定する。判定速度には、例えば車両1Aの駆動力をゼロにする車速が設定されている。車両1Aには、減速中に車両1Aの駆動力をゼロにする車速、言い換えると駆動輪5への駆動力の付与を終了する車速が設定されている。例えば、減速中にエンジンブレーキを使用していた場合にはエンストを防止するためにクラッチ24を解放状態に切り替える車速が設定されている。なお、このような車速は、エンジンブレーキにてエンジン2の回転数がアイドリング回転数まで低下しないように設定されている。そのため、エンジン2の回転数がアイドリング回転数よりも高いときにクラッチ24が解放状態に切り替えられる。エンジンブレーキを行っていた場合には、駆動輪5を制動する駆動力がエンジン2から駆動輪5に付与されている。クラッチ24を解放状態に切り替えた場合にはこの駆動力がゼロになる。そして、このような車速以下ではエンジン2と駆動輪5とを再度動力伝達可能に接続しない。そのため、エンジン2でMG3を駆動して発電を行うことができる。
車速が判定速度以下と判定した場合はステップS15に進み、制御装置30は発電制御を実行する。この発電制御において制御装置30は、まずクラッチ24を解放状態に切り替える。次に変速機10をニュートラル状態に切り替える。続いてクラッチ24を係合状態に切り替え、その後MG3を発電機として機能させる。そして、エンジン2でMG3を駆動して発電を行い、バッテリ4の充電を行う。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
一方、ステップS12が否定判定された場合、ステップS13が否定判定された場合又はステップS14が否定判定された場合はステップS16に進み、制御装置30は発電制御を中止する。なお、発電制御を中止した後は、運転者から車両1Aへの要求駆動力等に従ってエンジン2、MG3及び変速機10等が制御される。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
図3は、車両1Aが減速から停止した場合におけるクラッチ24の状態、変速機10の状態、車両1Aの駆動力及び車速の時間変化の一例を示している。なお、この図における車両1Aの駆動力は油圧ブレーキによる制動力を除いた駆動力を示している。上述したように減速時には回生発電が実行される。そのため、車速が上述した回生中止速度V2以下になる時刻t1までは回生発電が実行されている。従って、時刻t1まではクラッチ24が解放状態に切り替えられるとともに変速機10が減速前の変速段(図3では2速)に維持される。そして、回生発電中はMG3にて車両1Aが制動されるため、駆動力がマイナスになっている。時刻t1において回生発電は中止されるが、本発明では車速が判定速度V1以下になると発電制御が実行される。そのため、この図に示したように車速が判定速度V1以下になる時刻t2になると変速機10がニュートラル状態に切り替えられる。そのため、車両1Aの駆動力は0になる。また、クラッチ24が係合状態に切り替えられる。そして、MG3がエンジン2で駆動されて発電が行われる。上述したようにバッテリ4の充電が必要な場合には車両1Aの停止時も同様にエンジン2でMG3を駆動して発電を行う。そのため、本発明では、発電を行うことができない期間が時刻t1から時刻t2までの期間P1になる。一方、車両1Aの走行中は発電を行うためにMG3をエンジン2で駆動しない場合には、発電を行うことができない期間が時刻t1から時刻t3までの期間P2となる。
以上に説明したように、本発明によれば、車両1Aの減速時にも発電を行うことができるので、発電を行う機会を増加させることができる。この減速時の発電は、ブレーキペダルのストローク量が判定値以上の場合であり、かつ車速が判定速度以下の場合に実行される。上述したように判定値には車両1Aに対して直ぐには駆動力が要求されないと判断可能なストローク量又は運転者が車両1Aを停止させようとしていると判断可能なストローク量が設定される。また、判定速度には車両1の駆動力をゼロにする車速が設定される。そのため、減速時の発電は、車両1Aに対して直ぐに駆動力が要求されず、かつエンジン2と駆動輪5とを動力伝達可能に接続しない場合に実行される。従って、車両1Aの走行性能を悪化させることなく減速時に発電を行うことができる。
なお、判定速度に設定される車速は上述した車速に限定されない。例えば、判定速度に回生中止速度V2を設定してもよい。回生発電中は駆動輪5を制動する駆動力がMG3から駆動輪5に付与されている。車速が回生中止速度V2以下になると回生発電を中止するため、その駆動力がゼロになる。そのため、この回生中止速度V2も車両1Aの駆動力をゼロにする車速である。そして、回生中止速度V2以下の車速となった場合に、MG3と駆動輪5との動力伝達を遮断する。従って、車両1Aの走行性能を悪化させることなく減速時に発電を行うことができる。また、この場合には図3の期間P1においてもMG3で発電を行うことができる。この他、判定速度には変速機の入力軸と出力軸とを動力伝達可能な状態、すなわち変速機が1速〜4速のいずれかの状態に維持されるとエンジンの回転数がアイドリング回転数以下になる車速を設定してもよい。
なお、図2の発電制御ルーチンを実行することにより、制御装置30が本発明の制御手段として機能する。また、MG3が本発明の発電機に相当する。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明が適用される車両の変速機は前進の最高段が4速の変速機に限定されない。例えば前進の最高段が3速又は5速以上の変速機であってもよい。また、複数のスリーブは全て入力軸に設けられていなくてもよい。例えば、複数のスリーブが全て出力軸に設けられていてもよいし、複数のスリーブの一部が入力軸に設けられ、残りのスリーブが出力軸に設けられていてもよい。
本発明が適用されるハイブリッド車両は上述した形態で示した車両に限定されない。本発明は、モータ・ジェネレータの代わりに発電機が設けられ、その発電機とは別に走行用動力源として電動モータが搭載されたハイブリッド車両に適用してもよい。また、図4に示したハイブリッド車両1Bに本発明を適用してもよい。
この車両1Bでは、MG3のロータ軸3aに接続先切替クラッチ40が設けられ、ロータ軸3aと出力軸12との間に常時噛み合い式のギア対41が設けられている点が上述した形態と異なる。それ以外は上述した形態と同じである。そのため、図4において図1と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。ギア対41は、出力軸12に固定された第1ギア42と、ロータ軸3aに設けられて第1ギア42と噛み合う第2ギア43とを備えている。接続先切替クラッチ40は、ロータ軸3aと入力軸11とが動力伝達可能に接続される入力軸接続状態と、ロータ軸3aと出力軸12とがギア対41を介して動力伝達可能に接続される出力軸接続状態と、ロータ軸3aが入力軸11及び出力軸12のいずれとも切り離されるニュートラル状態とに切り替え可能に構成されている。接続先切替クラッチ40には、例えばスリーブの位置を変更することにより接続先を切り替え可能な周知のドグクラッチを使用すればよい。この車両1Bでは、変速機10がニュートラル状態の場合でも、接続先切替クラッチ40を入力軸接続状態に切り替えることによりエンジン2でMG3を駆動できる。
この車両1Bでも上述した発電制御ルーチンが車両1の走行中に所定の周期で繰り返し実行される。ただし、この車両1Bでは、ステップS15の発電制御に接続先切替クラッチ40を入力軸接続状態に切り替える制御が追加される。
この車両1Bでも減速時に発電を行うことができるので、上述した形態と同様に発電を行う機会を増加させることができる。
1A、1B 車両
2 内燃機関
3 モータ・ジェネレータ(発電機)
5 駆動輪
10 変速機
11 入力軸
12 出力軸
24 クラッチ(クラッチ手段)
30 制御装置(制御手段)
V1 判定速度

Claims (2)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関がクラッチ手段を介して接続された入力軸と、駆動輪と動力伝達可能に接続された出力軸と、を有し、前記入力軸と前記出力軸との間の変速比を変更可能であるとともに前記入力軸と前記出力軸との間の動力伝達が遮断されるニュートラル状態に切り替え可能な変速機と、
    前記変速機が前記ニュートラル状態の場合でも前記入力軸の回転を伝達可能なように設けられた発電機と、を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置において、
    前記車両の走行中に前記車両が制動され、かつ前記車両の速度が所定の判定速度以下になった場合に、前記変速機を前記ニュートラル状態に切り替えるとともに前記入力軸を前記内燃機関で回転駆動して前記発電機で発電を行う発電制御が実行されるように前記内燃機関、前記クラッチ手段、前記変速機及び前記電動機を制御する制御手段を備えた制御装置。
  2. 前記判定速度として、前記車両の駆動力をゼロにする前記車両の速度が設定されている請求項1に記載の制御装置。
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