JP2013153455A - 接合用ウェハ - Google Patents

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Abstract

【課題】表面活性化接合により相手側基板と直接接合するための直接接合用ウェハを提供する。
【解決手段】直接接合用ウェハとしての水晶基板ウェハ120は、矩形環状の枠部21に画定されて形成されたキャビティ形成領域と、該キャビティ形成領域を取り囲む枠部21の表面であって鏡面処理が施された接合領域としての表側接合面21aおよび裏側接合面21bと、を有するキャビティ構成体としての水晶基板20が縦横に複数並べられて形成されている。一つの水晶基板20の表側接合面21aおよび裏側接合面21bと、隣接する水晶基板20の表側接合面21aおよび裏側接合面21bとのそれぞれは、溝部150により画定され各表側接合面21aおよび裏側接合面21bと同一平面に形成された連結部121aおよび連結部121bによりそれぞれ連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、表面活性化処理により親水化させ相手側基板と直接接合するための直接接合用ウェハに関するものである。
従来より、各種情報・通信機器やOA機器、また、民生機器等の電子機器には、水晶振動子などの圧電振動子が使用されている。特に最近は、これら電子機器等の高機能化と共に小型化、薄型化の進展が著しく、これに伴って、圧電振動子への小型化、薄型化の要求も高まり、回路基板への実装に適した表面実装型のものが多用されている。一般に表面実装型の圧電振動子は、セラミックなどの絶縁材料によるパッケージ内に圧電振動片を接合し、パッケージ上にリッドを接合することにより、パッケージとリッドにより形成されるキャビティ内に圧電振動片を封止する構造が広く採用されている。しかし、従来のパッケージ構造では、低融点ガラスの溶融やシーム溶接などでパッケージとリッドとを接合するため、その接合における高温や発生するアウタガス等の影響で、圧電振動片の周波数特性を低下させたり劣化させたりする虞がある。
このような問題を解決する圧電振動子として、水晶振動片と枠体とを一体に形成した圧電基板としての水晶基板(水晶片)と、水晶などからなる一対の蓋体(リッドとパッケージ)とを表面活性化接合を用いて接合した水晶振動子が提案されている(例えば特許文献1)。表面活性化接合は、例えば珪素(Si)を主成分とした水晶やガラスなどの接合対応面である接合領域を鏡面研磨してから当接し、加圧することによって当接面の珪素結合(原子間的結合)によって直接接合する接合法であり、ほとんど加熱しなくても接合することが可能である。
また、珪素とは異なる元素の原子間的結合を利用した直接接合方法が、例えば特許文献2に示されている。特許文献2の直接接合方法では、まず、被接合材料を清浄化処理した後、真空雰囲気中で水分子を吹き付けて、被接合材料の表面に水分子と水酸基(OH基)とを吸着させて活性化させる。その後、プラズマ照射により表面の水分子を除去して、被接合材料の表面どうしを密着させ、一方の被接合材料の表面の水酸基と他方の被接合材料の表面の酸素原子との間で、直接水素結合させるという接合方法である。この水素結合による直接接合によれば、被接合材料どうしを当接させるだけで直接接合されるので、ほとんど加圧せずに接合することが可能である。
なお、上述した直接接合による水晶振動子の製造においては、通常、水晶基板やリッドあるいはパッケージのそれぞれが複数並べられて形成されたウェハの態様にて用意され、各ウェハを積層させて直接接合することにより得られるウェハ積層体を、個片の水晶振動子に切断する方法が用いられる。この方法において、ウェハ積層体を形成するための直接接合用ウェハには、相手側ウェハと積層させることによりキャビティが形成されるキャビティ形成領域と、該キャビティ形成領域を取り囲むように形成された枠体の表面であって、該表面が鏡面処理された接合領域と、を有する一つのキャビティ構成体としての水晶基板が縦横に複数並べられて形成される。
特開2000−269775号公報 特許第2701709号公報
しかしながら、上記した直接接合用ウェハを用いた表面活性化接合においては、下記のような不具合が発生する虞があった。
すなわち、一つのキャビティ構成体の接合領域と、隣接するキャビティ構成体の接合領域とが、接合領域と同一平面の連結部により連結されておらずに独立して形成されている場合には、各接合領域ごとに分子間結合が行われて直接接合用ウェハ全体の直接接合が連続して進み難く、一つ一つの接合領域ごとに押圧する必要があるなど、ウェハ全面の均一な直接接合がされ難いという課題があった。
また、一つのキャビティ構成体の接合領域と、隣接するキャビティ構成体の接合領域とが、それぞれの接合領域と同一平面全面で連結されている場合には、異物の挟み込みや気泡が発生する確率が高くなり、直接接合の接合信頼性が劣化する虞があるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例1〕本適用例にかかる直接接合用ウェハは、キャビティ形成領域と、該キャビティ形成領域を取り囲み表面が鏡面処理された接合領域と、を有するキャビティ構成体が縦横に複数並べられて形成され、前記接合領域と、少なくとも一の相手側ウェハの接合領域とを表面活性化接合法によって直接接合することにより前記キャビティ形成領域にキャビティを形成するための直接接合用ウェハであって、隣接する前記接合領域が連結部で連結され、前記接合領域と前記連結部が同一平面に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、一つのキャビティ構成体の接合領域と、隣接するキャビティ構成体の接合領域とが、各接合領域と同一平面に形成された連結部で連結されているため、隣接する接合領域の表面活性化接合が連結部によって連続して進んでいくので、直接接合用ウェハの各キャビティ構成体ごとに押圧することなく、接合部のいずれか一部を押圧することで押圧した部分を接合の基点としてウェハどうしを直接接合することができる。
また、隣接するキャビティ構成体の接合領域どうしが、各接合領域と同一平面に形成された連結部のみで連結されているので、隣接する接合領域が同一平面全面で連結されている場合に比して、相手側ウェハの接合面との接合不良の原因となる異物等の挟み込みが発生する確率が低減する。
さらに、接合領域と同一平面に形成された連結部とは異なる部分、即ち、接合領域および連結部よりも凹んだ部分に、接合時に接合領域および連結部に発生する気泡が排出されながら相手側ウェハの接合面と直接接合されるので、接合部への気泡の残留が抑えられる。
したがって、相手側ウェハとの直接接合において、ウェハ全体が均一に接合されるとともに、異物の挟み込みや気泡の残留による接合不良が抑制されることにより、接合信頼性の高い直接接合用ウェハを提供することができる。
〔適用例2〕上記適用例にかかる直接接合用ウェハにおいて、前記キャビティ構成体が、前記キャビティ形成領域内に圧電振動片が形成されているとともに、両主面に前記接合領域および前記連結部が形成された圧電基板であることを特徴とする。
この構成によれば、キャビティ形成領域に圧電振動片が形成されたキャビティ構成体としての圧電基板が複数配置されて形成された直接接合用ウェハの両主面側に、複数のパッケージが形成されたウェハと複数のリッドが形成されたウェハとをそれぞれ直接接合することにより、圧電デバイスとしての圧電振動子を形成することができる。これにより、低融点ガラスの溶融やシーム溶接などでパッケージとリッドとを接合する従来のパッケージの構造の圧電振動子のように、接合における高温や発生するアウタガス等の影響で圧電振動片の周波数特性を低下させたり劣化させたりすることがないので、周波数特性が良好な圧電振動子の提供に効果を奏する。
〔適用例3〕上記適用例にかかる直接接合用ウェハにおいて、一つの前記キャビティ構成体と、隣接する前記キャビティ構成体のすべての前記接合領域が前記連結部により連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数のキャビティ構成体の隣接するすべての接合領域を連結する連結部によって直接接合用ウェハ全体に表面活性化接合が進みやすくなるので、ウェハどうしをより良好に直接接合することができる。
〔適用例4〕上記適用例にかかる直接接合用ウェハは、水晶からなることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、同じ水晶からなる相手側ウェハを適用して直接接合した場合、直接接合用ウェハと相手側ウェハとが同一材料であることから熱膨張率の差異による残存応力の問題がなく、相互の原子間結合がされやすい。これにより、常温、または比較的低い接合温度にて良好な接合状態を得ることができる。従って、接合時の寸法変化や反りが軽減でき、各基板の接合位置のずれが抑えられるとともに、高い接合強度を確保することができる。また、水晶は圧電振動片の材料として広く用いられているので、圧電振動子形成用の直接接合用ウェハとして特に好適である。
〔適用例5〕上記適用例にかかる直接接合用ウェハは、ガラス材料またはシリコンからなることを特徴とする。
この構成によれば、ガラス材料およびシリコンともに主成分がシリコン(Si)であるため、同じガラス材料またはシリコンを材料とする相手側ウェハを用いた場合に、直接接合することが可能であるとともに、ガラス材料またはシリコンは比較的安価であることから低コスト化を図ることができる。
(a)は、直接接合用ウェハを用いて製造されるキャビティ構成体の一実施形態である水晶振動子の概略構成を示す展開斜視図、(b)は、(a)のA−A線断面図。 (a)は、直接接合用ウェハの一実施形態である水晶基板ウェハを説明する模式平面図、(b)は、(a)のB−B線断面図、(c)は、(a)のC−C線断面図。 (a)は、実施形態で接合方法として用いる表面活性化接合の要領を概念的に示す説明図、(b)は、ウェハ積層体を示す概略斜視図。 水晶基板ウェハの変形例1を説明する平面図。 水晶基板ウェハの変形例2を説明する平面図。 (a)は、キャビティ構成体の変形例である二層構造の圧電デバイスを説明する模式平面図、(b)は、(a)のD−D線断面図。 変形例3の直接接合用ウェハを説明する平面図。
以下、直接接合用ウェハおよびそれを用いて製造される圧電振動子の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、直接接合用ウェハを用いて製造される圧電振動子としての水晶振動子の概略構成を示す構成図であり、(a)は、展開斜視図、(b)は、(a)のA−A線断面図である。図2は、直接接合用ウェハとしての水晶基板ウェハを説明するものであり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。なお、図2(a)〜(c)においては、図1(a)、(b)に示す水晶基板20の詳細な構成について一部図示を省略している。
(水晶振動子)
まず、直接接合用ウェハを用いて製造される圧電振動子としての水晶振動子について説明する。
図1に示すように、水晶振動子1は、圧電基板としての水晶基板20の上面および下面に、蓋部材としてのリッド10およびベース部材としてのパッケージ30がそれぞれ積層されて一体化された構造を有している。本実施形態では、リッド10、水晶基板20、パッケージ30は、ともに水晶の原石から同一カット角、例えばATカット角で切り出されたATカット水晶板から形成されている。そして、リッド10、水晶基板20、パッケージ30ともに、少なくとも各々が当接される面が所定の表面粗さにて鏡面処理されている。
水晶基板20は、振動片部22と、振動片部22を囲むとともに腕部24a,24bを介して振動片部22を支持する矩形環状の枠部21と、から構成されている。枠部21に囲まれた領域は、水晶基板20にリッド10およびパッケージ30が接合されることにより内部にキャビティを形成するキャビティ形成領域となっている。
振動片部22の一方の主面22aには励振電極23aが形成され、他方の主面22bには励振電極23bが形成されている。なお、枠部21の内枠側の断面形状は、断面の略中央を最も厚い頂部として、表(一方の主面22a側)裏(他方の主面22b側)両側にそれぞれ行くにしたがって厚みが薄くなるくさび形状を呈している。
励振電極23aは、腕部24a、枠部21の内側表斜面21c、内側裏斜面21dを経由して、枠部21の凹部21eに形成された接続電極25aに接続されている。また、励振電極23bは、腕部24b、枠部21の内側裏斜面21fを経由して、枠部21の凹部21gに形成された接続電極25bに接続されている。
励振電極23a,23bはクロム(Cr)スパッタおよび金(Au)スパッタ、接続電極25a,25bは、クロムスパッタ、金スパッタで一部にニッケル(Ni)メッキ、金メッキが施されて形成されている。
なお、水晶基板20は、枠部21の厚みが約100μm程度、振動片部22の厚みが所定の発振周波数に応じて数μm〜数十μmの範囲で適宜形成される。
パッケージ30は、厚みが約100μm程度の矩形形状に形成されている。パッケージ30の一方の面としての水晶基板20と接合される側の面は、水晶基板20との接合面31となっている。この接合面31の反対側の面であり水晶振動子1の外底面となる実装面32には、実装端子32a,32bが一対ずつ形成されている。また、パッケージ30の外周には、パッケージ30と水晶基板20とを重ね合わせたときに、水晶基板20の枠部21の接続電極25a,25bが露出されるように、切り欠き33a,33bが形成されている。
リッド10は、厚みが約100μm程度の矩形形状に形成されている。リッド10の水晶基板20と当接される側の面は接合面11となっている。
水晶振動子1は、水晶基板20の枠部21の表側接合面21aにリッド10の接合面11が直接接合により接合され、水晶基板20の枠部21の裏側接合面21bにパッケージ30の接合面31が直接接合により接合される。
水晶基板20の上下にリッド10およびパッケージ30がそれぞれ直接接合された水晶振動子1において、パッケージ30の実装端子32aは、パッケージ30の切り欠き33aを封止する導電性の封止部材34aを介して、接続電極25aと導通接続され、実装端子32bは、パッケージ30の切り欠き33bを封止する導電性の封止部材34bを介して、接続電極25bと導通接続されている。また、切り欠き33a,33bがそれぞれ封止部材34a,34bにより封止されることにより、水晶振動子1内部のキャビティ内に振動片部22が気密に封止される。このとき、水晶振動子1内部は、真空または窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが封入されてから封止される。なお、封止部材34a,34bには、金とゲルマニウム(Ge)との合金などが用いられる。
このようにして構成された水晶振動子1は、外部から実装端子32a,32bを介して励振電極23a,23bに駆動電圧が印加されると、厚みすべり振動で振動する。
なお、上述した直接接合による水晶振動子1の製造においては、水晶基板20やリッド10あるいはパッケージ30のそれぞれが複数並べられて形成されたウェハの態様にて用意される。そして、このような複数の直接接合用ウェハを積層させて直接接合することによりウェハ積層体を形成した後に、個片の水晶振動子1に切断して多数個の水晶振動子1を得る。
(水晶基板ウェハ)
次に、上述した水晶振動子1の製造に用いられる直接接合用ウェハであって、水晶基板20が縦および横方向に等間隔で複数配置された直接接合用ウェハである水晶基板ウェハ120について説明する。
図2において、水晶基板ウェハ120は、ATカットされた大判の水晶ウェハ111に、矩形環状の枠部21と、この枠部21内のキャビティ形成領域に片持ち支持されるように一体に形成された振動片部22とを有する水晶基板20が、縦および横方向に等間隔で複数形成されている。本実施形態の水晶基板ウェハ120には、縦横それぞれ3個ずつの水晶基板20が形成されている。なお、水晶ウェハ111の両主面は、後述する各ウェハの直接接合において接合面として良好な接合ができるように鏡面研磨加工が施されている。この鏡面研磨加工は、良好な直接接合を実現するために、各接合面の表面粗さが100nm程度になるように行うのが好ましい。
水晶基板ウェハ120において、水晶基板ウェハ120の表面側(リッド10が接合される側)には、一つのキャビティ構造体である水晶基板20の枠部21の外形の一部を囲むように形成された複数の溝部150を有している。また、一つの水晶基板20の枠部21と、隣接する水晶基板20の枠部21とは、前記溝部150により画定されて形成された連結部121aにより連結されている。この連結部121aは、枠部21のリッド10との接合領域である表側接合面21aと同一平面に形成されている。本実施形態では、一つの水晶基板20の枠部21の四つの辺にそれぞれ隣接する水晶基板20の枠部21と連結される連結部121aが形成されている。
同様に、水晶基板ウェハ120の裏面側(パッケージ30が接合される側)には、一つの水晶基板20の枠部21の外形の一部を囲むように形成された複数の溝部150を有している。また、一つの水晶基板20の枠部21と、隣接する水晶基板20の枠部21とは、前記溝部150により画定されて形成され、枠部21のパッケージ30との接合領域である裏側接合面21bと同一平面に形成された連結部121bにより連結されている。詳細な構成の図示は省略するが、本実施形態では、上述した水晶基板ウェハ120の表面側と同様に、一つの水晶基板20の枠部21の四つの各辺にそれぞれ隣接する水晶基板20の枠部21と接続される連結部121bが形成されている。
なお、上述したように、水晶基板ウェハ120の原板である水晶ウェハ111の両主面は鏡面研磨加工が施されている。すなわち、水晶基板ウェハ120に形成された複数の水晶基板20の接合領域である表側接合面21aおよび裏側接合面21bと、隣接する水晶基板20どうしを連結する連結部121aおよび121bとが、鏡面処理された同一平面であって、相手側ウェハと当接され直接接合による接合面を形成している。
水晶基板ウェハ120の複数の水晶基板20の振動片部22、溝部150などは、水晶ウェハ111を、フォトリソグラフィ技術を利用してフッ酸等によりエッチングすることにより形成される。また、上述した図1(a),(b)に示す水晶基板20の励振電極23a,23b、接続電極25a,25b、およびこれらを接続する電極間配線などは、例えばスパッタ法あるいはメッキ法とフォトリソグラフィ技術を併用して、ニッケル/金、あるいはクロム/金などの導電体材料を所望の厚みに積層させてからパターニングすることにより形成される。
(水晶振動子の製造方法)
次に、本実施形態の水晶振動子1を製造する工程について、特に、水晶基板20とリッド10およびパッケージ30との表面活性化処理による表面親水化のもとでの直接接合方法を中心に図面を参照しながら説明する。図3(a)は、本実施形態で接合方法として用いる表面活性化接合の要領を概念的に示す説明図、同図(b)は、ウェハ積層体を示す概略斜視図である。
水晶振動子1の製造においては、図2で説明した水晶基板ウェハ120とともに、図1で説明したリッド10およびパッケージ30が縦及び横方向に等間隔で複数配置させた大型のウェハをそれぞれ準備し、複数の水晶振動子1を一括して製造する。図3(a),(b)においては、リッド10が複数配置させた大型のウェハをリッドウェハ110、パッケージ30が複数配置された大型のウェハをパッケージウェハ130としてそれぞれ示している。なお、パッケージウェハ130には、図1(a),(b)で説明した各パッケージ30ごとに有する平面視で半円形状の切り欠き33a,33bの原型となる円形の貫通孔、およびそれに対応する実装端子32a,32bがそれぞれ形成されているが、図示を省略する。
各ウェハの直接接合を行うために、まず、上述したように両主面(接合面)が鏡面研磨加工された水晶基板ウェハ120を、純水洗浄等により接合にかかる部分の汚染物を取り除き、表面活性化接合に最適な表面状態に保つ。
これと併行して、リッド10を等間隔で複数配置させたリッドウェハ110、およびパッケージ30を等間隔で複数配置させたパッケージウェハ130を準備する。リッドウェハ110およびパッケージウェハ130のそれぞれは、少なくとも水晶基板ウェハ120と当接される接合面を鏡面研磨加工する。続いて、リッドウェハ110およびパッケージウェハ130のそれぞれを純水洗浄等することにより接合にかかる部分の汚染物を取り除き、表面活性化接合に最適な表面状態に保つ。なお、本実施形態のリッドウェハ110およびパッケージウェハ130は、水晶基板ウェハ120と同じ水晶を材料として形成するものとするが、これに限らず、シリコンや、珪素を主成分とするガラスなどを材料として用いることも可能である。
次に、上記のように準備されたリッドウェハ110、パッケージウェハ130および水晶基板ウェハ120の各接合面をプラズマ処理により表面活性化する。プラズマ処理は、例えば公知のSWP(Surface Wave Plasma)型RIE(Reactive Ion Etching)プラズマ方式のプラズマ処理装置を用いて行う。まず、プラズマ処理装置の高真空雰囲気の処理チャンバ内のステージに、処理対象であるリッドウェハ110、パッケージウェハ130および水晶基板ウェハ120を載置する。この処理チャンバ内には、例えばCF4ガスなどの反応性ガスを供給する。
次に、処理チャンバ内にマイクロ波を放射させ、処理チャンバに設けられた導波管内で定在波を形成すると、このマイクロ波が、その下側に配置された誘電体であるリッドウェハ110、パッケージウェハ130および水晶基板ウェハ120に伝搬し、その表面に沿って伝搬する表面波を発生させる。この表面波により、前記誘電体の全面に亘って均一且つ高密度なプラズマが生成され、それにより処理チャンバ内に導入された反応ガスを励起して、酸素イオン、励起種(ラジカル)などの活性種を生成する。反応ガスを連続的に供給しながら、前記ステージに高周波電源から所定の電圧を印加すると、処理チャンバ内に生成された前記反応ガスの活性種は、その上部から下向きに前記ステージに向けて流れ、各ウェハをプラズマ処理する。なお、反応性ガスとしては、O2ガスの他に、O2とN2の混合ガス、O2ガス処理後のN2ガス処理でも、O2ガス単独で用いたときと同様に前記各ウェハの表面を活性化することができる。
このプラズマ処理により、前記各ウェハの表面は、前記反応ガス活性種に曝露されて一様に活性化される。即ち、リッドウェハ110、パッケージウェハ130および水晶基板ウェハ120の各接合面の表面に残存している有機物、汚染物などはプラズマ内のイオン成分による物理衝撃により除去されるとともに、同じくプラズマ内のラジカル成分により、該接合面を形成する物質の表面に酸素ラジカル、窒素ラジカルを起因としたOH基、NH基、ON基などを形成するように改質され表面が活性化される。この状態で、大気中に処理済ウェハを開放することにより、大気中の水分子が活性種に吸着され、親水性がより高まる。このようなプラズマ処理されたウェハ表面の活性状態・親水状態は、少なくとも一時間程度維持されるので、その後の直接接合における工程を十分に実行することができる。
上記の処理後、図3(a)に示すように、水晶基板ウェハ120の上下面に、リッドウェハ110とパッケージウェハ130をそれぞれ重ね合わせる。ウェハ同士を接合する前に、治具などを用いて各ウェハ間に一定のギャップを持たせ接触しないように保持しても良い。水晶基板ウェハ120、リッドウェハ110およびパッケージウェハ130は、それらを位置合わせし、ウェハ積層体100を得る。次に、これらウェハ積層体100の一部を常温で図中矢印方向に加圧することにより、加圧した部分を接合の基点として接合する。
水晶基板ウェハ120、リッドウェハ110およびパッケージウェハ130は、各々プラズマ処理された各接合面に親水化処理によるOH基等が露出しているので、上述した接合工程において、互いに位置合わせして一部加圧するだけで接着することができる。しかしながら、この状態では未だ接合界面に水分子が存在しており、弱い水素結合のみによりウェハ間の接合が行われているものと考えられる。そのため、接合界面に存在している水分子を接合ウェハのバルク内へ拡散させ、より強固な接合にする必要がある。そこで、接合後、200℃前後の比較的低温の状態で数時間アニールする必要がある。これによりさらに良好に接合することができる。なお、水晶基板ウェハ120、リッドウェハ110およびパッケージウェハ130の接合は、一度ウェハを水分子にさらした後であれば、大気圧雰囲気内でも真空内でも同様に行うことができる。
なお、本実施形態では三枚の水晶ウェハを重ね合わせて同時に接合する例を説明したが、一枚の直接接合用ウェハに対して相手側ウェハを一枚ずつ接合するようにしてもよい。例えば、水晶基板ウェハ120の上面にリッドウェハ110を接合した後、その下面にパッケージウェハ130を接合する順序によりウェハ積層体100を得る。
ここで、上記に説明した各ウェハの直接接合による接合において、本実施形態の水晶基板ウェハ120の構造の特徴により、直接接合が良好に行われる作用について、図2を参照して説明する。
図2(a)〜(c)に示す水晶基板ウェハ120において、水晶基板ウェハ120の表面側にリッドウェハ110を直接接合する際には、複数の水晶基板20のリッドウェハ110と接合される側の接合領域である表側接合面21aと、隣接する水晶基板20の表側接合面21aとを連結する連結部121aのそれぞれの表面が活性化されていて接合に寄与する。すなわち、互いに隣接する水晶基板20の表側接合面21aどうしが該表側接合面21aと同一平面に形成された連結部121aで連結されているので、隣接する表側接合面21aの直接接合が連結部121aによって連続して進み、水晶基板ウェハ120の表面側とリッドウェハ110とが全体に渡り均一に接合される。特に、上述したウェハの一部を加圧して接合のきっかけを与えるような直接接合の場合には、互いに隣接する表側接合面21aが連結部121aによって接続されずに独立して形成されている場合のように各表側接合面21aごとに押圧することなく、ウェハどうしを直接接合することができる。
また、互いに隣接する表側接合面21aが連結部121aのみで連結され、その連結部121aよりも凹んだ部分である溝部150は、接合されるリッドウェハ110とは接触していない。これにより、互いに隣接する水晶基板20どうしの表側接合面21aが同一平面全面で連結されている場合に比して、リッドウェハ110の接合面との接合不良の原因となる異物等の挟み込みが発生する確率が低減する。さらに、接合時に各表側接合面21aおよび各連結部121aに発生する気泡が溝部150に排出されながらリッドウェハ110の接合面と接合されるので、接合不良の原因となる接合部への気泡の残留が抑えられる。
同様に、水晶基板ウェハ120の裏面側にパッケージウェハ130を直接接合する際には、複数の水晶基板20のパッケージウェハ130と接合される側の接合領域である裏側接合面21bと、隣接する水晶基板20の裏側接合面21bとを連結する連結部121bのそれぞれの表面が活性化されていて接合に寄与する。これにより、隣接する裏側接合面21bの直接接合が連結部121bによって連続して進み、水晶基板ウェハ120の裏面側とパッケージウェハ130とが全体に渡り均一に接合される。特に、上述した一部を加圧して接合のきっかけを与えるような直接接合の場合には、互いに隣接する裏側接合面21bが連結部121bによって連結されずに独立して形成されている場合のように、各裏側接合面21bごとに押圧することなくウェハどうしを直接接合することができる。また、各裏側接合面21bおよび連結部121bよりも凹んで形成された溝部150により異物等の挟み込みが発生する確率が低減するとともに、接合時に各裏側接合面21bおよび各連結部121aに発生する気泡が溝部150に排出されやすいので、接合部への気泡の残留が抑えられる。
次に、上記のように直接接合してウェハ積層体100を得た後の製造工程について説明する。まず、図3(a),(b)においては図示を省略したパッケージウェハ130の各パッケージ30ごとに有する半円形状の切り欠き33a,33b(図1(a),(b)を参照)の原型となる円形の貫通孔に、導電性の封止部材34a,34bを挿設する。封止部材34a,34bには、例えば金とゲルマニウムとの合金や半田などの比較的低融点の金属からなる金属ボール、あるいは半田ペーストなどが用いられる。
次に、封止部材34a,34bにYAG(Yittrium Aluminium Garnet)レーザを照射したり、ウェハ積層体100を所定温度に設定されたリフロー炉に所定時間投入することなどによって封止部材34a,34bを溶融させてから、常温まで冷却して固化させることにより貫通孔を封止する。
次に、図3(a),(b)では図示を省略するが、パッケージウェハ130の各パッケージ30に、スパッタリングなどにより実装端子32a,32b(図1(a),(b)を参照)を形成する。実装端子32a,32bには、さらにニッケル下地メッキが施し、さらにその上に金メッキを施すなどして形成される。
次に、上記のように直接接合されたウェハ積層体100を、図3(b)に示すように、縦横に直行する水晶振動子の外郭線151に沿ってダイシングするなどの方法により切断分割して個片化し、図1に示す複数の水晶振動子1を得る。
最後に、個片化した各水晶振動子1の周波数特性やその他の電気的特性が所定の範囲内にあるか否かを確認する電気的特性検査、若しくは所望の試験を行う。周波数特性が所定の範囲から外れた場合は、レーザ光などにより振動片部22(図1を参照)の一部をトリミングすることによって周波数調整することが可能である。このとき、リッド10およびパッケージ30が水晶やシリコンあるいは珪素を主成分とするガラス材料などからなり、主面が鏡面研磨加工されて透明なので、外部から振動片部22へレーザ光などを容易に照射することが可能であり、それにより周波数調整をすることができる。
なお、水晶振動子1の個片化を行う工程の前に、ウェハ積層体100の状態で周波数の測定や調整を行うこと、若しくは所望の試験を実行することも可能である。
次に、上記実施形態の効果を述べる。
上記実施形態の水晶基板ウェハ120によれば、一つの水晶基板20の接合領域である表側接合面21aまたは裏側接合面21bと、隣接する水晶基板20の接合領域である表側接合面21aまたは裏側接合面21bとが、それぞれ各接合領域と同一平面に形成された連結部121aまたは連結部121bによりそれぞれ連結されている。これにより、隣接する水晶基板20の表面活性化接合が連結部121a,121bによって連続して進んでいくので、水晶基板ウェハ120の各水晶基板20ごとに押圧することなくウェハどうしを均一に直接接合することが可能な水晶基板ウェハ120(直接接合用ウェハ)を提供することができる。
また、隣接する水晶基板20の接合領域である表側接合面21aまたは裏側接合面21bどうしが、各接合領域と同一平面に形成された連結部121aまたは121bのみで連結されているので、隣接する接合領域が同一平面全面で連結されている場合に比して、相手側ウェハの接合面との接合不良の原因となる異物等の挟み込みが発生する確率が低減する。
さらに、接合領域である表側接合面21aまたは裏側接合面21bと同一平面に形成された連結部121aまたは連結部121bよりも凹んだ部分である溝部150に、接合時に表側接合面21aまたは裏側接合面21bおよび連結部121aまたは121bに発生する気泡が排出されながら相手側ウェハの接合面と直接接合されるので、接合部への気泡の残留が抑えられる。
したがって、相手側ウェハとの直接接合において、水晶基板ウェハ120全体が均一に接合されるとともに、異物の挟み込みや気泡の残留による接合不良が抑制されることにより、接合信頼性の高い水晶基板ウェハ120(直接接合用ウェハ)を提供することができる。
以上、説明した上記実施形態の水晶基板ウェハ120では、一つの水晶基板20の枠部21の四つの各辺とそれぞれ隣接する水晶基板20の枠部21とを、枠部21の表側接合面21aまたは裏側接合面21bと同一平面に形成された連結部121a,121bによりそれぞれ連結した。これに限らず、下記変形例1、変形例2に説明する配置の連結部によっても、良好な直接接合を行うことが可能な水晶基板ウェハとすることができる。
(変形例1)
図4は、水晶基板ウェハの変形例を説明する平面図である。なお、本変形例では、水晶基板ウェハにおいて、一つの水晶基板と隣接する水晶基板とを連結する連結部の配置以外の構成は上記実施形態の水晶基板ウェハ120と同じであるため、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示す水晶基板ウェハ220は、ATカットされた大判の水晶ウェハ211に、枠部21内に片持ち支持されるように一体に形成された振動片部22とを有する水晶基板20が、縦および横方向に等間隔で複数形成されている。
水晶基板ウェハ220において、水晶基板ウェハ220の表面側には、一つの水晶基板20の枠部21の外形の四つの辺と平行にそれぞれ独立されて形成された複数の溝部250を有している。すなわち、一つの水晶基板と隣接する水晶基板20と各辺の間に、それぞれ独立した溝部250が形成されている。そして、一つの水晶基板20の枠部の各コーナー部分から延出されて形成された連結部221aが、隣接する水晶基板20の枠部21の各コーナー部分から延出されて形成された連結部221aと互いに連結されている。この連結部221aは、枠部21の接合領域である表側接合面21aと同一平面に形成されている。
図示はしないが、水晶基板ウェハ220の裏面側においても、上述した水晶基板ウェハ220の表面側と同様に、一つの水晶基板20の枠部21の外形の四つの辺と平行にそれぞれ独立されて形成された複数の溝部250を有している。そして、この各溝部250により画定され、一つの水晶基板20の枠部の各コーナー部分から延出されて形成された連結部が、隣接する水晶基板20の枠部21の各コーナー部分から延出されて形成された連結部と互いに連結されている。連結部は、枠部21の接合領域である裏側接合面(図示せず)と同一平面に形成されている。
この構成によれば、一つの水晶基板20の接合領域である表側接合面21aと、隣接する水晶基板20の接合領域である表側接合面21aとが、水晶基板20の外形のコーナー部分から延出されて形成された連結部221aにより連結されている。これにより、互いに隣接する表側接合面21aどうしの直接接合が連結部221aによって連続して進み、水晶基板ウェハ220の表面側とリッドウェハ110とが全体に渡り均一に接合される。また、連結部221aよりも凹んで形成されている溝部250により、上記実施形態の水晶基板ウェハ120と同様に、相手側ウェハの接合面との接合不良の原因となる異物等の挟み込みや気泡の残留が抑えられるので、良好な直接接合が可能な水晶基板ウェハ220を提供できる。
(変形例2)
図5は、上記実施形態および変形例1とは異なる配置の連結部を有する水晶基板ウェハを説明する平面図である。なお、本変形例についても、水晶基板ウェハにおいて、一つの水晶基板と隣接する水晶基板とを連結する連結部の配置以外の構成は、上記実施形態および変形例1の水晶基板ウェハ120,220と同じであるため、同一符号を付して説明を省略する。
図5に示す水晶基板ウェハ320は、ATカットされた大判の水晶ウェハ311に、枠部21内に片持ち支持されるように一体に形成された振動片部22とを有する水晶基板20が、縦および横方向に等間隔で複数形成されている。
水晶基板ウェハ320において、水晶基板ウェハ320の表面側には、一つの水晶基板20と隣接する水晶基板20との間に溝部350が形成されている。溝部350は、枠部21の四辺のうち一方の対向する二辺側の略中央を除いて枠部21を囲むように形成されていて、この枠部21の一方の対向する二辺側から延出された連結部321aにより、一つの水晶基板20の枠部21と隣接する水晶基板20の枠部21とが互いに連結されている。この連結部321aは、枠部21の接合領域である表側接合面21aと同一平面に形成されている。
図示はしないが、水晶基板ウェハ320の裏面側においても、上述した水晶基板ウェハ320の表面側と同様に、一つの水晶基板20と隣接する水晶基板20との間に溝部が形成されている。溝部は、枠部21の四辺のうち一方の対向する二辺側の略中央を除いて枠部21を囲むように形成されていて、この枠部21の一方の対向する二辺側から延出され枠部21の接合領域である裏側接合面と同一平面の連結部により、一つの水晶基板20の枠部21と隣接する水晶基板20の枠部21とが互いに連結されている。
この構成によれば、縦横に等間隔で配置された水晶基板20の四辺の枠部21上の接合領域である表側接合面21aのうち、一方の対向する枠部21の表側接合面21aと、それぞれ隣接する水晶基板20の枠部21の表側接合面21aとが連結部321aにより連結されている。これにより、少なくとも連結部321aによって連結された互いに隣接する水晶基板20の表側接合面21aどうしの直接接合が連結部321aによって連続して進む。また、上記実施形態の水晶基板ウェハ120と同様に、連結部321aよりも凹んで形成されている溝部350により、相手側ウェハの接合面との接合不良の原因となる異物等の挟み込みや気泡の残留が抑えられる。
(変形例3)
上記実施形態では、水晶基板20とこの上下に重ねて配置されるリッド10およびパッケージ30とが直接接合された三層構造の圧電デバイスとしての水晶振動子1を形成するための直接接合用ウェハとしての水晶基板ウェハ120について説明した。これに限らず、直接接合用ウェハは、二層構造の圧電デバイスを形成する場合にも良好な接合を実現することが可能である。
図6は、二層構造の圧電デバイスを模式的に説明するものであり、(a)は圧電デバイスの模式平面図、(b)は、(a)のD−D線断面図である。また、図7は、図6の圧電デバイスの製造に用いられる直接接合用ウェハを説明する平面図である。なお、図6(a)では、圧電デバイスの内部の構造を説明する便宜上、上部に配置されるリッド410の一部を切り欠いて図示している。
図6(a),(b)において、圧電デバイス400は、凹部421cが形成された水晶基板420と、水晶基板420の凹部421cの凹底部分に備えられた電子素子430と、水晶基板420上に接合され水晶基板420の凹部421cを封止するリッド410とを有している。
水晶基板420の凹部421cの側壁は平面視で略矩形環状の枠部421を形成し、この枠部421の上面が、リッド410との接合面となる鏡面研磨加工された接合面421aとなっている。なお、水晶基板420の接合面421aに接合されるリッド410の接合面も鏡面研磨加工されている。
水晶基板420の凹部421cの凹底部分に備えられた電子素子430は、例えば、凹部421cの凹底部分に形成されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)構造体を含むMEMS素子や、凹部421cの凹底部分に形成された図示しない接続電極にICチップが実装された半導体回路素子など、目的に応じた種々の電子素子を適用することが可能である。そして、電子素子430は、水晶基板420の外底部に形成された図示しない実装端子にスルーホールなどの接続配線によって接続されるとともに、水晶基板420上にリッド410が直接接合されることにより水晶基板420内部に気密に封止されている。
上記実施形態と同様に、圧電デバイス400は、水晶基板420およびリッド410がそれぞれ多数個形成されたウェハの状態で直接接合されてから、個片に切り出されて製造される。このうち、水晶基板420が多数個形成された直接接合用ウェハである水晶基板ウェハ520について説明する。
図7に示す水晶基板ウェハ520は、大判の水晶ウェハ511に、矩形環状の枠部421と、この枠部421内に形成された凹部421cと、この凹部421c内に備えた電子素子430とを有する水晶基板420が、縦および横方向に等間隔で複数形成されている。水晶ウェハ511の少なくとも表面側(リッド410が接合される側)の主面は、直接接合による接合面として良好な接合ができるように鏡面研磨加工されている。
水晶基板ウェハ520の表面側(リッド410が接合される側)には、一つの水晶基板20の枠部421の外形の一部を囲むように形成された複数の溝部550が形成されている。そして、一つの水晶基板420の枠部421と、隣接する水晶基板20の枠部421とは、前記溝部550により画定されて形成された連結部521aであって、枠部421のリッド410との接合領域である接合面421aと同一平面に形成された連結部521aにより連結されている。上述したように、水晶基板ウェハ520の原板である水晶ウェハ511の表側の主面が鏡面研磨加工されていることにより、複数の水晶基板420の接合領域である接合面421aと、隣接する水晶基板420どうしを連結する連結部521aとは、同一平面に直接接合による接合面を形成するようになっている。
本変形例の水晶基板ウェハ520によれば、上記実施形態および変形例1と同様に、一つの水晶基板420と隣接する水晶基板420とのそれぞれの接合領域である表側接合面421aどうしが、接合面421aと同一平面に形成された連結部521aにより連結されている。これにより、隣接する接合面421aの直接接合が連結部521aによって連続して進み、水晶基板ウェハ520とリッド410が複数配列されて形成されたリッドウェハが全体に渡り均一に接合される。また、溝部550により、異物等の挟み込みや気泡発生が抑制され、接合信頼性の高い直接接合が可能となる。
以上、発明者によってなされた本発明の実施の形態およびその変形例について具体的に説明したが、本発明は上記した実施の形態およびその変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態および変形例1、2では、ATカットした水晶ウェハ111,211,311を用いて、矩形板状の振動片部22が形成された水晶基板20が複数配置された水晶基板ウェハ120,220,320を形成する例を説明した。そして、水晶基板20に矩形板状の振動片部22が形成された構成を説明したが、振動片部はこれに限定するものではなく、例えば音叉型水晶振動片などの他の形態の圧電振動片でもよい。また、圧電基板材料としては、水晶以外に、タンタル酸リチウム基板、ニオブ酸リチウム基板など、他の圧電基板材料を用いることもできる。
さらに、ウェハの材料は圧電基板材料に限定されず、シリコンやガラスなどの直接接合が可能な他の材料を用いることも可能である。また、圧電振動子以外では、シリコンウエハを用いたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスなどにも適用可能である。
また、上記変形例3では、直接接合用ウェハとしての水晶基板ウェハ520とリッド410が複数配列されて形成されたリッドウェハとを直接接合して、内部のキャビティ形成領域に電子素子430が封止された圧電デバイス400を得る例を説明した。これに限らず、直接接合用ウェハに形成されたキャビティ形成領域である凹部には何も設けず、凹部を有する直接接合用ウェハとリッドとが直接接合されることにより形成されるキャビティそのものを利用する用途の二層構造のキャビティ構成体、例えば、空気との接触を望まない被検体をキャビティ内に封止するための顕微鏡観察用のプレパラートなどへの適用も可能である。
また、上記実施形態および変形例1〜3では、水晶振動子1や圧電デバイス400などの圧電デバイスを形成するための直接接合用ウェハである水晶基板ウェハ120,220,320,520について説明した。これに限らず、シリコンや石英あるいはシリコン酸化膜などを最表面に有する直接接合が可能なウェハ材料を用いて形成された直接接合用ウェハにより、キャビティ形成領域および接合領域を有する様々なキャビティ構成体を製造することができる。特に、キャビティ構成体のキャビティ形成領域内に、高温やアウタガスの影響を受けやすい被封止物を封止したい場合に、本発明の直接接合用ウェハは好適である。
1…水晶振動子、10,410…リッド、20,420…水晶基板、21,421…枠部、21a,421a…接合領域としての表側接合面、21b…接合領域としての裏側接合面、22…振動片部、30…パッケージ、100…ウェハ積層体、110…リッドウェハ、111,211,311,511…水晶ウェハ、120,220,320,520…直接接合用ウェハとしての水晶基板ウェハ、121a,121b,221a,321a,521a…連結部、130…パッケージウェハ、150,250,350,550…連結部を画定する溝部、400…圧電デバイス、430…電子素子。
本発明は、接合用ウェハに関するものである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例1〕本適用例にかかる接合用ウェハは、キャビティ形成領域と、該キャビティ形成領域を囲んでいる接合領域と、を含むキャビティ構成体が縦横に複数並べられて設けられ、前記接合領域と、少なくとも一の相手側ウェハの接合部とを接合することにより前記キャビティ形成領域にキャビティを形成するための接合用ウェハであって、前記接合領域の前記相手側ウェハを接合する側の主面には、前記キャビティ構成体の周囲を囲んでいる有底の溝部が設けられていることを特徴とする。
〔適用例2〕上記適用例にかかる接合用ウェハにおいて、前記キャビティ構成体は、前記キャビティ形成領域内に圧電振動片が形成されているとともに、両主面に前記接合領域が形成された圧電基板であることを特徴とする。
〔適用例3〕上記適用例にかかる接合用ウェハは、水晶からなることを特徴とする。
〔適用例4〕上記適用例にかかる接合用ウェハは、ガラス材料またはシリコンからなることを特徴とする。
(a)は、接合用ウェハを用いて製造されるキャビティ構成体の一実施形態である水晶振動子の概略構成を示す展開斜視図、(b)は、(a)のA−A線断面図。 (a)は、接合用ウェハの一実施形態である水晶基板ウェハを説明する模式平面図、(b)は、(a)のB−B線断面図、(c)は、(a)のC−C線断面図。 (a)は、実施形態で接合方法として用いる表面活性化接合の要領を概念的に示す説明図、(b)は、ウェハ積層体を示す概略斜視図。 水晶基板ウェハの変形例1を説明する平面図。 水晶基板ウェハの変形例2を説明する平面図。 (a)は、キャビティ構成体の変形例である二層構造の圧電デバイスを説明する模式平面図、(b)は、(a)のD−D線断面図。 変形例3の接合用ウェハを説明する平面図。
以下、接合用ウェハおよびそれを用いて製造される圧電振動子の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、接合用ウェハを用いて製造される圧電振動子としての水晶振動子の概略構成を示す構成図であり、(a)は、展開斜視図、(b)は、(a)のA−A線断面図である。図2は、接合用ウェハとしての水晶基板ウェハを説明するものであり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。なお、図2(a)〜(c)においては、図1(a)、(b)に示す水晶基板20の詳細な構成について一部図示を省略している。
(水晶振動子)
まず、接合用ウェハ(直接接合用ウェハ)を用いて製造される圧電振動子としての水晶振動子について説明する。
図1に示すように、水晶振動子1は、圧電基板としての水晶基板20の上面および下面に、蓋部材としてのリッド10およびベース部材としてのパッケージ30がそれぞれ積層されて一体化された構造を有している。本実施形態では、リッド10、水晶基板20、パッケージ30は、ともに水晶の原石から同一カット角、例えばATカット角で切り出されたATカット水晶板から形成されている。そして、リッド10、水晶基板20、パッケージ30ともに、少なくとも各々が当接される面が所定の表面粗さにて鏡面処理されている。
図6は、二層構造の圧電デバイスを模式的に説明するものであり、(a)は圧電デバイスの模式平面図、(b)は、(a)のD−D線断面図である。また、図7は、図6の圧電デバイスの製造に用いられる接合用ウェハを説明する平面図である。なお、図6(a)では、圧電デバイスの内部の構造を説明する便宜上、上部に配置されるリッド410の一部を切り欠いて図示している。
また、上記実施形態および変形例1〜3では、水晶振動子1や圧電デバイス400などの圧電デバイスを形成するための直接接合用ウェハである水晶基板ウェハ120,220,320,520について説明した。これに限らず、シリコンや石英あるいはシリコン酸化膜などを最表面に有する直接接合が可能なウェハ材料を用いて形成された直接接合用ウェハにより、キャビティ形成領域および接合領域を有する様々なキャビティ構成体を製造することができる。特に、キャビティ構成体のキャビティ形成領域内に、高温やアウタガスの影響を受けやすい被封止物を封止したい場合に、本発明の接合用ウェハは好適である。

Claims (5)

  1. キャビティ形成領域と、該キャビティ形成領域を取り囲み表面が鏡面処理された接合領域と、を有するキャビティ構成体が縦横に複数並べられて形成され、
    前記接合領域と、少なくとも一の相手側ウェハの接合領域とを表面活性化接合法によって直接接合することにより前記キャビティ形成領域にキャビティを形成するための直接接合用ウェハであって、
    隣接する前記接合領域が連結部で連結され、前記接合領域と前記連結部が同一平面に形成されていることを特徴とする直接接合用ウェハ。
  2. 請求項1に記載の直接接合用ウェハであって、
    前記キャビティ構成体が、前記キャビティ形成領域内に圧電振動片が形成されているとともに、両主面に前記接合領域および前記連結部が形成された圧電基板であることを特徴とする直接接合用ウェハ。
  3. 請求項1または2に記載の直接接合用ウェハであって、
    一つの前記キャビティ構成体と、隣接する前記キャビティ構成体のすべての前記接合領域が前記連結部により連結されていることを特徴とする直接接合用ウェハ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の直接接合用ウェハであって、
    水晶からなることを特徴とする直接接合用ウェハ。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の直接接合用ウェハであって、
    ガラス材料またはシリコンからなることを特徴とする直接接合用ウェハ。
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