JP2013144069A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い吸込み性能を維持しつつ、電動送風機の電動機部に対する冷却効果を向上可能で、電動送風機のファンを音源として掃除機本体の上方へ抜ける音を低減可能とする。
【解決手段】吸音材製のガイド25をカバー17に被嵌された防振ゴム21に連続するように設ける。ガイドは、排気孔18に対向しカバー17を上方から覆う第1ガイド部25aと、第1ガイド部からケース12の外周面に向けて曲がった第2ガイド部25bとを有する。排気孔18から排出された空気を導く風路Pをガイド25と電動送風機8の外面との間に形成し、風路の出口PDをケース12の外周面とガイド部25bとの間に形成したこと。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、吸込み性能が高い電気掃除機に関する。
電動送風機が有するファンカバーの周壁にその周方向に沿って間隔的に排気部を設けて、電動送風機に吸込まれた空気の一部を、各排気孔から電動送風機外に排出して、吸込み性能を向上させた電気掃除機が、従来技術として知られている。
この電気掃除機の電動送風機は、ステータ及びロータを固定するブラケット(電動機ケース)の外周の一部を覆うカバー体内に、制御基板若しくは発熱素子の制御部を収容し、ロータに連結されてブラケットの外部に配設されるインペラ(ファン)を覆うケーシング(ファンカバー)をブラケットに連結し、ケーシングの外周にインペラにより吸引された気流の一部を排出する排気部(排気孔)を設けるとともに、排気部から排出された気流の流れを方向付けるガイドをケーシングの外周に設けている。
この構成により、インペラにより吸引された気流の一部を、流路抵抗が大きいモータ部を通過する前に排気部から放出すると共に、この排気風の流れをガイドで方向付けることで、電動送風機の吸込み性能の向上を実現している。
更に、ガイドは排気部から排出された排気風の流れを方向付けしている。即ち、ケーシングの外径は電動送風機のブラケットの外径より大きいとともに、ガイドの外径はケーシングの外径より大きく、更にガイドの外周部はケーシングの外周面と略平行に形成されている。それにより、排気部を通って排出された排気風が、ブラケットの外周面から隔たった位置で、電動送風機の前部を占めたケーシングから遠ざかるように電動送風機の後方に向けて電動送風機の中心軸線と略平行に排出される。そして、こうして流れが方向付けられた排気風の一部をカバー体の内部を流通させて、カバー本体内の制御基板若しくは発熱素子を冷却するようにしている。
特許第4288980号公報
電動送風機に吸込まれた気流の一部を、インペラを覆ったケーシングの排気部から排出すると、それに見合ってモータ部を流通する空気量が減る。これにより、電動送風機のモータ部を空冷する性能が低下するので、この点を補う工夫が要請されている。
更に、電動送風機が発する騒音の一つは、インペラの風切り音であり、この音は耳障りである。しかし、既述のように吸込み性能を向上させるためにケーシングに排気部を設けた構成では、排気部を通ってインペラの風切り音が外部に出易い。特に、インペラを音源として掃除機本体の上方に抜ける風切り音は、その他の方向に抜ける音と比較して掃除作業者に感知され易いので、こうした騒音をできるだけ低くすることが要請されている。
実施形態は、高い吸込み性能を維持しつつ、電動送風機の電動機部に対する冷却効果を向上することが可能であるとともに電動送風機のファンを音源として掃除機本体の上方へ抜ける音を低減することが可能な電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決するために、実施形態の電気掃除機は、送風部と電動機部を備える電動送風機を、その中心軸線が水平となるように配置し、かつ、掃除機本体内に防振的に支持する。送風部はファンとこれを覆ったファンカバーを備える。ファンカバーはファンで吸引された空気の一部を排出する排気孔を複数有する。ファンを回転させる電動機部の電動機ケースはファンで吸引された空気を排出する排気口を有する。吸音材製のガイドを、ファンカバーに被嵌された防振ゴムに連続するように設ける。ガイドは、排気孔に対向しファンカバーを上方から覆う第1ガイド部と、第1ガイド部から電動機ケースの外周面に向けて曲がった第2ガイド部とを有する。排気孔から排出された空気を導く風路をガイドと電動送風機の外面との間に形成し、風路の出口を電動機ケースの外周面と第2ガイド部との間に形成したことを特徴としている。
第1実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図である。 図1の電気掃除機が備える電動送風機まわりを示す断面図である。 図2中F3部を拡大して示す図である。 図1の電気掃除機が備える電動送風機のファンカバーの一部とこのカバーに被嵌された防振ゴムの一部との関係を一部切欠いた状態で示す平面図である。 図4中F5−F5線に沿って示す断面図である。 図1の電気掃除機が備える電動送風機を示す斜視図である。 第2実施形態に係る電気掃除機が備える電動送風機をこれにガイドが取付けられた状態で示す斜視図である。
以下、第1実施形態の電気掃除機について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
図1は例えばキャニスタ型の電気掃除機全体を示す斜視図である。電気掃除機1は、掃除機本体2と、電動送風機8と、吸気側の防振ゴム21と、排気側の防振ゴム23と、ガイド25と、集塵部例えば集塵フィルタ33と、吸塵ホース35と、延長管38と、床用吸込み口体39等を備えている。
掃除機本体2に屋内の床面(被掃除床面)上を自在に移動可能とする車輪が取付けられている。掃除機本体2はその前部上面をなすとともに開閉可能な集塵室蓋3を有している。掃除機本体2内に、集塵室蓋3の真下に対向する集塵室(図示しない)が形成されているとともに、この集塵室の後側、言い換えれば、掃除機本体2に吸込まれてこの本体を通過する気流を基準に集塵室の下流側に、送風機室S(図2参照)が設けられている。
掃除機本体2は、図1及び図2に示すように本体下ケース2aと、本体中ケース2bと、本体上ケース2cを有している。本体中ケース2bは、送風機室Sを仕切って本体下ケース2aの後部に上側から連結されている。送風機室Sは掃除機本体2の後部に形成された図示しない排気部を通して掃除機本体2の外部に連通されている。
図2に示すように送風機室Sの前端部に送風部支持部4が設けられている。送風部支持部4は、本体下ケース2aと本体中ケース2bの夫々に形成されている。同様に送風機室Sの後端部に電動機部支持部5が設けられている。電動機部支持部5は、本体下ケース2aと本体中ケース2bの夫々に形成されている。送風部支持部4及び電動機部支持部5はリブ等により形成されている。更に、本体下ケース2aと本体中ケース2bの夫々に、送風機室Sに突出するガイド支持部6が設けられている。
本体上ケース2cは本体下ケース2aに上側から連結されている。この本体上ケース2cと本体上ケース2cの前部とで、集塵室蓋3により開閉される集塵室の上面開口が区画されている。本体上ケース2cの後部は本体中ケース2bを上方から覆っている。
掃除機本体2内の送風機室Sに電動送風機8が収容されている。この電動送風機8は、電動機部11とこの電動機部11に連結された送風部15とを備えている。
図2に示すように電動機部11は、電動機ケース12内に、図示しないステータ巻線が取付けられたステータ11aと、このステータ11aの内側に回転自在に配設されたロータ11bと、二個のブラシ装置13を取付けて形成されている。電動機ケース12は、金属製であり、図3に示すように第1ケース部材12cと第2ケース部材12dとを連結して形成されている。
第1ケース部材12cは、円筒部の一端に端板部を有し、円筒部の開放された他端に環状の張り出し縁部12e(図3参照)を有して形成されている。更に、電動機ケース12の第1ケース部材12cは、その円筒部の前記端板部側に複数の排気口12aを有しているとともに、前記端板部の中央から外側に突出されたに軸受ハウジング部12bを有している。
第2ケース部材12dは、その両端部を第1ケース部材12cの張り出し縁部12eに固定して、円筒部の開口された他端を横切って設けられている。第2ケース部材12dはその中央部に軸受ハウジング部(図示しない)を有している。
ステータ11aは、環状であり、第1ケース部材12cの円筒部の内周面に接して電動機ケース12に伝熱可能に固定されている。このため、ステータ11aのステータ巻線が発する熱は電動機ケース12の外面から外部に放出可能である。前記両軸受ハウジング部の夫々に玉軸受が収容されていて、これら玉軸受によってロータ11bが有するロータ軸11c(図2参照)が回転自在に支持されている。ロータ軸11cの一端部に整流子11d(図2参照)が取付けられている。ロータ軸11cの他端部は第2ケース部材12cの軸受ハウジング部を貫通して電動機ケース12の外部に突出されている。又、第1ケース部材12cの円筒部にブラシ装置13が二個取付けられている。これらブラシ装置13は整流子11dの外周面に接するブラシを有している。
図2及び図3に示すように送風部15は、ファン16と、図示しないディフューザと、ファンカバー17を有している。
ファン16には例えば遠心式のものが使用されており、このファン16は電動機ケース12外に突出されたロータ軸11cの端部に連結されている。ディフューザは、ファン16から吐き出された空気を静圧化しつつ電動機ケース12内に導くために用いられていて、第1ケース部材12cの開放された他端とファン16との間に配設され、第1ケース部材12cの張り出し縁部12eに連結されている。
ファンカバー17は、金属製で、ファン16及びディフューザを覆って配設されている。ファンカバー17は、一端が開放された円形の周壁と、この周壁の他端に連続する端壁とを有していて、端壁の中央部に吸気口17a(図6参照)を有している。ファンカバー17は、その周壁の開放された一端部を前記張り出し縁部12eの外周に嵌合して電動機ケース12に連結されている。このファンカバー17の内部と電動機ケース12の内部とは連通されている。
ファンカバー17は複数の排気孔18を有している。各排気孔18は、吸気口17aを通ってファン16に吸引されこのファン16から吐き出されて電動機ケース12の内部へ流入しようとする空気の一部を、電動送風機8の外部に排出するために設けられている。これら排気孔18は、図6に示すようにファンカバー17の周方向に延びる長孔で形成され、ファンカバー17の周壁にその周方向に沿って間隔的例えば等間隔に設けられている。
防振ゴム21,23は、弾性変形が可能でかつ吸音性能を有した吸音材例えばネオプレンゴム製である。防振ゴム21は、ファンカバー17より大径のリング形で、ファンカバー17に被嵌されていて、ファンカバー17の端壁の周部と、ファンカバー17の周壁の前記端壁側の部位を覆っている。図2及び図3に示すように防振ゴム21が有する嵌合部21aは、ファンカバー17の周壁外周面に嵌合されていて、その嵌合深さD、言い換えれば、ファンカバー17への掛かり代は、排気孔18を塞がない深さに設定されている。防振ゴム23は、電動機ケース12の軸受ハウジング部12bに被嵌されている。
ガイド25は、弾性変形が可能でかつ吸音性能を有した吸音材例えばネオプレンゴム製であり、防振ゴム21に連続するように設けられ、好ましい例として防振ゴム21と一体に成形されている。このガイド25の外径は嵌合部21aの外径と同じである。ガイド25は、図3〜図5に示すように第1ガイド部25aと第2ガイド部25bと仕切り部26とを有している。
第1ガイド部25aは、防振ゴム21の嵌合部21aに一体に連続していて、少なくともファンカバー17を上方から覆っている。具体的には、第1実施形態では第1ガイド部25aが円筒状に形成されているので、第1ガイド部25aはファンカバー17の全周を覆っている。この第1ガイド部25aは、ファンカバー17の周壁外面から離れてこの外面に臨んでいるとともに、電動機ケース12の張り出し縁部12e側の部位の外面に対しても離れてこの外面に臨んでいる。そのため、第1ガイド部25aは排気孔18に対向しているとともに、ファンカバー17及び電動機ケース12の各外面との間に第1風路部位を形成している。
第2ガイド部25bは、第1ガイド部25aから電動機ケース12が有した第1ケース部材12cの円筒部外周面に向けて曲がって設けられている。第2ガイド部25bは、第1ケース部材12cの張り出し縁部12eの外面にから離間してこの外面に臨んでいる。そのため、第2ガイド部25bは、電動機ケース12の外面との間に第2風路部位を形成している。
前記第1風路部位と第2風路部位とは連通して風路Pをなしている。したがって、ガイド25は、排気孔18から排出された空気を導く風路Pを、電動送風機8の外面との間に形成して設けられている。第2風路部位の風路断面積は第1風路部位の風路断面積より大きい。
第2ガイド部25bは、第1ケース部材12cの円筒部外周面から離れていて、この外周面との間に風路Pの出口PDを形成している。
図4〜図6に示すようにガイド25は複数の仕切り部26を有している。第1実施形態で排気孔18と同数の仕切り部26が第1ガイド部25aの内面に突設されている。これら仕切り部26はリブ状をなしている。詳しくは、各仕切り部26の一端は防振ゴム21の嵌合部21aの下流側端面21bに一体に連続され、各仕切り部26の他端は第2ガイド部25bの周部内面に一体に連続されている。したがって、各仕切り部26は、ファンカバー17の周壁の後端よりも方向に突出する長さを有して、電動送風機8の中心軸線と平行に延びるリブ状に形成されていて、第1ガイド部25を内側から支持している。
各仕切り部26は、ファンカバー17の周方向に隣接した排気孔18間の周壁部位17b(図5参照)に接して、隣接した排気孔18間を仕切って配設されている。図4に示すように嵌合部21aの下流側端面21bと各仕切り部26の一側面26aとは、相互間に角を形成することなく円弧面27で連続されている。ここに、一側面26aとは排気孔18から排出された空気(気流)を受ける側面を指している。
電動送風機8は防振ゴム21,23を介して掃除機本体2内に防振的に支持されている。すなわち、図2に示すように掃除機本体2の送風部支持部4とファンカバー17との間に、ファンカバー17に被嵌されるとともにガイド25を備えた防振ゴム21を挟んで、電動送風機8の送風部15が掃除機本体2に防振的に支持されているとともに、掃除機本体2の電動機部支持部5と軸受ハウジング部12bとの間に、電動機ケース12の軸受ハウジング部12bに被嵌された防振ゴム23を挟んで、電動送風機8の電動機部11が掃除機本体2に防振的に支持されている。
更に、上流側(前側)の防振ゴム21は送風機室Sの前端部を気密にシールしているとともに、下流側(後側)の防振ゴム23は送風機室Sの後端部を気密にシールしている。掃除機本体2に支持された電動送風機8はその中心軸線が水平となるように配設されていて、この電動送風機8の吸気口17aは、前方、つまり、掃除機本体2の集塵室に向けて開口されている。
このような支持状態で、防振ゴム21と一体のガイド25が有した第2ガイド部25bは、ガイド支持部6に接して支持されている。このため、風路Pを通る空気の圧力、及び電動送風機8の運転モードの切換えに伴う風路Pを通る空気の圧力変動により、第2ガイド部25bが変形することが防止されて、風路Pの第2風路部位の風路断面積を一定に保持して、排気孔18から流出した空気を風路Pに対し円滑に流通させることが可能である。
又、掃除機本体2の後部でかつ送風機室Sの外側には、後述する電動送風機8の運転を制御する図示しない制御回路と図示しないコードリール装置が内蔵されている。コードリール装置は、電源コードを巻き取っており、この電源コードを掃除機本体2の外部に引出して図示しないコンセントに接続することで、電気掃除機1への給電が可能である。なお、こうした外部電源に代えて、電気掃除機1の電源として、内部電源、つまり、掃除機本体2に内蔵された二次電池を用いることも可能である。
図1に示すように掃除機本体2は吸塵口31を有している。この吸塵口31は例えば掃除機本体2の前面部に設けられている。掃除機本体2に集塵フィルタ33が着脱可能に取付けられている。集塵フィルタ33は掃除機本体2の集塵室に収容された集塵袋からなる。集塵フィルタ33が集塵室に収容された状態で、この集塵フィルタ33の内側空間は吸塵口31に連通されている。この集塵フィルタ33は集塵室蓋3が開かれた状態で集塵室に出し入れ可能である。
図1に示すように吸塵ホース35は、可撓性を有したホース本体35aと、このホース本体35aの一端部に取付けられかつホース本体35aに連通された接続管部35bと、ホース本体35aの他端部に取付けられかつホース本体35aに連通された手元操作部35cを有している。吸塵ホース35は、その接続管部35bを吸塵口31に着脱可能に挿入して掃除機本体2に接続され、かつ、吸塵口31に連通されている。
手元操作部35cは、床用吸込み口体9を移動操作するために掃除作業者により把持されるハンドル35dを有している。このハンドル35dに、図示しない制御装置に運転指令を与える入力手段36が設けられている。入力手段36はタッチ式の入力ボタンを複数有した操作パネルで形成されている。入力ボタンにより指定された運転モードで電動送風機8が運転されるようになっている。
延長管38はその長さを調節可能に形成されている。この延長管38の一端部は、手元操作部35cの先端部に着脱可能に嵌合して接続されている。接続された延長管38と吸塵ホース35とは連通されている。
吸塵ホース35及び延長管38は、掃除機本体2の集塵室と床用吸込み口体39とを連通する吸塵管を形成している。この吸塵管の先端部例えば延長管38の先端部に、床用吸込み口体39が着脱可能に嵌合して接続されている。
床用吸込み口体39は被掃除床面の清掃に好適なものであって、その下面に図示しない吸込み開口を有している。この床用吸込み口体39内に、図示しない回転清掃体とこの清掃体を回転させる電動機等が取付けられている。
電気掃除機1の電動送風機8は、入力手段36での入力操作により指定された運転モードで駆動されて、電動送風機8に対して上流側の集塵室等の空気を吸込む。この吸引力で、被掃除床面の塵と空気が、床用吸込み口体39に吸込まれ、更に、延長管38及び吸塵ホース35を経由して掃除機本体2の集塵室に導かれる。このため、集塵室内の集塵フィルタ33で含塵気流中の塵が、ろ過されてこの集塵フィルタ33内に集積される。一方、塵から分離されて集塵フィルタ33を通過した空気は、集塵室を通って電動送風機8に吸込まれ、後で説明するように電動送風機8を経由した後、送風機室Sから掃除機本体2の排気部(図示しない)を通って掃除機本体2外に排出される。したがって、被掃除床面を掃除することができる。
次に、電動送風機8を通る気流について説明する。
ファン16の回転によりファンカバー17の吸気口17aを通って吸込まれた空気は、ファン16の外周から吐き出される。こうして吐き出された空気はファンカバー17の内周に沿って旋回し、そのうちの一部の空気はファンカバー17の各排気孔18から電動送風機8の外部に流出する。この一方で、残りの空気は、ディフューザで静圧化されつつ電動機ケース12内に導かれて、この電動機ケース12内のステータ11a及びロータ11bを冷却しながら電動機ケース12を流通し、この電動機ケース12の排気口12aを通って電動送風機8が収容された送風機室S内に流出する。
以上のようにファン16から吐き出されて電動機部11に流入する前の空気の一部が、ファンカバー17の排気孔18を通って外部に流出される。この空気は流路抵抗が大きい電動機部11内を通らない。これにより、電動送風機8での圧損が減少され、それに伴い電動送風機8の効率が上がり、電気掃除機1の吸込み性能を向上できる。
排気孔18を通った空気は、その流れ方向をガイド25により形成された風路Pにより方向付けられて、この風路Pの出口PDを通って送風機室Sに流出する。この場合、風路Pによりこれを流通する空気は、電動機ケース12の張り出し縁部12eの外面に沿って流動するように方向付けされて、電動機ケース12の円筒部外面に吹き当てられる。電動機部11を通る前の空気は電動機部11を流通した空気より低温である。これにより、電動機部11を通る前の低温の空気で電動機ケース12の張り出し縁部12e及び円筒部を冷却できる。
したがって、排気孔18から排出される空気量に見合って電動機部11内を流通する空気量が減ることで、電動機部11を内側から空冷する性能が低下するにも拘らず、前記外部からの空冷によって電動機部11内のステータ11a等の温度上昇を抑制することが可能である。
この場合、既述のようにガイド25は、その第1ガイド部25aの内面に突設された複数の仕切り部26を有し、これら仕切り部26はファンカバー17の周方向に隣接した排気孔18間の周壁部位17bに接触している。このため、仕切り部26の一側面26aが、ファン16の回転に従い排気孔18を通って風路Pの第1風路部位に流出した空気を受けて、この空気がファンカバー17の周方向に沿って旋回を継続することを妨げる。これと共に、各仕切り部26はそれが受止めた空気を風路Pの第2風路部位に導く。これにより、排気孔18を通った空気が、整流されて風路Pに円滑に流されるので、電動機部11を外側から空冷する効果を高めることが可能である。
しかも、上流側の防振ゴム21が有した嵌合部21aの仕切り部26間にわたる下流側端面21bと、排気孔18から排出された空気を受ける仕切り部26の一側面26aとは、円弧面27で連続されている。これにより、仕切り部26はそれが受止めた空気が、下流側端面21bと一側面26aとで挟まれる部分で渦を巻き難く、それに伴い、排気孔18から排出された空気をより円滑に風路Pの第2風路部位に導くことが可能であるので、この点で電動機部11を外側から空冷する効果を更に高めることが可能である。
ガイド25は、吸音材製であり、ファンカバー17を上方から覆う第1ガイド部25aを有している。このため、ファンカバー17の上部の排気孔18を抜けたファン16の風切り音が、第1ガイド部25aで吸収されるに伴い、この風切り音が掃除機本体2の上方へ伝播することを抑制可能である。これにより、掃除作業者にとって耳障りな風切り音が低減される。しかも、ガイド25はファンカバー17の全周を覆っているので、ファン16による風切り音の掃除機本体2の外部への伝播を抑制することが可能である。
更に、既述のように排気孔18を通った空気は整流されて風路Pに流れ、渦を発生し難いので、渦の発生の伴う音の発生を抑制することも可能である。そして、渦を原因として音が生じた場合であっても、この音が掃除機本体2の上方へ伝播することを、吸音材製のガイド25によって抑制可能である。
したがって、これらの理由により、第1実施形態の電気掃除機1を用いた掃除では、低騒音で掃除をすることが可能である。
以上説明したように第1実施形態の電気掃除機によれば、高い吸込み性能を維持しつつ、電動送風機8の電動機部に対する冷却効果を向上することが可能であるとともに電動送風機8のファン16を音源として掃除機本体2の上方へ抜ける音を低減することが可能である。
ファンカバー17の各排気孔18をファンカバー17の嵌合部21aが塞がないようにするために、送風部15を防振的に掃除機本体2に支持する防振ゴム23のファンカバー17への嵌合深さDは浅い。これにより、ガイド25が嵌合部21aと一体でない構成では、防振ゴム23の嵌合状態が不安定となって、防振ゴム23の防振性能が低下することが考えられる。
これに対して、既述のように防振ゴム23の嵌合部21aにガイド25が一体に連続されているだけではなく、このガイド25が有した複数の仕切り部26は、ファンカバー17の周壁外面、より詳しくは、隣接した排気孔18間の周壁部位17bに接している。このため、ガイド25を一体に有した防振ゴム23のファンカバー17に対する嵌合深さが各仕切り部26によって増えて、防振ゴム23の嵌合状態が安定させることができるので、防振ゴム23の防振性能を向上させることが可能である。
又、既述のようにガイド25は防振ゴム21と一体に形成されているので、部品点数及び組立ての工数が増えることがなく、ガイド25が防振ゴム21と別体である場合と比較して、コストを低減することが可能である。
図7は第2実施形態を示している。第2実施形態は以下説明する構成が第1実施形態とは相違しており、それ以外の構成は第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同一ないしは同様の機能を奏する第2実施形態の構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態の電気掃除機では、防振ゴム21及びこれと一体のガイド25がファンカバー17の全周を覆った構成ではなく、ガイド25は、横置きに配置された電動送風機8、言い換えれば、中心軸線が水平となるように配置された電動送風機8のファンカバー17に対して、このファンカバー17の上部のみを上方から覆って設けられている。ここで、ガイド25がファンカバー17を上方から覆う領域、言い換えれば、ファンカバー17に上方から被さる領域は、ファンカバー17の周方向に沿って第2実施形態よりも狭くても、或いは広くても差し支えない。これとともに、ガイド25は、ファンカバー17の上半分を上方から覆う大きさであることが好ましい。又、ファンカバー17の周方向に沿うガイド25の両端は、ファンカバー17の外面に接する第1端壁部とこれに連続した第2端壁部からなる端壁25cによって閉じられている。端壁25cの第1端壁部は仕切り部を兼ねている。
第2実施形態の電気掃除機は、以上説明した事項以外の構成は図示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、この第2実施形態においても、前記課題が解決されて、高い吸込み性能を維持しつつ、電動送風機の電動機部に対する冷却効果を向上することが可能であるとともに電動送風機のファンを音源として掃除機本体の上方へ抜ける音を低減することが可能である。更に、第2実施形態では、ガイド25がファンカバー17の上部のみを上方から覆っているので、ガイド25が一体に形成された防振ゴム21を、ファンカバー17に容易に被嵌させることができる利点がある。
前記各実施形態では、ガイド25を防振ゴム21と一体に成形することで、ガイド25が防振ゴム21と連続するように配設したが、これに代えて、ガイド25と防振ゴム21とを別体とし、ガイド25が防振ゴム21の下流側端面21bに接触若しくは非接触となる状態で、防振ゴム21にガイド25を連続するように配置することも可能である。
1…電気掃除機、2…掃除機本体、8…電動送風機、11…電動機部、12…電動機ケース、12a…電動機ケースの排気口、15…送風部、16…ファン、17…ファンカバー、17b…ファンカバーの周壁部位、18…ファンカバーの排気孔、21…防振ゴム、21b…防振ゴムの下流側端面、23…防振ゴム、25…ガイド、25a…第1ガイド部、25b…第2ガイド部、P…風路、PD…風路の出口、26…仕切り部、26a…仕切り部の一側面、27…円弧面

Claims (4)

  1. ファン、及びこのファンにより吸引された空気の一部を排出する排気孔を複数有して前記ファンを覆ったファンカバーを備える送風部と、前記ファンを回転させるとともに、前記ファンカバー内と連通する電動機ケースを備え、かつこの電動機ケースが前記ファンにより吸引された空気を排出する排気口を有した電動機部とを備える電動送風機が、この電動送風機の中心軸線が水平となるように配置されかつ掃除機本体内に防振的に支持された電気掃除機において、
    前記ファンカバーに被嵌された防振ゴムに連続するように設けられ、前記排気孔から排出された空気を導く風路を前記電動送風機の外面との間に形成する吸音材製のガイドを備え、このガイドが、前記排気孔に対向して前記ファンカバーを上方から覆う第1ガイド部と、この第1ガイド部から前記電動機ケースの外周面に向けて曲がって前記外周面との間に前記風路の出口を形成した第2ガイド部とを有することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記ガイドが前記防振ゴムと一体であることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記ガイドが前記第1ガイド部の内面に突設された複数の仕切り部を有し、これら仕切り部が前記ファンカバーの周方向に隣接した前記排気孔間の周壁部位に接触していることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記防振ゴムの下流側端面と前記排気孔から排出された空気を受ける前記仕切り部の一側面とが、円弧面で連続されていることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
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