JP2013150148A - 通信システム及び通信線切り替え制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冗長線の状態も監視しながら通信を行うことができる通信システムを提供する。
【解決手段】n系統ある伝送路3に対して、信号線の冗長線を1本以上用意する。そして、通信ノードの伝送路切替スイッチ部8は、通信に使用する信号線を、冗長線を含む信号線群について周期的に切り替える。その際に、通信判定手段による通信の成否判定結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外する。
【選択図】図1
【解決手段】n系統ある伝送路3に対して、信号線の冗長線を1本以上用意する。そして、通信ノードの伝送路切替スイッチ部8は、通信に使用する信号線を、冗長線を含む信号線群について周期的に切り替える。その際に、通信判定手段による通信の成否判定結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外する。
【選択図】図1
Description
本発明は、一対の信号線により差動信号を伝送する伝送路が通信回路間に接続され、前記伝送路を介して信号を送信する通信システム,及び前記通信に使用する通信線の切り替え制御方法に関する。
特許文献1には、フィールド機器と、このフィールド機器に電力を供給する外部電源との間を接続する伝送路に冗長性を持たせておき、使用中の一対の伝送路について異常を監視し、異常が発生すると健全な他の一対の伝送路に切り替えることで、フィールド機器に対して電力供給を継続する多線式のフィールドバスシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1のシステムでは、使用中の伝送路についてのみ異常の発生を監視するため、冗長線の状態については監視されておらず、切り替えた伝送路が不健全な状態となっている可能性が否定できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、冗長線の状態も監視しながら通信を行うことができる通信システム及び通信線切り替え制御方法を提供することにある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、冗長線の状態も監視しながら通信を行うことができる通信システム及び通信線切り替え制御方法を提供することにある。
請求項1記載の通信システムによれば、n系統ある伝送路に対して冗長線を1本以上用意する。そして、通信回路の信号線切り替え手段は、通信に使用する信号線を、冗長線を含む信号線群について周期的に切り替える。その際に、通信判定手段による通信の成否判定結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外する。
このように構成すれば、信号線群に含まれている冗長線も周期的に通信に使用されることになるので、実際には「冗長線」として固定的に区別される信号線は存在せず、その時々で通信に使用されていない信号線が相対的に冗長線となる。そして、通信判定手段が通信の成否を判定するので、冗長線(信号線の何れか1つ以上)に断線等の異常が生じている場合には、その状態が検出されて切り替え対象より除外される。したがって、フェイルセーフ対策としてより有効な構成となる。
このように構成すれば、信号線群に含まれている冗長線も周期的に通信に使用されることになるので、実際には「冗長線」として固定的に区別される信号線は存在せず、その時々で通信に使用されていない信号線が相対的に冗長線となる。そして、通信判定手段が通信の成否を判定するので、冗長線(信号線の何れか1つ以上)に断線等の異常が生じている場合には、その状態が検出されて切り替え対象より除外される。したがって、フェイルセーフ対策としてより有効な構成となる。
請求項2記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、通信に使用する信号線を切り替える際に、前回の通信で使用した一対の信号線のうち一方だけを切り替えるようにする。このように構成すれば、同じ信号線を用いて2回続けて通信を行うことになるので、前記信号線に異常が発生しているとすれば、通信判定手段は、それら2回の通信に伴う判定により前記信号線に異常が発生していることを特定できる。
請求項3記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、今回の切り替え先とする信号線を、前回の切り替え元の信号線とする。このように構成すれば、一対の信号線の双方について2回続けて通信を行うことになるので、通信判定手段は、判定をより効率的に行うことができる。
請求項4記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段として、通信線の数に等しいビット数で構成される第1及び第2判定用レジスタ,並びに判定結果レジスタを備える。レジスタ操作手段は、通信判定手段による判定の結果を第1判定用レジスタに格納し、その第1判定用レジスタを更新する以前に、当該レジスタの内容を第2判定用レジスタに格納する。そして、第1判定用レジスタを更新した後に、当該レジスタの内容と第2判定用レジスタの内容とについて判定演算を行い、その結果を判定結果レジスタに格納する。信号線切り替え手段は、判定結果レジスタの内容を参照することで信号線の使用可否を判定する。
すなわち、一対の信号線からなる伝送路において差動信号を伝送する通信を前提とするので、1回だけ行った通信が失敗したという結果のみでは、一対の信号線の何れに異常が発生しているのかを特定できない。そこで、その判定結果を第1判定用レジスタに格納し、次回の通信が開始される前に、前記レジスタの内容を第2判定用レジスタに転送しておく。そして、次回の通信の成否判定結果を第1判定用レジスタに格納した段階で、2つの判定用レジスタの内容を判定演算により照合すれば、請求項2,3について述べたように、連続する2回の通信で、異常がある同じ信号線を続けて使用するように切り替えを行えば前記信号線の異常を特定することができる。
請求項5記載の通信システムによれば、通信判定手段は、通信先に対して通信要求を送信する前に判定用セグメントを送信し、この送信に対する正常な応答があれば通信が成功したと判定する。したがって、通常の通信を行った結果で成否を判定せずとも、より短い時間で成否を判定することができる。
請求項6記載の通信システムによれば、通信判定手段は、判定用セグメントの送信に対する応答セグメントに含まれているデータの値が期待値と一致すると、通信が成功したと判定するので、より確実に判定を行うことができる。
請求項7記載の通信システムによれば、通信判定手段は、判定用セグメントの送信に対する応答が所定の判定時間内にあれば通信が成功したと判定するので、応答内容を参照せずとも判定を行うことができる。
請求項8記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、使用可と判定された信号線が2n本になると切り替え処理を停止し、使用可能な冗長線がなくなったことを報知手段を介して報知する。したがって、ユーザは、切り替え可能な信号線がなくなった時点でメンテナンスを行う等の対策を取ることができる。
請求項9記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、通信が開始される毎に計時動作をリセットスタートする切替タイマにより示される切り替え時刻で、信号線の切り替えを行う。このように構成すれば、送信側,受信側の通信回路は、何れも切り替え時刻に同期して切り替えを行うことができる。
請求項10記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、切り替え時刻において通信の実行中であれば切り替えを行わず、次回の切り替え時刻において切り替えを行う。したがって、実行中の通信を中断することなく切り替えを行うことができる。
請求項11記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、通信手順に対応するシーケンス番号の変化に従って信号線の切り替えを行うので、通信手順が順次進行する過程において、予め特定したシーケンス番号の通信を開始するタイミングで同期して切り替えを行うことができる。
請求項12記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、フレーム単位で信号線の切り替えを行うので、1つの処理を実行するための複数回の通信のまとまりであるフレームを単位(1フレーム以上を単位とすれば良い)として、同期して切り替えを行うことができる。
請求項13記載の通信システムによれば、信号線切り替え手段は、通信回数に従って信号線の切り替えを行うので、通信の実行回数をカウントすることで同期して切り替えを行うことができる。
請求項14記載の通信システムによれば、n系統ある伝送路の少なくとも2系統以上を同一の通信チャネルとして使用するので、1つの通信チャネルを多重化して異常の発生に備えることができる。
請求項15記載の通信システムによれば、n系統ある伝送路を、夫々異なる通信チャネルとして使用するので、通信帯域を拡張できる。
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図11を参照して説明する。図1において、通信ノード(通信回路)1,2の間は、伝送路群3を介して接続されている。伝送路群3は、それぞれが2本の信号線を一対とする複数の伝送路3a,3b,3c,…からなっている。各伝送路3a,3b,3c,…には、それぞれ差動信号が送信されて通信が行われる。また、伝送路群3は、複数の信号線の何れかに例えば断線等の故障が発生した場合に切り換えて使用するための冗長線を1本以上含んでいる。すなわち、n(nは自然数)対の伝送路があり、冗長線の本数がLRであれば、伝送路群3における信号線の総本数Nは、
N=2n+LR
となる。そして、N本の信号線が信号線群となる。尚、通信ノード1,2の構成は同じであるから、特に両者を区別することなく説明する。
以下、第1実施例について図1ないし図11を参照して説明する。図1において、通信ノード(通信回路)1,2の間は、伝送路群3を介して接続されている。伝送路群3は、それぞれが2本の信号線を一対とする複数の伝送路3a,3b,3c,…からなっている。各伝送路3a,3b,3c,…には、それぞれ差動信号が送信されて通信が行われる。また、伝送路群3は、複数の信号線の何れかに例えば断線等の故障が発生した場合に切り換えて使用するための冗長線を1本以上含んでいる。すなわち、n(nは自然数)対の伝送路があり、冗長線の本数がLRであれば、伝送路群3における信号線の総本数Nは、
N=2n+LR
となる。そして、N本の信号線が信号線群となる。尚、通信ノード1,2の構成は同じであるから、特に両者を区別することなく説明する。
通信ノード1,2は、電源部4,送受信回路5,トランシーバ部7及び伝送路切替スイッチ部8(信号線切り替え手段)を備えている。電源部4は、外部の電源である例えば車両のバッテリから供給される電源を受けて制御用電源を生成し、各部に供給する。送受信回路5は、マイクロコンピュータで構成されており、伝送路切替スイッチ部8が信号線の切り替えを行うトリガを出力するための切替タイマ9を備え、この切替タイマ9に時刻データを設定するため等に使用するシステム設定情報等がメモリに記憶されている。
送受信回路5は、データ送受信部10において、送信データをシリアル変換して、通信規格に従い通信フレームを構成するとトランシーバ部7に出力する。また、データ送受信部10は、トランシーバ部7を介して入力された通信フレームに含まれている受信データを取得する。また、送受信回路5は、電源部4から通信ノードへの電源供給を遮断する機能を備えている。
送受信回路5は、更に通信判定部11(通信判定手段,レジスタ操作手段,信号線切り替え手段)と、パーミッションレジスタ12A及び12B(第1及び第2判定用レジスタ)や、ステータスレジスタ13(判定結果レジスタ)等を含むレジスタブロック14とを備えている。通信判定部11は、伝送路群3を介して行った通信について成否を判定し、その判定結果をパーミッションレジスタ12Aに格納する。尚、パーミッションレジスタ12A及び12B,並びにステータスレジスタ13のビット数は、信号線の総本数Nに等しく設定されており、通信判定部11は、通信に使用した信号線に対応するパーミッションレジスタ12Aのビットに通信が成功すれば「0」を、通信が失敗した場合は「1」を格納する。
また、通信判定部11は、パーミッションレジスタ12Aの内容を更新する以前に、前記内容をパーミッションレジスタ12Bに転送しておく。そして、パーミッションレジスタ12Aの内容を、最新の判定結果により更新すると、パーミッションレジスタ12A及び12B双方の、対応するビットについて論理積演算(判定演算)を行い、その演算結果をステータスレジスタ13に格納する。尚、少なくともステータスレジスタ13については、不揮発性,若しくはバッテリバックアップされたメモリに領域が設定されている。
通信ノード1,2は、伝送路3a,3b,3c,…の数に対応した複数のトランシーバ部7a,7b,7c,…を備えており、トランシーバ部7は、ドライバ15,レシーバ16,ターミネータ17で構成されている。そして、ドライバ15の出力端子と、レシーバ16の入力端子とは、ターミネータ17を介して伝送路切替スイッチ部8に接続されている。ターミネータ17は、伝送路群3を構成する各信号線を終端する終端抵抗である。伝送路切替スイッチ部8は、例えばトランジスタ等からなるスイッチにより構成され、トランシーバ部7と、伝送路群3の信号線との接続を所定の順序で切り替える。
次に、本実施例の作用について図2ないし図11を参照して説明する。図2は、伝送路切替スイッチ部8が行う信号線の切り替えパターンを説明するものである。図2では、説明を容易にするため、1つの伝送路(n=1)に対して冗長線の本数LRが「1」の場合、すなわち総信号線数Nが「3」の場合を示している。図中のP,Nは、トランシーバ部7の一対の入出力端子(高電位側,低電位側)であり、送信側と受信側とが(1)〜(6)のパターンを同期して切り替える。
下記の矢印(→)の先にある数字は信号線の番号であり、パターンの移行に伴い変化した番号に下線を付している(図2では、切り替えた信号線を太線で図示している)。以下は図2(a)に示すパターンである。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→1,N→3
パターン(3) P→2,N→3
パターン(4) P→2,N→1
パターン(5) P→3,N→1
パターン(6) P→3,N→2
すなわち、一対の信号線の切り替えは、何れか一方だけを交互に切り替えるようになっている。また、例えばパターン(2)から(3)への移行時に端子Pの切り替え先となる信号線「2」は、パターン(1)から(2)への移行時に端子Nの切り替え元となっている。つまり、後から切り替えられる方の切り替え先は、先に切り替えられた方の後を追うようなパターンとなっている。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→1,N→3
パターン(3) P→2,N→3
パターン(4) P→2,N→1
パターン(5) P→3,N→1
パターン(6) P→3,N→2
すなわち、一対の信号線の切り替えは、何れか一方だけを交互に切り替えるようになっている。また、例えばパターン(2)から(3)への移行時に端子Pの切り替え先となる信号線「2」は、パターン(1)から(2)への移行時に端子Nの切り替え元となっている。つまり、後から切り替えられる方の切り替え先は、先に切り替えられた方の後を追うようなパターンとなっている。
図2(a)は、端子N側を先に切り換えるパターンであるが、図2(b)及び以下に示すように端子P側を先に切り換えても良い。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→3,N→2
パターン(3) P→3,N→1
パターン(4) P→2,N→1
パターン(5) P→2,N→3
パターン(6) P→1,N→3
尚、これらの例から分かるように、実際には「冗長線」として固定的に区別される信号線は存在せず、その時々で通信に使用されていない信号線が相対的に冗長線となる。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→3,N→2
パターン(3) P→3,N→1
パターン(4) P→2,N→1
パターン(5) P→2,N→3
パターン(6) P→1,N→3
尚、これらの例から分かるように、実際には「冗長線」として固定的に区別される信号線は存在せず、その時々で通信に使用されていない信号線が相対的に冗長線となる。
図3は、送受信回路5が行う通信の成否を判定する処理を示すシーケンス図であり、左側がマスタとなる通信ノード,右側がスレーブとなる通信ノードである。一般的な通信であれば、マスタが通信先となるスレーブを指定して(但し、本実施例の場合は通信先が特定されているため不要)通信開始要求Requestを送信し、それに対してスレーブが応答Responseを返すことで通信が開始される。本実施例では、それに先立ち、マスタがスレーブに対して判定用セグメントSYNを送信し、それに対してスレーブが応答セグメントであるアクノリッジSYN-ACKを返せば、マスタは、今回の通信に使用するために選択した信号線は正常であると判定して(OK)通常の通信を開始する。
ここで、判定用セグメントSYNは、信号線が正常か否かを判定するためだけに送信されるので、通常の通信に使用されるような長いパケットで送信する必要はない(図4(c)参照)。例えば図4(a)に示すように、SOF(Start Of Frame)とコマンドフレーム(判定コマンド)からなるセグメントとして送信する。これにより、通常の通信を開始する前の判定を迅速に行う。また、アクノリッジSYN-ACKについては、例えば図4(b)に示すように、スレーブ側が予め定められているデータ値を期待値としてセットし、アクノリッジSYN-ACKを受信したマスタが前記所定の期待値がセットされていることを確認した場合に正常であると判定しても良い。図4(c)は、その他の通信に使用されるパケットの一例を示しており、SOF,シーケンス番号(第4実施例参照),コマンドフレーム(Read,Write等),CRC(Cyclic Redundancy Check)等で構成されている。
図3の例では、スレーブが応答Responseを返すとマスタがスレーブにデータDataを送信し、それに対してスレーブがアクノリッジACKを返している。また、この例では、マスタが通信開始要求Requestを送信した以降も、スレーブ,マスタがそれぞれシーケンスにおける受信の有無に応じて通信の成否を判定している。すなわち、スレーブは、判定用セグメントSYNを受信した後、所定時間内に通信開始要求Requestを受信すればOKと判定するが、所定時間内に受信しなければNGと判定する(後述する「タイムアウト」)。
以降のシーケンスについても同様であり、マスタは、通信開始要求Requestの送信に対して所定時間内に応答Responseを受信すればOKと判定するが、所定時間内に受信しなければNGと判定する。また、スレーブは、通信開始要求Requestの受信に対して所定時間内にデータDataを受信すればOKと判定するが、所定時間内に受信しなければNGと判定する。続くマスタ側のアクノリッジACKの受信についても同様である。但し、これらの判定については必要に応じて行えば良い。
図5は、図3の処理を含む通信全体のシーケンスを示すものである。通信ノード1,2が備えている切替タイマ9は、マスタが通信を開始する毎にリセットスタートするようになっており、伝送路切替スイッチ部8は、切替タイマ9により計時される時刻が所定の時刻になると使用する信号線を切り換える。これにより、マスタ,スレーブ間における切り替えタイミングの同期が維持される。
そして、この例では、基本的にはマスタ−スレーブ間での送受信が1回行われる毎に(送信に対する返信があるまで)使用する信号線が切り換えられている。
ケース(1) P→1,N→2
ケース(2) P→1,N→3
ケース(3) P→2,N→3
ケース(4) P→2,N→4
ケース(5) P→3,N→4
ケース(6) P→3,N→5
… …
また、マスタからスレーブへデータDataを送信している途中で切り替え時刻が到来しているケースがあるが、この場合は切り替えを行わず、次回の切り替え時刻で切り替えを行う。
ケース(1) P→1,N→2
ケース(2) P→1,N→3
ケース(3) P→2,N→3
ケース(4) P→2,N→4
ケース(5) P→3,N→4
ケース(6) P→3,N→5
… …
また、マスタからスレーブへデータDataを送信している途中で切り替え時刻が到来しているケースがあるが、この場合は切り替えを行わず、次回の切り替え時刻で切り替えを行う。
以下で、信号線の後に付した括弧内数字は、上記の信号線番号を示す。ケース(6)において、信号線(3,5)を用いてマスタである通信ノード1が送信した判定用セグメントSYNに対し、スレーブである通信ノード2が所定時間内にアクノリッジSYN-ACKを返信しなかったため、通信ノード1側は「タイムアウト」により通信失敗と判断する。同様に、通信ノード2側においても、通信ノード1からの送信がないまま切替タイマ9が所定時間に達したことで通信失敗と判断する。
続いて信号線(4,5)に切り替えて、通信ノード1が再度判定用セグメントSYNを送信した結果も、同様に「タイムアウト」となり双方が通信失敗と判断する。その結果、信号線(5)については「使用不可」が確定するので、以降の切り替え対象から除外し(詳細は後述する)、次は信号線(4,7)に切り替えて判定用セグメントSYNを送信することになる。
次に、信号線の切り替えと、通信結果に基づく判定処理について図6ないし図11を参照して説明する。図6は、通信ノード1,2が行う処理内容を示すフローチャートである。通信ノード1,2に電源が投入されると(S1)、通信判定部11は、ステータスレジスタ13の内容を参照し(S2)、最初の通信に使用する信号線を選択する(S3)。そして通信を実行し(S4)、その実行結果を判定する(S5)。
続くステップS6では、ステップS5における判定の結果をパーミッションレジスタ12Aに格納する。すなわち、通信に使用した信号線の番号に対応するビットに、「OK」であれば「0(available)」を、「NG」であれば「1(suspicious)」を格納する。この段階の「NG」を「1(suspicious;疑わしい)」とするのは、通信が失敗した場合に、使用した2本の信号線の何れに異常があるのかを確定できないからである。
もう1つのパーミッションレジスタ12Bには、前回の通信結果が格納されている。そこで、次のステップS7では、パーミッションレジスタ12A,12Bの内容について論理積演算を行い、その結果をステータスレジスタ13に格納する。図7は、ステップS7の処理内容に対応する各レジスタ値の具体例を示す。今回の通信結果が反映されているパーミッションレジスタ12Aの内容と、前回の通信結果が反映されているパーミッションレジスタ12Bの内容とを論理積演算すると、双方の対応するビットが「1」であるものが「1」になり、少なくとも何れか一方が「0」であれば「0」になる。図7に示す例では、信号線No.2,3に対応するビットが「1」になり、信号線No.1,nに対応するビットは「0」になる。上記の演算結果はステータスレジスタ13に格納され、対応するビットに「1」が立つ信号線は「NG(使用不可)」が確定することになる。
そして、ステータスレジスタ13の内容が登録されると(S8)、伝送路切替スイッチ部8は、対応するビットに「1」が立つ信号線を以降の切り替え対象から除外する。そして、対応するビットが「0」である残りの信号線数を確認し(S9)、(2n+1)本以上あれば順序に従い次の切り替えを行い(S11)ステップS4に移行する。
一方、ステップS9において残りの信号線数が2n本になると、冗長線が無くなったことになるためユーザに対して警告(アラーム)を行い(S1)ステップS4に移行する。警告は、例えば点灯表示を行ったり警告音を出力するための報知手段を用いて行う。更に、ステップS9において残りの信号線数が(2n−1)本になれば、通信を続行できなくなるため電源を遮断して通信ノードの動作を停止する(S12)。
一方、ステップS9において残りの信号線数が2n本になると、冗長線が無くなったことになるためユーザに対して警告(アラーム)を行い(S1)ステップS4に移行する。警告は、例えば点灯表示を行ったり警告音を出力するための報知手段を用いて行う。更に、ステップS9において残りの信号線数が(2n−1)本になれば、通信を続行できなくなるため電源を遮断して通信ノードの動作を停止する(S12)。
図8は、伝送路数が「1」で信号線数が「4」,すなわち冗長線数が「2」である場合に、信号線を切り換えるパターン例と、その切り換えに伴うパーミッションレジスタ12A,12B並びにステータスレジスタ13の内容の変化例を示す。但し、何れの信号線にも異常がないことを前提とする。この場合、パターンは以下の(1)〜(8)の循環となる。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→1,N→3
パターン(3) P→2,N→3
パターン(4) P→2,N→4
パターン(5) P→3,N→4
パターン(6) P→3,N→1
パターン(7) P→4,N→1
パターン(8) P→4,N→2
そして、何れの信号線にも異常がないので、パーミッションレジスタ12A,12B並びにステータスレジスタ13の内容は何れも「0」で変化がない。
パターン(1) P→1,N→2
パターン(2) P→1,N→3
パターン(3) P→2,N→3
パターン(4) P→2,N→4
パターン(5) P→3,N→4
パターン(6) P→3,N→1
パターン(7) P→4,N→1
パターン(8) P→4,N→2
そして、何れの信号線にも異常がないので、パーミッションレジスタ12A,12B並びにステータスレジスタ13の内容は何れも「0」で変化がない。
一方、図9は、信号線No.3に異常がある場合の図8相当図である。この場合、パターン(2)においてパーミッションレジスタ12Aの第1,第3ビットが「1」となり、パターン(3)においてパーミッションレジスタ12Aの第2,第3ビットが「1」となる。この時点で、パターン(2)の結果が反映されているパーミッションレジスタ12Bとの論理積演算を行うと、第3ビットが「1」となり、その結果がステータスレジスタ13に格納され、信号線No.3については「使用不可」が確定する。
そして、信号線No.3が切り替え対象から除外されることで、(5)以降のパターンは以下のように変化する。
パターン(5) P→1,N→4
パターン(6) P→1,N→2
パターン(7) P→4,N→2
パターン(8) P→4,N→1
パターン(9) P→2,N→1
パターン(4) P→2,N→4
… …
パターン(5) P→1,N→4
パターン(6) P→1,N→2
パターン(7) P→4,N→2
パターン(8) P→4,N→1
パターン(9) P→2,N→1
パターン(4) P→2,N→4
… …
また、図1に示すように、通信ノード1,2の間には複数の伝送路3a,3b,3c,…が存在するが、これら複数の伝送路3a,3b,3c,…については図10に示すように夫々異なる通信チャネルch1,ch2,ch3,…として設定しても良いし、図11に示すように2系統以上を(全てでも良い)同一の通信チャネルとして使用しても良い。後者の場合、通信帯域は狭くなるが通信チャネルが多重化されるので1つの伝送路が使用できなくなった場合でも他の伝送路を使用して通信できるので、フェイルセーフ対策として有効である。
以上のように本実施例によれば、n系統ある伝送路3に対して、冗長線を1本以上用意する。そして、通信ノードの伝送路切替スイッチ部8は、通信に使用する信号線を、冗長線を含む信号線群について周期的に切り替える。その際に、通信判定部11による通信の成否判定結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外する。
このように構成すれば、信号線群に含まれている冗長線も周期的に通信に使用されることになる。そして、通信判定部11が通信の成否を判定するので、冗長線(信号線の何れか1つ以上)に断線等の異常が生じている場合には、その状態が検出されて切り替え対象より除外される。したがって、フェイルセーフ対策としてより有効な構成となる。
このように構成すれば、信号線群に含まれている冗長線も周期的に通信に使用されることになる。そして、通信判定部11が通信の成否を判定するので、冗長線(信号線の何れか1つ以上)に断線等の異常が生じている場合には、その状態が検出されて切り替え対象より除外される。したがって、フェイルセーフ対策としてより有効な構成となる。
また、伝送路切替スイッチ部8は、通信に使用する信号線を切り替える際に、前回の通信で使用した一対の信号線のうち一方だけを切り替える。したがって、同じ信号線を用いて2回続けて通信を行うことになるので、前記信号線に異常が発生しているとすれば、その2回の通信に伴う判定により前記信号線に異常が発生していることを特定できる。更に、伝送路切替スイッチ部8は、今回の切り替え先とする信号線を、前回の切り替え元の信号線とする。このように構成すれば、一対の信号線の双方について2回続けて通信を行うことになるので、判定をより効率的に行うことができる。
また、通信線の数に等しいビット数で構成されるパーミッションレジスタ12A,12B,並びにステータスレジスタ13を備え、通信判定部11は、判定の結果をパーミッションレジスタ12Aに格納し、当該レジスタ12Aを更新する以前に、当該レジスタ12Aの内容をパーミッションレジスタ12Bに格納する。そして、パーミッションレジスタ12Aを更新した後に、当該レジスタ12Aの内容とパーミッションレジスタ12Bの内容との論理積演算を行い、その結果をステータスレジスタ13に格納すると、伝送路切替スイッチ部8は、ステータスレジスタ13の内容を参照することで信号線の使用可否を判定する。
すなわち、一対の信号線からなる伝送路3において差動信号を伝送する通信を前提とする場合、1回だけ行った通信が失敗したという結果のみでは、一対の信号線の何れに異常が発生したのかを特定できない。そこで、その判定結果をパーミッションレジスタ12Aに格納し、次回の通信が開始される前に、前記レジスタ12Aの内容を第2判定用レジスタに転送しておく。そして、次回の通信の成否判定結果をパーミッションレジスタ12Bに格納した段階で、2つのレジスタ12A,12Bの内容を判定演算により照合すれば、連続する2回の通信で信号線の異常を特定することができる。
また、通信判定部11は、通信先のスレーブに対して通信要求を送信する前に判定用セグメントSYNを送信し、スレーブがアクノリッジSYN-ACKを返すことで正常な応答があれば通信が成功したと判定する。したがって、通常の通信を行った結果で成否を判定せずとも、より短い時間で成否を判定することができる。また、通信判定部11が、判定用セグメントSYNの送信に対するアクノリッジSYN-ACKに含まれているデータの値が期待値と一致すると通信が成功したと判定すれば、より確実に判定を行うことができる。
また、通信判定部11は、使用可と判定された信号線が2n本になると切り替え処理を停止し、使用可能な冗長線がなくなったことを報知手段を介して報知する。したがって、ユーザは、切り替え可能な信号線がなくなった時点でメンテナンスを行う等の対策を取ることができる。
また、通信判定部11は、使用可と判定された信号線が2n本になると切り替え処理を停止し、使用可能な冗長線がなくなったことを報知手段を介して報知する。したがって、ユーザは、切り替え可能な信号線がなくなった時点でメンテナンスを行う等の対策を取ることができる。
伝送路切替スイッチ部8は、通信が開始される毎に計時動作をリセットスタートする切替タイマ9により示される切り替え時刻で、信号線の切り替えを行う。このように構成すれば、送信側,受信側の通信ノードは、何れも切り替え時刻に同期して切り替えを行うことができる。また、伝送路切替スイッチ部8は、切り替え時刻において通信の実行中であれば切り替えを行わず、次回の切り替え時刻において切り替えを行う。したがって、実行中の通信を中断することなく切り替えを行うことができる。
また、複数系統ある伝送路の少なくとも2系統以上を同一の通信チャネルとして使用すれば、1つの通信チャネルを多重化して異常の発生に備えることができる。そして、複数系統ある伝送路を夫々異なる通信チャネルとして使用すれば、通信帯域を拡張できる。
また、複数系統ある伝送路の少なくとも2系統以上を同一の通信チャネルとして使用すれば、1つの通信チャネルを多重化して異常の発生に備えることができる。そして、複数系統ある伝送路を夫々異なる通信チャネルとして使用すれば、通信帯域を拡張できる。
(第2実施例)
図12は第2実施例を示す図9相当図であり、第1実施例と同一部分には同一符号を設定し、以下異なる部分について説明する。第2実施例では、パーミッションレジスタ12A,12Bの対応するビットにそれぞれ「1」が立ち、ステータスレジスタ13に「1」が格納された前記ビットをマスク処理することで、以降は前記ビットを利用しない(判定演算の対象としない)。図12では、マスクしたビットをハッチングで示している。マスク処理は、例えば図6に示すフローチャートのステップS8において行う。
図12は第2実施例を示す図9相当図であり、第1実施例と同一部分には同一符号を設定し、以下異なる部分について説明する。第2実施例では、パーミッションレジスタ12A,12Bの対応するビットにそれぞれ「1」が立ち、ステータスレジスタ13に「1」が格納された前記ビットをマスク処理することで、以降は前記ビットを利用しない(判定演算の対象としない)。図12では、マスクしたビットをハッチングで示している。マスク処理は、例えば図6に示すフローチャートのステップS8において行う。
マスク処理は、具体的には、例えばパーミッションレジスタ12に対応するマスクレジスタを用意しておき、図12に示す例では、第3ビットに「1」をセットすることで、以降のレジスタ操作においては、対応するビットをハードウェア的に存在しないものとして取り扱うようにする。このように構成すれば、以降に使用する余地がないビットについて、誤った取扱を行う可能性が無くなる。
(第3実施例)
図13は第3実施例であり、第1実施例を補足する内容である。第1実施例では、ステップS5において通信の成否を判定する際に、通信先のスレーブに対して通信要求を送信する前に判定用セグメントSYNを送信し、スレーブがアクノリッジSYN-ACKを返すことで正常な応答があれば通信が成功したと判定する。また、図5に示しているように、判定用セグメントSYNの送信に対し、スレーブが所定時間内に応答を返さなかったケースでも「タイムアウト」により通信失敗と判断している。
図13は第3実施例であり、第1実施例を補足する内容である。第1実施例では、ステップS5において通信の成否を判定する際に、通信先のスレーブに対して通信要求を送信する前に判定用セグメントSYNを送信し、スレーブがアクノリッジSYN-ACKを返すことで正常な応答があれば通信が成功したと判定する。また、図5に示しているように、判定用セグメントSYNの送信に対し、スレーブが所定時間内に応答を返さなかったケースでも「タイムアウト」により通信失敗と判断している。
図13は、上記のタイムアウト判定を行う部分も反映させたフローチャートである。尚、タイムアウト判定を行うために使用するタイマには、切替タイマ9を兼用している。勿論、独立した判定用タイマを使用しても良い。ステップS3,S4の間に「切替タイマReset/Start」の処理ステップS13が挿入されており、ステップS5に替えて「通信判定」の判断ステップS14が配置されている。尚、ステップS13については第1実施例においても、実質的にこのタイミングで計時をリセットスタートしていることになる。
そして、ステップS14では、切替タイマ9が信号線の切り替え時刻よりも早い時刻に設定されているタイムアウト時刻になった時点で、タイムアウトによる「NG」と判断してステップS6に移行する。また、ステップS14では、第1実施例で行った判定に加えてタイムアウトによる「NG」判定を追加しているが、タイムアウトの有無のみによる判定を行っても良い。
以上のように第3実施例によれば、通信判定部11は、判定用セグメントSYNの送信に対する応答が所定の判定時間内にあれば通信が成功したと判定し、応答が所定の判定時間内になければタイムアウトにより通信失敗と判定するので、応答内容を参照せずとも判定を行うことができる。
以上のように第3実施例によれば、通信判定部11は、判定用セグメントSYNの送信に対する応答が所定の判定時間内にあれば通信が成功したと判定し、応答が所定の判定時間内になければタイムアウトにより通信失敗と判定するので、応答内容を参照せずとも判定を行うことができる。
(第4実施例)
図14は第4実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第4実施例では、信号線の切り替えを切替タイマ9の時刻によって行うのではなく、通信手順に付されるシーケンス番号に変化に応じて切り替えを行う。尚、図14には、切替タイマ9のリセットスタートも示されているが、これは第3実施例のようにタイムアウト判定を行うためだけに用いられている。
図14は第4実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第4実施例では、信号線の切り替えを切替タイマ9の時刻によって行うのではなく、通信手順に付されるシーケンス番号に変化に応じて切り替えを行う。尚、図14には、切替タイマ9のリセットスタートも示されているが、これは第3実施例のようにタイムアウト判定を行うためだけに用いられている。
この場合、通信ノードは、シーケンス番号をカウントするためのカウンタを備えており、例えばカウンタの初期値000bでスタートし、通信手順が進む毎に前記カウンタをインクリメントする。そして、信号線の切り替えは、例えば(バイナリ)カウンタのLSBが「1」の場合に行うようにする。通信がタイムアウトにより失敗した場合には、カウンタはインクリメントされず、現状値を維持する。尚、上記カウンタは、例えば通信判定部11が参照することで伝送線路切替スイッチ8に切り替え制御信号を与えても良いし、伝送線路切替スイッチ8にカウンタを持たせてハードウェアロジックで切り換えるようにしても良い。
また、図14に示す例では、信号線No.2,4を用いた通信と、信号線No.3,4を用いた通信とが連続して「NG」となったため、信号線No.4について「使用不可」が確定している。
以上のように第4実施例によれば、伝送線路切替スイッチ8は、通信手順に対応するシーケンス番号の変化に従って信号線の切り替えを行うので、通信手順が順次進行する過程において、予め特定したシーケンス番号の通信を開始するタイミングで同期して切り替えを行うことができる。
以上のように第4実施例によれば、伝送線路切替スイッチ8は、通信手順に対応するシーケンス番号の変化に従って信号線の切り替えを行うので、通信手順が順次進行する過程において、予め特定したシーケンス番号の通信を開始するタイミングで同期して切り替えを行うことができる。
(第5実施例)
図15は第5実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第5実施例では、単に実行される通信回数をカウントし、そのカウント結果に応じて信号線を切り替える場合を示す。ここでの「通信回数」は、マスタからスレーブへの送信と、その送信に対するスレーブからの応答を対として1回とカウントする。図15に示す例では、通信回数「2」で信号線を切り替えている。尚、切替タイマ9のリセットスタートについては、第4実施例と同様である。また、通信回数をカウントするカウンタの配置についても第4実施例と同様である。
図15は第5実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第5実施例では、単に実行される通信回数をカウントし、そのカウント結果に応じて信号線を切り替える場合を示す。ここでの「通信回数」は、マスタからスレーブへの送信と、その送信に対するスレーブからの応答を対として1回とカウントする。図15に示す例では、通信回数「2」で信号線を切り替えている。尚、切替タイマ9のリセットスタートについては、第4実施例と同様である。また、通信回数をカウントするカウンタの配置についても第4実施例と同様である。
以上のように第5実施例によれば、伝送線路切替スイッチ8は、通信回数に従って信号線の切り替えを行うので、通信の実行回数をカウントすることで同期して切り替えを行うことができる。
(第6実施例)
図16は第6実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第6実施例では、通信のフレームを単位として信号線を切り替える場合を示す。ここでの「フレーム」とは、マスタからスレーブへのデータの送信であるWriteや、マスタがスレーブからデータを受信するReadなどの処理を行うための一連の通信のまとまりを言う。すなわち、図16に示すように、
SYN/SYN-ACK/Request/Response/Data/ACK
までの一連の通信がWriteフレームとなる。そして、1つの通信フレームが終了して次の通信フレームを開始する前に信号線を切り替えている。尚、切替タイマ9のリセットスタートについては、第4実施例等と同様である。
図16は第6実施例を示す図5相当図であり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第6実施例では、通信のフレームを単位として信号線を切り替える場合を示す。ここでの「フレーム」とは、マスタからスレーブへのデータの送信であるWriteや、マスタがスレーブからデータを受信するReadなどの処理を行うための一連の通信のまとまりを言う。すなわち、図16に示すように、
SYN/SYN-ACK/Request/Response/Data/ACK
までの一連の通信がWriteフレームとなる。そして、1つの通信フレームが終了して次の通信フレームを開始する前に信号線を切り替えている。尚、切替タイマ9のリセットスタートについては、第4実施例等と同様である。
また、図16に示す例では、信号線No.2,3を用いた通信と、信号線No.2,4を用いた通信とが連続して「NG」となったため、信号線No.2について「使用不可」が確定している。
以上のように第6実施例によれば、伝送線路切替スイッチ8は、フレーム単位で信号線の切り替えを行うので、1つの処理を実行するための複数回の通信のまとまりであるフレームを単位として、同期して切り替えを行うことができる。
以上のように第6実施例によれば、伝送線路切替スイッチ8は、フレーム単位で信号線の切り替えを行うので、1つの処理を実行するための複数回の通信のまとまりであるフレームを単位として、同期して切り替えを行うことができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
冗長線の数については、適宜変更して良い。
信号線の切り替えパターンについては上記実施例のものに限らないが、少なくとも、同一の信号線を2回連続して使用するパターンが1つだけ含まれていれば良い。
通信の成否の判定結果については、必ずしも3つのレジスタに反映させる必要はなく、例えば、メモリ上に所定の領域を設けて通信結果を順次記憶させ、所定の時間が経過した段階で前記領域を参照することで判定を行っても良い。
冗長線の数については、適宜変更して良い。
信号線の切り替えパターンについては上記実施例のものに限らないが、少なくとも、同一の信号線を2回連続して使用するパターンが1つだけ含まれていれば良い。
通信の成否の判定結果については、必ずしも3つのレジスタに反映させる必要はなく、例えば、メモリ上に所定の領域を設けて通信結果を順次記憶させ、所定の時間が経過した段階で前記領域を参照することで判定を行っても良い。
報知手段については、必要に応じて設ければ良い。
残余の信号線数が2n未満となった場合に電源供給を遮断する処理は、必要に応じて行えば良い。
送受信回路5については、マイクロコンピュータで構成する必要はなく、その他例えば
PLD(Programmable Logic Device),FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルデバイスやゲートアレイなどで構成しても良い。
残余の信号線数が2n未満となった場合に電源供給を遮断する処理は、必要に応じて行えば良い。
送受信回路5については、マイクロコンピュータで構成する必要はなく、その他例えば
PLD(Programmable Logic Device),FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルデバイスやゲートアレイなどで構成しても良い。
図面中、1,2は通信ノード(通信回路)、3は伝送路群、8は伝送路切替スイッチ部(信号線切り替え手段)、9は切替タイマ、11は通信判定部(通信判定手段,レジスタ操作手段,信号線切り替え手段)、12A及び12Bはパーミッションレジスタ(第1及び第2判定用レジスタ)、13はステータスレジスタ(判定結果レジスタ)を示す。
Claims (30)
- 一対の信号線により差動信号を伝送する伝送路が通信回路間に接続され、前記伝送路を介して信号を送信する通信システムにおいて、
n(nは自然数)系統ある伝送路に対して、前記信号線の冗長線を1本以上用意し、
前記通信回路は、通信に使用する信号線を、前記冗長線を含む信号線群について周期的に切り替える信号線切り替え手段と、
前記通信の成否を判定する通信判定手段とを備え、
前記信号線切り替え手段は、前記判定の結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外することを特徴とする通信システム。 - 前記信号線切り替え手段は、通信に使用する信号線を切り替える際に、前回の通信で使用した一対の信号線のうち、一方だけを切り替えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、今回の切り替え先とする信号線を、前回の切り替え元の信号線とすることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、
前記通信線の数に等しいビット数で構成される第1及び第2判定用レジスタ,並びに判定結果レジスタと、
前記各レジスタについて操作を行うレジスタ操作手段とを備え、
前記レジスタ操作手段は、前記通信判定手段による判定の結果を前記第1判定用レジスタに格納し、前記第1判定用レジスタを更新する以前に、当該レジスタの内容を前記第2判定用レジスタに格納し、前記第1判定用レジスタを更新した後に、当該レジスタの内容と、記第2判定用レジスタの内容との判定演算を行い、前記演算の結果を前記判定結果レジスタに格納する操作を行い、
前記判定結果レジスタの内容を参照することで前記信号線の使用可否を判定することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の通信システム。 - 前記通信判定手段は、通信先に対して通信要求を送信する前に判定用セグメントを送信し、この送信に対する正常な応答があれば通信が成功したと判定することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の通信システム。
- 前記通信判定手段は、前記判定用セグメントの送信に対する応答セグメントに含まれているデータの値が期待値と一致すると、通信が成功したと判定することを特徴とする請求項5記載の通信システム。
- 前記通信判定手段は、前記判定用セグメントの送信に対する応答が所定の判定時間内にあれば、通信が成功したと判定することを特徴とする請求項5記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、使用可と判定された信号線が2n本になると切り替え処理を停止し、使用可能な冗長線がなくなったことを報知手段を介して報知することを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、通信が開始される毎に計時動作をリセットスタートする切替タイマを備え、
前記切替タイマにより示される切り替え時刻で、信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の通信システム。 - 前記信号線切り替え手段は、前記切り替え時刻において通信の実行中であれば切り替えを行わず、次回の切り替え時刻において切り替えを行うことを特徴とする請求項9記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、通信手順に対応するシーケンス番号の変化に従って、信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、フレーム単位で信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の通信システム。
- 前記信号線切り替え手段は、通信回数に従って信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の通信システム。
- 前記nが「2」以上である場合、n系統ある伝送路の少なくとも2系統以上を、同一の通信チャネルとして使用することを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載の通信システム。
- 前記nが「2」以上である場合、n系統ある伝送路を、夫々異なる通信チャネルとして使用することを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載の通信システム。
- 一対の信号線により差動信号を伝送する伝送路が通信回路間に接続され、前記伝送路を介して信号を送信する通信システムに使用される信号線切り替え制御方法であって、
n(nは自然数)系統ある伝送路に対して、前記信号線の冗長線を1本以上用意し、
前記通信回路は、通信に使用する信号線を、前記冗長線を含む信号線群について周期的に切り替え、
前記通信の成否を判定すると、前記判定の結果に基づいて信号線の使用可否を判定し、使用不可と判定された信号線については、次回以降の通信において切り替え対象より除外することを特徴とする通信線切り替え制御方法。 - 通信に使用する信号線を切り替える際に、前回の通信で使用した一対の信号線のうち、一方だけを切り替えることを特徴とする請求項16記載の通信線切り替え制御方法。
- 今回の切り替え先とする信号線を、前回の切り替え元の信号線とすることを特徴とする請求項17記載の通信線切り替え制御方法。
- 前記通信線の数に等しいビット数で構成される第1及び第2判定用レジスタ,並びに判定結果レジスタとを用い、
前記判定の結果を前記第1判定用レジスタに格納して、前記第1判定用レジスタを更新する以前に、当該レジスタの内容を前記第2判定用レジスタに格納し、
前記第1判定用レジスタを更新した後に、当該レジスタの内容と、記第2判定用レジスタの内容との判定演算を行い、前記演算の結果を前記判定結果レジスタに格納し、
前記判定結果レジスタの内容を参照することで前記信号線の使用可否を判定することを特徴とする請求項16ないし18の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。 - 通信先に対して通信要求を送信する前に判定用セグメントを送信し、この送信に対する正常な応答があれば通信が成功したと判定することを特徴とする請求項16ないし19の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- 前記判定用セグメントの送信に対する応答セグメントに含まれているデータの値が期待値と一致すると、通信が成功したと判定することを特徴とする請求項20記載の通信線切り替え制御方法。
- 前記判定用セグメントの送信に対する応答が所定の判定時間内にあれば、通信が成功したと判定することを特徴とする請求項20記載の通信線切り替え制御方法。
- 使用可と判定された信号線が2n本になると切り替え処理を停止し、使用可能な冗長線がなくなったことを報知することを特徴とする請求項16ないし22の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- 通信が開始される毎に計時動作をリセットスタートする源投入時から計時動作を開始する切替タイマを用い、
前記切替タイマにより示される切り替え時刻で、信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項16ないし23の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。 - 前記切り替え時刻において通信の実行中であれば切り替えを行わず、次回の切り替え時刻において切り替えを行うことを特徴とする請求項24記載の通信線切り替え制御方法。
- 通信手順に対応するシーケンス番号の変化に従って、信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項16ないし25の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- フレーム単位で信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項16ないし25の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- 通信回数に従って信号線の切り替えを行うことを特徴とする請求項16ないし25の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- 前記nが「2」以上である場合、n系統ある伝送路の少なくとも2系統以上を、同一の通信チャネルとして使用することを特徴とする請求項16ないし28の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
- 前記nが「2」以上である場合、n系統ある伝送路を、夫々異なる通信チャネルとして使用することを特徴とする請求項16ないし28の何れかに記載の通信線切り替え制御方法。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150728 |