JP2013143784A - 系統連系用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧または特別高圧の系統に連係することのできる、コンパクトな構成で、パワーコンディショナと連係点との間に負荷が接続されるのを防止し、力率遅れのない系統連系用装置を提供する。
【解決手段】太陽光発電または風力発電の発電電力を既存の高圧電力系統に供給する系統連系用装置において、発電された直流電力を交流電力に変換するインバータとリアクトルを有するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナから出力される交流電力を高圧電力に変換する昇圧変圧器と、前記昇圧変圧器と既存の高圧電力系統の間に配置された遮断器を備え、前記パワーコンディショナ、昇圧変圧器、および遮断器を同一筺体内に配置したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば太陽光発電や風力発電などで得られる再生可能エネルギーを既存の電力系統に対して連係的に供給する系統電源連系用装置に関する。
近年、地球温暖化防止に向けたCO2削減の国際的な取組みなど環境保全意識の高まりを背景に、太陽光発電システムや風力発電システムの普及が拡大しつつある。太陽光発電システムにおいては、太陽の光エネルギーは太陽電池モジュールによって直流電流に変換され、この直流電流がパワーコンディショナのインバータによって交流電力に変換される。さらに、使用する電圧に合わせ昇圧する目的と、インバータからの直流分が系統に流出しないよう絶縁兼昇圧変圧器を介し低圧交流出力される。従来の余剰電力買取制度は、この交流電力を、各家庭や工場の低圧系統(200V〜400V)に連系し、自家消費分を超えた余剰電力を電力会社が買取るという制度である。
特許文献1(特開2010−273489号公報)では、低圧系統に連係する構成が記載されている。太陽電池からの直流電力をインバータによって交流電力に変換され、変換された交流電力を変圧器により200V〜400Vに昇圧され、この昇圧された交流電力を低圧の系統電源に供給される。また、特許文献1では、変圧器とインバータを同一の筺体に入れて小形化を図ったパワーコンディショナが記載されている。
また、従来の余剰電力買取制度とは異なる新たな買取制度である全量買取制度においては、各家庭や工場の低圧系統への連系ではなく、電力会社の高圧または特別高圧の系統に直結し発電電力全量の買取りが行われることとなる。
上記特許文献1に示される低圧系統に連係する構成をそのまま利用して、上記全量買取制度に適用する場合、図4に示す構成が考えられる。
図4において、太陽電池モジュール1で発電した直流の出力電力は、パワーコンディショナ15のインバータ3により交流電力に変換され、リアクトル4を経由して波形を正弦波にし、低圧変圧器18により低圧系統電圧に昇圧される。なお、この低圧変圧器18は系統との絶縁も兼ねている。低圧系統電圧に昇圧された交流電力は、電線5を通じて昇圧変圧器26に供給され、昇圧変圧器26で高圧または特別高圧に昇圧される。昇圧された高圧電力は、高圧を遮断するVCB(真空遮断器)7、高圧を開閉するDS(断路器)8、VCT(電力需給用計器用変成器)9、PAS(柱上気中開閉器)10を経由して高圧の電力系統11に連系される。VCT(電力需給用計器用変成器)9には、電力量計12が接続されており、電力系統への送電電力量が計測される。
ここで、パワーコンディショナ15は、スペースを要する低圧変圧器18を含むので筺体16に収納され、昇圧変圧器26およびVCB(真空遮断器)7、DS(断路器)8、VCT(電力需給用計器用変成器)9は、別の筐体17に収納され、両筺体16、17間は電線5で接続されている。なお、変圧器容量が300kVAまでの設備においては、VCB(真空遮断器)7、DS(断路器)8がない代わりに、図示しないLBS(気中負荷開閉器)の場合もある。また、VCT(電力需給用計器用変成器)9と電力量計12は、筐体17に収納されない場合もある。
特開2010−273489号公報
上記のように、特許文献1に示される低圧系統に連係する構成をそのまま利用して、上記全量買取制度に適用する場合、発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナの低圧系の設備と、低圧から高圧または特別高圧に変圧する変圧器や、高低圧開閉器、遮断器、継電器類、計器類などを収納する高圧系の変電設備とは、別々の設備であり別々の筐体に収納されている。そのため、全体として設備が大型となり、また、それぞれの設備で消費する電力損失や設備間の配線長が長くなることによる損失が大きく、連系点における発電効率低下の要因になっている。
また、売電する電力の位相を合わせるため系統電力の位相をパワーコンディショナに取込むが、低圧の系統ではパワーコンディショナの出力に近い位置に系統電力があるため取り込み易い状況にある。しかし、高圧の系統ではパワーコンディショナから離れた別設備に高圧の系統電力があるため取込み難く、また取込むには電線を長く引きまわす必要がある。さらに、電線を長く引きまわした場合、パワーコンディショナの出力と系統との連係点の間に負荷が接続され易く、特に回転機負荷が接続された場合、回転機のリアクタンス成分から連係点における力率に遅れが生じて損失が大きくなり、力率1の運転が困難となる。
本発明は、上記従来技術の欠点にかんがみ、高圧または特別高圧の系統に連係することのできる、コンパクトな構成の系統連系用装置を提供するものである。
また、コンパクトな構成とすることにより、パワーコンディショナと連係点との間に負荷が接続されるのを防止し、力率遅れのない系統連系用装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、太陽光発電または風力発電の発電電力を既存の高圧電力系統に供給する系統連系用装置において、
発電された直流電力を交流電力に変換するインバータとリアクトルを有するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナから出力される交流電力を高圧電力に変換する昇圧変圧器と、前記昇圧変圧器と既存の高圧電力系統の間に配置された遮断器を備え、前記パワーコンディショナ、昇圧変圧器、および遮断器を同一筺体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、さらに、前記遮断器の高圧電力系統側に接続した計器用変成器と電力量計を前記筺体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記パワーコンディショナはインバータが前記筺体の手前上部側に配置され、前記リアクトルが前記筺体の奥側下部に配置されたことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記筺体は複数の箱体で構成され、前記パワーコンディショナのインバータと前記リアクトルとを同一の箱体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記パワーコンディショナと前記昇圧変圧器とを同一筺体内で空間的に分離配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記筺体は複数の箱体で構成され、前記パワーコンディショナと前記昇圧変圧器を別個の箱体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記昇圧変圧器と前記遮断器とを同一の箱体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記筺体は複数の箱体で構成され、前記計器用変成器と電力量計とを同一の箱体内に配置したことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、さらに、前記筺体内の高圧電力系統の電力位相を検出して前記パワーコンディショナに供給する電力位相検出装置を筺体内に備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の系統連系用装置において、前記電力位相検出装置は、前記遮断器の高圧電力系統側の電線から電力位相を検出することを特徴とする。
本発明によれば、高圧の系統への系統連系用装置をコンパクトに構成することができ、電力損失を抑えて発電効率を向上することができる。また、連係点での力率遅れを防止することができる。
本発明実施例の系統連系用装置の構成を示すブロック図である。 同じく系統連系用装置の機器配置の実装図である。 同じくパワーコンディショナの電力位相の調整のブロック図である。 低圧の系統連系用装置を利用した考えられる高圧の系統連系用装置のブロック構成図である。
以下本発明の実施例について図面と共に説明する。図1は、本実施例の系統連系用装置の構成例であり、図4と同一部分には同一符号を付している。
太陽電池モジュール1で発電した直流の出力電力は、パワーコンディショナ2内のインバータ3により交流電力に変換され、リアクトル4を経由して波形を正弦波にした交流電力に変換される。交流電力は、導体(電線)5を経由して昇圧変圧器6に送電される。昇圧変圧器6は、パワーコンディショナ2から出力される低圧(例えば200V以下)の交流電力を高圧(例えば6.6KV)または特別高圧に変換する変圧器であり、絶縁変圧器の役割もしている。
昇圧変圧器6で高圧または特別高圧に昇圧された電力は、電線19、遮断器(VCB:真空遮断器)7、DS(断路器)8、電力線から電力量の信号を取出すVCT(電力需給用計器用変成器)9、PAS(柱上気中開閉器)10を経由して電力系統11に連系される。遮断器(VCB:真空遮断器)7は、高圧系統での短絡や地絡事故などの際に高圧系統から昇圧変圧器6とその接続電線を遮断して保護する。VCT9には、電力量計12が接続されており、電力系統への送電電力量(売電電力量)が計測される。
上記で、パワーコンディショナ2は低圧系統の装置を構成し、昇圧変圧器6からVCT9と電力量計12で高圧系統の装置を構成している。
電線で消費される電力損失は、電線長が長いほど大きく、導体5は極力短くする方が損失を低減できる。しかしながら、一般にパワーコンディショナ2はインバータ3などの電子部品で構成されており、塵埃、高湿度、高温度から保護する必要があるのに対して、昇圧変圧器6は塵埃、高湿度、高温度にさらされる屋外で使用されることもあって使用条件が異なることから、別々の筐体に収納されるのが通常であるため、配線距離を短くすることが困難である。特に、パワーコンディショナ2も昇圧変圧器6も発熱量が大きいために、筐体に収納する場合は筐体内の温度が高温にならないような冷却性能を備える必要がある。
そこで、本実施例では上記低圧系と高圧系の装置を同一の筺体に収納している。すなわち、図1で13は筺体であり、パワーコンディショナ2、導体5、昇圧変圧器6、VCB7、DS8、VCT(電力需給用計器用変成器)9、および電力量計12を収納している。なお、変圧器容量が300kVAまでの装置においては、VCB(真空遮断器)7、DS(断路器)8の代わりに、線路の保護と開閉を行う負荷開閉器(LBS:気中負荷開閉器)であってもよい。負荷開閉器は内蔵するヒューズによって線路を保護し、遮断器と開閉器(断路器)の役目を果たす。
なお、VCT(電力需給用計器用変成器)9と電力量計12は、筐体13に収納されなくてもよい。
次に、図1のブロック図の系統連系用装置の機器配置の実装を図2を用いて説明する。図2(a)は一部を切り欠いて示す正面図で、図2(b)は一部を切り欠いて示す側面図である。筐体13は、直方体の複数個の箱体13a〜13cを連結することにより構成されている。各箱体の境には壁がなく、また、各箱体の外壁はメンテナンスや設定時に各箱体を個別に作業し易いように開閉可能なドア構造になっている。
右側の箱体13a内には、パワーコンディショナ2が配置され、この箱体13aに隣接する箱体13b内には、昇圧変圧器6とVCB7とDS8が配置され、更に隣接する箱13cには、VCT9、電力量計12が配置される。箱体13aと箱体13bの上部には、換気扇14を設置し、パワーコンディショナ2および昇圧変圧器6から発生する熱を筐体13の外部に排気することにより筐体内部が高温にならないようにしている。全体の発熱量が少ないときは換気扇14の一方を省略しても良い。この場合、箱体13bの換気扇14を省略し、発熱量の大きいパワーコンディショナ2のある箱体13aの換気扇14を残す。
箱体13aに関しては、インバータ3をメンテナンスや設定時に作業者が作業を行い易いように箱体13の正面(前面パネル)の上部に位置させて配置するのが望ましいが、質量が大きいため重心が高くなってしまい地震時や輸送時の振動により機器が転倒してしまうなどの問題が考えられる。また、インバータ3には電子部品が多く実装されており、リアクトル4から発生する熱から保護する必要がある。
そこで、インバータ3を箱体13aの手前(前面)側上部に配置し、リアクトル4を奥側の下部床にインバータ3から離して配置することにより、リアクトル4から発生する熱が上方に対流する際にインバータ3の周囲を高温にしないようにしている。また、この配置により箱体13aの手前側と奥側で質量の偏りもなくすことができるため、振動に対して安定した配置となる。
箱体13bに関しては、昇圧変圧器6が床に設置され、VCB7とDS8が上方に吊下げて配置されている。発熱体である昇圧変圧器6は、箱体13aの隣にパワーコンディショナ2から離して設置されることにより、パワーコンディショナ2とリアクトル4の発熱と重ならないようにしている。昇圧変圧器6、VCB7およびDS8は、同一箱体13b内に近接配置されることになり、各部を接続する電線を短くすることができ、また、短絡や地絡事故などの際にこれら3個の機器を接続する電線(例えば図1で昇圧変圧器6とVCB7を接続する電線は19で示される。)と昇圧変圧器6の保護を図るのに適している。
このように、パワーコンディショナ2の主な熱源であるインバータ3とリアクトル4を熱干渉が低減されるように箱体13a内に配置し、かつ、パワーコンディショナ2と、同じく熱源である昇圧変圧器6を箱体13b内に空間的に分離配置することにより熱干渉を低減しつつ、同一筐体13内にコンパクトに収納することを可能としている。これにより各機器の間を接続する電線を極力短く接続することが可能となり電力損失を低減することが出来る。
箱体13cに関しては、電力線から電力量の信号を取出すVCT(電力需給用計器用変成器)9、電力量計12が上方に吊下げて設置される。電力量計12は表示が見易いように、箱体13cの前面のパネルに近接させて設置され、前面パネルには電力量計12の表示窓12aが設けられている。
上記筺体13の中で、箱体13aと13bに収納されている機器は、売電側によって管轄され、メンテナンス作業が行なわれる。また、箱体13cに収納されている機器は、電力会社によって管轄され、メンテナンス作業が行なわれる。
以上のように本実施例によれば、低圧系と高圧系の装置を同一の筺体に収納したので、据付け面積を小さくすることができ省スペース化が図れる。従来の装置においては、パワーコンディショナ2から昇圧変圧器26までの配線は現地で行われているが、本実施例のように、パワーコンディショナ2と昇圧変圧器6を同一の筐体13に収納することにより、予め配線した状態で現地に据付ることができ、据付時の配線接続作業工数を低減することができる。また、各機器を接続する電線を短くすることや、同一の筐体に収納することは、導体の材料である銅や筐体の材料である鋼の使用量を低減することになり省資源化にも寄与する。
また、図1に示すように、昇圧変圧器6とパワーコンディショナ2を一つの筐体に入れて構成した系統連系用装置とすることにより、従来の低圧系統電圧を作るための低圧変圧器が不要となり、パワーコンディショナ2のリアクトル4を経由した交流電力をそのまま昇圧変圧器6に送電することが可能となり、パワーコンディショナ部はトランスレスとなる。低圧変圧器はそれ自体で損失をもつものであり、この変圧器をなくすことにより損失を低減でき発電効率を向上させることができる。
なお、上記低圧変圧器は系統との絶縁の機能も有しており、上記低圧変圧器を不要とした為、この絶縁機能を昇圧変圧器6によって代用させるように工夫している。
図3は、複数の発電系統に対応する複数のパワーコンディショナの電力位相の調整のブロック図である。図1と同一部分には同一符号を付して示す。
図3において、20は複数の発電系統と昇圧変圧器を接続・遮断するスイッチ、21はVCB7とDS8の接続点に接続され、高圧系統の電力位相を検出する電力位相検出装置である。22は電力位相検出装置21から主力された位相をゲート回路23を通じてインバータ3にフィードバックするための出力位相調整装置である。インバータ3は検出された高圧系統の位相に合わせた位相の交流を発生して昇圧変圧器6に供給する。
この位相が検出されるVCB7とDS8の接続点は、筺体13内に配置されて他の負荷を接続させないように管理されているため、予期せぬ負荷が接続されることがない。したがって、この接続点から検出されるフィードバックに力率の遅れが生じることが少なく、より確実に受電点での力率1を実現することができる。
また、VCB7とDS8の接続点は、インバータ3と同一の筺体13内に配置されるため、高圧系統の連係点(受電点、供給点)の位相信号を筺体13内で容易に取り込むことができる。
なお、変圧器容量が300kVAまでの装置においては、VCB7、DS8の代わりに、線路の保護と開閉を行う負荷開閉器(LBS:気中負荷開閉器)を用いるが、この場合、負荷開閉器の高圧系統側から電力位相信号を取込む。
以上説明したように、本実施例によれば、太陽光発電及び風力発電の自然エネルギー発電を利用した系統連系用装置において、直流電源の直流電力を交流電力に変換する電力変換回路と、変換された交流電力を高圧商用電力に昇圧する昇圧変圧器、及び高圧の遮断、開閉機器を一つの筐体に入れて構成することで、コンパクトで電力損失を抑えて発電効率を向上することができる。また、連係点での力率遅れを防止することができる。
1…太陽電池モジュール、2…パワーコンディショナ、3…インバータ(電力換回路)、4…リアクトル、5…導体(電線)、6…昇圧変圧器、7…VCB(真空遮断器)、8…DS(断路器)、9…VCT(電力需給用計器用変成器)、10…PAS(柱上気中開閉器)、11…高圧電力系統、12…電力量計、12a…表示窓、13…筐体、13a、13b、13c…箱体、14…換気扇、15…パワーコンディショナ、16…従来考えられるパワーコンディショナ用筐体、17…従来考えられる系統連系装置用筐体、21…電圧位相検出装置、22…出力位相調整装置、23…ゲート回路、26…従来の低圧変圧器。

Claims (10)

  1. 太陽光発電または風力発電の発電電力を既存の高圧電力系統に供給する系統連系用装置において、
    発電された直流電力を交流電力に変換するインバータとリアクトルを有するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナから出力される交流電力を高圧電力に変換する昇圧変圧器と、
    前記昇圧変圧器と既存の高圧電力系統の間に配置された遮断器を備え、
    前記パワーコンディショナ、昇圧変圧器、および遮断器を同一筺体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  2. 請求項1に記載の系統連系用装置において、
    さらに、前記遮断器の高圧電力系統側に接続した計器用変成器と電力量計を前記筺体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  3. 請求項1または2に記載の系統連系用装置において、
    前記パワーコンディショナはインバータが前記筺体の手前上部側に配置され、前記リアクトルが前記筺体の奥側下部に配置されたことを特徴とする系統連系用装置。
  4. 請求項3に記載の系統連系用装置において、
    前記筺体は複数の箱体で構成され、前記パワーコンディショナのインバータと前記リアクトルとを同一の箱体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の系統連系用装置において、
    前記パワーコンディショナと前記昇圧変圧器とを同一筺体内で空間的に分離配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  6. 請求項5に記載の系統連系用装置において、
    前記筺体は複数の箱体で構成され、前記パワーコンディショナと前記昇圧変圧器を別個の箱体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  7. 請求項6に記載の系統連系用装置において、
    前記昇圧変圧器と前記遮断器とを同一の箱体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  8. 請求項2に記載の系統連系用装置において、
    前記筺体は複数の箱体で構成され、前記計器用変成器と電力量計とを同一の箱体内に配置したことを特徴とする系統連系用装置。
  9. 請求項1に記載の系統連系用装置において、
    さらに、前記筺体内の高圧電力系統の電力位相を検出して前記パワーコンディショナに供給する電力位相検出装置を筺体内に備えたことを特徴とする系統連系用装置。
  10. 請求項9に記載の系統連系用装置において、
    前記電力位相検出装置は、前記遮断器の高圧電力系統側の電線から電力位相を検出することを特徴とする系統連系用装置。
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