JP2013152340A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮すること。
【解決手段】加圧ローラ109aと、セラミックヒータ202を有する加熱ローラと、セラミックヒータ202の温度を検知するサーミスタ203と、加圧ローラ109aを駆動する定着モータ214の回転状態を検知する回転検知回路215と、サーミスタ203で検知した温度が所定の基準温度以上か否かを判断するコンパレータ216と、を有する定着装置であって、回転検知回路215の検知結果とコンパレータ216の判断結果とに基づいて、セラミックヒータ202に供給する電力を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】加圧ローラ109aと、セラミックヒータ202を有する加熱ローラと、セラミックヒータ202の温度を検知するサーミスタ203と、加圧ローラ109aを駆動する定着モータ214の回転状態を検知する回転検知回路215と、サーミスタ203で検知した温度が所定の基準温度以上か否かを判断するコンパレータ216と、を有する定着装置であって、回転検知回路215の検知結果とコンパレータ216の判断結果とに基づいて、セラミックヒータ202に供給する電力を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いる定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、トナー像が担持された記録材を加熱することによって、未定着トナー像を定着させる加熱方式の定着装置が広く用いられている。一般的に、そのような加熱方式の定着装置は、熱源である発熱体と、発熱体に電力を供給する電源と、発熱体近傍の温度を検出する温度検出部と、発熱体に供給する電力を制御する制御部を有している。ここで、発熱体、電源、温度検出部、制御部の何れか1つでも正常に機能しない場合には、定着装置は正常に動作できなくなってしまう。例えば、制御部のファームウェアが暴走し、発熱体であるヒータの暴走が生じた場合には、異常過熱によって装置が損傷してしまうおそれがある。
このような課題について、例えば特許文献1においては、発熱体を有する加熱ローラに対向して配置された加圧ローラの回転状態に応じて、発熱体に供給する電力を制限する技術が開示されている。
特許文献1では、定着装置内の加圧ローラの回転状態を検知し、加圧ローラ停止時には発熱体への投入電力を一部制限する技術が開示されている。また、画像形成装置では、記録紙にトナー像を定着させると、加圧ローラにトナーが付着し記録紙の裏側にそのトナーが付着するため、加圧ローラのクリーニングを行う必要がある。加圧ローラのクリーニングは、画像形成装置のダウンタイムをなるべく短縮するために、加熱ローラのヒータを温度制御した状態で、加圧ローラの回転と停止を繰り返すことで行われる。従って、特許文献1のように加圧ローラ停止時に発熱体への投入電力を一部制限する構成をとった場合には、加圧ローラのクリーニングを行う際に、投入される電力が不足しクリーニングする時間が長くなり、ユーザビリティが低下するという課題がある。また、特許文献1の構成では、画像形成装置がプリントを開始する際に、停止していた加圧ローラが回転するまでの間、ヒータに100%の電力を供給することができなかった。これにより、プリントを開始するための目標温度に達するまでに時間がかかってしまい、ファーストプリントアウトタイム(以下FPOTと示す)が長くなる課題もあった。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
(1)加圧ローラと、発熱手段を有する加熱ローラと、前記発熱手段の温度を検知する温度検知手段と、前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、前記温度検知手段で検知した温度が所定の基準温度以上か否かを判断する温度判断手段と、を有する定着装置であって、前記回転検知手段の検知結果と前記温度判断手段の判断結果とに基づいて、前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段を有することを特徴とする定着装置。
(2)加圧ローラと、第1の発熱体及び第2の発熱体を有する加熱ローラと、前記第1の発熱体及び前記第2の発熱体で構成される発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段と、第2の温度検知手段と、前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する第1の回転検知手段及び前記加圧ローラの回転状態を検知する第2の回転検知手段と、前記第1の温度検知手段で検知した温度が第1の基準温度以上か否かを判断する第1の温度判断手段と、前記第2の温度検知手段で検知した温度が第2の基準温度以上か否かを判断する第2の温度判断手段と、を有する定着装置であって、前記第1の回転検知手段の検知結果と前記第1の温度判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の発熱体に供給する電力を制御すると共に、前記第2の回転検知手段の検知結果と前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記第2の発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。
(3)加圧ローラと、発熱手段を有する加熱ローラと、前記発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段と、前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、前記第1の温度検知手段で検知した温度が第1の基準温度以上か否かを判断する第1の温度判断手段と、前記第2の温度検知手段で検知した温度が第2の基準温度以上か否かを判断する第2の温度判断手段と、を有する定着装置であって、前記回転検知手段の検知結果と前記第1の温度判断手段の判断結果に基づいて、前記発熱手段に供給する電力を制御すると共に、前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。
(4)加圧ローラと、発熱手段を有する加熱ローラと、前記発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段と、前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、を有する定着装置であって、前記第1の温度検知手段の検知結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を抑制する抑制信号を複数生成する抑制信号生成手段と、前記回転検知手段の検知結果に基づいて前記複数の抑制信号の1つを選択することで前記発熱手段に供給する電力を制御すると共に、前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。
(5)前記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の定着装置を有し、電子写真プロセスにより像担持体上に形成されたトナー像が記録紙に転写され、前記定着装置によって前記記録紙に転写されたトナー像が定着されることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
まず、本実施例における画像形成装置の構成を説明し、次いで定着装置の電力供給制御回路について詳しく説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、本実施例に係る定着装置を有する電子写真プロセスを用いた画像形成装置の構成を示す図である。この画像形成装置100は、カセット101を有し、紙有無センサ103によって、カセット101内の記録紙102の有無が検知される。記録紙102は、ピックアップローラ104によって、カセット101から繰り出され搬送される。TOPセンサ107によって、感光ドラム106への画像書き込み(記録/印字)と用紙搬送の同期を取ると共に、給紙された用紙の搬送方向の長さが測定される。TOPセンサ107の下流には、プロセスカートリッジ114が設けられていて、レーザスキャナ部115からのレーザ光に基づいて、感光ドラム106上(像担持体上)に静電潜像が形成される。
図1は、本実施例に係る定着装置を有する電子写真プロセスを用いた画像形成装置の構成を示す図である。この画像形成装置100は、カセット101を有し、紙有無センサ103によって、カセット101内の記録紙102の有無が検知される。記録紙102は、ピックアップローラ104によって、カセット101から繰り出され搬送される。TOPセンサ107によって、感光ドラム106への画像書き込み(記録/印字)と用紙搬送の同期を取ると共に、給紙された用紙の搬送方向の長さが測定される。TOPセンサ107の下流には、プロセスカートリッジ114が設けられていて、レーザスキャナ部115からのレーザ光に基づいて、感光ドラム106上(像担持体上)に静電潜像が形成される。
転写ローラ108では、現像されたトナー像を記録紙102に転写し、定着装置109にて転写されたトナー像を熱にて記録紙102に融着させる。定着装置109は、一般的なフィルム加熱方式の定着装置であり、セラミックヒータ202と加圧ローラ109aが、定着フィルム109bを挟むように対向配置されている。セラミックヒータ202と定着フィルム109bは加熱ローラを構成する。トナー像が定着された記録紙102は、定着排紙センサ110によって定着装置109からの搬送状態が検知されながら、排紙ローラ対112によって排紙トレイ113に排紙される。
[電力供給制御回路の構成]
図2は、本実施例の電力供給制御回路の構成を示す図である。サーモスイッチ204は、セラミックヒータ202とAC電源200との間に挿入され、作動温度に達した場合に電力の供給経路を遮断する機能を有している。本実施例においては、250℃において作動するサーモスイッチ204を用いる。なお、本実施例では、セラミックヒータ202は、メインヒータ202A(第1の発熱体)とサブヒータ202B(第2の発熱体)との2本構成であるが、1本構成や3本以上の構成であってもよい。
図2は、本実施例の電力供給制御回路の構成を示す図である。サーモスイッチ204は、セラミックヒータ202とAC電源200との間に挿入され、作動温度に達した場合に電力の供給経路を遮断する機能を有している。本実施例においては、250℃において作動するサーモスイッチ204を用いる。なお、本実施例では、セラミックヒータ202は、メインヒータ202A(第1の発熱体)とサブヒータ202B(第2の発熱体)との2本構成であるが、1本構成や3本以上の構成であってもよい。
サーミスタ203(第1の温度検知手段)は、抵抗205を介して、電源Vrefが一端に供給され、他端は接地されている。なお、サーミスタ203は、メインヒータ202Aとサブヒータ202Bを合わせたセラミックヒータ202全体の長手方向の中央部の温度を検知する。サーミスタ203の抵抗値は、温度によって変化し、その変化が電圧に変換されて制御基板206にTH信号として入力される。なお、サーミスタ203は、セラミックヒータ202上の所望の位置に所定の圧力で押し当てられて設置されている。リレー201が、第1のゲート制御式半導体スイッチ(以下、第1のトライアックという)208及び第2のトライアック209の一端と、AC電源200との間に挿入され、制御基板206からの/RLD信号によって制御され電力の供給経路を遮断する。
ここで、サーモスイッチ204の作動温度について説明する。一般的に、サーモスイッチ204の実際の作動温度は、熱容量に起因して周囲の温度上昇速度によって変化する。従って、サーモスイッチ204の動作としては次のような場合が考えられる。セラミックヒータ202の温度変化が緩やかである場合は、サーモスイッチ204は250℃よりやや高い温度において作動し、電力の供給経路を遮断する。一方、セラミックヒータ202の温度変化が急激である場合には、250℃よりかなり高い温度において、サーモスイッチ204が作動して電力の供給経路を遮断する。故に、セラミックヒータ202が急激に温度上昇した場合には、サーモスイッチ204は250℃よりかなり高い温度で作動するためその動作が遅れてしまい、周辺部品の過昇温による変形や変質を招く可能性がある。
メインヒータ202A及びサブヒータ202Bへの電力の供給は、それぞれ第1のトライアック208、第2のトライアック209への電力の供給、遮断により制御される。フォトトライアックカプラ210、211は、1次/2次間の沿面距離を確保するためのデバイスであり、フォトトライアックカプラ210、211の発光ダイオードに電流が流れると、第1のトライアック208、第2のトライアック209がそれぞれオンする。また、第1のトライアック208、第2のトライアック209は、制御基板206からのオン信号(図中ON1、ON2と表示)によりトランジスタ212、213により独立して駆動される。
そして、AC電源200の出力は、ゼロクロス検知回路207に入力される。ゼロクロス検知回路207は、AC電源200の電源電圧の正負が切り替わるゼロクロスポイント、あるいは、このゼロクロスポイントを含むある閾値電圧以下になったことを検知し、制御基板206に対してパルス信号として報知する。以下、制御基板206に送出されるこのパルス信号をZerox信号と呼ぶ。制御基板206は、Zerox信号のパルス信号のエッジを検知し、所定時間後にトライアックのオン/オフ制御を行うことにより位相制御または波数制御を行う。
定着モータ214は、制御基板206からの駆動信号により、加圧ローラ109aを回転駆動する。回転検知回路215(第1の回転検知手段)は、定着モータ214の回転状態を検知する。回転検知回路215は、定着モータ214からFG信号(図3)が入力され、入力されるFG信号の周期から定着モータ214の回転状態を検知し、MTRSTOP信号(図3)を出力する。
[回転検知回路の構成と動作]
図3(a)は、回転検知回路215の内部構成を示す回路図であり、図3(b)は、回転検知回路の動作を示すタイムチャートである。図3(a)に示すように、定着モータ214から入力された図3(b)に示すFG信号は、Dフリップフロップ301によって、1/2分周され、FET302のゲートに供給される。FET302のスイッチング動作により、コンデンサ304に矩形波が印加される。図3(b)の点Aの電位の波形は、コンデンサ304に印加される矩形波を示している。本実施例において、矩形波は24Vの振幅を有している。更に、矩形波はダイオード305を介して、オペアンプ311の反転入力端子に供給される。オペアンプ311と抵抗309、及びコンデンサ310とは積分回路を構成し、供給された矩形波は直流信号に変換されオペアンプ311から出力される。
図3(a)は、回転検知回路215の内部構成を示す回路図であり、図3(b)は、回転検知回路の動作を示すタイムチャートである。図3(a)に示すように、定着モータ214から入力された図3(b)に示すFG信号は、Dフリップフロップ301によって、1/2分周され、FET302のゲートに供給される。FET302のスイッチング動作により、コンデンサ304に矩形波が印加される。図3(b)の点Aの電位の波形は、コンデンサ304に印加される矩形波を示している。本実施例において、矩形波は24Vの振幅を有している。更に、矩形波はダイオード305を介して、オペアンプ311の反転入力端子に供給される。オペアンプ311と抵抗309、及びコンデンサ310とは積分回路を構成し、供給された矩形波は直流信号に変換されオペアンプ311から出力される。
ここで、オペアンプ311の出力電圧Vopは次の式(1)によって求められる。
Vop=−(24−Vt)×C304×R309×f÷2 ・・・(1)
Vop=−(24−Vt)×C304×R309×f÷2 ・・・(1)
式(1)において、Vtはオペアンプ311の非反転入力端子電圧を、C304はコンデンサ304の静電容量を、R309は抵抗309の抵抗値を、fはFG信号の周波数を示している。式(1)に示すように、出力電圧Vopは、FG信号の周波数に依存し、図3(b)に示すようにFG信号の周波数が高くなる程出力電圧Vopは低くなる。オペアンプ311の出力電圧Vopは、コンパレータ314の非反転入力端子に入力される。
コンパレータ314において、出力電圧Vopが、抵抗312及び抵抗313によって決定される基準電圧(点Bの電位)と比較される。従って、コンパレータ314から出力されるMTRSTOP信号(検知結果)のレベルは、FG信号の周波数に基づいて決定されることになる。図3(b)のように、本実施例において、FG信号の周波数が高い状態である場合には、コンパレータ314の出力(判断結果)はローレベル(図中Lowと表示)となり、FG信号の周波数が低い状態である場合にはハイレベル(図中Highと表示)となる。
[コンパレータ216の動作]
コンパレータ216(第1の温度判断手段)の動作について説明する。まず、コンパレータ216には、Vrefをサーミスタ203と抵抗205で分圧した電圧と、基準電圧V1が、それぞれ反転入力端子と非反転入力端子に入力されている。例えば、Vrefをサーミスタ203と抵抗205で分圧した電圧を比較電圧V2とすると、比較電圧V2が基準電圧V1よりも高い場合には、コンパレータ216はローレベルを出力する。一方、比較電圧V2が基準電圧V1よりも電圧が低い場合には、ハイレベルを出力する。本実施例では、サーミスタ203がNTC(negative temperature coefficient)サーミスタの場合、温度が高くなれば、サーミスタの抵抗値が下がるので、V2は低くなりコンパレータ216はハイレベルを出力することになる。
コンパレータ216(第1の温度判断手段)の動作について説明する。まず、コンパレータ216には、Vrefをサーミスタ203と抵抗205で分圧した電圧と、基準電圧V1が、それぞれ反転入力端子と非反転入力端子に入力されている。例えば、Vrefをサーミスタ203と抵抗205で分圧した電圧を比較電圧V2とすると、比較電圧V2が基準電圧V1よりも高い場合には、コンパレータ216はローレベルを出力する。一方、比較電圧V2が基準電圧V1よりも電圧が低い場合には、ハイレベルを出力する。本実施例では、サーミスタ203がNTC(negative temperature coefficient)サーミスタの場合、温度が高くなれば、サーミスタの抵抗値が下がるので、V2は低くなりコンパレータ216はハイレベルを出力することになる。
コンパレータ216の出力と、上述したMTRSTOP信号は、AND回路217に入力され、両入力が共にハイレベルの時にAND回路217はハイレベルを出力し、トランジスタ230をオンする構成になっている。すなわち、定着モータ214が回転停止状態(MTRSTOP信号がハイレベル)でサーミスタ203の温度が高い(コンパレータ216の出力がハイレベル)場合にはAND回路217の出力は、ハイレベルとなる。トランジスタ230がオン状態になると同時にトランジスタ213はオフ状態になり、第2のトライアック209がオフとなりサブヒータ202Bへの電力供給は停止される。この結果、セラミックヒータ202に供給される電力は一部制限されることになる。なお、従来はMTRSTOP信号のみによってセラミックヒータ202への供給電力を制限していた。
[定着装置の動作]
次に、セラミックヒータ202の過熱を抑える定着装置の動作について説明する。
次に、セラミックヒータ202の過熱を抑える定着装置の動作について説明する。
(1)メインヒータとサブヒータのいずれか一方が通電暴走した場合
まず、メインヒータ202Aとサブヒータ202Bのいずれか一方の通電暴走が発生した場合には、セラミックヒータ202の温度が急激に上昇することはない。通電暴走とは、何らかの原因により、第1のトライアック208、第2のトライアック209がオン状態に固定され、セラミックヒータ202に電流が供給され続ける状態をいう。この場合、セラミックヒータ202の温度が急激に上昇することはないため、サーモスイッチ204は、250℃近傍で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109近辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
まず、メインヒータ202Aとサブヒータ202Bのいずれか一方の通電暴走が発生した場合には、セラミックヒータ202の温度が急激に上昇することはない。通電暴走とは、何らかの原因により、第1のトライアック208、第2のトライアック209がオン状態に固定され、セラミックヒータ202に電流が供給され続ける状態をいう。この場合、セラミックヒータ202の温度が急激に上昇することはないため、サーモスイッチ204は、250℃近傍で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109近辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
(2)メインヒータとサブヒータのいずれもが通電暴走した場合
次に、メインヒータ202Aとサブヒータ202Bが、共に通電暴走が発生した場合を考える。このような通電暴走の現象は、第1のトライアック208、第2のトライアック209、あるいはそれらのトライアック駆動回路が共に故障した場合において発生すると考えられる。あるいは、サーミスタ203の異常動作又は制御基板206に搭載されているソフトウエアの暴走によって、セラミックヒータ202に電流が供給され続けるように制御されてしまう場合が考えられる。画像形成装置の動作モード毎に、この場合の電力供給制御回路の動作について説明する。
次に、メインヒータ202Aとサブヒータ202Bが、共に通電暴走が発生した場合を考える。このような通電暴走の現象は、第1のトライアック208、第2のトライアック209、あるいはそれらのトライアック駆動回路が共に故障した場合において発生すると考えられる。あるいは、サーミスタ203の異常動作又は制御基板206に搭載されているソフトウエアの暴走によって、セラミックヒータ202に電流が供給され続けるように制御されてしまう場合が考えられる。画像形成装置の動作モード毎に、この場合の電力供給制御回路の動作について説明する。
(イ)プリントモード時
まず、プリント動作モード時において通電暴走が発生すると、セラミックヒータ202の温度が上昇する。しかしながら、セラミックヒータ202で発生した熱は、定着モータ214によって回転駆動される加圧ローラ109aに放熱される。従って、セラミックヒータ202の温度は緩やかに上昇するため、サーモスイッチ204は250℃近傍で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109周辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
まず、プリント動作モード時において通電暴走が発生すると、セラミックヒータ202の温度が上昇する。しかしながら、セラミックヒータ202で発生した熱は、定着モータ214によって回転駆動される加圧ローラ109aに放熱される。従って、セラミックヒータ202の温度は緩やかに上昇するため、サーモスイッチ204は250℃近傍で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109周辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
(ロ)スタンバイ時
スタンバイ中に通電暴走が発生した場合の電力供給制御回路の動作について説明する。スタンバイ中は、加圧ローラ109aを停止させたまま、プリントモード時よりも投入電力を制限して温度制御を続けているか、あるいは、ヒータへの電力供給を停止している。そのため、サーミスタ203の温度に基づく上述の比較電圧V2の基準となる基準電圧V1の値を設定するにあたり、プリントモード時の値よりも低く設定することができる。従って、本実施例では、比較電圧V2の基準となる温度が200℃になるように基準電圧V1を設定することにより、サーモスイッチ204が作動する前に、第2のトライアック209を強制的にオフすることができる。スタンバイ中は、加圧ローラが停止し、セラミックヒータ202からの熱が放熱されにくい状態ではある。しかし、上述したように基準電圧V1を設定することで、通電暴走した早い段階で、第2のトライアック209がオフできるので、サーモスイッチ204が実際の作動温度(250℃)に近い温度で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109周辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
スタンバイ中に通電暴走が発生した場合の電力供給制御回路の動作について説明する。スタンバイ中は、加圧ローラ109aを停止させたまま、プリントモード時よりも投入電力を制限して温度制御を続けているか、あるいは、ヒータへの電力供給を停止している。そのため、サーミスタ203の温度に基づく上述の比較電圧V2の基準となる基準電圧V1の値を設定するにあたり、プリントモード時の値よりも低く設定することができる。従って、本実施例では、比較電圧V2の基準となる温度が200℃になるように基準電圧V1を設定することにより、サーモスイッチ204が作動する前に、第2のトライアック209を強制的にオフすることができる。スタンバイ中は、加圧ローラが停止し、セラミックヒータ202からの熱が放熱されにくい状態ではある。しかし、上述したように基準電圧V1を設定することで、通電暴走した早い段階で、第2のトライアック209がオフできるので、サーモスイッチ204が実際の作動温度(250℃)に近い温度で作動することができる。その結果、セラミックヒータ202の過昇温による定着装置109周辺の部品の変形や変質等の損傷を防ぐことができる。
(ハ)クリーニング動作時
加圧ローラ109aのクリーニング動作時の電力供給制御回路の動作について説明する。加圧ローラ109aのクリーニングは、セラミックヒータ202が温度制御された状態で加圧ローラ109aの回転と停止を周期的に繰り返すことで行われる。クリーニング中に通電暴走が発生すると、回転検知回路215は、加圧ローラ109aは定常回転数まで達していないため回転していないと判断する。すなわち、回転検知回路215は、ハイレベルのMTRSTOP信号を出力する。また、クリーニングを行う温度は、スタンバイ時の温度より高めに設定されるものの200℃以下であるため、それに応じて基準電圧V1を設定することで第2のトライアック209をオフするタイミングをスタンバイ中の通電暴走時と同じように設定できる。つまり、サーモスイッチ204が働く前に、第2のトライアック209を強制的にオフすることができるので、サーモスイッチ204の作動温度を250℃よりやや高い温度で作動させることができる。従って、クリーニング動作時に通電暴走が発生したとしても、画像形成装置の損傷を最小限に抑えることができる。
加圧ローラ109aのクリーニング動作時の電力供給制御回路の動作について説明する。加圧ローラ109aのクリーニングは、セラミックヒータ202が温度制御された状態で加圧ローラ109aの回転と停止を周期的に繰り返すことで行われる。クリーニング中に通電暴走が発生すると、回転検知回路215は、加圧ローラ109aは定常回転数まで達していないため回転していないと判断する。すなわち、回転検知回路215は、ハイレベルのMTRSTOP信号を出力する。また、クリーニングを行う温度は、スタンバイ時の温度より高めに設定されるものの200℃以下であるため、それに応じて基準電圧V1を設定することで第2のトライアック209をオフするタイミングをスタンバイ中の通電暴走時と同じように設定できる。つまり、サーモスイッチ204が働く前に、第2のトライアック209を強制的にオフすることができるので、サーモスイッチ204の作動温度を250℃よりやや高い温度で作動させることができる。従って、クリーニング動作時に通電暴走が発生したとしても、画像形成装置の損傷を最小限に抑えることができる。
また、本実施例の場合には、基準電圧V1を200℃に設定した場合、クリーニングを行う温度が200℃よりも低く設定されれば、ヒータの投入電力を制限されることはないためクリーニングを最短の時間で行うことができ、ユーザビリティを損なうことはない。
本実施例によれば、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮させることができる。
本実施例は、実施例1と比較して電力供給制御回路の構成のみ異なるので、変更箇所のみを説明する。図4は、本発明の本実施例に係る電力供給制御回路の構成を示す図である。本実施例は、第2のサーミスタ223(第2の温度検知手段)と回転検知部222(第2の回転検知手段)を更に追加し、第1のトライアック208を強制的にオフする構成も有する。なお、サーミスタ223は、セラミックヒータ202全体の長手方向の端部の温度を検知する。実施例1では、加圧ローラ109aの回転状態を検知するのに、駆動源である定着モータ214の回転状態をFG信号で検知していたが、本実施例では、回転検知部222としてエンコーダを用いて加圧ローラ109aの実際の回転状態を検知する。その結果、加圧ローラ109aを駆動する定着モータ214への駆動伝達経路において故障が発生したとしても、加圧ローラ109aの回転状態を直接検知できるため、第1のトライアック208を強制的にオフすることが可能になる。なお、図中のトランジスタ231、抵抗218、AND回路220は、上述したトランジスタ230、抵抗205、AND回路217と同様の機能を有するものとする。
また、本実施例の構成では、コンパレータ216及び第2のコンパレータ219(第2の温度判断手段)でそれぞれ比較する基準電圧V1と基準電圧V3の値を異なる値とすることで、段階的に最大投入電力を切り替えることができる。図5は、サーミスタが検知した温度(℃)(以下、サーミスタ温度という)における最大投入電力を示す図である。ここで、投入電力とは、第1のトライアック208、及び第2のトライアック209をオンさせ、セラミックヒータ202に電流を流した際の電力を100%として、投入電力をパーセンテージ(%)で表したものである。
基準電圧V1、基準電圧V3は、サーミスタ203、第2のサーミスタ223がそれぞれ200℃(第1の基準温度)、240℃(第2の基準温度)相当になる電圧に設定されている。そして、サーミスタ203の温度が200℃以上(第1の基準温度以上)になると、第2のトライアック209がオフされ図5に示すように投入電力が50%となるように設定されている。また、サーミスタ203の温度が240℃以上(第2の基準温度以上)になると第1のトライアック208もオフされ投入電力が0%になるように設定されている。このようにすることで、トライアックを強制的にオフしている最中に、サーモスイッチ204が作動する温度(250℃)に達したとしても、セラミックヒータ202に投入される電力はすぐに0%に抑制される。従って、定着装置109の温度上昇は急激に行われないため、サーモスイッチ204が250℃をやや超えて作動し、定着装置周辺の過昇温を抑制することができる。なお、回転検知回路215と回転検知部222を入れ替えて、加圧ローラ109aの検知結果に基づいて第2のトライアック209を、定着モータ214の検知結果に基づいて第1のトライアックを制御する構成としてもよい。
本実施例によれば、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮させることができる。
本実施例は、実施例1、2に対し、電力供給制御回路の構成のみ異なるので、変更箇所のみ説明する。図6は、本実施例に係る電力供給制御回路の構成を示す図である。
本実施例では、第2のサーミスタ223の温度が基準電圧V4相当の異常温度に達した時に、加圧ローラ109aの回転状態に関係なく、第2のトライアック209を強制的にオフできる構成を追加している。実施例1、2では、回転検知回路215の検知結果に基づいて第2のトライアック209を制御する場合、定着モータ214が停止状態の場合しか第2のトライアック209をオフできなかった。しかし、本実施例では第2のサーミスタ223の温度に基づき、定着モータ214の回転状態に関係なく第2のトライアック209をオフすることができる。なお、図中の抵抗218、コンパレータ219、トランジスタ232は、上述した抵抗205、コンパレータ216、トランジスタ230と同様の機能を有するものとする。このような構成を有することにより、画像形成装置がプリント状態であっても、サーモスイッチ204の作動温度である250℃以下に対応した基準電圧V4を設定することで、第2のトライアック209を強制的にオフすることができる。従って、プリント状態で通電暴走が発生した際には、加圧ローラ109aが回転し定着装置109の熱が放熱されると共に、セラミックヒータ202への投入電力を抑制され、実施例1よりもやや低い温度で、サーモスイッチ204を作動させることができる。なお、スタンバイ中の電力供給制御回路の動作は、実施例1における説明と同じであるため、説明を省略する。
本実施例によれば、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮させることができる。
本実施例は、実施例3に対し電力供給制御回路の構成のみ異なるので、変更箇所のみ説明する。図7は、本実施例に係る電力供給制御回路の構成を示す図である。本実施例は、制御基板206に分周回路206aとASIC206bが加えられ、更にセレクタ224が加えられている点において、実施例3の電力供給制御回路構成と異なる。図8は、本実施例に係る投入電力制限を説明する図である。まず、図8に示すように、分周回路206aにはZerox信号が入力され、分周回路206aはZerox信号を4分周したDuty50%のパルスを出力する。また、ASIC206bは分周回路からのパルス信号(出力)と、サーミスタ203の温度の信号(TH信号)に応じて、2種類のマスク信号(図中MASK1信号、MASK2信号と表示)を生成(複数生成)する。このマスク信号は、電力の抑制信号として機能する。
なお、MASK1信号とMASK信号2の違いは、周波数は同じでDutyのみ異なる矩形波で、図8のように、例えばMASK1信号はDuty25%、MASK2信号はDuty50%の矩形波である。セレクタ224は、回転検知回路215からの信号により加圧ローラ109aが回転しているか否かを検知し、ASIC109b(抑制信号生成手段)からの2つのMASK信号のどちらかを選択し、トライアック駆動回路にMASK3信号として矩形波を出力する。例えば、セレクタ224は、MTRSTOP信号がハイレベルの場合にMASK2信号を、ローレベルの場合にMASK1信号を選択し、MASK3信号として出力する。尚、セレクタ224は、MTRSTOP信号がローレベルの場合にMASK2信号を、ハイレベルの場合にMASK1信号を選択し、MASK3信号として出力してもよい。MASK3信号がローレベルになると、トランジスタ225がオン状態となり、フォトトライアックカプラ211は制御基板206からのオン信号(ON2)によって制御される。一方、MASK3信号がハイレベルになると、トランジスタ225はオフ状態となり、フォトトライアックカプラ211のフォトダイオードに電圧が印加されなくなる。
その結果、制御基板206からのオン信号に拘らず、第2のトライアック209は強制的にオフされ、セラミックヒータ202への投入電力が抑制される。従って、図8に示すように、セラミックヒータ202がフルに電力の供給がされたとしても、ヒータへの投入電力はMASK1信号、MASK2信号に従い、それぞれ75%と50%に投入電力が制限される。ここでは、2種類のマスク信号を出力するとしたが、ASIC206b内部の回路構成により、サーミスタ温度に応じて、Dutyを自由に可変できるようなMASK生成部(マスク信号生成手段)としてもよい。
このように本実施例では、投入電力の抑制の方法として、フォトダイオードへの電圧供給を停止することにより、電力の抑制を実現している。一方、実施例1〜実施例3では、制御基板206から出力されるオン信号を強制的にオフすることで、投入電力の抑制を行っており、本実施例とは抑制の方法が異なっている。本実施例では、2本のヒータの内の1本のみの投入電力を切り替えるようにしたが、複数ヒータの内の全てのヒータあるいは数本のヒータの電力を切り替える構成でもよい。なお、スタンバイ時及びプリント中に通電暴走が発生した際のサーモスイッチの動作については、実施例1における説明と同じであるため、ここでは説明を省略する。
本実施例によれば、定着装置の過昇温を防止しつつ、FPOTを向上させ加圧ローラのクリーニング時間を短縮させることができる。
109a 加圧ローラ
202 セラミックヒータ
203 サーミスタ
206 制御基板
215 回転検知回路
202 セラミックヒータ
203 サーミスタ
206 制御基板
215 回転検知回路
Claims (7)
- 加圧ローラと、
発熱手段を有する加熱ローラと、
前記発熱手段の温度を検知する温度検知手段と、
前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、
前記温度検知手段で検知した温度が所定の基準温度以上か否かを判断する温度判断手段と、を有する定着装置であって、
前記回転検知手段の検知結果と前記温度判断手段の判断結果とに基づいて、前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段を有することを特徴とする定着装置。 - 前記発熱手段が複数の発熱体により構成され、
前記制御手段は、前記回転検知手段の検知結果と前記温度判断手段の判断結果に基づいて、少なくとも1つ以上の前記発熱体への電力供給を一部制限あるいは停止することを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 加圧ローラと、
第1の発熱体及び第2の発熱体を有する加熱ローラと、
前記第1の発熱体及び前記第2の発熱体で構成される発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段と、
前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する第1の回転検知手段と、
前記加圧ローラの回転状態を検知する第2の回転検知手段と、
前記第1の温度検知手段で検知した温度が第1の基準温度以上か否かを判断する第1の温度判断手段と、前記第2の温度検知手段で検知した温度が第2の基準温度以上か否かを判断する第2の温度判断手段と、を有する定着装置であって、
前記第1の回転検知手段の検知結果と前記第1の温度判断手段の判断結果に基づいて、前記第1の発熱体に供給する電力を制御すると共に、前記第2の回転検知手段の検知結果と前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記第2の発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。 - 加圧ローラと、
発熱手段を有する加熱ローラと、
前記発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段と、
前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、
前記第1の温度検知手段で検知した温度が第1の基準温度以上か否かを判断する第1の温度判断手段と、前記第2の温度検知手段で検知した温度が第2の基準温度以上か否かを判断する第2の温度判断手段と、を有する定着装置であって、
前記回転検知手段の検知結果と前記第1の温度判断手段の判断結果に基づいて、前記発熱手段に供給する電力を制御すると共に、前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。 - 前記第1の基準温度と前記第2の基準温度が異なることを特徴とする請求項3または4に記載の定着装置。
- 加圧ローラと、
発熱手段を有する加熱ローラと、
前記発熱手段の温度を検知する第1の温度検知手段及び第2の温度検知手段と、
前記加圧ローラを駆動する駆動手段の回転状態を検知する回転検知手段と、を有する定着装置であって、
前記第1の温度検知手段の検知結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を抑制する抑制信号を複数生成する抑制信号生成手段と、
前記回転検知手段の検知結果に基づいて前記複数の抑制信号の1つを選択することで前記発熱手段に供給する電力を制御すると共に、前記第2の温度判断手段の判断結果に基づいて前記発熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を有することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着装置を有し、電子写真プロセスにより像担持体上に形成されたトナー像が記録紙に転写され、前記定着装置によって前記記録紙に転写されたトナー像が定着されることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012012923A JP2013152340A (ja) | 2012-01-25 | 2012-01-25 | 定着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012012923A JP2013152340A (ja) | 2012-01-25 | 2012-01-25 | 定着装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013152340A true JP2013152340A (ja) | 2013-08-08 |
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ID=49048735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012012923A Pending JP2013152340A (ja) | 2012-01-25 | 2012-01-25 | 定着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013152340A (ja) |
-
2012
- 2012-01-25 JP JP2012012923A patent/JP2013152340A/ja active Pending
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