JP2013148113A - 車輪用転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体側部材の強度低下を抑制しながら外輪部材に回転速度検出器を取り付けることができる車輪用転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】車軸側に組み付けられる内輪部材31と、車体側部材12に固定される固定フランジ57を有する外輪部材50と、内・外輪部材31、50との間に転動可能に配置される転動体53、54とを備える。内輪部材31の車内側端部の外周部にエンコーダ40が配設され、外輪部材50の車内側端部の外周部に回転速度検出器80が配設される。回転速度検出器80は、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域に固定される固定部81と、この固定部81からエンコーダ40に向けて傾斜状に延出され、その延出部に検出部84を有するノーズ部83とを備える。外輪部材50には、ノーズ部83との干渉を避けるために傾斜状の切欠面59aが形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】車軸側に組み付けられる内輪部材31と、車体側部材12に固定される固定フランジ57を有する外輪部材50と、内・外輪部材31、50との間に転動可能に配置される転動体53、54とを備える。内輪部材31の車内側端部の外周部にエンコーダ40が配設され、外輪部材50の車内側端部の外周部に回転速度検出器80が配設される。回転速度検出器80は、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域に固定される固定部81と、この固定部81からエンコーダ40に向けて傾斜状に延出され、その延出部に検出部84を有するノーズ部83とを備える。外輪部材50には、ノーズ部83との干渉を避けるために傾斜状の切欠面59aが形成されている。
【選択図】図2
Description
この発明は車輪用転がり軸受装置に関する。
車輪用転がり軸受装置においては、車軸側に組み付けられる内輪部材と、車体側部材に固定される固定フランジを外周面に有する外輪部材と、これら内・外輪の両部材間の環状空間に転動可能に配置される転動体とを備えてユニット化された構造のものがある。
この種のユニット化された車輪用転がり軸受装置おいて、車速を検出するためのエンコーダと回転速度検出器とのうち、エンコーダが内輪部材側に配設され、このエンコーダに対応する回転速度検出器がナックル、キャリア等の車体側部材に組み付けられたものが知られている。
また、外輪回転式の車輪用転がり軸受装置において、回転輪としての外輪部材側に、エンコーダが組み付けられ、このエンコーダに対応する回転速度検出器が車体側部材(ナックル)に組み付けられた構造のものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のユニット化された車輪用転がり軸受装置おいて、車速を検出するためのエンコーダと回転速度検出器とのうち、エンコーダが内輪部材側に配設され、このエンコーダに対応する回転速度検出器がナックル、キャリア等の車体側部材に組み付けられたものが知られている。
また、外輪回転式の車輪用転がり軸受装置において、回転輪としての外輪部材側に、エンコーダが組み付けられ、このエンコーダに対応する回転速度検出器が車体側部材(ナックル)に組み付けられた構造のものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ナックル等の車体側部材に回転速度検出器が組み付けられる構造のものにおいては、外輪部材と、内輪部材と、転動体と、エンコーダとがそれぞれ組み付けられてユニット化された車輪用転がり軸受装置を、車体側部材に組み付ける際に、エンコーダと回転速度検出器とを正確に位置合わせして組み付けなければならず、この作業に多くの手間や時間が必要となっていた。
このようなことから、ユニット化された車輪用転がり軸受装置の外輪部材に対し、その車内側端部から車内側へはみ出す位置でかつ軸線方向に直交する方向へ取付部材を介して回転速度検出器を取り付け、これによって、エンコーダと回転速度検出器とを、同一のユニット(車輪用転がり軸受装置)内で正確に位置合わせして配設することが同一出願人によって提案されている。
しかしながら、外輪部材の車内側端部から車内側へはみ出して回転速度検出器を軸線方向に直交する方向に配設した場合、車体側部材に対し、回転速度検出器が干渉することがないように、回転速度検出器の径方向の長さに相当する径方向の長さをもつ切欠凹部を、車体側部材の車外側面から車輪用転がり軸受装置の組付方向へ向けて形成しなければならず、これによって車体側部材の強度が低下する。
このようなことから、ユニット化された車輪用転がり軸受装置の外輪部材に対し、その車内側端部から車内側へはみ出す位置でかつ軸線方向に直交する方向へ取付部材を介して回転速度検出器を取り付け、これによって、エンコーダと回転速度検出器とを、同一のユニット(車輪用転がり軸受装置)内で正確に位置合わせして配設することが同一出願人によって提案されている。
しかしながら、外輪部材の車内側端部から車内側へはみ出して回転速度検出器を軸線方向に直交する方向に配設した場合、車体側部材に対し、回転速度検出器が干渉することがないように、回転速度検出器の径方向の長さに相当する径方向の長さをもつ切欠凹部を、車体側部材の車外側面から車輪用転がり軸受装置の組付方向へ向けて形成しなければならず、これによって車体側部材の強度が低下する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、車体側部材の強度低下を抑制しながら外輪部材に回転速度検出器を取り付けることができる車輪用転がり軸受装置を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る車輪用転がり軸受装置は、車軸側に組み付けられる内輪部材と、車体側部材に固定される固定フランジを外周面に有する外輪部材と、前記内輪部材と前記外輪部材との間の環状空間に転動可能に配置される転動体とを備え、前記内輪部材の車内側端部の外周部にエンコーダが配設され、前記外輪部材の車内側端部の外周部に回転速度検出器が配設された車輪用転がり軸受装置であって、
前記回転速度検出器は、前記外輪部材の車内側端部の外周面と前記固定フランジとの間の空間部領域に固定される固定部と、この固定部から前記エンコーダに向けて傾斜状に延出され、その延出部に前記エンコーダの被検出部を検出する検出部を有するノーズ部とを備え、
前記外輪部材には、前記ノーズ部との干渉を避けるために車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面が形成されていることを特徴とする。
前記回転速度検出器は、前記外輪部材の車内側端部の外周面と前記固定フランジとの間の空間部領域に固定される固定部と、この固定部から前記エンコーダに向けて傾斜状に延出され、その延出部に前記エンコーダの被検出部を検出する検出部を有するノーズ部とを備え、
前記外輪部材には、前記ノーズ部との干渉を避けるために車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、外輪部材の車内側端部の外周面と固定フランジとの間の空間部領域に回転速度検出器の固定部を固定し、この固定部からエンコーダに向けてノーズ部を傾斜状に延出する一方、ノーズ部との干渉を避けるために、外輪部材の車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面を形成する。
これによって、外輪部材の車内側端部から車内側へはみ出して軸線方向に直交する方向に回転速度検出器を取り付けた場合と比べ、外輪部材の外周面から回転速度検出器(固定部)までの距離及び固定フランジの車内側面から回転速度検出器(固定部)までの距離を、小さくすることができる。
この結果、回転速度検出器との干渉を避けるために車体側部材に形成される切欠凹部を径方向及び軸方向に小さくすることができ、これによって車体側部材の強度低下を抑制することができる。
これによって、外輪部材の車内側端部から車内側へはみ出して軸線方向に直交する方向に回転速度検出器を取り付けた場合と比べ、外輪部材の外周面から回転速度検出器(固定部)までの距離及び固定フランジの車内側面から回転速度検出器(固定部)までの距離を、小さくすることができる。
この結果、回転速度検出器との干渉を避けるために車体側部材に形成される切欠凹部を径方向及び軸方向に小さくすることができ、これによって車体側部材の強度低下を抑制することができる。
請求項2に係る車輪用転がり軸受装置は、請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
外輪部材の傾斜状の切欠面は、外輪部材の車内側端部の外周面に面取り加工によって形成された面取り部の一部によって構成されていることを特徴とする。
外輪部材の傾斜状の切欠面は、外輪部材の車内側端部の外周面に面取り加工によって形成された面取り部の一部によって構成されていることを特徴とする。
前記構成によると、外輪部材の車内側端部の外周面に面取り加工された面取り部の一部によって外輪部材の傾斜状の切欠面が構成されることによって、外輪部材の車内側端部の外周面に、専用の切欠面を形成する手間を省くことができる。
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置は、外輪部材50と、内輪部材31と、転動体53、54と、エンコーダ40と、回転速度検出器80とを備えてユニット化されている。
図1に示すように、この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置は、外輪部材50と、内輪部材31と、転動体53、54と、エンコーダ40と、回転速度検出器80とを備えてユニット化されている。
内輪部材31は、筒軸状をなす軸部32と、軸部32の車外側端部の外周面に形成されたフランジ部33と、フランジ部33の車外側面の中心部から車外方向へ向けて突出された嵌合部33aとを一体に有している。
また、内輪部材31のフランジ部33には、ブレーキロータ(図示しない)を間に挟んで車輪(図示しない)を取り付けるための複数本のハブボルト34が所定ピッチで圧入固定されている。なお、嵌合部33aの外周面には、ブレーキロータと、車輪とが、それぞれの中心孔において嵌挿される。
また、内輪部材31のフランジ部33には、ブレーキロータ(図示しない)を間に挟んで車輪(図示しない)を取り付けるための複数本のハブボルト34が所定ピッチで圧入固定されている。なお、嵌合部33aの外周面には、ブレーキロータと、車輪とが、それぞれの中心孔において嵌挿される。
内輪部材31の軸部32のフランジ部33寄りの外周面には、車外側の内輪軌道面36が形成されている。また、内輪部材31の軸部32の車内側部分には小径軸部32aが形成され、この小径軸部32aには、内輪体35が圧入固定され、この内輪体35の外周面には、車内側の内輪軌道面37が形成されている。
そして、内輪部材31は、その軸部32の中心孔に、車軸20の端面から車幅方向外方へ突出されたスプライン軸部23がスプライン嵌合され、スプライン軸部23先端の雄ねじ部24に締付ナット25が締め付けられることで、内輪部材31と車軸20とがトルク伝達可能に結合される。
そして、内輪部材31は、その軸部32の中心孔に、車軸20の端面から車幅方向外方へ突出されたスプライン軸部23がスプライン嵌合され、スプライン軸部23先端の雄ねじ部24に締付ナット25が締め付けられることで、内輪部材31と車軸20とがトルク伝達可能に結合される。
図1に示すように、外輪部材50は円筒状に形成され、内輪部材31の軸部32外周面に環状空間を隔てて同一中心線上に配設される。
この外輪部材50の内周面には、車外側の外輪軌道面51及び車内側の外輪軌道面52が、車外側の内輪軌道面36及び車内側の内輪軌道面37に対応する軸方向位置にそれぞれ形成されている。そして、車外側の内輪軌道面36及び車内側の内輪軌道面37と車外側の外輪軌道面51及び車内側の外輪軌道面52との間には、各複数個の転動体53、54が保持器55、56によってそれぞれ保持された状態で転動可能に配置され、複列の転がり軸受(図1ではアンギュラ玉軸受)を構成する。
この外輪部材50の内周面には、車外側の外輪軌道面51及び車内側の外輪軌道面52が、車外側の内輪軌道面36及び車内側の内輪軌道面37に対応する軸方向位置にそれぞれ形成されている。そして、車外側の内輪軌道面36及び車内側の内輪軌道面37と車外側の外輪軌道面51及び車内側の外輪軌道面52との間には、各複数個の転動体53、54が保持器55、56によってそれぞれ保持された状態で転動可能に配置され、複列の転がり軸受(図1ではアンギュラ玉軸受)を構成する。
また、外輪部材50の外周面には、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、キャリア等の車体側部材12の取付面13にボルト14によって締結する固定フランジ57が形成されている。
そして、外輪部材50は、その車内側の端部外周面が車体側部材12の組付孔15に挿入され、固定フランジ57が車体側部材12の取付面13に当接した状態で複数本のボルト14が固定フランジ57を通して車体側部材12の取付面13にねじ込まれることによって固定される。
そして、外輪部材50は、その車内側の端部外周面が車体側部材12の組付孔15に挿入され、固定フランジ57が車体側部材12の取付面13に当接した状態で複数本のボルト14が固定フランジ57を通して車体側部材12の取付面13にねじ込まれることによって固定される。
図2に示すように、内輪部材31の車内側端部外周面(この実施例1では、内輪体35の軌道肩部の車内側に段差状に形成された小径部35a外周面)には、エンコーダ取付部材41を介してエンコーダ40が配設されている。
エンコーダ取付部材41は、スリンガとしても機能するものであり、内輪体35の軌道肩部の小径部35a外周面に圧入固定される筒状の取付筒部42と、この取付筒部42の車内側端部から径方向外方へ直角状に曲げられた環状部43と、この環状部43の外径端から車外側へ向けてしだいに拡径されたテーパ筒部44と、このテーパ筒部44の先端から車外側へ向けて筒状に曲げられた外径側筒部45とを備えている。
エンコーダ取付部材41は、スリンガとしても機能するものであり、内輪体35の軌道肩部の小径部35a外周面に圧入固定される筒状の取付筒部42と、この取付筒部42の車内側端部から径方向外方へ直角状に曲げられた環状部43と、この環状部43の外径端から車外側へ向けてしだいに拡径されたテーパ筒部44と、このテーパ筒部44の先端から車外側へ向けて筒状に曲げられた外径側筒部45とを備えている。
図2と図3に示すように、エンコーダ40は、エンコーダ取付部材41のテーパ筒部44の表面に配設されている。
この実施例1において、エンコーダ40は、周方向に磁気特性(S極、N極)が交互に変化するように着磁されたパルサーリング、磁気エンコーダ等とも呼ばれるものが使用され テーパ筒部44の表面にエンコーダ40が接着剤等によって貼り付けられている。
この実施例1において、エンコーダ40は、周方向に磁気特性(S極、N極)が交互に変化するように着磁されたパルサーリング、磁気エンコーダ等とも呼ばれるものが使用され テーパ筒部44の表面にエンコーダ40が接着剤等によって貼り付けられている。
図2と図3に示すように、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域には、エンコーダ40に対応する回転速度検出器80が検出器取付部材60を介して固定されている。
この実施例1において、検出器取付部材60は、鋼板がプレス加工されることで形成され、固定部61と、環状部62と、内径側筒部63と、テーパ筒部65と、内径側環状部66と、ラジアルリップ71、72と、アキシャルリップ73と、取付部74とを一体に備えている。
この実施例1において、検出器取付部材60は、鋼板がプレス加工されることで形成され、固定部61と、環状部62と、内径側筒部63と、テーパ筒部65と、内径側環状部66と、ラジアルリップ71、72と、アキシャルリップ73と、取付部74とを一体に備えている。
図2と図3に示すように、検出器取付部材60において、固定部61は、外輪部材50の車内側端部外周面に圧入固定される円筒状に形成されている。
環状部62は、固定部61の車内側端縁から径方向内方へ環状に曲げられかつ外輪部材50の車内側端面に当接して検出器取付部材60の位置決めをなす。
内径側筒部63は、環状部62の内径端から外輪部材50の車内側端部外周面に沿って嵌込まれる円筒状に形成されている。
なお、外輪部材50の車内側端部の固定部61が圧入される部分は、固定部61の板厚寸法分だけ小径に形成されることが望ましい。すなわち、外輪部材50の車内側端部の小径部に固定部61が圧入された状態において、固定部61の外周面が外輪部材50の車内側筒部外周面と同一円筒面をなすことで、車体側部材12の組付孔15に外輪部材50の車内側筒部を安定よく挿入して組み付けることができる。
環状部62は、固定部61の車内側端縁から径方向内方へ環状に曲げられかつ外輪部材50の車内側端面に当接して検出器取付部材60の位置決めをなす。
内径側筒部63は、環状部62の内径端から外輪部材50の車内側端部外周面に沿って嵌込まれる円筒状に形成されている。
なお、外輪部材50の車内側端部の固定部61が圧入される部分は、固定部61の板厚寸法分だけ小径に形成されることが望ましい。すなわち、外輪部材50の車内側端部の小径部に固定部61が圧入された状態において、固定部61の外周面が外輪部材50の車内側筒部外周面と同一円筒面をなすことで、車体側部材12の組付孔15に外輪部材50の車内側筒部を安定よく挿入して組み付けることができる。
図2と図3に示すように、検出器取付部材60のテーパ筒部65及び内径側環状部66は、内径側筒部63の車内側端部から径方向内方へ縦断面Z字状に曲げられている。そして、環状部66の内径端部に、エンコーダ取付部材41の取付筒部42の内周面及び環状部43の車外側面に摺接するゴム弾性を有するラジアルリップ71、72とアキシャルリップ73とが加硫接着等によって固着されている。
すなわち、この実施例1においては、検出器取付部材60のうち、内径側筒部63、テーパ筒部65、内径側環状部66、ラジアルリップ71、72及びアキシャルリップ73がシール部材として機能する。
すなわち、この実施例1においては、検出器取付部材60のうち、内径側筒部63、テーパ筒部65、内径側環状部66、ラジアルリップ71、72及びアキシャルリップ73がシール部材として機能する。
図2と図3に示すように、検出器取付部材60の取付部74は、固定部61の車外側端部の一部(図3では上部)から径方向外方へ直角状に曲げられた脚部75と、この脚部75の先端から固定フランジ57の車内側面に向けて水平状に曲げられた締結部76とを有する。
回転速度検出器80は、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域において、検出器取付部材60の締結部76の上面に、ボルト78とナット79によって固定される固定部81と、この固定部81からエンコーダ40に向けて傾斜状に延出され、その延出端部にエンコーダ40の非検出部(着磁面)を検出可能な検出部84を有するノーズ部83とを備えている。
図2と図3に示すように、検出器取付部材60には、その固定部61と環状部62に跨って、回転速度検出器80のノーズ部83との干渉を避けるための切欠孔77が形成されている。
また、外輪部材50には、ノーズ部83との干渉を避けるために車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面59aが形成されている。
この実施例1において、外輪部材50には、その車内側端部の外周面から車内側端面に向けて面取り加工された面取り部59が形成され、この面取り部59の一部(上部)が、ノーズ部83との干渉を避ける傾斜状の切欠面59aとしている。
また、外輪部材50には、ノーズ部83との干渉を避けるために車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面59aが形成されている。
この実施例1において、外輪部材50には、その車内側端部の外周面から車内側端面に向けて面取り加工された面取り部59が形成され、この面取り部59の一部(上部)が、ノーズ部83との干渉を避ける傾斜状の切欠面59aとしている。
この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置は上述したように構成される。
したがって、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域において、回転速度検出器80の固定部81が、検出器取付部材60の取付部74の締結部76の上面に、ボルト78とナット79によって締め付けられて固定される。
また、回転速度検出器80の固定部81から延出されたノーズ部83が、検出器取付部材60の固定部61と環状部62に跨って形成された切欠孔77を介して、外輪部材50の車内側端部の傾斜状の切欠面59aに沿って配置されることによって、切欠面59aが位置決め面として機能する。これによって、ノーズ部83の延出端部の検出部84がエンコーダ40の非検出部(着磁面)と接近して対向する位置(検出可能な位置)に位置決めされて配設される。
したがって、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域において、回転速度検出器80の固定部81が、検出器取付部材60の取付部74の締結部76の上面に、ボルト78とナット79によって締め付けられて固定される。
また、回転速度検出器80の固定部81から延出されたノーズ部83が、検出器取付部材60の固定部61と環状部62に跨って形成された切欠孔77を介して、外輪部材50の車内側端部の傾斜状の切欠面59aに沿って配置されることによって、切欠面59aが位置決め面として機能する。これによって、ノーズ部83の延出端部の検出部84がエンコーダ40の非検出部(着磁面)と接近して対向する位置(検出可能な位置)に位置決めされて配設される。
前記したように、回転速度検出器80を配設することによって、外輪部材の車内側端部から車内側へはみ出して軸線方向に直交する方向に回転速度検出器を取り付けた場合と比べ、外輪部材50の外周面から回転速度検出器80の固定部81までの距離及び外輪部材50の固定フランジ57の車内側面から回転速度検出器80の固定部81までの距離を、小さくすることができる。
この結果、回転速度検出器80との干渉を避けるために車体側部材12に形成される切欠凹部16を径方向及び軸方向に小さくすることができ、これによって車体側部材12の強度低下を抑制することができる。
この結果、回転速度検出器80との干渉を避けるために車体側部材12に形成される切欠凹部16を径方向及び軸方向に小さくすることができ、これによって車体側部材12の強度低下を抑制することができる。
また、この実施例1において、外輪部材50の車内側端部の外周面から車内側端面に向けて面取り加工された面取り部59の一部(上部)が、ノーズ部83との干渉を避ける傾斜状の切欠面59aとしている。このため、外輪部材50の車内側端部の外周面に、専用の切欠面を形成する手間を省くことができる。
また、この実施例1において、検出器取付部材60の内径側筒部63、テーパ筒部65、内径側環状部66、ラジアルリップ71、72及びアキシャルリップ73によってシール部材を構成することができる。このため、検出器取付部材60をは別個にシール部材を製作して組み付ける手間を省くことができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施例1においては、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域に対し、検出器取付部材60を介して回転速度検出器を固定したが、外輪部材50の車内側端部の外周面に座部を形成し、この座部に回転速度検出器80の固定部81をボルト等によって固定することも可能である。
例えば、前記実施例1においては、外輪部材50の車内側端部の外周面と固定フランジ57との間の空間部領域に対し、検出器取付部材60を介して回転速度検出器を固定したが、外輪部材50の車内側端部の外周面に座部を形成し、この座部に回転速度検出器80の固定部81をボルト等によって固定することも可能である。
12 車体側部材
16 切欠凹部
31 内輪部材
35 内輪体
40 エンコーダ
41 エンコーダ取付部材
50 外輪部材
57 固定フランジ
53、54 転動体
59a 傾斜状の切欠面
60 検出器取付部材
80 回転速度検出器
81 固定部
83 ノーズ部
84 検出部
16 切欠凹部
31 内輪部材
35 内輪体
40 エンコーダ
41 エンコーダ取付部材
50 外輪部材
57 固定フランジ
53、54 転動体
59a 傾斜状の切欠面
60 検出器取付部材
80 回転速度検出器
81 固定部
83 ノーズ部
84 検出部
Claims (2)
- 車軸側に組み付けられる内輪部材と、車体側部材に固定される固定フランジを外周面に有する外輪部材と、前記内輪部材と前記外輪部材との間の環状空間に転動可能に配置される転動体とを備え、前記内輪部材の車内側端部の外周部にエンコーダが配設され、前記外輪部材の車内側端部の外周部に回転速度検出器が配設された車輪用転がり軸受装置であって、
前記回転速度検出器は、前記外輪部材の車内側端部の外周面と前記固定フランジとの間の空間部領域に固定される固定部と、この固定部から前記エンコーダに向けて傾斜状に延出され、その延出部に前記エンコーダの被検出部を検出する検出部を有するノーズ部とを備え、
前記外輪部材には、前記ノーズ部との干渉を避けるために車内側端部の外周面から車内側端面に向けて傾斜状の切欠面が形成されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。 - 請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
外輪部材の傾斜状の切欠面は、外輪部材の車内側端部の外周面に面取り加工によって形成された面取り部の一部によって構成されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
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Families Citing this family (1)
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JP2003074575A (ja) | 2001-09-05 | 2003-03-12 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受装置 |
EP1502034A4 (en) * | 2002-05-08 | 2008-09-17 | Timken Co | WHEEL END WITH ROTATION SENSOR |
WO2008152987A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Jtekt Corporation | ハブユニット |
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- 2012-01-17 JP JP2012006830A patent/JP2013148113A/ja active Pending
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- 2013-01-14 US US13/740,937 patent/US20130182985A1/en not_active Abandoned
- 2013-01-16 EP EP13151409.3A patent/EP2618162A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102064281B1 (ko) * | 2018-02-01 | 2020-01-09 | 주식회사 일진글로벌 | 센서 캡 및 이를 포함하는 휠 베어링 |
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