JP2018176781A - 表示制御装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用の透過型表示装置において、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現する。【解決手段】表示制御装置30は、車両1用の透過型表示装置20を制御する表示制御装置30であって、車両1に設けられた前照灯14の点灯状態を判定する点灯状態判定部31と、透過型表示装置20における複数の表示形態A〜Cのうち、点灯状態判定部31による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する表示形態選択部32と、表示形態選択部32により選択された表示形態にて透過型表示装置20に画像を表示させる表示制御部33とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、表示制御装置及びプログラムに関する。
従来、車両用の透過型表示装置が開発されている。例えば、車両のウインドシールド又は当該ウインドシールドと対向配置されたコンバイナなどに画像を投影することにより当該画像を表示する、いわゆる「ヘッドアップディスプレイ(Head−Up Display,HUD)」が実用化され、高級車を中心に普及しつつある。特許文献1には、HUDを用いた車載用ディスプレイ装置が開示されている。また、ウインドシールド又はコンバイナなどと一体に構成された透明液晶ディスプレイ又は透明有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの開発も進められている。これらの透過型表示装置は、例えば、ナビゲーション装置による案内中の走行経路に関する情報を示す画像、又は車速等の車両に関する情報を示す画像などを表示するものである。
以下、ウインドシールド又はコンバイナなどにおける、透過型表示装置による画像表示の対象となる領域を「表示領域」という。透過型表示装置の表示領域は、通常、運転席に対する前方に配置されており、運転者の視界内に入るように配置されている。
運転者は、車両に対する前方の風景(以下「前方風景」という。)をウインドシールド越しに視認するとともに、表示領域に表示された画像を視認する。運転者は、前方風景を視認することにより、運転に必要な種々の情報(例えば、路面の状態、障害物の有無、道路標識の内容、信号機の点灯状態、又は自車両と前走車両との車間距離など)を取得する。また、運転者は、表示領域に表示された画像を視認することにより、運転を支援する種々の情報(例えば、ナビゲーション装置による案内中の走行経路に関する情報、又は車速等の車両に関する情報など)を取得する。
ここで、表示領域に表示された画像は、運転者により、ウインドシールドよりも前方の位置に結像した虚像として知覚されるようになっている。虚像の位置は、例えば運転席に対する前方約1〜2メートルの位置に設定されており、虚像のサイズは、例えば横200ミリメートル×縦50ミリメートル程度のサイズに設定されている。通常、車両を運転しているとき、運転者は車両に対する前方約5〜30メートルの地点を注視している。よって、虚像の位置をウインドシールドよりも前方に設定することにより、当該画像の示す情報を確認するために必要な視線移動量を低減することができる。
夜間の走行時において、運転者の視界は前照灯により確保される。しかしながら、前照灯により確保される視界は昼間における視界よりも狭く、また夜間は昼間よりも車外環境における照度が低い。このため、運転者が前方風景を視認することにより得られる情報量が制限される。運転者は、このような制限下で可能な限り多くの情報を取得するために、前方風景に意識を集中した状態にて運転を継続することが求められる。さらに、前照灯がロービームである場合、又は降雨により路面反射率が低下している場合などは、前方風景を視認することにより得られる情報量が更に少なくなる。このため、運転者は、前方風景に意識を更に集中した状態にて運転を継続することが求められる。
前方風景に意識を集中した状態においては、運転者の情報認識能力及び情報処理能力に余裕がないため、透過型表示装置により多量の情報を含む画像が表示された場合、運転者がこれらの情報を認識及び処理することができない可能性がある。また、表示される情報量の多さに運転者が煩わしさを覚えて、心理的負担が生ずる可能性もある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、車両用の透過型表示装置において、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することを目的とする。
本発明の表示制御装置は、車両用の透過型表示装置を制御する表示制御装置であって、車両に設けられた前照灯の点灯状態を判定する点灯状態判定部と、透過型表示装置における複数の表示形態のうち、点灯状態判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する表示形態選択部と、表示形態選択部により選択された表示形態にて透過型表示装置に画像を表示させる表示制御部とを備えるものである。
本発明によれば、上記のように構成したので、車両用の透過型表示装置において、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第1表示形態の具体例を示す説明図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第2表示形態の具体例を示す説明図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第3表示形態の具体例を示す説明図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1〜図5を参照して、実施の形態1の表示制御装置30と、この表示制御装置30を含む運転支援システム100とについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第1表示形態の具体例を示す説明図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第2表示形態の具体例を示す説明図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る透過型表示装置における第3表示形態の具体例を示す説明図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1〜図5を参照して、実施の形態1の表示制御装置30と、この表示制御装置30を含む運転支援システム100とについて説明する。
図1に示す如く、車両1はナビゲーション装置2、GPS(Global Positioning System)受信機3、ジャイロセンサ4、記憶装置5、表示装置6、操作入力装置7、音声出力装置8及び無線通信装置9を有している。無線通信装置9は、インターネットなどのコンピュータネットワークを介して、車両1の外部に設けられたサーバ装置10と通信自在である。
ナビゲーション装置2は、例えば、車両1のダッシュボードに搭載された専用の車載情報端末により構成されている。記憶装置5は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置により構成されており、当該車載情報端末に内蔵されたものであっても良い。表示装置6は、例えば、当該車載情報端末に設けられた液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイにより構成されている。操作入力装置7は、例えば、表示装置6と一体型のタッチパネル、又は表示装置6に隣接して当該車載情報端末に設けられたハードウェアキーにより構成されている。音声出力装置8は、例えば、当該車載情報端末に設けられたスピーカ、又は車両1に搭載された複数のスピーカにより構成されている。無線通信装置9は、例えば、車両1に搭載された専用の送信機及び受信機、又は車両1に持ち込まれたスマートフォンなどの携帯情報端末により構成されている。
ナビゲーション装置2は、GPS受信機3が受信したGPS信号及びジャイロセンサ4の出力信号などを用いて、車両1の現在位置を算出するものである。ナビゲーション装置2は、操作入力装置7に入力された操作に応じて、記憶装置5に記憶された地図情報を用いて、車両1の目的地を設定するものである。
ナビゲーション装置2は、無線通信装置9を用いてサーバ装置10と通信することにより、サーバ装置10に記憶された道路交通情報を取得するものである。または、ナビゲーション装置2は、VICS((登録商標)Vehicle Information and Communication System)により配信された道路交通情報、又はITS(Intelligent Transport Systems)スポットにて配信された道路交通情報を取得するものである。これらの道路交通情報は、例えば、渋滞に関する情報及び交通規制に関する情報などを含むものである。
ナビゲーション装置2は、地図情報及び道路交通情報を用いて、車両1の現在位置から目的地までの走行経路を探索するものである。ナビゲーション装置2は、探索結果に含まれる1個以上の走行経路のうちから選択された1個の走行経路を案内対象に設定するものである。
ナビゲーション装置2は、案内対象に設定された走行経路を案内する画像を生成して、表示装置6に適宜表示させるものである。ナビゲーション装置2は、案内対象に設定された走行経路を案内する音声を生成して、音声出力装置8に適宜出力させるものである。これにより、当該走行経路の案内が実現される。
なお、サーバ装置10には、道路交通情報に加えて気象情報が記憶されている。気象情報は、例えば、各地域の天気を示す情報を含むものである。ナビゲーション装置2は、無線通信装置9を用いてサーバ装置10と通信することにより、目的地を含む地域の天気を示す情報を取得するものである。
また、車両1は車輪速センサ11及び温度センサ12,13を有している。車輪速センサ11は、車両1の車輪の回転速度を検出して、当該回転速度に応じたパルス状の信号、いわゆる「車速パルス」を出力するものである。温度センサ12は、車室内の気温を検出して、当該気温を示す信号を出力するものである。温度センサ13は、車外の気温を検出して、当該気温を示す信号を出力するものである。
また、車両1は透過型表示装置20を有している。透過型表示装置20は、例えば、ヘッドアップディスプレイ(以下「HUD」という。)21により構成されている。HUD21は、車両1のウインドシールド又は当該ウインドシールドと対向配置されたコンバイナなどに画像を投影することにより、当該画像を表示するものである。以下、ウインドシールド又はコンバイナなどにおける、透過型表示装置20による画像表示の対象となる領域を「表示領域」という。表示領域に表示された画像は、運転者により、ウインドシールドよりも前方の位置に結像した虚像として知覚されるようになっている。
また、車両1は前照灯14及び表示制御装置30を有している。以下、表示制御装置30の要部について説明する。
表示制御部33は、複数の表示項目の各々に対応する画像を生成して、当該生成した画像を透過型表示装置20に表示させるものである。各表示項目は、ナビゲーション装置2から取得した情報、車輪速センサ11の出力信号、温度センサ12の出力信号、又は温度センサ13の出力信号に基づくものである。具体的には、例えば、表示制御部33は、以下の表示項目に対応する画像I1〜I11を生成して透過型表示装置20に表示させる。
すなわち、表示制御部33は、車両1の現在位置から目的地までの距離を示す情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、当該距離を示す文字列状の画像I1を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、目的地への到着予想時刻を示す情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、当該時刻を示す文字列状の画像I2を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、目的地を含む地域の天気を示す情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、当該天気を示すアイコン状の画像I3を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、温度センサ12の出力信号、すなわち車室内の気温を示す信号を取得する。表示制御部33は、車室内の気温を示す文字列状の画像I4を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、温度センサ13の出力信号、すなわち車外の気温を示す信号を取得する。表示制御部33は、車外の気温を示す文字列状の画像I5を生成して透過型表示装置20に表示させる。なお、車外の気温が氷点下である場合、画像I5は警告用の色(例えば赤色)にて表示するのが好適である。すなわち、車外の気温が氷点下である場合、路面温度の低下により路面凍結が発生している可能性がある。画像I5の色により、車両1の運転者に路面凍結に対する注意を喚起することができる。
また、表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路における交通規制に関する情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路において交通規制が発生している場合、交通規制が発生している道路名を示す文字列状の画像と、交通規制が発生していることを示すアイコン状の画像とを組み合わせてなる画像I6を生成して透過型表示装置20に表示させる。なお、交通規制が発生していることを示すアイコン状の画像は、警告用の色(例えば赤色)にて表示するのが好適である。これにより、車両1の運転者に交通規制に対する注意を喚起することができる。
また、表示制御部33は、車輪速センサ11の出力信号、すなわち車速パルスを取得する。表示制御部33は、車速パルスを用いて、車両1の走行速度を算出する。表示制御部33は、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、案内中の走行経路における次回の案内対象地点に関する情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、次回の案内対象地点に対応する交差点等の名称が設定されている場合、当該名称を示す文字列状の画像I8を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、車両1の現在位置から次回の案内対象地点までの距離を示す情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、当該距離を示す文字列状の画像I9を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、次回の案内対象地点における車両1の進行方向、すなわち交差点等における右左折等の方向を示す情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、当該方向を示す矢印状の画像I10を生成して透過型表示装置20に表示させる。
また、表示制御部33は、温度センサ13の出力信号、すなわち車外の気温を示す信号を取得する。表示制御部33は、車外の気温が氷点下である場合、その旨を示すアイコン状の画像I11を生成して透過型表示装置20に表示させる。なお、車両1の運転者に路面凍結に対する注意を喚起する観点から、画像I11は警告用の色(例えば赤色)にて表示するのが好適である。
ここで、透過型表示装置20は複数の表示形態を有しており、当該複数の表示形態は互いに異なる個数の表示項目を含むものである。実施の形態1において、透過型表示装置20は、画像I1〜I10が表示される表示形態A、すなわち10個の表示項目を含む表示形態(以下「第1表示形態」という。)Aと、画像I1,I4〜I7,I9,I10が表示される表示形態B、すなわち7個の表示項目を含む表示形態(以下「第2表示形態」という。)Bと、画像I7,I10,I11が表示される表示形態C、すなわち3個の表示項目を含む表示形態(以下「第3表示形態」という。)Cとを有している。
図2に第1表示形態Aの具体例を示し、図3に第2表示形態Bの具体例を示し、図4に第3表示形態Cの具体例を示す。図2〜図4は、いずれも、以下の(1)〜(4)の条件に基づき探索された走行経路を案内中の表示形態を示している。
(1)車両1の出発地:兵庫県三田市(三田市役所)
(2)車両1の目的地:岡山県岡山市(岡山市役所)
(3)車両1の出発時刻:1月10日20時00分
(4)経由する道路:中国自動車道及び山陽自動車道
(2)車両1の目的地:岡山県岡山市(岡山市役所)
(3)車両1の出発時刻:1月10日20時00分
(4)経由する道路:中国自動車道及び山陽自動車道
図2に示す如く、第1表示形態Aにおいては、10個の表示項目に対応する画像I1〜I10が表示領域DA内に表示されている。ここで、車外の気温が氷点下(−3℃)であるため、画像I5は赤色にて表示されている。また、山陽自動車道の赤穂インターチェンジ付近にて通行止めが発生しており、画像I6のうちの通行止めが発生していることを示すアイコン状の画像は赤色にて表示されている。また、通常、上記出発地から上記目的地までの所要時間は約2時間であるが、上記通行止めの影響により今回の所要時間は約4時間(より厳密には3時間50分)になるとナビゲーション装置2にて予想されている。このため、画像I2が示す到着予想時刻は23時50分となっている。
図3に示す如く、第2表示形態Bにおいては、7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10が表示領域DA内に表示されている。
図4に示す如く、第3表示形態Cにおいては、3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11が表示領域DA内に表示されている。上記のとおり車外の気温が氷点下(−3℃)であるため、赤色のアイコン状の画像I11が表示されている。
点灯状態判定部31は、前照灯14の点灯状態を判定するものである。より具体的には、点灯状態判定部31は、前照灯14が消灯状態、ハイビームの点灯状態、又はロービームの点灯状態のうちのいずれの状態であるかを判定するものである。点灯状態判定部31は、判定結果を表示形態選択部32に出力するものである。
表示形態選択部32は、点灯状態判定部31による判定結果に応じて、複数の表示形態A〜Cのうちのいずれかを選択するものである。より具体的には、点灯状態判定部31により前照灯14が消灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。
表示制御部33は、表示形態選択部32により選択された表示形態にて透過型表示装置20に画像を表示させるようになっている。すなわち、表示形態選択部32により第1表示形態Aが選択された場合、表示制御部33は10個の表示項目に対応する画像I1〜I10を透過型表示装置20に表示させる。表示形態選択部32により第2表示形態Bが選択された場合、表示制御部33は7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10を透過型表示装置20に表示させる。表示形態選択部32により第3表示形態Cが選択された場合、表示制御部33は3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11を透過型表示装置20に表示させる。
点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33により、表示制御装置30が構成されている。このようにして、運転支援システム100が構成されている。
図5Aに、表示制御装置30のハードウェア構成の一例を示す。図5Aに示す如く、表示制御装置30はコンピュータにより構成されており、プロセッサ41及びメモリ42を有している。メモリ42には、図1に示す点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33の機能を実現するためのプログラムが記憶されている。メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ41が読み出して実行することにより、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33の機能が実現される。
プロセッサ41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)などにより構成されている。メモリ42は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの半導体メモリにより構成されている。
図5Bに、表示制御装置30のハードウェア構成の他の例を示す。図5Bに示す如く、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33の機能は専用の処理回路43により実現されるものであっても良い。処理回路43は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、SoC(System−on−a−Chip)若しくはシステムLSI(Large−Scale Integration)又はこれらを組み合わせたものである。
なお、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33の各部の機能それぞれを処理回路43で実現しても良いし、各部の機能をまとめて処理回路43で実現しても良い。また、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33のうちの一部の機能を図5Aに示すプロセッサ41及びメモリ42により実現し、残余の機能を図5Bに示す処理回路43により実現しても良い。
次に、図6及び図7のフローチャートを参照して、表示制御装置30の動作について説明する。
まず、ステップST1にて、点灯状態判定部31が前照灯14の点灯状態を判定する。より具体的には、点灯状態判定部31は、前照灯14が消灯状態、ハイビームの点灯状態、又はロービームの点灯状態のうちのいずれの状態であるかを判定する。点灯状態判定部31は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
次いで、ステップST2にて、表示形態選択部32は、ステップST1における判定結果に応じて、複数の表示形態A〜Cのうちのいずれかを選択する。
図7に、ステップST2の詳細な処理内容を示す。図7に示す如く、ステップST1で前照灯14が消灯状態であると判定された場合(ステップST11“NO”)、ステップST12にて、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。ステップST1で前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合(ステップST11“YES”かつステップST13“NO”)、ステップST14にて、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。ステップST1で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合(ステップST11“YES”かつステップST13“YES”)、ステップST15にて、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。
次いで、ステップST3にて、表示制御部33は、ステップST2で選択された表示形態にて透過型表示装置20に画像を表示させる。すなわち、ステップST2で第1表示形態Aが選択された場合、表示制御部33は10個の表示項目に対応する画像I1〜I10を透過型表示装置20に表示させる。ステップST2で第2表示形態Bが選択された場合、表示制御部33は7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10を透過型表示装置20に表示させる。ステップST2で第3表示形態Cが選択された場合、表示制御部33は3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11を透過型表示装置20に表示させる。表示制御部33は、次回のステップST3の処理を実行するまで、当該表示形態による表示を継続させる。
ステップST3の後、点灯状態判定部31は前照灯14の点灯状態を判定する処理を繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。これにより、前照灯14の点灯状態が変化するたびごとに、表示形態選択部32が表示形態を選択し(ステップST2)、表示制御部33が当該表示形態による表示を開始させる(ステップST3)。これにより、前照灯14の点灯状態の変化に応じて透過型表示装置20の表示形態が切り替わるようになっている。
例えば、夜間の走行中に前照灯14が「ロービームの点灯状態→ハイビームの点灯状態→ロービームの点灯状態」に順次切り替えられた場合、これに合わせて、透過型表示装置20の表示形態も「第3表示形態C→第2表示形態B→第3表示形態C」に順次切り替わる。また、夜間の走行中に日の出を迎えたことにより(そのほか、車外環境における照度が上昇する何らかの要因が生じたことにより)、前照灯14が「ロービームの点灯状態→消灯状態」に切り替えられた場合、これに合わせて、透過型表示装置20の表示形態も「第3表示形態C→第1表示形態A」に切り替わる。
次に、図8〜図10を参照して、実施の形態1の表示制御装置30を設けたことによる効果について説明する。
図8は、昼間の走行時に、前照灯14が消灯した状態にて、ウインドシールド越しの前方風景と表示領域DAに表示された画像とを車両1の運転席から見た状態を示す説明図である。図9は、夜間の走行時に、前照灯14がハイビームを点灯した状態にて、ウインドシールド越しの前方風景と表示領域DAに表示された画像とを車両1の運転席から見た状態を示す説明図である。図10は、夜間の走行時に、前照灯14がロービームを点灯した状態にて、ウインドシールド越しの前方風景と表示領域DAに表示された画像とを車両1の運転席から見た状態を示す説明図である。
図8〜図10において、51は車両1のウインドシールド、52はウインドシールド51越しに見える車両1のボンネット、53はウインドシールド51越しに見える走行中の道路を示している。表示領域DAの位置は、運転者から見てボンネット52と道路53との境界付近に配置される位置に設定されている。図9において、54は前方風景のうちの前照灯14により光が照射された領域、すなわちハイビームの照射領域を示している。図10において、55は前方風景のうちの前照灯14により光が照射された領域、すなわちロービームの照射領域を示している。
昼間の走行時においては、通常、車外環境における照度が高い状態であり、またウインドシールド51の略全体に亘る広い視界が確保されている(図8参照)。このため、運転者は、ウインドシールド51越しに前方風景を視認することにより、運転に必要な種々の情報(例えば、路面の状態、障害物の有無、道路標識の内容、信号機の点灯状態、又は自車両と前走車両との車間距離など)を容易に取得することができる。この場合、表示領域DAの表示に含まれる情報量が多くとも、運転者はこれらの情報を容易に取得することができる。また、表示される情報量の多さに運転者が煩わしさを覚える可能性は低く、心理的負担が生ずる可能性も低い。
そこで、表示制御装置30は、三つの表示形態A〜Cのうち、表示項目数が最も多い第1表示形態Aを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20による情報表示機能を向上して、運転支援システム100の利便性を向上することができる。
これに対して、夜間の走行時にハイビームを点灯した状態においては、車外環境における照度が昼間よりも低く、また運転者の視界はハイビームの照射領域54に制限される(図9参照)。このため、昼間の走行時に比して、前方風景を視認することにより運転に必要な情報を取得することが困難となる。運転者は、このような制限下で可能な限り多くの情報を取得するために、前方風景に意識を集中した状態にて運転を継続することが求められる。したがって、運転者の情報認識能力及び情報処理能力に余裕がないため、表示領域DAの表示に含まれる情報量が多い場合、運転者がこれらの情報を認識及び処理することができない可能性がある。また、表示される情報量の多さに運転者が煩わしさを覚えて、心理的負担が生ずる可能性がある。
そこで、表示制御装置30は、第1表示形態Aよりも表示項目数の少ない第2表示形態Bを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を低減して、これらの情報を認識し易くすることができる。また、運転者が表示領域DAの表示に覚える煩わしさを軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
さらに、夜間の走行時にロービームを点灯した状態においては、運転者の視界はロービームの照射領域55に、すなわちハイビームの照射領域54よりも更に狭い領域に制限される(図10参照)。このため、前方風景を視認することにより運転に必要な情報を取得することが更に困難となる。
そこで、表示制御装置30は、第2表示形態Bよりも更に表示項目数の少ない第3表示形態Cを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を更に低減して、これらの情報を更に認識し易くすることができる。また、運転者が表示領域DAの表示に覚える煩わしさを更に軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
このように、実施の形態1の表示制御装置30は、前照灯14が消灯状態である場合は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択し、前照灯14がハイビームの点灯状態である場合は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。これにより、前照灯14の点灯状態に基づき、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
なお、上記の例では、表示形態選択部32が三つの表示形態A〜Cのうちのいずれかを選択するものとしたが、表示形態選択部32は二つの表示形態のうちのいずれかを選択するものであっても良い。例えば、表示形態選択部32は、前照灯14が消灯状態又はハイビームの点灯状態である場合は第1表示形態Aを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合は第3表示形態Cを選択するものであっても良い。
また、表示形態A〜Cの各々における表示項目は、ナビゲーション装置2から取得した情報に基づく表示項目、又は各種センサの出力信号に基づく表示項目に限定されるものではない。例えば、表示形態A〜Cのうちの少なくとも一つにおいて、車両1に搭載された図示しないオーディオ装置から取得した情報に基づく表示項目など(より具体的には、当該オーディオ装置にて再生中の曲目名及び演奏者名を示す表示項目など)、エンターテインメントに関する表示項目が含まれるものであっても良い。
また、第1表示形態Aに含まれる表示項目数は10個に限定されるものではなく、第2表示形態Bに含まれる表示項目数は7個に限定されるものではなく、第3表示形態Cに含まれる表示項目数は3個に限定されるものではない。例えば、第3表示形態Cに含まれる表示項目数を0個に設定することにより、ロービームの点灯中は透過型表示装置20を非表示にするものであっても良い。
また、透過型表示装置20はHUD21に限定されるものではない。透過型表示装置20は、例えば、車両1のウインドシールド又はコンバイナと一体に構成された透明液晶ディスプレイ又は透明有機ELディスプレイなどを用いたものであっても良い。
また、ナビゲーション装置2は、上記のように専用の車載情報端末により構成されたものであっても良く、又は車両1に持ち込まれたスマートフォン若しくはPND(Portable Navigation Device)などの携帯情報端末により構成されたものであっても良く、又は車両1の外部に設けられたサーバ装置により構成されたものであっても良い。または、これらの端末又は装置のうちのいずれか二以上が連携することにより、ナビゲーション装置2の各機能が実現されるものであっても良い。
同様に、表示制御装置30は、車載情報端末により構成されたものであっても良く、携帯情報端末により構成されたものであっても良く、サーバ装置により構成されたものであっても良い。または、これらの端末又は装置のうちのいずれか二以上が連携することにより、表示制御装置30の各機能が実現されるものであっても良い。
すなわち、図5Aに示すプロセッサ41は、運転支援システム100に含まれ得るものであれば、如何なる端末又は装置に設けられた如何なる個数のプロセッサにより実現されるものであっても良い。図5Aに示すメモリ42は、運転支援システム100に含まれ得るものであれば、如何なる端末又は装置に設けられた如何なる個数のメモリにより実現されるものであっても良い。図5Bに示す処理回路43は、運転支援システム100に含まれ得るものであれば、如何なる端末又は装置に設けられた如何なる個数の処理回路により実現されるものであっても良い。
以上のように、実施の形態1の表示制御装置30は、車両1用の透過型表示装置20を制御する表示制御装置30であって、車両1に設けられた前照灯14の点灯状態を判定する点灯状態判定部31と、透過型表示装置20における複数の表示形態A〜Cのうち、点灯状態判定部31による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する表示形態選択部32と、表示形態選択部32により選択された表示形態にて透過型表示装置20に画像を表示させる表示制御部33とを備える。これにより、前照灯14の点灯状態に基づき、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
また、表示形態選択部32は、点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合、点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択する。これにより、前照灯14が夜間にロービームを点灯しているとき、透過型表示装置20の表示に含まれる情報量を低減して、これらの情報を認識し易くすることができる。また、運転者が透過型表示装置20の表示に覚える煩わしさを軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
また、表示形態選択部32は、点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合、点灯状態判定部31により前照灯14が消灯状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択する。これにより、前照灯14が夜間にハイビームを点灯しているとき、透過型表示装置20の表示に含まれる情報量を低減して、これらの情報を認識し易くすることができる。また、運転者が透過型表示装置20の表示に覚える煩わしさを軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図12は、本発明の実施の形態2に係る透過型表示装置における第4表示形態の具体例を示す説明図である。図11及び図12を参照して、実施の形態2の表示制御装置30aと、この表示制御装置30aを含む運転支援システム100aとについて説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図12は、本発明の実施の形態2に係る透過型表示装置における第4表示形態の具体例を示す説明図である。図11及び図12を参照して、実施の形態2の表示制御装置30aと、この表示制御装置30aを含む運転支援システム100aとについて説明する。
なお、図11において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。図12において、図2〜図4に示す実施の形態1の説明図と同様の画像等には同一符号を付して説明を省略する。表示制御装置30aのハードウェア構成は、実施の形態1にて図5を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。
透過型表示装置20aは、実施の形態1と同様の表示形態A〜Cに加えて、第4表示形態Dを有している。第4表示形態Dは、2個の表示項目に対応する画像I7,I10を含むものである。図12に、第4表示形態Dの一例を示す。図12に示す如く、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7と、次回の案内対象地点における車両1の進行方向を示す矢印状の画像I10とが表示領域DA内に表示されている。
表示制御装置30aは、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33に加えて、降雨状態判定部34を有している。降雨状態判定部34は、車外環境における降雨状態を判定するものである。
具体的には、例えば、図11Aに示す如く、車両1にはワイパー15が設けられている。降雨状態判定部34は、ワイパーの動作状態に基づき降雨状態を判定する。すなわち、降雨状態判定部34は、ワイパー15が動作している場合、車外環境が降雨状態であると判定する。降雨状態判定部34は、ワイパー15が停止している場合、車外環境が非降雨状態であると判定する。
または、例えば、図11Bに示す如く、車両1には光学式の雨滴センサ16が設けられている。雨滴センサ16は、車両1のウインドシールドに付着した雨滴の量を検出するものである。降雨状態判定部34は、雨滴センサ16により検出された雨滴の量に基づき、車外環境が降雨状態であるか非降雨状態であるかを判定する。
ここで、表示形態選択部32は、点灯状態判定部31及び降雨状態判定部34による判定結果に応じて透過型表示装置20aの表示形態を選択するようになっている。より具体的には、点灯状態判定部31により前照灯14が消灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、降雨状態判定部34により車外環境が非降雨状態であると判定された場合、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、降雨状態判定部34により車外環境が降雨状態であると判定された場合、表示形態選択部32は2個の表示項目を含む第4表示形態Dを選択する。
このようにして、運転支援システム100aが構成されている。
次に、図13及び図14のフローチャートを参照して、表示制御装置30aの動作について説明する。
まず、ステップST21にて、点灯状態判定部31が前照灯14の点灯状態を判定する。より具体的には、点灯状態判定部31は、前照灯14が消灯状態、ハイビームの点灯状態、又はロービームの点灯状態のうちのいずれの状態であるかを判定する。点灯状態判定部31は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
また、ステップST22にて、降雨状態判定部34が車外環境における降雨状態を判定する。降雨状態判定部34は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
次いで、ステップST23にて、表示形態選択部32は、ステップST21,ST22における判定結果に応じて、複数の表示形態A〜C,Dのうちのいずれかを選択する。
図14に、ステップST23の詳細な処理内容を示す。図14に示す如く、ステップST21で前照灯14が消灯状態であると判定された場合(ステップST31“NO”)、ステップST32にて、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。
ステップST21で前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合(ステップST31“YES”かつステップST33“NO”)、ステップST34にて、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。
ステップST21で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST31“YES”かつステップST33“YES”)、ステップST22で車外環境が非降雨状態であると判定された場合(ステップST35“NO”)、ステップST36にて、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。
ステップST21で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST31“YES”かつステップST33“YES”)、ステップST22で車外環境が降雨状態であると判定された場合(ステップST35“YES”)、ステップST37にて、表示形態選択部32は2個の表示項目を含む第4表示形態Dを選択する。
次いで、ステップST24にて、表示制御部33は、ステップST23で選択された表示形態にて透過型表示装置20aに画像を表示させる。すなわち、ステップST23で第1表示形態Aが選択された場合、表示制御部33は10個の表示項目に対応する画像I1〜I10を透過型表示装置20aに表示させる。ステップST23で第2表示形態Bが選択された場合、表示制御部33は7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10を透過型表示装置20aに表示させる。ステップST23で第3表示形態Cが選択された場合、表示制御部33は3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11を透過型表示装置20aに表示させる。ステップST23で第4表示形態Dが選択された場合、表示制御部33は2個の表示項目に対応する画像I7,I10を透過型表示装置20aに表示させる。表示制御部33は、次回のステップST24の処理を実行するまで、当該表示形態による表示を継続させる。
ステップST24の後、点灯状態判定部31は前照灯14の点灯状態を判定する処理を繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。また、降雨状態判定部34は、降雨状態を判定する処理を繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。これにより、前照灯14の点灯状態又は降雨状態のうちの少なくとも一方が変化するたびごとに、表示形態選択部32が表示形態を選択し(ステップST23)、表示制御部33が当該表示形態による表示を開始させる(ステップST24)。これにより、前照灯14の点灯状態又は降雨状態の変化に応じて透過型表示装置20aの表示形態が切り替わるようになっている。
例えば、夜間の走行中、前照灯14がロービームを点灯している状態にて、降雨状態から非降雨状態に変化した場合、これに合わせて、透過型表示装置20aは第4表示形態Dから第3表示形態Cに切り替わる。また、降雨状態において、夜間の走行中に日の出を迎えたことにより(そのほか、車外環境における照度が上昇する何らかの要因が生じたことにより)、前照灯14がロービームの点灯状態から消灯状態に切り替えられた場合、これに合わせて、透過型表示装置20aは第4表示形態Dから第1表示形態Aに切り替わる。
一般に、降雨状態においては路面反射率が低下するため、車外環境における照度が著しく低い状態である可能性が高い。よって、夜間の走行時に、降雨状態であり、かつ、前照灯14がロービームを点灯している場合、前方風景を視認することにより運転に必要な情報を取得することが極めて困難となる。
そこで、表示制御装置30aは、第3表示形態Cよりも更に表示項目数の少ない第4表示形態Dを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を更に低減して、これらの情報を更に認識し易くすることができる。また、運転者が表示領域DAの表示に覚える煩わしさを更に軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
なお、上記の例では、表示形態選択部32が四つの表示形態A〜Dのうちのいずれかを選択するものとしたが、表示形態選択部32は三つの表示形態のうちのいずれかを選択するものであっても良い。例えば、表示形態選択部32は、前照灯14が消灯状態又はハイビームの点灯状態である場合は第1表示形態Aを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、非降雨状態である場合は第3表示形態Cを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、降雨状態である場合は第4表示形態Dを選択するものであっても良い。
また、第4表示形態Dに含まれる表示項目は、上記の例に限定されるものではない。すなわち、第4表示形態Dにて表示される画像は、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7と、次回の案内対象地点における車両1の進行方向を示す矢印状の画像I10とに限定されるものではない。例えば、第4表示形態Dは、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7と、車外の気温が氷点下であることを示すアイコン状の画像I11とを表示するものであっても良い。
また、第4表示形態Dに含まれる表示項目数は2個に限定されるものではない。例えば、第4表示形態Dに含まれる表示項目数を0個に設定することにより、降雨状態におけるロービームの点灯中は透過型表示装置20aを非表示にするものであっても良い。
また、降雨状態判定部34は、車両1に設けられた補助前照灯、いわゆる「フォグランプ」の点灯状態に基づき降雨状態を判定するものであっても良い。この場合のブロック図を図15に示す。降雨状態判定部34は、補助前照灯17が点灯している場合、車外環境が降雨状態であると判定する。降雨状態判定部34は、補助前照灯17が消灯している場合、車外環境が非降雨状態であると判定する。
しかしなら、車外環境が降雨状態であるにもかかわらず、運転者が補助前照灯17を点灯しない事態も想定される。また、夜間の走行中に降雨状態である場合、補助前照灯17が点灯しているか否かに応じて車外環境における照度が変化し得る。そこで、表示制御装置30aは、前照灯14の点灯状態と、車外環境における降雨状態と、補助前照灯17の点灯状態とを別個に判定して、これらの判定結果に応じた表示形態を選択するものであっても良い。この場合のブロック図を図16に示し、フローチャートを図17及び図18に示す。なお、図16Aは降雨状態の判定にワイパー15を用いる例を示しており、図16Bは降雨状態の判定に雨滴センサ16を用いる例を示している。
まず、点灯状態判定部31がステップST21の処理を実行し、降雨状態判定部34がステップST22の処理を実行する。次いで、ステップST25にて、点灯状態判定部31が補助前照灯17の点灯状態を判定する。より具体的には、点灯状態判定部31は、補助前照灯17が点灯状態であるか消灯状態であるかを判定する。
次いで、ステップST23aにて、表示形態選択部32は、ステップST21,ST22,ST25における判定結果に応じて、表示形態A〜C,Dのうちのいずれかを選択する。図18に、ステップST23aの詳細な処理内容を示す。図18に示す如く、ステップST21で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定され(ステップST31“YES”かつステップST33“YES”)、かつ、ステップST22で車外環境が降雨状態であると判定された場合であっても(ステップST35“YES”)、ステップST23で補助前照灯17が点灯状態であると判定された場合においては(ステップST38“YES”)、表示形態選択部32は第3表示形態Cを選択する。
すなわち、夜間の走行時に、降雨状態において前照灯14がロービームを点灯している場合であっても、補助前照灯17が点灯しているときは車外環境における照度がある程度確保されている可能性が高い。そこで、表示制御装置30aは、第4表示形態Dよりも表示項目数の多い第3表示形態Cを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20aによる情報表示機能を向上して、運転支援システム100aの利便性を向上することができる。
そのほか、表示制御装置30a及び運転支援システム100aは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例を採用することができる。
以上のように、実施の形態2の表示制御装置30aは、降雨状態を判定する降雨状態判定部34を備え、表示形態選択部32は、降雨状態判定部34による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する。これにより、車外環境における降雨状態に基づき、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
また、表示形態選択部32は、降雨状態判定部34により降雨状態であると判定された場合、降雨状態判定部34により非降雨状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択する。これにより、車外環境が降雨状態であるとき、透過型表示装置20aの表示に含まれる情報量を低減して、これらの情報を認識し易くすることができる。また、運転者が透過型表示装置20aの表示に覚える煩わしさを軽減して、心理的負担が生ずるのを防ぐことができる。この結果、前方風景に意識を集中し易い運転環境を実現することができる。
実施の形態3.
図19は、本発明の実施の形態3に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図20は、本発明の実施の形態3に係る透過型表示装置における第5表示形態の具体例を示す説明図である。図19及び図20を参照して、実施の形態3の表示制御装置30bと、この表示制御装置30bを含む運転支援システム100bとについて説明する。
図19は、本発明の実施の形態3に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図20は、本発明の実施の形態3に係る透過型表示装置における第5表示形態の具体例を示す説明図である。図19及び図20を参照して、実施の形態3の表示制御装置30bと、この表示制御装置30bを含む運転支援システム100bとについて説明する。
なお、図19において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。図20において、図2〜図4に示す実施の形態1の説明図と同様の画像等には同一符号を付して説明を省略する。表示制御装置30bのハードウェア構成は、実施の形態1にて図5を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。
表示制御部33は、実施の形態1と同様の画像I1〜I11に加えて、以下の表示項目に対応する画像I12を生成して透過型表示装置20bに表示させる。すなわち、表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路における交通規制に関する情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路において交通規制が発生している場合、その旨を示すアイコン状の画像I12を生成して透過型表示装置20bに表示させる。なお、車両1の運転者に交通規制に対する注意を喚起する観点から、画像I12は警告用の色(例えば赤色)にて表示するのが好適である。
透過型表示装置20bは、実施の形態1と同様の表示形態A〜Cに加えて、第5表示形態Eを有している。第5表示形態Eは、4個の表示項目に対応する画像I7,I10〜I12を含むものである。図20に、第5表示形態Eの一例を示す。図20に示す如く、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7と、次回の案内対象地点における車両1の進行方向を示す矢印状の画像I10と、車外の気温が氷点下であることを示すアイコン状の画像I11と、案内中の走行経路に含まれる道路において交通規制が発生していることを示すアイコン状の画像I12とが表示領域DA内に表示されている。
透過型表示装置20bに照度センサ22が設けられているか(図19A参照)、又は車両1に照度センサ18が搭載されている(図19B参照)。これらの照度センサ18,22は、車外環境における照度を検出するものである。以下、照度センサ18,22により検出された照度の値を「照度値」という。
表示制御装置30bは、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33に加えて、照度判定部35を有している。照度判定部35は、照度センサ18又は照度センサ22から照度値を取得するものである。照度判定部35は、取得した照度値と予め設定された閾値とを比較することにより、照度値と閾値の大小を判定するものである。
ここで、表示形態選択部32は、点灯状態判定部31及び照度判定部35による判定結果に応じて透過型表示装置20bの表示形態を選択するようになっている。より具体的には、点灯状態判定部31により前照灯14が消灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、照度判定部35により照度値が閾値未満の値であると判定された場合、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、照度判定部35により照度値が閾値以上の値であると判定された場合、表示形態選択部32は4個の表示項目を含む第5表示形態Eを選択する。
このようにして、運転支援システム100bが構成されている。
次に、図21及び図22のフローチャートを参照して、表示制御装置30bの動作について説明する。
まず、ステップST41にて、点灯状態判定部31が前照灯14の点灯状態を判定する。より具体的には、点灯状態判定部31は、前照灯14が消灯状態、ハイビームの点灯状態、又はロービームの点灯状態のうちのいずれの状態であるかを判定する。点灯状態判定部31は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
また、ステップST42にて、照度判定部35は、照度センサ18又は照度センサ22から照度値を取得する。照度判定部35は、取得した照度値と予め設定された閾値とを比較することにより、照度値と閾値の大小を判定する。照度判定部35は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
次いで、ステップST43にて、表示形態選択部32は、ステップST41,ST42における判定結果に応じて、複数の表示形態A〜C,Eのうちのいずれかを選択する。
図22に、ステップST43の詳細な処理内容を示す。図22に示す如く、ステップST41で前照灯14が消灯状態であると判定された場合(ステップST51“NO”)、ステップST52にて、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。
ステップST41で前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合(ステップST51“YES”かつステップST53“NO”)、ステップST54にて、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。
ステップST41で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST51“YES”かつステップST53“YES”)、ステップST42で照度値が閾値未満の値であると判定された場合(ステップST55“YES”)、ステップST56にて、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。
ステップST41で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST51“YES”かつステップST53“YES”)、ステップST42で照度値が閾値以上の値であると判定された場合(ステップST55“NO”)、ステップST57にて、表示形態選択部32は4個の表示項目を含む第5表示形態Eを選択する。
次いで、ステップST44にて、表示制御部33は、ステップST43で選択された表示形態にて透過型表示装置20bに画像を表示させる。すなわち、ステップST43で第1表示形態Aが選択された場合、表示制御部33は10個の表示項目に対応する画像I1〜I10を透過型表示装置20bに表示させる。ステップST43で第2表示形態Bが選択された場合、表示制御部33は7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10を透過型表示装置20bに表示させる。ステップST43で第3表示形態Cが選択された場合、表示制御部33は3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11を透過型表示装置20bに表示させる。ステップST43で第5表示形態Eが選択された場合、表示制御部33は4個の表示項目に対応する画像I7,I10〜I12を透過型表示装置20bに表示させる。表示制御部33は、次回のステップST44の処理を実行するまで、当該表示形態による表示を継続させる。
ステップST44の後、点灯状態判定部31は前照灯14の点灯状態を判定する処理を繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。また、照度判定部35は、照度センサ18又は照度センサ22から照度値を取得する処理と、照度値と閾値の大小を判定する処理とを繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。これにより、前照灯14の点灯状態又は照度値と閾値の大小のうちの少なくとも一方が変化するたびごとに、表示形態選択部32が表示形態を選択し(ステップST43)、表示制御部33が当該表示形態による表示を開始させる(ステップST44)。これにより、前照灯14の点灯状態又は車外環境における照度の変化に応じて透過型表示装置20bの表示形態が切り替わるようになっている。
例えば、夕暮れ時から夜間にかけて連続走行し、ロービームを点灯した状態にて照度値が閾値以上の値から閾値未満の値に変化した場合、これに合わせて、透過型表示装置20bの表示形態は第5表示形態Eから第3表示形態Cに切り替わる。また、日の出1時間前にロービームを点灯した状態にて走行を開始し、その数時間後に前照灯14を消灯した場合、これに合わせて、透過型表示装置20bの表示形態は第5表示形態Eから第1表示形態Aに切り替わる。
一般に、ロービームの点灯は夜間に限られず、明け方又は夕方に点灯される場合もある。明け方又は夕方においては、夜間よりも車外環境における照度が高いため、前方風景を視認することにより運転に必要な情報を取得するのが比較的容易である。そこで、表示制御装置30bは、第3表示形態Cよりも表示項目数の多い第5表示形態Eを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20bによる情報表示機能を向上して、運転支援システム100bの利便性を向上することができる。
なお、上記の例では、表示形態選択部32が四つの表示形態A〜C,Eのうちのいずれかを選択するものとしたが、表示形態選択部32は三つの表示形態のうちのいずれかを選択するものであっても良い。例えば、表示形態選択部32は、前照灯14が消灯状態又はハイビームの点灯状態である場合は第1表示形態Aを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、照度値が閾値未満の値である場合は第3表示形態Cを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、照度値が閾値以上の値である場合は第5表示形態Eを選択するものであっても良い。
また、第5表示形態Eにおける表示項目は、ナビゲーション装置2から取得した情報に基づく表示項目、又は各種センサの出力信号に基づく表示項目に限定されるものではない。例えば、第5表示形態Eにおいて、車両1に搭載された図示しないオーディオ装置から取得した情報に基づく表示項目など(より具体的には、当該オーディオ装置にて再生中の曲目名及び演奏者名を示す表示項目など)、エンターテインメントに関する表示項目が含まれるものであっても良い。
また、第5表示形態Eに含まれる表示項目数は4個に限定されるものではない。例えば、第5表示形態Eは、上記の画像I7,I10〜I12に加えて、車両1の現在位置から目的地までの距離を示す文字列状の画像I1などを表示するもの、すなわち合計5個の表示項目を含むものであっても良い。
そのほか、表示制御装置30b及び運転支援システム100bは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例を採用することができる。
以上のように、実施の形態3の表示制御装置30bは、照度センサ18,22により検出された照度値と閾値との大小を判定する照度判定部35を備え、表示形態選択部32は、照度判定部35による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する。これにより、車外環境における照度に基づき、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
また、表示形態選択部32は、照度判定部35により照度値が閾値未満の値であると判定された場合、照度判定部35により照度値が閾値以上の値であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択する。これにより、車外環境における照度が高いとき、透過型表示装置20bの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20bによる情報表示機能を向上して、運転支援システム100bの利便性を向上することができる。
実施の形態4.
図23は、本発明の実施の形態4に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図24は、本発明の実施の形態4に係る透過型表示装置における第6表示形態の具体例を示す説明図である。図23及び図24を参照して、実施の形態4の表示制御装置30cと、この表示制御装置30cを含む運転支援システム100cとについて説明する。
図23は、本発明の実施の形態4に係る表示制御装置の要部と、当該表示制御装置を含む運転支援システムの要部とを示すブロック図である。図24は、本発明の実施の形態4に係る透過型表示装置における第6表示形態の具体例を示す説明図である。図23及び図24を参照して、実施の形態4の表示制御装置30cと、この表示制御装置30cを含む運転支援システム100cとについて説明する。
なお、図23において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。図24において、図2〜図4に示す実施の形態1の説明図と同様の画像等には同一符号を付して説明を省略する。表示制御装置30cのハードウェア構成は、実施の形態1にて図5を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。
表示制御部33は、実施の形態1と同様の画像I1〜I11に加えて、以下の表示項目に対応する画像I12を生成して透過型表示装置20cに表示させる。すなわち、表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路における交通規制に関する情報をナビゲーション装置2から取得する。表示制御部33は、案内中の走行経路に含まれる道路において交通規制が発生している場合、その旨を示すアイコン状の画像I12を生成して透過型表示装置20cに表示させる。なお、車両1の運転者に交通規制に対する注意を喚起する観点から、画像I12は警告用の色(例えば赤色)にて表示するのが好適である。
透過型表示装置20cは、実施の形態1と同様の表示形態A〜Cに加えて、第6表示形態Fを有している。第6表示形態Fは、5個の表示項目に対応する画像I1,I7,I10〜I12を含むものである。図24に、第6表示形態Fの一例を示す。図24に示す如く、車両1の現在位置から目的地までの距離を示す文字列状の画像I1と、車両1の走行速度を示す文字列状の画像I7と、次回の案内対象地点における車両1の進行方向を示す矢印状の画像I10と、車外の気温が氷点下であることを示すアイコン状の画像I11と、案内中の走行経路に含まれる道路において交通規制が発生していることを示すアイコン状の画像I12とが表示領域DA内に表示されている。
表示制御装置30cは、点灯状態判定部31、表示形態選択部32及び表示制御部33に加えて、車速判定部36を有している。車速判定部36は、車輪速センサ11の出力信号、すなわち車速パルスを用いて、車両1の走行速度を示す値(以下「車速値」という。)を算出するものである。車速判定部36は、算出した車速値と予め設定された閾値とを比較することにより、車速値と閾値の大小を判定するものである。
ここで、表示形態選択部32は、点灯状態判定部31及び車速判定部36による判定結果に応じて透過型表示装置20cの表示形態を選択するようになっている。より具体的には、点灯状態判定部31により前照灯14が消灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、車速判定部36により車速値が閾値以上の値であると判定された場合、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。点灯状態判定部31により前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において、車速判定部36により車速値が閾値未満の値であると判定された場合、表示形態選択部32は5個の表示項目を含む第6表示形態Fを選択する。
このようにして、運転支援システム100cが構成されている。
次に、図25及び図26のフローチャートを参照して、表示制御装置30cの動作について説明する。
まず、ステップST61にて、点灯状態判定部31が前照灯14の点灯状態を判定する。より具体的には、点灯状態判定部31は、前照灯14が消灯状態、ハイビームの点灯状態、又はロービームの点灯状態のうちのいずれの状態であるかを判定する。点灯状態判定部31は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
また、ステップST62にて、車速判定部36は、車輪速センサ11の出力信号、すなわち車速パルスを取得する。車速判定部36は、取得した車速パルスを用いて、車両1の走行速度を示す車速値を算出する。車速判定部36は、算出した車速値と予め設定された閾値とを比較することにより、車速値と閾値の大小を判定する。車速判定部36は、判定結果を表示形態選択部32に出力する。
次いで、ステップST63にて、表示形態選択部32は、ステップST61,ST62における判定結果に応じて、複数の表示形態A〜C,Fのうちのいずれかを選択する。
図26に、ステップST63の詳細な処理内容を示す。図26に示す如く、ステップST61で前照灯14が消灯状態であると判定された場合(ステップST71“NO”)、ステップST72にて、表示形態選択部32は10個の表示項目を含む第1表示形態Aを選択する。
ステップST61で前照灯14がハイビームの点灯状態であると判定された場合(ステップST71“YES”かつステップST73“NO”)、ステップST74にて、表示形態選択部32は7個の表示項目を含む第2表示形態Bを選択する。
ステップST61で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST71“YES”かつステップST73“YES”)、ステップST62で車速値が閾値以上の値であると判定された場合(ステップST75“YES”)、ステップST76にて、表示形態選択部32は3個の表示項目を含む第3表示形態Cを選択する。
ステップST61で前照灯14がロービームの点灯状態であると判定された場合において(ステップST71“YES”かつステップST73“YES”)、ステップST62で車速値が閾値未満の値であると判定された場合(ステップST75“NO”)、ステップST77にて、表示形態選択部32は5個の表示項目を含む第6表示形態Fを選択する。
次いで、ステップST64にて、表示制御部33は、ステップST63で選択された表示形態にて透過型表示装置20cに画像を表示させる。すなわち、ステップST63で第1表示形態Aが選択された場合、表示制御部33は10個の表示項目に対応する画像I1〜I10を透過型表示装置20cに表示させる。ステップST63で第2表示形態Bが選択された場合、表示制御部33は7個の表示項目に対応する画像I1,I4〜I7,I9,I10を透過型表示装置20cに表示させる。ステップST63で第3表示形態Cが選択された場合、表示制御部33は3個の表示項目に対応する画像I7,I10,I11を透過型表示装置20cに表示させる。ステップST63で第6表示形態Fが選択された場合、表示制御部33は5個の表示項目に対応する画像I1,I7,I10〜I12を透過型表示装置20cに表示させる。表示制御部33は、次回のステップST64の処理を実行するまで、当該表示形態による表示を継続させる。
ステップST64の後、点灯状態判定部31は前照灯14の点灯状態を判定する処理を繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。また、車速判定部36は、車速パルスを取得して車速値を算出する処理と、車速値と閾値の大小を判定する処理とを繰り返し実行し、判定結果が変化するたびごとに当該変化後の判定結果を表示形態選択部32に出力する。これにより、前照灯14の点灯状態又は車速値と閾値の大小のうちの少なくとも一方が変化するたびごとに、表示形態選択部32が表示形態を選択し(ステップST63)、表示制御部33が当該表示形態による表示を開始させる(ステップST64)。これにより、前照灯14の点灯状態又は車両1の走行速度の変化に応じて透過型表示装置20cの表示形態が切り替わるようになっている。
例えば、夜間の走行中にロービームを点灯した状態にて渋滞に巻き込まれて、車速値が閾値以上の値から閾値未満の値に変化した場合、これに合わせて、透過型表示装置20cは第3表示形態Cから第6表示形態Fに切り替わる。その後、渋滞に巻き込まれたままで朝を迎えて前照灯14が消灯された場合、これに合わせて、透過型表示装置20cは第6表示形態Fから第1表示形態Aに切り替わる。
一般に、夜間にロービームを点灯して運転している状態であっても、低速にて走行している場合(例えば渋滞に巻き込まれて5〜10キロメートル毎時程度で走行している場合)は、通常の速度にて走行している場合に比して、運転者による前方風景に対する注視の度合が低く、運転者の情報認識能力及び情報処理能力に余裕がある。そこで、表示制御装置30cは、第3表示形態Cよりも表示項目数の多い第6表示形態Fを選択する。これにより、表示領域DAの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20cによる情報表示機能を向上して、運転支援システム100cの利便性を向上することができる。
なお、上記の例では、表示形態選択部32が四つの表示形態A〜C,Fのうちのいずれかを選択するものとしたが、表示形態選択部32は三つの表示形態のうちのいずれかを選択するものであっても良い。例えば、表示形態選択部32は、前照灯14が消灯状態又はハイビームの点灯状態である場合は第1表示形態Aを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、車速値が閾値以上の値である場合は第3表示形態Cを選択し、前照灯14がロービームの点灯状態である場合において、車速値が閾値未満の値である場合は第6表示形態Fを選択するものであっても良い。
また、第6表示形態Fにおける表示項目は、ナビゲーション装置2から取得した情報に基づく表示項目、又は各種センサの出力信号に基づく表示項目に限定されるものではない。例えば、第6表示形態Fにおいて、車両1に搭載された図示しないオーディオ装置から取得した情報に基づく表示項目など(より具体的には、当該オーディオ装置にて再生中の曲目名及び演奏者名を示す表示項目など)、エンターテインメントに関する表示項目が含まれるものであっても良い。
また、第6表示形態Fに含まれる表示項目数は5個に限定されるものではない。例えば、第6表示形態Fは、上記の画像I1,I7,I10〜I12に加えて、目的地への到着予想時刻を示す文字列状の画像I2などを表示するもの、すなわち合計6個の表示項目を含むものであっても良い。
そのほか、表示制御装置30c及び運転支援システム100cは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例を採用することができる。
以上のように、実施の形態4の表示制御装置30cは、車両1の車速値と閾値との大小を判定する車速判定部36を備え、表示形態選択部32は、車速判定部36による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する。これにより、車両1の走行速度に基づき、運転者による前方風景に対する注視の度合に応じた情報量の表示を実現することができる。
また、表示形態選択部32は、車速判定部36により車速値が閾値以上の値であると判定された場合、車速判定部36により車速値が閾値未満の値であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択する。これにより、車両1の走行速度が低いとき、透過型表示装置20cの表示に含まれる情報量を多くすることができる。この結果、透過型表示装置20cによる情報表示機能を向上して、運転支援システム100cの利便性を向上することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 車両、2 ナビゲーション装置、3 GPS受信機、4 ジャイロセンサ、5 記憶装置、6 表示装置、7 操作入力装置、8 音声出力装置、9 無線通信装置、10 サーバ装置、11 車輪速センサ、12 温度センサ、13 温度センサ、14 前照灯、15 ワイパー、16 雨滴センサ、17 補助前照灯、18 照度センサ、20,20a,20b,20c 透過型表示装置、21 ヘッドアップディスプレイ(HUD)、22 照度センサ、30,30a,30b,30c 表示制御装置、31 点灯状態判定部、32 表示形態選択部、33 表示制御部、34 降雨状態判定部、35 照度判定部、36 車速判定部、41 プロセッサ、42 メモリ、43 処理回路、100,100a,100b,100c 運転支援システム。
Claims (10)
- 車両用の透過型表示装置を制御する表示制御装置であって、
前記車両に設けられた前照灯の点灯状態を判定する点灯状態判定部と、
前記透過型表示装置における複数の表示形態のうち、前記点灯状態判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する表示形態選択部と、
前記表示形態選択部により選択された表示形態にて前記透過型表示装置に画像を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 前記表示形態選択部は、前記点灯状態判定部により前記前照灯がロービームの点灯状態であると判定された場合、前記点灯状態判定部により前記前照灯がハイビームの点灯状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 前記表示形態選択部は、前記点灯状態判定部により前記前照灯がハイビームの点灯状態であると判定された場合、前記点灯状態判定部により前記前照灯が消灯状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択することを特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
- 降雨状態を判定する降雨状態判定部を備え、
前記表示形態選択部は、前記降雨状態判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の表示制御装置。 - 前記表示形態選択部は、前記降雨状態判定部により降雨状態であると判定された場合、前記降雨状態判定部により非降雨状態であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択することを特徴とする請求項4記載の表示制御装置。
- 照度センサにより検出された照度値と閾値との大小を判定する照度判定部を備え、
前記表示形態選択部は、前記照度判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の表示制御装置。 - 前記表示形態選択部は、前記照度判定部により前記照度値が前記閾値未満の値であると判定された場合、前記照度判定部により前記照度値が前記閾値以上の値であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択することを特徴とする請求項6記載の表示制御装置。
- 前記車両の車速値と閾値との大小を判定する車速判定部を備え、
前記表示形態選択部は、前記車速判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の表示制御装置。 - 前記表示形態選択部は、前記車速判定部により前記車速値が前記閾値以上の値であると判定された場合、前記車速判定部により前記車速値が前記閾値未満の値であると判定された場合に比して表示項目の少ない表示形態を選択することを特徴とする請求項8記載の表示制御装置。
- 車両用の透過型表示装置を制御するコンピュータを、
前記車両に設けられた前照灯の点灯状態を判定する点灯状態判定部と、
前記透過型表示装置における複数の表示形態のうち、前記点灯状態判定部による判定結果に応じた表示項目を含む表示形態を選択する表示形態選択部と、
前記表示形態選択部により選択された表示形態にて前記透過型表示装置に画像を表示させる表示制御部と、
として機能させるためのプログラム。
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CN114248624A (zh) * | 2020-09-23 | 2022-03-29 | 矢崎总业株式会社 | 车辆用显示装置 |
-
2017
- 2017-04-03 JP JP2017073729A patent/JP2018176781A/ja active Pending
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CN114248624A (zh) * | 2020-09-23 | 2022-03-29 | 矢崎总业株式会社 | 车辆用显示装置 |
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