JP2013152629A - 公開範囲判定方法、公開範囲判定装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データの公開範囲及びデータのメタデータを受付部302により受け付け、データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報をグループメンバ抽出部304により抽出し、メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータをキーワードに公開範囲推定部305により変換し、抽出した属性情報に変換したキーワードが含まれるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定部306により判定する。
【選択図】図3
Description
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されない。
図1は、データ公開システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。データ公開システムは、カメラ1、端末装置2及びサーバ装置(公開範囲判定装置、コンピュータ)3を含む。カメラ1及び端末装置2は、有線又は無線により接続されている。端末装置2及びサーバ装置3は、ネットワークNを介して接続されており、互いに情報の送受信を行うことができる。なお、ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、電話通信回線網、衛星通信回線網等を含む。
制御部11は、カメラ1の各構成部を制御するCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro ProcessorUnit)等のプロセッサである。制御部11は、記憶部12に予め格納されているプログラム1Pに従って各種の処理を実行する。
操作部14は、ユーザがカメラ1を操作するためのボタン(例えば、シャッターボタン)群である。操作部14は、各ボタンがユーザにより操作された場合、操作されたボタンに対応する操作信号を制御部11に送信する。
なお、カメラ1は、生成した画像ファイル1F及びメタデータ1Dを、通信部18のUSB端子を介して、フラッシュメモリ等の半導体メモリ1cに記憶することもできる。
RAM23は、例えばSRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)であり、制御部21が実行する処理の過程で必要な作業変数、データ等を一時的に記録する。なお、RAM23は主記憶装置の一例であり、RAM23の代わりにフラッシュメモリ、メモリカード等が用いられてもよい。
通信部26は、ネットワークNを介してサーバ装置3と接続されている。
サーバ装置3は、データベースエンジンを搭載したデータベースサーバ、DNS(Domain Name Server)、WEB(World Wide Web)サーバ、アプリケーションサーバ及びメールサーバの各種機能を有す。サーバ装置3のスペックに応じて、これらの各機能を複数のマシンに分散したシステムが構築されてもよいことは勿論である。
RAM33は、例えばSRAM又はDRAMであり、制御部31が実行する処理の過程で必要な作業変数、データ等を一時的に記憶する。また、RAM33は、例えばビューを実行した結果を一時的に記憶してもよい。なお、RAM33は主記憶装置の一例であり、RAM33の代わりにフラッシュメモリ、メモリカード等が用いられてもよい。
図2及び図3は、データ公開システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。図2は、カメラ1及び端末装置2が夫々有する機能の一例を示している。図3は、サーバ装置3が有する機能の一例を示している。
図2のカメラ1に係る各機能部は、制御部11が記憶部12に記憶されたプログラム1Pに基づいて動作することにより機能する。図2の端末装置2に係る各機能部は、制御部21がハードディスク24に記憶されたプログラム2Pに基づいて動作することにより機能する。図3のサーバ装置3に係る各機能部は、制御部31がハードディスク34に記憶されたプログラム3Pに基づいて動作することにより機能する。
なお、ユーザが操作部28を介してメタデータ1Dを編集せず、かつ新たな他のメタデータ1Dをメタデータ生成部101が生成したメタデータ1Dに追加しない場合、メタデータ編集部203はなくてもよい。
なお、ユーザ属性管理部301は、ユーザテーブル2Tに対してクエリを実行するためのデータを端末装置2から取得してもよい。
受付部302は、端末装置2からグループの識別情報、画像ファイル1F及びメタデータ1Dを受け付ける。受付部302は受け付けたグループの識別情報をグループメンバ抽出部304に出力する。受付部302は、受け付けたメタデータ1Dをメタデータテーブル5Tに登録する。
また、公開範囲推定部305は、有意情報変換部305a及びキーワード変換部305bの2つの機能部を有するが、変換ルールテーブル6T及び推定ルールテーブル7Tを結合して参照することにより、メタデータ1Dを予め推定された公開範囲に対応する判定基準に直接変換してもよい。かかる場合、公開範囲推定部305は、1つの機能部に集約される。
図4は、グループテーブル1Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。グループテーブル1Tは、グループID、グループ名称及びユーザIDの各列を含む。グループIDは、データを公開する対象のグループを識別する記号である。グループ名称は、グループIDに対応するグループの名称である。ユーザIDは、データを公開する対象のグループを登録したユーザを識別する記号である。
ユーザテーブル2Tは、ユーザID、パスワード、氏名、生年月日及び性別の各列を含む。ユーザIDは、データ公開システムを利用するユーザを識別する記号である。ユーザテーブル2TのユーザIDは、グループテーブル1TのユーザIDと同じである。パスワードは、データ公開システムを利用するユーザを識別する記号である。ユーザID及びパスワードは、サーバ装置3がユーザの認証処理を実行する場合に利用される個人情報である。生年月日は、ユーザの生年月日であり、そのフォーマット形式は例えばyyyy/mm/dd形式である。性別は、ユーザの性別である。
グループメンバ関連テーブル3Tは、グループID及びユーザIDの各列を含む。グループIDは、グループテーブル1TのグループIDと同じである。ユーザIDは、ユーザテーブル2TのユーザIDと同じである。
公開データグループ関連テーブル4Tは、データID及びグループIDの各列を含む。データIDは、公開対象のデータを識別する記号である。グループIDは、グループテーブル1TのグループIDと同じである。
メタデータテーブル5Tは、データID、位置、作成日時、ユーザID及びファイル名の各列を含む。データIDは、公開データグループ関連テーブル4TのデータIDと同じである。位置は、データが作成された位置を示す緯度経度の座標及び高度である。作成日時は、データが作成された日時であり、そのフォーマット形式は例えばyyyy/mm/dd hh:mm形式である。ユーザIDは、ユーザテーブル2TのユーザIDと同じである。ファイル名は、公開対象であるデータのファイル名である。
変換テーブル6Tは、変換ルールID、ユーザID及びメタデータ名称の各列を含む。変換ルールIDは、変換ルールを識別する記号である。ユーザIDは、ユーザテーブル2TのユーザIDと同じである。メタデータ名称は、メタデータテーブル5Tにおけるいずれかの列名である。図9の例では、変換ルールID=0001のレコードの場合、変換ルールに当てはめるメタデータ1Dが位置であることを示している。また、図9の例では、変換ルールID=0003のレコードの場合、変換ルールに当てはめるメタデータ1Dが作成日時であることを示している。
図9の例では、変換ルールID=0001のレコードの場合、位置に対応する変換ルールは緯度経度で示されたある位置範囲である。例えば、メタデータ1Dの位置を示す緯度経度が変換ルールの位置範囲に含まれる場合、当該メタデータ1Dの位置はA社という特定組織の名称に変換される。
図9の例では、変換ルールID=0003のレコードの場合、作成日時に対応する変換ルールは平日のある時間範囲である。例えば、メタデータ1Dの作成日時を示す時間が変換ルールの時間範囲に含まれる場合、当該メタデータ1Dの作成日時はA社勤務時間という特定組織の勤務時間に変換される。
なお、メタデータ1Dの位置をユーザ毎に異なる有意情報に変換してもよい。かかる場合、メタデータ名称が位置である変換ルールテーブル6Tのレコードにおいて、ユーザID列に値が入力されることとなる。すなわち、メタデータをユーザ毎に異なる有意情報に変換するか否かということは、変換ルールに依存する。ユーザ毎に異なる変換ルールを規定する場合、変換ルールテーブル6TのユーザIDは利用され、どのユーザにも同じ変換ルールを規定する場合、変換ルールテーブル6TのユーザIDは利用されない。
推定ルールテーブル7Tは、推定ルールID、条件、推定公開範囲及び公開判定基準の各列を含む。推定ルールIDは、有意情報に基づいて公開範囲を推定する推定ルールを識別する記号である。条件は、変換ルールテーブル6Tの有意情報と同じか、有意情報の論理演算による組み合わせである。推定公開範囲は、条件に基づいて予め推定された公開範囲である。公開判定基準は、公開グループのメンバが推定公開範囲のメンバとして適格か否かを判定する判定基準を与える文字列であり、例えば推定公開範囲に含まれるメンバの属性に照らして判定されるための文字列である。
推定ルールテーブル7Tにおける推定ルールは、条件、推定公開範囲及び公開判定基準からなる組み合わせである。
例えば、公開判定基準が{emaile=~a-company}であるとすると、ユーザテーブル2Tのメールアドレスにa-companyという文字列が含まれる場合、サーバ装置3は、当該メールアドレスを所有するユーザはデータの公開範囲に対応するグループのメンバとして適格であると判定する。他方、a-companyという文字列がユーザテーブル2Tのメールアドレスに含まれない場合、サーバ装置3は、当該メールアドレスを所有するユーザはデータの公開範囲に対応するグループのメンバとして不適格であると判定する。
公開判定基準は、データ公開システムの構築に際し、変換ルール、有意情報及び推定ルールと同様に予め作成される。
なお、判定結果テーブル8Tは作業用テーブルであり、サーバ装置3はその使用前後にレコードを削除する初期化を実行する。
ユーザは、端末装置2において例えばブラウザを起動する。そして、ユーザは、ユーザID及びパスワードによる認証処理を経て、端末装置2からサーバ装置3にログインする。具体的には、ユーザは、データ公開システムのホームページにアクセスする。サーバ装置3は、ユーザとのセッション情報として、ユーザID及びパスワードをRAM33及び端末装置2のハードディスク24に保持する。そのため、端末装置2が逐一ユーザID又はパスワードをサーバ装置3に送信しなくても、サーバ装置3は端末装置2に対応するユーザのユーザID及びパスワードを保有している。
カメラ1は、通信部18を介して端末装置2に画像ファイル1F及びメタデータ1Dを送信する。
グループアイコン画面10fは、公開データ登録画面1fの上段に表示される。グループアイコン画面10fには、グループアイコン10iが表示される。グループアイコン10iは、データを公開するユーザが予め登録したデータを公開するグループを示すアイコンである。グループアイコン10iには、グループ名称が表示される。なお、サーバ装置3は、グループテーブル1Tを参照し、公開データ登録画面1fのグループアイコン10iを生成する。その際、サーバ装置3は、グループIDを非表示の属性としてグループアイコン10iに関連付ける。
図12の例では、家族、職場及び趣味(登山)の各グループアイコン10iがグループアイコン画面10fに表示されている。
図12の例では、○月×日家族写真及び○月□日社内会議の各フォルダアイコン100iがフォルダアイコン画面100fに表示されている。
サーバ装置3は、受け付けたグループIDに基づいて、グループメンバ関連テーブル3Tからユーザが指定した公開範囲に属するメンバのユーザIDを抽出する。
サーバ装置3は、ユーザが指定した公開範囲に属するメンバ一人一人の判定結果を参照することができる判定結果画面を生成し、生成した判定結果画面を端末装置2に送信する。判定結果画面については、後述する。
なお、公開判定基準は一般に{属性名=~文字列}という形式をしており、”属性名”に指定された属性がユーザの属性と比較される。ここで、”=~”は比較演算子であり、属性名に対応する属性データの中に指定文字列が含まれることを意味する。
また、本実施形態ではサーバ装置3の中でユーザ属性が管理されているが、別途ディレクトリサーバで管理されるユーザ属性に対して問い合わせを行なってもよい。この場合は、広く利用されているディレクトリアクセスのためのプロトコル、例えばLDAP(Light-weight Directory Access Protocol)等が用いられる。
上記の判定を行うために、サーバ装置3は、例えばメールアドレスをドット(.)で分割し、分割したメールアドレスの文字列を公開判定基準に含まれる文字列と比較する。サーバ装置3は、分割したメールアドレスの文字列の中に公開判定基準に含まれる文字列と一致する文字列があるかないかを判定する。あるいは、サーバ装置3は、ユーザテーブル2Tのメールアドレスに対して公開判定基準に含まれる文字列が含まれるか否かをあいまい検索により判定する。
その結果、図5におけるユーザID=0001、0004及び0005に対応するメールアドレスにa−companyが含まれ、ユーザID=0002に対応するメールアドレスにa−companyが含まれないことが判明する。すなわち、サーバ装置3は、AAさん、DDさん及びEEさんのメールアドレスは公開判定基準を満たし、BBさんのメールアドレスは公開判定基準を満たさないと判定する。
なお、サーバ装置3は、判定結果テーブル8Tの不適格フラグに対応する情報をRAM33に記憶し、上述の処理を実行してもよい。かかる場合、サーバ装置3は、判定結果テーブル8Tを使用しなくてもよい。
はい−いいえ画面20fは、公開判定基準及びユーザの属性の整合性を判定した結果、不適格メンバが公開範囲に含まれる場合に表示される。はい−いいえ画面20fの上部には、例えば「公開不適格メンバが含まれています。公開しますか?」というメッセージが表示される。
なお、サーバ装置3は、画像ファイル1FをアップロードしたAAさんに対して、上記メールを送信してもよいし、送信しなくてもよい。
なお、上述では、データの公開範囲を制限するために、サーバ装置3は特定ユーザのみにデータにアクセス可能なURLを提供した。他方、データの公開範囲を制限するために、ユーザID及びパスワードによる認証処理が利用されてもよいことは勿論である。例えば上述の場合、サーバ装置3は、AAさん、DDさん又はEEさんのユーザID及びパスワードによる認証を経た端末装置2にのみ、AAさんがアップロードした画像ファイル1Fへのアクセスを許可する。
ただし、変換ルール及び推定ルールは人間が作成するものであるため、テーブルを変換ルールテーブル6T及び推定ルールテーブル7Tに分けた場合、変換ルール及び推定ルールはわかりやすくなり、単純化に資する。組織の移転、組織の複雑化、データの種類の増大等の変化に柔軟に対応して変換ルール及び推定ルールを保守管理するためには、変換ルールテーブル6T及び推定ルールテーブル7Tの2つのテーブルを保守管理する方が、利便性が高い。
公開範囲判定処理は、端末装置2においてユーザが行う例えばドラック&ドロップイベントをトリガーにして開始される。そのとき、サーバ装置3はグループID及びメタデータ1Dを有していれば、公開範囲判定処理を実行することができる。従って、端末装置2からサーバ装置3への画像ファイル1Fの送信は、グループID及びメタデータ1Dの送信前、送信後又は送信と同時のいずれであってもよい。
公開されるデータには、多かれ少なかれメタデータ1Dが付加されている。予め変換ルールテーブル6T及び推定ルールテーブル7Tを作成しておくことにより、サーバ装置3はメタデータ1Dを推定公開範囲に対応する公開判定基準を取得する。また、サーバ装置3は、受け付けたグループIDから指定された公開範囲に属するユーザの属性を抽出する。ユーザの属性に公開判定基準に指定された属性と文字列とが含まれるかチェックする。これより、サーバ装置3はデータを公開するユーザに対して、指定した公開範囲を間違えていないか又は指定した公開範囲にデータを公開したくないメンバが含まれていないかを通知することができる。
実施の形態2は、ユーザの行動履歴に基づいて、ユーザ毎に変換ルール及び有意情報を生成する形態に関する。サーバ装置3は、データを公開するユーザ(所定ユーザ)に対応する有意情報と、指定された公開範囲に属するメンバに対応する有意情報とを比較し、指定された公開範囲に誤りがないか否かを判定する。
る。また、カメラ1からサーバ装置3への情報の送信速度又は通信路容量(帯域幅)が小さい場合、容量がより大きい画像ファイル1Fは、実施の形態1と同様に、端末装置2がサーバ装置3に送信する。
スケジュールテーブル9Tは、ユーザ毎のスケジュールを管理するテーブルである。行動履歴テーブル10Tは、ユーザ各人が実行した行動の履歴を記憶するテーブルである。
図16及び図17は、データ公開システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。図16は、カメラ1及び端末装置2が夫々有する機能の一例を示している。図17は、サーバ装置3が有する機能の一例を示している。
図16のカメラ1に係る各機能部は、制御部11が記憶部12に記憶されたプログラム10Pに基づいて動作することにより機能する。図16の端末装置2に係る各機能部は、制御部21がハードディスク24に記憶されたプログラム20Pに基づいて動作することにより機能する。図17のサーバ装置3に係る各機能部は、制御部31がハードディスク34に記憶されたプログラム30Pに基づいて動作することにより機能する。
受付部302は、受け付けたメタデータ1Dをメタデータテーブル5Tに登録する。
判定部306は、データを公開するユーザに対応する有意情報と、指定された公開範囲に属するメンバ各人に対応する有意情報とを比較する。
図18は、スケジュールテーブル9Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。スケジュールテーブル9Tは、年月日、ユーザID及び氏名の各列を含む。年月日は、登録対象であるスケジュールの年月日である。ユーザIDは、登録するスケジュールに対応するユーザの識別記号であり、ユーザテーブル2TのユーザIDと同じである。氏名は、登録するスケジュールに対応するユーザの氏名であり、ユーザテーブル2Tの氏名と同じである。
行動履歴テーブル10Tは、ユーザID、年月日時1及び年月日時2の各列を含む。ユーザIDは、ユーザの識別情報であり、ユーザテーブル2TのユーザIDと同じである。年月日時1及び年月日時2は、夫々行動履歴の開始及び終了に対応する年月日時である。
以下では仮に、図5のユーザテーブル2TにおけるユーザID=0001、0004及び0005に夫々対応するAAさん、DDさん及びEEさんは、時々山行を共にする登山仲間であるとする。AAさん、DDさん及びEEさんは、20××年○○年△△日に一緒に高尾山に登る計画を立てたものとする。AAさんは高尾山へ行き、AAさんは高尾山で撮像した画像をデータ公開システムにより登山仲間に公開するものとする。
サーバ装置3は、端末装置2からグループ名称及びメンバのユーザIDを受け付ける。サーバ装置3は受け付けたグループ名称及びメンバのユーザIDをグループテーブル1T及びグループメンバ関連テーブル3Tに登録する。
サーバ装置3は、カメラ1から画像ファイル1F及びメタデータ1Dを受け付ける。サーバ装置3は、受け付けたメタデータ1Dをメタデータテーブル5Tに登録する。サーバ装置3は、後にAAさんにより登録されたグループのメンバが、公開範囲に対して適格か否かを判定する場合、当該メタデータ1Dを利用する。
サーバ装置3は、EEさんの端末装置2からEEさんの行動履歴を受け付ける。サーバ装置3は、受け付けたEEさんの行動履歴を行動履歴テーブル10Tに登録する。例えば、図19の行動履歴テーブル10Tにおける3行目のレコードは、EEさんの行動履歴を示す。
図20の例においては、変換ルールテーブル60Tの有意情報は、行動履歴テーブル10Tにおける場所を含む。変換ルールテーブル60Tの有意情報は、時間情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。変換ルールテーブル60Tの有意情報が時間情報を含む場合、その時間情報はより細かい時分までの時間でもよいし、例えば月だけの時間でもよい。
図21のグループアイコン画面10fの右端には、AAさんが登録した○○月△△日高尾山登山のグループアイコン10iが表示されている。グループアイコン10iには、非表示の属性としてグループIDが関連付けられている。フォルダアイコン画面100fの上部右端には、○○月△△日高尾山の名称を有するフォルダアイコン100iが表示されている。フォルダアイコン100iには、例えばメタデータ1Dが格納されている。
例えば、データを公開するユーザの行動履歴の場所が比較対象であるメンバの行動履歴の場所を含む包含関係にある場合、データを公開するユーザと比較対象であるメンバとでは、サーバ装置3が生成する有意情報は異なり、完全一致はしない。しかし、かかる場合、データを公開するユーザと比較対象であるメンバとの有意情報は類似すると判定されてもよい。
同様に、データを公開するユーザの行動履歴の時間が比較対象であるメンバの行動履歴の時間を含む包含関係にある場合、データを公開するユーザと比較対象であるメンバとの有意情報は類似すると判定されてもよい。
制御部31は、端末装置2からユーザ毎のスケジュールを受け付ける(ステップS201)。制御部31は、受け付けたユーザ毎のスケジュールをスケジュールテーブル9Tに登録する(ステップS202)。制御部31は、スケジュールテーブル9Tに基づいて、スケジュールの確認結果又はスケジュールと異なる行動履歴を受け付ける(ステップS203)。制御部31は、受け付けたスケジュールの確認結果又はスケジュールと異なる行動履歴に応じて、行動履歴テーブル10Tにユーザ毎の行動履歴を登録する(ステップS204)。制御部31は、行動履歴テーブル10Tに登録したユーザ毎の行動履歴に基づいて、ユーザ各々に対応する変換ルール及び有意情報を生成する(ステップS205)。制御部31は、生成したユーザ毎の変換ルール及び有意情報を変換ルールテーブル60Tに登録する(ステップS206)。
同様に、サーバ装置3を動作させるためのプログラム3P、30Pは、ディスクドライブ35を介して光ディスク1aから読み込まれてもよい。あるいは、プログラム3P、30Pは、通信部36を介して外部の情報処理装置又は記録装置から読み込まれてもよい。さらに、プログラム3P、30Pを記録したフラッシュメモリ等の半導体メモリ1cが、サーバ装置3内に実装されていてもよい。
複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、制御部及び記憶部を有するコンピュータにより公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定方法において、
データの公開範囲及び該データのメタデータを前記制御部により受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を前記制御部により抽出し、
前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータをキーワードに前記制御部により変換し、
抽出した属性情報に変換したキーワードが含まれるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
公開範囲判定方法。
前記メタデータをキーワードに変換するに際し、
前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータを有意情報に前記制御部により変換し、
有意情報及び該有意情報に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、変換した有意情報をキーワードに前記制御部により変換する
付記1に記載の公開範囲判定方法。
前記ユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定するに際し、抽出した属性情報が記憶された前記記憶部の内容から、変換したキーワードが検索されるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
付記1又は付記2に記載の公開範囲判定方法。
前記有意情報に基づいて推定された推定公開範囲に対応するキーワードを該有意情報と関連付けて予め前記記憶部に前記制御部により記憶しておく
付記2に記載の公開範囲判定方法。
前記キーワードは前記推定公開範囲に対応するグループの名称、略称又は商標を含む
付記4に記載の公開範囲判定方法。
複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、制御部及び記憶部を有するコンピュータにより公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定方法において、
データの公開範囲、該データのメタデータ及び所定ユーザの識別情報を前記制御部により受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの識別情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの識別情報を前記制御部により抽出し、
前記記憶部に記憶された各ユーザの行動履歴に基づいて、前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報を関連付けてユーザ毎に前記制御部により生成し、
生成した前記変換規則及び有意情報に基づいて、受け付けたメタデータをユーザ毎に有意情報に前記制御部により変換し、
ユーザ毎に変換した有意情報が、受け付けた識別情報に対応する所定ユーザの行動履歴に基づいて変換した有意情報と整合するか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
公開範囲判定方法。
前記データのメタデータは該データが作成又は再生された位置又は日時を含む
付記1から付記6までのいずれか一つに記載の公開範囲判定方法。
前記有意情報は前記位置に関連する地名、組織若しくは施設又は前記日時に関連するユーザの行動区分若しくは所在場所を含む
付記7に記載の公開範囲判定方法。
前記判定する処理が判定した結果を表示部及び第二制御部を有する第二コンピュータに前記制御部により送信し、
送信した結果を前記第二制御部により受信させ、
受信した結果を前記表示部に前記第二制御部により表示させる
付記1から付記8までのいずれか一つに記載の公開範囲判定方法。
複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定装置において、
情報を記憶する記憶部と、
データの公開範囲及び該データのメタデータを受け付ける受付部と、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、前記受付部が受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を抽出する抽出部と、
前記メタデータを変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータをキーワードに変換する変換部と、
前記抽出部が抽出した属性情報に前記変換部が変換したキーワードが含まれるか否かにより、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザが、前記受付部が受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する判定部と
を備える公開範囲判定装置。
前記変換部は、
前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータを有意情報に変換する有意情報変換部と、
有意情報及び該有意情報に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、前記有意情報変換部が変換した有意情報をキーワードに変換するキーワード変換部と
を有する
付記10に記載の公開範囲判定装置。
複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定装置において、
情報を記憶する記憶部と、
データの公開範囲、該データのメタデータ及び所定ユーザの識別情報を受け付ける受付部と、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの識別情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザの識別情報を抽出する抽出部と、
前記記憶部に記憶された各ユーザの行動履歴に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報を関連付けてユーザ毎に生成する生成部と、
該生成部が生成した変換規則及び有意情報に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータをユーザ毎に有意情報に変換する変換部と、
該変換部がユーザ毎に変換した有意情報が、前記受付部により受け付けられた識別情報に対応する所定ユーザの行動履歴に基づく有意情報と整合するか否かにより、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザが、前記受付部が受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する判定部と
を備える公開範囲判定装置。
複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する処理を、記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
データの公開範囲及び該データのメタデータを受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を抽出し、
前記メタデータを変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータをキーワードに変換し、
抽出した属性情報に変換したキーワードが含まれるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
2 端末装置(第二コンピュータ)
21 制御部(第二制御部)
27 表示部
3 サーバ装置(公開範囲判定装置、コンピュータ)
31 制御部(受付部、抽出部、変換部、判定部、有意情報変換部、キーワード変換部、生成部)
34 ハードディスク(記憶部)
36 通信部(受付部、送信部)
3P、30P プログラム
2T ユーザテーブル
3T グループメンバ関連テーブル
6T、60T 変換ルールテーブル
7T 推定ルールテーブル
9T 行動履歴テーブル
1F 画像ファイル
1D メタデータ
Claims (8)
- 複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、制御部及び記憶部を有するコンピュータにより公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定方法において、
データの公開範囲及び該データのメタデータを前記制御部により受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を前記制御部により抽出し、
前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータをキーワードに前記制御部により変換し、
抽出した属性情報に変換したキーワードが含まれるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
公開範囲判定方法。 - 前記メタデータをキーワードに変換するに際し、
前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータを有意情報に前記制御部により変換し、
有意情報及び該有意情報に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、変換した有意情報をキーワードに前記制御部により変換する
請求項1に記載の公開範囲判定方法。 - 前記ユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定するに際し、抽出した属性情報が記憶された前記記憶部の内容から、変換したキーワードが検索されるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
請求項1又は請求項2に記載の公開範囲判定方法。 - 前記有意情報に基づいて推定された推定公開範囲に対応するキーワードを該有意情報と関連付けて予め前記記憶部に前記制御部により記憶しておく
請求項2に記載の公開範囲判定方法。 - 複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、制御部及び記憶部を有するコンピュータにより公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定方法において、
データの公開範囲、該データのメタデータ及び所定ユーザの識別情報を前記制御部により受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの識別情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの識別情報を前記制御部により抽出し、
前記記憶部に記憶された各ユーザの行動履歴に基づいて、前記メタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報を関連付けてユーザ毎に前記制御部により生成し、
生成した前記変換規則及び有意情報に基づいて、受け付けたメタデータをユーザ毎に有意情報に前記制御部により変換し、
ユーザ毎に変換した有意情報が、受け付けた識別情報に対応する所定ユーザの行動履歴に基づいて変換した有意情報と整合するか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを前記制御部により判定する
公開範囲判定方法。 - 複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定装置において、
情報を記憶する記憶部と、
データの公開範囲及び該データのメタデータを受け付ける受付部と、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、前記受付部が受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を抽出する抽出部と、
前記メタデータを変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータをキーワードに変換する変換部と、
前記抽出部が抽出した属性情報に前記変換部が変換したキーワードが含まれるか否かにより、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザが、前記受付部が受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する判定部と
を備える公開範囲判定装置。 - 複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する公開範囲判定装置において、
情報を記憶する記憶部と、
データの公開範囲、該データのメタデータ及び所定ユーザの識別情報を受け付ける受付部と、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの識別情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザの識別情報を抽出する抽出部と、
前記記憶部に記憶された各ユーザの行動履歴に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータを有意情報に変換する変換規則及び該有意情報を関連付けてユーザ毎に生成する生成部と、
該生成部が生成した変換規則及び有意情報に基づいて、前記受付部が受け付けたメタデータをユーザ毎に有意情報に変換する変換部と、
該変換部がユーザ毎に変換した有意情報が、前記受付部により受け付けられた識別情報に対応する所定ユーザの行動履歴に基づく有意情報と整合するか否かにより、前記受付部が受け付けた公開範囲に属するユーザが、前記受付部が受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する判定部と
を備える公開範囲判定装置。 - 複数のユーザにより共有されるデータの公開に際し、公開する範囲に誤りがないか否かを判定する処理を、記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
データの公開範囲及び該データのメタデータを受け付け、
データの公開範囲及び該公開範囲に属するユーザの属性情報が関連付けて記憶された前記記憶部の内容から、受け付けたデータの公開範囲に属するユーザの属性情報を抽出し、
前記メタデータを変換する変換規則及び該変換規則に対応するキーワードが関連付けて記憶された前記記憶部の内容に基づいて、受け付けたメタデータをキーワードに変換し、
抽出した属性情報に変換したキーワードが含まれるか否かにより、受け付けた公開範囲に属するユーザが受け付けた公開範囲に対して適格か否かを判定する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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