JP2013153521A - 制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なスキャン解像度でスキャンを実行することができる技術を提供する
【解決手段】
原稿をスキャンするスキャン実行部を制御するための制御装置は、フォーマット判断手段と、スキャン制御手段を備える。フォーマット判断手段は、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、第1のフォーマットであるか、第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットであるか、を判断する。スキャン制御手段は、前記データのフォーマットに応じてスキャン解像度を決定し、スキャン実行部にスキャン解像度でスキャンを実行させる。具体的には、データのフォーマットが第1のフォーマットであると判断された第1の場合に、スキャン解像度を第1のスキャン解像度に決定し、データのフォーマットが第2のフォーマットであると判断された第2の場合に、スキャン解像度を第2のスキャン解像度に決定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、原稿をスキャンするスキャン実行部を制御する技術に関する。
通常、スキャナ装置は、ユーザによってスキャン解像度が設定されると、該スキャン解像度に従ってスキャンを実行する。
また、特許文献1では、原稿をスキャンしてプリンタで印刷する場合(すなわちコピーする場合)のスキャン解像度と、スキャンによって得られたデータをホームページへ貼り付ける場合のスキャン解像度と、はそれぞれ予め決定されており、予め決定されたスキャン解像度に基づいてスキャンを実行する技術が開示されている。
特開平11−252328号公報
ところで、従来では、スキャン解像度の設定が適切でない場合があった。本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、適切なスキャン解像度でスキャン実行部にスキャンを実行させるための技術を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の第1の装置は、原稿をスキャンするスキャン実行部を制御するための制御装置であって、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、第1のフォーマットであるか、前記第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットであるか、を判断するフォーマット判断手段と、前記データのフォーマットに応じてスキャン解像度を決定し、前記スキャン実行部に前記スキャン解像度でスキャンを実行させるスキャン制御手段であって、前記データのフォーマットが前記第1のフォーマットであると判断された第1の場合に、前記スキャン解像度を第1のスキャン解像度に決定し、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された第2の場合に、前記スキャン解像度を第2のスキャン解像度に決定するスキャン制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、スキャンで得られるべきデータのフォーマットに応じて、異なるスキャン解像度でスキャンを実行することができるため、フォーマットに応じた適切な解像度でスキャンを実行することができる。
また、上記の装置において、前記第2のスキャン解像度は、主走査方向の値と、該主走査方向の値と異なる副走査方向の値と、を含むこととしてもよい。
また、上記の装置において、前記第1のスキャン解像度は、主走査方向の値と、該主走査方向の値と同じ副走査方向の値を含むこととしてもよい。
また、上記の装置において、前記第2のスキャン解像度の副走査方向の値は、前記第1のスキャン解像度の副走査方向の値より小さいこととしてもよい。
この構成により、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが第2のフォーマットである場合は、第1のフォーマットである場合に比べて、副走査方向の解像度を小さくすることができる。
また、上記の装置において、前記第2のスキャン解像度の主走査方向の値は、前記第1のスキャン解像度の主走査方向の値より大きいこととしてもよい。
この構成により、第2のフォーマットにおいて、例えば、副走査方向の解像度を第1のフォーマットよりも小さくし、かつ主走査方向の解像度を第1のフォーマットよりも大きくしてスキャンを実行すれば、副走査方向の解像度を小さくすることができると共に、主走査方向について画質を高めることができる。
また、上記の装置において、前記第1のスキャン解像度の主走査方向の値と副走査方向の値の積と、前記第2のスキャン解像度の主走査方向の値と副走査方向の値の積と、が同じ値であることが好ましい。
この構成により、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが第1のフォーマットであると判断された場合と第2のフォーマットであると判断された場合とで、同等のスキャン解像度で、スキャン実行部にスキャンを実行させることができる。
また、上記の装置において、前記スキャン制御手段は、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された前記第2の場合において、前記データを生成する際における光学文字認識の実行が指示されているか否かを判断する光学文字認識判断手段を備え、前記スキャン制御手段は、前記光学文字認識の実行が指示されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第1のスキャン解像度に決定し、前記光学文字認識の実行が指示されていないと判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第2のスキャン解像度に決定することが好ましい。
この構成により、第2の場合において、光学文字認識の実行が指示されていない場合に、第1のスキャン解像度と異なる第2のスキャン解像度で、スキャン実行部にスキャンを実行させることができる。
また、上記の装置において、前記スキャン実行部は、第1の速度モードと、前記第1の速度モードよりも高速にスキャンを実行する第2の速度モードと、を含む複数の速度モードに従って動作可能であり、前記スキャン制御手段は、さらに、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された前記第2の場合において、前記複数の速度モードのうちのいずれの速度モードが選択されているかを判断する速度モード判断手段を備え、前記スキャン制御手段は、前記第1の速度モードが選択されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第1のスキャン解像度に決定し、前記第2の速度モードが選択されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第2のスキャン解像度に決定することが好ましい。
この構成により、第2の場合において、高速にスキャンを実行する第2の速度モードが選択された場合に、第1のスキャン解像度と異なる第2のスキャン解像度で、スキャン実行部にスキャンを実行させることができる。
また、上記の装置において、前記第1のフォーマットは、画像フォーマットを含むこととしてもよい。
この構成により、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、画像フォーマットである場合に、第1のスキャン解像度でスキャンを実行させることができる。
また、上記の装置において、前記第2のフォーマットは、ドキュメントフォーマットを含むこととしてもよい。
この構成により、スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、ドキュメントフォーマットである場合に、第2のスキャン解像度でスキャンを実行させることができる。
なお、この発明は、制御装置及び制御装置によって実行される方法、これらの方法また
は装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本実施形態におけるスキャナ装置の構成を示すブロック図。 JPEG形式のデータ構造の概略を示す図。 PDF形式のデータ構造の概略を示す図。 画像フォーマットと、ドキュメントフォーマットと、の特徴の違いを示す図。 ユーザが設定する設定解像度と、実際にスキャン実行部がスキャンするスキャン解像度との対応関係を示す図。 スキャン処理全体を表すフローチャート。 出力するデータのフォーマットをユーザに選択させるための画面を示す図。 出力するデータの解像度をユーザに選択させるための画面を示す図。 光学文字認識を実行するか否かをユーザに選択させるための画面を示す図。 高速でスキャンを実行するか否かをユーザに選択させるための画面を示す図。
以下、本発明の実施の形態について以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.スキャナ装置の構成:
A−2.フォーマットの概要:
A−2−1.画像フォーマット:
A−2−2.ドキュメントフォーマット:
A−2−3.フォーマット間の特徴の違い:
A−2−4.フォーマットと解像度の対応関係:
A−3.スキャン処理:
B.他の実施例:
A.第1実施例:
A−1.スキャナ装置の構成:
図1は、本実施形態におけるスキャナ装置20の概略図を表すブロック図である。
スキャナ装置20は、CPU21、RAM22、NVRAM23、スキャン実行部24、表示部25、メモリ装着部26、操作部27、ネットワークインターフェース28を備えており、各々が内部バスで互いに接続されている。
CPU21は、スキャナ装置20の動作を制御する。本実施例では、NVRAM23は、出力されるべきデータの複数のフォーマットに関するフォーマット情報と、原稿をスキャンする制御を行うスキャンプログラムと、を記憶している。CPU21は、NVRAM23に記憶されているスキャンプログラムを読み出してRAM22に格納し、該スキャンプログラムを実行する。これにより、CPU21は、スキャナ装置20によるスキャンを制御することができる。
CPU21は、スキャンプログラムに従ってスキャン実行部24に原稿をスキャンさせ、スキャンによって得られたデータをRAM22に格納する。メモリ装着部26は、USBメモリ等の可搬型メモリをスキャナ装置に差し込むための差込口である。ユーザはメモリ装着部26に可搬型メモリを挿入してCPU21に可搬型メモリを認識させることで、RAM22に格納されているデータを可搬型メモリに転送させることができる。なお、ス
キャナ装置20が印刷部を有する場合は、CPU21は、RAM22に格納されているデータに基づく印刷イメージを印刷部で生成させ、印刷出力させる構成としてもよい。また、スキャナ装置20は、ネットワークインターフェース28と接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)30を介して、RAM22に格納されているデータを、ネットワーク上の他のデバイスに転送させる構成としてもよい。
スキャン実行部24は、原稿台の上に置かれた原稿のデータを読み取るためのセンサを複数個有する読み取りバーと、当該読み取りバーを駆動させるための駆動部と、を備える。CPU21は、読み取りバーの駆動する速度を制御することができる。なお、これに代えて、スキャン実行部24は、読み取りバーと、原稿を搬送する搬送部を備えてもよい。
表示部25は、パネルを備えており、各種の画面を表示する。本実施例では、ユーザは、操作部27を操作することによって、表示部25の項目を選択する。なお、表示部25は、タッチパネルであってもよい。この場合、表示部25は操作部27としても機能し、ユーザは表示部25に表示された画面内の一部の領域に触れることによって、項目を選択する。
A−2.フォーマットの概要:
本実施例のスキャナ装置20では、CPU21がスキャン実行部24にスキャンさせる際に、ユーザは、スキャンによって得られるデータのフォーマットを指定することができる。フォーマットは、画像フォーマットと、ドキュメントフォーマットと、の2種類に大別される。画像フォーマットは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やTIFF(Tagged Image File Format)形式である。ドキュメントフォーマットは、PDF(Portable Document Format)形式やXPS(XML Paper Specification)形式である。ユーザは、スキャンを実行する際に、操作部27を操作することによって、4つの形式の中から、どの形式で出力することを所望するかを指定することができる。
A−2−1.画像フォーマット:
図2は、JPEG形式のデータ構造の概略を示す図である。図2に記載したように、JPEG形式は、ヘッダ部D1とボディ部D2とを含む。なお、TIFF形式も同様の構造である。
ヘッダ部D1は、画像データの解像度の情報を含む。該解像度の情報は、縦方向解像度(dpi)、及び横方向解像度(dpi)の2つの情報を含む。また、ボディ部D2はJPEG形式で圧縮された画像データを含む。JPEG形式では、ボディ部D2内の画像データが、ヘッダ部D1に含まれる縦方向解像度と横方向解像度とで表示される。
なお、JPEG形式のデータがスキャナ装置20によって得られる場合、縦方向はスキャナ装置20における副走査方向に対応し、横方向はスキャナ装置20における主走査方向に対応する。CPU21は、ヘッダ部D1に含まれる解像度の情報に従ってスキャン実行部24にスキャンを実行させ、スキャンして得られた画像データをボディ部D2に格納する。
A−2−2.ドキュメントフォーマット:
図3は、PDF形式の構造の概略を示す図である。図3に記載したように、PDF形式は、開始コマンドD3、ボディ部D4、及び終了コマンドD5の3つの部分を含む。なお、XPS形式も同様の構造である。
開始コマンドD3には、図2のヘッダ部D1に相当するPDFコマンドが記憶されている。該PDFコマンドは、表示位置を指定する情報と、倍率を指定する情報と、を含む。表示位置を指定する情報は、JPEG形式の画像データを、PDFファイル内のどの位置に配置させるかを指定する情報を含む。また、倍率を指定する情報は、PDFファイルを表示する際に、縦方向と横方向とをそれぞれ何倍して表示するかを指定する情報を含む。例えば、縦方向に2倍し、横方向に1倍するといった情報を含む。また、ボディ部D4にはJPEG形式の画像データを含む。すなわち、ボディ部D4には、縦方向と横方向との解像度の情報と、JPEG形式で圧縮された画像データと、を含む。また、終了コマンドD5には、JPEG形式の画像データの終端を表す情報を含むPDFコマンドが記憶される。なお、PDF形式は、JPEG形式と異なり、複数のページを構成することができるフォーマットである。
なお、PDF形式のデータがスキャナ装置20によって得られる場合、開始コマンドD3内の倍率を指定する情報は、スキャン実行部24がスキャンを実行する前に、ユーザが操作部27を操作することによって指定した設定解像度の値が含まれる。また、表示位置を指定する情報は、スキャン実行部24がスキャンを実行した後に、スキャンで得られたJPEG形式の画像データの縦方向及び横方向の大きさに従って含まれる。また、終了コマンドD5に記憶されるPDFコマンドは、スキャン実行部24がスキャンを実行した後に書き込まれる。
A−2−3.画像フォーマットとドキュメントフォーマットの相違点
画像フォーマットとドキュメントフォーマットの特徴の相違点について説明する。図4は、画像フォーマットであるJPEG形式及びTIFF形式と、ドキュメントフォーマットであるPDF形式及びXPS形式と、の倍率変更の可否についてまとめた図である。
ここで、画像フォーマット(例えばJPEG形式)のデータを表示するための第1種のアプリケーションプログラムの特徴と、ドキュメントフォーマット(例えばPDF形式)のデータを表示するための第2種のアプリケーションプログラムの特徴と、について説明する。
通常の第1種のアプリケーションプログラムは、画像フォーマットを有する画像データを表示する際に、画像データの倍率を変更することなく、画像を表示する。このため、通常の第1種のアプリケーションプログラムは、仮に、画像フォーマットを有する画像データの縦方向解像度と横方向解像度とが異なっていた場合、歪んだ画像を表示してしまう。
ただし、特定の第1種のアプリケーションプログラムは、画像フォーマットを有する画像データの縦方向解像度と横方向解像度とが異なっていても、正しい画像を表示することができる。例えば、JPEG形式のデータのヘッダ部D1に、縦方向解像度300dpi,横方向解像度600dpiが記述されている場合を想定する。特定の第1種のアプリケーションプログラムは、縦方向解像度および横方向解像度に基づいて、縦方向2倍、横方向1倍でJPEG圧縮済データを拡大して表示することができる。
しかしながら、通常の第1種のアプリケーションプログラムは、縦方向解像度と横方向解像度とが異なるにも関わらず、JPEG圧縮済みデータを拡大せずに表示してしまう。このため、本実施例では、画像フォーマットであるJPEG形式、及びTIFF形式のデータを生成すべき場合には、主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、を同じ値で設定してスキャン実行部24にスキャンを実行させている。
一方、通常の第2種のアプリケーションプログラムは、ドキュメントフォーマットを有する画像データを表示する際に、画像データの倍率を変更して、画像を表示することがで
きる。このため、通常の第2種のアプリケーションプログラムは、仮に、ドキュメントフォーマットを有するデータ内のJPEG圧縮済データの縦方向解像度と横方向解像度とが異なっていても、正しい画像を表示することができる。例えば、PDFファイル内のJPEG形式のデータのヘッダ部D1に、縦方向解像度300dpi,横方向解像度600dpiが記述されている場合を想定する。通常の第2種のアプリケーションプログラムは、開始コマンドD3内の倍率指定情報に基づいて、縦方向2倍,横方向1倍でJPEG圧縮済データを拡大して表示することができる。
A−2−4.フォーマットと解像度の対応関係:
図5は、ユーザによって設定される設定解像度と、スキャン実行部24のスキャン解像度と、の対応関係を示す。なお、本実施例では、スキャン解像度とは、スキャン実行部24によってスキャンが実行される際の光学解像度を意味する。
図5において、表5Aは画像フォーマットとして出力する際の、ユーザが行う設定解像度と、スキャン実行部24がスキャンを実行する際のスキャン解像度と、の対応表である。本実施例では、前述したように、通常の第1種のアプリケーションに対応するため、画像フォーマットは、主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、を同じ値で設定してスキャン実行部24にスキャンを実行させる。従って、ユーザによって設定される設定解像度の欄に示した解像度の値と、実際にスキャンを実行する際の主走査方向の解像度及び副走査方向の解像度は同じである。例えば、ユーザによって、設定解像度として150dpiが設定された場合は、CPU21は、スキャン実行部24に対し、主走査方向の解像度150dpi、副走査方向の解像度150dpiでスキャンを実行するよう指示する。他の設定解像度の値である300dpi、600dpi、及び1200dpiに関しても同様に、CPU21は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とが同じ値でスキャンを実行するようスキャン実行部24に指示する。
表5Bは光学文字認識(以下OCR)が実行されるドキュメントフォーマットの対応表である。後述するように、CPU21によってOCRが実行されるドキュメントフォーマットは、文字が正確に認識される必要があるため、高品質のデータが出力されるべきであると考えられる。従って、本実施例では、OCRを実行するドキュメントフォーマットにおける設定解像度とスキャン解像度との対応関係は、画像フォーマットにおける該対応関係と同様とする。すなわち、CPU21は、ユーザに設定される設定解像度の値と、実際にスキャンを実行する際の主走査方向の解像度及び副走査方向の解像度とが同じ値でスキャンを実行するようスキャン実行部24に指示する。
表5CはOCRが実行されないドキュメントフォーマットの対応表を示している。前述したように、ドキュメントフォーマットを表示するための通常の第2種のアプリケーションプログラムは、ドキュメントフォーマットを有する画像データを表示する際に、画像データの倍率を変更して、画像を表示することができる。そのため、実際にスキャン実行部24がスキャンを実行する際のスキャン解像度は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とが異なる値であることが許容される。
OCRが実行されないドキュメントフォーマットにおいては、表5Cの「高速600dpi相当」の欄に示したように、CPU21は、主走査方向の解像度と、主走査方向の解像度と異なる副走査方向の解像度でスキャンを実行させることができる。この場合、スキャン実行部24がスキャンを実行する主走査方向の解像度と副走査方向の解像度との組み合わせとして好ましいのは、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度との積が、ユーザに設定された設定解像度の値の2乗になることである。すなわち、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度は、以下の式を満たすことが好ましい。
L×M = X … (式1)
(ただし、L:スキャン実行部24がスキャンを実行する際の主走査方向の解像度、M:スキャン実行部24がスキャンを実行する際の副走査方向の解像度、X:ユーザに設定された設定解像度の値)。
例えば、ユーザに設定された設定解像度の値が「600dpi」であった場合は、X=360,000となる。そのため、主走査方向の解像度Lを「1200dpi」とする場合は、副走査方向の解像度は「300dpi」でNVRAM23に記憶されていることが好ましい。このように設定されることで、CPU21は、ユーザの所望する同等の解像度でデータを出力させることができる。
上記のように、画像フォーマットとドキュメントフォーマットは、ユーザによって設定される設定解像度の値が同じ値であっても、実際にスキャン実行部24がスキャンを実行する際は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値でスキャンを実行させることができる。
なお、本実施例では、後述する図6のフローチャートにおけるS114の処理において、ユーザが高速でスキャンを実行することを所望した場合は、CPU21は、スキャン解像度の主走査方向の解像度を「1200dpi」とし、副走査方向の解像度を「300dpi」として、スキャンを実行させる。一方、ユーザが高速でスキャンを実行することを所望しない場合は、CPU21は、スキャン解像度の主走査方向の解像度を「600dpi」とし、副走査方向の解像度を「600dpi」として、スキャンを実行させる。
ここで、本実施例において、高速でスキャンを実行する場合は、CPU21は、スキャン実行部24に設けられた読み取りバーの移動速度を速める。これによって、高速でスキャンを実行する場合は、高速でスキャンを実行しない場合に比べて、スキャンの実行時間を短縮することができる。
なお、本実施例では、図5の表5Cに示したように、ユーザに設定される設定解像度の値が「600dpi」の場合のみ、CPU21は主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とが異なる値でスキャンを実行させることを記載したが、別の構成であってもよい。例えば、他の設定解像度の値である300dpi、600dpi、及び1200dpiの値のうち、1または複数の設定解像度の値でも、予めNVRAM23に、主走査方向の解像度と、主走査方向の解像度と異なる副走査方向の解像度との情報を記憶させておいてもよい。
A−3.スキャン処理:
次に、本実施例で実行されるスキャン処理について説明を行う。図6は、本実施例におけるスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
図6のスキャン処理は、ユーザが操作部27を操作することによって、スキャンの実行を所望する指示をCPU21が受けたことにより開始される。
CPU21は、スキャンの実行を所望する指示が行われたことを確認する(S102)。このとき、CPU21は、図7に示す選択画面SC7を表示部25に出力する。なお、選択画面SC7は、NVRAM23に記憶されているフォーマット情報を読み出すことによって生成される。
図示するように、選択画面SC7には、出力可能なデータ形式が複数列挙されている。本実施例では、画像フォーマットであるJPEG形式、及びTIFF形式と、ドキュメントフォーマットであるPDF形式、及びXPS形式と、の4種類の形式が列挙されている
。ユーザは、操作部27を操作することによって、列挙された複数の形式の中から、スキャンの実行によって生成されるデータの形式を指定する。ユーザが操作部27を操作すると、CPU21は、スキャンによって得られるべきデータの形式がユーザによって指定されたことを確認する(S104)。なお、指定されたデータ形式を特定する情報は、RAM22に記憶される。
ユーザによってデータ形式が指定されると、続いてCPU21は、図8に示す選択画面SC8を表示部25に出力する。図示するように、選択画面SC8には、スキャン解像度の数値が複数列挙されている。本実施例では、選択画面SC8には、150dpi、300dpi、600dpi、及び1200dpiの4つの項目が列挙されている。
なお、予めNVRAM23には、データ形式と、複数のスキャン解像度の数値と、が関連付けられて記憶されている。CPU21は、S104においてユーザが指定したデータの形式に関連付けられた複数の解像度の数値を読み出す。その後、CPU21は、該複数の解像度の数値をリスト化した選択画面SC8を生成する。
ユーザは、操作部27を操作することによって、列挙された項目の中から、所望するスキャン解像度の値を、設定解像度の値として設定する。ユーザが操作部27を操作することによって、CPU21は、スキャンによって得られるべきデータの解像度が設定されたことを確認する(S106)。なお、CPU21は、スキャン解像度として設定された値を、RAM22に記憶させる。
S106でユーザによって設定解像度の値が設定されると、続いてCPU21は、ユーザによって指定されたフォーマットが、JPEG形式もしくはTIFF形式であるか、またはPDF形式もしくはXPS形式であるか、を特定する(S108)。具体的には、CPU21は、S104でユーザに指定されたフォーマットをRAM22に記憶させておき、該フォーマットの情報をRAM22から読み出す。
S108において、指定されたフォーマットがJPEG形式もしくはTIFF形式であると特定された場合は、CPU21は、S106においてユーザに設定された設定解像度の値を読み込む(S128)。なお、設定解像度の値は、RAM22に記憶されている。
CPU21は、該設定解像度の値と対応付けられている主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、をスキャン解像度として設定する。例えば、SC8の中から、「600dpi」としてスキャンすることがユーザによって指定された場合は、CPU21は、主走査方向の解像度を「600dpi」、副走査方向の解像度を「600dpi」に設定する。なお、設定解像度と対応付けられているスキャン解像度は、NVRAM23に記憶されている。
続いてCPU21は、主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、を図2のヘッダ部D1に書きこむ(S130)。その後、CPU21は、スキャン実行部24に対し、D1に書き込まれたスキャン解像度でスキャンを実行することを命令する(S132)。最後に、CPU21は、画像データの終端位置を示すコマンドをスキャンデータの終端に付加して(S134)、図6のスキャン処理を終了する。
一方、S108において、ユーザによって指定されたフォーマットがPDF形式もしくはXPS形式であると特定された場合は、CPU21は、図9に示す選択画面SC9を表示部25に出力する。図示するように、選択画面SC9には、スキャンデータを出力する際、CPU21にOCRの実行を行わせるか否かの選択肢が列挙されている。ユーザは、操作部27を操作することによって、所望する処理が実行される選択肢を選択する。その
後、CPU21は、OCRの実行をユーザが所望するか否かを判断する(S110)。
OCRの実行が所望されたと判断された場合は、CPU21は、S106においてユーザに設定された設定解像度の値を読み込む(S122)。CPU21は、読み出した設定解像度の値と対応付けられている主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、をスキャン解像度として設定する。なお、設定解像度と対応付けられているスキャン解像度は、NVRAM23に記憶されている。
続いてCPU21は、S122で読み込まれた主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、を図3のボディ部D4内の縦方向解像度と横方向解像度の情報として書き込む(S124)。また、CPU21は、図3の開始コマンドD3のPDFコマンドにおける倍率指定の情報に、縦方向の倍率の値と、該倍率の値と同じ値である横方向の倍率の値とを書き込む(S126)。例えば、縦方向の倍率を1倍、横方向の倍率を1倍といった値を書き込む。その後、CPU21は、スキャン実行部24に対し、ボディ部D4に書き込まれたスキャン解像度でスキャンを実行することを命令する(S132)。最後に、CPU21は、表示位置指定の情報を開始コマンドD3に書き込むとともに、画像データの終端位置を示すコマンドをスキャンデータの終端に付加して(S134)、図6のスキャン処理を終了する。なお、詳細な処理の説明は省略するが、S132の処理が終了した後、ボディ部D4に格納されるためのJPEG圧縮済データに対して、CPU21によるOCRが実行される。
S110において、OCRの実行が所望されなかったと判断された場合は、CPU21は、S106でユーザが指定した設定解像度の値で、高速でスキャンを実行できるか否かを特定する(S112)。具体的には、CPU21は、ユーザが指定した設定解像度の値と関連付けられている主走査方向の解像度よりも、副走査方向の解像度のほうが小さい値であるか否かを特定する。
S112において、S106で指定された設定解像度の値で、高速でスキャンを実行できない場合は、前述した処理と同様にして、S122、S124、S126、S132、及びS134の処理が実行される。ただし、本場合では、OCRは実行されない。
一方、S112において、S106で指定された設定解像度の値で、高速でスキャンを実行できる場合は、CPU21は、図10に示す選択画面SC10を表示部25に出力する。図示するように、選択画面SC10には、スキャンを実行する際、スキャン実行部24に高速でスキャンを実行させるか否かの選択肢が列挙されている。ユーザは、操作部27を操作することによって、所望する処理が実行される選択肢を選択する。CPU21は、ユーザが高速でスキャンを実行することを所望するか否かを判断する(S114)。
ユーザが高速でスキャンを実行することを所望しなかったと判断された場合は、前述した処理と同様にして、S122、S124、S126、S132、及びS134の処理が実行される。ただし、本場合では、OCRは実行されない。
一方、S114で、ユーザが高速でスキャンを実行することを所望したと判断された場合は、CPU21は、S106においてユーザに指定された設定解像度の値を読み込む(S116)。なお、RAM22には、主走査方向の解像度と、該解像度とは異なる値である副走査方向の解像度と、が記憶されている。
続いてCPU21は、S116で読み込まれた主走査方向の解像度と、副走査方向の解像度と、を図3のボディ部D4内の縦方向解像度と横方向解像度の情報として書き込む(S118)。同時に、CPU21は、図3の開始コマンドD3のPDFコマンドにおける
倍率指定の情報に、後述する式(2)を満たす値で、縦方向の倍率と、横方向の倍率と、の値を書き込む(S120)。
P:Q = 1/M:1/L … 式(2)
(ただし、P:縦方向の倍率、Q:横方向の倍率、M:副走査方向の解像度、L:主走査方向の解像度、)。
例えば、本実施例の場合は、CPU21は、高速でスキャンを実行する場合、主走査方向の解像度Lを「1200dpi」、副走査方向の解像度Mを「300dpi」としてスキャン実行部24にスキャンを実行させることとしている。従って、CPU21は、主走査方向の倍率Pを1倍、副走査方向の倍率Qを4倍として開始コマンドD3に書き込む。なお、書き込まれるPとQの値は、互いに素の関係を満たすことが望ましい。
その後、CPU21は、スキャン実行部24に対し、RAM22に記憶されたスキャン解像度で、読み取りバーの移動速度を速めてスキャンを実行することを命令する(S132)。最後に、CPU21は、表示位置指定の情報を開始コマンドD3に書き込むとともに、画像データの終端位置を示すコマンドをスキャンデータの終端に付加して(S134)、図6のスキャン処理を終了する。
以上の説明において、CPU21によって実行されるスキャンプログラムのうち、図6のS102からS106が本発明のフォーマット判断手段によって実行される処理に相当する。また、図6のS132、S134がスキャン制御手段によって実行される処理に相当する。また、図6のS110が光学文字判断手段によって実行される処理に相当する。また、図6のS112、S114が速度モード判断手段によって実行される処理に相当する。
以上説明したように、本実施例のスキャナ装置は、出力するデータのフォーマットがJPEG形式もしくはTIFF形式であるか、またはPDF形式もしくはXPS形式であるか、を判断する。判断の結果、JPEG形式もしくはTIFF形式であると判断された場合は、スキャナ装置は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを同じ値でスキャンを実行する。一方で、PDF形式もしくはXPS形式であると判断された場合は、スキャナ装置は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値でスキャンを実行する。さらに、PDF形式もしくはXPS形式である場合は、本実施例のスキャナ装置は、図9及び図10に示したように、OCRを実行されず、かつ高速でスキャンを実行することがユーザに選択された場合に、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値でスキャンを実行することができる。このように、本実施例では、スキャナ装置は、出力するデータのフォーマットがJPEG形式もしくはTIFF形式であるか、またはPDF形式もしくはXPS形式であるか、に応じて、異なるスキャン解像度でスキャンを実行することができるため、フォーマットに応じた適切な解像度でスキャンを実行することができる。
B.他の実施例:
(1)上記実施例では、S104においてPDF形式もしくはXPS形式が選択された場合は、CPU21は、スキャン実行部24に、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値でスキャンを実行させることを記載したが、別の構成であってもよい。すなわち、PDF形式もしくはXPS形式が選択された場合であっても、CPU21がスキャン実行部24に主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを同じ値としてスキャンを実行させる構成であってもよい。例えば、JPEG形式もしくはTIFF形式では主走査方向の解像度の値を150dpiとし、主走査方向の解像度の値を150dpiとしてスキャンが実行されるのに対し、PDF形式もしくはXPS形式であっても、主走査方向の解像度を300dpiとし、副走査方向の解像度を300dpiとしてスキャンを実行し
てもよい。
一般には、第2のスキャン解像度が、第1のスキャン解像度と異なればよい。
(2)上記実施例では、S104においてJPEG形式もしくはTIFF形式が選択された場合は、CPU21は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを同じ値でスキャンを実行させる構成としているが、別の構成であってもよい。すなわち、使用予定のアプリケーションプログラムが、図2に示すヘッダ部D1に記述される縦方向解像度と横方向解像度との情報をもとに、上記の式(2)を満たすように倍率を変更して出力させることができる場合には、JPEG形式もしくはTIFF形式が選択された場合でも、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値でスキャンすることをユーザに選択させる構成としてもよい。例えば、主走査方向の解像度は、副走査方向の解像度よりも大きい値であってもよい。
(3)上記実施例では、S106でユーザによって「600dpi」のスキャン解像度が選択された際、CPU21は、主走査方向の解像度を1200dpi、副走査方向の解像度を300dpiでスキャンを実行させているが、他の値の組み合わせであってもよい。例えば、読み取りバーに備えられるセンサがより高解像度でスキャンを実行することができる場合は、CPU21は、主走査方向の解像度を例えば2400dpi、副走査方向の解像度を例えば150dpiで、スキャンを実行させてもよい。
さらに、S104においてPDF形式もしくはXPS形式が選択された場合、上記実施例では、式(1)を満たすように主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを設定しているが、別の構成であってもよい。例えば、さらなる高速でのスキャンが所望される場合は、副走査のスキャン解像度を、式(1)で算出される値より小さな値としてもよい。また、さらなる高品質でのスキャンが所望される場合は、主走査方向の解像度を、式(1)で算出される値より大きな値としてもよい。
(4)上記実施例では、S104においてPDF形式もしくはXPS形式が選択された場合であって、かつ、OCRが実行されることをユーザが所望した場合は、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを同じ値としてスキャンを実行させている。しかしながら、これに代えて、異なる値でスキャンを実行させてもよい。例えば、OCRが実行されることをユーザが所望した場合でも、副走査方向の解像度を主走査方向の解像度より小さくしてもよい。この構成により、OCRが実行されるPDF形式もしくはXPS形式で出力させる場合であっても、高速でスキャンを実行させることができる。
(5)上記実施例では、S104においてPDF形式もしくはXPS形式が選択された場合であって、スキャンが高速で実行されることをユーザが所望した場合のみ、主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値としてスキャンを実行させているが、別の構成であってもよい。すなわち、PDF形式もしくはXPS形式が選択された場合には、ユーザに対し高速でスキャンすることを所望するか否かを選択させることなく、スキャン実行部24は主走査方向の解像度と副走査方向の解像度とを異なる値としてスキャンを実行してもよい。この構成により、ユーザに対し、高速でスキャンを実行することを所望するか否かを選択させる手間を取らせることがない。
さらに、本実施例では、PDF形式もしくはXPS形式で出力する場合の副走査方向の解像度が、JPEG形式もしくはTIFF形式で出力する場合の副走査方向の解像度よりも小さい値で、スキャンが実行される際、高速でスキャンを実行している。しかしながら、この場合であっても、JPEG形式でスキャンする際のスキャンの速度と同じにしてスキャンを実行してもよい。
(6)上述したように、S104でユーザに出力するデータのフォーマットを指定させ、その後S106でユーザにスキャン解像度を指定させる構成としているが、別の構成であってもよい。すなわち、予め、画像フォーマットには第1のスキャン解像度が対応付けられてNVRAM23に記憶させておき、ドキュメントフォーマットには第1のスキャン解像度とは異なる第2のスキャン解像度が対応付けられてNVRAM23に記憶させておいてもよい。例えば、画像フォーマットが選択された場合は主走査方向の解像度を600dpi、副走査方向の解像度を600dpiでスキャンを実行し、ドキュメントフォーマットである場合は主走査方向の解像度を1200dpi、副走査方向の解像度を300dpiでスキャンを実行させてもよい。こうすることで、ユーザにスキャン解像度を指定させる手間を省くことができる。
(7)上述したように、本実施例では、S104においてユーザによってフォーマットが選択されているが、別の構成であってもよい。例えば、スキャンデータの転送先に応じて、スキャン解像度を対応付けてもよい。具体的には、CPU21は、スキャンデータを、ネットワークを介して他のデバイスに転送する場合と、可搬型メモリに転送する場合とで、異なるフォーマットが選択されてもよい。こうすれば、ユーザにフォーマットを選択させずに済む。
(8)上述したように、本実施例では、ユーザがスキャナ装置20の操作部27を操作することによってスキャンの実行指示を行っているが、別の構成であってもよい。例えば、ユーザが、スキャナ装置20とLANを介して接続された図示しない端末装置の操作部を操作することによって、スキャンの実行指示を行ってもよい。すなわち、ユーザは、本実施例に記載したいわゆるプッシュスキャンの実行に限定されるのではなく、いわゆるプルスキャンを実行してもよい。
(9)上述したように、本実施例では、スキャナ装置の内部でスキャンデータを各フォーマットのファイルに変換しているが、これに代えて、LANを介して接続された図示しない端末装置の内部で各フォーマットのファイルに変換してもよい。具体的には、スキャナ装置で得られたスキャンデータを端末装置に送信するようCPU21が制御し、端末装置が各フォーマット(JPEG形式、TIFF形式、PDF形式及びXPS形式)のファイルを生成してもよい。
(10)上述したように、本実施例では、スキャナ装置のCPU21でスキャン実行部24を制御しているが、これに代えて、スキャナ装置とLANを介して接続された図示しない端末装置がスキャン実行部24を制御してもよい。
20…スキャナ装置、21…CPU、22…RAM、23…NVRAM、24…スキャン実行部、25…表示部、26…メディア装着部、27…操作部、28…ネットワークインターフェース、30…LAN

Claims (11)

  1. 原稿をスキャンするスキャン実行部を制御するための制御装置であって、
    スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、第1のフォーマットであるか、前記第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットであるか、を判断するフォーマット判断手段と、
    前記データのフォーマットに応じてスキャン解像度を決定し、前記スキャン実行部に前記スキャン解像度でスキャンを実行させるスキャン制御手段であって、前記データのフォーマットが前記第1のフォーマットであると判断された第1の場合に、前記スキャン解像度を第1のスキャン解像度に決定し、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された第2の場合に、前記スキャン解像度を第2のスキャン解像度に決定するスキャン制御手段と、
    を備える、制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記第2のスキャン解像度は、主走査方向の値と、該主走査方向の値と異なる副走査方向の値と、を含む
    ことを特徴とする、制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置であって、
    前記第1のスキャン解像度は、主走査方向の値と、該主走査方向の値と同じ副走査方向の値を含む
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第2のスキャン解像度の副走査方向の値は、前記第1のスキャン解像度の副走査方向の値より小さい
    ことを特徴とする、制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第2のスキャン解像度の主走査方向の値は、前記第1のスキャン解像度の主走査方向の値より大きい
    ことを特徴とする、制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第1のスキャン解像度の主走査方向の値と副走査方向の値の積と、
    前記第2のスキャン解像度の主走査方向の値と副走査方向の値の積と、が同じ値である
    ことを特徴とする、制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記スキャン制御手段は、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された前記第2の場合において、前記データを生成する際における光学文字認識の実行が指示されているか否かを判断する光学文字認識判断手段を備え、
    前記スキャン制御手段は、
    前記光学文字認識の実行が指示されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第1のスキャン解像度に決定し、
    前記光学文字認識の実行が指示されていないと判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第2のスキャン解像度に決定する
    ことを特徴とする、制御装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記スキャン実行部は、第1の速度モードと、前記第1の速度モードよりも高速にスキャンを実行する第2の速度モードと、を含む複数の速度モードに従って動作可能であり、
    前記スキャン制御手段は、さらに、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された前記第2の場合において、前記複数の速度モードのうちのいずれの速度モードが選択されているかを判断する速度モード判断手段を備え、
    前記スキャン制御手段は、
    前記第1の速度モードが選択されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第1のスキャン解像度に決定し、
    前記第2の速度モードが選択されていると判断された場合に、前記スキャン解像度を前記第2のスキャン解像度に決定する
    ことを特徴とする、制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第1のフォーマットは、画像フォーマットを含む
    ことを特徴とする、制御装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第2のフォーマットは、ドキュメントフォーマットを含む
    ことを特徴とする、制御装置。
  11. 原稿をスキャンするスキャン実行部を制御するためのコンピュータに、
    スキャンで得られるべきデータのフォーマットが、第1のフォーマットであるか、前記第1のフォーマットと異なる第2のフォーマットであるか、を判断するフォーマット判断手段と、
    前記データのフォーマットに応じてスキャン解像度を決定し、前記スキャン実行部に前記スキャン解像度でスキャンを実行させるスキャン制御手段であって、前記データのフォーマットが前記第1のフォーマットであると判断された第1の場合に、前記スキャン解像度を第1のスキャン解像度に決定し、前記データのフォーマットが前記第2のフォーマットであると判断された第2の場合に、前記スキャン解像度を第2のスキャン解像度に決定するスキャン制御手段として機能させるプログラム。
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