JP2013145380A - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の低減を図りつつ使用者に利便性を享受させることができる表示制御装置及び表示制御方法を提供する。
【解決手段】ナビゲーションユニット13は、複数の画像を表示画面上に区分形成して表示するディスプレイ20と、消費電力がそれぞれ異なるように設定可能な複数の光源から構成され、ディスプレイ20に表示される各画像に輝度を生じさせるバックライト26と、ディスプレイ20に表示される各画像について、表示画面上で必要とされる輝度必要度を判別する制御装置17と、判別された輝度必要度に基づいて、ディスプレイ20に表示された各画像の表示位置に対応する光源の消費電力を制御する表示制御部21とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置及び表示制御方法に関する。
一般に、全地球測位システム(GPS)等を利用して現在位置を測位し、その測位した現在位置を地図情報とともに表示画面上に表示するナビゲーション装置が知られている。近年、こうしたナビゲーション装置を構成する要素は多数にわたっており、ナビゲーション装置の消費電力の増大をもたらしている。その結果、電源バッテリーの寿命が低下するだけではなく、発生熱量の上昇により環境への負荷が高まるといった問題も生じており、ナビゲーション装置における消費電力の低減が大きな課題となっている。
そこで、こうした課題に対処するため、例えば特許文献1に記載されるように、表示画面の表示レベルを自動的に変更することにより、ナビゲーション装置における消費電力を低減させる技術が提案されている。すなわち、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、例えば車両が主要道路である高速道路や有料道路の走行時であって当該走行状態を継続すると判断されるときは、格別にナビゲーションをする必要はないため、表示画面である液晶ディスプレイのバックライトを自動的に一括消灯することにより、消費電力の低減を図っている。
特開平8−54249号公報。
ところで、上記のようなナビゲーション装置では、使用者の意思にかかわらず、ナビゲーションが必要ないと判断されれば、自動的に表示画面のバックライトが一括して消灯される。そのため、その表示画面内において使用者が見たいと思っている情報(例えば、都市高速道路等で進行方向前方にあるランプウェーの分岐情報など)を表示する領域部分があったとしても、そうした領域部分までも一括してバックライトが消灯されてしまい、分岐情報が表示されなくなってしまう。その結果、使用者は、自分が見たいと思う情報(この場合はランプウェーの分岐情報)を見るためには、その情報が表示される領域部分も含めて消灯状態にある表示画面全体のバックライトを一括して点灯させる必要があり、その操作が煩わしかった。したがって、消費電力の低減は図れるものの、操作が煩雑であるという点で利便性の向上が希求されていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力の低減を図りつつ使用者に利便性を享受させることができる表示制御装置及び表示制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の表示制御装置は、複数の画像を表示画面上に区分形成して表示する表示手段と、消費電力がそれぞれ異なるように設定可能な複数の光源から構成され、前記表示手段に表示された各画像に輝度を生じさせる照明手段と、前記表示手段に表示された各画像について、前記表示画面上で必要とされる輝度必要度を判別する判別手段と、前記判別された輝度必要度に基づいて、前記表示手段に表示された各画像の表示位置に対応する前記光源の消費電力を制御する照明制御手段とを備え、前記表示手段に表示される画像は移動体の現在位置を示した地図情報の画像であって、前記判別手段は、前記各画像のうち、前記移動体の現在位置よりも進行方向前方の地図情報の画像に対する輝度必要度を、前記移動体の現在位置よりも進行方向後方の地図情報の画像に対する輝度必要度よりも高いと判別することを要旨とする。
また、本発明の表示制御方法は、複数の画像を表示画面上に区分形成して表示する表示段階と、消費電力がそれぞれ異なるように設定可能な複数の光源から構成され、前記各画像に輝度を生じさせる照明段階と、前記表示画面上に表示された各画像について、前記表示画面上で必要とされる輝度必要度を判別する判別段階と、前記判別された輝度必要度に基づいて、前記表示画面に表示された各画像の表示位置に対応する前記光源の消費電力を抑制する照明制御段階とを有し、前記表示段階に表示される画像は移動体の現在位置を示した地図情報の画像であって、前記判別段階では、前記各画像のうち、前記移動体の現在位置よりも進行方向前方の地図情報の画像に対する輝度必要度を、前記移動体の現在位置よりも進行方向後方の地図情報の画像に対する輝度必要度よりも高いと判別することを要旨とする。
通常、表示画面内に移動体の現在位置を示した地図情報の画像が表示される場合、使用者は、移動体の現在位置よりも進行方向前方の画像を進行方向後方の画像よりも必要とする。そこで、本発明では、移動体の現在位置よりも進行方向前方の地図情報の画像は、その輝度が高くなるように表示される一方、進行方向後方の地図情報の画像は、その輝度が進行方向前方の地図情報の画像の輝度よりも低くなるように表示される。したがって、使用者に対して表示する必要性が高い移動体の現在位置よりも進行方向前方の画像を使用者にとって視認可能な状態で表示画面上に表示させつつ、効果的な消費電力の低減を図ることができる。
本発明によれば、消費電力の低減を図りつつ、使用者に利便性を享受させることができる。
第1実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態における表示制御ルーチンを示すフローチャート。 (a)は第1実施形態における表示画像の通常表示の一例を示す画面図、(b)は第1実施形態における表示画像の省電力表示の一例を示す画面図。 (a)は第2実施形態における表示画像の通常表示の一例を示す画面図、(b)は第2実施形態における表示画像の省電力表示の一例を示す画面図。 (a)は第3実施形態における表示画像の通常表示の一例を示す画面図、(b)は第3実施形態における表示画像の省電力表示の一例を示す画面図。 (a)は第4実施形態における表示画像の通常表示の一例を示す画面図、(b)は第4実施形態における表示画像の省電力表示の一例を示す画面図。
(第1実施形態)
以下、車両に搭載されたナビゲーション装置の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のナビゲーション装置11は、移動体である自車両の位置を検出するための現在位置検出手段としての位置検出装置12と、位置検出装置12からの検出結果に基づいて走行案内を行う表示制御装置としてのナビゲーションユニット13とを備えている。
位置検出装置12は、緯度・経度情報などの自車両の絶対位置に関する情報を図示しない人工衛星から受信するGPS(Global Positioning System )受信部14と、自車両の進行方向を示す方位角情報を検出するジャイロセンサ15と、自車両の走行速度を示す車速情報を検出する車速センサ16等で構成されている。
ナビゲーションユニット13は、ナビゲーション装置11の全体を総括的に制御する制御装置17と、内蔵ハードディスク等の補助記憶装置を有する地図情報記憶部18と、画像を表示する表示装置19と、表示装置19のディスプレイ20の表示態様を制御する表示制御部21とを備えている。
制御装置17の図示しないインタフェースには、位置検出装置12、地図情報記憶部18、表示制御部21及び表示装置19が接続されている。こうした制御装置17は、中央処理装置となるCPU22と、ROMやRAMなどから構築される記憶部23とにより構成されている。記憶部23には、CPU22によって適宜実行される各種処理が予め記憶されると共に、該各種処理の実行中に書き換えられる各種情報(各種フラグなど)が適宜記憶されるようになっている。また、本実施形態の記憶部23には、ナビゲーション装置11の電源がONになった際に表示装置19のディスプレイ20に表示させる初期画面、自車両の目的地を設定するためのメニュー画像、及び目的地までのルートを再検索させるためのメニュー画像などに関する各種画像情報が予め記憶されている。
そして、制御装置17は、GPS受信部14の受信結果に基づいた電波航法により、自車両の緯度・経度等の絶対位置を検出すると共に、ジャイロセンサ15及び車速センサ16からの各種検出信号に基づいた自律航法により、基準位置からの自車両の相対位置を算出するようになっている。そして、制御装置17は、緯度・経度で表される自車両の絶対位置及び相対位置を組み合わせて自車位置を特定し、該自車両位置に関する情報を表示制御部21に出力するようになっている。
また、制御装置17は、表示装置19の後述する操作部27が操作された場合、その操作態様に応じた画像を表示装置19のディスプレイ20に表示させる旨の制御指令を、表示制御部21に出力するようになっている。例えば、自車両の乗員によって自車両の目的地を設定するための操作がなされた場合、制御装置17は、目的地の設定用の画面を表示させる旨を表示制御部21に出力するようになっている。また、目的地が設定された場合、制御装置17は、自車両の自車位置と目的地とを含む地図データ及び経路データを地図情報記憶部18から読み出すと共に、自車両の自車位置から目的地までのルートを検索するようになっている。そして、制御装置17は、検索したルートを表示させる旨を表示制御部21に出力するようになっている。
地図情報記憶部18には、全国の道路網を示した経路データを記憶する経路記憶領域24と、ディスプレイ20に地図画像を表示させるための地図情報としての地図データを記憶する地図記憶領域25とが形成されている。そして、地図情報記憶部18からは、制御装置17から制御指令が入力された場合、該制御指令に応じた経路データ及び地図データが制御装置17に出力されるようになっている。
表示装置19は、液晶パネルを有する表示手段としてのディスプレイ20と、該ディス
プレイ20の輝度を調整するための照明手段としてのバックライト26とを備えている。また、表示装置19には、車両の乗員によって操作される操作部27が設けられており、操作部27からは、該操作部27での乗員の操作態様に応じた制御信号が制御装置17に入力されるようになっている。
なお、本実施形態の表示装置19において、ディスプレイ20は、車両の乗員によって操作可能な所謂タッチパネル式のディスプレイ20である。そのため、このディスプレイ20が乗員によって操作された場合、ディスプレイ20からは、上記操作部27と同様に、該ディスプレイ20での乗員の操作態様に応じた制御信号が制御装置17に入力されるようになっている。
また、バックライト26は、ディスプレイ20の表示画面の画素単位で照明条件を調整できるように複数の光源を備えている。そのため、本実施形態のバックライト26は、ディスプレイ20の表示画面の一部の領域を照明する光の光量を、他の領域を照明する光の光量とは異ならせることが可能である。しかも、バックライト26は、表示画面において照明される光量の多い領域の位置及び形状などを、必要に応じて変更させることも可能である。もちろん、バックライト26は、ディスプレイ20の表示画面全体に一律的な光量の光で照明することも可能である。
表示制御部21は、図示しないCPUと、RAMやROMなどで構築される図示しないメモリとを備えている。このメモリ内には、CPUが実行する各種制御処理が予め記憶されると共に、CPUによる該制御処理の実行中に書き換えられる各種情報及び制御装置17側から入力された各種情報が適宜記憶されるようになっている。こうした表示制御部21は、制御装置17側からの制御指令などに基づいた画像をディスプレイ20の表示画面上に表示させるようになっている。また、本実施形態の表示制御部21は、ディスプレイ20の表示画面に表示される画像の輝度を調整すべく、バックライト26によるディスプレイ20の照明態様を制御するようになっている。したがって、本実施形態では、表示制御部21が、照明制御手段としても機能するようになっている。
次に、本実施形態のナビゲーションユニット13がディスプレイ20での表示制御をおこなうための表示処理ルーチンを、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この表示処理ルーチンは、制御装置17によって実行される輝度必要度判別ルーチン(図2における左側のS11〜S18)と、表示制御部21によって実行される照明制御ルーチン(図2における右側のS21〜S26)とで構成されている。
先ず、輝度必要度判別ルーチンについて説明する。
さて、制御装置17は、図示しないイグニッションスイッチからの出力信号に基づきナビゲーション装置11の電源がONになると、輝度必要度判別ルーチンを開始する。
ステップS11において、制御装置17は、表示装置19のディスプレイ20に通常表示させるための画像情報を表示制御部21に出力する。具体的には、ナビゲーション装置11の電源がONになってからの経過時間が所定時間(例えば、10秒)以下である場合、制御装置17は、その記憶部23から初期画面に関する画像情報を読み出し、該画像情報に対して、ディスプレイ20の表示画面全体の輝度を一律とするための輝度情報(以下、「通常輝度情報」ともいう。)を加えさせる。そして、制御装置17は、通常輝度情報を含んだ画像情報を表示制御部21に出力する。また、上記経過時間が所定時間を超えた場合、制御装置17は、地図情報記憶部18から地図データを読み出し、該地図データに基づいた画像情報を生成する。そして、制御装置17は、生成した画像情報に通常輝度情報を加え、該通常輝度情報を含んだ画像情報を表示制御部21に出力する。この点で、本実施形態では、制御装置17が、地図情報取得手段として機能する。
そして、次のステップS12において、制御装置17は、表示装置19のディスプレイ20又は操作部27が特別な操作がなされたか否かを判定する。「特別な操作」とは、ディスプレイ20の表示画面において一部の表示領域の輝度を他の表示領域とは異ならせるための操作のことを示している。本実施形態では、ディスプレイ20の表示画面に複数の画像を重畳して表示させるような操作、及び表示画面に複数の画像を並列に表示させるような操作などが「特別な操作」に該当する。ステップS12において、特別な操作がなされていない(ステップS12:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を上述したステップS11に移行する。
一方、ステップS12において、特別な操作があった(ステップS12:YES)と判定した場合には、その処理を次のステップS13に移行して、制御装置17は、特別な操作の内容に応じた複数の画像の画像情報を記憶部23及び地図情報記憶部18から取得する。例えば、地図画像を下層に表示させると共に目的地までのルートを再検索させるためのメニュー画像を上層に表示させるような特別な操作がなされた場合、制御装置17は、地図画像を表示させるための地図データを地図情報記憶部18から読み出し、該地図データに基づく画像情報を生成する。続いて、制御装置17は、ルートの再検索用のメニュー画像に関する画像情報を記憶部23から読み出す。
そして、次のステップS14において、制御装置17は、上記ステップS13で取得した各画像情報に基づく各画像の輝度必要度を判別する。例えば、ディスプレイ20の表示画面で複数の画像を重畳表示させる場合、制御装置17は、階層的に重畳表示される各画像のうち、下層側に表示される画像の輝度必要度よりも上層側に表示される画像の輝度必要度のほうが高いと判別する。換言すると、制御装置17は、下層側に表示される地図画像の輝度を上層側に表示されるメニュー画像の輝度よりも低くさせる。この点で、本実施形態では、制御装置17が、判別手段として機能する。また、ステップS14が、判別段階に相当する。
そして、次のステップS15において、制御装置17は、ステップS14で判別された輝度必要度に関する情報(以下、「特別輝度情報」ともいう。)を各画像情報に加えさせ、該特別輝度情報を含んだ画像情報を表示制御部21に出力する。
続いて、ステップS16において、制御装置17は、ディスプレイ20の表示画面に表示される画像を変更させるような画面変更操作がなされたか否かを判定する。「画面変更操作」とは、表示画面に地図画像が表示される場合に、ディスプレイ20がタッチ操作されること、及び表示画面に表示される地図画像を変更させたり、拡大・縮小させたりするための操作部27が操作されることなどを示している。ステップS16において、画面を変更させる操作はない(ステップS16:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を後述するステップS18に移行する。
一方、画面を変更させる操作があった(ステップS16:YES)と判定した場合には、その処理を次のステップS17に移行して、制御装置17は、画面変更信号を表示制御部21に出力する。
そして、次のステップS18において、制御装置17は、ナビゲーション装置11の電源がOFFであるか否かを判定する。ステップS18において、電源がOFFでない(ステップS18:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を上記ステップS12に移行する。このとき、制御装置17は、ステップS16が「NO」であった場合には、特別な操作があったものとし、ステップS12〜S15の各処理を順番に実行する。一方、制御装置17は、後述する省電力表示を終了させて後述する通常表示させる旨を含んだ画面変更信号を出力して、ステップS16が「YES」となった場合には、特別な操作がなかったものとし、ステップS11,S12の各処理を順番に実行する。また、制御装置17は、後述する省電力表示を継続させる旨を含んだ画面変更信号を出力して、ステップS16が「YES」となった場合には、特別な操作があったものとし、ステップS12〜S15の各処理を順番に実行する。
一方、イグニッションスイッチからの終了信号の受信や操作部27からナビゲーションシステムの終了操作を選択する等のナビゲーション装置11の電源をOFFにする操作がなされると(ステップS18:YES)、制御装置17は、輝度必要度判別ルーチンを終了する。
次に、照明制御ルーチンについて説明する。
さて、表示制御部21は、上記輝度必要度判別ルーチンと同様に、図示しないイグニッションスイッチからの出力信号に基づきナビゲーション装置11の電源がONになると、照明制御ルーチンを開始する。
ステップS21において、表示制御部21は、制御装置17からディスプレイ20の表示画面に表示する画像に関する画像情報を入力したか否かを判定する。ステップS21において、画像情報を入力していない(ステップS21:NO)と判定した場合には、表示制御部21は、画像情報が入力されるまでステップS21の判定処理を繰り返し実行する。一方、画像情報が入力された(ステップS21:YES)と判定した場合には、次のステップS22において、表示制御部21は、受信した画像情報に基づいた画像がディスプレイ20の表示画面に表示されるように表示装置19を制御する。
このとき、入力された画像情報に通常輝度情報が含まれる場合、表示制御部21は、ディスプレイ20の表示画面全体の輝度が一律に明るくなるように、バックライト26を構成する各光源を制御する。この場合、ステップS22が、表示段階及び照明段階に相当する。
一方、入力された画像情報に特別輝度情報が含まれる場合、表示制御部21は、ディスプレイ20の表示画面の画面領域毎(本実施形態では、「表示画面に表示される画像毎」と言い換えてもよい。)に輝度が変更されるように、バックライト26を構成する各光源を制御する。一例として、複数の画像を表示画面に重畳表示させる場合、表示制御部21は、下層に表示される画像の輝度を低くすると共に上層に表示される画像の輝度を高くするようにバックライト26を制御する。この場合、ステップS22が、表示段階及び照明制御段階に相当する。
なお、本実施形態では、表示画面全体の輝度が一律に明るくして画像を表示画面に表示させる表示のことを「通常表示」というと共に、表示画面の画面領域毎に輝度を異ならせる表示のことを「省電力表示」というものとする。
続いて、ステップS23において、表示制御部21は、制御装置17から画面変更信号を入力したか否かを判定する。ステップS23において、画面変更信号を入力していない(ステップS23:NO)と判定した場合には、表示制御部21は、その処理を後述するステップS26に移行する。一方、画面変更信号を入力した(ステップS23:YES)と判定した場合には、次のステップS24に移行して、表示制御部21は、ディスプレイ20の表示画面で省電力表示を行なっている否かを判定する。ステップS24において、ディスプレイ20の表示画面で通常表示を行なっている(ステップS24:NO)と判定する場合には、表示制御部21は、その処理を後述するステップS26に移行する。
一方、ディスプレイ20の表示画面で省電力表示を行なっている(ステップS24:YES)と判定した場合には、その処理を次のステップS25に移行して、表示制御部21は、表示画面での表示を通常表示に切り替える。具体的には、表示制御部21は、表示画面全体の輝度が一律に明るくなるように、バックライト26を構成する各光源を制御する。
そして、ステップS26において、表示制御部21は、ナビゲーションユニット13の電源がOFFであるか否かを判定する。ステップS26において、電源がOFFでない(ステップS26:NO)と判定した場合には、表示制御部21は、その処理を上記ステップS21に移行する。一方、イグニッションスイッチからの終了信号の受信や操作部27からナビゲーションシステムの終了操作を選択する等のナビゲーション装置11の電源をOFFにする操作がなされると(ステップS26:YES)、表示制御部21は、照明制御ルーチンを終了する。
そこで次に、本実施形態のナビゲーション装置の作用について、特にディスプレイ20の表示画面に表示する画像の輝度必要度の判別及びディスプレイ20の消費電力の制御に着目して説明する。なお、説明の前提として、ディスプレイ20の表示画面には、予め、自車両の現在位置を示す地図画像が表示され、その後、車両の乗員によって、目的地までのルートを再検索させるためのメニュー画像が表示されるものとする。
さて、自車両のイグニッションスイッチがオンになってナビゲーション装置11の電源がONになると、ディスプレイ20の表示画面には、自車両の現在位置周辺を示す地図画像が表示されると共に、地図画像上での自車両の現在位置に該自車両を表すサムネイル画像が表示される。このとき、上記特別な操作は、自車両の乗員によってなされていないため、ディスプレイ20の表示画面には、自車両のサムネイル画像を含んだ地図画像が通常表示される。この状態で自車両が移動すると、該自車両の移動に連動して、ディスプレイ20の表示画面に表示される地図画像が徐々に変化する。このように表示画面に表示される地図画像が変化する場合であっても、特別な操作がなされない限り、ディスプレイ20での通常表示が継続される。
そして、再検索用のメニュー画像を地図画像の上に重ねて表示させるための特別な操作を自車両の乗員が操作部27で行なうと、再検索用のメニュー画像と地図画像の輝度必要度が判別される。この場合では、再検索用のメニュー画像の輝度必要度は、該メニュー画像が地図画像よりも上層に表示されるため、該地図画像の輝度必要度よりも高いと判別される。そして、制御装置17側からは、特別輝度情報を含んだ画像情報(この場合、再検索用のメニュー画像と地図画像に関する画像情報)が表示制御部21側に出力される。
すると、ディスプレイ20の表示画面には、下層側となる地図画像が表示される。このとき、車両の乗員は、自車両の現在位置や該現在位置の周辺の情報などの重要度よりも、目的地のルートを再検索することの重要度のほうが高い。そのため、バックライト26によって、表示画面上において地図画像が表示される領域(この時点では、表示画面全体)の輝度が、通常の場合と比較して低くなる。
そして次に、ディスプレイ20の表示画面の中央部分には、上層側となる検索用のメニュー画像が、地図画像に重畳して表示される。上述したように、検索用のメニュー画像の輝度必要度は、地図画像の輝度必要度よりも高い。そのため、バックライト26は、ディスプレイ20の表示画面においてメニュー画像が表示される領域の輝度を、他の領域の輝度よりも高くする。具体的には、バックライト26の各光源のうち、メニュー画像が表示される領域を照明する光源からの光量が、他の領域を照明する光源からの光量よりも多くする。すると、図3(b)に示すように、下層側の地図画像が暗く表示される一方、上層
側の再検索用のメニュー画像が明るく表示される。
ここで、図3(a)に示すように、地図画像の表示される領域の輝度を、メニュー画像が表示される領域の輝度と同程度にした場合、ディスプレイ20での消費電力を低減させることはできない。この点、本実施形態では、地図画像が表示される部分の輝度を、メニュー画像が表示される領域の輝度よりも低くすることにより、図3(a)の場合とは異なり、ディスプレイ20で消費電力を低下させることが可能となる。しかも、消費電力の低下を目的としてバックライト26の各光源を全て消灯させる場合とは異なり、自車両の乗員にとって現時点で最も重要な情報(画像)は、表示画面上に表示されることになる。
そして、図3(b)に示す表示画面で自車両の乗員がタッチ操作して、ルートを再検索させるための操作が完了すると、表示画面からは、再検索用の表示画像が消去される。続いて、ディスプレイ20側では、省電力表示から通常表示に切り替えられる。すなわち、ディスプレイ20の表示画面では、自車両の現在位置を示すサムネイル画像及びルートを示す線を含む地図画像が通常表示される。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のナビゲーションユニット13では、ディスプレイ20に表示される複数の画像の画像情報に基づき、制御装置17は、各画像がディスプレイ20の画面上で必要とする輝度必要度を判別する。そして、表示制御部21により、判別した輝度必要度に相対的に対応するように輝度必要度が高い画像を明るく表示する一方、輝度必要度が低い画像を暗く表示するように各画像に対応するバックライト26の消費電力を制御している。このため、輝度を異ならせた画像同士を同一表示画面上で同時に表示することができるようになるので、煩わしい操作を不要にでき、消費電力の低減を図りつつ使用者に利便性を享受させることができる。
(2)本実施形態のナビゲーションユニット13では、画像の輝度必要度が高い画像は、現時点で重要度が高いと判断され、明るく表示される。一方、輝度必要度が低い画像は、現時点では重要度が低いと判断され、暗く表示される。そのため、ディスプレイ20の表示画面上において重要度の低いと思われる画像が暗く表示されることになるため、使用者にとって必要とされる重要度の高い画像を、自車両の乗員に対して強調することができる。
(3)本実施形態のナビゲーションユニット13では、ディスプレイ20に複数の画像が階層的に重畳表示される場合、重畳表示される画像毎に輝度必要度が判別される。そして、各画像の輝度必要度に基づき、上層側の画像が明るく表示されると共に、下層側の画像が暗く表示される。したがって、自車両の乗員に対して表示する必要性が高い上層の画像を、自車両の乗員に容易に視認させることができるように表示させつつ、効果的な消費電力の低減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、ナビゲーション装置の第2実施形態を図4に基づいて説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態と対比すると、ナビゲーションユニット13による輝度必要度判別ルーチンにおいて、輝度必要度の判別方法が異なっている。また、その他は第1実施形態とほぼ同一の構成である。そのため、以下では上記第1実施形態と相違するところについて主に説明することにし、同一の構成については同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
本実施形態のナビゲーション装置11にて実行される表示処理ルーチンのうち、第1実施形態と一部が相違する輝度判別ルーチンについて、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、ステップS12において、制御装置17は、ディスプレイ20側では省電力表示をさせるための特別な操作がなされたか否かを判定する。ステップS12において、特別な操作がなされていない(ステップS12:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を上述したステップS11に移行する。
一方、ステップS12において、特別な操作があった(ステップS12:YES)と判定した場合には、その処理を次のステップS13に移行して、制御装置17は、地図情報記憶部18から読み出した地図データに基づき画像情報を生成する。例えば、目的地までの自車両の走行するルートが設定された状態において、交差点などの分岐点に自車両が接近した場合、制御装置17は、現時点で設定されている拡大倍率の地図画像を表示させるための画像情報(以下、「通常地図情報」ともいう。)と、分岐点近傍を拡大した地図画像を表示させるための画像情報(以下、「詳細地図情報」ともいう。)とを生成する。なお、詳細地図情報に基づく地図画像は、分岐点近傍の情報を詳細に表示させるための画像である。
そして、次のステップS14において、制御装置17は、上記ステップS13で取得した画像情報に基づいて、各画像の輝度必要度を判別する。例えば、ディスプレイ20の表示画面で複数の画面を並列に表示させる場合、制御装置17は、並列に表示される各画像のうち、現時点で設定されている拡大倍率の地図画像の輝度必要度よりも詳細な情報を含んだ地図画像の輝度必要度のほうが高いと判別する。換言すると、制御装置17は、現時点で設定されている拡大倍率の地図画像の輝度を詳細な情報を含んだ地図画像の輝度よりも低くさせる。
続いて、次のステップS15において、制御装置17は、ステップS14で判別された輝度必要度に基づいた特別輝度情報を各画像情報に加えさせ、該特別輝度情報を含んだ画像情報を表示制御部21に出力する。
次に、以上のように構成された第2実施形態のナビゲーション装置の作用について、特にディスプレイ20の表示画面に表示する画像の輝度必要度の判別及びディスプレイ20の消費電力の制御に着目して図4に基づいて説明する。なお、説明の前提として、目的地までのルートが設定されており、ディスプレイ20の表示画面には、その設定されたルートを表す表示を含んだ地図画像が表示されているものとする。
さて、自車両が、設定されたルートに従って目的地に向けて走行する際には、ディスプレイ20の表示画面では、自車両の移動に応じて、表示される地図画像が変化する。このとき、自車両の乗員によって特別な操作がなされていたとしても、ディスプレイ20の表示画面では、地図画像が通常表示される。そして、設定されたルートに従って、自車両に右折又は左折を促す交差点に自車両が接近すると、制御装置17では、現時点で設定されている拡大倍率の地図画像に関する通常地図情報だけではなく、交差点周辺の詳細な情報を含んだ地図画像に関する詳細地図情報が生成される。そして、特別輝度情報を含んだ通常地図情報及び詳細地図情報が、表示制御部21に出力される。
すると、図4(b)に示すように、ディスプレイ20の表示画面の左側には、通常地図情報に基づいた地図画像が表示されると共に、表示画面の右側には、詳細地図情報に基づいた地図情報が表示される。このとき、通常地図情報に基づいた地図画像の重要度は、詳細地図情報に基づいた地図情報の重要度よりも低い。そのため、バックライト26は、表示画面において通常地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と比較して低くする。一方、バックライト26は、表示画面において詳細地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と同等とする。すなわち、通常地図
情報に基づいた地図画像は明るく表示されると共に、詳細地図情報に基づいた地図画像は暗く表示される。
ここで、図4(a)に示すように、通常地図情報に基づいた地図画像の表示される領域の輝度を、詳細地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度と同程度にした場合、ディスプレイ20での消費電力を低減させることはできない。この点、本実施形態では、通常地図情報に基づいた地図画像が表示される部分の輝度を、詳細地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度よりも低くすることにより、図4(a)の場合とは異なり、ディスプレイ20で消費電力を低下させることが可能となる。しかも、消費電力の低下を目的としてバックライト26の各光源を全て消灯させる場合とは異なり、車両の乗員にとって現時点で最も重要な情報(画像)は、表示画面上に表示されることになる。
そして、自車両の右折が完了すると、詳細地図情報に基づいた地図画像がディスプレイ20の表示画面上から消去される。そして、表示画面全体には、通常地図情報に基づいた地図画像が通常表示される。
上記第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果(1)及び(2)に加えて以下の効果を得ることができる。
(4)本実施形態のナビゲーションユニット13によれば、ディスプレイ20に複数の地図画像が並列に表示される場合、各地図画像の輝度必要度は、それらに含まれる情報の詳細度に応じて判別される。そして、ディスプレイ20の表示画面では、判別された各地図画像のうち、詳細地図情報に基づいた地図画像が明るく表示されると共に、通常地図情報に基づいた地図画像が暗く表示される。したがって、自車両の乗員に対して表示する必要性が高い地図画像を、自車両の乗員に容易に視認させることができるように表示画面上に表示しつつ、効果的な消費電力の低減を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、ナビゲーション装置の第3実施形態を図5に基づいて説明する。なお、第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態と対比すると、ナビゲーションユニット13による輝度必要度判別ルーチンにおいて、輝度必要度の判別方法が異なっている。また、その他は第1及び第2の各実施形態とほぼ同一の構成である。そのため、以下では上記第1及び第2の各実
施形態と相違するところについて主に説明することにし、同一の構成については同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
本実施形態のナビゲーション装置11にて実行される表示処理ルーチンのうち、第1及び第2の各実施形態と一部が相違する輝度判別ルーチンについて、第1及び第2の各実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、第1及び第2の各実施形態の場合と同様に、ナビゲーションユニット13は図示しないイグニッションスイッチからの出力信号に基づきナビゲーション装置11の電源がONになると、制御装置17が輝度必要度判別ルーチンを開始する。
ステップS12において、制御装置17は、ディスプレイ20側では省電力表示をさせるための特別な操作がなされたか否かを判定する。本実施形態における特別な操作とは、目的地へのルートが設定されていない状態でも、省電力表示をディスプレイ20に行なわせるために、表示装置19の操作部27が行なわれる操作のことである。ステップS12において、特別な操作がなされていない(ステップS12:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を上述したステップS11に移行する。
一方、ステップS12において、特別な操作があった(ステップS12:YES)と判
定した場合には、その処理を次のステップS13に移行して、制御装置17は、地図情報記憶部18から読み出した地図データに基づき画像情報を生成する。具体的には、制御装置17は、自車両の現在位置周辺の地図データを複数読み出し、自車両の現在位置と該現在位置よりも進行方向前方の領域の地図画像を表示させるための画像情報(以下、「前方地図情報」という。)を生成する。また、制御装置17は、自車両の現在位置よりも進行方向後方の領域の地図画像を表示させるための画像情報(以下、「後方地図情報」という。)を生成する。
そして、次のステップS14において、制御装置17は、上記ステップS13で取得した画像情報に基づいて、各画像の輝度必要度を判別する。例えば、ディスプレイ20の表示画面に、自車両を示すサムネイル画像を含んだ地図画像を表示させる場合、制御装置17は、自車両の現在位置よりも進行方向後方の地図画像の輝度必要度よりも自車両の現在位置と該現在位置よりも進行方向前方の領域の地図画像の輝度必要度のほうが高いと判別する。換言すると、制御装置17は、自車両の現在位置よりも進行方向後方の地図画像の輝度を自車両の現在位置と該現在位置よりも進行方向前方の領域の地図画像の輝度よりも低くさせる。
続いて、次のステップS15において、制御装置17は、ステップS14で判別された輝度必要度に基づいた特別輝度情報を各画像情報に加えさせ、該特別輝度情報を含んだ画像情報を表示制御部21に出力する。
次に、以上のように構成された第3実施形態のナビゲーション装置の作用について、特にディスプレイ20の表示画面に表示する画像の輝度必要度の判別及びディスプレイ20の消費電力の制御に着目して図5に基づいて説明する。なお、説明の前提として、自車両の目的地までのルートが設定されていないものとする。
さて、自車両の目的地までのルートが設定されていない状態で該自車両が走行する場合、ディスプレイ20の表示画面には、図5(a)に示すように、自車両を示すサムネイル画像を含んだ地図画像が表示される。この状態で、自車両の乗員によって特別な操作がなされると、ディスプレイ20では省電力表示が実行される。
ここで、目的地及び該目的地までのルートが未設定である場合、自車両の進行方向前方の情報は、自車両の進行方向後方の情報よりも自車両の乗員に必要とされることが多い。そこで、本実施形態の制御装置17側では、前方地図情報に対応する地図画像の輝度必要度は、後方地図情報に対応する地図画像の輝度必要度よりも高いと判別される。そのため、バックライト26は、表示画面において後方地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と比較して低くする。一方、バックライト26は、表示画面において前方地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と同等とする。すなわち、ディスプレイ20の表示画面では、図5(b)に示すように、前方地図情報に基づいた地図画像は明るく表示されると共に、後方地図情報に基づいた地図画像は暗く表示される。
つまり、本実施形態では、表示画面に表示される地図画像において、重要度の低い領域、即ち自車両の現在位置よりも進行方向後方の領域は、該領域とは異なる他の領域、即ち自車両の現在位置及び該現在位置よりも進行方向前方の領域よりも暗く表示される。そのため、図5(a)の場合に比較して、ディスプレイ20で消費電力を低下させることが可能となる。しかも、消費電力の低下を目的としてバックライト26の各光源を全て消灯させる場合とは異なり、車両の乗員にとって現時点で最も重要な情報(画像)は、表示画面上に表示されることになる。
本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態に記載の効果(1)(2)に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)本実施形態のナビゲーションユニット13によれば、ディスプレイ20に自車両の現在位置を示した地図画像が表示される場合、該地図画像の各領域は、自車両の現在位置との進行方向における位置に基づき輝度必要度が判別される。そして、ディスプレイ20の表示画面では、自車両の現在位置及び該現在位置よりも進行方向前方の領域が明るく表示されると共に、自車両の現在位置よりも進行方向後方の領域が暗く表示される。したがって、使用者に対して表示する必要性が高い進行方向前方領域の地図画像を、自車両の乗員に容易に視認させることができるように表示画面上に表示しつつ、効果的な消費電力の低減を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、ナビゲーション装置の第4実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第4実施形態は、第1〜第3の各実施形態と対比すると、ナビゲーションユニット13による輝度必要度判別ルーチンにおいて、輝度必要度の判別方法が異なっている。また、その他は第1〜第3の各実施形態とほぼ同一の構成である。そのため、以下では上記第1〜第3の各実施形態と相違するところについて主に説明することにし、同一の構成については同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
本実施形態のナビゲーション装置11にて実行される表示処理ルーチンのうち、第1及び第2の各実施形態と一部が相違する輝度判別ルーチンについて、第1及び第2の各実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、第1〜第3の各実施形態の場合と同様に、ナビゲーションユニット13は図示しないイグニッションスイッチからの出力信号に基づきナビゲーション装置11の電源がONになると、制御装置17が輝度必要度判別ルーチンを開始する。
ステップS12において、制御装置17は、ディスプレイ20側では省電力表示をさせるための特別な操作がなされたか否かを判定する。本実施形態における特別な操作とは、目的地へのルートが設定された状態で、省電力表示をディスプレイ20に行なわせるために、表示装置19の操作部27が行なわれる操作のことである。ステップS12において、特別な操作がなされていない(ステップS12:NO)と判定した場合には、制御装置17は、その処理を上述したステップS11に移行する。
一方、ステップS12において、特別な操作があった(ステップS12:YES)と判定した場合には、その処理を次のステップS13に移行して、制御装置17は、地図情報記憶部18から読み出した地図データに基づき画像情報を生成する。具体的には、制御装置17は、自車両の現在位置周辺の地図データを複数読み出し、目的地へのルート(移動経路)に沿った一定範囲内を示す地図画像を表示させるための画像情報(以下、「ルート情報」という。)を生成する。また、制御装置17は、上記一定範囲外を示す地図画像(この場合、表示画面において上記一定範囲の右側の地図画像、及び上記一定範囲の左側の地図画像)を表示させるための各画像情報(以下、「周辺地図情報」という。)を生成する。
そして、次のステップS14において、制御装置17は、上記ステップS13で取得した画像情報に基づいて、各画像の輝度必要度を判別する。例えば、ディスプレイ20の表示画面に、自車両の目的地までのルートを含む地図画像を表示させる場合、制御装置17は、ルート情報に基づいた地図画像の輝度必要度を、周辺地図情報に基づいた地図画像の輝度必要度よりも高いと判別する。換言すると、制御装置17は、ルートに沿った一定範囲内を示す地図画像の輝度よりも該一定範囲外の地図画像の輝度を低くさせる。
続いて、次のステップS15において、制御装置17は、ステップS14で判別された輝度必要度を含む画像情報を表示制御部21に出力させる。
次に、以上のように構成された第3実施形態のナビゲーション装置の作用について、特にディスプレイ20の表示画面に表示する画像の輝度必要度の判別及びディスプレイ20の消費電力の制御に着目して図6に基づいて説明する。なお、説明の前提として、自車両の目的地までのルートが設定されているものとする。
さて、自車両の目的地までのルートが設定されている状態で該自車両が走行する場合、ディスプレイ20の表示画面には、図6(a)に示すように、自車両を示すサムネイル画像及びルートを示す線を含んだ地図画像が表示される。この状態で、自車両の乗員によって特別な操作がなされると、ディスプレイ20では省電力表示が実行される。
ここで、目的地及び該目的地までのルートが設定済みである場合、ルート近傍の情報は、それ以外の情報よりも自車両の乗員に必要とされることが多い。そこで、本実施形態の制御装置17側では、ルート情報に対応する地図画像の輝度必要度は、周辺地図情報に対応する地図画像の輝度必要度よりも高いと判別される。そのため、バックライト26は、周辺地図情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と比較して低くする。一方、バックライト26は、表示画面においてルート情報に基づいた地図画像が表示される領域の輝度を、通常の場合と同等とする。すなわち、ディスプレイ20の表示画面では、図6(b)に示すように、ルート情報に基づいた地図画像は明るく表示されると共に、周辺地図情報に基づいた地図画像は暗く表示される。
つまり、本実施形態では、表示画面に表示される地図画像において、重要度の低い領域、即ちルートに沿った一定範囲外の領域は、該ルートに沿った一定範囲内の領域よりも暗く表示される。そのため、図6(a)の場合に比較して、ディスプレイ20で消費電力を低下させることが可能となる。しかも、消費電力の低下を目的としてバックライト26の各光源を全て消灯させる場合とは異なり、車両の乗員にとって現時点で最も重要な情報(画像)は、表示画面上に表示されることになる。
上記第4実施形態によれば、第1〜第3の各実施形態に記載の効果(1)(2)に加えて以下の効果を得ることができる。
(6)本実施形態のナビゲーションユニット13によれば、ディスプレイ20に自車両の目的地までのルートを示した地図画像が表示される場合、該地図画像の各領域は、ルートに沿った一定範囲内又は一定範囲外によって輝度必要度が判別される。そして、ディスプレイ20の表示画面では、ルートに沿った一定範囲内の領域が明るく表示されると共に、該一定範囲外の領域が暗く表示される。したがって、使用者に対して表示する必要性が高い上記一定範囲内の地図画像を、自車両の乗員に容易に視認させることができるように表示画面上に表示しつつ、効果的な消費電力の低減を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記第1実施形態において、3つ以上の画像が階層的に重畳表示される場合、最上層の画像を明るく表示すると共に、最上層以外の他の層の画像を暗く表示してもよい。また、層毎に画像の明るさを変更させてもよい。
・ 上記第2実施形態において、複数の地図画像が並列に表示される場合には、各地図画像の現時点での重要度に応じて、各地図画像の輝度を設定してもよい。例えば、高速道路などの有料道路を走行する場合、ディスプレイ20の表示画面には、有料道路に沿った周辺の地図画像と、有料道路の料金所やサービルエリアなどを示す画像とが並列に表示される。このとき、有料道路の料金所やサービルエリアなどを示す画像を明るく表示すると共に、有料道路に沿った周辺の地図画像を暗く表示してもよい。
また、高速道路などの有料道路を走行する場合、ディスプレイ20の表示画面には、有料道路に沿った周辺の地図画像と、有料道路の分岐を詳細に示す画像とが並列に表示される。このとき、有料道路の分岐を詳細に示す画像を明るく表示すると共に、有料道路に沿った周辺の地図画像を暗く表示してもよい。
・ 上記第4実施形態において、ルートに沿った一体範囲内の画像のうち、自車両の現在位置よりも進行方向後方の領域を、一体範囲外の画像と同様に、暗く表示してもよい。この場合、更なる省電力化に貢献できる。
・ 上記第4実施形態において、目的地までのルートが設定される場合であっても、地図画像において自車両の進行方向前方の領域を明るく表示させると共に、自車両の進行方向後方の領域を暗く表示させてもよい。
・ 上記各実施形態において、画像を省電力表示する場合には、画像の画面上での色を決定する色パレットを、輝度が高く表示される画像と輝度が低く表示されるとで異ならせてもよい。
・ 上記各実施形態において、表示装置19は、有機エレクトロルミネッサンスパネル(「有機ELパネル」ともいう。)を有するディスプレイ20を備えた構成であってもよい。有機ELパネルは、表示手段と照明手段とが一体となった構成である。このように構成しても、上記各実施形態と同等の効果を得ることができる。
・ 上記各実施形態では、本発明の表示制御装置を車両に搭載されるナビゲーション装置11に適用して説明した。しかし、本発明は車両に搭載されたナビゲーション装置に適用が限定されるわけではなく、画像を表示する画面を有する表示装置、例えばテレビ、パソコンのディスプレイ、携帯電話等、に具体化してもよい。
11…ナビゲーション装置、12…現在位置検出手段としての位置検出装置、13…表示制御装置としてのナビゲーションユニット、17…制御装置、18…地図情報記憶部、19…表示装置、20…表示手段としてのディスプレイ、23…記憶部、21…照明制御手段としての表示制御部、26…照明手段としてのバックライト、27…操作部。

Claims (4)

  1. 複数の画像を表示画面上に区分形成して表示する表示手段と、
    消費電力がそれぞれ異なるように設定可能な複数の光源から構成され、前記表示手段に表示された各画像に輝度を生じさせる照明手段と、
    前記表示手段に表示された各画像について、前記表示画面上で必要とされる輝度必要度を判別する判別手段と、
    前記判別された輝度必要度に基づいて、前記表示手段に表示された各画像の表示位置に対応する前記光源の消費電力を制御する照明制御手段とを備え、
    前記表示手段に表示される画像は移動体の現在位置を示した地図情報の画像であって、
    前記判別手段は、前記各画像のうち、前記移動体の現在位置よりも進行方向前方の地図情報の画像に対する輝度必要度を、前記移動体の現在位置よりも進行方向後方の地図情報の画像に対する輝度必要度よりも高いと判別する
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 移動体の現在位置と該現在位置よりも進行方向前方の領域の地図情報を表示させるための前方地図情報、及び移動体の現在位置よりも進行方向後方の領域の地図情報を表示させるための後方地図情報を生成する地図情報生成手段を備え、
    前記地図情報生成手段は、前記判別手段で判別した輝度必要度に基づいた特別輝度情報を前記前方地図情報及び前記後方地図情報に付与することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記照明制御手段は、前記特別輝度情報に基づいて前記前方地図情報の画像よりも前記後方地図情報の画像の方が低い輝度となるように前記光源の消費電力を制御することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 複数の画像を表示画面上に区分形成して表示する表示段階と、
    消費電力がそれぞれ異なるように設定可能な複数の光源から構成され、前記各画像に輝度を生じさせる照明段階と、
    前記表示画面上に表示された各画像について、前記表示画面上で必要とされる輝度必要度を判別する判別段階と、
    前記判別された輝度必要度に基づいて、前記表示画面に表示された各画像の表示位置に対応する前記光源の消費電力を抑制する照明制御段階とを有し、
    前記表示段階に表示される画像は移動体の現在位置を示した地図情報の画像であって、
    前記判別段階では、前記各画像のうち、前記移動体の現在位置よりも進行方向前方の地図情報の画像に対する輝度必要度を、前記移動体の現在位置よりも進行方向後方の地図情報の画像に対する輝度必要度よりも高いと判別する
    ことを特徴とする表示制御方法。
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