JP2013144428A - 延伸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹型ボーイング現象や凸型ボーイング現象を簡単に、かつ、効果的に抑制できる延伸装置を提供することを目的とする。
【解決手段】クリップテンター装置12からフィルムFを搬出させる搬出装置100は、フィルムFを搬出口から搬出させる搬出ロール108と、搬出ロール108を搬出速度で駆動させる搬出モータ118とを有し、フィルムFに凹型ボーイング現象が発生している場合は、搬出ロール108の搬出速度をテンターロール12の移動速度vよりも速くする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、フィルムなどの長尺状の基材を延伸させる延伸装置に関するものである。
フィルムFを加熱してクリップテンター装置によって幅方向(横方向)に広げ、かつ、搬送方向(縦方向)に引っ張った場合に、図7(a)に示すようにフィルムFの幅方向中央部の変形が、幅方向端部の変形に比べて遅延する現象(以下、「凹部ボーイング現象」という)、逆に、図7(b)に示すようにフィルムFの幅方向中央部の変形が、幅方向両端部の変形に比べて先行する現象(以下、「凸型ボーイング現象」という)が発生することがある。
凹型ボーイング現象や凸型ボーイング現象を抑制するために、従来、クリップテンター装置の左右一対のクリップの間隔を横方向に拡張しつつ、搬送方向と平行な縦方向にも拡張する第1の処理を実施した後に、左右一対のクリップの間隔を横方向に拡張しつつ、縦方向にも拡張する第2の処理を実施する製造方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2010−240976号公報 特許第4577033号公報
しかし、上記のような製造方法においては左右一対のクリップの縦方向の間隔を拡張したり、縮小したりする必要があり、クリップテンター装置の構造が複雑になるという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、凹型ボーイング現象や凸型ボーイング現象を簡単に、かつ、効果的に抑制できる延伸装置を提供することを目的とする。
本発明は、ボーイング現象が発生する長尺状の基材を搬送路に沿って走行させるテンター装置と熱処理装置と搬出装置を有した前記基材の延伸装置であって、前記テンター装置は、左右一対のテンターレールと、前記左右一対のテンターレールを走行する左右一対の無端状のテンターチェーンと、前記左右一対のテンターチェーンに所定間隔毎に設けられ、前記基材を左右両側から把持する複数の左右一対のクリップと、前記左右一対のテンターチェーンにそれぞれ設けられた前記左右一対のクリップを前記基材の搬入口から搬出口まで同じ移動速度vでそれぞれ移動させる移動駆動手段と、を有し、前記熱処理装置は、前記テンター装置の搬入口から搬出口まで覆い、前記搬送路を走行する前記基材に熱風を吹き付け、前記搬出装置は、前記テンター装置によって搬送されている前記基材を前記搬出口から搬出するアウトフィードロールと、前記アウトフィードロールを搬出速度v0で駆動させる搬出駆動手段と、を有し、前記搬出駆動手段は、(1)前記基材に凹型ボーイング現象が発生する場合には、前記アウトフィードロールを前記移動速度vより早い搬出速度v1で駆動させ、(2)前記基材が凸型ボーイング現象が発生する場合には、前記アウトフィードロールを前記移動速度vより遅い搬出速度v2で駆動させる、延伸装置である。
本発明によれば、基材の凹型ボーイング現象又は凸型ボーイング現象を簡単に、かつ、効果的に抑制できる。
本発明の一実施形態の延伸装置におけるテンター装置の平面図である。 同じく延伸装置における複数の熱処理室の平面図である。 熱処理室の側方から見た縦断面図である。 正面から見た熱処理室の縦断面図である。 搬出装置における側面図である。 延伸装置のブロック図である。 (a)は凹型ボーイング現象の説明図、(b)は凸型ボーイング現象の説明図である。 実施形態3の凹型ボーイング現象における説明図である。 実施形態3の凸型ボーイング現象における説明図である。
以下、本発明の一実施形態における長尺状の基材の延伸装置10について図面6に基づいて説明する。
実施形態1
実施形態1における長尺状の基材の延伸装置10について図1〜図6に基づいて説明する。
本実施形態では、長尺状の基材としてフィルムFを用いる。このフィルムFとしては、偏光板に用いられるポリマーフィルム等の熱可塑性樹脂が挙げられる。ポリマーの例としては、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、セルロースアシレート、ポリスルホン等である。また、フィルムFとしては、他には、ポリエステル、ポリエーテルスルホン、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリアリレート、ポリアミド等でもよい。さらに、フィルムFとしては、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫外線吸収材で処理されたフィルムのように紫外線吸収機能を持たしたものであってもよい。
また、本実施形態のフィルムFは、図7(a)に示すような凹型ボーイング現象を発生するものとする。なお、フィルムFが凹型ボーイング現象が発生するか、又は、凸型ボーイング現象が発生するかは、フィルムFの種類によって異なってくるため、予め実験を行い確認をしておく。
本実施形態における延伸装置10について図1〜図4に基づいて説明する。延伸装置10は、テンター装置12と熱処理装置13と搬出装置100より構成される。以下の説明において、延伸装置10の搬送路は、xy直交座標系におけるxy平面に設けられているものとし、フィルムFはxy平面上(水平面上)を走行する。また、延伸装置10は、長尺状のフィルムFに対し傾斜角φ=45°の配向軸hを設けることを目的とする。なお、この配向軸hの傾斜角φはあくまでも例示であり、0°<φ<90°であればよい。
以下、順番に各装置12,13、100を説明する。
(1)テンター装置12の構成
まず、テンター装置12について図1に基づいて説明する。
テンター装置12は、フィルムFの搬送路に沿って左右一対のテンターレール16L,16Rを有する。
左側のテンターレール16Lの入口には、入口スプロケット18Lが設けられ、出口側には出口スプロケット20Lが設けられている。入口スプロケット18Lと出口スプロケット20Lには、無端状のテンターチェーン22Lが掛け渡されている。テンターチェーン22Lには、所定間隔毎にフィルムFの左耳部を把持するためのクリップ24Lが設けられている。なお、図1においてはクリップ24Lの記載は一部省略している。入口スプロケット18Lは、モータ26Lによって駆動する。
右側のテンターレール16Rにおいても同様に、入口スプロケット18Rと出口スプロケット20Rが設けられ、入口スプロケット18Rと出口スプロケット20Rには、無端状のテンターチェーン22Rが掛け渡されている。テンターチェーン22Rには、所定間隔毎にフィルムFの右耳部を把持するためのクリップ24Rが取り付けられている。なお、図1においてはクリップ24Rの記載は一部省略している。入口スプロケット18Rは、モータ26Rによって駆動する。
左右一対のテンターレール16L,16Rは、7個の部分テンターレールである左右一対の第1テンターレール161L,161R、第2テンターレール162L,162R、・・・・、第7テンターレール167L,167Rとより構成されている。
左右一対の第1の部分テンターレールである第1テンターレール161L,161Rは、平行テンターレールであって、入口の幅と出口の幅が同じである。また、xy座標系におけるx軸に平行であり、入口スプロケット18L,18Rから左右一対の第2テンターレール162L,162Rの始端部までの搬送路を構成している。
左右一対の第2の部分テンターレールである第2テンターレール162L,162Rは、拡大傾斜レールであって、入口の幅よりも出口の幅が大きく、また、第1テンターレール161L,161Rの終端部から第3テンターレール163L,163Rの始端部までの搬送路を構成している。左側の第2テンターレール162Lは、x軸に対し(θ+β)°傾斜し、右側の第2テンターレール162Rは、x軸に対し(θ−α)°傾斜している。θは配向軸を傾斜させる角度に設定され、α、βは、左右一対の拡大傾斜テンターレールの出口における中心線Cから左耳部までの寸法と、中心線Cから右耳部までの寸法が等しいように設定されている。
左右一対の第3の部分テンターレールである第3テンターレール163L,163Rは、平行テンターレールであって、x軸に平行であり、第2テンターレール162L,162Rの終端部から第4テンターレール164L,164Rの始端部までの搬送路を構成している。
左右一対の第4の部分テンターレールである第4テンターレール164L,164Rは、拡大傾斜テンターレールであって、第3テンターレール163L,163Rの終端部から第5テンターレール165L,165Rの始端部までの搬送路を構成している。左側の第4テンターレール164Lは、x軸に対し(θ+β)°傾斜しており、右側の第4テンターレール164Rは、x軸に対し(θ−α)°傾斜している。
左右一対の第5の部分テンターレールである第5テンターレール165L,165Rは、平行テンターレールであって、x軸に平行であり、第4テンターレール164L,164Rの終端部から第6テンターレール166L,166Rの始端部までの搬送路を構成している。
左右一対の第6の部分テンターレールである第6テンターレール166L,166Rは、拡大傾斜テンターレールであって、第5テンターレール165L,165Rの終端部から第7テンターレール167L,167Rの始端部までの搬送路を構成している。左側の第6テンターレール166Lは、x軸に対し(θ+β)°傾斜しており、右側の第6テンターレール166Rは、x軸に対し(θ−α)°傾斜している。
第7の部分テンターレールである第7テンターレール167L,167Rは、入口の幅と出口の幅が同じである平行テンターレールであって、x軸に平行であり、第6テンターレール166L,166Rの終端部から出口スプロケット20L,20Rまでの搬送路を構成している。
本実施形態のテンター装置12においては、左右一対のテンターレール16L,16Rを走行する左右一対のクリップ24L,24Rの移動速度が同じである。以下、この移動速度を「v」とする。
また、搬出口付近には、左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態を解除するための左右一対の把持解除装置(不図示)が設けられ、左右一対の把持解除装置によって左右一対のクリップ24L,24Rが、フィルムFの両耳部の把持状態を左右同時に解除する。この把持解除装置の構造としては、例えば、クリップがバネの付勢力に反して固定部材によって把持状態が維持されているため、この固定部材を移動させるレバーを把持解除装置が有する回転する解除部材によって押圧して倒し、バネの付勢力によってクリップの把持を解除する。
(2)配向軸hが傾斜する理由
次に、テンター装置12によって配向軸hが傾斜する理由について図1に基づいて説明する。
まず、第1テンターレール161L,161Rと第3テンターレール163L,163Rと第5テンターレール165L,165Rと第7テンターレール167L,167Rは平行テンターレールである。また、左右一対のクリップ24L,24Rの移動速度vが同じであるため配向軸hは傾かず、また、幅も広がらない。
次に、第2テンターレール162L,162Rと第4テンターレール164L,164Rと第6テンターレール166L,166Rは拡大傾斜テンターレールである。また、左右一対のクリップ24L,24Rが同じ移動速度vで移動する。そのため、フィルムFの幅が広がり、かつ、これら3個の拡大傾斜テンターレールの中心線Cにおける傾きθ°に応じて配向軸hが傾斜する。具体的には、配向軸hは、搬入口から搬出口までに3×θ°傾斜する。本実施形態では、上記したように配向軸を45°傾斜することを目的としているためθ=15°となり、左右一対の第2テンターレール162L,162Rで配向軸hは15°傾斜し、第4テンターレール164L,164Rで30°傾斜し、第6テンターレール166L,166Rで45°傾斜させる。また、左右一対の拡大傾斜テンターレールの出口におけるフィルムFの幅寸法に関して、中心線Cから左耳部までの寸法と、中心線Cから右耳部までの寸法が等しいように、αとβが設定されているため、配向軸hは傾きつつ、かつ、左右対称に広がる。
(3)熱処理装置13の構成
熱処理装置13について図2〜図4に基づいて説明する。
熱処理装置13は、複数の熱処理室14を有する。図2に示すように、各熱処理室14は、テンター装置12を収納するために、x軸方向に沿って並べて設置され、平行テンターレールである第1、第3、第5、第7テンターレールの位置では、各熱処理室14はx軸方向に沿って設置されている。また、左右一対の拡大傾斜テンターレールである第2テンターレール、第4テンターレール、第6テンターレールの位置では、各熱処理室14はx軸方向に沿って設置され、かつ、y軸方向に沿って順番にずらし、平面から見た状態では12個の熱処理室14は階段状に設置されている。
それぞれの熱処理室14の構造について図3及び図4に基づいて説明する。
熱処理室14は、断熱構造を有するケーシング34を有し、このケーシング34の入口側にはフィルムFが通過する入口36が開口し、出口側には出口38が開口している。ケーシング34は上記したように連続して設けられ、出口38が次の熱処理室14の入口36と繋がっている。また、ケーシング34の天井面には、排気口58が設けられている。
ケーシング34内における搬送路の上部には、左右一対の加熱ファン48,48が設けられ、その間には上ダクト40が配されている。上ダクト40の下面には所定間隔毎に上ノズル42が下方に突出している。上ノズル42の下端部にはスリット状の上吹出し口44が設けられている。スリット状の上吹出し口44は、フィルムFの幅方向に沿って設けられている。ケーシング34の入口側にある上ノズル42は、内方に熱風を吹き出すように傾斜して設けられ、出口側にある上ノズル42も内方に熱風を吹き出すように傾斜して設けられている。上ダクト40の左右両側から上送風ダクト46,46が設けられ、左右一対の加熱ファン48,48に接続されている。
一方、搬送路の下方には下ダクト50が設けられ、この下ダクト50の上面からは下ノズル52が所定間隔毎に上方に突出している。下ノズル52の上端部には、フィルムFの幅方向に沿ったスリット状の下吹出し口54が開口している。下ダクト50の左右両側からは、左右一対の下送風ダクト56,56が設けられ、左右一対の加熱ファン48,48に接続されている。
(4)搬出装置100の構成
次に、搬出装置100の構成について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、搬出装置100は、3個の除冷ロール102,104,106と搬出ロール(アウトフィードロール)108とニップロール110とを有している。
除冷ロール102は、熱処理室14内部で約160℃に加熱されたフィルムFを約150℃に冷却(除冷)するものであって、表面が150℃に加熱された金属ロールである。
除冷ロール104は、除冷ロール102によって約150℃まで冷却されたフィルムFを約140℃まで冷却するものであって、表面が140℃に加熱された金属ロールである。
除冷ロール106は、除冷ロール104によって約140℃まで冷却されたフィルムFをさらに約130℃まで冷却するものであって、表面が130℃に加熱された金属ロールである。
搬出ロール108は、金属ロールであって、その表面は加熱されておらず室温状態であるため、除冷ロール106によって約130℃まで冷却されたフィルムFは、この搬出ロール108で100℃まで冷却される。この搬出ロール108の回転速度については後から説明する。
ニップロール110は、ゴムロールであって搬出ロール108にフィルムFを押圧する。
(5)延伸装置10の電気的構成
次に、延伸装置10の電気的構成について、図6のブロック図に基づいて説明する。
入口スプロケット18Rは、モータ26Rによって駆動する。
入口スプロケット18Lは、モータ26Lによって駆動する。
除冷ロール102,104,106は、除冷モータ112,114,116によってそれぞれ駆動する。
搬出ロール108は、搬出モータ118によって駆動する。
モータ26R,26L、除冷モータ112,114,116と搬出モータ118は、それぞれコンピュータよりなる制御部120に接続されている。制御部120は、各モータの回転速度を個別に制御する。
(6)テンター装置12と熱処理装置13の動作状態
次に、テンター装置12と熱処理装置13の動作状態について説明する。
図1に示すように、フィルムFが、テンター装置12の搬入口から移動速度vで搬入される。このとき、左右一対のクリップ24L,24Rは、搬入口でフィルムFの両耳部を左右同時に把持する。そして、フィルムFの走行方向はx軸方向に沿って搬入される。搬入されたフィルムFの左右両耳部が左右一対の第1テンターチェーン161L,161Rに取り付けられた同じ移動速度vで移動するクリップ24L,24Rに把持され、フィルムFが搬送路に沿って移動する。フィルムFが、左右一対の第1テンターレール161L,161Rを走行しているときは、フィルムFの幅方向は常にW1であり、左右一対のクリップ24L,24Rの移動速度vは同じであるため、搬入時にはフィルムFの中心線Cに対し配向軸hの傾きはφ=90°のまま走行する。
次に、フィルムFが左右一対の拡大傾斜テンターレールである第2テンターレール162L,162Rに移動速度vで至ると、フィルムFが幅方向に引き延ばされると共に、配向軸hが15°傾斜する。
以下同様にして、平行テンターレールでは、配向軸hは傾斜せず、フィルムFが幅方向に引き延ばされることもない。拡大傾斜テンターレールでは、配向軸hがθ°傾斜し、フィルムFが幅方向に移動速度vで引き延ばされる。
最後に、フィルムFが左右一対の第7テンターレール167L,167Rに至ると、フィルムFはx軸方向に沿って移動速度vで走行し、搬出口において配向軸hがφ=45°となり、左右一対のクリップ24L,Rの把持状態から解除される。
また、図2に示すように、フィルムFは、テンター装置12の搬入口から搬入されたときに、最初の熱処理室14に搬入され、テンター装置12の左右一対のクリップ24L,Rの把持状態から左右同時に解除され、搬出口から搬出されたときに最後の熱処理室14から搬出される。
(7)搬出装置100の動作状態
搬出装置100の動作状態について図1、図5、図7(a)に基づいて説明する。
図1、図5に示すように、左右一対のクリップ24L,24Rによって把持されているフィルムFは、移動速度vで移動している。最後の熱処理室14の搬出口近傍まで移動し、左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態が左右同時に解除される。
制御部120は、搬出モータ118が搬出ロール108を搬出速度v1で回転させるように制御する。搬出速度v1は、移動速度vの1.001〜1.01倍である。すなわち、移動速度vよりも0.1%〜1%速い搬出速度v1で搬出ロール108を回転させる。制御部120は、除冷モータ112,114,116もこれと同期して回転させ、除冷ロール102,104,106を搬出速度v1で回転させる。但し、除冷によってフィルムFが若干縮むため、その縮む寸法を考慮して除冷ロール102,104,106を回転させるのが好ましい。
左右一対のクリップ24L,24Rによって把持されている間はフィルムFが移動速度vで移動し、その把持状態が左右同時に解除されると搬出ロール108によって引っ張られる状態となり、移動速度vが搬出速度v1に上昇する。すると、図7(a)に示すような凹型ボーイング現象が解消する。その理由は、次の通りである。
まず、図7(a)に示すような凹型ボーイング現象が発生する理由は、左右一対のクリップ24L,24Rが把持しているフィルムFの両耳部は、左右一対のクリップ24L,24Rに追随して移動している。しかし、フィルムFの中央部は、左右一対のクリップ24L,24Rから離れており追随するものがなく、両耳部より若干遅く走行して両耳部に引っ張れる状態となるため中央部が凹んだ状態となって、凹型ボーイング現象が発生する。
ところが、左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態が同時に解除されると移動速度vから搬出速度v1に上昇するため、その中央部の凹んだ部分が前方に引っ張られる状態となり、凹型ボーイング現象が解消される。
(8)効果
本実施形態によれば、図7(a)に示すような凹型ボーイング現象がフィルムFに発生しても、フィルムFを搬出するための搬出速度v1を早くするだけで解消でき、従来のような複雑な制御や構造を設ける必要がない。
また、3個の拡大傾斜テンターレールにおいて、左右一対のクリップ24L,24Rが同じ移動速度vで移動するため、配向軸hを傾斜させ、幅方向に拡大できる。
また、熱処理室14については、熱処理室14毎に室内温度を制御するため、フィルムFに対しより正確な熱処理を行うことができる。
また、熱処理室14は、左右一対のテンターレール16L,16Rに沿って設けられ、かつ、左右一対の拡大傾斜テンターレールの位置においては、y軸方向に沿ってずらして設けることにより、複数の熱処理室14を設置しても、その設置面積を小さくできる。
また、フィルムFの搬入口はx軸方向に沿って搬入され、搬出側においてもx軸方向に沿って搬出されるため、その前後に設けられているフィルムFの製造装置の接続を簡単に行なうことができる。すなわち、フィルムFを走行させるローラー等の方向も全てx軸方向に沿って設けておけば、フィルムFの製造を行なうことができる。
実施形態2
次に、実施形態2における延伸装置10について説明する。
実施形態1では、図7(a)に示すような凹型ボーイング現象が発生するフィルムFで説明したが、本実施形態では、図7(b)に示すように凸型ボーイング現象が発生するフィルムFを延伸するとする。この場合には、搬出ロール118の搬出速度v2を移動速度vより0.1〜1%遅くする。すなわち、搬出速度v2=0.99〜0.990倍と設定する。これによって凸型ボーイング現象が解消する。その理由は、次の通りである。
図7(b)に示すように凸型ボーイング現象は、左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態で移動しているときは中央部が凸型に膨らんでいる。そのため、左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態を左右同時に解除した時に、移動速度vよりも搬出速度v2が遅いと、フィルムFに対する引っ張り状態が弱くなり、その凸型に膨らんだ中央部が緩和されて凸型ボーイング現象が解消される。
実施形態3
次に、実施形態3における延伸装置10について図8に基づいて説明する。
上記実施形態では、テンター装置12においてフィルムFが左右一対の拡大傾斜テンターレールを移動速度vで移動すると、フィルムFが幅方向に引き延ばされると共に、配向軸hが傾斜する。このときに斜めにフィルムFを引っ張るため、凹型ボーイング現象が発生した場合に、図7(a)に示すような左右対称でなく、図8に示すような若干非対称となる。すなわち、左右一対の拡大傾斜テンターレールの左側(L側)はx軸に対し(θ+β)°傾斜しており、右側(R側)は、x軸に対し(θ−α)°傾斜している。(θ+β)°>(θ−α)°であるため、左右引っ張り力が異なり、図8に示すように傾斜角が大きい左側ほどボーイングが大きくなる。
上記各実施形態では、テンター装置12の搬出口付近で左右一対のクリップ24L,24Rの把持状態を左右同時に解除していたが、本実施形態では、非対称凹型ボーイング現象を解消するために、図8に示すように左側のクリップ24Lを先に把持解除し、その後に右側のクリップ24Rの把持解除を行う。このタイミングの差としては、把持解除した左側のクリップ24Lが、右側のクリップ24RよりD=2cm〜50cm先に移動してから右側のクリップ24Rを把持解除する。この方法で非対称凹型ボーイング現象を解消できる理由は、ボーイングが大きい左側のクリップ24Lを先に離すと、フィルムFの左側のみ移動速度vから搬出速度v1に上昇して、ボーイングが大きい部分が解消される。そして、ボーイングが小さい右側のクリップ24Rを次に離すと、フィルムFの右側も移動速度vから搬出速度v1に上昇して、全体のボーイングが解消される。
なお、上記方法を実現するために、左右一対の把持解除装置の位置を、把持解除位置に合わせてずらしてテンター装置12に取り付ける。
上記実施形態3では、左側の傾斜角が右側の傾斜角より大きかったが、逆に左側の傾斜角が右側の傾斜角より小さいときは、左側のクリップ24Lより右側のクリップ24Rの把持解除のタイミングを早くする。
また、図9に示すように凸型ボーイング現象も同様であって、左側の傾斜角が右側の傾斜角より大きいときは、右側のクリップ24Rより左側のクリップ24Lの把持解除のタイミングを早くし、逆に左側の傾斜角が右側の傾斜角より小さいときは、左側のクリップ24Lより右側のクリップ24Rの把持解除のタイミングを早くする。
変更例
上記実施形態では、配向軸を傾斜させるクリップテンター装置12で適用したが、これに限らず随時二軸延伸法又は同時二軸延伸法を行なうクリップテンター装置に本発明を適用してもよい。随時二軸延伸法とは、フィルムFを搬送方向に予め引き延ばした後に、幅方向に引き延ばすものであり、同時二軸延伸法は、フィルムFを縦横の二方向に同時に引き延ばすものである。
上記各実施形態では、基材としてフィルムFで説明したが、これに代えてフィルムF以外の基材でもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
F・・・フィルム、10・・・延伸装置、12・・・テンター装置、14・・・熱処理室、16L,16R・・・テンターレール、22L,22R・・・テンターチェーン、24L,24R・・・クリップ、28L,28R・・・第1テンターレール、30L,30R・・・第2テンターレール、32L,32R・・・第3テンターレール、42・・・上ノズル、48・・・加熱ファン、52・・・下ノズル、100・・・搬出装置、108・・・搬出ロール、118・・・搬出モータ

Claims (14)

  1. ボーイング現象が発生する長尺状の基材を搬送路に沿って走行させるテンター装置と熱処理装置と搬出装置を有した前記基材の延伸装置であって、
    前記テンター装置は、
    左右一対のテンターレールと、
    前記左右一対のテンターレールを走行する左右一対の無端状のテンターチェーンと、
    前記左右一対のテンターチェーンに所定間隔毎に設けられ、前記基材を左右両側から把持する複数の左右一対のクリップと、
    前記左右一対のテンターチェーンにそれぞれ設けられた前記左右一対のクリップを前記基材の搬入口から搬出口まで同じ移動速度vでそれぞれ移動させる移動駆動手段と、
    を有し、
    前記熱処理装置は、前記テンター装置の搬入口から搬出口まで覆い、前記搬送路を走行する前記基材に熱風を吹き付け、
    前記搬出装置は、
    前記テンター装置によって搬送されている前記基材を前記搬出口から搬出するアウトフィードロールと、
    前記アウトフィードロールを搬出速度v0で駆動させる搬出駆動手段と、
    を有し、
    前記搬出駆動手段は、(1)前記基材に凹型ボーイング現象が発生する場合には、前記アウトフィードロールを前記移動速度vより早い搬出速度v1で駆動させ、(2)前記基材が凸型ボーイング現象が発生する場合には、前記アウトフィードロールを前記移動速度vより遅い搬出速度v2で駆動させる、
    延伸装置。
  2. 前記基材に凹型ボーイング現象が発生する場合には、前記搬出速度v1は、前記移動速度vの1.001〜1.01倍である、
    請求項1に記載の延伸装置。
  3. 前記基材に凸型ボーイング現象が発生する場合には、前記搬出速度v2は、前記移動速度vの0.999〜0.990倍である、
    請求項1に記載の延伸装置。
  4. 前記搬送路は、xy直交座標系におけるxy平面上に設定され、
    前記左右一対のテンターレールは、複数個の左右一対の部分テンターレールを順番に連結したものであり、
    奇数番目の前記左右一対の部分テンターレールは、出口の幅と入口の幅が同じ幅の平行テンターレールであって、かつ、前記xy直交座標系のx軸に平行に設置され、
    偶数番目の前記左右一対の部分テンターレールは、出口の幅が入口の幅より拡大された拡大傾斜テンターレールであって、かつ、前記左右一対の拡大傾斜テンターレールの中の一方の拡大傾斜テンターレールは、前記x軸に対し(θ−α)°(但し、0°<θ°<45°、0°<α°<30°、θ°は前記基材の幅方向における中心位置での前記x軸に対する傾きである)傾くように設置され、他方の拡大傾斜テンターレールは、前記x軸に対し(θ+β)°(但し、0°<β°<30°である)傾くように設置されている
    、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の延伸装置。
  5. k個(但し、k>=1である)の拡大傾斜テンターレールを有し、
    前記基材の配向軸の傾斜角φとした場合に、φ<=k×θである、
    請求項4に記載の延伸装置。
  6. 前記傾きθ=5°〜30°である、
    請求項4又は5に記載の延伸装置。
  7. 前記xy平面が水平面である、
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載の延伸装置。
  8. 前記左右一対の拡大傾斜テンターレールの出口における前記基材の幅寸法に関して、前記基材の中心線から一方の耳部までの寸法と、前記基材の中心線から他方の耳部までの寸法が等しい、
    請求項4乃至7のいずれか一項に記載の延伸装置。
  9. 前記左右一対のクリップは、前記基材に対する把持状態を左右同時に解除する、
    請求項4乃至8のいずれか一項に記載の延伸装置。
  10. 前記左右一対のクリップが前記基材に対する把持状態を解除する場合に、他方の前記クリップの把持状態を、一方の前記クリップより早く解除する、
    請求項4乃至8のいずれか一項に記載の延伸装置。
  11. 前記熱処理装置は、複数の熱処理室を有し、
    前記各熱処理室は、前記左右一対のテンターレールを収納するようにx軸方向に沿って並べて設置され、
    前記左右一対の拡大傾斜テンターレールを収納した前記各熱処理室は、前記左右一対の傾斜テンターレールの傾きに合わせてy軸方向にずらして設置されている、
    請求項4乃至10のいずれか一項に記載の延伸装置。
  12. 前記各熱処理室は、
    走行する前記基材に対し上下から熱風を吹き付ける上ノズルと下ノズルと、
    空気を加熱して前記上ノズルと前記下ノズルに送風する加熱送風手段と、
    を有する請求項11に記載の延伸装置。
  13. 前記各加熱送風手段は、前記熱処理室毎に室内温度を所定の温度にそれぞれ制御する、
    請求項11又は12に記載の延伸装置。
  14. 前記基材がフィルムであり、前記室内温度をガラス転移温度より0℃〜30℃高い温度に制御する、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の延伸装置。
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