JP2013152060A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシングの外縁部に設けられた温度検知手段が脱落したり、変形したりすることを防止でき、しかも温度検知手段により確実に温度検知を行うことができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】カウンタートップ3の開口4に落とし込まれて設置される調理器本体2を具備する。調理器本体2上に設置されて調理器本体2のケーシング8の上開口部31を覆うトッププレート5を具備する。ケーシング8の外縁部に設けられる温度検知手段6を具備する。ケーシング8に取り外し可能に設けられて温度検知手段6を覆う保護カバー7を具備する。保護カバー7に、トッププレート5に干渉することでトッププレート5の調理器本体2の正規位置への設置を不能にする干渉部49が形成される。トッププレート5を、保護カバー7がケーシング8から取り外された状態でのみ、調理器本体2の正規位置に設置可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度検知手段を設けた加熱調理器に関する。
従来から、加熱調理器として、調理器本体をカウンタートップの開口に落とし込んで設置するドロップインコンロが利用されている。一般的なドロップインコンロは、調理器本体の外殻が上方に開口するケーシングで構成され、ケーシングの上開口部が調理器本体上に設置されるトッププレートによって覆われる。
この種のドロップインコンロは、利用時に発生する熱が周囲のカウンタートップ等に伝わって悪影響を与える恐れがある。
ここで、特許文献1に開示されるコンロは、コンロ周囲部が過熱されることを防止するため、コンロ本体のケーシングのコーナー部に温度検知手段としてのバイメタルスイッチを配設し、バイメタルスイッチで検知した温度が設定温度より高くなった場合に、ガスバーナーへのガス供給を遮断するようにしている。
特開平10−339443号公報
ところで、特許文献1のようにケーシングの外縁に近い位置に温度検知手段を設けて、コンロの周囲に近い箇所の温度を検知することは、コンロ周囲部の過熱を防止する上では好ましい。
しかし、前記のようにケーシングの外縁に近い位置に温度検知手段を設けた場合、コンロ本体を運んだり、コンロ本体をカウンタートップの開口に落とし込んで設置したりする際に、ケーシングを掴む作業者の手や、周囲の物等に温度検知手段が接触し、ケーシングに設けた温度検知手段が脱落したり、変形したりする恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、ケーシングの外縁部に設けられた温度検知手段が脱落したり、変形したりすることを防止でき、しかも温度検知手段により確実に温度検知を行うことができる加熱調理器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の加熱調理器は、カウンタートップ3の開口4に落とし込まれて設置される調理器本体2と、該調理器本体2上に設置されて当該調理器本体2のケーシング8の上開口部31を覆うトッププレート5と、前記ケーシング8の外縁部に設けられる温度検知手段6と、前記ケーシング8に取り外し可能に設けられて前記温度検知手段6を覆う保護カバー7を具備し、前記保護カバー7に、前記トッププレート5に干渉することで当該トッププレート5の前記調理器本体2の正規位置への設置を不能にする干渉部49が形成され、前記トッププレート5を、前記保護カバー7が前記ケーシング8から取り外された状態でのみ前記調理器本体2の正規位置に設置可能にしたことを特徴とする。
前記構成により、調理器本体2の出荷時やカウンタートップ3に設置する際には、ケーシング8に設けた保護カバー7によって、ケーシング8の外縁部に設けられた温度検知手段6を覆うことができる。また、保護カバー7をケーシング8に設けたままの状態で、調理器本体2上にトッププレート5を設置しようとした場合には、トッププレート5が保護カバー7の干渉部49に干渉するため、保護カバー7をケーシング8に設けたままの状態で、誤ってトッププレート5が調理器本体2上に設置されることを防止できる。
また、前記温度検知手段6が、前記ケーシング8に対して移動自在で、且つ、前記ケーシング8に設けられた付勢部材25により付勢されて前記正規位置に設置されたトッププレート5の裏面に押圧されるものであり、前記保護カバー7に、前記温度検知手段6に当接して、当該温度検知手段6を前記調理器本体2の正規位置に設置したトッププレート5の裏面に当接する位置に保持する当接部48が形成されることが好ましい。
このようにすることで、保護カバー7がケーシング8に設けられた状態では、当接部48により温度検知手段6が調理器本体2の正規位置に設置したトッププレート5の裏面に当接する位置に保持される。このため、調理器本体2の搬送時や施工時において温度検知手段6が振動することを抑制することができる。
請求項1に係る発明にあっては、調理器本体の出荷時やカウンタートップに設置する際に、ケーシングに設けた保護カバーによって、ケーシングの外縁部に設けられた温度検知手段を覆って保護することができる。このため、調理器本体を運搬したり、調理器本体をカウンタートップに設置する際に、調理器本体を掴む手や周囲の物が、ケーシングの外縁部に設けられた温度検知手段に接触して、温度検知手段がケーシングから脱落したり、変形したりすることを防止できる。また、保護カバーをケーシングに設けたままの状態で、調理器本体上にトッププレートを設置しようとした場合には、トッププレートが保護カバーの干渉部に干渉する。このため、保護カバーをケーシングに設けたままの状態で、調理器本体上にトッププレートが設置されることを防止することができ、温度検知手段が保護カバーで覆われているために温度検知手段による温度検知に支障をきたすといった不具合が生じることを防止できる。
また、請求項2に係る発明にあっては、請求項1の効果に加えて、保護カバーをケーシングに設けた際に、温度検知手段を調理器本体の正規位置に設置したトッププレートの裏面に当接する位置に保持することができる。従って、調理器本体の搬送時や施工時において温度検知手段が振動することを抑制することができ、不要な振動によって温度検知手段の検出素子やリード線との接続部分にストレスが生じ難くなり、温度検知手段による温度検知の信頼性が向上する。
本発明の実施形態の一例であり、保護カバーを取り付けたケーシングの要部斜視図である。 同上の加熱調理器をカウンタートップに設置した状態を示す斜視図である。 同上の保護カバーを取り付けた調理器本体の斜視図である。 同上の調理器本体をカウンタートップに設置した状態を示す正面図である。 同上の調理器本体をカウンタートップに設置した状態を示す断面図である。 図5のA部拡大図である。 同上の保護カバーを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。 同上のトッププレートを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同上の調理器本体をカウンタートップに設置した状態を示す斜視図である。 同上の保護カバーを取り外した調理器本体の要部斜視図である。 同上のトッププレートを調理器本体に載置する様子を示す側面図である。 図11のB部拡大図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態の加熱調理器1は、図2に示すように、フロアーキャビネット18(ガス台)に組み込まれて用いられるドロップインコンロであり、グリル庫17を備えたグリル付きコンロである。
加熱調理器1は、調理器本体2、トッププレート5、及び温度センサーで構成された温度検知手段6(図10参照)を具備している。
調理器本体2は、図5に示すように、フロアーキャビネット18の上面部を構成するカウンタートップ3に形成された開口4に落とし込まれて設置される。
図3に示すように、調理器本体2の外殻は、上方に開口する略矩形箱状のケーシング8で構成されている。ケーシング8内の前側と後側には、ケーシング8の両側壁部間に架け渡されたバーナー取付板10が設けられている。前側のバーナー取付板10の左側及び後側のバーナー取付板10の右側の夫々には、バーナー取付台12が取り付けられている。各バーナー取付台12には、第一の加熱部としてコンロバーナー13、14が設置されている。このうち、ケーシング8内の右後に配置されるコンロバーナー13は標準バーナーである。他方、ケーシング8内の左前に配置されるコンロバーナー14は標準バーナーよりも火力の強い高火力バーナーである。
前記のようにケーシング8内の左前と右後にコンロバーナー14、13を設けて、両コンロバーナー13、14を平面視略矩形状のケーシング8の対角線上に配置することで、ケーシング8内の限られたスペースを有効に利用して、複数のコンロバーナー13を設けることができる。特に本実施形態のようにケーシング8及びトッププレート5を平面視略正方形状に形成した場合には有効である。
ケーシング8内には、左側に偏らせてグリル庫17が設けられている。グリル庫17は左前のコンロバーナー14の下方に位置している。グリル庫17はケーシング8の前面から前方に開口し、該開口部は、開閉自在なグリル扉15により閉塞される。このグリル扉15によって閉塞される開口からグリル庫17内に被調理物を出し入れできるようになっている。グリル庫17内には第二の加熱部としてグリルバーナー(不図示)が設けられている。また、ケーシング8の前面には、コンロバーナー13、14やグリルバーナーの点火・消火の切り換え並びに火力調節を行うための操作部16が設けられている。
ケーシング8の上開口部31の周縁部には、外方に向けて突出するフランジ部9が周方向に亘って設けられている。
ケーシング8の向かって左側、すなわちコンロバーナー14やグリル庫17が設けられる方の縁部には、図10に示すように、コンロバーナー14やグリルバーナーを使用したときに発生した熱がケーシング8の左側の側壁や左側のカウンタートップ3に伝わることを抑制する防熱板20が設けられている。
防熱板20は前後方向に長く、フランジ部9上に載置される上面片部21と、上面片部21の右側端部に垂設された覆片部22を有している。
覆片部22の前後方向における中間部には、図6に示すように、右側方に向けて突出する固着片部23が形成されている。また、図示は省略するが、覆片部22の前端部には前側被係止部が形成され、覆片部22の後端部には後側被係止部が形成されている。
防熱板20は、前記前側被係止部をケーシング8に係止し、前記後側被係止部を後側のバーナー取付板10に係止し、この状態で、固着片部23を前側のバーナー取付板10にねじ止めすることにより、調理器本体2に取り付けられる。このように調理器本体2に取り付けられた防熱板20はケーシング8の左側の縁部に沿う。そして、この防熱板20の上面片部21と覆片部22によって、コンロバーナー14の左側方に位置するフランジ部9の上面及びケーシング8の側壁部の内面が覆われる。
防熱板20には、付勢部材25を介して温度検知手段6(サーミスタ)が取り付けられている。つまり、温度検知手段6は、付勢部材25、防熱板20、及び前側のバーナー取付板10を介してケーシング8の外縁部に取り付けられている。
図10に示すように、防熱板20の上面を構成する上面片部21の前部には、前記付勢部材25が係止される係止部26が形成されている。付勢部材25は、左側方に開口する略U字状に屈曲した板ばねで構成されており、その下片部28を上面片部21上に載置して係止部26に係止することで防熱板20に取り付けられる。
温度検知手段6は、その温度検知部30が付勢部材25の上片部29から上方に突出する態様で上片部29の先端部に取り付けられており、付勢部材25が変形することでケーシング8に対して移動可能となっている。温度検知手段6はリード線(不図示)を介してケーシング8に内装した制御部(不図示)に接続されている。
図6に示されるように、ケーシング8の外周縁を構成するフランジ部9は、カウンタートップ3の開口4の周縁部上に載置され、これにより調理器本体2は、カウンタートップ3に吊り支持される。
加熱調理器1の上面を構成するトッププレート5は、前記カウンタートップ3に吊設した調理器本体2上に設置される。トッププレート5は、鋼板に琺瑯コーティングを施した琺瑯がけ鋼板で構成されている。
図12に示すように、トッププレート5には、トッププレート5の前縁部を後側に折り返して形成された被引掛部34が形成されている。他方、図9にも示されるように、ケーシング8の前側のフランジ部9の左右には、被引掛部34が引っ掛けられる掛止部35が形成されている。
トッププレート5は、図11及び図12に示されるように、前下がりとなるよう傾けた状態で、被引掛部34を両掛止部35に引っ掛け、この両掛止部35を支点にして後部を下げることで、ケーシング8のフランジ部9上に載置される。なお、トッププレート5は、その周縁部がケーシング8のフランジ部9に周方向に亘って設けられたシール部材(不図示)を介して載置され、これによりトッププレート5とケーシング8の間から煮汁等がケーシング8内に浸入することが防止される。
トッププレート5は、平面視においてケーシング8と略同大同形に形成され、ケーシング8のフランジ部9を含めた全体を上方から覆う。これにより、ケーシング8の上開口部31はトッププレート5により覆われて閉塞される。
図8に示すように、トッププレート5の各コンロバーナー13、14に対応する箇所には、バーナー用孔32が形成されている。各コンロバーナー13、14は対応するバーナー用孔32を介してトッププレート5の上方に突出する。
トッププレート5の後端部の2箇所、並びに各バーナー用孔32の周縁部の3箇所には、上下方向に貫通するねじ挿通孔33が夫々形成されている。各ねじ挿通孔33には上方からねじ36(図2参照)が挿通され、各ねじ36はケーシング8の後側のフランジ部9に設けられたねじ止め部37やバーナー取付台12に固着される。これにより、トッププレート5は、前記シール部材をケーシング8のフランジ部9とで上下に圧縮した状態で、調理器本体2に固定される。
図6には、前記調理器本体2上に設置したトッププレート5が二点鎖線で示されている。図6に示されるように、調理器本体2上にトッププレート5を設置すると、トッププレート5によって前記ケーシング8に設けられた温度検知手段6の温度検知部30が付勢部材25の付勢力に抗して下方に押し込まれる。すなわち、調理器本体2上にトッププレート5を設置した状態では、温度検知手段6が付勢部材25の付勢力により上方に押圧され、温度検知部30がトッププレート5の裏面(下面)に当接した状態が維持される。なお、図6において図示される保護カバー7は、前記トッププレート5を調理器本体2上に載置する前の段階で調理器本体2から取り外される。
前記のように温度検知手段6の温度検知部30をトッププレート5の裏面に接触させることで、ケーシング8のフランジ部9に設けられた温度検知手段6を用いて、トッププレート5の外縁部の温度を検知することができる。この場合、トッププレート5の温度を検知する温度検知手段6をトッププレート5ではなくケーシング8に設けてあるため、温度検知手段6とケーシング8に設けられた制御部とをリード線で接続した状態において、ケーシング8からトッププレート5を分離することができる。これにより、調理器本体2をカウンタートップ3に設置した後にトッププレート5を調理器本体2上に設置するといった施工が可能になる。
前記制御部は、温度検知手段6により検知したトッププレート5の温度が所定の値を超えた場合に、対応するコンロバーナー14に供給するガス量を減少させる。このガス量の制御は、コンロバーナー14に通じるガス供給路(不図示)に設けられた弁の開度を調節する等して行われる。このように制御することにより、トッププレート5の温度検知手段6が接する外縁部の温度が高くなった場合に、コンロバーナー14の火力を抑えてトッププレート5の温度上昇を抑えることができる。このため、加熱調理器1の利用時に発生する熱が周囲のカウンタートップ3等に伝わって悪影響を与えることを防止できる。なお、制御部は、温度検知手段6により検知したトッププレート5の温度が所定の値を超えた場合に、コンロバーナー14へのガスの供給を遮断するように制御するものであってもよい。また、トッププレート5上には、図2に示すように、各コンロバーナー13、14用の五徳38が載置される。
ここで、本実施形態の加熱調理器1の施工にあっては、調理器本体2をカウンタートップ3に設置した後に、トッププレート5を調理器本体2上に設置するため、調理器本体2を出荷してから調理器本体2をカウンタートップ3に設置するまでの間は、調理器本体2上にトッププレート5が存在しない。このため、調理器本体2を運搬したり、調理器本体2をカウンタートップ3に設置する際に、調理器本体2を掴む手や周囲の物が、ケーシング8の外縁部に設けられた温度検知手段6に接触して、温度検知手段6がケーシングから脱落したり、変形したりすることが懸念される。
そこで、本実施形態の加熱調理器1は、前記温度検知手段6を保護する保護カバー7を具備している。保護カバー7は調理器本体2を出荷からカウンタートップ3に設置するまでの間においてケーシング8に設けられるものである。具体的に保護カバー7は、図1に示すようにケーシング8に設けられた防熱板20に着脱自在に取り付けられる。
保護カバー7は剛性の高いポリプロピレン等の合成樹脂で形成されている。図7に示すように、保護カバー7の主体は、下方に開口するキャップ状のカバー部39で構成されている。
カバー部39の前壁部、すなわち保護カバー7を防熱板20に取り付けた状態において温度検知手段6の右側方に配置される壁部には、下方に突出する第一被係止部42が形成されている。カバー部39両側の壁部、すなわち保護カバー7を防熱板20に取り付けた状態で温度検知手段6の前後に配置される壁部には、下方に向けて突出する第二被止部43が形成されている。さらに、前記カバー部39両側の壁部の下端には、外側方に向けて突出する被載置片部40が形成されている。各被載置片部40には、下方に向けて突出するピン状の嵌込部41が形成されている。
図10に示すように、保護カバー7が取り付けられる防熱板20の覆片部22には、上下に開口する係止孔44が形成されている。係止孔44は、覆片部22において上下に離間して形成した二条のスリットの間の部位を右側に突出させることで形成してある。また、防熱板20の上面片部21には、前後に離間して2つの切欠45と2つの嵌込孔46が形成されている。
保護カバー7を防熱板20に取り付けるには、図1のように第一被係止部42を防熱板20の係止孔44に上方から挿入して該係止孔44の縁部下面に係止し、各第二被係止部43を防熱板20の対応する切欠45に上方から挿入して当該切欠45の縁部下面に係止し、さらに、各被載置片部40を防熱板20の上面片部21上に載置し、各嵌込部41を対応する嵌込孔46に嵌め込む。このようにして防熱板20に取り付けた保護カバー7は、前記第一被係止部42及び各第二被係止部43の防熱板20への係止により上方への移動が規制され、また、前記各嵌込部41の防熱板20への嵌め込みにより水平方向の移動が規制され、これにより保護カバー7は防熱板20に対して固定される。
前記のように防熱板20に保護カバー7を取り付けることで、該防熱板20に取り付けられた温度検知手段6及び付勢部材25は、保護カバー7のカバー部39によって覆われる。このため、保護カバー7で温度検知手段6及び付勢部材25を保護することができる。
保護カバー7のカバー部39の上面部における第一被係止部42と反対側の端部は、防熱板20に保護カバー7を取り付けた状態において、図6に示すように温度検知手段6の温度検知部30に上面に当接する水平な当接部48となっている。当接部48の下面は、施工後のトッププレート5の裏面において温度検知部30が接触する箇所と同レベルに位置するように設定されている。このため、前記のように保護カバー7を防熱板20に取り付けた状態では、当接部48によって温度検知手段6の温度検知部30が付勢部材25の付勢力に抗して下方に押し込まれ、これにより温度検知手段6が前記調理器本体2の正規位置に設置したトッププレート5の裏面に当接する位置に保持される。従って、調理器本体2の搬送時や施工時において温度検知手段6が振動することを抑制することができ、不要な振動によって温度検知手段6の検出素子や前記リード線との接続部分にストレスが生じ難くなり、前記温度検知手段6による温度検知の信頼性が向上する。
前記保護カバー7は、調理器本体2をカウンタートップ3に設置した後に、防熱板20から取り外され、この後、既述のようにトッププレート5が調理器本体2上に設置される。ところで、保護カバー7が防熱板20に取り付けられたままの状態で、誤ってトッププレート5が調理器本体2上に設置された場合、温度検知手段6が保護カバー7で覆われているために温度検知手段6でトッププレート5の温度を正確に検知することが困難になる。そして、この場合、前記温度検知手段6に基づくコンロバーナー14の火力制御は信頼性を欠くものとなる。そこで、本実施形態では、以下のようにしてトッププレート5を、保護カバー7が防熱板20から取り外された状態でのみ調理器本体2の正規位置に設置可能にしてある。
図7に示すように、保護カバー7には干渉部49が形成されている。干渉部49は、図7に示すように、保護カバー7のカバー部39の上面部(当接部48)から上方に突出しており、カバー部39と一体に形成されている。干渉部49は上方に開口する矩形筒状に形成されており、カバー部39の幅方向に亘って形成されている。
干渉部49は、温度検知手段6が接触する当接部48よりも上方に位置し、保護カバー7の上端部に位置する。このため、図11のように、保護カバー7を防熱板20に取り付けたままの状態で、調理器本体2上にトッププレート5を載置しようとした場合、トッププレート5の左側の縁部が保護カバー7の干渉部49に干渉し、トッププレート5は調理器本体2の正規位置に載置不能になる。これによって、防熱板20に保護カバー7を取付けたままの状態で、調理器本体2上にトッププレート5が設置されることを防止している。
なお、調理器本体2に設けるコンロバーナー13、14の数や配置は本実施形態のものに限定されるものではなく、例えば、ケーシング8の左前に標準バーナーを配置すると共に、右後に高火力バーナーを配置する等してもよい。この場合、温度検知手段6や保護カバー7の設置場所はコンロバーナーの位置に応じて適宜変更することは言うまでもない。
また、本実施形態では、温度検知手段6や保護カバー7を防熱板20に取り付けたが、これら温度検知手段6や保護カバー7は直接ケーシング8に取り付けてもよい。また、温度検知手段6をトッププレート5の裏面に押圧する付勢部材は板ばねに限定されるものではなく、その他のばねや弾性部材を用いてもよい。また、本発明は誘導加熱を利用した電磁調理器(IH調理器)にも適用することができる。
1 加熱調理器
2 調理器本体
3 カウンタートップ
4 開口
5 トッププレート
6 温度検知手段
7 保護カバー
8 ケーシング
25 付勢部材
31 上開口部
48 当接部
49 干渉部

Claims (2)

  1. カウンタートップの開口に落とし込まれて設置される調理器本体と、
    該調理器本体上に設置されて当該調理器本体のケーシングの上開口部を覆うトッププレートと、
    前記ケーシングの外縁部に設けられる温度検知手段と、
    前記ケーシングに取り外し可能に設けられて前記温度検知手段を覆う保護カバーを具備し、
    前記保護カバーに、前記トッププレートに干渉することで当該トッププレートの前記調理器本体の正規位置への設置を不能にする干渉部が形成され、前記トッププレートを、前記保護カバーが前記ケーシングから取り外された状態でのみ、前記調理器本体の正規位置に設置可能にしたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記温度検知手段が、前記ケーシングに対して移動自在で、且つ、前記ケーシングに設けられた付勢部材により付勢されて前記正規位置に設置されたトッププレートの裏面に押圧されるものであり、前記保護カバーに、前記温度検知手段に当接して、当該温度検知手段を前記調理器本体の正規位置に設置したトッププレートの裏面に当接する位置に保持する当接部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
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