JP2013152528A - 携帯可能電子装置、icカード、および、icカードシステム - Google Patents

携帯可能電子装置、icカード、および、icカードシステム Download PDF

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Abstract

【課題】国ごとに異なる情報を効率的に設定することができる、携帯可能電子装置、ICカード、および、ICカードシステムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る携帯可能電子装置は、インターフェースと、第1の記憶手段と、検索手段と、第2の記憶手段と、送信手段とを有する。インターフェースは、外部装置と通信する。第1の記憶手段は、国を示す国情報に対応づけて国ごとに異なる特定の情報としての国別情報を記憶する。検索手段は、インターフェースにより外部装置から使用する国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を第1の記憶手段から検索する。第2の記憶手段は、検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を外部装置へ提供可能な情報として記憶する。送信手段は、外部装置から国別情報の読出しが要求された場合、第2の記憶手段に記憶した国別情報をインターフェースにより外部装置へ送信する。
【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は、携帯可能電子装置、ICカード、および、ICカードシステムに関する。
ICカードは、端末装置からの要求に応じてデータを出力する。たとえば、携帯電話機などの端末装置に装着されるICカードは、当該端末装置で利用可能な情報を保持しておき、端末装置からの要求に応じて提示する機能を有する。たとえば、国ごとに定められている情報は、ICカードから携帯電話機に提供する仕様とする運用形態もある。
ETSI TS102613
この発明の一形態は、国ごとに異なる情報を効率的に設定することができる、携帯可能電子装置、ICカード、および、ICカードシステムを提供することを目的とする。
この実施の形態によれば、携帯可能電子装置は、インターフェースと、第1の記憶手段と、検索手段と、第2の記憶手段と、送信手段とを有する。インターフェースは、外部装置と通信する。第1の記憶手段は、国を示す国情報に対応づけて国ごとに異なる特定の情報としての国別情報を記憶する。検索手段は、インターフェースにより外部装置から使用する国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を第1の記憶手段から検索する。第2の記憶手段は、検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を外部装置へ提供可能な情報として記憶する。送信手段は、外部装置から国別情報の読出しが要求された場合、第2の記憶手段に記憶した国別情報をインターフェースにより外部装置へ送信する。
図1は、ICカードおよびICカードシステムの構成例を示すブロック図である。 図2は、端末装置の一例としての携帯電話機の構成例を示すブロック図である。 図3は、各国の緊急通報電話番号を示すレコードファイル(参照ファイル)の構成例を示す図である。 図4は、携帯電話機の使用国に応じて緊急通報用の電話番号を設定した定義ファイルの例を示す図である。 図5は、携帯電話システムにおける緊急通報の設定処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 図6は、ICカードにおける緊急通報の設定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図7は、携帯電話システムにおける緊急通報の設定処理の変形例の流れを説明するためのシーケンス図である。 図8は、ICカードにおける緊急通報の設定処理の変形例の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図9は、携帯電話システムにおける緊急通報の読出処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 図10は、ICカードにおける緊急通報の読出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、携帯可能電子装置としてのICカード1と端末装置としての携帯電話機(携帯端末装置)2とを有するICカードシステム(携帯端末システム)の構成例を示すブロック図である。
図1に示すICカードシステムは、ICカード1と携帯電話機2とが双方向にデータの送受信を行う通信システムである。ICカードシステムは、携帯電話機2にICカード1が通信可能な状態で装着された状態で運用され、携帯電話機2は、ICカード1が装着された状態で外部との通信を行う。また、ICカード1と携帯電話機2とは、所定の規格で規定された通信方式により通信を行う。たとえば、ICカード1と携帯電話機2とは、SWP通信などの全2重通信により通信を行う。
ICカード1は、携帯電話機2からの電源供給により動作する。たとえば、上記ICカード1は、上記携帯電話機2と物理的、電気的に接触して通信を行う接触式の携帯可能電子装置(接触式ICカード)である。ただし、上記ICカード1は、アンテナあるいは無線通信部等により上記携帯電話機2と非接触の状態で無線通信を行う非接触式の携帯可能電子装置(非接触式ICカード)であっても良い。さらには、上記ICカード1は、非接触式ICカードとしての通信機能と接触式ICカードとしての通信機能とを有する複合型のICカード(デュアルインターフェースICカード)であっても良い。
図1に示すように、上記ICカード1は、制御部(CPU)11、プログラムメモリ12、ワーキングメモリ13、データメモリ14、通信制御部15、電源部16、および、インターフェース17などを有する。
上記ICカード1は、カード状の本体Cにより構成される。上記ICカード1を形成するカード状の本体Cには、1つあるいは複数のICチップ1aとインターフェース17とが内蔵される。上記ICチップ1aは、制御部(CPU)11、プログラムメモリ12、ワーキングメモリ13、データメモリ14、通信制御部15および電源部16などを有している。ICチップ1aとインターフェース17とは接続された状態でモジュール化される。ICチップ1aとインターフェース17とを有するモジュールMは、当該ICカード1を形成するカード状の本体C内に埋設される。
上記制御部11は、ICカード1全体の制御を司る。上記制御部11は、CPUなどのプロセッサを有する。上記制御部11は、上記プログラムメモリ12あるいはデータメモリ14に記憶されている制御プログラムおよび制御データなどに基づいて動作する。たとえば、上記制御部11は、上記プログラムメモリ12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、携帯電話機2との通信制御を行ったり、携帯電話機2から与えられるコマンドに応じた処理を行ったりする。
上記プログラムメモリ12は、読み出し専用のメモリ(ROM:リードオンリーメモリ)により構成される。上記プログラムメモリ12は、当該ICカード1の仕様に応じた動作を司る制御プログラムおよび制御データなどを記憶する。
上記ワーキングメモリ13は、揮発性のメモリ(RAM;ランダムアクセスメモリ)により構成される。上記ワーキングメモリ13は、データを一時保管するバッファメモリとして機能する。例えば、上記ワーキングメモリ13には、携帯電話機2との通信処理において、送受信されるデータを一時的に保管する通信バッファとして利用可能である。また、上記ワーキングメモリ13は、種々の書込みデータなどを一時的に保持するメモリとしても利用される。
上記データメモリ(不揮発性メモリ)14は、データの書き込みが可能な不揮発性のメモリである。上記データメモリ14は、例えば、EEPROMあるいはフラッシュメモリなどにより構成される。上記データメモリ14には、当該ICカード1の使用目的に応じた種々の情報(アプリケーションプログラムおよび運用データなど)が書込まれる。たとえば、また、データメモリ14は、使用する国ごとに設定されるべき特定の種類の情報(国別情報)を各国情報に対応づけて記憶する国別情報のレコードファイル(参照ファイル)14bを記憶するファイル領域を有する。また、データメモリ14は、実際に使用可能とする国別情報(要求に応じて携帯電話機2へ提示する情報)を格納する定義ファイル14aを記憶する専用メモリ領域を有する。なお、定義ファイル14aは、ワーキングメモリ13に記憶するようにしても良い。
上記通信制御部15は、上記インターフェース17を介して携帯電話機2とのデータ通信を制御するものである。当該ICカード1が接触式ICカードである場合、通信制御部15は、携帯電話機2と物理的・電気的に接触するコンタクト部としてのインターフェース17を介してデータを送受信する。なお、非接触型のICカードであれば、上記通信制御部15は、インターフェース17としてのアンテナにより送受信するデータを変調あるいは復調する。
上記電源部16は、当該ICカード1の各部を動作させるための電力およびクロックパルスを供給する。たとえば、当該ICカード1が接触型のICカードである場合、上記電源部16は、インターフェース17を介して外部装置から直接的に供給される電力およびクロックパルスを各部へ供給する。なお、当該ICカードが非接触型のICカードである場合、上記電源部16は、上記インターフェース17としてのアンテナにより受信した電波から電力およびクロックパルスを生成し、当該ICカード内の各部に供給する。
次に、携帯電話機2の構成について説明する。
上記携帯電話機2は、ICカード1を動作させるための電源を供給するとともに、当該ICカード1とのデータ通信を行う。本実施の形態では、端末装置が携帯電話機2である場合を想定して説明する。ただし、端末装置は、携帯電話機2に限定されるものではなく、ICカード1を装着した状態(通信可能な状態)で動作し、ICカード1から取得する情報を用いて動作する機能を有する電子装置であれば良い。たとえば、端末装置としては、ICカード1から取得した情報により動作する機能を有するタブレットPC或いはノートパソコンなどの小型のコンピュータであっても良い。
携帯電話機2は、各ユーザが所持するICカード1(例えば、ユーザ情報をセキュアに記録したICカード)を装着した状態で携帯電話機としての通信が利用可能となる運用形態が想定される。また、ICカード1は、携帯電話機2に設けられたICカード用のソケットに装着される。ICカード1と携帯電話機2とは、ICカード1が携帯電話機2のICカード用のソケットに装着された状態で、携帯電話機のインターフェースとしてのコンタクト部とICカード1のインターフェースとが接触してデータ通信が可能となる。上記携帯電話機2は、ICカード1に物理的に接触しているコンタクト部を介して当該ICカード1に動作用の電力およびクロックパルスを供給する。
たとえば、携帯電話機2は、起動する場合、装着されたICカード1との相互認証を行う。ICカード1との相互認証が成功した場合、携帯電話機2は、ICカード1から取得する情報などを用いて上位のシステム(例えば、携帯電話の通信システム)との相互認証を行う。上位のシステムとの相互認証が成功すると、携帯電話機2は、ICカード1に記録されているユーザ情報で特定されるユーザの携帯電話機として利用可能となる。
図2は、携帯端末装置の一例としての携帯電話機2の構成例を示すブロック図である。
図2に示す構成例では、携帯電話機2は、制御部31、RAM32、ROM33、不揮発性メモリ34、ICカード用のインターフェース(ICカードインターフェース)35、アンテナ37、通信部38、音声部39、振動部40、表示部41、操作部42および電源部43などを有する。
上記制御部31は、携帯電話機2全体の制御を司るものである。上記制御部31は、CPU、内部メモリ、各種のインターフェースなどを有する。また、上記制御部31は、上記表示部41の表示を制御する表示制御機能、PLL(Phase Locked Loop)回路、データストリーム経路切換え、DMA(Direct Memory Access)コントローラ、割り込みコントローラ、タイマ、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、秘匿、HDLC(High-level Data Link Control procedure)フレーミング、ディバイスコントローラなどの機能を有する。
上記RAM32は、作業用のデータを記憶するための揮発性メモリである。RAM32は、ICカード1との通信設定情報として、通信確立処理において設定する設定データを記憶する。たとえば、RAM32は、ICカード1との通信に適用するウインドウサイズの設定値などの通信設定値を記憶する。また、RAM32は、端末装置2がICカード1に対して指定したデータの再送回数およびデータの再送間隔などの情報を記憶しても良い。上記ROM33は、制御プログラムおよび制御データなどが記憶されている不揮発性メモリである。上記制御部31は、上記ROM33に記憶されている制御プログラムを実行することにより、当該携帯電話機2の制御を実現している。
上記不揮発性メモリ34は、種々のデータが記憶される書き換え可能な不揮発性メモリである。上記不揮発性メモリ34には、種々のアプリケーションプログラム(アプリケーション)、制御データ、および、ユーザデータなどが記憶される。上記制御部31は、上記不揮発性メモリ34に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
上記ICカードインターフェース35は、ICカード1が装着されるインターフェースである。上記ICカードインターフェース35は、上記制御部31に接続されている。これにより、上記制御部31は、上記ICカードインターフェース35を介して上記ICカード1とのデータ通信が可能となっている。
上記通信部38は、通信用のアンテナ37を介して通話データあるいはデータ通信用のデータを電波で送受信する。上記音声部39は、音声の入出力を行う。上記振動部40は、当該携帯電話機2全体を振動させる振動機構により構成される。上記表示部41は、上記制御部31により表示の表示内容などが制御される。上記操作部42は、キーボードなどにより構成され、ユーザによる操作指示が入力される。上記電源部43は、バッテリーなどにより構成され、当該携帯電話機2内の各部に電源を供給する。また、上記電源部43は、上記ICカードインターフェース35を介して接続されたICカード1にも電源を供給する機能も有している。
次に、ICカード1が携帯電話機2へ提示する国別情報について説明する。
携帯電話機2は、ICカード1から電話番号などの様々な情報を取得する機能を有する。すなわち、ICカード1は、内部メモリに保持している電話番号などの情報を携帯電話機2からの要求に応じて提示する。運用形態の一例としては、ICカード1が緊急通報用の電話番号を携帯電話機2に提示するシステムがある。ここで、緊急通報用の電話番号は、国別情報の一例であり、国ごとに異なる情報である。なお、緊急通報用の電話番号としては、たとえば、警察、消防、救急などの電話番号を想定するものとする。このようなシステムの携帯電話機2は、当該携帯電話機内で緊急通報用の電話番号を予め設定しておかなくても、ICカード1から緊急通報用の電話番号を適宜取得できる。
たとえば、欧州などを主体に展開されている携帯電話システムの仕様には、携帯電話機2に装着するICカード1に、緊急通報用の電話番号を記録するためのファイルとして、緊急通報用の電話番号を定義するレコードファイル(定義ファイル)を設定しておくものがある。たとえば、当該緊急通報用の電話番号を定義する定義ファイルは、ICカード1内のメモリにおける所定のデータ領域に、緊急通報用の電話番号の一覧をバイト列として並べて格納するようになっている。
このような仕様のシステムでは、ICカード1は、携帯電話機2に提示する緊急通報用の電話番号を格納した定義ファイルを所定のデータ領域に定義しておく。この状態において、ICカード1は、携帯電話機2からの要求に応じて緊急通報用の電話番号を読み出し、当該携帯電話機2へ提供する。携帯電話機2は、ICカード1から緊急通報用の電話番号を取得し、緊急通報用の電話番号をユーザに提示する。これにより、携帯電話機2のユーザは、迅速に緊急通報先に電話をかけることができるようになっている。
ICカード1に定義される緊急通報用の電話番号は、たとえば、警察、消防、救急などへ通報するための電話番号を想定している。これらの種類の緊急通報用の電話番号は、各国に存在している。しかしながら、実際の緊急通報用の電話番号自体は、国ごとに異なることが多い。従って、国別情報の一例としての緊急通報用の電話番号は、ICカード1を装着した携帯電話機2を使用する国ごとに設定する必要がある。
以下に説明する本実施形態においては、ICカード1が装着される携帯電話機2は、複数の国で使用できるものであることを想定し、かつ、ICカード1は、国別情報の一例として、当該携帯電話機2の使用国に応じて設定する緊急通報用の電話番号を携帯電話機2に提供する運用形態を想定して説明するものとする。
図3は、複数の国における緊急通報用の電話番号を示す参照ファイル(レコードファイル)14bの構成例である。
図3に示すような参照ファイル14bは、携帯電話機2を使用する国に応じた緊急通報用の電話番号を設定するために参照する情報を記憶するレコードファイルである。図3に示す例において、参照ファイル14bは、国情報とコード情報と電話番号(緊急通報電話番号)とを対応づけた複数のレコードから構成される。国情報は、国を示す情報である。コード情報は、情報(電話番号)の種別を示す情報である。図3に示す例において、コード情報は、対応する電話番号(緊急通報電話番号)の用途(種別)を示している。図3に示す例では、緊急通報用の電話番号を想定しているため、図3に示すコード情報は、対応する電話番号が、警察へ通報するための電話番号か、消防署へ通報するための電話番号か、あるいは、救急車を手配するための電話番号かなどを示している。電話番号は、対応する国情報が示す国における緊急通報用の電話番号であり、対応するコード情報が示す種類の緊急通報を行うための番号となっている。
図4は、特定の国(携帯電話機2の使用国)に応じて緊急通報用の電話番号を設定した定義ファイル14aの例である。
図4では、図3に示す参照ファイル14bにおいて、国情報が「000000」の国について緊急通報用の電話番号を設定した定義ファイル14aの例を示している。また、図4に示す定義ファイル14aの例では、緊急通報用の電話番号として、コード情報(情報の種別)が「01」の緊急通報電話番号とコード情報(情報の種別)が「02」の緊急通報電話番号とが設定されている。図4に示すような定義ファイル14aが設定されたICカード1は、携帯電話機2から緊急通報用の電話番号が要求されると、コード情報(情報の種別)が「01」の緊急通報電話番号としての「010101」とコード情報(情報の種別)が「02」の緊急通報電話番号としての「011101」とを携帯電話機2へ出力する。
次に、ICカード1が携帯電話機2に提示する緊急通報用の電話番号を設定する定義ファイル14aの設定処理(緊急通報の設定処理)について説明する。
まず、ICカードシステム(携帯電話システム)全体において、ICカード1に緊急通報の設定処理を実行するための処理の流れについて説明する。
図5は、ICカードシステム全体における緊急通報の設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
携帯電話機2は、携帯電話通信の通信網を構成する上位システムの基地局との通信により現在使用している国を示す国情報を取得する(ステップS21)。たとえば、ICカード1を装着した携帯電話機2を所持するユーザが他国に移動した場合を想定する。他国に移動したユーザが携帯電話機2の電源をオンすると、当該携帯電話機2の制御部31は、当該携帯電話機2が当該国で使用可能となるような設定を含む起動処理を行う。起動処理において、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1との相互認証、および、上位システムとの相互認証などを行う。このような起動処理において、携帯電話機2の制御部31は、上位システムの基地局との通信により、基地局から現在の国を示す国情報を含む情報を取得する。
基地局から国情報を取得すると、携帯電話機2の制御部31は、国情報を提示するコマンドをICカード1へ供給する(ステップS22)。国情報を提示するコマンドは、ICカード1に対して当該国に応じた設定処理を直接的に要求するコマンドであっても良いし、当該国に応じた設定処理以外の処理を要求するコマンドに国情報を付加したものであっても良い。たとえば、携帯電話機2の制御部31は、使用中の国を示す国情報を保持しておき、基地局から取得する国情報が使用中の国情報と一致しない場合に、ICカード1へ国情報を提示するコマンドを供給するようにしても良い。
携帯電話機2から国情報を提示するコマンドを受信すると、ICカード1のCPU11は、受信したコマンドに含まれる国情報を抽出し、国情報に対応する緊急通報電話番号の設定処理を行う(ステップS23)。ICカード1のCPU11は、緊急通報電話番号の設定処理として、ICカード1内にメモリ(データメモリ14又はワーキングメモリ13)に、携帯電話機2側から提示された国情報に対応する緊急通報電話番号を格納する定義ファイル14aを設定する処理である。ICカード1における緊急通報電話番号の設定処理については、後で詳細に説明する。
携帯電話機2から国情報を提示するコマンドを受信した場合、ICカード1のCPU11は、当該コマンドの処理を実行するとともに当該コマンドで提示される国情報に対応する緊急通報電話番号を定義ファイル14aに設定する緊急通報の設定処理を実行し、その処理結果を示すレスポンスを携帯電話機2へ送信する(ステップS24)。ICカード1からのレスポンスとして緊急通報電話番号が正常に設定された旨の通知を受けた場合、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1による緊急通報電話番号の提供が可能になったものと判断する。また、ICカード1から緊急通報電話番号が正常に設定できなかった旨の通知を受けた場合、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1による緊急通報電話番号の提供が不可の状態であるものと判断する。
次に、ICカード1における緊急通報の設定処理について説明する。
図6は、ICカード1における緊急通報の設定処理の手順を説明するためのフローチャートである。
携帯電話機2から国情報を提示するコマンドを受信した場合、ICカード1のCPU11は、当該コマンドで提示された国情報で、国別情報としての各国の緊急通報電話番号を記憶した参照ファイル14b内を検索する(ステップS31)。参照ファイル14bを国情報で検索した結果に基づいて、CPU11は、当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに存在するか否かを判断する(ステップS32)。コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに存在しない場合(ステップS32、NO)、CPU11は、国情報に対応する緊急通報電話番号が存在しない(不明である)ため、緊急通報電話番号の設定が正常に行われていない旨のレスポンスを携帯電話機2へ送信する(ステップS33)。
また、当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイルに存在する場合(ステップS32、YES)、CPU11は、国情報に対応する緊急通報用の電話番号情報(緊急通報電話番号とコード情報)を参照ファイル14bから読み出し、読み出した緊急通報用の電話番号情報により定義ファイル14aを更新する(ステップS33)。これにより、ICカード1内において、緊急通報用の電話番号の定義ファイル14aには、携帯電話機2から提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が格納される。定義ファイル14aを提示された国情報に対応する緊急通報電話番号に更新すると、CPU11は、緊急通報電話番号の設定が正常に行われた旨のレスポンスを携帯電話機2へ送信する(ステップS34)。
以上の処理では、ICカードは、携帯電話機が国情報を提示するコマンドを受信するごとに、各国の緊急通報用の電話番号情報を記憶した参照ファイルを参照して、携帯電話機から提示された国情報に対応する緊急通報電話番号を所定の定義ファイルに設定するようにしている。これにより、携帯電話機を所持しているユーザが他国に移動した場合であっても、ICカードは現在の国における緊急通報電話番号を適宜設定でき、携帯電話機はICカードから現在の国における緊急通報電話番号を適宜取得できる。
次に、上述した緊急通報の設定処理の変形例について説明する。
図7は、携帯電話システムにおける緊急通報の設定処理の変形例の流れを説明するためのフローチャートである。
本変形例では、携帯電話機2が上位システムの基地局から国情報だけでなく、当該国(当該基地局が存在する国)における緊急通報用の電話番号情報(緊急通報電話番号とコード情報)も取得する運用形態を想定するものである。
たとえば、他国に移動したユーザが携帯電話機2の電源をオンすると、当該携帯電話機2の制御部31は、当該国で使用可能となるような設定処理を含む起動処理を行う。このようなICカード1を装着した携帯電話機2を所持するユーザが他国に移動した場合の起動処理において、当該携帯電話機2は、当該国における上位システムの基地局から現在の国を示す国情報と当該国における緊急通報用の電話番号情報(緊急通報電話番号とコード情報とを対応づけた情報のリスト)とを取得する(ステップS41)。
基地局から国情報と緊急通報用の電話番号情報とを取得すると、携帯電話機2の制御部31は、国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンドをICカード1へ供給する(ステップS42)。国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンドは、ICカード1に対して当該国に応じた設定処理を直接的に要求するコマンドであっても良いし、各国の緊急通報用の電話番号情報を記憶した参照ファイル14bにおける当該国のレコードのアップデートを要求するコマンド(レコードアップデートコマンド)であっても良い。
携帯電話機2から国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンドを受信すると、ICカード1のCPU11は、受信したコマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号を設定する緊急通報の設定処理を行う(ステップS43)。本変形例では、ICカード1のCPU11は、緊急通報の設定処理として、携帯電話機2側から提示された国情報に対応する緊急通報電話番号の定義ファイル14aを設定するだけでなく、各国の緊急通報電話番号を記憶する参照ファイル14bも更新する。このようなICカード1における緊急通報の設定処理については、後で詳細に説明する。
携帯電話機2から国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンドを受信した場合、ICカード1のCPU11は、当該コマンドに応じて緊急通報の設定処理を実行し、その処理結果を示すレスポンスを携帯電話機2へ送信する(ステップS44)。ICカード1からのレスポンスとして緊急通報電話番号が正常に設定された旨(緊急通報の設定処理が正常終了した旨)の通知を受けた場合、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1による緊急通報電話番号の提供が可能になったものと判断する。また、ICカード1から緊急通報電話番号が正常に設定できなかった旨(緊急通報の設定処理が正常終了できなかった旨)の通知を受けた場合、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1による緊急通報電話番号の提供が不可の状態であるものと判断する。
次に、ICカード1における緊急通報の設定処理の変形例について説明する。
図8は、ICカード1における緊急通報の設定処理の変形例における処理手順を説明するためのフローチャートである。
携帯電話機2から国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンド(例えば、レコードアップデートコマンド)を受信した場合、ICカード1のCPU11は、国別情報としての各国の緊急通報電話番号を記憶した参照ファイル14b内の情報を当該コマンドで提示された国情報で検索する(ステップS51)。この国情報により検索結果に基づいて、CPU11は、当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに既に存在しているか否かを判断する(ステップS52)。当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに存在しない場合(ステップS52、NO)、CPU11は、当該国情報に対応づけて当該緊急通報用の電話番号情報を参照ファイル14bに追加登録する(ステップS53)。すなわち、携帯電話機2からコマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに登録されていなければ、CPU11は、コマンドで提示された国情報と緊急通報電話番号とコードとを対応づけたレコードを参照ファイル14bに追加登録する。
また、当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイルに存在する場合(ステップS52、YES)、CPU11は、参照ファイル14bに既に存在している当該国情報に対応する緊急通報電話番号を、受信したコマンドで提示された緊急通報用の電話番号情報により更新する(ステップS54)。すなわち、携帯電話機2からコマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号が参照ファイル14bに登録されていれば、CPU11は、参照ファイル14bにおいて当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号を、当該コマンドで提示された緊急通報用の電話番号情報によりアップデートする。
携帯電話機2からのコマンドによる参照ファイル14bの更新が完了すると、CPU11は、当該参照ファイル14bを参照して、当該コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報電話番号により定義ファイル14aを更新する(ステップS55)。これにより、ICカード1内において、緊急通報電話番号を定義する定義ファイル14aには、携帯電話機2から提示された国情報と緊急通報電話番号とが格納される。定義ファイル14aを提示された国情報に対応する緊急通報電話番号に更新すると、CPU11は、緊急通報電話番号の設定が正常に行われた旨のレスポンスを携帯電話機2へ送信し(ステップS56)、緊急通報の設定処理を終了する。
上記のような変形例では、携帯電話機は、基地局から国情報だけでなく当該国における緊急通報用の電話番号情報も取得する。携帯電話機に装着されたICカードは、当該携帯電話機が基地局から国情報と緊急通報用の電話番号情報とを提示するコマンドを受信すると、コマンドで提示された国情報に対応する緊急通報用の電話番号情報によって国別の緊急通報電話番号を記憶する参照ファイルを更新するとともに、所定の定義ファイルに携帯電話機の現在の使用国における緊急通報電話番号を設定できる。この場合、予めICカード内の参照ファイルに緊急通報電話番号が登録されていない国であっても、ICカードは、当該国に応じた緊急通報電話番号を設定でき、携帯電話機は、ICカードから現在の国における緊急通報電話番号を適宜取得できる。
次に、ICカード1が携帯電話機2に対して緊急通報用の電話番号を提供する処理(緊急通報の読出処理)について説明する。
まず、携帯電話システム(ICカードシステム)において緊急通報の読出処理を実行するための処理の流れについて説明する。
図9は、携帯電話システムにおける緊急通報の読出処理の流れを説明するためのフローチャートである。
携帯電話機2から緊急通報を行いたい場合、ユーザは、携帯電話機2の操作部42により緊急通報電話番号の参照を要求する指示を入力する。操作部42により緊急通報電話番号の参照要求指示が入力されると(ステップS61)、携帯電話機2の制御部31は、ICカード1に対して緊急通報電話番号の読出しを要求する読出しコマンドを作成し、作成した読出しコマンドをICカード1へインターフェース35を介して送信する(ステップS62)。
携帯電話機2から読出しコマンドを受信した場合、ICカード1のCPU11は、受信した読出しコマンドを解釈することにより、当該コマンドが緊急通報電話番号の読出しを要求するものであることを判別し、緊急通報電話番号の読出処理を実行する(ステップS63)。ICカード1のCPU11は、緊急通報電話番号の読出処理として、ICカード1内にメモリ(データメモリ14又はワーキングメモリ13)に設定されている定義ファイルから緊急通報電話番号を読み出す。ICカード1における緊急通報電話番号の読出処理については、後で詳細に説明する。
緊急通報電話番号の読出処理を実行すると、ICカード1のCPU11は、当該コマンドの処理結果を示すレスポンスとして、定義ファイルから読み出した緊急通報電話番号(各種の電話番号とコードとを対応づけた情報)と正常終了を示すステータス情報とをセットしたレスポンスデータを作成し、作成したレスポンスデータを携帯電話機2へ送信する(ステップS64)。これにより、携帯電話機2は、インターフェース35を介してICカード1からレスポンスデータに含まれる緊急通報電話番号を受信する。
緊急通報電話番号を含むレスポンスを受信すると、携帯電話機2の制御部31は、受信したレスポンスデータに含まれる緊急通報電話番号を抽出し、抽出した緊急通報電話番号を表示部41に表示する(ステップS65)。たとえば、携帯電話機2の制御部31は、緊急通報用の電話番号の一覧として、コードが示す情報の種別(例えば、警察、消防、救急など)に対応づけた各電話番号を、ユーザが選択可能な状態で表示部41に表示する。
このように緊急通報用の電話番号の一覧を表示した状態において、ユーザは、操作部42により所望の緊急通報電話番号を指示する。ユーザから特定の緊急通報電話番号への発信の指示を受けた場合(ステップS66)、携帯電話機2の制御部31は、操作部42により指示された緊急通報電話番号へ発信する(ステップS67)。
次に、ICカード1における緊急通報の読出処理について説明する。
図10は、ICカード1における緊急通報の読出処理の手順を説明するためのフローチャートである。
携帯電話機2から緊急通報電話番号の読出しを要求するコマンドを受信した場合、ICカード1のCPU11は、当該コマンドで読出しが要求された緊急通報電話番号を格納している定義ファイル14aを特定し、特定した定義ファイル14aから緊急通報電話番号とコード情報とを読み出す(ステップS71)。ここでは、上述した緊急通報の設定処理により、現在携帯電話機2を使用している国に応じた緊急通報電話番号が定義ファイル14aに設定されているものとする。
定義ファイル14aから緊急通報電話番号が正常に読み出せた場合(ステップS72、YES)、CPU11は、読み出した緊急通報電話番号と各電話番号に対応するコード情報と緊急通報電話番号が正常に読み出せた(正常終了した)旨のステータスとをセットしたレスポンスデータを作成する(ステップS73)。正常終了した旨のレスポンスデータを作成すると、CPU11は、作成したレスポンスデータを携帯電話機2へ送信し(ステップS74)、緊急通報電話番号の読出処理を終了する。
また、定義ファイル14aから緊急通報電話番号が正常に読み出せなかった場合(ステップS72、NO)、CPU11は、緊急通報電話番号が正常に読み出せなかった(読出し処理がエラーとなった)旨のステータスをセットしたレスポンスデータを作成する(ステップS73)。エラーとなった旨のレスポンスデータを作成すると、CPU11は、作成したレスポンスデータを携帯電話機2へ送信し(ステップS75)、緊急通報電話番号の読出処理を終了する。
以上の処理によれば、上述した緊急通報の設定処理によって携帯電話機の現在の使用国に応じた緊急通報用の電話番号情報がICカードの定義ファイルに設定されていれば、ユーザは、携帯電話機に現在の国における緊急通報電話番号を直接入力しなくても、現在携帯電話機を使用している国における緊急通報電話番号を正確に指定することができ、所望の緊急通報を確実、迅速に行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ICカード(携帯可能電子装置)、C…本体、1a…ICチップ、2…端末装置(携帯電話機、外部装置)、11…CPU、12…プログラムメモリ、13…ワーキングメモリ、14…データメモリ、14a…定義ファイル、14b…参照ファイル、15…通信制御部、16…電源部、17…インターフェース、31…制御部、32…RAM、34…不揮発性メモリ、35…インターフェース。

Claims (6)

  1. 外部装置と通信するインターフェースと、
    国を示す国情報に対応づけて国ごとに異なる特定の情報としての国別情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記インターフェースにより外部装置から使用する国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を外部装置へ提供可能な情報として記憶する第2の記憶手段と、
    前記外部装置から前記国別情報の読出しが要求された場合、前記第2の記憶手段に記憶した国別情報を前記インターフェースにより前記外部装置へ送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするICカード。
  2. 前記国別情報は、緊急通報用の電話番号である、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載のICカード。
  3. さらに、前記インターフェースにより外部装置から国情報と国別情報とを受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報が前記第1の記憶手段に記憶されていれば、前記第1の記憶手段における当該国情報に対応する国別情報を更新し、受信した国情報に対応する国別情報が前記第1の記憶手段に記憶されていなければ、当該国情報に対応づけた国別情報を前記第1の記憶手段に追加登録する更新手段を有する、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2の何れかに記載のICカード。
  4. 外部装置と通信するインターフェースと、国を示す国情報に対応づけて国ごとに異なる特定の情報としての国別情報を記憶する第1の記憶手段と、前記インターフェースにより外部装置から使用する国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を外部装置へ提供可能な情報として記憶する第2の記憶手段と、前記外部装置から前記国別情報の読出しが要求された場合、前記第2の記憶手段に記憶した国別情報を前記インターフェースにより前記外部装置へ送信する送信手段と、を有するモジュールと、
    前記モジュールを具備する本体と、
    を有することを特徴とするICカード。
  5. ICカードと前記ICカードを装着した状態で外部との通信が可能な端末装置とからなるICカードシステムであって、
    前記端末装置は、
    外部と通信するための通信部と、
    前記ICカードと通信するためのインターフェースと、
    前記通信部によって外部との通信を行う国を示す国情報を前記インターフェースにより前記ICカードへ送信する送信手段と、
    前記通信部によって外部の特定の通信先と通信するための情報を前記ICカードから取得する取得手段と、を有し、
    前記ICカードは、
    前記端末装置と通信するインターフェースと、
    前記端末装置が前記特定の通信先と通信するための情報を国情報に対応づけた国別情報として記憶する第1の記憶手段と、
    前記インターフェースにより前記端末装置が外部との通信を行う国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を前記端末装置へ提供可能な情報として記憶する第2の記憶手段と、
    前記外部装置から前記国別情報の読出しが要求された場合、前記第2の記憶手段に記憶した国別情報を前記インターフェースにより前記端末装置へ送信する送信手段と、を有する、
    ことを特徴とするICカードシステム。
  6. 外部装置と通信するインターフェースと、
    国を示す国情報に対応づけて国ごとに異なる特定の情報としての国別情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記インターフェースにより外部装置から使用する国を示す国情報を受信した場合、受信した国情報に対応する国別情報を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索した当該国情報に対応する国別情報を外部装置へ提供可能な情報として記憶する第2の記憶手段と、
    前記外部装置から前記国別情報の読出しが要求された場合、前記第2の記憶手段に記憶した国別情報を前記インターフェースにより前記外部装置へ送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
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