JP2013149892A - 電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的に簡単な構成でベアチップの位置ずれを防止することができる電子部品を提供する。
【解決手段】ヒートシンク38の表面にベアチップ34が支持される。ヒートシンク38の表面には、並列に延びる複数の溝41で分離されつつ接合面35の輪郭よりも外側に広がる平面42が区画される。決められた相対位置にベアチップ34は配置される。なぜならば、製造過程で、溶融した接合材43がヒートシンク38の平面に沿って濡れ広がることは防止されるからである。ベアチップ34の位置ずれは防止される。
【選択図】図2

Description

本発明はベアチップおよびヒートシンクを備える電子部品およびその製造方法に関する。
ベアチップを備える電子部品は知られる。ベアチップは平らな接合面を有する。ベアチップの接合面はヒートシンクの表面に接合材で接合される。ヒートシンクの表面は、接合面の輪郭よりも外側に広がる平面を区画する。接合にあたって接合材は接合面と平面との間で溶融する。接合材ははんだで例示されることができる。
特開2005−353720号公報 特開2004−342685号公報
溶融した接合材はヒートシンクの平面に沿って濡れ広がる。このとき、溶融した接合材はヒートシンクとベアチップとの間で流動体として働く。その結果、ベアチップはヒートシンク上を滑る。ベアチップは決められた位置からずれてしまう。ベアチップの位置ずれが生じると、その後工程であるワイヤボンディング工程でベアチップはワイヤボンディング装置の画像認識装置でその位置を認識されることができない。そのためワイヤボンディング装置は停止してしまう。
仮に、ヒートシンクの平面上に常に最適な量のはんだが供給されれば、位置ずれは防止されることができる。なぜならば、はんだの供給量が高い精度で制御されれば、接合面の輪郭からはんだははみ出ないからである。しかも、接合面の輪郭の内側では接合面およびヒートシンクの間は完全にはんだで満たされることから、ベアチップの電極に全面にはんだが接触する。電流の流通が滞ることは回避されることができる。こうした高い精度のはんだの供給はいまのところ実現されることはできない。
本発明のいくつかの態様によれば、比較的に簡単な構成でベアチップの位置ずれを防止することができる電子部品は提供されることができる。
電子部品の一形態は、平らな接合面を有するベアチップと、前記接合面の輪郭の内外で並列に延びる複数の溝で分離されつつ前記輪郭よりも外側に広がる平面を区画する表面を有し、当該表面で前記ベアチップを支持するヒートシンクと、前記接合面および前記表面の間に区画されて前記接合面の前記輪郭で仕切られる空間を満たす接合材とを備える。
この電子部品ではヒートシンクの表面に対して決められた位置にベアチップは配置される。なぜならば、電子部品の製造過程で、溶融した接合材がヒートシンクの平面に沿って濡れ広がることは防止されるからである。ベアチップの位置ずれは防止される。こうしてベアチップの位置ずれが防止されると、ベアチップおよびヒートシンクは画像認識装置で確実に認識されることができる。この種の電子部品は製造工程の自動化に大いに貢献することができる。画像認識装置で認識されないと、製造工程で人手の作業が要求されてしまう。生産効率が低下してしまう。
前記ベアチップは電源モジュールのスイッチング素子を構成することができる。スイッチング素子には大電流が流通する。接合面およびヒートシンクの表面の間に区画される空間が良好な熱伝導率を有する接合材で満たされれば、スイッチング素子から最大限に熱はヒートシンクに伝達されることができる。
前記ヒートシンクは前記スイッチング素子の電極端子を兼ねることができる。スイッチング素子には大電流が流通する。接合面およびヒートシンクの表面の間に区画される空間が導電体の接合材で満たされれば、スイッチング素子で電流の流通が滞ることは回避されることができる。
電子部品では、前記溝は前記接合材の溶融時に前記接合材の流動体に毛細管現象を引き起こす断面形状に形成されることができる。接合材の溶融時に流動体は確実に溝を満たす。しかも、ベアチップの重量で接合材の流動体が接合面およびヒートシンクの表面の間の空間から押し出されても、押し出された流動体は確実に溝を伝う。ヒートシンクの平面に接合材の流動体が濡れ広がることは確実に回避されることができる。
電子部品は産業用機械または輸送機器または重機または家電機器に組み込まれて利用されることができる。
電子部品の製造方法の一形態は、ベアチップの輪郭よりも大きな間隔で並列に延びる複数の溝で分離されつつ前記輪郭よりも大きな範囲に広がる平面を区画する表面を有するヒートシンクの当該表面に接合材を塗布する工程と、前記接合材上に前記ベアチップを搭載する工程と、少なくとも前記接合材を加熱して前記接合材を流動化させる工程と、前記接合材を固化して前記ヒートシンクに前記ベアチップを固定する工程とを備える。
以上のように開示の装置によれば、比較的に簡単な構成でベアチップの位置ずれを防止することができる電子部品は提供されることができる。そういった電子部品の製造方法は提供されることができる。
一実施形態に係る電気機器の一具体例すなわち直流ブラシレスモータの構成を概略的に示す概念図である。 第1実施形態に係る電子部品を含む電源モジュールの構成を概略的に示す斜視図である。 ヒートシンクの垂直断面図である。 接合材を概略的に示す拡大平面図である。 第2実施形態に係る電子部品の構成を概略的に示す斜視図である。 家電機器の一具体例として空気調和装置を概略的に示す概念図である。 産業用機械の一具体例として産業用ロボットを概略的に示す概念図である。 輸送機器の一具体例として電動スクータを概略的に示す概念図である。 重機の一具体例としてショベルを概略的に示す概念図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係る電気機器の一具体例すなわち直流ブラシレスモータ(以下「電動機」という)の構成を概略的に示す。電動機11は固定子12および回転子13を備える。固定子12は環状または円筒形の支持体14を備える。支持体14には支持体14の円周方向に複数個の磁極15が形成される。磁極15はU相、V相およびW相に群分けされる。磁極15はインダクタで構成される。インダクタは鉄心と巻線とを備える。鉄心は磁性材料から形成される。ただし、鉄心そのものは磁化されない。鉄心は支持体14に一体に形成されることができる。
回転子13は支持体14に同軸に軸体17を備える。軸体17は回転軸回りで回転自在に支持される。軸体17の軸心と固定子12との相対的な位置関係は固定される。軸体17上には回転軸周りに複数個の磁極18が配置される。磁極18は永久磁石で構成される。回転軸周りにN極およびS極が交互に配置される。
電動機11は電源モジュール21を備える。電源モジュール21は、電源22に接続されるインバータ回路23を備える。インバータ回路23はU相、V相およびW相に対応して3群のスイッチング素子25a、25bを備える。個々の群ごとにスイッチング素子25a、25bは直列に接続される。スイッチング素子25a、25bには電界効果トランジスタ(例えばMOSFET)が用いられることができる。上流のスイッチング素子25aのソースに電源22の正端子が接続される。上流のスイッチング素子25aのドレインに下流のスイッチング素子25bのソースが接続される。上流のスイッチング素子25aのドレインおよび下流のスイッチング素子25bのソースに群ごとに磁極15の巻線が接続される。スイッチング素子25a、25bは被駆動体としての磁極15の巻線に接続される。下流のスイッチング素子25bのドレインには電源22の負端子が接続される。
スイッチング素子25a、25bのゲートには制御回路26が接続される。制御回路26は各スイッチング素子25a、25bのゲートに制御信号を供給する。制御回路26には位置センサ27が接続される。位置センサ27は固定子12の磁極15に対して回転子13の磁極18の相対位置を検出する。制御信号の生成にあたって制御回路26は位置センサ27の出力を参照する。磁極18の位置に応じて制御回路26はインバータ回路23を制御する。
各群ごとに上流のスイッチング素子25aおよび下流のスイッチング素子25bのいずれかでゲートに制御電圧が供給される。制御電圧が供給されると、電源22の電流はU相、V相およびW相ごとに磁極15の巻線に供給される。スイッチング素子25a、25bのオンオフが規定のパターンで繰り返される結果、固定子12に対して回転子13は回転する。こうして電動機11は作動する。
図2は電源モジュール21の構成を概略的に示す。電源モジュール21はプリント基板31を備える。プリント基板31には第1実施形態に係る電子部品32が実装される。実装にあたってはんだ33が用いられる。はんだ33はプリント基板31上の導電パッド(図示されず)に電子部品32を接合する。
電子部品32はベアチップ34を備える。ベアチップ34は電源モジュール21のスイッチング素子25a(25b)を構成する。ベアチップ34は平らな接合面35を有する。ここでは、ベアチップ34は矩形(または正方形)の板状に形成される。したがって、接合面35の輪郭は矩形(または正方形)に仕切られる。ベアチップ34は表面(上向き面)および裏面(下向き面)でそれぞれ電極を構成する。ベアチップ34はプリント基板31の導電パッド36に接続される。接続にあたってボンディングワイヤ37が用いられることができる。ボンディングワイヤ37は導電材から形成される。ボンディングワイヤ37にはアルミニウムが用いられることができる。裏面全面すなわち接合面35はドレイン電極に相当する。
電子部品32はヒートシンク38を備える。ヒートシンク38は例えば高い熱伝導率を有する材料で構成される。ヒートシンク38は例えば銅やアルミニウムで成形されることができる。銅やアルミニウムの表面にはニッケルのめっき膜が形成されることができる。ヒートシンク38は平らな接合面39を有する。接合面39の輪郭は四角形に仕切られる。ヒートシンク38はプリント基板31の表面ではんだ33に受け止められる。ヒートシンク38の接合面39は全面ではんだ33に接合される。ヒートシンク38の表面にベアチップ34は搭載される。
ヒートシンク38の表面は、接合面35の輪郭の内外で並列に延びる複数の溝41で分離されつつ接合面35の輪郭よりも外側に広がる平面42を区画する。ベアチップ34の接合面35とヒートシンク38の表面との間には接合面35の輪郭で仕切られる空間が形成される。空間は接合材43で満たされる。接合材43にははんだが用いられることができる。リフロー工程で溶融した接合材43すなわち流動体44は接合面35の輪郭よりも外側で平面42上にはみ出ない。リフロー工程で溶融した接合材43すなわち流動体44は溝41に沿って接合面35の輪郭よりも外側にはみ出てもよい。
図3はヒートシンク38の断面構造を概略的に示す。溝41はヒートシンク38の表面で全面にわたって相互に平行に延びる。望ましくは、溝41は、接合材43が溶融時に接合材43の流動体44に毛細管現象を引き起こす断面形状に形成される。特に、溝41の幅Wが調整されれば、毛細管現象は実現されることができる。ここでは、溝41の幅Wは例えば0.2mm程度以下に設定される。溝41同士の間隔Sは、溶融時にベアチップ34の重量で接合材43の流動体44が接合面35およびヒートシンク38の表面の間の空間から押し出されても、平面42に沿って接合面35の輪郭から外側に接合材43の流動体がはみ出す以前に流動体が溝41に引き寄せられる大きさに設定される。溝41同士の間隔Sが大きすぎると、溝41同士の間で接合面35および平面42の間に挟まれる接合材43の流動体は十分に溝41に向かって引き寄せられることができず、平面42に沿って接合面35の外側に接合材43の流動体ははみ出てしまう。溝41同士の間隔Sが小さすぎると、接合面35の輪郭の内側で接合材43の流動体が過度に溝41に流れ込んでしまい、平面42上で十分な接合が確保されることができない。溝41の深さDは、接合材43の流動体が過度に流れ込まないように幅Wおよび間隔Sとの相対関係で決定されることができる。尚、図では溝の断面は矩形で描かれているが、この形状に限るものではなく、毛細管現象を引き起こす形状であれば例えば溝の断面は三角形状や半円形状などでもよい。
電動機11の動作にあたって電源22から電源モジュール21のスイッチング素子25a、25bには大電流(高い電流値を有する電流)が供給される。電子部品32では、接合面35およびヒートシンク38の表面の間に区画される空間が接合材43で満たされる。接合材43にはんだが用いられると、接合材43は良好な熱伝導率を有することができる。したがって、ベアチップ34の熱は最大限にヒートシンク38に伝達されることができる。
加えて、接合材43にはんだが用いられると、接合材43は導電性を有することができる。接合面35およびヒートシンク38の表面の間に区画される空間が接合材43で満たされれば、ベアチップ34で電流の流通が滞ることは回避されることができる。
次に電子部品32の製造方法を簡単に説明する。ヒートシンク38が用意される。溝41は一方向に相互に平行に延びることから、ヒートシンク38は例えばアルミニウムの押し出し加工で形成されることができる。その他、溝41の形成にあたって鍛造や鋳造やエッチング、その他の加工技術が用いられることができる。
ヒートシンク38の表面に接合材43の素材が供給される。例えば接合材43にはんだが使用される場合には、はんだペーストがヒートシンク38の表面に印刷される。接合材の素材は接合面35の輪郭で仕切られる。素材上にベアチップ34が搭載される。素材の輪郭と接合面35の輪郭とは一致する。こうして接合材の素材は、接合面35およびヒートシンク38の表面の間に区画されて接合面35の輪郭で仕切られる空間内に配置される。
続いてリフローが実施される。ベアチップ34、接合材43の素材およびヒートシンク38の組立体は炉内で加熱される。接合材の素材は溶融する。素材は流動体に相変化する。溝41の毛細管現象の働きで流動体は溝41に進入する。接合面35の輪郭の内側では流動体は溝41を満たす。したがって、接合面35の輪郭の内側では溝41内の空間(ボイド)は解消される。
このとき、ベアチップ34の重量で流動体44が接合面35およびヒートシンク38の表面の間の空間から押し出されても、図4に示されるように、押し出された流動体44は確実に溝41を伝う。接合面35の外側ではヒートシンク38の平面42に接合材の流動体が濡れ広がることは確実に回避されることができる。流動体44は確実に輪郭を維持する。こうして接合面35と流動体44との間で輪郭が一致することから、流動体44上でベアチップ34の滑りは防止される。その結果、ベアチップ34の位置ずれは防止されることができる。
はんだペーストが用いられる場合には、はんだペーストに含まれるフラックスがはんだペーストの溶融時にガスを発生する。ガスは溝41を伝って接合面35の外側に排出されることができる。ガスの影響でベアチップ34が位置ずれすることは防止されることができる。ここでは、溝41の幅Wや深さD、溝41同士の間隔Sの設定にあたってガスの影響が考慮されることができる。
その後、流動体44は冷却される。流動体44は固化する。その結果、ベアチップ34はヒートシンク38の表面に固定される。こうして電子部品32は製造される。
続いてプリント基板31が用意される。プリント基板31の導電パッド上にははんだペーストが印刷される。はんだペースト上に電子部品32は搭載される。リフローが実施されると、はんだペーストは溶融する。こうして電子部品32はプリント基板31に実装される。
プリント基板31はワイヤボンダーに設置される。前述のようにベアチップ34の位置ずれは防止されることから、ベアチップ34は画像認識装置で確実に認識されることができる。したがって、ワイヤボンダーはベアチップの電極とプリント基板31上の導電パッド36との間をボンディングワイヤ37で接続する。こうして電源モジュール21は製造される。仮にベアチップ34の位置ずれが生じると、ベアチップ34は画像認識装置の認識可能範囲からはみ出てしまうため認識されることができない。ワイヤボンダーでベアチップ34の位置が特定されることができない。ワイヤボンダーは停止してしまう。人手の作業でワイヤボンダーの動作の復旧が図られる。しかも、ワイヤボンダーの停止は製造ライン全体の停止を引き起こす。生産効率は低下する。こうしてワイヤボンダーの停止は製造コストの上昇を招く。
図5は第2実施形態に係る電子部品46を概略的に示す。この第2実施形態では、ヒートシンク47の表面に、第1方向DR1に並列に延びる複数の第1溝49と、第1方向DR1に交差する第2方向DR2に並列に延びる複数の第2溝51とで分離されつつ接合面35の輪郭よりも外側に広がる平面52が区画される。ここでは、第2方向DR2は第1方向DR1に直交する。したがって、第1溝49および第2溝51は格子状に広がる。こういったヒートシンク47はヒートシンク38と同様な素材から成形されることができる。成形にあたって例えば鍛造や鋳造が用いられることができる。第1溝49および第2溝51は溝41と同様に機能することができる。したがって、接合材43の溶融時に接合材43の流動体がヒートシンク47の平面52に沿って接合材43の輪郭の外側に濡れ広がることは防止されることができる。前述の第1実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付され、重複する説明はできる限り割愛される。
図6は家電機器の一具体例として空気調和装置55を概略的に示す。空気調和装置55は室外機56および室内機57を備える。室外機56と室内機57とには冷凍回路が構築される。室外機56には圧縮機、第1熱交換器および膨張弁が組み込まれる。室内機57には第2熱交換器が組み込まれる。例えば冷房運転時には圧縮機で圧縮された高圧の気体冷媒は第1熱交換器に流入する。第1熱交換器で冷媒は冷却される。その後、冷媒は膨張弁を通過する。低圧の冷媒は室内機57の第2熱交換器に流入する。冷媒は空気から熱を奪う。冷気が生成される。冷媒は気化する。気化した冷媒は室外機56の圧縮機に戻る。第1熱交換器は、ファンで生成される気流で冷却される。ファンには駆動源59が連結される。駆動源59には電動機11が用いられることができる。この電動機11を駆動する図示しない駆動回路内のスイッチング素子の搭載において本発明が適用されている。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22から供給される電力で動作する。電動機11の動作に応じてファンは回転する。家電機器には、空気調和装置のほか、掃除機、洗濯機その他のものが含まれることができる。これらは単なる例示に過ぎない。
図7は産業用機械の一具体例として産業用ロボット(以下「ロボット」という)61を概略的に示す。ロボット61は例えば基礎62を備える。基礎62には垂直軸回りに回転自在に本体63が支持される。基礎62には駆動源64が組み込まれる。駆動源64には電動機11が用いられることができる。この電動機11を駆動する図示しない駆動回路内のスイッチング素子の搭載において本発明が適用されている。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。電動機11の動作に応じて本体63は回転する。本体63には水平軸回りに回転自在に第1アーム65が連結される。本体63には駆動源66が組み込まれる。駆動源66には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22から供給される電力で動作する。電動機11の動作に応じて第1アーム65は揺動する。第1アーム65の先端には水平軸回りに回転自在に第2アーム67が連結される。第1アーム65には駆動源68が組み込まれる。駆動源68には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。電動機11の動作に応じて第2アーム67は揺動する。第2アーム67の先端には第2アーム67の軸心回りで回転自在にチャック69が連結される。第2アーム67には駆動源71が組み込まれる。駆動源71には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。電動機11の動作に応じてチャック69は回転する。産業用機械には、産業用ロボット61のほか、半導体製造装置、研削機、切削機その他のものが含まれることができる。これらは単なる例示に過ぎない。
図8は輸送機器の一具体例として電動スクータ72を概略的に示す。電動スクータ72は本体73を備える。本体73には水平軸回りで回転自在に前輪74および後輪75が支持される。本体73は前輪74および後輪75で地面に支持される。後輪75には駆動源76が連結される。駆動源76には電動機11が用いられることができる。この電動機11を駆動する図示しない駆動回路内のスイッチング素子の搭載において本発明が適用されている。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22から供給される電力で動作する。電動機11の動作に応じて後輪75は回転する。輸送機器には、電動スクータ72のほか、電気自動車、燃料自動車、ハイブリッド自動車、電車その他のものが含まれることができる。これらは単なる例示に過ぎない。
図9は重機の一具体例としてショベル81を概略的に示す。ショベル81は自走式の機械本体82を備える。機械本体82にはブーム83が水平軸回りで揺動自在に連結される。ブーム83の先端には水平軸回りで揺動自在にアーム84が連結される。アーム84の先端には水平軸回りで揺動自在にバケット85が連結される。ブーム83の揺動は駆動源86の動力で実現される。駆動源86には電動機11が用いられることができる。この電動機11を駆動する図示しない駆動回路内のスイッチング素子の搭載において本発明が適用されている。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。ブーム83の屈折は駆動源87の動力で実現される。駆動源87には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22から供給される電力で動作する。アーム84の揺動は駆動源88の動力で実現される。駆動源88には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。バケット85の揺動は駆動源89の動力で実現される。駆動源89には電動機11が用いられることができる。電動機11には電源22が接続される。電動機11は電源22の電力で動作する。重機には、ショベル81のほか、クレーンやホイールローダー、杭打ち機その他のものが含まれることができる。これらは単なる例示に過ぎない。
11 電気機器(直流ブラシレスモータ)、13 被駆動体(回転子)、21 電源モジュール、25a スイッチング素子、25b スイッチング素子、32 電子部品、34 ベアチップ、35 接合面、38 ヒートシンク、41 溝、42 平面、43 接合材、44 流動体、55 家電機器(空気調和装置)、61 産業用機械(産業用ロボット)、72 輸送機器(電動スクータ)、81 重機(ショベル)。

Claims (6)

  1. 平らな接合面を有するベアチップと、
    前記接合面の輪郭の内外で並列に延びる複数の溝で分離されつつ前記輪郭よりも外側に広がる平面を区画する表面を有し、当該表面で前記ベアチップを支持するヒートシンクと、
    前記接合面および前記表面の間に区画されて前記接合面の前記輪郭で仕切られる空間を満たす接合材と
    を備えることを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品において、前記ベアチップは電源モジュールのスイッチング素子を構成することを特徴とする電子部品。
  3. 請求項2に記載の電子部品において、前記ヒートシンクは前記スイッチング素子の電極端子を兼ねることを特徴とする電子部品。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子部品において、前記溝は前記接合材の溶融時に前記接合材の流動体に毛細管現象を引き起こす断面形状に形成されることを特徴とする電子部品。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品を備えることを特徴とする産業用機械または輸送機器または重機または家電機器。
  6. ベアチップの輪郭よりも大きな間隔で並列に延びる複数の溝で分離されつつ前記輪郭よりも大きな範囲に広がる平面を区画する表面を有するヒートシンクの当該表面に接合材を塗布する工程と、
    前記接合材上に前記ベアチップを搭載する工程と、
    少なくとも前記接合材を加熱して前記接合材を流動化させる工程と、
    前記接合材を固化して前記ヒートシンクに前記ベアチップを固定する工程と、
    を備えることを特徴とする電子部品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2016016985A1 (ja) * 2014-07-31 2017-04-27 三菱電機株式会社 半導体装置

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