JP2013143813A - 自動車用充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コントローラにシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる自動車用充電装置を提供する。
【解決手段】AC/DC変換部12とDC/DC変換部13において、交流電力を入力し電力変換して車載側の電池30に供給する。非常停止ボタン21の手動操作により交流電力の入力段に設けられたACサーキットブレーカ11が開放状態にされる。非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に伴ってコントローラ17,18にリセット信号が送出され、コントローラ17,18がリセットされる。
【選択図】図1
【解決手段】AC/DC変換部12とDC/DC変換部13において、交流電力を入力し電力変換して車載側の電池30に供給する。非常停止ボタン21の手動操作により交流電力の入力段に設けられたACサーキットブレーカ11が開放状態にされる。非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に伴ってコントローラ17,18にリセット信号が送出され、コントローラ17,18がリセットされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車用充電装置に関するものである。
近年、地球温暖化への対応施策の1つとして、自動車のCO2排出量を削減すべく電気自動車の開発が進んできている。電気自動車の充電には、通常は車載充電装置を使用するが、電池残量ゼロから満充電を行おうとすると、AC100ボルトで14時間、AC200ボルトでも7時間かかる。また、航続距離についても、ちょっとした遠出をする場合には補充電が必要であったり、外出先で充電を行う場合、車載充電装置では時間がかかるため、不便を感じることがある。これらを解消するために、据置型の自動車用充電装置の開発が進められている。
また、据置型の自動車用充電装置において、押しボタン式の非常停止手段により手動で室内コントローラによる充電動作を停止させるシステム構成とすることが行なわれている(例えば、特許文献1)。
ところで、自動車用充電装置において、異常時に緊急停止させるための非常停止ボタンを設置して非常停止ボタンが押されると電路を遮断すべくサーキットブレーカを開放状態にする。このようにして安全を確保する場合、コントローラにおいてシステムエラーが発生した場合に、非常停止ボタンを押下操作した後に非常停止状態が解消されても充電装置の動作を行わせることができなかった。
本発明の目的は、コントローラにシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる自動車用充電装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電力を入力し電力変換して車載側の電池に供給するための電力変換機器と、前記電力変換機器の制御を行うコントローラと、手動操作により前記電力変換機器における交流電力の入力段に設けられた電路開閉手段を開放状態にする非常停止操作スイッチと、を備えた自動車用充電装置において、前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に連動して前記コントローラをリセットするようにしたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、コントローラにおいて、電力変換機器の制御が行われる。非常停止操作スイッチを手動操作することにより電力変換機器における交流電力の入力段に設けられた電路開閉手段が開放状態にされる。この非常停止操作スイッチにおける電路開閉手段を開放状態にする操作に連動してコントローラがリセットされる。
これにより、コントローラにシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用充電装置において、前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に伴って前記コントローラにリセット信号を送出することにより前記コントローラをリセットするようにしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用充電装置において、前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に伴って前記コントローラにリセット信号を送出することにより前記コントローラをリセットするようにしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、非常停止操作スイッチにおける電路開閉手段を開放状態にする操作に伴ってコントローラにリセット信号が送出されることによりコントローラをリセットすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用充電装置において、前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に伴って前記コントローラに電源を供給する電源装置に再起動信号を送出して前記電源装置において前記コントローラへの電源供給を一旦停止し再度行うことにより前記コントローラをリセットするようにしたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、非常停止操作スイッチにおける電路開閉手段を開放状態にする操作に伴ってコントローラに電源を供給する電源装置に再起動信号が送出されて電源装置においてコントローラへの電源供給が一旦停止され再度行われることによりコントローラをリセットすることができる。
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車用充電装置において、前記電路開閉手段は配線用遮断器であるとよい。
本発明によれば、コントローラにシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、急速充電器である自動車用充電装置10は、ケーブル40を介して電気自動車と接続でき、ケーブル40の正負の給電ラインを介して車両側の電池(車載電池)30を急速充電することができる。
図1に示すように、急速充電器である自動車用充電装置10は、ケーブル40を介して電気自動車と接続でき、ケーブル40の正負の給電ラインを介して車両側の電池(車載電池)30を急速充電することができる。
自動車用充電装置10は、電路開閉手段としてのACサーキットブレーカ(配線用遮断器)11と、AC/DC変換部12と、絶縁型のDC/DC変換部13を備えている。
AC/DC変換部12はスイッチング素子を具備している。AC/DC変換部12において、商用電源から200ボルトの交流電力を、ACサーキットブレーカ11を介して入力してスイッチング素子を制御しつつ交流を直流に電力変換する。また、DC/DC変換部13において、AC/DC変換部12から直流電力を入力して電圧を調整して出力する。
AC/DC変換部12はスイッチング素子を具備している。AC/DC変換部12において、商用電源から200ボルトの交流電力を、ACサーキットブレーカ11を介して入力してスイッチング素子を制御しつつ交流を直流に電力変換する。また、DC/DC変換部13において、AC/DC変換部12から直流電力を入力して電圧を調整して出力する。
詳しくは、DC/DC変換部13は、DC/AC変換部(インバータ)13aと絶縁トランス13bと整流器13cを備えている。DC/AC変換部(インバータ)13aはスイッチング素子を具備している。DC/AC変換部13aにおいてAC/DC変換部12から直流電力を入力してスイッチング素子を制御することにより交流を生成して絶縁トランス13bを介して整流器13cに送り、整流器13cにおいて整流される(直流にされる)。
このようにして電力変換した電力がダイオード14を介してケーブル40側に送られ、ケーブル40の正負の給電線を介して車載側の電池(車載電池)30に供給される。具体的には、50〜500ボルトの電圧で車両側の電池30に送られる。
ACサーキットブレーカ11は、電路に流れる過電流を検知して接点(スイッチ)を開けるようになっている。
本実施形態では、AC/DC変換部12とDC/DC変換部13にて電力変換機器が構成されている。
本実施形態では、AC/DC変換部12とDC/DC変換部13にて電力変換機器が構成されている。
車両側においてケーブル40の正負の給電ラインにはリレー31,32を介して電池30が接続され、リレー31,32を閉じることにより電池30に給電される(充電される)。リレー31,32は車両側コントローラ33により充電時に閉路するように制御される。
また、自動車用充電装置10は、電路開閉手段としてのACサーキットブレーカ(配線用遮断器)15と、電源装置としての直流電源回路16を備えている。直流電源回路16は、商用電源から200ボルトの交流電力を、ACサーキットブレーカ15を介して入力して、12ボルトの直流電圧を生成する。ACサーキットブレーカ15は、電路に流れる過電流を検知して接点(スイッチ)を開けるようになっている。
また、自動車用充電装置10は、充電器コントローラ17と車両通信コントローラ18を備えている。
充電器コントローラ17は直流電源回路16と接続され、直流電源回路16から12ボルトの直流電圧が供給される。車両通信コントローラ18も直流電源回路16と接続され、直流電源回路16から12ボルトの直流電圧が供給される。直流電源回路16は充電を行う際においてケーブル40中のDC12ボルト供給ラインを介して車両側コントローラ33等に接続される。なお、直流電源回路16の12ボルトの直流電圧はコントローラ17,18以外の補機にも供給される。
充電器コントローラ17は直流電源回路16と接続され、直流電源回路16から12ボルトの直流電圧が供給される。車両通信コントローラ18も直流電源回路16と接続され、直流電源回路16から12ボルトの直流電圧が供給される。直流電源回路16は充電を行う際においてケーブル40中のDC12ボルト供給ラインを介して車両側コントローラ33等に接続される。なお、直流電源回路16の12ボルトの直流電圧はコントローラ17,18以外の補機にも供給される。
充電器コントローラ17は、CPUとメモリを中心にして構成され、メモリに記憶されたプログラムに従ってCPUが作動する。充電器コントローラ(CPU)17は、電力変換機器としてのAC/DC変換部12とDC/DC変換部13のDC/AC変換部13aを制御する。充電器コントローラ17は電流検出器19による出力電流の測定結果を取り込んで出力電流をモニタするとともに電圧検出器20による出力電圧の測定結果を取り込んで出力電圧をモニタしている。また、電流検出器19による出力電流の検出結果および電圧検出器20による出力電圧の測定結果は表示器25に表示されるようになっている。
車両通信コントローラ18は、CPUとメモリを中心にして構成され、メモリに記憶されたプログラムに従ってCPUが作動する。車両通信コントローラ18と車両側コントローラ33とは充電を行う際においてケーブル40中の通信ラインにより接続される。車両通信コントローラ(CPU)18は、車両側コントローラ33から指令を受けて充電器コントローラ17に充電のための制御の指示を行う。
このようにして、車両通信コントローラ18、通信ライン、12ボルト供給ラインを用いて、通信制御や車両側への12ボルトの供給等が行われる。
自動車用充電装置10は、非常停止操作スイッチとしての非常停止ボタン21を備えている。非常停止ボタン21は、可動部21aが固定部21bに対し押下動作可能に支持されている。また、可動部21aが押下された状態において可動部21aが固定部21bに対し回動可能に支持され、非常停止ボタン21の押下状態から復帰動作可能となっている。
自動車用充電装置10は、非常停止操作スイッチとしての非常停止ボタン21を備えている。非常停止ボタン21は、可動部21aが固定部21bに対し押下動作可能に支持されている。また、可動部21aが押下された状態において可動部21aが固定部21bに対し回動可能に支持され、非常停止ボタン21の押下状態から復帰動作可能となっている。
非常停止ボタン21とACサーキットブレーカ11とは電気的に接続されている。そして、非常停止ボタン21によりACサーキットブレーカ11の接点(スイッチ)を開くとともに非常停止ボタン21によりACサーキットブレーカ11の接点(スイッチ)を再び閉じることができるようになっている。
具体的には、非常停止ボタン21の可動部21aを手動により図1中X方向に押下操作することにより電力変換機器における交流電力の入力段に設けられた電路開閉手段としてのACサーキットブレーカ11を開放状態にして非常停止状態にすることができる。また、非常停止ボタン21は、可動部21aが押下された状態において、可動部21aを図1中Y方向に回動操作することにより、非常停止ボタン21の押下状態から復帰することができるようになっている。この操作によりACサーキットブレーカ11の接点(スイッチ)を再び閉じることができる。
また、非常停止ボタン21は充電器コントローラ17のリセット端子17aと接続されている。そして、非常停止ボタン21が押下操作されると、非常停止ボタン21から充電器コントローラ17のリセット端子17aにリセット信号が出力されるようになっている。
同様に、非常停止ボタン21は車両通信コントローラ18のリセット端子18aと接続されている。そして、非常停止ボタン21が押下操作されると、非常停止ボタン21から車両通信コントローラ18のリセット端子18aにリセット信号が出力されるようになっている。
次に、このように構成した自動車用充電装置10の作用について説明する。
自動車用充電装置10の近くに電気自動車を停車させ、ケーブル40にて自動車用充電装置10と車両(電池30)とを接続する。
自動車用充電装置10の近くに電気自動車を停車させ、ケーブル40にて自動車用充電装置10と車両(電池30)とを接続する。
そして、図示しない充電開始スイッチを操作することにより電池30への充電が開始される。充電時においては充電器コントローラ17により電力変換機器(AC/DC変換部12、DC/AC変換部13a)の制御が行われるとともに、車両通信コントローラ18により車両側コントローラ33との通信等が行われる。
充電中においてシステムエラーが発生した場合、システムエラーに起因して非常停止ボタン21が押下される。具体的には、例えば、自動車用充電装置10が外部からノイズを受けてコントローラ17,18がシステムエラーを起こし、このシステムエラーにより大きな電流が流れ、表示器25における出力電流のモニタ値が大きくなり、非常停止ボタン21が押される。
非常停止ボタン21の可動部21aが押下操作されると、次のように作用する。
まず、非常停止ボタン21の可動部21aの押下操作に連動してACサーキットブレーカ11において電路が遮断状態になる。
まず、非常停止ボタン21の可動部21aの押下操作に連動してACサーキットブレーカ11において電路が遮断状態になる。
また、非常停止ボタン21の可動部21aの押下操作に伴ってコントローラ17,18のリセット端子17a,18aにリセット信号が送出される。これにより、コントローラ17,18がリセットされる。
このようにして、非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に連動してコントローラ17,18がリセットされる。
その後、非常停止状態が解消(例えば、表示器25における出力電流のモニタ値が小さい値を示す等)されることに伴い非常停止ボタン21の可動部21aが回動操作される。これにより非常停止ボタン21が押下された状態から復帰される。このとき、コントローラ17,18はリセットされているので、充電動作を行わせることができる。
その後、非常停止状態が解消(例えば、表示器25における出力電流のモニタ値が小さい値を示す等)されることに伴い非常停止ボタン21の可動部21aが回動操作される。これにより非常停止ボタン21が押下された状態から復帰される。このとき、コントローラ17,18はリセットされているので、充電動作を行わせることができる。
このようにして、非常停止ボタン21の出力信号を、充電器コントローラ17および車両通信コントローラ18のリセット端子17a,18aに送る(非常停止ボタン21の出力端子をコントローラ17,18のリセット端子17a,18aと接続する)。そして、非常停止ボタン21が押されたとき、コントローラ(CPU)17,18およびその他の補機への電源供給は遮断されることなくコントローラ17,18にリセットがかかることにより、コントローラ(CPU)17,18は、最初からスタートされる。これにより、万一、コントローラ17,18にシステムエラーが発生した場合にも、非常停止ボタン21が押されたことにより、システムエラー状態から復帰することができる。
詳しく説明すると、コントローラ17,18はACサーキットブレーカ11とは別のACサーキットブレーカ15を介した直流電源回路16から電源が供給されており、非常停止ボタン21が押されても電源供給が遮断されるわけではない。これは、非常停止ボタン21が押されても車両側コントローラ33との通信を行ったり補機を動作させる必要があるためである。しかし、コントローラ17,18にプログラムエラーが発生した場合に非常停止ボタン21を押しても電源がオフされないのでシステムエラー状態が継続することになり、非常停止ボタン21による非常停止状態の解除動作を行っても充電装置の動作を行わせることができない。ここで、非常停止ボタン21の操作に連動してコントローラ17,18にオフセット信号を送出してコントローラ17,18をオフセットすることにより、コントローラ17,18にシステムエラーが発生しても電源を入れた状態に戻され容易に復帰することが可能となる。
このように、コントローラ(制御装置)17,18にプログラムエラーが発生した場合にも、非常停止ボタン21を押すことにより、コントローラ17,18にリセットがかかり、動作を復帰させることが可能となる。
そして、非常停止ボタン21の可動部21aが回動操作され、非常停止状態が解除される。これにより、自動車用充電装置10のコントローラ17,18は充電動作を継続する。つまり、システムエラーの発生後に非常停止ボタン21が押されてリセット動作が行われ(システムエラーが解除され)、非常停止ボタン21の可動部21aを回動操作して非常停止ボタン21の押下状態を解除することにより、動作を再開して引き続き充電を行うことができる。
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に連動してコントローラ17,18をリセットするようにした。よって、万一、コントローラ(制御装置)17,18にシステムエラーが発生しても、非常停止ボタン21を押すことにより、容易に復帰することができるシステムを構築することができる。即ち、コントローラ17,18にシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる。
(1)非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に連動してコントローラ17,18をリセットするようにした。よって、万一、コントローラ(制御装置)17,18にシステムエラーが発生しても、非常停止ボタン21を押すことにより、容易に復帰することができるシステムを構築することができる。即ち、コントローラ17,18にシステムエラーが発生しても容易に復帰することができる。
(2)非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に伴ってコントローラ17,18のリセット端子17a,18aにリセット信号を送出することによりコントローラ17,18をリセットするようにしたので、容易にコントローラ17,18をリセットすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図1では非常停止ボタン21とコントローラ17,18のリセット端子17a,18aとを接続した。これに代わり、図2に示すように、非常停止ボタン21を、コントローラ17,18に電源を供給する直流電源回路16の再起動端子16aに接続してもよい。そして、直流電源回路16の電源再起動によるリセット、即ち、電源オンの状態から一度、電源オフの状態にされ、その後、電源オンの状態にされることにより、各コントローラ17,18は電源オン時の動作と同様に、最初から動作が開始される。
・図1では非常停止ボタン21とコントローラ17,18のリセット端子17a,18aとを接続した。これに代わり、図2に示すように、非常停止ボタン21を、コントローラ17,18に電源を供給する直流電源回路16の再起動端子16aに接続してもよい。そして、直流電源回路16の電源再起動によるリセット、即ち、電源オンの状態から一度、電源オフの状態にされ、その後、電源オンの状態にされることにより、各コントローラ17,18は電源オン時の動作と同様に、最初から動作が開始される。
このようにして、非常停止操作スイッチとしての非常停止ボタン21におけるACサーキットブレーカ11を開放状態にする操作に伴ってコントローラ17,18に電源を供給する電源装置としての直流電源回路16に再起動信号を送出する。そして、この再起動信号により、直流電源回路16においてコントローラ17,18への電源供給を一旦停止し再度行うことによりコントローラ17,18をリセットするようにしてもよい。これにより、コントローラ17,18を容易にリセットすることができる。
・上記実施形態では電路開閉手段としてACサーキットブレーカ11、即ち、配線用遮断器を用いたが、ACサーキットブレーカに代わり、電路開閉手段として、非常停止ボタン21に連動する開閉器を用いてもよい。
・非常停止操作スイッチとして非常停止ボタン(押しボタン)21を用いたが、これに代わり、スナップスイッチ等の他の構造の操作スイッチであってもよい。
・プラグイン(ワイヤ式)の電気自動車に適用した場合について説明したが、非接触式充電システムにおいて適用してもよい。
・プラグイン(ワイヤ式)の電気自動車に適用した場合について説明したが、非接触式充電システムにおいて適用してもよい。
・充電器コントローラ17および車両通信コントローラ18を非常停止ボタンの操作に連動させてリセットしたが、1つのコントローラで充電動作させる場合には当該コントローラを非常停止ボタンの操作に連動してリセットしてもよい。
10…自動車用充電装置、11…ACサーキットブレーカ、12…AC/DC変換部、13…DC/DC変換部、16…直流電源回路、16a…再起動端子、17…充電器コントローラ、17a…リセット端子、18…車両通信コントローラ、18a…リセット端子、21…非常停止ボタン、30…電池。
Claims (4)
- 交流電力を入力し電力変換して車載側の電池に供給するための電力変換機器と、
前記電力変換機器の制御を行うコントローラと、
手動操作により前記電力変換機器における交流電力の入力段に設けられた電路開閉手段を開放状態にする非常停止操作スイッチと、
を備えた自動車用充電装置において、
前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に連動して前記コントローラをリセットするようにしたことを特徴とする自動車用充電装置。 - 前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に伴って前記コントローラにリセット信号を送出することにより前記コントローラをリセットするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用充電装置。
- 前記非常停止操作スイッチにおける前記電路開閉手段を開放状態にする操作に伴って前記コントローラに電源を供給する電源装置に再起動信号を送出して前記電源装置において前記コントローラへの電源供給を一旦停止し再度行うことにより前記コントローラをリセットするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用充電装置。
- 前記電路開閉手段は配線用遮断器であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車用充電装置。
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2012
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