JP2013153213A - プリント基板及び光伝送装置 - Google Patents

プリント基板及び光伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013153213A
JP2013153213A JP2013083343A JP2013083343A JP2013153213A JP 2013153213 A JP2013153213 A JP 2013153213A JP 2013083343 A JP2013083343 A JP 2013083343A JP 2013083343 A JP2013083343 A JP 2013083343A JP 2013153213 A JP2013153213 A JP 2013153213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
wiring
substrate
circuit board
printed circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013083343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5661137B2 (ja
Inventor
Osamu Kagaya
修 加賀谷
Kosuke Takahashi
孝祐 高橋
Taichi Kogure
太一 小暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lumentum Japan Inc
Original Assignee
Oclaro Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oclaro Japan Inc filed Critical Oclaro Japan Inc
Priority to JP2013083343A priority Critical patent/JP5661137B2/ja
Publication of JP2013153213A publication Critical patent/JP2013153213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5661137B2 publication Critical patent/JP5661137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】出力されるクロック信号の周波数が高くとも不要電磁波の放出を抑制する。
【解決手段】プリント基板10は、基板101と、基板101上に形成された、クロック信号を出力する信号出力回路102,103と、信号出力回路102,103と電源を接続する電源配線109,110と、電源配線109,110に設けられた、クロック信号の周波数に応じた周波数成分を減衰させるトラップフィルタ107,108と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板及び光伝送装置に関する。
光伝送装置から発生される不要電磁波の強度を所定値以下に抑えることが要求されている。光伝送装置では内蔵するICから放射される電磁波が多いため、ICから放射される電磁波を効果的に抑制する技術が重要となる。
そこで、特許文献1には、ICの電源端子とプリント基板の電源供給回路との間に2つのチップコンデンサを適切な配置間隔で設けることで、ICのスイッチングノイズによる不要電磁波の放射を抑制する技術が提案されている。
特許第2970660号公報
しかしながら、上記の従来技術では、30MHz〜1GHz程度の周波数範囲においては、不要電磁波を好適に抑制することができるが、高ビットレートで伝送を行う場合に用いられる、例えば20GHz以上の高周波数の信号を扱う際に発生する高周波のノイズ成分に対しては、十分な低減効果が得られなかった。その理由として考えられるのは、以下の2つの要因である。
まず第1の要因としては、2つのチップコンデンサの有する直列インダクタンスにより低インピーダンス化が困難になっているということが考えられる。そして、第2の要因としては、たとえチップコンデンサによる直列インダクタンスを理想的に低インピーダンス化できたとしても、ループ電流により大きな不要電磁波放射を生じてしまうことが考えられる。電磁波放射の正確な算出には三次元電磁界構造解析ツールによるシミュレーションが必要であるが、ここでは簡単のため以下の式(1)により表される単純な形状モデルによる遠方界での最大電界強度式(Michel Mardiguian著、小林岳彦訳、“EMI設計の実際−放射妨害波の制御”、27ページ、式(2.20)より)を用いて説明する。E=(0.013・V・A・fMHz )/D・Z[V/m] ・・・式(1)なお、式(1)において、fMHzはMHz単位で表した周波数、Aは閉じた電流経路が描くループの面積、Vはノイズとなる励振源の(周波数fMHzにおける)電圧、Zは励振源の内部インピーダンスを含めた回路インピーダンス、Dは観測位置までの距離を示す。一例として、ICの電源端子における励振源の電流を10mA(すなわちV/Z=10mA)、ICの電源端子から4.0mm離れた位置で理想的なデカップリング容量で短絡してプリント回路基板の表層配線層−グラウンド配線層間の厚さを0.25mm(すなわちA=1.0mm^2)と仮定し、デカップリング容量より外側の電源配線は無い(すなわち電源配線を介した伝導によるノイズの伝搬、その後のノイズ放射が無い)ものと仮定する。この場合の距離3mの位置で観測される最大電界強度を上記式(1)により算出すると、周波数1GHzの場合には33dB(μV/m)であるのに対し、周波数が高くなった場合、例えば周波数20GHzの場合には、その400倍(+52dB)に増大し、85dB(μV/m)となる。すなわち、周波数1GHz以下の範囲で効果のあった上記の従来技術を理想的にした場合にも、周波数20GHzにおいては強い不要電磁波が容易に放射されてしまうことが示される。
本発明の目的の一つは、出力されるクロック信号の周波数が高くなっても不要電磁波の放出を抑制できるプリント基板及び光伝送装置を提供することにある。
(1)本発明に係るプリント基板は、基板と、前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、前記クロック信号を増幅するドライバICと、前記ドライバICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、前記基板の内層の接地配線と、前記ドライバICと電源を接続する第1電源配線と、前記第1電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させる第1トラップフィルタと、を含み、前記シールドは、前記接地配線に接続され、前記第1トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられることを特徴とする。
(2)(1)に記載のプリント基板において、前記信号出力回路に電源を接続する第2電源配線と、前記第2電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させる第2トラップフィルタと、をさらに備え、前記シールドは、前記信号出力回路と前記第2トラップフィルタを被覆することを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載のプリント基板において、前記第1トラップフィルタは、前記第1電源配線の一部と、前記第1電源配線の一部の下方に配置される前記基板の内層配線と、前記内層配線の下方に配置される前記基板の内層の接地配線と、前記内層配線と前記接地配線とを接続するバイアホールと、を含む共振回路であることを特徴としてもよい。
(4)(1)に記載のプリント基板において、前記第1トラップフィルタは、前記第1電源配線の一部と、前記第1電源配線の一部の下方に配置される前記基板の内層配線と、前記内層配線の下方に配置される前記基板の内層の接地配線と、前記第1電源配線の一部と前記内層配線とを接続するバイアホールと、を含む共振回路であることを特徴としてもよい。
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載のプリント基板において、前記第1電源配線に前記第1トラップフィルタを直列に複数設けたことを特徴としてもよい。
(6)(5)に記載のプリント基板において、前記複数の各第1トラップフィルタのバイアホールの中心間の距離を、前記クロック信号の波長の1/4以下とすることを特徴としてもよい。
(7)(5)又は(6)に記載のプリント基板において、前記複数の各第1トラップフィルタのバイアホールの中心間の距離を、3mm以下とすることを特徴としてもよい。
(8)(5)乃至(7)のいずれかに記載のプリント基板において、前記複数の各第1トラップフィルタ毎に減衰させる周波数成分が異なることを特徴としてもよい。
(9)(1)乃至(8)のいずれかに記載のプリント基板において、前記第1電源配線に設けられたコンデンサを含むことを特徴としてもよい。
(10)本発明に係る光伝送装置は、基板と、前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、前記クロック信号を増幅するドライバICと、前記ドライバICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、前記基板の内層の接地配線と、前記ドライバICと電源とを接続する電源配線と、前記電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させるトラップフィルタと、前記ドライバICによる増幅されたクロック信号を受けて、光信号を変調して送信する光送信部と、を含み、前記トラップフィルタは、前記基板の表層配線、内層配線、及びバイアホールを含み構成され、前記シールドは、前記接地配線に接続され、前記トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられることを特徴とする。
(11)(10)に記載の光伝送装置において、前記光送信部は、RZ変調用の光変調器を有していることを特徴としてもよい。
(12)本発明に係る光伝送装置は、基板と、前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、前記クロック信号の位相を制御するフェーズシフタICと、前記フェーズシフタICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、前記基板の内層の接地配線と、前記フェーズシフタICと電源とを接続する電源配線と、前記電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させるトラップフィルタと、前記フェーズシフタICにより位相制御されたクロック信号を受けて、光信号を変調して送信する光送信部と、を含み、前記トラップフィルタは、前記基板の表層配線、内層配線、及びバイアホールを含み構成され、前記シールドは、前記接地配線に接続され、前記トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、クロック信号に応じた周波数成分のスイッチングノイズの伝搬を抑制できる。
本発明の一態様によれば、スイッチングノイズを減衰させるトラップフィルタを簡易な構成で実現できる。
本発明の一態様によれば、複数のトラップフィルタを用いることで1つのトラップフィルタを用いる場合よりも効果的にスイッチングノイズを減衰させることができる。
本発明の一態様によれば、クロック信号の波長のノイズを効果的に減衰できる。
本発明の一態様によれば、20GHz以上の動作周波数のクロック信号によるノイズを効果的に減衰できる。
本発明の一態様によれば、クロック信号の周波数を含む周波数帯域のノイズを減衰できる。
本発明の一態様によれば、スイッチングノイズを発生する各回路についてノイズの伝達を抑えられる。
本発明の一態様によれば、コンデンサによりクロック信号の周波数よりも低い周波数のノイズを抑制できる。
本発明の一態様によれば、クロック信号の周波数成分に応じたスイッチングノイズの伝搬を抑制して、伝送する光信号へ重畳されるノイズを低減できる。
本実施形態に係るプリント基板の構成図である。 第1の実施形態に係るトラップフィルタの構成図である。 第2の実施形態に係るトラップフィルタの構成図である。 第3の実施形態に係るトラップフィルタの構成図である。 トラップフィルタの小信号通過特性(S21)を示す図である。 周波数と不要電磁波の最大電界強度との関係を表した図である。 電源配線の先端インピーダンスを変化させた場合の不要電磁波強度の変化を示す図である。 バイアピッチを変化させた場合の不要電磁波の最大電界強度を示す図である。 第4の実施形態に係るトラップフィルタの構成図である。 第5の実施形態に係るトラップフィルタの構成図である。 トラップフィルタの小信号通過特性(S21)を示す図である。 周波数と不要電磁波の最大電界強度との関係を表した図である。 電源配線の先端インピーダンスを変化させた場合の不要電磁波強度の変化を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係るプリント基板10の構成図を示す。プリント基板10は、光送受信装置の送信回路の一部分を構成するものである。プリント基板10の基板101上には、クロック出力機能を有するマルチプレクサIC102と、マルチプレクサIC102から出力されるクロック信号を増幅してRZ変調用の光変調器を駆動するドライバIC103とが形成されており、各ICはシールド板104により覆われている。105,106は各ICの電源端子であり、基板101上の電源パッドに接続している。また、107,108は共振回路で構成されたトラップフィルタであり、基板101上に伸びる電源配線109,110の途中にそれぞれ配置されている。本実施形態では、トラップフィルタ107,108はともにシールド板104の内側に配置することとしている。電源配線109,110にはデカップリング容量としてチップコンデンサ112,113をシャント接続し、その一端は接地接続パッド114,115およびバイアホールを介して基板101の内部のグラウンド配線層に接続する。116はクロック出力端子、117はドライバ出力端子である。
本実施形態では、マルチプレクサIC102およびドライバIC103が出力するクロック信号の動作周波数は21.5GHzとする。シールド板104には、例えば板金加工により形成した金属板等の導電体を用いることとしてよい。シールド板104の電位は接地電位とし、基板101の内部のグラウンド配線層に接続する。チップコンデンサ112,113は例えば容量値を0.1μFとし、低い周波数領域(1GHz以下)での電源配線のインピーダンスを低減する。チップコンデンサ112,113の位置は共通の電源配線111から電源配線109,110が分岐した箇所からそれぞれのICの電源パッド間に配置すれば良く、シールド板104の内側に配置してもよい。
以下、電源配線109,110に設けられるトラップフィルタ107,108の具体的構成として第1乃至第5の実施形態について説明する。第1乃至第3の実施形態は、トラップフィルタをLC共振型の共振回路として構成したものであり、第4及び第5の実施形態はトラップフィルタをオープンスタブ型の共振回路として構成したものである。
まず、図2には、第1の実施形態に係るトラップフィルタの構成図を示す。図2においては、トラップフィルタ108についての構造を示したが、トラップフィルタ107についても同様の構造を有するものである。そして、図2(A)は、トラップフィルタ108が形成された基板101を上側から見た図を示し、図2(B)は、X−Xにおける断面図を示したものである。
図2に示されるように、トラップフィルタ108は、電源配線110に直列に2個配置された共振回路から成る。第1の共振回路108Aは、基板101の表面に設けられた表層配線からなる電源配線110の一領域と、その一領域の下部に配置された第1の内層配線からなる微小孤立パタン122と、その微小孤立パタン122と第2の内層配線からなるグラウンド配線層126とを接続するバイアホール124とを含み構成される。
第2の共振回路は、表層配線からなる電源配線110の一領域と、その一領域の下部に配置された第1の内層配線からなる微小孤立パタン123と、その微小孤立パタン123と第2の内層配線からなるグラウンド配線層126とを接続するバイアホール125とを含み構成される。120は電源パッドであり、ICの電源端子106に接続している。121は隣接するIC端子を接続するパッド、127はグラウンド配線層、128,129はハンダレジスト、130A〜Fは誘電体層である。ここで、トラップフィルタ108の中心周波数は、クロック動作周波数である21.5GHzの近傍に設定する。以下、具体的な構成例を説明する。
まず、誘電体層130A〜Fとしては、ガラス布基材とエポキシ樹脂から成る材料を用い、その比誘電率は3.6とする。誘電体層130Aの厚さH1は、60μm、誘電体層130Bの厚さH2は200μmとし、配線パタンには銅箔を用いる。電源配線110の幅Wは0.5mmとする。微小孤立パタン122と123の形状はともに矩形とし、そのサイズに差を持たせる。微小孤立パタン122の幅W1は1.5mm、微小孤立パタン123の幅W2は1.0mmとし、それぞれ電源配線110の幅より大きくする。微小孤立パタン122の長さL1および微小孤立パタン123の長さL2はともに1.5mmとする。バイアホール124,125は銅メッキにより形成する。バイアホール124,125の直径は0.2mmとし、各々微小孤立パタン122,123の中央位置に配置する。バイアホール124,125の中心位置の間隔(バイアピッチ)P1は、例えば2.25mmとなるように第1の共振回路108Aと第2の共振回路108Bを配置する。このバイアピッチP1は、電源配線110の電気長に換算して、周波数21.5GHzにおいて90°、すなわち1/4波長となるように選択したものである。
微小孤立パタン122,123を矩形にしてそれらの幅を電源配線の幅より大きくすることにより、表層配線に対して第1の内層配線のパタンがずれることにより共振回路の特性が変動してしまうのを抑えることができる。図2ではバイアホール124,125を微小孤立パタン122,123からグラウンド配線層127まで達するドリルで穴あけを行なうインナーバイアホールとしたが、これをグラウンド配線層126までのレーザバイアホールとしても構わない。
もちろん本発明は、上述した材料特性や厚さ、パタン寸法等に限定されるものではなく、所望の特性を有するように三次元電磁界解析ツール等を用いて設計した他の数値を用いてもよい。
次に、第2の実施形態に係るトラップフィルタについて説明する。図3には、第2の実施形態に係るトラップフィルタ131の構成図を示す。図3(A)は、トラップフィルタ131が形成された基板101を上側から見た図を示し、図3(B)は、X−Xにおける断面図を示したものである。図3に示すように、第2の実施形態のトラップフィルタ131と、第1の実施形態のトラップフィルタ108との違いは、第2の実施形態においては、トラップフィルタ131を同一形状すなわち同一の共振周波数を持つ2個の共振回路を用いて構成した点であり、その他の点については第1の実施形態と同様である。図3において、微小孤立パタン142および143の幅W3は1.25mm、長さL3は1.5mmとする。
次に、第3の実施形態に係るトラップフィルタについて説明する。図4には、第3の実施形態に係るトラップフィルタ141の構成図を示す。図4(A)は、トラップフィルタ131が形成された基板101を上側から見た図を示し、図4(B)は、X−Xにおける断面図を示したものである。図4に示すように、第3の本実施形態のトラップフィルタ141と第2の実施形態のトラップフィルタ108との違いは、第3の実施形態においては、トラップフィルタ141を1個の共振回路で構成した点であり、その他の点については第2の実施形態と同様である。図4において、微小孤立パタン142幅W3は1.25mm、長さL3は1.5mmとする。
次に図5を参照しながら、第1乃至第3の実施形態に係るトラップフィルタの小信号通過特性(S21)を説明する。図5に示した各トラップフィルタの小信号通過特性は、トラップフィルタの設けられた電源配線110の両端に50Ωポートを配置した場合の三次元電磁界解析ツールを用いて得た結果である。なお、電源配線110のトラップフィルタ以外の領域は、特性インピーダンスが50Ωのマイクロストリップ線路をなしていることとしており、図5に示す小信号通過特性はほぼトラップフィルタ自体の特性を反映している。図5において、(1)は第1の実施形態、(2)は第2の実施形態、(3)は第3の実施形態におけるトラップフィルタの特性を表している。
図5に示されるように、第1の実施形態に係るトラップフィルタ108では、2個の共振回路のサイズに差を持たせたことにより20.6GHzと23.4GHzの2つの谷を持つ小信号通過特性が得られ、中心周波数はほぼ22GHzとなる。そのトラップ帯域は、減衰量が30dB以上となる領域で定義すると、周波数19.2GHzから周波数24.6GHzまでの領域であり、帯域幅が5.4GHzと比較的大きな値が実現できる。
次に、第2の実施形態に係るトラップフィルタ131は、中心周波数が21から22GHzの谷を持つ特性を有する。そのトラップ帯域は、減衰量が30dB以上となる領域で定義すると、周波数19.7GHzから周波数23.7GHzの領域である。帯域幅は4GHzと、第1の実施形態での値には至らないものの比較的大きな値が実現できる。
そして、第3の実施形態に係るトラップフィルタ141は、中心周波数が22GHzの鋭い谷を持つ特性を有する。そのトラップ帯域は、減衰量が30dB以上となる領域で定義すると、周波数21.7GHzから周波数22.6GHzの領域である。帯域幅は0.9GHzであり、第1の実施形態および第2の実施形態に比べると狭くなっている。
次に図6乃至図8を参照しながら、第1乃至第3の実施形態に係るトラップフィルタによる不要電磁波の低減効果について説明する。図6乃至図8に示されたグラフは、三次元電界解析ツールを用いたシミュレーション結果であり、シミュレーションは単純化のため、図1に示されたプリント基板10において、ノイズ源をドライバ出力端子117の1箇所のみとし、電源配線110をシールド板104の外側に長さ10mmまで延長した形状として、その先は無いものと仮定して行った。ドライバ出力端子117の位置に励振源を配置し、全ての周波数において励振電流値を10mAとした。
図6は、横軸を周波数軸、縦軸を距離3mにおける不要電磁波の最大電界強度としたグラフである。図6において、(1)は第1の実施形態、(2)は第2の実施形態、(3)は第3の実施形態、(4)はトラップフィルタを設けない従来技術を表している。なお、電源配線110の先端のインピーダンスを一例として50Ωに終端(term)している。
図6に示されるように、トラップフィルタを設けない従来技術(4)では、周波数17.5GHzから21.8GHzまでの周波数範囲において、最大電界強度は90dB(μV/m)以上を示しているのに対して、第1の実施形態(1)では同周波数範囲において不要電磁波の最大電界強度を70dB(μV/m)以下に抑えている。すなわち、第1の実施形態に係るトラップフィルタを含むプリント基板では、クロック動作周波数である21.5GHzを含む、周波数幅4.3GHzの領域において不要電磁波を20dB以上と大幅に改善する効果があることが示された。また、第1の実施形態の場合不要電磁波の低減効果が最も高いのは20.6GHzとトラップフィルタ108の中心周波数22GHzより若干低い周波数にあり、最大28dBの低減効果が得られる。
次に、図6に示すように、トラップフィルタを設けない従来技術(4)では、周波数19GHzから21.6GHzまでの周波数範囲において、最大電界強度は90dB(μV/m)以上を示しているのに対して、第2の実施形態(2)では同周波数範囲において不要電磁波の最大電界強度を70dB(μV/m)以下に抑えることができている。すなわち、第2の実施形態は、クロック動作周波数である21.5GHzを含む、周波数幅2.6GHzの領域において不要電磁波を20dB以上と大幅に改善する効果があることが示された。
そして、図6に示すように、第3の実施形態(3)では、周波数20.6GHzにて不要電磁波の最大電界強度を70dB(μV/m)以下に抑えることができている。
電源配線110の先端のインピーダンスは、回路レイアウトや周波数により0Ω(short:短絡)から無限大(open:開放)まで変わり得るものであり、その全ての場合において不要電磁波を抑制する必要がある。そこで、図7には、図6において最大の低減効果が得られた周波数20.6GHzにおいて、電源配線110の先端インピーダンスを変化させた場合の不要電磁波強度の変化を示す。図7において、(1)は第1の実施形態、(2)は第2の実施形態、(3)は第3の実施形態、(4)はトラップフィルタを設けない従来技術を表している。
図7に示されるように、第1の実施形態(1)では、電源配線110の先端のインピーダンスを変化させた場合にも、従来技術(4)に比して、不要電磁波の低減効果が22dB以上と高い効果が得られる。また、第2の実施形態(2)においても、従来技術(4)と比して、不要電磁波の低減効果が19dB以上と比較的高い効果が得られる。そして、第3の実施形態(3)においても、従来技術(4)に比して、不要電磁波の低減効果が24dB以上と高い効果が得られる。
なお、例えば第1の実施形態のトラップフィルタ108においてはバイアピッチP1を2.25mmとしたが、この値は多少変化しても不要電磁波の低減効果を得ることができる。そこで、図8には、バイアピッチP1を1.5mmから4mmまでの範囲で変化させた場合に算出された不要電磁波の最大電界強度を示す。図8の(1)は20.6GHz、(2)は21.6GHz、(3)は22.7GHzを示し、(4)は従来技術における20.6GHz〜22.7GHzの不要電磁波の最大電界強度の値の範囲を示す。
図8に示されるように、クロック動作周波数である21.5GHzを含む、周波数20.6GHzから周波数22.6GHzの範囲において、バイアピッチ3mm以下の場合に不要電磁波の低減効果が従来技術に比して得られている。なお、バイアピッチ1.5mmの場合には微小孤立パタン122と123が接続してしまうため不要電磁波を低減する効果が失われている。
以上のように第1乃至第3の実施形態に係るトラップフィルタを電源配線に設けることでコストの増加を伴わず、クロック出力端子を持つICやそのクロック信号を増幅するICの電源端子から発生する不要電磁波の放射を抑制するプリント基板を得ることができ、不要電磁波の低減と低コスト化を両立した光送受信装置および光伝送装置を実現することができる。また、第1乃至第3の実施形態によれば、20GHz付近に中心周波数を持つトラップフィルタを幅1.5mmと非常に小型サイズでプリント基板に内蔵することができ、光送受信装置および光伝送装置の小型化に好適なトラップフィルタを実現することができる。
次に、第4及び第5の実施形態に係るオープンスタブ型の共振回路として構成したトラップフィルタについて説明する。第4及び第5の実施形態に係るトラップフィルタも、図1に示す電源配線109,110に設けられるものであり、以下では電源配線110に設けられるトラップフィルタについて説明するが、電源配線109に設けられるトラップフィルタも同様の構成を有するものである。
図9には、第4の実施形態に係るトラップフィルタ208の構成図を示す。図9(A)は、トラップフィルタ208が形成された基板101を上側から見た図を示し、図9(B)は、X−Xにおける断面図を示したものである。図9に示されるように、このトラップフィルタ208は直列に2個配置されたオープンスタブ型の共振回路から構成されている。第1の共振回路208Aは表層配線からなる電源配線110の一領域と、その一領域の下部に配置された第1の内層配線からなるオープンスタブパタン222と、そのオープンスタブパタン222と電源配線110とを接続するバイアホール224とを含み構成される。第2の共振回路208Bは表層配線からなる電源配線110の一領域と、その一領域の下部に配置された第1の内層配線からなるオープンスタブパタン223と、そのオープンスタブパタン223と電源配線110とを接続するバイアホール225とを含み構成される。120は電源パッドであり、ICの電源端子106に接続する。121は隣接するIC端子を接続するパッド、126,127はグラウンド配線層、128,129はハンダレジスト、130A〜Fは誘電体層である。ここで、トラップフィルタ208の中心周波数はクロック動作周波数である21.5GHzの近傍に設定する。以下、具体的な構成例を説明する。
まず、誘電体層130A〜Fとしては第1の実施形態におけるものと同様の構成としてよい。そして、オープンスタブパタン222と223の形状はともに矩形とし、そのサイズに差を持たせることとし、一例としてオープンスタブパタン222の幅W4およびオープンスタブパタン223の幅W5は共に1.0mmとし、電源配線の幅より大きくする。オープンスタブパタン222の長さL4は2.15mm、オープンスタブパタン223の長さL5はともに2.25mmとする。バイアホール224,225はレーザ穴に銅メッキにより形成する。バイアホール224,225の直径は0.2mmとする。バイアホール124,125の中心位置の間隔(バイアピッチ)P4は、例えば2.25mmとなるように第1の共振回路と第2の共振回路の電極間間隔S4を0.75mmとする。このバイアピッチP4は電源配線110の電気長に換算して、周波数21.5GHzにおいて90°、すなわち1/4波長となるように選択したものである。上述したプリント基板及びトラップフィルタの構成は一例であり、他の構成を用いてもよい。
オープンスタブパタン222、223を矩形にしてそれらの幅を電源配線の幅より大きな値とすることにより、表層配線に対して第1の内層配線のパタンがずれることによる共振回路の特性が変動することを抑制できる。
次に、図10には第5の実施形態に係るトラップフィルタ231の構成図を示す。図10(A)は、トラップフィルタ231が形成された基板101を上側から見た図を示し、図10(B)は、X−Xにおける断面図を示したものである。図10に示すように、第5の実施形態に係るトラップフィルタ231と第4の実施形態に係るトラップフィルタ131との違いは、第5の実施形態においては、トラップフィルタ231を同一形状すなわち同一の共振周波数を持つ2個の共振回路で構成したことにある。なお、図10において、オープンスタブパタン232および233の幅W6は1.0mm、長さL6は2.15mmとする。
次に図11を参照しながら、第4及び第5の実施形態に係るトラップフィルタの小信号通過特性(S21)を説明する。図11に示した各トラップフィルタの小信号通過特性は、トラップフィルタの設けられた電源配線110の両端に50Ωポートを配置した場合の三次元電磁界解析ツールを用いて得た結果である。
図11に示されるように、第4の実施形態に係るトラップフィルタでは、2個の共振回路のサイズに差を持たせたことにより21.5GHzと22.7GHzの2つの谷を持つ小信号通過特性(1)が得られ、中心周波数はほぼ22GHzとなる。そのトラップ帯域は、減衰量が30dB以上となる領域で定義すると、周波数19.8GHzから周波数23.1GHzまでの領域であり、帯域幅にして3.3GHzを実現できる。
また、図11に示されるように、第5の実施形態のトラップフィルタ231の小信号特性(2)は、中心周波数が22GHzの谷を持つ特性を有する。そのトラップ帯域は、減衰量が30dB以上となる領域で定義すると、周波数20.6GHzから周波数23.2GHzの領域である。帯域幅は2.6GHzと、第4の実施形態による値には至らないもののある程度大きな値が得られる。
次に図12および図13を参照しながら、第4及び第5の実施形態に係るトラップフィルタによる不要電磁波の低減効果について説明する。図12及び図13に示されたグラフは、三次元電界解析ツールを用いたシミュレーション結果であり、シミュレーションは単純化のため、図1に示されたプリント基板10において、ノイズ源をドライバ出力端子117の1箇所のみとし、電源配線110をシールド板104の外側に長さ10mmまで延長した形状として、その先は無いものと仮定して行った。ドライバ出力端子117の位置に励振源を配置し、全ての周波数において励振電流値を10mAとした。
図12において、(1)は第4の実施形態、(2)は第5の実施形態、(3)はトラップフィルタを設けない従来技術を表している。図12に示されるように、第4の実施形態では周波数19.0GHzから22.7GHzまで不要電磁波の最大電界強度を70dB(μV/m)以下に抑えることができている。すなわち、第4の実施形態では、トラップフィルタを設けない従来技術に対して、クロック動作周波数である21.5GHzを含む、周波数幅3.7GHzの領域において不要電磁波を20dB以上と大幅に改善する効果がある。また、第4の実施形態の場合、不要電磁波の低減効果が最も高いのは21.5GHzとトラップフィルタ208の中心周波数22GHzより若干低い周波数にあり、最大42dBの低減効果が得られる。
また、図12に示されるように、第5の実施形態では周波数20.2GHzから23.6GHzまで不要電磁波の最大電界強度を70dB(μV/m)以下に抑えることができている。すなわち、第5の実施形態では、トラップフィルタを設けない従来技術に対して、クロック動作周波数である21.5GHzを含む、周波数幅3.4GHzの領域において不要電磁波を20dB以上と大幅に改善する効果がある。
電源配線110の先端のインピーダンスは、回路レイアウトや周波数により0Ω(short:短絡)から無限大(open:開放)まで変わり得るものであり、その全ての場合において不要電磁波を抑制する必要がある。そこで、図13には、クロック周波数である21.5GHzにおいて、電源配線110の先端インピーダンスを変化させた場合の不要電磁波強度の変化を示す。図13において、(1)は第4の実施形態、(2)は第5の実施形態、(3)はトラップフィルタを設けない従来技術を表している。
図13に示されるように、第4の実施形態及び第5の実施形態に係るトラップフィルタを電源配線に設けたプリント基板では、不要電磁波の低減効果が26dB以上と高い値を実現することができる。
なお、上記の実施形態においては、102をクロック出力機能を有するマルチプレクサICとしたが、これはクロック生成ICであってもよい。また103をドライバICとしたが、これはクロック信号を入力してその位相を制御するフェーズシフタICであっても良い。
また、上記の実施形態では、ビットレート43Gbit/sで動作するRZ−DQPSK方式の光送受信装置に本発明を適用した例を示したが、比較的広い周波数幅で不要電磁波を20dB以上低減できるという特性を有することにより、これをビットレート43Gbit/sと44.6Gbit/sのデュアルレートで動作するRZ−DQPSK方式の光送受信装置としてもよい。クロック動作周波数はそれぞれ21.5GHzと22.3GHzであるが、上記実施形態においてトラップフィルタの中心周波数を高めに設計変更することにより、両者を十分カバーすることができる。このことにより不要電磁波の低減と低コスト化を両立し、かつ一台でSONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy)方式とGigabit Ethernet(登録商標)方式の両方に対応する43Gbit/s、44.6Gbit/sデュアルレート光送受信装置を実現することができる。
また、上記の実施形態においては、本発明を光送受信装置、たとえば300pin MSA規格に準拠した光送受信トランシーバモジュール等に適用することを想定して説明したが、光送受信装置をモジュール化せずに装置内に送信回路と受信回路を実装した光伝送装置に本発明を適用してもよい。その場合には、光伝送装置を覆う筐体に電磁漏洩に対する強固なシールド機能を持たせる必要がなくなり、装置コストを低減することできる。
10 プリント基板、101 基板、102 マルチプレクサIC、103 ドライバIC、104 シールド板、105,106 電源端子、107,108 トラップフィルタ、108A,108B 共振回路、109,110,111 電源配線、112,113 チップコンデンサ、114,115 接地接続パッド,116 クロック出力端子、117 ドライバ出力端子、120 電源パッド、121 パッド、122,123 微小孤立パタン、124,125 バイアホール、126,127 グラウンド配線層、128,129 ハンダレジスト、130A〜F 誘電体層、131 トラップフィルタ、132,133 微小孤立パタン、141 トラップフィルタ、142,143 微小孤立パタン、207,208 トラップフィルタ、222,223 オープンスタブパタン、224,225 バイアホール、231 トラップフィルタ、232,233 オープンスタブパタン。

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、
    前記クロック信号を増幅するドライバICと、
    前記ドライバICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、
    前記基板の内層の接地配線と、
    前記ドライバICと電源を接続する第1電源配線と、
    前記第1電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させる第1トラップフィルタと、を含み、
    前記シールドは、前記接地配線に接続され、
    前記第1トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられる
    ことを特徴とするプリント基板。
  2. 請求項1に記載のプリント基板であって、
    前記信号出力回路に電源を接続する第2電源配線と、
    前記第2電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させる第2トラップフィルタと、をさらに備え、
    前記シールドは、前記信号出力回路と前記第2トラップフィルタを被覆する
    ことを特徴とするプリント基板。
  3. 請求項1又は2に記載のプリント基板であって、
    前記第1トラップフィルタは、前記第1電源配線の一部と、前記第1電源配線の一部の下方に配置される前記基板の内層配線と、前記内層配線の下方に配置される前記基板の内層の接地配線と、前記内層配線と前記接地配線とを接続するバイアホールと、を含む共振回路である
    ことを特徴とするプリント基板。
  4. 請求項1に記載のプリント基板であって、
    前記第1トラップフィルタは、前記第1電源配線の一部と、前記第1電源配線の一部の下方に配置される前記基板の内層配線と、前記内層配線の下方に配置される前記基板の内層の接地配線と、前記第1電源配線の一部と前記内層配線とを接続するバイアホールと、を含む共振回路である
    ことを特徴とするプリント基板。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のプリント基板であって、
    前記第1電源配線に前記第1トラップフィルタを直列に複数設けた
    ことを特徴とするプリント基板。
  6. 請求項5に記載のプリント基板であって、
    前記複数の各第1トラップフィルタのバイアホールの中心間の距離を、前記クロック信号の波長の1/4以下とする
    ことを特徴とするプリント基板。
  7. 請求項5又は6に記載のプリント基板であって、
    前記複数の各第1トラップフィルタのバイアホールの中心間の距離を、3mm以下とする
    ことを特徴とするプリント基板。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載のプリント基板であって、
    前記複数の各第1トラップフィルタ毎に減衰させる周波数成分が異なる
    ことを特徴とするプリント基板。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のプリント基板であって、
    前記第1電源配線に設けられたコンデンサを含む
    ことを特徴とするプリント基板。
  10. 基板と、
    前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、
    前記クロック信号を増幅するドライバICと、
    前記ドライバICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、
    前記基板の内層の接地配線と、
    前記ドライバICと電源とを接続する電源配線と、
    前記電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させるトラップフィルタと、
    前記ドライバICによる増幅されたクロック信号を受けて、光信号を変調して送信する光送信部と、を含み、
    前記トラップフィルタは、前記基板の表層配線、内層配線、及びバイアホールを含み構成され、
    前記シールドは、前記接地配線に接続され、
    前記トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられる
    ことを特徴とする光伝送装置。
  11. 請求項10に記載の光伝送装置であって、
    前記光送信部は、RZ変調用の光変調器を有していることを特徴とする光伝送装置。
  12. 基板と、
    前記基板の一方の表面上に配置された、クロック信号を出力する信号出力回路と、
    前記クロック信号の位相を制御するフェーズシフタICと、
    前記フェーズシフタICを含む、前記基板の一方の表面上の一部の領域を被覆する金属製のシールドと、
    前記基板の内層の接地配線と、
    前記フェーズシフタICと電源とを接続する電源配線と、
    前記電源配線に設けられた、前記クロック信号のクロック動作周波数を含む周波数帯域を減衰させるトラップフィルタと、
    前記フェーズシフタICにより位相制御されたクロック信号を受けて、光信号を変調して送信する光送信部と、を含み、
    前記トラップフィルタは、前記基板の表層配線、内層配線、及びバイアホールを含み構成され、
    前記シールドは、前記接地配線に接続され、
    前記トラップフィルタは、前記シールドと前記接地配線とに囲まれる空間内に設けられる
    ことを特徴とする光伝送装置。
JP2013083343A 2013-04-11 2013-04-11 プリント基板及び光伝送装置 Active JP5661137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083343A JP5661137B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 プリント基板及び光伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083343A JP5661137B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 プリント基板及び光伝送装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008293947A Division JP2010123640A (ja) 2008-11-17 2008-11-17 プリント基板及び光伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013153213A true JP2013153213A (ja) 2013-08-08
JP5661137B2 JP5661137B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=49049274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013083343A Active JP5661137B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 プリント基板及び光伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5661137B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113491175A (zh) * 2019-02-15 2021-10-08 Lg伊诺特有限公司 电路板
CN113491175B (zh) * 2019-02-15 2024-04-26 Lg伊诺特有限公司 电路板

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6442601U (ja) * 1987-09-09 1989-03-14
JPH03198402A (ja) * 1989-12-26 1991-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロ波回路、バイアス回路及び帯域阻止フィルタ
JPH09260522A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Toshiba Corp 半導体装置
JP2000100992A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Sharp Corp 高周波パッケージ
JP3086133U (ja) * 2001-11-20 2002-06-07 フェイタ,チェン ポール 低電磁干渉式クロック振動器モジュール
JP2002299648A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Hitachi Ltd 光送信・受信モジュール
JP2006314046A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Mitsubishi Electric Corp プリント配線板
JP2007272796A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd デジタル処理装置のクロック分配回路
JP2008022543A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Mitsubishi Electric Corp 帯域阻止フィルタ
JP2011159742A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Opnext Japan Inc 光モジュール

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6442601U (ja) * 1987-09-09 1989-03-14
JPH03198402A (ja) * 1989-12-26 1991-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロ波回路、バイアス回路及び帯域阻止フィルタ
JPH09260522A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Toshiba Corp 半導体装置
JP2000100992A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Sharp Corp 高周波パッケージ
JP2002299648A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Hitachi Ltd 光送信・受信モジュール
JP3086133U (ja) * 2001-11-20 2002-06-07 フェイタ,チェン ポール 低電磁干渉式クロック振動器モジュール
JP2006314046A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Mitsubishi Electric Corp プリント配線板
JP2007272796A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd デジタル処理装置のクロック分配回路
JP2008022543A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Mitsubishi Electric Corp 帯域阻止フィルタ
JP2011159742A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Opnext Japan Inc 光モジュール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113491175A (zh) * 2019-02-15 2021-10-08 Lg伊诺特有限公司 电路板
JP2022519075A (ja) * 2019-02-15 2022-03-18 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板
CN113491175B (zh) * 2019-02-15 2024-04-26 Lg伊诺特有限公司 电路板
US11974388B2 (en) 2019-02-15 2024-04-30 Lg Innotek Co., Ltd. Circuit board

Also Published As

Publication number Publication date
JP5661137B2 (ja) 2015-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8385748B2 (en) Printed circuit board and optical transmission device
US8994470B2 (en) Circuit substrate having noise suppression structure
US20120269522A1 (en) Differential transmission circuit and information processing system
JP2009182277A (ja) 高周波モジュール
JP2006067281A (ja) アンテナスイッチモジュール
JP6973667B2 (ja) 回路基板及び電子機器
JP4492708B2 (ja) 高周波モジュール
JP5674363B2 (ja) ノイズ抑制構造を有する回路基板
US11509345B2 (en) Wireless communication module
JP5661137B2 (ja) プリント基板及び光伝送装置
JP2005303551A (ja) Dcカット構造
JP5333017B2 (ja) 電子機器とそのプリント配線板
JP2007266948A (ja) 偶高調波ミクサおよびそのバンドパスフィルタ
US8467118B2 (en) Optical module
US20140312978A1 (en) High-frequency module
JP2005183410A (ja) 無線回路モジュールおよび無線回路基板
JP5082250B2 (ja) 高周波回路基板
JP6867036B2 (ja) 無線通信装置およびノイズ抑制方法
EP3937596A1 (en) Common mode suppression packaging apparatus, and printed circuit board
JP6238605B2 (ja) プリント回路板及び電子機器
JP6395638B2 (ja) 無線装置
JP7072563B2 (ja) 高周波伝送線路、その高周波伝送線路を備えるレーダ装置及び無線機器
WO2011105193A1 (ja) ノイズ抑制構造を有する回路基板
JP2011205336A (ja) リミッタ回路
JP4329702B2 (ja) 高周波デバイス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5661137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250